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2012年(平成24年)6月
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2012年6月3日(日) 2456
5月24日の総会へ準備進む
決算報告などを承認
愛機工 4月定例理事会を開催

 愛知県機械工具商業協同組合は4月26日午後4時より、名古屋市中区錦の東京第一ホテル錦において四月理事会を開催した。当日は、平成24年度通常総会に上程する議案などが審議された。
 理事会では各議案に沿って審議が行われた。
 ▼第1号議案=会員の増強活動については、事務局より、一宮特殊鋼販売(一宮市、専務=武田英喜氏)の組合員加入(尾張支部)が報告され、これを承認した。
 ▼第2号議案=中部ブロック会議報告は、伊藤ブロック長(組合副理事長、春日鋼機社長)より行われた。愛知組合が担当して2月16日午後3時より名古屋逓信会館において開催。出席者76名(愛知49名、岐阜6名、浜松10名、三重6名、阿部事務局長、報道四名)、懇親会には51名が参加した。
 第1部では、全機工連の人材開発事業について各組合の委員で討論会を行い、また、全機工連の阿部事務局長が各委員会(IT・情報、広報)と東北ブロックの状況を報告した。第2部はネットビジネスについてのパネルディスカッションを行い、聴講者にネットビジネスについてシステムの理解を求め工具商社への影響を提唱した。第3部の懇親会では各地区の組合員と交流を深めた。
 ▼第3号議案=組合野球大会については、六浦厚生部長(六浦本店社長)より経過報告が行われた。中断していた第71回野球大会(平成23年度)を4月7日から再開。しかし開催予定日が連日、雨天中止となり進行が滞っている。残り13試合。今後の日程は、江南、草井および名古屋市営の会場を確保しており6月の初旬には優勝戦を想定している。次回大会(第72回)については優勝戦の目処がつき次第、募集案内を配布する。
 ▼第4号議案=社員戦力化事業については、事務局より事業報告などが行われた。
 事業報告@社員研修「トラブル&クレーム処理及び新規開拓のポイント」…2月8日に名古屋市工業研究所で森崇幸氏(名南経営)を講師に開催、29名が受講した。A社員研修「営業社員・幹部社員モチベーションアップ研修」…2月21日に宇井克己氏(経営コンサルタント、中小企業診断士)を講師に開催、30名が受講した。B工場見学会…2月22日にヤマザキマザック美濃加茂製作所およびフェニックス研究所を見学、51名が参加した。C新入社員研修(2012年度事業)…4月9、10日に名古屋市工業研究所で筒井仲晃氏(名南経営)を講師に開催、25名が受講し
た。
 2012年度事業計画@経営者・管理者セミナー…「賃金体系について」「業界のM&Aの現状」「ネットを活用したビジネスモデル」「経済動向(日本経済新聞)」「高齢者雇用対策(定年制度への対応)」「営業ビジネス数字(利益の考え方)」、開催は理事会にあわせ併催する。A社員研修…「若手社員研修(商品知識および業界の基礎知識)」「ツール・エンジニア・スクール」「営業社員研修(若手・中堅・幹部)」。Bその他…「工場見学会」「調査事業」「報告書作成」。
 ▼第5号議案=人材開発委員会については、水谷委員長(組合副理事長、ミズタニ機販社長)より活動報告が行われた。人材育成について、これまで一回の委員会と中部ブロック会議において議論しているが、当面の課題としては全国各地の組合員に人材教育に関わる現状や要望をアンケートで調査する。アンケートの内容は今後の委員会でまとめる。集計・分析はこれまで各種調査を依頼している豊島維大氏に委託する予定。
 ▼第6号議案=MECT2013展開催予告は、伊藤実行委員長(組合副理事長、春日鋼機社長)より行われた。2013年10月23日〜26日の4日間、ポートメッセなごやにおいて開催する。出展者募集は本年、10月1日より開始する。出展者勧誘においては、従来同様に事業部及び卸商社を中心に実行委員会を設置し、第1回実行委員会を8月または9月に開催する予定。
 ▼第7号議案=平成24年度通常総会(5月24日開催)については、議案内容の確認や当日の進行などについて最終審議を行った。@23年度決算報告A24年度予算案を承認。B役員改選期にあたり、選考委員の選任と、各支部総会にて選出された理事推薦候補者の承認を行った。C23年度事業報告及び24年度事業計画案、賦課金徴収方法案を原案通り承認した。D総会の議長予定者及び司会者を選任した。E総会議案書は事前に組合員に配布する。
 ▼第8号議案=全機工連・愛知大会(2013年)については、今後の進め方を審議した。実行委員会を設置して、日程・テーマなどをまとめる。日程は、これまで10月の第3または第4金曜日に多くを開催しているが、同年はMECT展があるため、一つの案として同展にあわせた日程も検討する。テーマについては、実行委員会で検討するが、全機工連の意向があれば、それに配慮しつつ要項をまとめ組織を決める。
 ▼第9号議案=部会報告は、次の通り。【総務部】24年度総会の運営に万全を期す。【情報部】組合春号を5月中旬に発行予定。景況調査の集計。【経対部】社員戦力化事業に傾注する。24年度の戦力化事業については概要がまとまっているが、各理事が直面する課題、要望があれば提言して欲しい。【事業部】中小企業共済、ガソリン取次事業を継続して強化する。また、カーリース取次事業については、組合員への周知等、具体的な活動を開始する。【青年部】3月3日に研修事業として滋賀県のダイフク「日に新た館」と京都「月桂冠大倉記念館」の見学会を実施した。3月21日に合同委員会を開催し24年度の組織編成を行った。24年度総会は6月1日、東京第一ホテル錦において開催する。【厚生部】中断している23年度野球大会の早期終了と24年度大会の年内終了を目指す。
 ▼第10号議案=その他、浜松機械工具商協同組合は4月16日、清算総会を開催し組合の解散を決定した後、設立総会にて「遠州機工会」を発足した。会長に杉野泰治氏(浜松機材)、副会長に児玉宏氏(コダマキカイ)。
 次回の理事会は6月25日に東京第一ホテル錦で開催される。経営者・管理者セミナー併催。
 ※文中、組合内の役職については理事会当時のものを使用した。
理事候補者
《敬称略》
【東支部】
田中知之(ミユキ商會)/ 林正人(広島商事)/ 野崎憲昭(常磐精機)/ 倉地久雄(倉地)
【西支部】
内藤和美(内藤商事)/ 梅村龍盛(梅村本店)/ 吉野栄一(吉野機械工具)/ 矢野茂雄(滝川物産)
【南支部】
森庸一(森哲)/ 中川雅夫(ナカガワ)/ 伊藤正人(伊藤信産業)/ 伊藤久輝(丸正)/ 和久田修志(三和商事)
【北支部】
野田道典(ノダキ)/ 熊田達也(久満田商会)/ 長村康義(長村商店)/ 服部健(伊吹産業)
【中南支部】
志知亨(志知)/ 鈴木俊雄(マルマン商事)/ 六浦康正(六浦本店)
【中北支部】
伊藤高潤(春日鋼機)/ 高田研至(井高)/ 森田乾嗣(モリタ)/ 幡野裕幸(朝日)
【熱田支部】
水谷隆彦(ミズタニ機販)/ 滝沢有一(松本商店)/ 乾正樹(山下機械)/ 山本員彰(センサスヤマモト)
【尾張支部】
服部利一郎(服部商会)/ 坂倉幹和(コーワ精工販売)/ 木野茂恒(豊田商会)/ 大崎政雄(大崎機工)
【三河支部】
中島忠幸(オーエヌ技研)/ 大久保武(大久保商事)/ 三井重信(三井機工)

