back namber

2008年(平成20年)12月
戻る
2008年12月7日(日) 2330号
硬工具協会創立60周年
記念行事に300名が参集
式典と祝賀会盛大に

 超硬工具協会(理事長=吉村寛範氏・三菱マテリアル常務)は、1948年(昭和23年)の創立以来、今年で60周年を迎えた。これを記念し、11月13日午後3時30分より東京都千代田区丸の内の東京會舘・丸の内本館において記念式典と祝賀会が開催され、来賓はじめ会員、OBなど約300名が参加した。式典では、協会功労者の表彰も行われた。
 式典は、御園一郎専務理事の司会進行のもと、生悦住望副理事長(ダイジェット工業会長)の開会の辞で始まった。
 吉村理事長は式辞で「超硬工具協会は昭和23年4月10日に誕生いたしました。当時の超硬工具の生産重量はわずか27トン。昭和47年には1000トン台となり、昨年の平成19年度は6191トンまで増加し創立時の230倍の成長を遂げております。超硬工具協会では自主統計を公開しておりますが、足元の出荷額は昨年度まで6年連続の前年度増。5年連続過去最高を記録し、バブル期最高でありました平成2年度の2222億円に対し、19年度は3572億円と61%増えております。会員も増加しておりますので、単純には比較できませんが、マーケットは海外を中心に着実に拡大していると申し上げられます。また、会員数におきましても、50周年時と比較して正会員、準会員、賛助会員を含め11社増の63社になるなど、順調に発展を遂げてまいりました。日本の超硬工具の発展の歴史は、他の産業と同様に、戦後の日本経済の成長と同じ軌道を辿ってまいりました。日本人はモノづくりにこだわりを持つ匠の民族といわれております。その匠の民族に使用される工具を開発製造する我々日本の超硬工具メーカーは、多く誇りと使命感を持って相互に尊重し合い、切磋琢磨しながら業界の発展に努めてまいりました。その成果が当協会の姿につながっていると思います。今日に至る歴史の中で、個々の企業の発展はもちろん、業界全体の発展に尽くされた諸先輩のご尽力、そのご功績に改めて頭が下がる思いです。当協会が抱える課題は、時代とともに変遷してまいりました。足元では、環境、資源、リサイクルが会員各社に共通する課題といえます。環境におきましては、当協会は環境委員会を運営し、昨年度から生産財ではほとんど前例のない環境調和製品認定制度の運用を開始いたしました。各会員の環境意識の高揚を図っております。また、タングステンの安定調達やリサイクルにつきましては、それぞれの企業が取り組む課題もありますけれど、メーカーの枠を越えて取り組むべき課題であることから、行政当局や公的機関のご支援をいただきまして、リサイクルの増強策やタングステンに代わる代替材料の開発を研究しております。また、リサイクル推進のための啓蒙活動も実施しております。超硬工具を取り巻く環境は、米国サブプライム問題に端を発した世界的な金融危機によりまして、景気減速から世界的な景気後退の様相を呈するなど一段と厳しさが増しております。日本の製造業は、平成バブル期の失われた10年から緩やかではありますが着実に復活の軌道を辿り、ここ数年は米・欧の景気拡大、さらにはBRICs(ブリックス)の発展などの恩恵を十分に受けてまいりました。しかしながら世界的な景気後退で、超硬の出荷額は7年振りに前年比減なる公算が大きくなってきております。確かに景気は下振れリスクをはらみながら大変厳しい時期を迎えておりますが、一方で時代の課題であります省資源、省エネ、環境をキーワードとした製品開発は、正に日本のメーカーがもっとも得意とする分野であります。また省資源に貢献することは、我々にとって長寿命ですとか高性能といった、製品の開発、販売につながるものであります。危機を機会に変えるため、当協会会員メーカーはより高い品質の製品、高性能の品質を提供することで相互に切磋琢磨しながら、新しいマーケットに挑戦してまいります。お客様の生産性向上、コストダウン、機械加工の分野での新しい技術の実現に、厳しい時期ではありますが積極的に取り組んでいきたいと思っております。先日、JIMTOF2008が開催され、盛況のうちに終了いたしました。それぞれの特徴を生かした新製品が展示されており、日本のモノづくりの根幹を支える、我々の業界の姿に心強くも感じました。景気後退の中で来場者数が心配されましたが、前回よりも2日間期間が短縮されたにもかかわらず、8.8%来場者が増えたと聞いております。景気後退時にこそ、お客様が我々加工技術のプロに対し期待するものが多いことを実感いたしました。厳しい環境が続きそうです。我々が活躍する機会はむしろ多くなってきたのではないかと思います。創立60周年を機に、当協会に対する関係各位の皆様のご指導ご鞭撻を心からお願いいたします」と述べた。
 来賓並びに理事の紹介が行われ、来賓の米村猛経済産業省製造産業局産業機械課長と中村健一日本工作機械工業会会長よりそれぞれ祝辞が述べられた。
 続いて、物故者に対しての黙祷、祝電披露があり、表彰式に移った。
 表彰式では、経済産業大臣表彰2名、超硬工具協会理事長表彰5名が表彰されたほか、超硬工具協会理事長感謝状が20名に授与され、受賞者を代表して森清富士精工会長(超硬工具協会理事長表彰)が「資源のない日本が将来にわたって繁栄を保つためには、モノづくり産業の発展しか考えられません。超硬工具協会がより一層前進し躍進することは、国家の将来の原動力といって過言ではないと思っております。各社の特徴を尊重して切磋琢磨し、業界全体が全世界にわたって飛躍発展することを心から祈念し、御礼の言葉とさせていただきます」と謝辞を述べた。
 鴻野雄一郎副理事長(アライドマテリアル社長)の閉会の辞で式典を終了した。
 このあと会場を移して記念祝賀会が開かれ、OBも数多く参加して協会の歴史を振り返りながら和やかに60周年を祝った。

合成管部会で市場動向など
1月15日賀詞交歓会
静岡県管工機材商組合11月定例理事会開催

 静岡県管工機材商組合(理事長=伊藤捷三氏・沼津管材社長)では、11月7日午後3時より静岡市内のマイホテル竜宮において「11月定例理事会」を開催し、各種審議事項のあとは、「合成管部会」を行いブリヂストンIPG静岡支店の担当者より、「樹脂管市場の動向や住宅暇疵担保責任履行義務」等について研修した。
 当日審議された議案は次の通り。
▽第1号議案=愛知組合第27回管工機材展見学報告の件
 10月2日から4日に開催された愛知組合主催の展示会を最終日の10月4日(土)にバス2台(1台は村松商店専用)をチャーターして見学した。参加者は村松商店55名と組合員42名の97名に上った。
▽第2号議案=新年賀詞交歓会開催の件
 1月15日(木)に静岡グランドホテル中島屋で開催する。
 当日の役割分担についても内定した。
▽第3号議案=その他
 @賛助会員の申し込みがあり、SMC静岡営業所の加入を承認した。
 A10月17日開催の管機連地区代表者会議での夏季休暇申し合わせ8月13日〜14日が決まった。また、第46回通常総会は6月18日(木)グランドアーク半蔵門で開催する。
 以上で審議事項を終え、引き続いて「合成管部会」に移り、「樹脂管の推移状況や住宅暇疵担保責任履行」につい解説する一方、ブリヂストンの「給水・給湯」「空調」配管システムの「プッシュマスター」について研修した。
 「樹脂管の推移状況」では、一戸建住宅の水道管は樹脂管が一般的となり、鉄管のようなねじ切りの必要もなく、施工が容易であるうえ赤水問題の心配もないことで右肩上がりに推移している。また、屋内のガス配管でも継手の要らないフレキシブル配管の普及も著しい。さらに、平成7年の阪神淡路大震災では、旧来のねじ込み式の鉄管継手は柔構造を持たず被害が大きかったことも、その後の配管システム全般について、より耐震性の高い素材へと需要がシフトしている。
 「住宅暇疵担保責任履行の義務化について」では、平成21年10月1日以降に引き渡される新築住宅より、住宅暇疵担保責任履行のための資力確保措置が義務化された。これにより事業者への保険への加入または供託を義務付けるもの。これにより事業者の倒産等による救済を行うことができる。
 「プッシュマスター」は、ポリブデン管とワンタッチ継手で構成された配管システムで、@内面シール構造の採用でパイプ外面傷の影響低減、A特殊ロックリングによる差込力の大幅低減、Bサポートスリーブ挿入不要による施工性の向上、C全接続部に完全透明カバーを採用し、差込状態の目視確認可能などの特長を備えている。中越地震被災地での仮設住宅の際の、配管作業の省力化と施工品質の確実性が評価され、大半の給水給湯配管に採用された。その結果、配管工事は短期間で終了した。また、樹脂製コネクターやヘッダーの製品供給も可能となり、今までの地域限定販売から、全国販売へと拡大することになった。
 部会の後は、情報交換を行い、トヨタ自動車の9月中間連結決算の発表によると、売上高は前年同期比6.3%減の12兆1904億円、営業利益54.2%減の5820億円と、中間決算としては平成11年以来9年振りの減収減益となったことが取り沙汰され、市場の低迷が今後も続くとすれば、3月連結決算の営業利益は当初の1兆6000億円から6000億円と、前期比73.6%の大幅減益となる見込みとなっている。超優良企業として日本経済を牽引してきたトヨタの想定外の結果に皆一様に困惑していた。

ISO14001取得に向けキックオフ研修
認知症サポーター養成講座
マルマン商事社員62名が参加

 マルマン商事(社長=鈴木俊雄氏、本社=名古屋市中区正木2―8―16)は、11月8日午前10時より名古屋市中区錦の東京第一ホテル錦において、ISO14001のキックオフと認知症サポーター養成講座を実施した。当日は、本社及び各営業所の社員62名が参加した。
 冒頭、鈴木社長が「アメリカの金融危機を発端に世界経済が恐慌という形になっており、あのトヨタ自動車でも前年対比4分の1しか利益が出ないということです。またそれが悪いニュースとなり、トヨタショックとなって世界中を駆け巡った。当然トヨタが悪ければ、周りの産業も悪くなります。マルマン商事もご他聞にもれません。これから悪い1年か2年が続く、厳しい時代になると思われます。こんな時こそ皆さん一つとなって、一人も欠ける事なく、この2年を過ごしていきたい。本日は2つのテーマがあります。まず最初に、ISO14001の企業の環境方針を宣言して、その方針に向かって始動する。ISO14001取得は1年がかりになると思われます。後半は、認知症サポートセミナーを行います。良いことを率先してやっていくということの現れです。今後も色々なことを他社よりも早く行っていくことを目指していきたい」と挨拶。
 ISO14001については北原環境管理責任者より概要説明があり、環境配慮型企業を指向して2009年の認証取得に向けスタートを切った。
 続いて、社会福祉士の吉川琢夫氏(名古屋市中区地域包括支援センター)を講師に、認知症サポーター養成講座を行った。
 このセミナーの目的は、たとえ認知症になっても、これまでどおり穏やかに、安心して暮らすことができるよう、認知症の人と家族を応援し支援する「認知症サポーター」を育成するもの。地域社会の一員として貢献できる社員の育成を目指し行われた。
 講座では、▽老化と認知症の違い▽認知症は脳の病気▽認知症介護について▽認知症の人と接するときの心構えなどをポイントに解説され、受講後、講座の修了者に「認知症サポーター」認定のバッヂが渡された。

桂三枝師匠が記念講演
創業50周年記念式典開催
イトウ 取引先ら330名が参集

 管工機材・住宅設備機器専門商社のイトウ(社長=伊藤辰之氏・本社=名古屋市北区紅雲町44―1)は、昭和33年(1958年)創業以来今年で50周年を迎え、11月5日午後4時30分より、名古屋市中区栄のヒルトン名古屋において「創業50周年記念式典(感謝の集い)」を開催した。式典は講演会と祝賀会の2部構成で、同社の得意先、仕入先など関係者330名余りが出席して盛大に行われた。
 第1部の講演会は、関西落語を代表する桂三枝師匠を講師に迎えての記念講演。
 三枝師匠は「50年間、時代の流れに合わせて変化して続けられ、ますます大きくなっていくということは大したことだと感じています。ダーウィンが『生き残るのは、強い種、数の多い種ではなくて、時代とともに変化していく種だ』と言っていますが、私もそう思います。私は『新婚さん いらっしゃい』という番組を39年続けておりますが、一人の司会者で続けるというのは非常に珍しい。その間、色々変化しています。始めのころは職場恋愛や見合いが多かったが、今は合コンやネットで知り合うというように変化している。始めはこんなに続くとは思わなかった。目の前にあること一つ一つを一生懸命やってきたら続いた。また、この番組は全く演出もなく、その場で初めて出演者と会う。ありのままの姿です」と語り、番組の裏話なども披露した。
 「物事が続くということは、非常に厳しいものです。時代の変化を読み取っていくことが大事。そして健康ということも大事です。どんなに素晴らしい才能を持っていても、体を害すると何もできない。健康であるために一番大事なものは、気持ちの切り換え。笑っていただくことです。笑うということは、NK(ナチュラル・キラー)細胞が活性化され、癌細胞を抑えることができる」とし、最後に「笑いこそ長生きの源です」と締めくくった。
 講演会の後は会場を移して第2部の祝賀会が開かれ、伊藤社長は挨拶で「本日はご多用の中、大勢の方にイトウの創業50周年記念感謝の集いにご出席いただき誠にありがとうございます。50年前の昭和33年に、ここにおります伊藤会長夫婦が会社を興しまして以来、50年経ちました。その間多くの皆様に支えられ、ここまで来られたと思っております。皆様に感謝申し上げます。コツコツと信頼を積み重ねることと、人から好かれることが大切だと、会長は常日頃言っております。これからもこのことを続けていきたいと思っております。もともと、会長も私も派手なことはあまり好きではありません。しかし、今まで周年行事も一切やっておりませんし、配送センターができたときの落成式なども行っておりませんので、50周年は皆様への感謝の気持ちを表すためにこの会を行うこととなりました。今年度は50周年を記念して5つのイベントを用意いたしました。6月にゴルフコンペ、7月にハワイ旅行、9月に上海旅行、9月にボウリング大会、そして本日のパーティーです。今、100年に一度の世界的不況となってまいりましたが、こうして皆様に多数ご参集いただきましたことを感謝申し上げます。本日は皆様に楽しんでいただきたいということで、社員のアトラクションも準備されているようですが、私も何をするかは聞かされておりません。少し心配ですが皆様に笑っていただければよいかと思っております。イトウとしましては、メーカーさんのモノづくりと、建築現場、工場などユーザーさんの現場のモノづくり、両方のモノづくりの橋渡し役が一番大切な使命と思っておりますので、今後ますます皆様のお役に立てますように頑張ってまいりたいと考えています」と述べ、引き続いての愛顧・支援を懇請した。
 来賓祝辞では、家田利数家田管工社長が「社長の名前のように、昇竜(辰)の如くの勢いです。チームワーク良く前向きに取り組んでおられるイトウさんは、今後が楽しみです。イトウさんの輝かしい伝統と信用の上に立ち、今後一層のご発展をお祈りいたします」と、また福井道夫クリエイト社長が「ユニークな経営、差別化戦略でここまで大きく伸びてこられた。50年を礎に、60年、70年、100年と大きく成長されますことを祈念いたします」とそれぞれ祝いの言葉を述べて祝福。
 イトウの50年の歩みを紹介したビデオを見た後、杉本憲二荏原テクノサーブ社長の発声で乾杯し、祝宴に移った。
 祝宴は、イトウ社員によるアトラクションなどで大いに盛り上がり、午後8時前、橋本政昭橋本総業社長の中締めでお開きとなった。

第28回ボウリング大会
団体戦ベン、個人戦海造氏山信に栄冠
愛知県管工機材商協組130名が参加し盛況

 愛知県管工機材商業協同組合(理事長=伊藤辰之氏・イトウ社長)の福利厚生部(部長=祖父江秀雄氏・祖父江工業社長)主管による「第28回ボウリング大会」が、10月25日に“星ヶ丘ボウル”を会場に、組合員はじめ賛助会員ら130余名が参加して開催された。
 当日は、午前9時45分の受付締切り時間には全員が揃い、伊藤理事長の挨拶、前回第27回優勝者の優勝杯の返還式のあと、ボウリング場係員による競技ルール説明が行われ競技開始。
 会場は、家族連れの姿もあちこちで見られ、和やかな雰囲気の中でプレイが進められ、ストライクが出るたびに、拍手喝采で会場内はあちこちで声援が飛び交っていた。
 競技終了後は、軽食パーティと表彰式が行われ、団体戦はベンが2位に4ピン差の1444ピンで優勝を果たした。
 個人では、山信の海造大輔氏が563ピンで優勝した。
 入賞者は次の皆さん。
【団体の部】
▽優勝=ベン1444
▽2位=粟井機鋼1440
▽3位=荒木商事1419
【個人の部】
▽優勝=海造大輔(山信)563
▽2位=海野正裕(イトウ)538
▽3位=梅田昌伸(イトウ)530
▽ハイゲーム=梅田昌伸(イトウ)215
団体の部から粟井機鋼、ベン、荒木商事
団体の部から梅田、海造、海野の各氏

総受注高は前年比5.1%マイナス
内需前年比12.5%減、外需 前年比 8.6%増
日本産業機械工業会9月産業機械受注状況

 日本産業機械工業会がまとめた平成20年9月の産業機械受注状況によると、9月の総受注高は前年同月比5.1%減の6511億4000万円。このうち内需は同12.5%減の3907億2500万円、外需は同8.6%増の2604億1500万円となった。
 内需のうち、製造業向けは前年同月比21.4%減、非製造業向けは同6.2%減、官公需向けは同8.3%減、代理店向けは同2.0%減であった。
 内需で増加した機種は、鉱山機械(前年同月比35.0%増)、タンク(同77.5%増)、変速機(同44.1%増)、その他機械(同6.6%増)の4機種であり、減少した機種は、ボイラ・原動機(同4.6%減)、化学機械(同25.7%減)、プラスチック加工機械(同31.4%減)、ポンプ(同10.4%減)、圧縮機(同0.9%減)、送風機(同60.0%減)、運搬機械(同8.9%減)、金属加工機械(同58.4%減)の8機種であった。
 一方の外需は、9月のプラントは8件で前年同月比25.3%減の518億6300万円となった。
 外需で増加した機種は、ボイラ・原動機(前年同月比67.2%増)、変速機(同29.3%増)、金属加工機械(同268.2%増、約3.7倍)の3機種。減少した機種は、鉱山機械(同90.5%減)、化学機械(同12.0%減)、タンク(同78.1%減)、プラスチック加工機械(同17.0%減)、ポンプ(同29.4%減)、圧縮機(同23.2%減)、送風機(同2.1%減)、運搬機械(同4.8%減)、その他機械(同37.2%減)の9機種であった。
 機種別の動向をみると、ボイラ・原動機は外需の増加により前年同月比17.7%増となった。鉱山機械は外需の減少により同27.3%減、化学機械(冷凍機械を含む)は食品、石油・石炭製品、官公需、外需の減少により同21.1%減となった。タンクは外需の減少により同69.7%減、プラスチック加工機械は自動車、外需の減少により同22.6%減少した。ポンプは自動車、外需の減少により同17.1%減、圧縮機は外需の減少により同14.3%減となった。送風機は鉄鋼、電力、官公需の減少により同56.0%減、運搬機械は鉄鋼、卸・小売業の減少により同7.6%減となった。変速機は窯業土石、一般機械、その他製造業、外需の増加により同40.4%増となり、金属加工機械は外需の増加により同50.8%増となった。
平成20年度上半期
産業機械受注状況

 日本産業機械工業会は、平成20年度上半期(平成20年4〜9月)の産業機械受注状況をまとめた。
 上半期の受注総額は、前年同期比0.2%増の3兆2457億円で、年度上半期としては4期連続、年度半期としては8期連続で前年同期を上回った。
 内需は、前年同期比5.8%増の1兆8462億円となり、年度上半期としては6期連続、年度半期としては9期連続で前年同期を上回った。一方外需は、前年同期比6.4%減の1兆3994億円となり、年度上半期としては2期ぶりに、年度半期としては2期連続で前年同期を下回った。
 需要部門別受注状況は次の通り。
(一)内需
 @製造業
 化学、石油・石炭、情報通信機械向けが減少したものの、鉄鋼、電気機械向けが増加したことから、前年同期比13.6%増の8536億円となり、年度上半期としては6期連続、年度半期としては12期連続で前年同期を上回った。
 A非製造業
 鉱業、運輸、卸・小売向けが減少したものの、電力、その他非製造業向けが増加したことから、前年同期比8.5%増の5681億円となり、年度上半期としては3期連続、年度半期としては6期連続で前年同期を上回った。
 B民需計
 @とAを加算した民需の合計は、前年同期比11.5%増の1兆4218億円となり、年度上半期としては6期連続、年度半期としては九期連続で前年同期を上回った。
 C官公需
 運輸、国家公務、地方公務、その他官公需が減少し、前年同期比13.0%減の2604億円となり、年度上半期としては2期ぶりに、年度半期としては4期ぶりに前年同期を下回った。
 D代理店
 前年同期比3.5%減の1640億円となり、年度上半期としては2期ぶりに、年度半期としては2期連続で前年同期を下回った。
 なお、内需で増加した機種は、ボイラ・原動機(前年同期比27.7%増)、圧縮機(同4.6%増)、運搬機械(同2.3%増)、変速機(同4.9%増)、金属加工機械(同209.6%増)の5機種。減少した機種は、鉱山機械(同2.3%減)、化学機械(冷凍含む)(同16.9%減)、タンク(同0.3%減)、プラスチック加工機械(同13.5%減)、ポンプ(同21.3%減)、送風機(同51.2%減)、その他機械(同6.6%減)の7機種であった。
 (二)外需
 中東、ヨーロッパで増加したものの、北アメリカ、アフリカ、ロシア・東欧が減少したことにより、前年同期比6.4%減の1兆3994億円となった。
 なお、外需で増加した機種は、ボイラ・原動機(前年同期比31.9%増)、鉱山機械(同71.6%増)、圧縮機(同16.5%増)、運搬機械(同5.8%増)、変速機(同3.9%増)、金属加工機械(同21.1%増)の6機種。減少した機種は、化学機械(冷凍含む)(同32.1%減)、タンク(同73.8%減)、プラスチック加工機械(同22.9%減)、ポンプ(同25.3%減)、送風機(同55.3%減)、その他機械(同9.0%減)の6機種であった。

輸出契約高は前年比9.4%増
単体機械で前年比24.5%増加
日本産業機械工業会9月産業機械輸出

 日本産業機械工業会がまとめた平成20年9月の産業機械輸出契約状況によると、主要約70社の9月の輸出契約高は前年同月9.4%増の2498億6100万円となった。
 このうちプラントは8件、518億6300万円で、中東、北アメリカ、アフリカの減少により前年同月比25.3%減となった。
 単体は、前年同月比24.5%増の1979億9800万円。機種別にみると、ボイラ・原動機はアジアの増加により前年同月比90.1%増加。鉱山機械はアジア、中東、アフリカの減少により同94.0%減となった。化学機械はアジア、北アメリカ、ロシア・東欧の減少により同11.9%減少。プラスチック加工機械はアジアの減少により同16.5%減、風水力機械も中東の減少により同20.6%減となった。運搬機械はアジアの増加により同9.7%増加。変速機はヨーロッパ、北アメリカの増加により同28.3%増、金属加工機械も南アメリカの増加により同281.4%増(約3.8倍)とそれぞれ増加した。冷凍機械はヨーロッパの減少により同1.0%減少した。
 地域別構成比は、アジア51.2%、中東22.4%、南アメリカ9.2%、ヨーロッパ5.2%、北アメリカ4.1%、アフリカ2.8%となっている。
平成20年度上半期
産業機械輸出契約状況

 日本産業機械工業会は、平成20年度上半期(平成20年4〜9月)の産業機械輸出契約状況をまとめた。
 主要約70社の上半期の産業機械輸出は、中東、ヨーロッパで増加したものの、北アメリカ、アフリカ、ロシア・東欧が減少したことにより、前年同期比7.8%減の1兆3228億円となった(年度半期としては歴代3位の受注金額)。
 単体機械は、アジア、中東、ヨーロッパ、南アメリカの増加により、前年同期比12.1%増の1兆1449億円となった(年度半期としては過去最高の受注金額)。
 プラントは、アジア、中東、北アメリカ、南アメリカ、アフリカの減少により、前年同期比57.0%減の1778億円となった。
 機種別の動向をみると、ボイラ・原動機はアジア、中東、ヨーロッパの増加により前年同期比25.1%増加。鉱山機械はアジア、北アメリカ、アフリカの増加により同83.7%増、化学機械も中東の増加により同34.1%増となった。プラスチック加工機械はアジア、中東、ヨーロッパの減少により同23.3%減となった。風水力機械も中東の減少により同10.9%減少。運搬機械はアジアの増加により同20.9%増、変速機はアジア、ヨーロッパの増加により同3.4%増となった。金属加工機械はアジア、ヨーロッパ、北アメリカ、アフリカの減少により同31.1%減少。冷凍機械はアジア、中東の増加により同0.1%増となった。

サンドビッククラブ5周年記念
コンフェレンス2008開催
全国より1000名が参加

 サンドビック・コロマント事業部(社長=藤井裕幸氏、営業本部=名古屋市名東区上社1―1801)は11月1日午後1時より、東京都港区高輪のグランドプリンスホテル新高輪において「サンドビッククラブ・コンフェレンス2008」を開催した。この会議は、販売店・代理店営業マンの技術力向上などを目的とし2003年に設立された「サンドビッククラブ」の発足5周年記念行事として、JIMTOF2008(第24回日本国際工作機械見本市)の会期中に開催されたもので、会場には約1000名のクラブ員が参集した。
 冒頭、スウェーデン本社より来日したレナート・リンドグレン上級副社長は挨拶で「本日、サンドビッククラブ・コンフェレンスにまいりまして、サンドビッククラブ発足5周年をお祝いすることができ、本当に嬉しく光栄に思っております。また、サンドビッククラブ員の皆様には、日本でのサンドビックコロマントのビジネスに多大なるご貢献をいただき感謝申し上げます。皆様は非常に重要な役割を果たされており、ご貢献とサンドビッククラブの活動に対してはスウェーデン本社からも深く御礼申し上げます。ここに皆様にお集まりいただけたということは、日本でのサンドビックコロマントの存在の強さを示していると思いますし、皆様も同じ思いでいることでしょう。今日はこの会場に1000名の皆様にお越しいただいており、このことはサンドビックコロマントと皆様のパートナーシップがいかに強いかという証だと感じております。市場で競争力のある地位を築き、競争力のある皆様と強いパートナーシップを持つことは、現在のように世界経済が難しい状況では特に重要です。困難な時期に入っている時に、私共が勝つためのパートナーとして、皆様にお話をしておきたいことが数点あります。第一にサンドビックコロマントは、以前にも増して競争力をつけています。日本はもちろんのこと、世界でもマーケットシェアーを伸ばしております。2番目に、動きが激しい時期は、同時に成功を得る時期であるとも確信しております。私共は景気が悪化している時期でもマーケットシェアーを伸ばし続けます。3番目に、私共はこの様な状況下でも、研究開発を続けます。そして最後に最も重要な市場の一つである日本で投資を続けます。約250億円の宮城県瀬峰のコロマントキャプト製造などへの投資の決定もその一環です。また、愛知県にアプリケーションセンターを立ち上げ、自動車と航空機関係のお客様と共に最先端の加工ソリューションを開発していきます。サンドビッククラブ員のメンバーのこの5年間の多大なる貢献に感謝申し上げるために、このコンフェレンスに特別なプレゼントを用意いたしました。サンドビッククラブ員2名(ペアで計4名)の方にスウェーデンの旅をプレゼントいたします。この旅ではサンドビック本社及び有名なアイスホテルへお越しいただきます。当選者の方々には、サンドビックやスウェーデンをよりご理解いただけると確信しております。最後に、5年前にサンドビッククラブを発足した弊社の藤井に対して、また、サンドビッククラブをこの様な成功に導いてくれました皆様に対してお祝い申し上げます。重ねてではありますが、皆様の多大なるご貢献、功績に感謝申し上げると共に、皆様とのパートナーシップをさらに強めていきたいと思っております」と述べ、ケネス・スンド社長のビデオメッセージが上映された。
 続いて、藤井社長が挨拶に立ち、日ごろの愛顧に感謝の意を表したうえで、「本日はサンドビッククラブ5周年にこんなにたくさんお集まりいただき本当にありがとうございます。今、世界は経済環境におきまして非常に大変な時代に入ってまいりました。製造業を含めて大変な時代だと思いますが、大変という字は、大きく変わると書きます。従いまして、私共もこれから発想を大きく変えて、新たな世界にチャレンジしていきたいと思っている次第です。そして、本日お集まりのサンドビッククラブメンバーの皆様方におかれましても、新たな世界にチャレンジするという発想を持って取り組んでいただきたいと思っております。2004年に初めて第1回のサンドビッククラブの集いを、ちょうどこの東京でJIMTOFの期間に行ったわけです。この時はスウェーデンからケネス・スンド社長がまいりました。2005年になりますと、研修制度に新たにスペシャリストコースが加わりまして、さらに上のレベルにチャレンジすることが始まりました。昨年の2007年には、販売力育成研修コースを開始。工具を売るには、やはりお客様から信頼をいただかなければならない。そのためには技術が大切だということからスタートいたしました。スタートした翌年には、約600名の方がサンドビッククラブに入っていただきました。その後、約1年11カ月後に1000名を突破。そして今年、4年9カ月でついに2000名を突破いたしました。当初は少ないメンバーでしたが、これだけ我々のメンバーが増えたという記念も含めまして今回、この様な盛大なコンフェレンスを開催させていただきました。サンドビックがどの様な位置づけで考えているかというと、私共にとって一番大事なのが、どうやってお互いに協力してやっていくかということです。販売店さん、あるいは代理店さんと一緒になって、お客様のところに我々の本当の意味の商品を届ける。これが私の8年前(入社時)の信念にあったわけです。私共の社員も十分に理解してくれました。そして今現在、この様に皆様と一緒になって、私共サンドビック製品の良いところを見つけていただいて、またそれを必要とするお客様に届ける、これが私共と販売店さんの協力関係だと思います。そして最終的には私共のエンドユーザー様を巻き込んだ四位一体の体制ができると信じております。我々が今行っているPIP(生産性改善活動)は非常に重要なセールスツールとして続けていきたい。そして皆様方にとって我々を使っていただく優位性は、世界の先端技術、あるいは情報を日本のお客様に提供できるという強みを持っていること。色々な分野で私共の製品が使われている。世界の切削技術を皆様を通して日本のお客様に提供できる。我々は世界最大の加工技術のデーターバンクであります。最後になりましたが、私共の世界ナンバーワンブランドの誇り、これを皆様方と一緒に共有したい。最先端の開発技術を持ち、そこから色々な新製品が毎年出てまいります。特許に至りましては、世界でトップの特許数を誇っております。新製品がこれからも続々と出てまいります。確かな品質と信頼性、これは非常に重要でございます。瀬峰工場の最終拡張工事が終われば国内でも最大級の工場になると我々は考えております。それから充実した流通サービス、即納体制、そして私共は今年から業界初の試みとして24時間体制で技術サポートを開始。私共の技術者がこれに対応します。さらに本日お集まりのサンドビッククラブ員の皆様と連携を取って、最高のスタッフを揃えた体制でお客先に臨めると自負しております。皆様の絶大なるご協力、我々に対するアドバイス、綿密なコミュニケーションが必要だと思いますので、これからも是非ご協力をお願いいたします」と語った。
 この後、片山和也氏(船井総合研究所戦略プロジェクト本部チーフコンサルタント)を講師に「売上を2倍に上げる、生産財営業のテクニック」と題したセミナーが約1時間にわたり行われた。片山氏は「厳しい時期には提案営業をしていかなければならない。自ら商談を作ること、それと新規開拓に積極的に取り組んでいかなければならない」と指摘。「生産財は価格競争だけでなく、生産性向上の提案であったり、人間関係で商売ができる業界。ニーズを顕在化させる提案営業をすること」と語った。また、営業マンが夢とロマンを持ち、高いモチベーションを持って営業することが大切とも話し、参加者は熱心に聞き入っていた。
 セミナーの後は、別室でJIMTOFに出品された商品、スウェーデンを紹介するコーナーなどを見学。再度会場を大ホールに戻して、エレキバイオリンなどを用いクラシックを軽快に演奏する「ブラックヴィーナス」のコンサートを楽しんだ。
 最後に、スウェーデンアイスホテルへ行くツアーの抽選が行われ、幸運な2人が選ばれた。

板東英二氏招き特別講演
全国KVK会総会を開催
KVK 全国から会員600余名集う

 全国KVK会(会長=五十嵐一郎氏・五美社長)では、11月5日午後2時より横浜市西区みなとみらいの“横浜ロイヤルパークホテル”を会場に「全国KVK会総会」を開催した。総会には全国各地から600余名が参集し、総会のあとは、野球評論家、タレントでお馴染みの板東英二氏による「特別講演」や、連続ヒットと国民的ヒット曲により、女性演歌歌手として不動の地位を築いた八代亜紀による「豪華歌謡ショー」を満喫し、翌日は、3大大仏の一つとして有名な鎌倉大仏、鎌倉幕府の宗社として鎌倉の町づくりの中心となった鶴岡八幡宮を参拝した。
八代亜紀ディナーショー
鎌倉大仏などを見学