福井県の製造業を元気にしたい
平成24年度総会開催
福井県機工商組合 坪川常春氏(経済評論家)を招き講演

 福井県機工商組合(理事長=吉岡正盛氏・吉岡幸社長)は5月10日午後5時より、福井市中央のユアーズホテルフクイにおいて「平成24年度総会」を開催した。会員24名(19社)と、オブザーバーとして賛助会員25名(22社)が出席。平成23年度事業報告、同決算報告、24年度事業計画、同予算案、役員変更をそれぞれ審議し、原案通り承認可決した。
 総会は細川理事(ホクシン社長)の司会進行で開会。挨拶に立った吉岡理事長は出席者にお礼を述べ「昨年は東日本大震災をはじめとする多難な一年であった。今年は少し株が持ち直しをしてきたと思ったのもつかの間、ヨーロッパの経済不安や円高の進行、株価の低迷があり、危機感をもっている。全ては環境の変化です。それに自分自身がどれだけ形を変えて適応できるか。確かに日本のものづくりは韓国や台湾、中国などの台頭により苦戦を強いられている。それでも、ものづくりのレベルや日本人の決め細やかさなどどこの国にも負けないと思う。そういう意味ではこの危機をうまく乗り越えていくことができると信じている。機工商組合は日本の、そして福井県の製造業を元気にするための縁の下の力持ちにならなければならない。そのためには、私たち自身が元気でなくてはならない。会員同士の情報交換や親睦を通して業界が強くなれるよう、賛助会員様、そして正会員の皆様のご協力をお願いします」と述べた。
 吉岡理事長を議長に選出して議事に入り、第1号議案=平成23年度事業報告承認の件、第2号議案=平成23年度収支決算報告承認の件、 第3号議案=平成24年度事業計画(案)承認の件、第4号議案=平成24年度収支予算(案)承認の件を審議。いずれの議案も全会一致にて承認可決した。
 第5号議案=役員変更の件では、辻内会計理事(福井機工相談役)が理事に変更、野端監事(ハーモニ産業社長)が会計理事に変更、塚谷理事(轟産業常務)が監事に変更となった。
 引き続き第6号議案=その他の件を審議し、すべての議案を全会一致にて承認可決した。
 総会終了後は記念講演が行われ、経済評論家の坪川常春氏が「ニュースを読む!〜時事問題」のテーマで講演した。
 その後の懇親会では、田中副理事長(東洋溶材社長)の音頭で乾杯して懇親の場となり、西野産業の田部富山営業所長の中締めで閉会した。