 総会当日は、午後1時過ぎの受付と同時に、北は北海道から南は九州に至る会員等が次々にホテルに参集し、暫し休息したあと午後2時から「総会」に臨んだ。
 総会は、KVK営業管理部の西川氏の司会進行、全国KVK会副会長の鹿間良一氏(鹿間住器社長)の「ただいまより全国KVK会平成20年度総会を開会いたします」との開会の辞で開会。
 挨拶に臨んだ五十嵐会長は、遠路のところを参集して頂いた会員諸氏に対してお礼を述べる一方「我々建設業界を取り巻く環境は、耐震偽装にはじまる確認申請で一時期は半減するような時もありましたが、これも終息し回復されると期待していましたがサブプライムローン問題を背景にアメリカ経済の減速、原油高、株価や為替レートの変動等による新築着工の減少などで、世界の金融システムが危機に直面しており、これにより不動産へのマネーの注入が急減し、デベロッパーの相次ぐ倒産で実体経済へも大きな影響を及ぼし、また銀行の貸しはがし、貸し渋り等が中小企業の経営を圧迫し、倒産や廃業に追い込まれているのが現状です。今後暫くは回復基調が望めないと思います。このまま何もしなければ企業が成り立たなくなります。政府の景気対策や誰かが何とかしてくれるという他力本願では生き残ることは難しい状況にあると思います。自分の企業をどう舵取りし、生き残りへの道を自ら開いて行かなければいけない大事な時だと思います。このような厳しい環境の中KVKさんにおかれてましては、お客様に選ばれる水周り空間創造企業を目指し創業以来70周年を迎えられました。幾多の困難を乗り越えられた弛まない企業努力と本日お集まりの全国会員様の販売力があったからこそできたものだと思います。また今年3月から喜多村合金製作所が今年2月末をもって事業を撤廃し、その後も商品供給、アフターサービス等をKVKさんが引き継いで新生KVKさんとしてスタートしておられます。これにより相互の優れた技術、販売網の構築によりシナジー効果が発揮され、業績を回復されています。このように勢いのあるお会社の製品を扱うことは我々販売店にとっても商売に弾みがつきます。どうか今後ともお客様に選ばれる新しい商品開発をしていただき、我々販売店と一体となって厳しい環境を乗り越え、80周年、100周年を販売店とともに迎えられることを確信しております」とあいさつ。
 引き続いて、KVKの北村和弘社長が挨拶にたち、日頃の拡販に対して感謝を述べる一方「お陰様で創業70周年を迎えることができました。70年の間には山あり谷ありといろんなことがありましたが何とか無事に70年を迎えることができました。これも偏に皆様方のご愛顧の賜物と厚くお礼申し上げます。またこの3月に新生KVKとして新たなスタートを切ることができました。今までライバルでありました喜多村合金が事業継続が困難になったということで、事業を譲渡することになり最終的に私どもが譲り受けました。かつては両社ともよきライバルとして切磋琢磨して伸びてまいりましたが、強烈な競争が災いして、結果として喜多村合金が市場から去ることに至った次第です。この3月に新生KVKとしてスタートしやっと軌道に乗りつつあります。その相乗効果が表れ中間決算では、なんとか売上、利益ともに当初目標に到達できました。これも皆様方の温かいご支援のお陰と感謝いたしております。これからも相乗効果を営業面においても、技術開発においても発揮して、皆様方にご期待して頂けるメーカーとして発展していきたいと考えております」と結んだ。
 次いで、五十嵐会長を議長に推挙して、直ちに議案審議に移った。
▽第1号議案=平成19年度会計報告
▽第2号議案=平成19年度会計監査報告(会計監査=平野泰陽氏・平野商会社長)
▽第3号議案=平成20年度事業計画
 以上を慎重審議し何れも承認可決された。
 引き続いて、全国北村会連合会副会長・関西北村会会長の束田俊夫氏(ミヤコ相談役)が祝辞を述べ「ご承知の通り私たちの経営環境は非常に厳しいものがあり、これをどのように切り抜けていくかが最大の関心事だと思います。そうした中でKVKさんが創業70年という記念すべき年に、ライバルでありました喜多村合金の事業を譲り受けまして新生KVKとして新たなスタートを切られました。中間決算の数字を拝見しますと大変素晴らしい業績を上げられ、通期の見通しについても大変立派な業績を上げられる予想をしておられます。私どもとしても大変心強い感じがしております。これからもKVK製品を一生懸命に拡販してまいりたいと思います」と結んだ。
 引き続いて、全国KVK会副会長の青原忠宏氏(日本パイプ社長)の閉会のあいさつで総会を終え、KVK役員、社員の紹介、また、「KVK70年のあゆみ」と題して、KVK並びに全国KVK会の歴史を放映したあと特別講演に臨んだ。
 特別講演では、野球評論家、タレントとして幅広い活躍をしている板東英二氏を講師に招聘して、「板東英二のがむしゃら人生」を演題に解説してもらった。
【講演要旨】
 引揚者として徳島県板東で幼少を過ごす。物資の貧しいなか、布切れで作ったクラブとボールで野球を始める。昭和33年夏の甲子園で死力を尽くして戦った魚津高校との延長戦、鳴り物入りの球界デビューでドラゴンズ入団(契約金2000万円・現在の価値で5〜6億円)での王、長島との対戦、マウンド上から数多くの出来事が生まれ、彼の人生を形成していった。ユニフォームを脱ぎ多種多様な仕事をし、月日の流れとともに、気がつくと今度はボールをマイクに持ち替えていた。テレビの画面では伝わらない、がむしゃらに生きてきた人生を、楽しく、おかしく、飾らない言葉で語る。高校球児、プロ野球時代に活躍した貴重な体験談に耳を傾けた。テレビ番組の舞台裏などの話で笑いを誘い、会場は賑やかな雰囲気に包まれ、大盛況の内に終了した。
 板東英二氏は、1940年旧満州国生まれ。徳島商業高校在学中の甲子園準々決勝、対魚津高戦延長18回引き分け、翌日再試合の村椿投手との投げ合いは球史に残る。当大会奪三振83個の記録は現在も破られていない。卒業後は中日ドラゴンズ入団。投手として11年間(435試合)活躍、1979年引退。通算成績は77勝65敗、防御率2.89、オールスター3回出場。テレビ・ラジオ・映画・執筆と幅広く活躍。
 特別講演会の後は、暫しの休息を交えながら懇親会に移った。
 懇親会では、関西北村会幹事の川本茂人氏(川本第一製作所社長)のあいさつ、全国KVK会副会長の丸尾氣窮雄氏(丸尾興商社長)の乾杯音頭で一同乾杯をおこない祝宴。ホテル特製のフランス料理のフルコースに舌鼓を打ちながら、八代亜紀ディナーショーを満喫した。
 ディナーショーでは、代表的なヒット曲である「なみだ恋」「雨の慕情」「舟唄」「愛の執念」「愛ひとすじ」「もう一度逢いたい」など数曲を披露し、独特のハスキーボイスと、並外れた表現力・歌唱力で、多くのファンを魅了した。
 演歌の「歌姫」、120万枚の大ヒットとなった昭和48年の「なみだ恋」で第15回日本レコード大賞、歌唱賞受賞をはじめ、数多くの賞を受賞。昭和55年NHK紅白歌合戦では「雨の慕情」で大トリをつとめるなど、女性演歌歌手として不動の地位を築いた。ボランティア活動の一環として、1981年より女子刑務所の慰問公演を続け、2000年に日本全国全ての女子刑務所を制覇している。
 また、八代亜紀の担当マネージャーにスカウトされ、バイト先のシェフの優しさを歌った「シェフ」でデビューし、第39回日本有線大賞新人賞受賞した工藤慎太郎の「愛でいこうぜ」なども試聴した。
 翌日は、ホテルを午前9時に、鎌倉観光コースと横浜港周遊コースに分かれてバス11台を動員して、500人強の人員をそれぞれ目的地まで輸送した。
 鎌倉観光コースは、源頼朝によって鎌倉幕府が置かれた鎌倉の象徴的存在である、「鎌倉大仏」(鎌倉で唯一の国宝仏・高さ約12m、体重120tの青銅製、奈良の大仏より一回り小さい)、「鶴岡八幡宮」(源氏再興の旗揚げをした頼朝公により、由比ヶ浜の八幡宮を現在地に遷し、鎌倉幕府の宗社として建立)を参拝した。
 横浜港周遊コースは、マリーンシャトル号に乗って船上から「横浜ベイブリッジ」、「本牧ふ頭」、「みなとみらい21」などを眺めながら横浜港内を周遊し、横浜中華街の「聘珍楼横浜本店」にて特別料理を堪能した。
【KVKの歩み】
 昭和14年名古屋市昭和区に北村鋳造所として創業、バルブコックの製造を開始、同24年給水栓の製造を目的として、北村バルブ株式会社設立、同33年JIS許可工場となる。同38年岐阜県黒野の現在地に給水栓製造一貫工場を増設、同41年初期の壁付混合栓発売、同56年お湯ぴた発売、同61年パワーセラミックス発売、平成元年飛騨工場を設置、中国大連に生産工場設立、同4年株式会社KVKに商号変更、同9年ISO9001認証取得、同12年ISO14001認証取得、同15年スーパーサーモ発売、同20年喜多村合金製作所及び関連会社のタツタマ、ロイヤル興産から給排水金具・継手事業の一部を譲り受ける。

今後も積極的に活動を
第34回通常総会開催
山信会 会員ら100余名参集

 山信会(会長=石川敏明氏・石川管工社長、山信と販売店・メーカーの集い)の「第34回通常総会」が、10月29日午後5時より富山県砺波市安川の“砺波ロイヤルホテル”を会場に、正会員並びに賛助会員ら100余名が参集して開催され、総会後は新会員を交えての懇親会を行い、互いに親睦を分かち合った。翌日は、観光組とゴルフ組に分かれて、秋の様相を日毎に深めている北陸路を楽しんだ。
埋没林やほたるいかを見学
ゴルフは神戸氏が優勝

 総会当日は、午後1時15分に名古屋駅西口を3台の貸切バスで一路富山を目指して出発。
 午後5時前に総会会場の砺波ロイヤルホテルに到着し、5時より通常総会に臨んだ。
 総会は、山信中営業部の宮崎次長の司会進行ではじまり、挨拶に立った石川会長は、出席方のお礼を述べたあと、「日本経済は、米国のサブプライムローン金融問題に端を発した世界同時不況のあおりを受けて、円高、株安、設備投資低迷で景気がどうなるのか分からない混沌とした状況に入っています。このような中では弛まない改革が勝ち残りのカギを握ると言われています。日本、中国、アジアなどの新興国が機関車となって世界を引っ張ることが欠かせないと思います。山信会におきましては、今後も積極的に活動してまいりたいと思います。本日は、会員、賛助会員さん合同のよい機会でもあり、情報、意見の交換をして頂きまして有意義な会として頂ければ幸いです」と挨拶。
 次いで、山信の小川社長が平素の拡販に対してのお礼を述べたあと、「お陰をもちまして、山信会も34周年を迎えることができました。これも偏に、皆様方の深いご理解と暖かいご支援の賜物と感謝申し上げます。山信におきましては常に建設業界並びに設備業界の動向を的確に見つめ、流通業の重要性を肝に銘じまして、会員の皆様方のご要望にお応え出来ますよう更に努力してまいります」と結んだ。
 引き続いて、次の各議案を慎重審議し、何れも承認された。
▽第1号議案=平成19年度事業報告
▽第2号議案=平成19年度会計報告(浜島会計監査=浜島防災システム社長)
▽第3号議案=平成20年度事業計画案
▽第4号議案=平成20年度予算案
 次いで新会員(正会員2社=岡田設備、カネカツ)の紹介がされ、第1部総会を終了し、暫し休息のあと第2部の懇親会に臨んだ。
 第2部の懇親会は、INAX中部支社常務執行役員の徳永支社長の乾杯音頭で開宴し、終始に渡り和やかに懇親を深め、山信会の浅野副会長(東海設備工業社長)の中締めで盛況の内に懇親会を終了した。
 翌日は、晴天に恵まれ、観光組はホテルを午前9時に発ち、富山湾の二つの不思議「埋没林」(約2000年前の環境変動を物語るスギの原生林跡で、国の天然記念物に指定されている)と「蜃気楼」に出会える「魚津埋没林博物館」と、海の光る宝石といわれる「ほたるいか」(通常日本海の水深200〜600mに生息し、特にほたるいかが多く集まる滑川の海面は、国の天然記念物に指定されている)が織り成す青白い光をテーマにした「ほたるいかミュージアム」を見学した。
 ゴルフ組はホテルを午前8時15分に発ち、呉羽カントリークラブで有志ら40名によるゴルフ会が行われた。
 上位入賞者は次の方々。
▽優勝=神戸浩幸氏(共立水道)
▽2位=井田暁雄氏(積水化学工業)
▽3位=森  庸氏(日本鋳鉄管)
(敬称略)

シャーボルト用シノ付き
メガネレンチを発売
TOP 鉄骨の穴合せ等に最適

 トップ工業(社長=渡辺一郎氏、本社=新潟県三条市塚野目2190―5)は、トルシア形高力ボルトの締め付け、鉄骨の穴合わせに最適な「シャーボルト用シノ付きメガネレンチ」の販売を開始した。
 主に橋梁や鉄骨建築物などに使用されるトルシア形高力ボルト(シャーボルト)は、ボルト先端にピンテールがあるため、ボルト首下が長くなり、同社製品の片口メガネレンチ(シノ付60度型)では、このピンテールに接触するため作業効率が悪くなっていた。そこで、トルシア形高力ボルト専用の設計にすることで、ピンテールに接触することなくナットの締め付けが可能となった。また、柄部に長穴を開け製品を軽量化することで、高所作業における作業者の疲労の軽減を図った。
 その他の主な特長は次の通り。
 @柄部が長い為ナットの締め付け、鉄骨の穴合せ等、作業が楽に行える。
 A表面処理は防錆性に優れたカチオン電着塗装。
 Bメガネ部は、ボルト・ナットの角への接触を防ぎ、傷めにくい12角サーフェイス形状。
 今回販売するのは3サイズ。標準価格(1箱6丁入、1丁あたりの価格)は、SM―27SB5590円(税込み5870円)、SM―32SB6840円(税込み7182円)、SM―36SB9000円(税込み9450円)。

故足立謙祐氏を偲ぶ
「お別れの会」執行
ハタヤリミテッド関係者多数献花

 去る10月1日にご逝去されたハタヤリミテッド(名古屋市中区大須)の代表取締役社長足立謙祐氏を偲ぶ「お別れの会」が、11月12日正午より、名古屋市中区栄の“名古屋東急ホテル3階のヴェルサイユの間”で行われた。
 参列者は、受付を済ませてから献花を受け取り故人を偲びながら献花台へ向かい献花。
 献花を済ませた参列者は用意された隣の部屋で、バイキング形式の食事と飲み物を摂取しながら故人の思い出を語っていた。会場内は300人を超える関係者で埋まった。

改正建築法の講演も実施
下期方針発表会開催
中部みらい会快適な暮らしを提供

 中部みらい会(橋本総業と販売店・メーカーの集い)では、11月10日午後3時30分より名古屋市東区葵の“メルパルク名古屋”を会場に「平成20年度下期方針発表会」を開催した。
 発表会では、映像による橋本社長の方針説明で、「サブプライムローン問題による混迷が全世界に悪影響を及ぼしており、日本も例外ではなく管工機材業界においても底が見えない状況であるが、明るく強い会社を目指して、環境をキーワードに、環境に関する商材を充実させ、モノとサービスの充実に全社員で取り組んでいきたい」と所信を述べる一方、衣斐専務の全社・営業本部方針、岩田部長の営業本部購買企画方針、宇佐見グループ長の中部グループ方針、望月中部支店長の中部支店方針、岡野浜松支店長の浜松支店方針が発表され、全支店で目標の共有化と、環境・設備商品の流通とサービスを通じて、「快適な暮らしの提供」を目指して鋭意取り組むための基本理念が披露された。
 引き続いて、各分野別代表メーカー6社の方針が発表され、次いで、FP&建築アトリエの荒尾博主幹を講師に「改正建築基準法その後、捉え方と今後の方向性」を演題に解説してもらった。
 問題なのは、新たに構造設計一級建築士と設備設計一級建築士の資格制度がスタートすることで、今まで電気と機械に分かれていたそれぞれの専門家が、新たな設備設計一級建築士を目指すとなると、電気の専門家は、機械の技術を身に付けなければいけない上に、一級建築士の資格が必要となる。このままでは、極端に資格者が少ないまま法施工が行われ、建築確認申請の遅れや建築工事への影響が懸念されていると、問題提起された。
 講演会のあとは、懇親会に移り、イトウの伊藤社長の乾杯音頭で開宴、終止に渡り和やかに懇談に興じた。

CO2排出量削減をテーマに
エコ関連セミナーを開催
愛機工青年部藤井氏(コベルコ・コンプ)を講師に

 愛知県機械工具商業協同組合(理事長=野田道典氏・ノダキ社長)の青年部(部長=森庸一氏・森哲社長)は、11月11日午後6時より名古屋市中区金山の名古屋市都市センター特別会議室にて、省エネ・環境改善に関するセミナーを開催した。参加者23名。
 司会の伊藤講演担当幹事(伊藤信産業)は冒頭、「私共青年部は、組合の活動を通じてエコ発信をしております。ペットボトルのキャップを集め世界の恵まれない子供たちにワクチンを提供する活動をしておりますので、皆様もご協力ください」と呼びかけた。
 続いて滝沢青年部副部長(松本商店)が「愛eco青年部としてエコ活動を行っておりますが、環境問題を取り上げた講演会は初めての試みです。CO2削減の重要性の勉強をしていただき、皆様の会社の販売活動のお役に立てていただければ幸いです」と挨拶。
 藤井則正氏(コベルコ・コンプレッサCS推進部CSセンターリーダー)が講師となり、「圧縮機省エネによるCO2排出量削減」と題してセミナーが行われた。
 セミナーでは、2030年までに30%のエネルギーの効率化を図る「新・国家エネルギー戦略」が決定しており、多くの電力を必要とするコンプレッサーを上手く活用することによりかなりCO2の削減に役立つことや、省エネ・環境に上手く取り組めばビジネスが大きく広がることなどが話され、参加者は興味深く聴講した。
 最後に、森部長が「省エネの意義の深さがよく分かりました。自己PRをすることで営業力の差が出てくることなど、非常に良い話をいただきました」と感想を述べ、終了した。

金物業界の代表が参拝
商売繁盛を祈願
那古野神社金山例祭厳粛に

 金物業界の祖神を祀る「金山神社例祭」(ふいご祭)が11月8日、名古屋市中区の那古野神社境内において那古野金山神社崇敬会世話人により執り行われ、氏子代表、崇敬会世話人および金物業界団体(愛知県金物商工協同組合、名古屋利器工匠具卸業組合、名古屋建築金物卸商組合ほか)が出席して商売繁盛、家内安全を祈願した。
 例祭は生憎の雨のなか午前11時の定刻通りに始まり、愛知県金物商工協同組合事務局の伊藤氏が出席した各代表に礼を述べたあと順次氏子代表、崇敬会世話人、金物業界代表者の名を読み上げ、次々に玉串を奉奠した。
 それから那古野神社宮司が、人が暮らす上で鉄は欠かすことのできない大切な物として「刀剣鍛造には立冬の時期が条件的にはちょうど良く、立冬直後のこの日に神様にお祈りしたことからの風習である」とふいご祭についての説明を行い、「信仰と神々のお力添えをいただきまして、皆様方のご繁栄をお祈りいたします」と業界の発展を祈った。
 御神酒を授かったあと、各代表は神社社務殿2階の広間へ移動して直会が行われ、金物業界の各代表による挨拶に続いて、那古野神社宮司より例祭にまつわる話を聞いた。

自動搬送用真空機器の
新しいカタログが完成
シュマルツ19製品を新たに追加

 真空搬送機器専門メーカーのシュマルツ(代表=ゲッテゲンス・アーネ氏、本社=横浜市都筑区池辺町3595)の新しいカタログ「自動搬送用真空機器メインカタログ2009/2010」が完成した。
 今回のカタログは前年度と比べ、19製品が新たに追加されている。新規掲載されている製品と特長は次の通り。
【真空パッド】
 ▽「鋼板用ベル型パッドSGGN」高耐久材質バルコランを選択可能。▽「狭所用オーバルパッドSPLO」細長い面積に効果的。▽「包装機械用ベローズパッドFGA―PVC、FG―PVC」柔軟かつ長寿命のPVC材を用いたベローズ型真空パッド。
【真空発生器】
 ▽「樹脂製コンパクトエジェクタSBP―C」軽量かつモニタリングも可能。
【真空グリッパーシステム】
 ▽「真空グリッパーシステムFXC、FMC、FX、FM」特長は@独自のバルブシステムによるワークサイズに囚われない端数処理が可能。A吸着面のスポンジがワークに合わせて追従し、柔軟に適合する。B吸込量が大きい真空発生器を搭載し、効率の良い搬送システムを実現。
 カタログに関する問合せはрO45―308―9940、またはEメールinfo@schmalz.co.jpまで。ホームページwww.schmalz.co.jpでも情報を確認できる。

2008年12月14日(日) 2331号
中部経産局管内
最近の地域総合経済動向
 中部経済産業局は10月11日、管内(愛知、岐阜、三重、富山、石川の5県)における最近の経済動向をまとめ発表した。経済活動に関する総括判断は、前月の「高水準を維持するなかで、生産面を中心に弱い動きが広がりつつある」から「高水準ながら弱含んでいる」に下方修正した。生産は「高水準ながら弱含んでいる」から「緩やかに減少している」に下方修正。設備投資は「増加しているものの、伸びは鈍化している」から「高水準で推移している」に下方修正。輸出は「高水準ながら弱含んでいる」から「緩やかに減少している」に下方修正。雇用も「人手不足が続いているなかで、一部に弱い動きがみられる」から「全体としては人手不足が続くなかで、弱い動きが広がっている」に下方修正した。なお、先行きについては、米国を始めとする世界経済の動向、為替、原油・原材料価格、物価等を注視していく必要があるとしている(比較は断りのあるものを除き、平成20年9月の実績値による)。
鉱工業生産・出荷・在庫
 鉱工業生産の動向を指数(9月速報)でみると、電子部品・デバイス工業、鉄鋼業、電気機械工業などが上昇したことから、前月比0.6%増と2カ月ぶりの上昇となった。また、前年同月比は2.5%減と2カ月連続の低下となった。
 出荷は、輸送機械工業、情報通信機械工業、プラスチック製品工業などが低下したことから、前月比0.9%減と2カ月連続の低下となった。また、前年同月比は3.9%減と2カ月連続の低下となった。
 在庫は、電子部品・デバイス工業、化学工業などが上昇したことから、前月比0.4%増と5カ月連続の上昇となった。また、前年同月比は3.2%減と7カ月連続の低下となった。
 なお、大口電力需要は、中部電力管内では2カ月連続で前年を下回り、北陸電力管内でも2カ月連続で前年を下回った。