「継続の中に新しきものを」
平成24年度総会を開催
三重県管工機材商業組合 親睦ゴルフは一色氏が優勝

 三重県管工機材商業組合(理事長=尾藤彰氏・旭工機社長)は5月11日午後4時より榊原ゴルフ倶楽部(津市白山町)において「平成24年度総会」を開催し、会員14社中12社が出席して平成23年度事業報告、同会計報告、平成24年度事業計画案、同収支予算案などを審議し承認可決した。また、当日は正会員による親睦ゴルフ会が開催され、一色理事(一色商会社長)が優勝した。
 総会は事務局の鈴木氏(旭工機取締役)の司会で進められ、冒頭、尾藤理事長が挨拶で「商道徳を守り、秩序ある商売をして行きたい。現在のような価格競争だけでは、我々の未来は暗いものがあります。よく『継続は力なり』と言われる。我々の業界は、当たり前の事を当たり前にやり続けるという事も、重要な事の一つ。ただ続けるだけでは駄目だが、正確にスピーディーに対応して行くという事が、我々に課された義務だと考えています。その中で何か新しい仕組みを打ち出し、体と頭とをフルに使ってこの厳しい競争を生き残って行きたいと思っております。業界の存続、発展のために、値引き合戦の消耗戦は避けたい」と話した。
 引き続いて、恒例により尾藤理事長が議長を務め、各議案に沿って審議を行った。
▽第1号議案=平成23年度事業報告
▽第2号議案=平成23年度会計報告並びに会計監査報告
▽第3号議案=平成24年度事業計画(案)
▽第4号議案=平成24年度収支予算(案)
 以上を慎重に審議し、満場一致でそれぞれ承認可決された。
 【平成24年度事業計画】
▽平成24年度総会=5月11日(榊原ゴルフ倶楽部)
▽平成24年度正会員親睦ゴルフ会=5月11日(榊原ゴルフ倶楽部)
▽平成24年度製販親睦ゴルフ会=10月に予定
▽平成25年新年賀詞交歓会=平成25年1月9日(プラザ洞津)
▽定例理事会=年数回、必要に応じて開催
 【正会員親睦ゴルフ会】
 総会前に行われた正会員による親睦ゴルフは、午前8時24分スタートで少し風は強いものの絶好のゴルフ日和の中、正会員九名が参加して開かれ、一色克己氏がネット75.2で優勝を飾った。
 上位入賞者は次の通り(敬称略)。
▽優勝=一色克己(一色商会)N75.2H28.8
▽2位=大戸純夫(大戸)N76.0H24.0
▽3位=杉山克雄(杉山機工)N79.0H18.0