主要業種の動向
◆輸送機械
 輸送機械の生産は、緩やかに減少している。
 乗用車は、新興国向けが増加しているものの、米国、EU向けが減少しており、国内向けも需要の低迷から伸び悩んでいることから、全体では緩やかに減少している。
 自動車部品は、国内完成車向けは高水準を維持しているものの、海外メーカー向け、国内メーカーの海外現地工場向けなどが減少していることから、緩やかに減少している。
 航空機体部品は、航空業界の機体調達が旺盛であり、高水準で推移している。
◆一般機械
 一般機械の生産は、減少している。
 金属工作機械は、国内向けが弱含んでおり、海外向けも伸び悩んでいることから、弱含んでいる。
 繊維機械は、織機、紡績・準備機械とも主力の中国向けの落ち込みから、減少している。
 その他、土木建設機械が新興国向けなどを中心に、軸受が国内外ともに堅調である。
◆電子部品・デバイス
 電子部品・デバイスの生産は、高水準で推移している。
 半導体素子・集積回路は、記憶素子(メモリ等)が市況の影響などから、高水準ながら弱含んでいる。
 液晶素子は、テレビ向けが順調であることから、高水準で推移している。
◆電気機械
 電気機械の生産は、弱含んでいる。
 開閉制御装置・機器は、液晶関連向けなどが堅調であることから、高水準で推移しているものの、一部に弱い動きがみられる。
 内燃機関電装品は、自動車向けを中心に、高水準ながら弱含んでいる。
 電動機は、高水準で推移しているものの、工場ライン向けなどが減少しており、弱含んでいる。
◆情報通信機械
 情報通信機械の生産は、高水準で推移している。
 民生用電子機械は、ビデオカメラなどで海外需要が弱含んでいるものの、液晶テレビが好調であることから、高水準で推移している。
◆金属製品
 金属製品の生産は、緩やかな減少傾向となっている。
 アルミニウム建材は、木造住宅用を中心に緩やかな減少傾向となっている。
 ばねは、自動車向けを中心に、高水準ながら弱含んでいる。
 ガス機器は、国内需要の低迷から、低水準で推移している。
◆鉄鋼
 鉄鋼の生産は、高水準で推移している。
 鋼板は、造船、産業機械向けが好調であることなどから、高水準で推移している。
 棒鋼は、民間建築向けが需要の減少から弱含んでいる。
 特殊鋼鋼材は、自動車関連向けを中心に、高水準で推移しているものの、一部に弱い動きが見られる。
◆ファインセラミックス
 ファインセラミックスの生産は、緩やかに減少している。
 触媒担体・セラミックフィルタは、米国向けなどの減少から、緩やかに減少している。
◆繊維・陶磁器
 繊維・陶磁器の生産は、減少している。
 繊維は、中国等からの輸入品との競合や婦人衣料のカジュアル化などから、減少している。
 陶磁器は、タイルなどが建築需要の減少により低調であることや、飲食器が安価な輸入品に押されて低迷していることなどから、減少している。

消費・投資などの需要動向

◆個人消費
 個人消費は、底堅く推移している。
 大型小売店販売(既存店ベース)は、6カ月連続で前年を下回った。百貨店は、一部店舗で改装効果があったものの、高額品の不振などから、10カ月連続で前年を下回り、スーパーは衣料品の不振などから2カ月連続で前年を下回った。
 コンビニエンスストア販売は、たばこ自動販売機に成人識別機能が導入されたことにより、たばこの売上が増加したことなどから、15カ月連続で前年を上回った。
 乗用車販売は、普通車が2カ月連続で、小型車が2カ月連続で、軽自動車が3カ月ぶりに前年を下回ったことから、全体では2カ月連続で前年を下回った。
 家電販売は、パソコンや携帯電話などの情報家電が伸び悩んでいることに加え、薄型テレビが落ち込んだことから、5カ月ぶりに前年を下回った。
◆設備投資
 設備投資は、高水準で推移している。
 製造業では、自動車関連を中心に、生産性向上や能力増強などの投資が引き続き高水準であるが、一部で計画を下方修正する動きもみられる。半導体・液晶素子関連での需要拡大に伴う大型の能力増強投資は、引き続き高水準である。
 非製造業では、電力、運輸を中心に投資を増加する動きがみられる。
 なお、管内主要8社の金属工作機械受注(国内向け)をみると、一般機械工業向けが2カ月ぶりに、自動車工業向けが2カ月連続で前年を下回り、全体でも3カ月連続で前年を下回った。
◆公共投資
 公共投資は、低調に推移している。
 公共工事請負金額をみると、「市区町村」、「地方公社」で前年を上回ったものの、「都道府県」、「独立行政法人」、「国」、「その他」で前年を下回り、全体でも2カ月連続で前年を下回った。
◆住宅投資
 住宅投資は、おおむね横ばいで推移している。
 新設住宅着工戸数をみると、昨年6月の改正建築基準法施行に伴う着工遅れの反動により、持家、貸家、分譲がいずれも3カ月連続で前年を上回り、全体でも3カ月連続で前年を上回った。
◆輸出
 輸出は、緩やかに減少している。
 名古屋税関管内の輸出通関額(円ベース)は、2カ月連続で前年を下回った。品目別でみると、「二輪自動車類」、「自動車の部分品」などが前年を下回った。主要地域(国)別でみると、米国向けが13ケ月連続で、EU向けが8カ月連続で、アジア向けが2カ月連続で前年を下回った。
◆雇用
 雇用は、全体としては人手不足が続くなかで、弱い動きが広がっている。
 新規求人数は、サービス業、製造業などの業種を中心に14カ月連続で前年を下回った。有効求人倍率は、引き続き高い水準にあるものの、このところ低下している。完全失業率は、引き続き低い水準にある。
◆企業倒産
 企業倒産(件数)は、3カ月ぶりに前年を上回った。
 企業倒産は、このところ中小零細企業や建設・不動産関連企業を中心に増加しており、今後の動向については引き続き注視する必要がある。

業界発展のために努力
創立50周年式典を開催
名古屋水栓販売協会来賓等70名集う

 名古屋水栓販売協会(理事長=内藤善徳氏・三和管材社長)では、11月26日午後6時より、名古屋市中区錦の名古屋ガーデンパレスを会場に「創立50周年記念式典」を開催し、名古屋市指定水道工事店協同組合理事長加藤和夫氏ら来賓をはじめ、正会員や賛助会員約70名が出席して創立50周年を祝った。
 式典は、土方副理事長(東洋物産社長)の司会進行ではじまり、挨拶に臨んだ内藤理事長は出席方のお礼を述べたあと「50年、半世紀にわたって本当に長い歴史を作って頂いた諸先輩方に対し深い敬意を表したいと思います。また、50年という節目の時にここに立てるということは光栄に思います。協会の活動につきましては、各メーカーさんの新商品研修会、勉強会をはじめ新年会、納涼会、ゴルフ会などを通じまして親睦と情報の交換を行っております。かつては名古屋市水道局の規格品を一手に扱っておりましたが、今日では規制緩和等でごく一部に限られておりますが、現在行っております諸々の活動は金銭的な面以上のものがあると確信しております。幸いメンバーの中には諸先輩方のご子息がたくさんおられ、それらの方が協会を動かしております。その意味においてもこれから20年、30年と協会が更に発展していくものと確信しています。どうか、これから先も今まで以上のご支援ご鞭撻をお願いいたします」とあいさつ。
 引き続いて来賓の名古屋市指定水道工事店協同組合加藤和夫理事長、名古屋水栓バルブ工業協同組合落合潔理事長、賛助会員代表挨拶TOTO名古屋支社国分暢彦副支社長がそれぞれ祝辞を述べ、加藤理事長は、「協会が設立された50年前は、人口の急激な増加による名古屋市水道局の拡張事業が本格的に施工され、普及率の向上を目指している時であり、同時に給水装置の材料に名古屋市規格品が制定され、その合格品を貴協会が一手に販売部門を提供されました。施工を担当する私どもの組合と歩調を合わせながら名古屋の水道事業発展に尽くされました。これからも長い経験と知識を生かしながら共に発展する団体が連帯を守り、業界発展のために努力し合っていきますことを祈念いたします」と称え、落合理事長は、「名古屋という名前がある以上、大阪、東京に埋もれることなく、活路を見出して行こうとの思いの中で50年やってこられました。本日たくさんの方々がお集まりになっておられます、これが協会さんのお力なんだと感じております」と述べ、国分副支社長は、「お3人の理事長さんのご挨拶を聞いておりますと、やっぱり50年の歴史というものは重たかったんだと思いました。それと皆さんと一緒にこの業界を盛り上げていくことの責任の重大さをあらためて痛感しております」と、創立50周年を称えた。
 次いで来賓の紹介のあと祝電披露を行い、植田相談役(ウエダ会長)の乾杯音頭で祝宴に臨み、ピアノとビオラの奏でる中、和やかに親睦を分かち合い、祖父江副理事長(祖父江産業社長)の中締めで盛宴の内にお開きとした。

ボウリング大会の申し込み順調
新年会は1月22日に開催
愛知鋲螺商協同組合11月度理事会を開催

 愛知鋲螺商協同組合(理事長=鈴木建吾氏・八幡ねじ社長)は11月17日午後6時より、組合事務所にて「平成20年度第5回定例理事会」を開催、理事ら8名が出席した。
 冒頭、鈴木理事長が、昨今の激しく変化する経済情勢を踏まえ挨拶。続いて各議案の審議に移った。
 第1号議案の事業部委員会に関する件では、花井事業部委員長(ハナイタイト社長)が10月の共同購入品の実績を報告。また、歳暮商品斡旋関連書類を送付したことも報告した。
 第2号議案のボウリング大会に関する件は、大野福利厚生部委員長(中部製作所社長)が、120名の参加予定で準備を進めており、現在の申込状況は6社62名と報告した。(最終的に締め切り時点では15社153名となった。)
 第3号議案の日本ねじ商連理事会(11月13日、名古屋で開催)の件は、出席した鈴木理事長より報告があり、その中で、現在議論されているアンカーボルトの新JIS規格について12月9日に東京で会議が開催されることなどが伝えられた。
 第4号議案の平成21年新年会開催準備に関する件は、1月22日に名鉄ニューグランドホテル(名古屋市中村区椿町)での開催が決まっている、新年会の役割分担について審議。当日の受付や司会者などの各担当とその役割を詳細に詰めた。
 第5号議案その他の件では、新年名刺広告と理事長の年頭所感の依頼があることが報告され、これを承認した。
 次回の理事会は、12月15日午後7時より開催。併せて有志による忘年会も行われる。

厳しさ増す景気減速を反映
受注額815億円と大幅な減少
日本工作機械工業会10月の工作機械受注

 日本工作機械工業会がまとめた2008年10月分の工作機械受注実績調査報告によると、10月の受注額は815億円で、前月比は28.2%減、前年同月比は40.0%減と厳しさを増してきた国内外の景気減速を反映したものとなった。2004年4月以降続いてきた受注総額連続1000億円超えは53カ月でストップ。今回の減速は、ピーク時(2008年3月の1418億円)から7カ月と短期間で42.5%減少し、かつ10月は前月に比べ300億円超の減少で、過去例のない大幅な減少となった。
 受注額を内外需別にみると、10月の内需は365億円。前月比は17.1%減、前年同月比は42.1%減と2003年8月の337億円以来の400億円割れとなった。主要業種を前月比でみると、一般機械2.8%減、自動車31.4%減、電気・精密36.2%減。前年同月比でみると、一般機械は37.8%減の162億円、自動車は58.8%減の86億円、電気・精密は49.5%減の37億円と、全て3割以上のマイナスとなった。
 一方外需は、451億円。前月比でみると35.2%減で2カ月ぶりのマイナス。500億円を下回ったのは2005年10月の488億円以来36カ月ぶりとなる。主要三極の前月比はアジア35.7%減、欧州49.8%減、北米26.8%減と、これまで高水準を維持してきた欧州・アジアが大幅な減少となった。前年同月比は38.2%減と5カ月連続のマイナス。
 地域別では、アジアは前年同月比35.7%減の157億円。中国同44.5%減、台湾同88.5%減、インド同64.9%減で、東アジア、その他アジアで全てマイナスとなった。欧州は同49.8%減の130億円。東欧を除き、すべての国・地域で3割以上のマイナス。北米は同26.8%減の149億円。カナダは6カ月ぶりのプラスになったが、アメリカ・メキシコはマイナスとなった。
 1―10月の受注累計額は前年比8.3%減の1兆2126億円となり、1―9月の同4.7%減から3.6%Pt減とマイナス幅が拡大している。
 これを内外需別にみると、内需は前年比12.9%減の5265億円。内需比率は43.4%で、一般機械が前年比14.0%減の2308億円、自動車が同13.3%減の1541億円、電気・機密が同16.3%減の528億円と主要業種の前年同期比はすべてマイナスとなった。それ以外の業種では、鉄鋼・非鉄金属が前年比9.2%増、航空機・造船・輸送用機械は同11.5%増と好調を維持している。
 また、外需は前年比4.5%減の6861億円であった。外需比率は56.6%で、過去最高を記録した07年の54.3%を上回る水準となった。主要三極をみると、アジアが前年比3.5%減の2562億円、欧州が同2.7%減の2224億円、北米が同11.3%減の1827億円となり、前年同期比は全てマイナスとなった。

2月7日によしもと新喜劇ツアー
エコ活動を積極的に推進
愛機工青年部11月度役員会を開催

 愛知県機械工具商業協同組合(理事長=野田道典氏・ノダキ社長)の青年部(部長=森庸一氏・森哲社長)は11月18日午後7時より、組合事務局にて11月度役員会を開催した。
 森部長の挨拶に続いて、第1号議案・野球大会の件は、森川野球担当幹事が11月29日に稲永公園野球場で開催される優勝戦について伝えた。当日は、Aゾーン新栄商會対東陽、Bゾーンミツトヨ対ミズタニ機販の試合の後、表彰式が行われる。青年部からは運営スタッフとして多数が参加することになっている。
 第2号議案・講演会報告は、伊藤講演担当幹事が行った。11月11日に名古屋市都市センターでコベルコ・コンプレッサの藤井氏を講師に招聘して、CO2排出量削減に関する話を聴いた。23名が参加。収支報告も併せて行われた。
第3号議案・忘年会については、時津総務幹事長が、12月3日の開催で現在27名が出席予定、いまだ未回答もあるため若干名増える見込み、と報告した。
 第4号議案・レクリエーションの件は、南木レクリエーション担当幹事が2月7日実施の「京橋花月よしもと新喜劇観覧日帰りバスツアー」について、当日のタイムスケジュールを示しながら説明した。12月上旬に案内と申込用紙を発送する。定員90名。
 第5号議案・愛eco青年部の件は、総務・教育・厚生の各リーダーより活動状況について報告された。その中で、教育グループが取り組んでいるペットボトルのキャップを集める活動は、現在1556個が集まっており、他のグループの協力を得て、今後も積極的に実施していく。
 第6号議案・その他の件では、部員の異動報告が行われ、最新の組織図が配布された。また、12月11日の野球大会反省会への参加も呼び掛けられた。

開発から製造まで一貫生産
ミツトヨ中津川工場を見学
三重機械工具商協組会員等40名が参加

 三重県機械工具商協同組合(理事長=伊藤紀昌氏・大信工機社長)の流通研究委員会(委員長=阿保末男氏・マルキンキカイ社長)主管による「ミツトヨ中津川工場見学会」が、11月21日に行われ、正会員ら約40名が参加した。
 当日は貸切バスを利用して津、四日市、名古屋でそれぞれ参加者を乗せ、途中昼食をとりミツトヨ中津川工場に向かった。工場には午後1時15分に到着。
 ミツトヨは、マイクロメーターを最初に国産化した精密測定機器の世界トップメーカーで、現在世界にグループ企業47社を持ち、グループ売上は約1000億円にのぼる。中津川工場では、ダイヤルゲージ、テストインジケータ、デジマチックインジケータおよびシリンダーゲージ等の測定器を、開発から製造までを一貫して行うセンサーの専門工場。
 最初に事業所の福井工場長から、精密測定器の生産の歴史や工程、製品に関する詳しい説明を受けたあと、3班に分かれて生産に関する説明を聞きながら工場を見学する一方、展示製品を手にしながら、金属を手で握った時に膨張する伸びを測定できるミクロの世界も体験した。
 講習の場では、新製品の標準型デジタルインジケータの特長やマイクロメータの測り方等を教わり、伊藤理事長のお礼挨拶のあと、記念写真を撮り工場をあとにした。
 同社の会社案内によると、「優れた人材の育成は私たちの使命です」と謳っている。「ものをつくる前に人をつくる」。信頼される基準(品質情報)づくりは、それに関わる全ての社員の育成に他ならないとの考えだ。
 因みに、同社の「社是」は、良い環境・良い人間・良い技術、「社訓」は、誠実・深慮・敢闘。

総受注高前年同月比39・9%減
4ヵ月連続で前年を下回る
中部経済産業局10月度金属工作機械受注

 中部経済産業局が11月28日に発表した管内金属工作機械メーカー主要8社(オークマ、アマダワシノ、ジェイテクト、コマツNTC、富士機械製造、豊和工業、三菱電機名古屋製作所、ヤマザキマザック)の平成20年10月度金属工作機械受注状況によると、総受注高は293億9000万円で、前年同月比39.9%減と4カ月連続して前年を下回った。また、前月比は30.5%減となった。
 国内受注では、一般機械工業向けが49億7400万円と2カ月連続、自動車工業向けが34億8700万円と3カ月連続して前年を下回り、全体でも前年同月比48.4%減と4カ月連続して前年を下回った。また、前月比は27.3%減となった。
 海外受注は、北米向けが2カ月ぶり、ヨーロッパ向けが4カ月連続、アジア向けが2カ月連続して前年を下回り、全体でも前年同月比36.8%減と5カ月連続して前年を下回った。また前月比は35.0%減となった。
 国別に見ると、1位のアメリカが60億5200万円(前年同月比25.1%減)、以下、ドイツ31億3400万円(同20.5%減)、中国21億5000万円(同37.3%減)、イギリス7億500万円(同36.5%減)、ブラジル6億3200万円(同22.0%減)の順となった。
 販売額は、335億2800万円、前年同月比17.5%減と3カ月連続して前年を下回った。また、前月比は40.6%減となった。
 受注残高は、1899億500万円、前年同月比15.0%減と4カ月連続して前年を下回った。また前月比は4.9%減となった。

経済縮小の影響受け始めるも
下期予想を上回る実績
日本鋳鍛鋼会10月の鋳鋼・鍛鋼生産速報

 日本鋳鍛鋼会は鋳鋼(全国75工場)、鍛鋼(同19工場)の10月分生産実績を集計し、11月28日発表した。
 それによると、鋳鋼の生産量は2万6442トンで前年同月比4.5%増、前月比1.3%増であった。また鍛鋼の生産量は6万4381トンで前年同月比4.3%減、前月比2.7%増となった。
 これは同会下期予想の鋳鋼2万4699トン/月、鍛鋼6万1117トン/月を鋳鋼、鍛鋼とも上回った数値での下期スタートとなった。
 現在鋳鋼は昨今の金融危機、経済縮小の影響を受け始めている分野も一部に出てきてはいるが、下期に入っても現在のところ今年度最高値を記録するなど堅調に推移している。一方鍛鋼は船舶、発電用機器をはじめとするエネルギー関連産業等は堅調に推移しているが、主要需要機種の一つである自動車が経済低迷の影響を受け、減産体制下に入っているので、同会需給調査統計部会が下期の見通しを下方修正したように20年度下期の生産環境は厳しくなるものと予想される。
 平成20年度上期(4〜9月)の主な需要機種をみると前年同期を上回っているものは、鋳鋼では自動車(138.5%)、船舶(105.2%)、土木建設・鉱山機械(110.5%)、プレスせん断機(110.9%)、発電用機器(131.8%)、そして鍛鋼ではロール(105.0%)、土木建設・鉱山機械(107.1%)、産業機械・産業設備(107.9%)、発電用機器(102.3%)、その他(ブルームを含む、163.4%)等となっており、全体では鋳鋼102.9%、鍛鋼101.0%のそれぞれ増加となった。