2012年2月期は増収減益に
新体制で売上高410億円を目指す
NaITO 決算概要と近況を報告

 NaITO(本社=東京都北区昭和町2-1-11)は4月26日午前10時より名古屋市瑞穂区の名古屋支店において記者会見を開き、鈴木斉社長(当時)が代表取締役および役員の異動、2012年2月期決算概要(非連結)を報告した。
 役員人事については経営トップの若返りを図るため、鈴木代表取締役社長が取締役会長に就き、後任の社長に南雲文彦専務取締役が昇格する人事を発表、5月22日の株主総会後の取締役会で正式に決定された。代表権は社長1人。
 このほか役員には、取締役として河野英之氏、徳田信幸氏、中島徹氏、坂田光徳氏(新任)、常勤監査役に遠藤孝之氏(新任)、監査役に白川誠氏、川松康吉氏、河村元志氏が就任した。
 また執行役員を増やし、各部門の部門長をすべて執行役員とすることで責任と権限を明確化し、執行体制の強化を図った。組織については、今まで西日本、東日本と分けていた営業本部を一本化し、簡素化した。南雲氏は社長と引き続き営業本部長も兼務する。
 南雲氏は挨拶で「鈴木社長は丸8年、新生NaITOの今の基盤を作ってくれたと思っております。今後、その基盤の上に我々が乗り具体化をし、社業の発展に努めていきたい」と所信を述べた。
 2012年2月期(2011年3月1日〜2012年2月29日)の業績については、売上高が368億3,700万円となり、前年比5.1%増の低い伸び。営業利益は2億6,900万円(前年比7.3%減)、経常利益が5億6,500万円(同4.2%減)、当期純利益が2億8,800万円(同31.0%減)と利益はすべて前年に対しマイナスとなり、増収減益となった。
 売上総利益は前年に比べて1億円ほど増加。一方で販売費及び一般管理費も1億2.000万円ほど増加した。これはリーマンショック後、人員整理をせずに乗り切るために役員賞与・報酬をカットし社員にも無理を言ってきたので、期中に社員の賞与等を増やした結果、増加したもの。それに伴い営業利益、経常利益が減少した。当期純利益は、貸倒引当金の計上基準の変更で減少した。
 復配をすることを株主総会に提案し、承認されれば配当を行う。
 2013年2月期の目標は、売上高410億円(前年比11.3%増)。鈴木社長は「各論不景気、結果まあまあ」といったところではないかと今年を見通す。
 「我々は、刃物の強みをもっと生かし、それに付随した計測等を中心に専門の商品も取り込んでいきたい」と話し、機械の販売についても機械だけではなく、加工の流れを商材として取り組んでいく方針。また、組む相手を互いに理解して、パートナーシップで販売店、メーカーとしっかりとした関係性を構築していく。
 鈴木社長は「今後、難しい舵取りとなるが、新しい体制で乗り切っていきたい」と結んだ。
 海外展開については、既にタイに進出、ベトナムへは昨年5月に設立した駐在員事務所の現地法人化を計画。インドネシアと中国では現地企業とタイアップした活動を行っている。ベトナムを最重要と位置付けている。

売上高17・4%増の488億円
グループ全体の牽引役に
ジーネット 2012年3月期決算報告

 ジーネット(社長=古里龍平氏、本社=大阪市中央区南新町1-2-10)は、5月10日午前11時30分より本社会議室において、同社およびフルサトグループの2012年3月期決算に関する記者発表を行った。
 発表によると、ジーネットの2012年3月期の個別業績は、売上高が478億9,700万円となり、前年に比べ17.4%増加した。また、営業利益は11億1,100万円(前年比156.3%増)、経常利益が12億8,000万円(同110.8%増)、当期純利益が6億8,300万円(同119.4%増)となり、増収増益となった。
 フルサトグループの連結業績をみると、売上高は736億2,500万円で前年比14.2%の増加、実額で91億7,000万円の増収となった。
 利益率は0.3ポイント改善。経費がほとんど変わらなかったことから、営業利益は22億1,500万円(前年比188.7%増)となった。
 経常利益は25億円(同132.6%増)。
 被災した東北地方の拠点を含めた一部の事業所の土地、建物について減損を行い2億600万円などを特別損失に計上したが、当期純利益は11億7,100万円(同105.8%増)となった。
 事業セグメント別業績【機器・工具事業】
 機器・工具事業(ジーネットの工具・住設、岐阜商事)の売上高は前年に比べ11.4%増加した。
 震災等の影響はあったが、日本の製造業の稼働率は比較的高い水準で推移。自動車部品生産指数は、一部で震災、タイの洪水の影響があったが、トヨタ自動車を中心に注残があり、第4四半期は224ポイントと非常に大きく伸びた。その状態が今も続いている。名古屋を中心とした東海地区が活況を呈している。新設住宅着工は引き続き苦戦をしている。
 この結果、工業機器事業(ジーネットの機工部門)は11.5%の増収、自動車向け機械工具事業(岐阜商事)は16.5%の増収となった。住宅設備機器事業は沈滞ムードが続き3.1%の増収にとどまった。
 工業機器事業は、潜在化している需要を顕在化してビジネスにつなげていく取り組みを続けている。エンドユーザーが気付いていない需要を掘り起こし、効率化や省エネ化の手伝いをして、その結果、ジーネットの付加価値が高まり、従来の商品群においてもジーネットからの購入が増えていくというシナリオを描いている。
 ルート商材についてはシステムを活用して受発注の効率化、省力化を徹底し販売拡大につなげている。
【機械・設備事業】
 機械・設備事業(ジーネットの機械)の売上高は前年比37.4%増と伸び率としては一番大きかった。
 工作機械メーカーはほぼ絶好調の状態。内需は、外需(輸出)に比べると受注の伸びは低いが、回復基調にある。
 その関係で、卸、直需とも二ケタの増収となった。しかし、リーマンショック前と比較すると、7割弱の水準にしか戻っていない。
【建築・配管資材事業】
 建築・配管資材事業(フルサト工業)は一番苦戦し、売上高は前年比7.5%増にとどまった。
 鉄骨建築向けの、特に仕入商品(資材商品)は3.0%の増収にとどまり、自社製品(資材製品)は17.0%の増収となったが、これも東日本大震災に伴う仮設住宅の一部など復旧需要があったため大幅に押し上げられたもので、それ以外の商品群はほとんど伸びなかった。
 配管資材事業も11.1%の増収だが、注力事業として高く目標設定をしていたため「反省が残る1年だった」と古里社長は振り返った。
 今期の見通し(2013年3月期)は連結ベースで、売上高738億6,000万円(前年比0.3%増)とほぼ横ばいを予想。経費が増える前提で営業利益17億7,000万円(同20.1%減)、経常利益20億4,000万円(同18.4%減)とした。また今年度から法人税率が低減され、これにより当期純利益は前年とほとんど変わらない11億6,000万円(同1.0%減)と予想する。
 セグメント別では、機器・工具事業で2.3%の増収を予想。機械・設備事業は下期を中心にやや悪化するとして2.0%の減収、建築・配管資材事業も震災の復興需要が今年度中はスタートしないと想定して1.7%の減収を予想している。

“FULL THROTTLE(フルスロットル)”
第37回 2012中部どてらい市
ポートメッセなごやで9日〜11日

 工作機械・産業機器・機械工具・住設建材・特選品の総合展示会「2012中部どてらい市」が6月9日から11日までの3日間、名古屋市港区金城ふ頭のポートメッセなごや第一展示館で開催される。37回目を迎える今回は、山善名古屋営業本部(本部長=森園慎一氏)傘下の愛知・岐阜・三重にある販売店80社が主催店となって行われ、昨年を6社上回る289社が出展する。
 2012どてらい市のキャッチフレーズは「FULL THROTTLE(フルスロットル)」。昨年の2011年は試練の年となったが、今こそもてる力を全力で使ってアクセルを踏み込み、力を合わせて進んでいこうと、山善・主催店・出展メーカーが三位一体となって取り組む。
 今年の中部どてらい市では、中部のものづくりを応援する商品やエコ商品など、各メーカーの売れ筋商品、新商品を一堂に展示。受注目標、動員目標ともに前年実績を上回る、80億円と1万2,000名を掲げている。
 展示のほかに特別企画として、どてらい市会場で象印チェンブロック主催による「クレーン運転特別教育」を実施。毎回好評の企画で、学科教習と実技教習をそれぞれ1日ずつ、計2日間行い、全科目修了した人に修了書を交付する。
 また、会期中には会場内で出展メーカーによる「オープンスペースミニセミナー」が行われるほか、出展メーカー製品の環境改善事例や具体的な使用・用途などをパネル展示により分かりやすくPRする「改善提案パネル展示コーナー」も設ける。
 さらに、「ご来場抽選会」や、買い上げ金額に応じてプレゼントがもらえる「お買い上げ特典」などの多彩な催しで来場者を迎える。
 現在は、昨年の先が見通せない厳しさから、ようやく明るさが見え始め、山善および主催店、出展メーカーは例年以上に顧客へのPRを強化しており、今回の中部どてらい市に大きな期待を寄せている。
各部門のテーマと見どころ
 機械事業部
【部門テーマ】

 「
戦え中部のモノづくり!」〜目指せ技術の頂点!〜
【取り組み姿勢について】
◆ユーザーのニーズに応えた展示の実施
◆出展メーカー毎の特別キャンペーン
◆商品の確保(短納期・特販商品)
◆売れ筋、新商品の出展
◆特別提携ファイナンスの紹介(ものづくり企業応援リース)
◆加工実演および加工サンプルの展示の充実
 実働展示予定[オークマ]立型M/C GENOS M460VE、CNC旋盤GENOS L200H[大阪機工]立型M/C VB53[滝澤鉄工所]CNC旋盤TC203J[東京精密]三次元形状測定機DURAMAX他[ファナック]CNCドリルROBODRILL α―T21iFLa+DDi[ブラザー工業]CNCタッピングセンタTC―R2B[DMG(森精機製作所)]五軸マシニングセンタDMU50[山崎技研]CNCフライス盤YZ―350NCR 他
【出品傾向】
★工程集約による合理化・コスト削減提案、機械加工の周辺機器の充実
★ロボット対応による省力化・合理化提案
★低環境負荷型の環境優良製品の提案
★品質保証に三次元測定機を始めとする各種形状測定システムの提案
【展示項目】
 工程集約高効率加工機、マシニングセンター、CNC旋盤、CNCフライス盤、研削盤、放電加工(EDM)システム、計測システム、CAD/CAMシステム、汎用機械・専用加工機、鍛圧板金機械
 機工事業部
【部門テーマ】