「ミラーボール」専用チップ
小径サイズを4〜20%値下げ
ダイジェット工業 12月1日から

 ダイジェット工業(社長=生悦住歩氏、本社=大阪市平野区加美東2―1―18)は、高精度刃先交換式ボールエンドミル「ミラーボール」シリーズ専用チップの小径サイズの価格を、12月1日より従来比4〜20%値下げした。
 従来、小径サイズは加工が困難でコスト高となっていたが、加工方法を改善することによりコスト削減を実現し、今回の値下げとなった。同社では、この価格改定によりソリッド工具からの切り換えを促進し、より広い業種での採用を狙うとしている。
 価格改定内容は次の通り。
 ▽ミラーボールチップ=BNM―060(φ6・コート)現行価格6250円が改定後価格4940円、BNM―060(φ6・ノンコート)同5230円が同4140円。
 ▽ミラーS=BNM―060―S(φ6・コート)同6350円が同5200円、BNM―080―S(φ8・コート)同5720円が同5500円。

料理や役割分担などを確認
新年会の下見を兼ねて忘年会
愛機工西支部グランコート名古屋で

 愛知県機械工具商業協同組合(理事長=野田道典氏・ノダキ社長)の西支部(支部長=滝川和彦氏・滝川物産社長)は11月21日午後6時30分より、名古屋市中区金山町のホテルグランコート名古屋で忘年会を開催した。
 西支部は、来年1月13日に行われる愛機工組合の賀詞交歓会で幹事支部となっており、今回の忘年会はその下見も兼ねたもの。料理も予定のメニューが出され、料理内容についての意見交換も目的となった。
 梅村理事(梅村本店専務)の司会で進められ、はじめに滝川支部長は「今回の忘年会は、西支部が賀詞交歓会の当番幹事ということで、下見も兼ねております。参考になるようなご意見をお願いします。また、厳しい現況でご苦労されている中の新年会ということで、元気よく、活力を得てもらえるように楽しい会にするにはどうしたら良いか、ということを皆様にご意見頂きたいと思います。支部会員の皆様のお力をお借りし、全員参加、皆の結束で新年会を成功させたいと思いますので、どうぞよろしくお願いします」と挨拶。
 引き続き、新会員となった錦興業の紹介があり、安井社長が挨拶を述べた。さらに、来賓として出席した愛機工組合の水谷副理事長(ミズタニ機販社長)の挨拶が行われた後、谷理事(岡谷機販会長)より、来年の賀詞交歓会のスケジュール、役割分担についての説明が行われた。
 その後、内藤理事(内藤商事専務)の発声で乾杯。和やかな雰囲気で会が進むなか、福引大会も行われ、会場は大いに盛り上がった。また、料理内容についての様々な意見も出され、より良い賀詞交歓会にするための有意義なものとなった。午後8時30分には吉野理事(吉野機械工具社長)の中締めで終了した。

GO NEXT STAGE
2008豊橋どてらい市
第30回開催を迎え盛況

 産業機器・機械工具・住設建材・特選品フェアの総合展示会「2008豊橋どてらい市」が11月15、16日の2日間、愛知県豊橋市神野新田町の豊橋シーパレスリゾートで開催された。
 初日は開場前に開会式が行われ、主催店10社を代表して住野住野商会副社長が「去る8月27日の主催店説明会以来、2カ月半が過ぎました。その間、同行PRなど積極的に活動をしてこられたことと存じます。その成果が今日、試される時でございます。最近の我々を取り巻く環境は大変厳しいものがございます。世界同時不況の大きな波が押し寄せてきております。この2日間でそれを吹き飛ばすような気持ちで、臨もうではありませんか。このどて市は30回という節目の展示会でもございます。主催店10社、メーカーさん98社と山善さんが三位一体となって商いをする場です。皆さんの力を結集して、目標達成に向けて頑張ってまいりたい」と挨拶。
 続いて、メーカーを代表して平林三井精機工業常勤顧問が「今までは100%の努力をすれば120%の成果が出ていた。今は100%の努力をしても、70とか80%の成果に終わってしまう。120%以上の努力が必要ではないかと思っております。厳しい中においても、安全、環境、省エネ、それから軽量化、新素材化という需要は旺盛だと思います。従来通りの手法では受注は取れない。オバマ次期アメリカ大統領のようにチェンジが必要。お客様と目線を合わせて、お客様が困っている問題を解決する問題解決型の提案営業が必要と感じております。我々はメーカーとしてこの2日間、120%の努力をもって商いを進めていきたいと思いますので、どうぞ宜しくお願いします。このどて市を皮切りに、『Yes we can』ということで進めていきたい」と挨拶した。
 事務局本部を代表して寺坂山善名古屋営業本部長は「本来どてらい市は、厳しい中で次を見出すために企画されたイベントです。正に時期を得たもので、皆様と参加をさせていただきます。悔いのないよう、この皆様との2日間を、やらなかった人とやった人では、必ず差が出る。それはこの不況の間は差が出ないかもしれませんが、良くなるその時のスタートダッシュで大きな差がつく。皆様と一緒に、お客様の気持ちを真摯に受け止めて、どれだけ応えていけるかの競争をしたいと思っております。お客様に気持ちよく帰っていただけるように、このどて市に参加した者が一丸となっておもてなしするということをお誓いをしていただき、はなはだ失礼なご挨拶かとは思いますが、2日間の決意と皆様の勝利の祈念を申し上げます」と述べた。
 この後、諏訪山善豊橋営業所長より「お客様第一主義に徹し、明るく元気に力強く、私達どて市軍団は目標達成に向けあらゆる努力を惜しまず、売上目標8億1500万円達成に向け主催店、メーカー、事務局山善が一丸となって挑戦いたします」と決意表明が行われ、代表らによるテープカットで開幕した。
 景気の低迷が言われる昨今ではあるが、開場と同時に大勢の人が来場し、2日間で売上目標も達成して成功裡に終了した。

08JIMTOFフォロー展
三井機工 各社の新製品を一堂に

 三井機工(社長=三井重信氏、本社=愛知県岡崎市戸崎町字牛転14―40)は11月14、15の両日、岡崎市東明大寺町の岡崎市竜美丘会館で「2008三井機工 JIMTOFフォロー展」を開催し、メーカー40数社が一堂に会して、今秋東京で開かれたJIMTOF2008で発表した新製品などを展示した。
 また、生産性の向上に役立つ各種セミナーも併せて開催し、好評を博した。
【出展メーカー】
 イスカルジャパン▽エフ・ピー・ツール▽オーエスジー▽京セラ▽シーウェーブ▽住友電工ハードメタル▽ダイジェット工業▽ノア▽日立ツール▽富士元工業▽不二越▽ムラキ▽ダイヤテストジャパン▽TESA▽東京精密▽ミツトヨ▽大昭和精機▽日研工作所▽エヌティツール▽MSTコーポレーション▽赤松電機製作所▽小堀鐵工▽新東工業▽新東エコテックカンパニー▽大同メタル販売▽前田シェルサービス▽アイエイアイ▽SMC▽北川鉄工所▽京セラソーラーコーポレーション▽キラ・コーポレーション▽近藤製作所▽コスメック▽CKD▽THK▽豊岡オリジナル▽豊臣機工▽日東工器▽パスカル▽三井精機工業▽三菱電機▽ユキワ精工ほか
【セミナー開催メーカー】
 京セラソーラーコーポレーション▽日研工作所▽住友電工ハードメタル▽不二越▽大昭和精機▽オーエスジー▽京セラ▽三井精機工業

環境にやさしい「クルマ」の産業技術展
〜なごやエコクリーンカーフェア08〜

 環境にやさしい「クルマ」の技術産業展〜なごやエコクリーンカーフェア2008〜が、名古屋国際見本市委員会(構成=名古屋市、愛知県、名古屋商工会議所、日本貿易振興機構(ジェトロ)名古屋貿易情報センター、名古屋都市産業振興公社)の主催で、11月7日から九日まで名古屋市港区金城ふ頭のポートメッセなごや(名古屋市国際展示場)3号館で行われた。
 「クルマ」と「環境」をキーワードに、自動車に関する最新の環境対策技術やCO2削減技術、低燃費車両などを一堂に集め、「愛・地球博」の理念を受け継ぎ、環境への意識向上と自動車の環境対策技術の飛躍的な発展をめざし、“環境にやさしいクルマの未来”を、自動車産業の中心地名古屋から発信した。
 7日の午前9時40分より、開場に先立って、ポートメッセなごや交流センターエントランスホールで開会式が開かれ、主催者を代表して清水名古屋都市産業振興公社理事長が「この展示会は、昨年に続いて第2回目の開催です。今回はジェトロの協力を得て、海外より出展が大幅に増えました。基調講演、クルマと環境に関する様々な講演会、技術セミナーや、昨年好評だった環境にやさしいクルマの体験試乗会も盛大に開催することになっています。この様に充実した展示会を開催することは、皆様のご協力ご支援の賜物と感謝いたします」と挨拶。
 来賓の祝辞、テープカットで開幕した。
 会場では、燃料電池車をはじめとする環境にやさしい自動車や環境対策技術が紹介され、来場者は最新技術について熱心に質問するなど、環境への高い関心を示していた。
 エコカー体験試乗会も大いに賑わい、作年よりも今年といったように、環境技術の進歩の早さを体験できた。

未来に向け知恵を出し合い
日本の産業の発展に貢献を
日本工具工業会創立60周年記念行事開催

 日本工具工業会(理事長=中河清氏・不二越常務)は、1948年(昭和23年)に設立され今年で60周年を迎え、11月21日午後4時より東京都港区の虎ノ門パストラルにおいて、創立60周年記念式典と祝賀会を行った。当日は来賓はじめ会員、OBら約200名が出席し、同工業会の歴史を振り返るとともに、今後ますますの発展を誓い合った。
 記念式典は定刻より日下部専務理事の開会の辞で始まった。
 中河理事長は挨拶で「本日はご多忙の中、経済産業省の米村課長様はじめ、流通代表、関係諸団体、学識経験者、報道機関、そして諸先輩など多くの方をお迎えして記念式典を挙行できますことを会員一同大変な栄誉と感じております。誠にありがとうございます。60周年と申しますと、人間で言えば還暦の年となるわけでございますが、終戦直後の混乱した中からいち早く業界の結束に立ち上がられた先達のご苦労を偲び、そして今日まで様々な工業会の基盤を作り上げてこられました関係者の皆様方に感謝する次第であります」と述べた上で同工業会の変遷を辿り、「当工業会は当初、特殊鋼工具のメーカーの団体としてスタートしたわけですが、5年前に定款を変更いたしまして、原材料にとらわれない切削工具メーカーの団体として再出発いたしました」「最先端のコーティング技術と材料技術により高靭性と高硬度、耐熱性に優れた切削工具が提供できるようになり、さらに超硬工具への適用がされるようになりました。乾式切削の普及開発も進み、環境に優しい加工法として今日広く使われるようになりました。グローバル化への対応としましては、ISOへの積極的な提言に伴い、その成果が出つつあります。また、2013年には世界工具会議も日本で開催される予定でございます。こうした機会を活用して、世界に日本の高度な技術を認知させる活動も重要になると思います。今回、記念事業の一環として50周年以降の当工業会の歴史について記念誌を刊行することができました。寄稿を快くお受けいただきました皆様には、改めて感謝いたします。さて、現在の経済情勢は、毎日のように目まぐるしく変化しており、今更言うまでもありませんが、大変不安定な状況を迎えております。株価の乱高下、あるいは為替レートの大きな変動、そしてここにきて資金繰りの悪化ということが非常に増えてまいりまして、楽観視できる状況にはないというのが皆様と同じ認識ではないかと思います。とりわけ日本の経済を牽引してまいりました自動車産業が極めて世界的に低迷し、本日もトップメーカーであるトヨタさんの減産という記事も載っておりましたが、1年前からは想像できない状況を迎え大変厳しい局面に入っております。一方で、資源国による不安定な供給体制から原材料の高騰、あるいは暴落といった状況もあります。環境面に目を向けますと、本年は京都議定書の発効の年であります。環境問題につきましては、当工業会も昨年から環境賞を設け、会員各社の環境への取り組みを奨励しております。今後も、環境対応、省エネ、省資源などの問題において、当工業会の果たすべき問題は大きいと思います。会員各社が技術開発、標準化を推進し、未来に向け知恵を出し合って、日本の産業の発展のために貢献していくことが重要だと認識しております」と語った。
 関係省庁を代表して米村経済産業省製造産業局産業機械課長、流通を代表して斎藤全日本機械工具商連合会常任理事から祝辞が述べられた。
 祝電披露の後、表彰状授与式に移り、経済産業大臣表彰2名、経済産業省製造産業局長表彰3名、日本工具工業会理事長感謝状20名が表彰された。
 経済産業大臣表彰を受けた鈴木規方氏(鈴木工機製作所社長)は代表謝辞で「日本工具工業会が創立六十周年を迎えるにあたり、経済産業大臣賞、製造産業局長賞並びに日本工具工業会理事長の感謝状の栄誉に浴し、大変光栄に存じます。日本工具工業会は戦後間もない切和23年に誕生し、60周年を迎えました。これも偏に関係各省をはじめ関係者のご指導と、会員各社の先輩方並びにここにお集まりの方々のご努力により、現在の基盤ができたと考えます。昨今は、原材料をはじめとする物価の高騰やアメリカのサブプライムローンに端を発した金融不安、株価の暴落や急激な円高など世界同時不況という危機的な経済環境に見舞われ、社業を維持するには大変な時代ですが、日本のモノづくりを支えてきた思いは大きな自信であり、誇りであります。これからは日本だけではなくグローバル化した世界のモノづくりに貢献するよう頑張る所存でございますので、倍旧のご指導とご鞭撻をお願いいたします」と述べた。
 島副理事長(日立ツール社長)の閉会の辞で式典を終了。
 続いて祝賀会が開かれ、冒頭、石川副理事長(オーエスジー社長)が「日本工具工業会がこうして60周年という記念する年を迎えられましたのも、本日お集まりの皆様のご努力の賜物と、改めて最大限の敬意を表したいと思います。世界経済の急激な変調から、当工業会も日本のみならずグローバルに同時変調となり大変な経済環境の悪化をもたらしております。今回の変調の大きな特徴は、グローバルにわたっていること、かなりの業種にわたっていること、そしてその変調のスピードにあります。また、日本に限って言えば円高という問題もありまして、厳しい状況はかなり続くものと思われます。一方、非常に楽観的な見方ですが、今回のグローバル変調の中でも中国、インドといった比較的財政的な政策が打てる国もあり、昨日も中国では56兆円規模のインフラへの投入という話もありましたが、おそらく2010年頃には中国、インドから景況は回復し、そして私共、切削工具というものは消耗品でございますので、その時期より調整が終わり回復してくるものと思われます。会員各位の皆様には今まで以上に新技術、新製品への投資を進めていただき、この難局を乗り切ればまた明るい未来が開かれることを信じて止みません」と挨拶。
 小柳日本工具工業会元理事長による発声で乾杯し、祝宴に移った。
 祝宴では、60年の歴史を振り返りながら和やかに歓談して、午後6時過ぎに鈴木副理事長(鈴木工機製作所社長)が、60周年記念行事の実行委員と記念誌編集委員を紹介し、3本締めでお開きとした。
第2回環境賞授賞式
 2008年の環境賞授賞式が、60周年記念行事に先立って、同会場で午後2時より行われた。
 日本工具工業会では、昨年、環境賞を創設。自主行動計画に基づく環境への取り組みを会員会社に調査し、その活動成果が顕著で他の会員企業の模範となる会員会社を表彰している。
 授賞式で中河理事長は「今回7名の方を表彰させていただきます。該当会社の皆様に対し、その取り組みについて敬意を表します。今年は、京都議定書の発効を迎えて、その数値目標というのは1990年を基準にマイナス6%という取り組みが開始されております。この環境問題につきましては、一つは地球温暖化の源とされますCO2排出量の削減、もう一つは限られた資源を有効に活用することでございます。こうした活動を通して、企業の社会的責任を果たしていく必要がございます。各社とも自主的に取り組まれておりますが、工業会としましては、会員各社の模範となる仕組みや活動を紹介し表彰することで、さらにこの活動を奨励していく所存です。企業での省エネ、省資源の取り組みに加え、高性能かつ省資源の加工法の開発により環境対応をしていくことで社会に貢献していくことをご理解いただき、会員各社の取り組みを強化して、環境賞が継続的に発展しますことをお願いいたします」と挨拶。
 環境大賞はじめ各賞受賞者に賞状とトロフィーが授与された後、受賞者によるプレゼンテーションが行われた。
 第2回環境賞は次の通り。
▽環境大賞=オーエスジー
▽環境特別賞(地球温暖化防止)=鈴木工機製作所
▽環境特別賞(廃棄物対策)=日立ツール
▽環境貢献賞(エコファクトリー)=三菱マテリアル明石製作所技術開発部・ソリッド工具センター・事務部
▽環境貢献賞(エコプロダクツ)=オーエスジーデザインセンター開発グループミリング開発チーム
▽環境貢献賞(エコプロダクツ)=三菱マテリアル明石製作所技術開発部ソリッド工具開発グループ
▽環境貢献賞(エコプロダクツ)=三菱マテリアル明石製作所歯切工具センター・技術開発部