 「工場設備・工具なら何でも揃う!ハイブリッド革命スタート!!」
 機工事業部元年、旧産業システム部+旧工具部の相乗効果を発揮し、あらゆるユーザーの要望に全力で対応する。
【取り組みについて】
◆「うまいもの便」「カレー券」付商材の多数の品揃え
【会場での展示企画】
@
ユーザー向けミニセミナーの開催=メーカーによるミニセミナーを多数開催し、ユーザーの技術向上、環境改善に寄与する。
A夏季季節商品クールゾーンの設置=節電対策、省エネ季節商品を多数展示。ユーザーの希望、予算に応じた各種提案を実施する。
B省エネ、節電対策商品の提案=昨今の電力不足に対応できる商品を多数提案する。
C災害対策コーナーの設置=災害時の緊急対策商品を多数提案する。
D改善提案パネルの設置=会場内に協賛メーカーによる改善提案パネルを設置。ユーザーに売れ筋商品の使用用途、使用箇所についてより分かり易く工夫する。
【特別企画】
◆どてらい市会場で「クレーン運転特別教育」開催(主催=象印チェンブロック)
 吊り上げ荷物0.5トン以上、5トン未満のクレーン(移動式クレーン除く)の運転業務ができる。労働安全衛生法第五十九条第三項に基づく特別教育。
【展示項目】
 マテハン機器、メカトロ機器、環境改善機器、切削・補要工具、測定・計測機器、流体機器、産業機器、空調設備機器
 住建事業部
【部門テーマ】
 「どてらい市は【セーフティ・エコライフ】を応援します」
【取り組み姿勢について】
◆提案コンセプト
@太陽光発電やエコキュート・エコジョーズをはじめとするエコ商品の販売を通じて節電・節約に貢献する。
A次世代型省エネ住宅を推進する。国策に基づき、HEMS・リチウム電池などの導入促進をする。
B新築分野についてはビルダー・工務店に快適、安全な生活ができる商品を提案する。
Cリフォーム分野においてユーザー目線の便利で経済効果があり環境や健康に配慮した提案を行う。
D主催店とのタイアップを通じての提案・販売活動に邁進する。
◆Green Ball Project対象アイテムの拡充
【出品傾向】
 環境優良商材の集結。来場者にも分かりやすく環境貢献度を表示。
【展示項目】
 太陽光発電システム、給湯機器(エコキュート・エコジョーズ・電気温水器・ガス給湯器)、空調暖房機器(ルームエアコン・業務用エアコン・床暖房・蓄熱暖房・浴室換気暖房)、キッチン廻り(システムキッチン・ミニキッチン・調理機器)、浴室・トイレ・サニタリー(戸建システムバス・集合用ユニットバス・人大バス・洗面化粧台・便器)、省エネ電化プラン・快適ガスライフ、地盤調査・制震部材、管工機材(塩ビパイプ・継手・水栓金具・宅内配管システム・浄化槽・雨水タンク)、ハウス・エクステリア(仮設ハウス・物置・トイレハウス・ガレージ)、建設機材(鋼製型枠・測定機器・ハウジングツール・建築関連工具類)、輸入建材・その他(オープンリビング階段・家電・セキュリティー)
 特選品
【部門テーマ】
 「快適生活の応援」
【取り組み姿勢について】
◆豊富な品揃えを実現
◆実演・体験コーナーの充実
◆明快なレイアウト