新溝入れバイト「GYシリーズ」を中心に
“見て・触れて・学んで”参加者過去最高
中部三菱マテリアルツールズ会豊削まつり08開催

 中部三菱マテリアルツールズ会(会長=時津忠氏・新栄商會会長)は11月14日午後4時45分より、名古屋市中区栄のヒルトン名古屋にて「豊削まつり2008」を開催した。この豊削まつりは、三菱マテリアルツールズ会となってから5回目、旧ダイヤチタニット会から数えると15回目の開催となる。今回は、今年大々的に登場した新溝入れ旋削工具「GYシリーズ」を中心に、「見て・触れて・学ぶ」を基調に会員の技術レベル向上が図られた。
 冒頭、森中部三菱マテリアルツールズ会副会長(森哲社長)が「今年度、豊削まつりは16年目、15回目の開催となります。この豊削まつりが来ますと、秋も深まったというのが毎年の実感です。豊削まつりのテーマであります『見て・触れて・学ぶ』、我々特約店一同はいつも勉強になり、ぜひ参加したい行事の一つです。昨年、三菱さんが豊削まつりの商標登録をされたことはご存知のことと存じますが、その豊削まつりの名に相応しい、素晴らしい企画を毎年毎年考えていただくことに感心するとともに、そのご苦労に対し厚く御礼申し上げます。本日、ご説明いただく新製品はアクティブな新製品と聞いておりますので、私もしっかり勉強したいと思っております。本日の豊削まつりは、特約店さんが63社152名、代理店さんが14社40名、三菱のスタッフの皆さんを含めますと総勢227名の方がこの会場にお集まりいただいており、過去最高の参加人数となっております。本日はこの後、優秀販売員表彰、イチ押し新製品の紹介・展示などと盛りだくさんの内容になっております。一つでも多くの新製品を覚えて帰り、明日からの商売で積極的に種を蒔き、育て、そして収穫することをお待ちすると同時に、本日ご列席の皆様にも三菱製品の拡販をお願いいたします」と挨拶。
 小林三菱マテリアルツールズ中部支店長は挨拶で「私、今年転勤してまいりまして、受付に立たせていただきましたが初めてお会いする方も多く、本日は少しでも多くの方とお話をしたいと思います。まずはJIMTOFキャンペーンの御礼を申し上げます。今年はJIMTOFということで、『アクティブ2008』というキャンペーンを行ったところ、60名の方に参加していただきました。本当にありがとうございました」と述べキャンペーンの実績について報告した後、「今後も、特約店様、代理店様、私共が三位一体となったキャンペーンを実施していきたい。それから、商品を知っていただくためにユーザー様を対象に製品講習会を行っていきたい。下期のキャンペーン開催中に5カ所での開催を予定しておりますので、一人でも多くのお客様にご参加いただきたいと存じます」と語った。
 続いて三菱マテリアル営業企画本部の上田氏が、6月に発売されたGYシリーズについて、開発の経緯や特長などを説明。その中では、実際に複雑な加工をこの工具だけで行う映像も紹介された。
 新製品紹介の際には、参加者が実際に製品を手に取り、スタッフからの説明を聞くなど、まさに「見て・触れて・学ぶ」を体験していた。
 優秀販売員表彰では、代理店部門3名,製品部門4名、優秀賞2名、最優秀賞1名を表彰。さらにアクティブ2008キャンペーン中に行われたMSTARセールスコンテストの上位6名もあわせて表彰された。
 受賞者を代表して、最優秀賞の鬼頭氏(新栄商會)が「今回、三菱マテリアルツールズ様より最優秀賞をいただくことができ、大変光栄に思っております。本当にありがとうございました。メインメーカーである三菱マテリアル様の製品を中心に販売活動をいたしております。私共の活動は、まず一人一人がメーカーの営業代行ができるような営業をすることを心掛けております。その中で、三菱マテリアル様の営業の方に私共の営業所に来ていただいて、新人の教育ですとか、また日常お客様からいただいた問題に対して、これが良いよと薦めていただいたものをそのまま届けるのではなく、どうして良いのかという説明をしていただき営業一人一人がそれを理解したうえで、お客様へご提供するという活動を心掛けております。これもまた、三菱マテリアル様の営業の方が、忙しい中、根気良く我々に対して対応を取っていただいているからこそできる活動だと感謝いたしております。この場をお借りいたしまして御礼申し上げます。ありがとうございます。また、ユーザー講習会なども開催させていただいており、こちらは各ユーザー毎に欲している情報の内容が違いますので、そのユーザー様にあった内容で講習会をしていただいております。そうすることで、ユーザー様の仕事の中でもっとたくさんの三菱製品を使っていただけることを知ってもらうことと、こういう活動をすることで、ユーザー様にも三菱ファンを多く作ることができると思い、この様な活動をいたしております。この様な活動はもっともっと広げていきたいと思っておりますので、今後ともご協力をお願いいたします。今後も代理店、販売店、メーカーの3者がそれぞれ全うすべきことを行っていけば、ユーザー様のほうでも三菱ファンがドンドン増えていくのではないかと思っております。また、我々販売店がユーザー様に自信をもって三菱製品をご紹介できるような、製品をドンドン開発していただきたいと思います。販売店を代表いたしましてお願いいたします。最後になりましたが、今後も三菱製品をドンドン拡販できますように、我々販売店も力を入れてやっていきたいと思っておりますので、ご協力をお願いいたします」と謝辞を述べた。
 この後、木村三菱マテリアルツールズ中部支店副支店長が12月から始まるキャンペーンと超硬工具リサイクルシステムについて紹介。最後に名古屋販売2部のメンバーの紹介も行われ、第1部を終了した。
 会場を移して第2部の懇親会が開かれ、杉浦中部三菱マテリアルツールズ会副会長(三賀社長)の発声で乾杯。懇親会では、大変賑やかな雰囲気の中、参加者同士で情報交換を行うなどして交流を深めた。また、豪華景品が数多く用意された抽選会も行われ、会場は大いに盛り上りをみせ、代理店を代表して梅村梅村本店専務の中締めで終了した。

第16回ダイドーニューイヤー
クラシックコンサート
2009年1月18日(日)愛知県芸術劇場で
 ダイドー(社長=山田貞夫氏、本社=名古屋市中村区名駅南4―12―19)主催による新春恒例の「ダイドーニューイヤークラシックコンサート」(第16回)が来年1月18日、名古屋市中区の愛知県芸術劇場コンサートホールで開催される。
 16回目を迎える今回は、セントラル愛知交響楽団音楽監督・小松長生氏プロデュースのもと、小曽根真氏によるジャズをベースにしたピアノソロや、ピアノとオーケストラのコラボレーション等のプログラムで楽しめる内容となっている。
 当日は、開場・受付が午後2時より、開演予定は午後3時。毎年、好評を博している同コンサート。新しい年を迎えるのにふさわしい、華やかで感動的な音楽が楽しめそうだ。
【プログラム】(予定曲目)
◆ベートーヴェン=歌劇『フィデリオ』序曲
◆ピアノ・ソロ=曲目未定
◆ベートーヴェン=交響曲英雄第3番変ホ長調op.55
◆バーンスタイン=ミュージカル『キャンディード』序曲
◆ガーシュイン=ラプソディー・イン・ブルー
◆チャイコフスキー=序曲『1812年』変ホ長調作品49より
〓指揮〓
小松 長生
 2004年4月より、セントラル愛知交響楽団音楽監督。福井県出身。東大美学藝術学科卒、イーストマン音楽院大学院指揮科卒。東京芸大付属高校に首席合格したが、「指揮者になるには幅広い勉強を」との芸大教官の助言により、藤島高、東大へ進む。指揮を伊藤栄一、D・ジンマンに師事。1985年エクソン指揮者コンクール優勝。ボルティモア響アソシエート、武生国際音楽祭音楽監督、カナダのキッチナー・ウォータルー響音楽監督、そして新星日本交響楽団正指揮者等を経て現職。1994年細川利夫の『時の深みへ』(世界初演)他を指揮してザルツブルク音楽祭にデビュー。これまでにモントリオール響、ケルン放送響、モスクワ放送響、ボリショイ劇場等を客演指揮。また、オペラの分野にも意欲的に取り組んでおり、これまでに『アイーダ』、『蝶々夫人』、『ラ・ボエーム』等を指揮している。2001年1月キエフ国立歌劇場のヴェルディ週間に招かれ『椿姫』を指揮。ウクライナ共和国黄金十字章を授与される。2002年6月3日、水原(韓国)のワールドカップ記念野外ステージで行われた日韓ワールドカップ記念イベントに、チョンミョンフンと共に参加。6月28日には、ソウルにおいて、ソウル・フィルハーモニー管弦楽団定期演奏会に客演。戦後、韓国のオーケストラを日本人として初めて指揮する。現代曲、オペラ、教育プログラムのプロデュース、ジャズピアニストの小曽根真との協演など、ジャンルを超えた広汎なレパートリーを持つ。コスタリカ国立交響楽団の芸術監督、リヴォフ国立歌劇場首席客演指揮者。音楽芸術学博士。
〓ピアノ〓
小曽根 真
 父、小曽根実の影響でジャズに興味を持ち独学で音楽を始める。12歳でオスカー・ピーターソンのソロ・ピアノを聴き、ジャズ・ピアノを志す。1983年ボストンのバークリー音楽大学ジャズ作曲・編曲科を首席で卒業。同年6月ニューヨークのカーネギーホールでソロ・ピアノ・リサイタルを開き、米CBSと日本人初のレコード専属契約を結び、アルバム『OZONE』で全世界デビュー。以後、ビクターエンターテインメント、ヴァーヴレーベルなどからCDを多数リリース。ゲイリー・バートン(ヴィブラフォン)とのデュオ『ヴァーチュオーシ』で、第45回グラミー賞に初ノミネート。2003年バークリー音楽大学より名誉博士号を授与された。近年はモーツァルト、ベートーヴェン、ガーシュウィン、バーンスタインなどクラシックの作品にも挑戦、2003年には井上ひさし氏の依頼により作曲したピアノ協奏曲『もがみ』を弾き振りで初演し、好評を博した。演奏活動のかたわら人気FM番組「OZ MEETS JAZZ」(全国5局ネット)のパーソナリティーを務めるほか、テレビ出演や舞台音楽、ドラマ音楽も手掛けるなど、ジャズの世界を超えたグローバルな活動へ積極的にアプローチを続けている。
〓管弦楽〓
セントラル愛知交響楽団
 1983年にナゴヤシティ管弦楽団として発足、自主運営オーケストラとして中部地域を中心に幅広く活動を行ってきた。1996年3月には「平成7年度愛知県芸術文化選奨文化賞」を受賞。1997年、岩倉市の好意による練習場の無償借用や事業補助を機会に、セントラル愛知交響楽団と名称を変更。1999年より、名古屋出身の女性指揮者、松尾葉子を常任指揮者に迎え、能演出によるオペラ『ドン・ジョヴァンニ』、文楽様式によるオペラ『異説・カルメン情話』など、バラエティーに富んだプログラムと斬新な企画による公演が話題を呼んだ。2004年4月からは、小松長生を音楽監督に、また古谷誠一を正指揮者、松尾葉子を首席客演指揮者として新たな活動を展開。2005年、「平成16年度名古屋市芸術奨励賞」受賞。定期演奏会、コンチェルトシリーズ、『第九』演奏会等の自主公演の他、バレエ、オペラ、ミュージカル等の依頼公演にも数多く出演。また、独自の構成によるプログラム、幅広いレパートリーを生かした学校公演にも積極的に取り組み、年間約100回の公演は、いずれも好評をもって迎えられている。
【読者プレゼント】
 主催のダイドー株式会社より読者の中からコンサートチケットを先着6組12名様にプレゼントします。
▽受付日時=2008年12月19日(金)午前10時より
▽応募方法=電話またはEメール(各3組ずつ)〈電話〉052―565―1231 コンサート係まで
〈Eメールアドレス〉
nagoya@kikou.co.jp
(受付開始以降送信分のみ受付)

2008年12月21日(日) 2332号
MECT09展申込出だしは順調
1月13日に新年賀詞交歓会
愛機工12月定例理事会を開催

 愛知県機械工具商業協同組合(理事長=野田道典氏・ノダキ社長)は12月2日午後4時より、名古屋市中区錦の東京第一ホテル錦において12月定例理事会を開催し、1月13日に開催する新年賀詞交歓会や、来秋のMECT09展の募集開始ならびに申し込み状況などを報告した。また来年2月に環境認証制度「エコステージ」についてのセミナーを開催することも決めた。
 理事会は定刻より志知総務部長(志知社長)の司会で始まり、はじめに野田理事長が「師走に入り、残り1カ月足らずとなりました。10月に全機工連の全国大会があり、多くの方にご参加いただきありがとうございます。堺屋太一さんは講演で、先進国は知恵の価値を求め、途上国はものの価値を求めることになる、と話されました。知恵の価値が求められるものづくりの中に我々機械工具業界がどのように関わっていけるか、なかなか難しいと感じました。またトヨタショックもあり非常に沈滞ムードですが、皆様方と知恵を出し合って乗り切っていかなければならないと思っております」と挨拶。
 続いて議事に入り、1号議案・会員の増強活動については、事務局より組合員(三河支部)の廃業による退会1件が報告された。また、賛助会員ツガミの退会申し入れを承認した。
 2号議案・海外調査(中国)報告は、報告書の作成について伝えた。編集委員会を設置し掲載要項をまとめた。現在、最終校正の段階。発行は年内を予定している。
 3号議案・第68回親善野球大会の経過については、六浦福利厚生部長(六浦本店社長)が報告。優勝戦を11月29日に稲永公園野球場にて開催した。Aゾーンは新栄商會と東陽、Bゾーンはミツトヨとミズタニ機販が対戦し、新栄商會とミズタニ機販がそれぞれ優勝を飾った。新栄商會は6連覇。試合後、表彰式を行い、大会を終了した。なお次回大会では、これまで主会場として使用していた一宮運動場の確保が難しくなり新たな会場の確保を検討する。野球反省会は、青年部及び審判員を招き12月11日に開催する。
 4号議案・教育事業(ツール・エンジニア・スクール)報告。第2回初級コースを10月24日から26日の3日間、岐阜ポリテクセンターにて開催した。参加者18名。同スクールは当初、初級と中級を予定していたが、初級の申し込み多数のため、中級を取り止め初級コースを2回開催することとなった。
 5号議案・MECT09展については、伊藤実行委員長(組合副理事長・春日鋼機社長)が出展の申し込み状況などを報告。MECT09展は2009年10月14日から17日までポートメッセ名古屋を会場に出展規模1850小間(前回1953小間、組合実績117社・461小間)で開催される。第1回実行委員会を10月28日に行い勧誘先を確認した。出展の申し込みが11月4日に開始され、組合関係の11月27日現在の受付は、42社・155小間。満小間次第締め切りということもあり各社早めの申し込みをしており、出だしは好調に推移している。ただ低迷する景況が懸念され現状で見通しは不透明。第2実行委員会は来年1月下旬の開催を予定。
 6号議案・2009年組合新年会については、滝川西支部長(滝川物産社長)が、当初、開始時間を午後6時で案内したが、当日は関係者が重複するニュースダイジェスト社の新年会と重なるため開始時間を30分遅らせ、午後6時30分としたと伝えた。組合新年会は09年1月13日、ホテルグランコート名古屋にて開催。西支部が運営を担当。12月1日現在で、出席264名。
 7号議案・独身男女交流会については、六浦福利厚生部長が企画内容を説明した。開催日は09年1月31日、東京第一ホテル錦で行う。当初は同組合単独で総勢50から60名規模の交流会を予定していたが、愛知県管工機材商業協同組合より合同開催の呼び掛けがあり、合同で開催する運びとなった。
 8号議案・60周年事業(09年度)については、水谷副理事長(ミズタニ機販社長)が記念誌の準備として業界に長く携わる組合相談役やOBへのヒアリング調査を行っていることなどを報告した。次回委員会は12月24日。
 9号議案・経営者セミナー「エコステージ」説明会については、伊藤副理事長より開催要項案が示された。環境認証制度「エコステージ」を会員へ周知するセミナーを企画。エコステージはISOと同様な制度であるが、取得・更新も容易で安価で取得でき、取引ユーザーの間でも承認されつつある。このセミナーを09年2月理事会の後に開催し、終了後、恒例の年度末懇親会へ移ることとした。
 10号議案・金属厚生年金基金解散に伴う「ガン保険」の団体契約引き継ぎについては、事務局が説明。基金を通して加入していた同組合員の契約を引き継ぐ。組合への手数料収入はないが、加入者のメリット(団体割引)を継続させるため。
 11号議案・部会事業【総務部】組合運営及び理事会の進行。定款・規約を11月に関係者に発送した。【情報部】60周年事業の企画準備及び組合報・ホームページの充実。【経営対策部】技術研修の他、環境認証制度「エコステージ」を周知するセミナーの開催を検討する。【事業部】当面は、MECT展の出品募集事業に注力する。また、共済保険の勧誘事業や燃料給油カード発行事業、CUBICについても活用促進に今後も継続して重点をおく。【青年部】11月11日に講演会を開催した。テーマは「圧縮機省エネによるCO2排出量削減」。今後の行事予定は@12月3日に忘年会A09年2月7日に京橋花月よしもと新喜劇観覧バスツアーの開催。【福利厚生部】12月22日に部会を開催する。議題は@独身男女交流会A次年度野球大会B従業員表彰の見直しについて。
 12号議案・訃報。ハタヤリミテッド(中北支部)社長足立謙祐氏が10月1日に逝去。「お別れの会」が11月12日に執り行われた。睦産業(中北支部)会長志知彰夫氏が11月19日に逝去。通夜式が11月20日、告別式が翌21日に営まれた。
 13号議案・その他の件では、3月に解散した金属厚生年金基金の現状について伊藤副理事長が報告した。
 次回理事会は、09年2月3日。

役割分担などを決める
1月23日賀詞交歓会
岐阜県管工機材商組合12月定例理事会開催

 岐阜県管工機材商組合(理事=山田康博氏・山彦社長)では、12月9日午後6時より岐阜グランドホテルにおいて、「12月度定例理事会」を開催し、平成21年1月23日(金)に新年賀詞交歓会を開催することを決めた。
 当日審議され、承認された議案は次のとおり。
▽第1号議案=平成21年新年賀詞交歓会開催の件
 1月23日(金)岐阜グランドホテルで開催と決まり、当日の式次第に沿っての役割分担について審議した。
 役割分担は次のとおり。
◎司会進行・開会の辞=五島理事(大垣管材社長)
◎来賓祝辞=岐阜県管設備工業協同組合戸島一博理事長
◎賛助会員代表挨拶=森松工業勝野邦彦理事
◎祝辞並びに乾杯=愛知県管工機材商業協同組合伊藤辰之理事長
◎閉会の辞=森嶋副理事長(大東会長)
 一方、恒例の抽選会も実施される他、前年通り参加者全員に手土産を配る。
 賀詞交歓会当日は、午後5時30分に受付を開始し、同6時に開会。懇親会の席はテーブル形式。
▽第2号議案=2月度全員例会開催の件
 第1候補日を2月23日(月)と決めた。担当は五島理事。
▽第3号議案=その他の件
@木曜会の堀田幹事長より、木曜会の中間報告が行われ承認した。
A愛知県管工機材組合の新年賀詞交歓会が、1月20日(火)に開催するため、山田理事長が出席する。
B次回理事会を2月23日(月)午後5時より、岐阜グランドホテルで開催することを内定した。

第16回国際バイオテクノロジー見本市
「バイオテクニカ2008」閉幕
ドイツ産業見本市日本代表部結果報告まとめる

 ドイツ産業見本市日本代表部(代表=樋渡知博氏、東京都中野区東中野2―22―21)は、ドイツ・ハノーバー国際見本市会場にて10月に開催された「バイオテクニカ2008」についての結果報告をまとめた。
 今年で第16回目となる国際バイオテクノロジー見本市「バイオテクニカ2008」は、10月7日から9日までの3日間開催され、盛況の内に閉幕した。ヨーロッパ最大の同見本市には28カ国から535社が8395uの展示スペースに出展、39カ国から約1万1000人の専門ビジターが訪れ、バイオテクノロジーの最新の製品や開発情報を入手した。
 出展社の約3分の1は外国からの出展で、イギリス、スイス、アメリカ、韓国の出展が多かった。日本からの出展もあり、バイオブリッジ関西、ジェトロ大阪等が直接出展した他、ダイソー、日東工器、東ソー等が現地法人等を通じて出展した。
 今年の同見本市は、ビジターの質と国際性が高いという特徴がみられ、外国からの専門ビジターの割合は23%に増加。中でもビジターが多かった国はスイス、イギリス、オランダで、日本や中南米からも多くのビジターが訪れた。
 今まで隔年で開催されていた「バイオテクニカ」は、今年初めて毎年開催となった。ドイツ産業見本市のステファン・キューネ副社長は閉会に際し「今年のバイオテクニカ08は当初の予想を超えた出展社及びビジターがあった。隔年から毎年開催への決定が正しかったことが証明され、また、展示、会議、パートナリング、バイオテック賞の4本柱コンセプトが成果をあげた」と語った。
 ヨーロッパで重要な業界の出会いの場である同見本市はますます発展しているが、今後、他地域でも姉妹見本市が展開される。「バイオテクニカ・アメリカ」が2009年3月17日から19日までニューヨークで、3つ目の「バイオテクニカ・チャイナ」が2009年6月1日から3日まで上海で開催される。
 次回ハノーバーでの「バイオテクニカ」は2009年10月6日から8日の開催となる。

CRD・CRE型を改良
CFE型オートマティックケーブルリール
ハタヤリミテッド幅広い用途に対応

 ハタヤリミテッド(名古屋市中区大須4―10―90・社長=足立捷佑氏)は「CFE型オートマティックケーブルリール」を新しく発売した。
 従来のCRD・CRE型オートマティックケーブルリールを改良し、価格も求めやすく見直した。スプリング式ケーブルリールの汎用機種として、幅広い用途に使用できる。
【特長】
●短納期!
 同社にて半完成品を在庫しているので、要望があり次第すぐに製作をスタートし、完成品を短納期で届けることができる。
●低価格!
 同社標準機種と比べ価格を見直し、求めやすい価格にて提供できる。
●ニーズに対応!
 希望のケーブル芯数に合わせてスリップリングを追加し製作する。
●巻き取りスプリング内蔵!
 自動でケーブルを巻き取るので、作業がスムーズ。
【用途】
 門型クレーン、移動走行台車、その他様々な産業機器の給電用ケーブル巻き取りに。
 その他詳細については直接同社へ問い合わすとよい。
訂正
 弊紙第2330号(平成20年12月7日付)第7面の「お別れの会」文中の足立謙祐氏プロフィールは新社長足立捷佑氏のプロフィールです。ここに謹んで訂正させて頂きます。

疑心暗鬼に陥らず適正利潤確保
1月9日賀詞交歓会
三重県管工機材商組合第2回理事会開催

 三重県管工機材商業組合(理事長=田中邦洋氏・五光商会社長)では、11月26日午後5時より四日市駅西の“四日市都ホテル”において、「第2回理事会」を開催し、平成21年新年賀詞交歓会を21年1月9日(金)に開催することを確認した。
 理事会は、田中理事長の「本日は過日に開催しました製販親睦ゴルフ会の収支報告と、新年賀詞交歓会の件につきましてご審議頂きたいと思いますので、ご協力をお願いいたします。また、米国発の金融危機が全世界に影響を与えており、先の見えない混沌とした状況が今後も続くと覚悟しております。このような中、組合員さんにおかれましては、お互いに疑心暗鬼に陥らず適正利潤の確保に向けてのご努力を切望いたします」との挨拶に次いで、理事長が進行役をつとめて議案審議を行い、次のとおり承認された。
▽第1号議案=製販親睦ゴルフ会報告の件
 10月21日に三重カンツリークラブにおいて、正会員、賛助会員等31名が参加して開催され、正会員の三立商会の金森繁人氏がネット71で優勝。
 収支も予算枠内で収まった。
▽第2号議案=新年賀詞交歓会開催の件
 1月9日(金)午後4時15分より、四日市都ホテルで開催することを確認した。
 宴会形式は、立食ビュッフェスタイルで、予算については前年の支出を参考に取り決めることで承認した。
 参加会費は、正会員5名まで無料、賛助会員3名まで無料。
 一方、当日の来賓には、愛知県管工機材商業協同組合の理事長を招待することを確認したほか、役割分担(司会進行=杉山副理事長〈杉山機工社長〉、中締め=尾藤副理事長〈旭工機社長〉)についても取り決めた。
▽第3号議案=その他の件
(ア)任期満了による役員改選の時期でもあることから、次期理事長選出については、南勢地区にバトンタッチすることを申し合わせた。
(イ)次回の第3回理事会は3月に開催する予定。
 以上で審議事項を終え、市況等の情報交換を行った。
 百五経済研究所の20年度下期景気見通しの発表によると、県内の企業の景況感は、急速に悪化しており、20年度上期の業況判断BSIは△32.1と19年度下期の△13.9から大幅に悪化、20年度下期も△32.6の見通しとなっている。
 悪化の背景には、原材料や原油の価格が高騰するなか、販売価格の引き上げが進まず、採算が悪化していること、景気後退で販売数量も減少していることが挙げられている。

独自の経営理念を貫く
未来工業本社工場を見学
ナゴヤ西部機械協組人材確保推進事業の一環

 ナゴヤ西部機械協同組合(理事長=近藤和夫氏・近藤金属工業社長)は11月26日、08年度より取り組んでいる「人材確保推進事業」の一環としてモデル企業見学会を開催、岐阜県安八郡輪之内町にある未来工業本社工場を見学した。
 未来工業は、電気設備資材・給排水設備およびガス設備機材等を製造する企業。報告・連絡・相談(ホウレンソウ)の禁止、年間休日140日、残業ゼロ、ノルマ無し、制服無し等の型破りな経営手法が注目され国内の大手企業をはじめ、海外からも多くの企業が会社見学に訪れている。
 当日は、貸切バスで午後12時30分に組合事務所前を出発。午後1時20分に未来工業に到着した。
 総務課長の小坂井氏より、まずは未来工業についての説明がされた。「創業者山田昭男の経営理念は、社員みんなが活躍して自分たちでつくっていく会社にしたいということです。社長だけでなく社員がつくる会社。そういう会社が業績に繋がるのだという強い信念を持っています。具体的にはホウレンソウの禁止、ノルマ無しなどということで、これは社員が自分で考えて主体的に動けるようにするための考え方です。休日は年間140日、残業もありません。働く時間が限られていることで、効率よくやろうと考える。本当に必要な仕事だけに注目してやることになるのです。休みが多いのは社員にとって嬉しいこと。そのためには頑張ろうという気になり、モチベーションも上がります。また、社員は全員正社員。派遣もパートもいません。待遇が違うと団結力が生まれにくいという考えから、全員が同じ待遇で働いています。これらのことは、社員のヤル気に繋がるという狙いです。社員の不満をなくすことが、ヤル気に繋がるのです」。その他、5年に1回行われる海外旅行(旅費はすべて会社負担)、何でも1件提案すれば500円を支給という改善提案制度などについての説明があった。
その後、敷地内を案内され、同社製品ルームでは国内シェア80%を占めるスライドボックスや、2万点近くあるという製品群の一部を見学した。続いて、自由な服装の従業員がてきぱきと働く工場内を見学。作業エリアには「改善提案実施箇所」と小さく書かれた札がたくさん張ってあり、これは社員自らが意見し、改善された箇所という印で、改善提案制度が生かされていることを実感。不在場所の電気はつけないという節約精神が行き渡った事務所などを見学後は、講義室へ戻り、質問時間を経て見学を終了した。
 働きやすい職場環境づくりや雇用改善に対して、意義のある見学内容となった。

真のものづくり大国に
真田幸光氏(愛知淑徳大学教授)が講演
中部NaITO会講演会と年末懇親会

 NaITO(社長=鈴木斉氏、本社=東京都北区昭和町2−1−11)の中部NaITO会(会長=伊藤照之氏・伊藤信産業会長)は、11月26日午後4時より名古屋市中村区名駅のキャッスルプラザにて、会員である販売店・メーカーの関係者ら180名が参加して講演会と年末懇親会を開催した。
 冒頭、伊藤会長が「100年に1度の大経済恐慌が来たという話を麻生総理が国会でしておりました。本日の日経平均株価は8323円、為替は1ドル97円、原油は1バーレル47ドル(いずれも11月26日時点)と、トンネルの先が見えない真っ暗なところへ、ものづくり産業はじめ世界の経済が入ってきております。この時期に真田先生の切れ味のよい話をスカッと聴きまして、気持ちよく過ごしていきたいと思います。今後1年半くらいは色々なことがあるそうですが、健康に留意して頑張っていただきたいと存じます」と挨拶。
 講演会講師の真田幸光愛知淑徳大学教授は、中部NaITO会としては3回目の招聘となり、毎回時事に合わせた講演で好評を得ている。今回は「米国大統領選挙を経て、国際情勢は如何に動くか? そして日本は?」と題して1時間半に渡り講演した。
 講演会の後は懇親会が開かれ、鈴木NaITO社長は挨拶で「昨日、メーカー様の代理店会がありまして、そこでトヨタの現場の部長が講演をされました。ものづくりについて色々と話をされましたが、質疑応答で『ビッグスリーを抜いて、今や世界のトップメーカーとなったが、独創性が足りないように思う』という辛らつな質問がありました。その部長は、よいものを作る技術は世界でトップですと話されましたが、後ほど『実はそこが問題なのです』とも。今まではベンツだGMだとベンチマークがありましたが、いざトップに立ってしまったら中々難しいということでした。今後はどうしたらよくなっていくのかという話で、『トヨタがやっていることは、自らが変わることだ。時代に流されて変わるのではなく、自らが変わる。その変わる力を持っている』と言っていました。我々NaITOも正直苦労しております。私は5年になりますが、この4年間、あまりにも恵まれておりました。皆様と共に、時代の先を見据えて変われるようになりたいと思います」と語った。
 乾杯に際しメーカーを代表して伊賀田ユニオンツール執行役員が「知恵を働かせてものづくりに精を出していきたい」と述べ、力強い発声で乾杯。参加者は和やかに歓談し、お開きとした。
【講演要旨】
 世の中が安定するには、二つの形しかない。すごく強いジャイアントとその他諸々からなる覇権による安定か、力の拮抗した数人を核とする均衡による安定である。
 ここ数年、世界経済を動かす米国の共和党はジャイアントタイプ。今回のオバマ次期大統領の民主党は拮抗型を標榜している。ポイントは、オバマさんが米国の国内は拮抗型にするが、世界経済システムはジャイアントタイプで維持をするのか、それとも拮抗型に持っていくのか。これを我々はしっかりと見極めないといけない。これは通貨体制で見えてくる。基軸通貨かということ。通貨は、国家の主権の象徴といえる。
 現行は基軸通貨を米ドルにしたジャイアントタイプ。これが三極通貨体制(ドルとユーロとその他)になるのかを見極める必要がある。
 今年の年初は何とか景気はもつだろうと言われていたが、4月頃から失速をし、夏になるとかなりのダメージが出、9月のリーマンショックから完全に不況に陥った。
 信用で元金の何倍もの金を借りて大きな利益を得る。これでリーマンは儲けていたが、お金が供給される蛇口が止められてしまったから倒れた。これからは、1000円に対して、9000円の借入ができなくなり、6000円にするということになる。そのため、この方式で金儲けをしていた人間はこれ以上儲からないので、株価も戻ってはこない。
 信用で作られた部分のどこまでが真の実需かということを見極める力が、これからの経営者には大変必要となる。真の消費が一体どこにあるのか、どのくらいの規模が我社にとって真の消費になるだろうかとイメージをしながら、販売の体制を作っていかなければならない。
 現在、日本は非常に難しい立場におかれている。世界がどう思っているかというと、ジャイアントの米国がいて、その他諸々がいる。日本は、諸々のところよりやや上の、米国に近いところにいると思われている。だから基軸通貨にもすぐに呼応して手を挙げてしまったと見られている。
 私は、拮抗型でバランスの取れているほうがよいと思う。その中で、日本は少し離れたところにいて、日本発で世界に貢献できるものやサービスを作って、正当な対価をもらって生き残る国家になるのがよいと考えている。これを私は日本仙人(専任)国家理論といっている。少ない実入りでもやっていける国家になればよい。そしてパワーゲームの中に入らない。常に日本はパワーゲームの外にいて、中立的な立場で世界の誰からも必要とされて、その対価をいただきながら生きていく。だから目立ってはいけない。こうして中立的に生きている国はたくさんある。イスラエルやスイス、シンガポールがそうだと思う。それらの国と少し違った切れ味を持った専任国家になればよい。
 日本はこれから人口が減少する。2050年には半分になる。世界は食料も原材料も足りなくなる時代、自然減であったら減ってもよい。その時に問題なのは、日本の経済の規模が小さくなり世界から見捨てられる危険性があることだ。そうならないためにはどうするかというと、一人の人が倍働いて、倍の給料をもらい、そして倍の消費をすれば、今のGDPは守れる。一騎当千の国を作ればよい。そのために日本の政策のベクトルを合わせていけばよい。
 どういう分野の一騎当千を作ればよいかということが次の課題。私は、これは金融ではないと思う。現状強くて、将来も強い分野はものづくりしかない。一次産業も含めたものづくり大国になっていけばよい。
 日本のものづくりは、プロセスマネージメントは強いと思うが、川上と川下がまだまだ強くないと感じる。川上の部分、どうすると原材料が安定確保できるのか、どういうデザインで売っていくと同じ製品でも高く売れるのかということ。川下の部分、どういう物流ルートを使うと安い物流コストで売れるか、どこの国やどこのマーケットに売ったら同じものでも高く売れるか。このように川上と川下のものづくりを連携して、川上から川下までの一気通貫のものづくりの大国を作るべき。それをやらないと日本のものづくりがつまみ食いをされてしまう。
 一気通貫で世界に物申せる国にしないといけない。大量生産、大量消費のものは、日本の競争力が段々損なわれている。少量多品種、ハイマージン、ハイクオリティの世界に入っていくのが、日本にとってものづくり大国として生き残れる道だと思う。
 それと日本が目立たないでスタンダード(基準)を押えることが大事。日本は少数精鋭でしっかり生きていける国に変革をしなければならないと感じている。

愛機工組合各支部忘年会
 愛知県機械工具商業協同組合(理事長=野田道典氏・ノダキ社長)の支部忘年会が年末、各地で行われた。
「千とせ家 錦店」で
11月28日 中南支部

 中南支部(支部長=志知亨氏・志知社長)の忘年会は11月28日午後6時30分より、支部員ら11名が参加して、名古屋市中区錦の千とせ家錦店で開催された。
 志知支部長は挨拶で「今年も年の瀬となり、毎日ニュースで100年に一度の不況と言われておりますが、世界中の国が何十兆円もかけて景気対策をしているのだから、景気が回復しないはずがないと言われる方もおりました。その方は、2年後にはバブルになる、それまで持ち堪えれば明るくなる、と言っておりました。中南支部の皆さんは、2年でも3年でも持ち堪えられる体力の持ち主と存じますので、何とか次のバブルが来るまで頑張りたいと思います。本日は皆さん、明るく楽しく、色々な情報交換をしていただきたいと存じます」と述べ、乾杯の音頭をとった。参加者は和やかに歓談し、一年の締めくくりとした。
鳥羽シーサイドホテルで
11月29日 尾張支部

 尾張支部(支部長=服部利一郎氏・服部商会会長)の忘年会は11月29日、三重県鳥羽市の鳥羽シーサイドホテルで開催され、支部員ら27名が参加した。
 当日は、午前8時に金山駅をバスで出発。途中、伊勢神宮内宮を参拝した後、おかげ横丁を散策し、正午頃ホテルに到着した。
 冒頭、服部支部長は、日頃の組合活動への協力に感謝を示すとともに、「本日は、遠方での開催にもかかわらず多数ご参加いただきましてありがとうございます。素晴らしい眺望と温泉を楽しみ、日頃の疲れを癒していただけたらと存じます」と挨拶。
 参加者は、伊勢湾を一望できる部屋で海の幸に舌鼓を打ち、温泉で今年一年の疲れを癒した。
 帰りは、伊勢志摩スカイラインを経て、午後7時過ぎに名古屋に帰着した。
東京第一ホテル錦で
12月5日 東支部

 東支部(支部長=田中知之氏・ミユキ商會社長)は、12月5日午後6時より名古屋市中区錦の東京第一ホテル錦で、支部員・賛助会員ら30名余りが参加して忘年会を開催した。
 井口支部役員(サンコー商事)の司会で進められ、はじめに田中支部長は挨拶で日頃の組合活動並びに支部活動への理解・協力に対し礼を述べた後、「非常に厳しい経済情勢が続いております。アメリカが病気になったため世界中に伝染し、日本にも伝染したということです。自動車メーカーさんを中心として厳しい状況になっております。不透明な状況が続く中で、それぞれの会社の方が頑張っていかないといけない。組合の方では、私が担当しております情報部で60年の歩みの編集のお手伝いをさせていただいております。色々聞き取り調査をして、来年の完成を目指しております。本日は、東支部恒例の忘年会でございます。これからも支部が発展いたしますように頑張ってまいります」と語った。
 続いて、組合を代表し山崎事務局長より、組合の現況報告と来年開催されるMECT展への協力が呼び掛けられた。
 林副支部長(広島商事社長)の力強い発声で乾杯。あちらこちらで一年を振り返りながら楽しく談笑する姿が見られた。
名古屋駅前の「百楽」で
12月8日 熱田支部

 熱田支部(支部長=小浦喜一氏・こうら社長)は、12月8日午後6時30分より名古屋市中村区名駅の北京料理・百楽にて支部員・賛助会員ら40名が参加して開催。
 椿支部幹事(喜一工具)の司会進行で、挨拶に立った小浦支部長は、「たくさんの方に出席していただきありがとうございます。私は体調を悪くしてなかなか出席できず支部長らしいことを一つもやっておりません。その中で担当の役員の方がしっかり仕事をしていただいたことで、年も無事に暮れようとしております」と礼を述べるとともに、自身の体験から自分の体は自分で守るための健康管理について語った。
 続いて水谷副理事長(ミズタニ機販社長)が、組合の概況について話したほか、来年の60周年に向けて昔の資料などの提供を呼び掛けた後、乾杯の音頭をとった。
 宴会は、滝沢理事(松本商店社長)の企画によるゲームで大変盛り上がり、皆で楽しいひと時を過ごして午後9時前に終了した。

愛ecoの活動状況発表
愛機工青年部忘年会で一年の締めくくり

 愛知県機械工具商業協同組合(理事長=野田道典氏・ノダキ社長)の青年部(部長=森庸一氏・森哲社長)は12月3日午後7時より、名古屋市中区錦の酒肴や・魚忠錦店にて忘年会を開催した。当日は40数名が参加。
 忘年会に先立ち、愛eco青年部の活動状況が各委員から発表された。総務グループは、親善野球大会の会場周辺のゴミ拾いを行ったほか、アイドリングストップ運動を実施している。教育グループは、セミナー時に出す飲み物をペットボトルから紙コップへ変更。またペットボトルのキャップを集めてワクチンを後進国の子供に接種させる運動に参画。現在3000個ほど集まっている。さらにエコに関するセミナーも実施した。厚生グループは当初の計画を修正して教育のペットボトルキャップの回収に賛同し、総務共々協力することになった。
 忘年会に移り、森部長が「今年も残りあと1カ月足らずとなりました。皆様のお陰でこの一年、大過なく過ごせました。2月の鳥羽へのツアーを皮切りに、4月から野球のお手伝い、キャンプ、各種セミナーと、色々お骨折りをありがとうございました。皆さん一人ひとりが団結すれば大きな力になりますので、また来年も楽しく色々なことに挑戦していきましょう」と挨拶し、乾杯。テーブルには旬の肴が並び、大変賑やかな雰囲気の中、参加者は互いに親睦を深めていた。