“イノベーションの実現へ”
名古屋営業本部で300億目指す
2012名古屋山善エース会を開催

 山善名古屋営業本部(本部長=森園慎一氏、住所=名古屋市中区栄)は5月18日午後2時より、名古屋市中村区名駅の名古屋マリオットアソシアホテルにおいて「2012名古屋山善エース会」を開催した。当日はエース会会員百八社と各部門メーカーの顧問会幹事らが出席した。
 総会の開会にあたり、森園山善上席執行役員名古屋営業本部長は挨拶で、エース会出席に対してお礼を述べた後、名古屋営業本部の現況について「第66期(2012年3月期)は、売上高287億円で取り組んでまいりましたが、お陰様で315億円と対前年比16%アップで終了いたしました。これも皆様のご支援のお蔭と改めてお礼申し上げます。今期は『イノベーション実現』の年。1月1日より従来の産業システム部と工具部が統合され、機工事業部となりました。また、機械部は機械事業部、その他部門もすべて事業部制になりました。その中で、名古屋営業本部は住建事業部が4月1日より分離独立をいたしました。名古屋営業本部の担当としましては、生産財の機械事業部と機工事業部の2部門ということになります。第67期(2013年3月期)は売上高285億円(生産財のみ)の目標で取り組んでまいります。前年比6%アップ。できましたら私としては二桁成長、300億円を目指してまいりたい。今年の名古屋営業本部の基本方針は、各事業部と名古屋の営業本部、各支店・営業所の連携を一層密接にし、あわせて社内、お得意様との勉強会の実施をしていこうとしております。エース会の皆様の訪問回数、面談時間をより一層増やしたいと思っております。今年も『選択と集中』を一層深め、『強い現場力と提案力』を推進してまいります。旧に倍するご支援をお願いいたします。皆様方にもご案内のように、吉居社長の英断で今回、現名古屋支社のビルの建て替えが決定いたしました。既に栄一丁目の仮事務所に移転しております。完成は来年の9月を予定しております。何かとご不便をおかけすることと思いますが、ご理解を賜りますようにお願いいたします。最後になりますが、6月9日から始まります第37回中部どてらい市では、売上目標80億円に挑戦いたします。よろしくお願い申し上げます」と述べた。
 次いで名古屋山善エース会会員を代表して羽賀氏(東陽会長)が「本日は2012年度名古屋山善エース会にお招きいただき、会員を代表してお礼申し上げます。先週末まで16日間、アメリカを回ってきました。アメリカは(景気が)非常に良い。特に我々が関連する自動車産業は、2013年に生産台数が1,700台を超えるのではないかとの話すら出ている。フォードは7月、例年2週間の夏休みを取るが、今年は1週間に短縮する。日系の部品メーカーの工場も軒並み作り切れない受注を抱えています。むしろ、どの様に人を集めるかが問題になっているという状況です。中国も一服気味ですが、日系自動車メーカーは本格的な腰の据わった設備投資を行っています。東南アジアも、タイ、インドネシアも非常に元気が良い。ミャンマーも新しく世界に門戸を開きつつあります。日本勢の投資が伸びるところであります。EUも悪いと言われながらユーロ安を背景に、ドイツの自動車メーカーは軒並み史上最高の利益を出しております。日本も、森園本部長が言われましたように、非常によろしい。我々のお客様も非常に忙しく生産されております。このような中で開かれる2012年の中部どてらい市は成功しないわけがありません。受注目標80億円、動員目標1万2,000名は、全員の努力で軽く突破しようではありませんか。ぜひ皆様方と一緒に努力してまいりたいと思います」と挨拶。
 続いて吉居山善社長が挨拶に立ち、平素の山善への愛顧に対し感謝の気持ちを伝えた後、同社の第66期の決算概要と第67期の取り組みについて話した。
 
第66期連結業績】
 第66期の連結売上高は、東日本大震災、タイの洪水、ギリシャに端を発した欧州債務危機などの不安材料はあったが、2度の上方修正を経て、期首予想を大きく上回る3,728億3,000万円となり、前年に比べ15.2%増加した。
 利益面においても、営業利益が105億2,800万円(前年比42.0%増)、経常利益が111億5,500万円(同46.3%増)、当期純利益が49億3,300万円(同13.1%増)と増益となった。
 【中期経営計画につて】
 中期経営計画「VISTA―3S」は、三つの戦略テーマ(世界力、専門力、組織力)で“イノベーション(新機軸)”を起こし、付加価値力V、感動力I、専門力S、技術力T、変化適応力Aを兼ね備えた企業を目指す。期間は2010年4月〜2013年3月の3カ年。
 最終年度を迎え、進捗状況が詳細に報告された。
 【今期の見通し】
 今期の見通しについては、成長市場であるアジア地域に加え、米国の景気改善などにより引き続き海外需要が牽引する形で推移すると思われる。国内生産財分野では、一部で改善の兆しがあるものの、電力事情の不透明感からかなり厳しい推移になるものと思われる。一方、復興に向けた動きが本格化するとともに消費財分野でも持ち直しするものと思われる。
 こうした情勢下、山善グループは、中期経営計画の目標達成のため、事業部制の導入などの機構改革を行うとともに引き続き各種拡販企画の実施や販管費の低減に取り組んでいく。また、加速するグローバル化に対応するため、国内外におけるエンジニアリング機能の強化・充実を図ることにより、国際競争力をより一層強化するとともに消費財事業の更なる拡充を図っていく。
 今期の連結業績予想は、売上高3,750億円(前年比0.6%増)、営業利益110億円(同4.5%増)、経常利益113億円(同1.3%増)、当期純利益62億円(同25.7%増)を見込んでいる。
 最後に吉居社長は「エース会のメンバーと相互発展を目指してまいりたい」と述べ、挨拶を締めくくった。
 このあと部門長の紹介があり、第1部総会を終了した。
 第2部の講演会では、TBS報道局解説委員の杉尾秀哉氏が「これからの日本を考える」と題して講演を行った。
 第3部は懇親会が開かれ、緒方山善副社長の開宴挨拶に続いて、時津氏(新栄商會会長)の乾杯の発声で懇談の場となった。
 和やかに情報交換などをし、佐野氏(佐野社長)の中締め、川端山善名古屋営業本部副本部長の閉宴の挨拶で終了した。