新会長に松岡正俊氏選任
第9回総会を開催
若象会 正会員ら70名集う

 若象会(会長=後藤毅氏・後藤水道社長、大垣管材と商社・販売店の集い)では、12月6日午後6時より大垣市の大垣フォーラムホテルを会場に「第9回総会」を正会員・賛助会員ら約70名が出席して開催し、任期満了による役員改選で新会長に松岡正俊氏(マツオカ専務)を選任した。また「峠に立つ日本経済」を演題に講演会も開催した。
 冒頭、あいさつに臨んだ後藤会長は「初代伊藤会長の後をやらさせて頂き4年間が経ちました。4年間の内に会社でためになることを沢山やりたいと思っておりましたが、なかなか実行に移せなくて申し訳ない思いです。本日は総会の後に講演会を企画しておりますので、ぜひ会社に持ち帰って経営の方に活かしていただければ幸いです」と挨拶。
 引き続いて大垣管材の五島社長が拡販に対してのお礼を述べた後「会社で言っておりますことは、今回の不況は、どんな会社でも倒産する可能性があること、この不況は長引くということ、攻めをしないと会社は潰れるということ、今こそ自分たちでしなければならないことが山ほどあるという認識の下で、いろいろとやっていかなければならないと諭しております。金融恐慌の時代だと思っております。なんとか不況を脱して皆さんとともに成長していきたいとの思いでおります」と結んだ。
 続いて後藤会長を議長に推挙し各議案審議(第1号議案=平成20年度事業報告並びに決算報告承認の件、第2号議案=役員改選、第3号議案=会則改正、第4号議案=平成21年度事業計画並びに収支予算案承認の件、第5号議案=その他の件)を行い、いずれも承認可決され、松岡新会長の「未熟者ではありますが精一杯頑張っていきたいと思いますのでよろしくお願いします」とのあいさつで審議事項を終え、続いて講演会に移り、「峠に立つ日本経済」を演題に経営コンサルタントの伊藤猛雄氏より解説して貰った。
 伊藤講師は、証券セールスマンとして約30年、71年のニクソンショック、87年のブラックマンデー、そして90年に始まるバブル崩壊を体験。こうした修羅場を潜り抜けてきた経験を生かしたいとの思いで独立開業。商売にはトラブルがつきもの。窮地に追い込まれた時こそ人間はその器量が問われる。営業力を発揮することは器量を大きくすること。それには人間力、人間的魅力が問われる。営業力は、「コミュニケーション力」が信条。人間は初対面の時、相手の器量を自分と比較する習性がある。「売れるも、売れないも営業マン次第」、「儲けてなんぼが商人の心得」と説いた。
 講演会の後は、懇親会を行い、互いに親睦を分かち合う一方、抽選会も行い会を盛り上げた。

環境・省エネ商品が中心
「商品展示会」盛況
川島商事初期の目標超える

 川島商事(名古屋市熱田区花町・社長=川島健一氏)は、このほど、実務者レベルの販売店及びユーザーを対象に、環境・省エネ商品を中心とした「商品展示会」を、12月2日に名古屋市中区金山の名古屋都市センターを会場に開催し、初期の目標を超える来場者が訪れるなど関係者は手応えを感じていた。
 今回初の試みとなった「商品展示会」は、モノづくりの現場により一層近づいた提案型営業と新しい販促の形を目指した展示会となり、会場内には、環境・省エネ商品を中心に出展メーカー13社が自慢の新製品を展示紹介した。
 主な展示品では、川島商事の各種ゴム、プラスチック加工品やクリーンエアフィルター、東拓工業の環境に優しいTACエコシリーズ、三菱電機住環境システムズのジェットタオル、省エネエアコン、アンレットの省エネエアーブロー、日本ポリペンコの高温環境化の摺動材、旭有機材工業の新世代樹脂製配管材料、三菱樹脂のエコキュート用配管材、三機工業のプラスチックベルトコンベヤ、東北ゴムの超耐磨耗ホース、バンドー化学の省エネVベルト、カナフレックスコーポレーションの脱塩ビシリーズ、エーアンドエーマテリアルの耐火パイプ、トヨックスのトヨコネクタ、潤工社の省エネ電線チューブなど。
 川島社長も「初の試みでありますが、10時30分のオープンと同時に来場者の方々が次々にお見えになり、やって良かったと手応えを感じております。アンケート調査も実施しておりますので、アンケートを集計し精査し、今後の展示会運営にそれを活かして行きたいと考えております」と、今後の展示会に掛ける意気込みを述べていた。

戸建システムバスルーム
「サザナ」を新発売
TOTO基本性能さらに充実

 TOTOは、おふろの基本性能である快適性や利便性を高めた新シリーズ・戸建システムバスルーム『sazana(サザナ)』を12月1日に新発売した。
 『sazana(サザナ)』には、使いやすさ、耐久性、清掃性といった実用面を重視するための基本性能がぎっしりつまっている。水がどんどん引いて翌朝までに乾く「カラリ床」をベースに、洗い場や排水口まわりのヌメリやにおいを抑える「ヌメリま洗Ag+(ぬめりませんエージープラス)」や、業界スタンダードとなった「魔法びん浴槽ライト」も装備している。
【商品の主な特長】
@ヌメリま洗Ag+
 皮脂や石けんカスに繁殖した菌の増殖を抑える効果のある銀イオン水をスイッチ1つで、洗い場に自動散布する。銀イオン水のコーティングをすることで床・排水口まわりのヌメリやにおいの元となる汚れを抑え、清潔な状態を保つ。
Aカラリ床
 TOTOが発明した水はけのよい「カラリ床」。
 水はけがよく、タテヨコ規則正しい新パターンで清掃性も向上している。翌朝にはくつ下のまま入れる。
B魔法びん浴槽ライト
 断熱材でしっかり覆い、さらに断熱ふろふた同時使用で、優れた保温効果を発揮する。
 4時間後の湯温の低下は約2℃。
Cのびのび浴槽
 日本人にとってのおふろは、手足を伸ばしてゆったりとくつろいだり、子供と一緒に入って楽しく遊んだりする場所でもある。そんな声を反映して、柔らかなふくらみを持たせたゆったり感のある「のびのび浴槽」は、家族みんなにとってのオアシス空間を実現する。
Dフラットカバー水栓
 握りやすく回しやすいハンドル形状で使いやすい水栓。
 凹凸が少ない形なので、清掃性にも優れている。
Eらくポイヘアキャッチャー
 排水口のフィルターは、独自の立体網目構造。
 ひっくり返して簡単に髪の毛などが捨てられる。
Fお掃除ラクラク排水口
 排水口の開口部を広げて、手が簡単に入るようにしている。
 凹凸の少ない筒状なので、サッとひとふきするだけで汚れが落とせる。
 価格は、一坪タイプが73万1850円から、84万7350円、1.25坪タイプが94万1850円から112万350円まで揃っている。

三菱マテリアル製品紹介
金型加工用超硬ソリッドドリル
WSTARドリルシリーズ「MHS形」
在庫アイテム拡充

 三菱マテリアルツールズ(社長=高田修氏、本社=東京都墨田区横網1―6―1)は、三菱マテリアルが開発・製造する金型加工用超硬ソリッドドリルWSTARドリルシリーズ「MHS形」の在庫アイテムを拡充した。
 「MHS形」は樹脂金型、ダイカスト金型に用いられる硬度(HRC35〜55)のプレートのダイレクトドリリングが可能で、熱処理に関わるリードタイム(粗加工工程を削除)を低減できるWSTARドリルの新シリーズとして2008年に発売を開始。その後、仕上げ代を考慮した整数+0.8oとび在庫アイテム化の強い要望のため、今回対象となる型番を標準在庫化した。
 主な特長は次の通り。
@プリハードン鋼、焼入れ鋼の浅穴から深穴のノンステップ加工が可能。
A独特なガイドパットと高剛性形状を有し、高精度な穴加工が可能。
B市販ミーリングホルダーを使用可能な偶数径シャンクを採用。
Cプレート厚にあわせた溝設定としているため機上における工具突出し長さが揃い、加工プログラムの作成が容易。今回標準在庫化するのは56型番。標準価格は、代表型番MHS0380L90B2万2600円(税込み2万3730円)、MHS0680L150B2万7400円(税込み2万8770円)。
 初年度の販売目標は1000万円としている。
鋳鉄加工用CBN材種
「MB710」「MB730」ターニング
インサートシリーズに63アイテム追加

 三菱マテリアルツールズは、三菱マテリアルが開発・製造する鋳鉄加工用CBN材種「MB710」「MB730」ターニングインサートシリーズに新たに63アイテムを追加、販売を開始した。
 「MB710」「MB730」は鋳鉄加工において高速・高能率加工を実現できるシリーズで、今回ラインナップにG級精度品、マルチコーナ品、内径加工用アイテムの追加を行った。
 同商品の主な特長は次の通り。
@鋳鉄加工のあらゆる加工形態において、高能率加工を実現。
A新たに63アイテムを追加し、幅広いニーズに対応可能となった。
 今回販売するのはインサート63型番で、標準価格は代表型番NP―CNGA120408GS2(MB710/MB730)4830円(税込み5071円)。
 初年度の販売目標は1500万円としている。

第49回防錆技術学校の
受講者募集を開始
日本防錆技術協会防錆管理士養成講座

 社団法人日本防錆技術協会(会長=里見菊雄氏)は、我が国唯一の防錆技術者養成機関である防錆技術学校の第49回受講者募集を開始した。同校は1年間の通信教育として毎年実施されているもので経済産業省、国土交通省、文部科学省、中小企業庁の4省庁並びに日本商工会議所が後援を行っている。これら、国や産業界の支援体制は防錆防食技術者養成の重要性を深く認識していることと、同校が48年の長い歴史と1万数千名を越える受講者を指導教育した実績が評価されてのものと言えよう。
 教育は、前期に各科共通の共通課程通信学習と共通課程面接学習指導(東京、大阪)後期には施設防食科、防錆塗装科、防錆塗装科別科、めっき科、防錆包装科の5つの専門別専攻科の通信学習と面接講義(2日間)により実施される。通信学習は、本校のために特別に執筆、編さんされた教科書を自習し、与えられた試験問題を解くことにより、専門知識がしらずしらずに身に付き、更に担当講師による添削と分かり易い採点所見で確実なものとなる。同校で使用される教科書は、毎回更新されており、今回も専門講師陣により最新技術の原稿執筆が行われている。
 通信教育では充分指導できない部分や最新技術について、延50数名の講師によるスクーリング形式の面接講義が開催され、懇切な講義と活発な質疑応答が行われている。特にめっき科の面接講義は、ゼミ形式による少数実践の教育が行われ、講師や受講者相互の人間関係も構築される。また、開講初期に実施される面接学習指導は、実務に追われ学習から遠ざかっていた方にはうれしいシステムである。
 通信教育の成績と筆記試験、並びに認定論文を総合判定して定められた基準を満たした受講者には「防錆管理士」の資格認定が行われる。防錆管理士は既に1万1千名以上が国内外で活躍しており、防錆技術学校を修業した後も全国組織の防錆管理士会を通じて最新の技術情報が絶えず入手できる体制が整備されている。受講費用は、19万9千円。問い合わせは防錆技術学校事務局(東京都港区芝公園3の5の8、電話03・3434・0451)まで。詳細案内書・願書を無料で郵送してくれる。

高精度二次元エンコーダ
「MICSYS―SA1」発売
ミツトヨ全く新しい原理に基づき開発

 ミツトヨ(社長=坂本仁氏、本社=川崎市高津区)は、全く新しい原理に基づいた高精度二次元エンコーダ「MICSYS―SA1」を開発、商品化し12月1日より国内販売を開始した。
 高精度テーブルの戻り精度測定、平面のひずみ測定、熱ドリフトの測定など、二次元の変位を同時に、しかも高精度且つ簡単に測定したいという要望をもとに、同商品を開発した。
 従来のスケールと検出部の組合せではなく、ランダムな粗さを持った基準片をターゲット(標準ターゲット)とし、検出器とターゲットの水平方向の変位を非接触で測定する。
 測定原理は、「レーザ光を標準ターゲット測定面(粗面)に照射すると散乱した反射光どうしが干渉し「スペックル・パターン」が形成される。このスペックル・パターンは測定面の移動に伴って移動するので、移動前後のパターンを比較すれば、測定面の移動量を算出することができる」。同商品はこの原理を採用している。
 主な特長は次の通り。
@標準ターゲットの面内二次元変位を非接触で同時に測定できる。
A始めの画像と移動後の画像の比較による測定であるため、前後の移動経路、移動スピードに制約がない。
B可視光半導体レーザ(波長650nm)使用により、測定箇所を目視確認できる。測定したい箇所に検出器のセットアップが簡単にできる。
C新開発の内挿アルゴリズム(特許出願中)により1nmの高分解能で測定が可能。
 標準価格は80万円(標準価格に消費税は含まず)。

3種類のラチェットレンチに
19o×24oの新サイズ追加
TOP 羽子板ボルトなどに

 トップ工業(社長=渡辺一郎氏、本社=新潟県三条市塚野目2一90―5)は、従来より発売中のラチェットレンチ3種類にそれぞれ19o×24oの新サイズを追加し、販売を開始した。
 今回新サイズが加わったのは、ショートラチェットレンチ、シノ曲がりラチェットレンチ、アルミショートラチェットレンチ。各レンチに共通している特長は、爪が鍛造成形で、強靭であり耐荷重性・耐久性に優れ、過酷な作業条件での使用に耐える強度を持つこと。また、ショートラチェットレンチとシノ曲がりラチェットレンチに共通する特長は@便利なシノ付きで、鉄骨などの穴合わせや番線作業に便利。A頭部穴埋めすることでギア部への異物の進入を防ぎ、泥水・砂などが入ってもすぐ排出され、スムーズなソケットの回転を持続する。
 19oソケットは(Zマーク金物)羽子板ボルトや両引羽子板金物に、24oソケットは耐震用支持金具やガードレール連結ボルトに適している。
 各レンチの主な特長と販売価格(1箱6丁入、1本あたりの価格)は次の通り。
 ▽ショートラチェットレンチ(RM―19×24S)一目でサイズがわかる本体カラー。コンパクトヘッド。3940円(税込み4137円)。
 ▽シノ曲がりラチェットレンチ(RM―19×24N―S)コンパクトヘッド。3740円(税込み3927円)。
 ▽アルミショートラチェットレンチ(RM―19×24A)アルミ製で超軽量。一目でサイズがわかるカラーの滑り止めグリップ付き。コンパクトヘッド。5020円(税込み5271円)。

9名の全役員の留任を承認
ポストの人事は総会で決議
名古屋砥石販売同業組合12月例会を開催

 名古屋砥石販売同業組合(理事長=古川誠彦氏・フルカワ商店社長)は12月5日午後3時15分より、名古屋市中区橘の東別院会館にて12月例会を開催した。
 冒頭、古川理事長は「アメリカ発の金融不安からトヨタ自動車が北米の生産ラインを止めると聞いたときは、遠い海の向こうの話だと思っておりましたが、好調であった部品加工業者でも、そのほとんどが北米向けだったこともあり、現在は全く仕事がないという状態に陥っているところもあると聞いております。トヨタの下半期の経常利益予想はゼロ円だそうです。工業用消耗品を扱っている私共にも大なり小なりの影響があるかと思います。皆様のご判断ですが、借りられるものは借りておいて、しっかり武装をし、この荒波が過ぎるのを静かに待つか、攻めるか。この機会に方向転換、事業転換、もしくはコストの見直しをもう一度大いにやり、1年とも2年とも言われるこの状況を何とか凌いでいただきたいと思います。頑張ってまいりましょう」と挨拶。
 例会では、次の議案を審議し、承認した。
 @廃業による1社の退会を承認。
 A京都組合との交流ゴルフコンペの件。11月2日に京都組合と名古屋組合の有志によるゴルフコンペを開催した。その際、両理事長が恒例行事にしようと話し合い、春先は名古屋組合が、秋口は京都組合が担当して年2回開催することとなった。
 B総会については、平成21年1月17、18の両日、ホテル白砂亭(浜松市)で開催する。
 C役員改選に関しては、9名全員の留任を決めた。ただし、副理事長、各正副部長といったポストの人事は、総会で発表する。
 D事業部より、事業経過報告が行われた。
 E会計より、中間決算報告が行われた。
 F規約変更については、会計年度を暦年とすることになった。
 G広報より、月報が順調に発行されていると報告された。
 このあとフリートークの場がもたれ、次年度の事業については、従業員や家族も参加して今年度初めて行ったバーベキュー大会が好評であったため、引き続きの開催が要望された。
 例会終了後は、午後5時より会場を名古屋市中区金山の郷土料理・木曽屋に移して、忘年会が行われた。

新栄商會Aゾーン6連覇
Bゾーンミズタニ機販優勝
愛機工第68回親善野球大会

 愛知県機械工具商業協同組合(理事長=野田道典氏・ノダキ社長)の第68回親善野球大会(福利厚生部主幹、部長=六浦康正氏・六浦本店社長)の決勝戦が11月29日、稲永公園野球場において行われ、Aゾーンでは新栄商會が息詰まる投手戦を制し6連覇、Bゾーンはミズタニ機販が優勝を果たし、8カ月に及んだ大会に幕を下ろした。
【試合結果】
◆Aゾーン決勝
東    陽 0000000=0
新栄商會 100000 x=1
◆Bゾーン決勝
ミ ツ ト ヨ    0000021=3
ミズタニ機販 1204 00x=7
 両ゾーンの決勝戦終了後は梅村理事(梅村本店専務)の司会進行で表彰式が行われ、組合役員挨拶で水谷副理事長(ミズタニ機販社長)は、熱戦を繰り広げた4チームを労い、今後の業界発展に尽力してほしいと述べた。
 大会委員長の六浦福利厚生部長は、4月の開幕から長期間にわたり運営のサポートをしてくれた、審判団、福利厚生部理事、並びに青年部に対して礼を述べるとともに、参加チームには来年度の第69回親善野球大会への参加を呼び掛けた。
 続いて賞品授与に移り、A・B両ゾーンの優勝チーム、準優勝チームに優勝旗、準優勝旗、カップ、盾などが贈呈された。
【個人賞】
◆Aゾーン
MVP=尾藤選手(新栄商會)
敢闘賞=鳥居選手(東陽)
打撃賞=元藤選手(新栄商會)
◆Bゾーン
MVP=野村選手(ミズタニ機販)
敢闘賞=田頭選手(ミツトヨ)
打撃賞=梅村選手(ミズタニ機販)