6月2日に決勝戦
愛機工 第71回親善野球大会

 愛知県機械工具商業協同組合の福利厚生部が主管する「第71回愛機工組合親善野球大会」は昨年暮れより中断していたが、5月に入って本格的に再始動した。
 大会は、江南市軟式野球連盟の全面的な協力得て、5月12日、13日、19日、24日の4日間で10試合の熱戦が繰り広げられた。
 決勝進出チームは4日間で3試合をこなす強行日程。経営者の配慮により出勤日でもやりくりして何とか人数を確保するといった厳しい状況のなか行われ、Aゾーンは優勝常連の新栄商會と今回が初の決勝進出となった太田廣Aの対戦が決まった。
 Bゾーンは、ダイドーと、5月26日対戦する日伝と山下機械の勝者の組合せ。
 決勝戦は6月2日午前9時より江南市営グランド(愛知県江南市高屋町清水1-18番地)で開催される。
5月12日 稲永球場
第1試合
ノ ダ キ 4 2 0 6 3=15
三菱マテ 3 0 1 1 0= 5
第2試合
新栄商會 0 0 2 0 0 0 0=2
東陽   0 0 0 0 0 0 0=0
5月13日 草井球場
杉本商事 0 1 1 0 0 0=2
井 高 1 0 1 5 1 1=9
5月13日 江南市民球場
中央工機 7 6 012=25
サカエ 0 1 3 0 = 4
5月19日 草井球場
第1試合
日研工作所 2 0 0 0 0 1 0=3
山下機械 2 0 0 0 0 1 1=4
第2試合
ユアサ商事 0 0 0 0= 0
新栄商會 2 0 7 1=10
第3試合
ノダキ 0 0 0= 0
太田廣 8 6 X=14
5月20日 草井球場
第1試合
井高 0 0 0 0 0 0 0=0
新栄商會 4 0 0 1 0 0 X=5
第2試合
太田廣 3 0 0 0 3 3=9
中央工機 0 0 0 2 0 0=2
第3試合
山善 0 0 0 1 0=1
ダイドー 0 0 5 2 1=8

地域密着営業強化で中部新体制
2012年中部初「県別みらい市」開催
中部みらい会 スマート社会はビジネスチャンス

 中部みらい会(橋本総業と販売店、メーカーの集い)では、4月23日午後4時より名古屋市東区のメルパルク名古屋を会場に「平成24年度上期方針発表会」を開催した。橋本社長は、利益ある成長を続けるため今期は「取引第一主義の徹底」「成長への取組み」「進化への取組み」を推進するとともに、今後の「スマート社会」に向けた社の取り組みを紹介した。営業方針としてシェアアップと地域密着営業強化を図るため、4月に中部支店は宇佐見中部エリア長の下、5営業所体制に新しく移管し、中部初の県別商談会開催を発表した。 
 方針発表会は中部みらい会の会員、賛助会員ら87名が出席し、中部支店の鷹尾さんが司会を務めた。冒頭挨拶に臨んだ正会員代表のイトウの伊藤社長は、「橋本総業さんが名古屋に進出され20年近く経ちました。新しい5営業所体制は、中部支店の若い方達が育ってきていて、一生懸命努力された結果だと思います。今後も若い人達と協力し合って会を盛り上げ、それぞれの会社と共に発展していきたい」と挨拶。
 次いで賛助会員代表のTOTO名古屋支社森村支社長は、「この一年で環境製品に非常に注目が集まるようになり、製品化しているメーカーと、これからのところとまだら模様の状態です。スマートハウス、スマートシティに向けた今後商売につながる環境製品を我々メーカーは開発していきたい」と話した。
 特別会員として橋本社長は出席者にお礼を述べ、国内外のマーケットと方針について説明した。
 日本を取り巻く環境として、電力不足、地震、中東情勢(イラン)の緊迫化、節電などの現状があり、省エネ対策は必須。現在国はエネルギー政策が最重要課題であり、「スマート社会(ITを駆使してエネルギーを最適に使う社会)」へ向けた法制度も2015年を目処に整備されていく。長期的には国が2020年までのロードマップにある不動産流通市場活性化策と、省エネ政策が「スマート社会」に向けた後押しとなる。
 今後の住宅はスマートハウスであり、そこでの断熱性能を持つ外壁や窓、高効率給湯暖房機、太陽光発電、LED、HEMS(家庭内の電力を最適化するシステム)、省エネ家電等の商材は全て我々の商材になる。スマート社会に向けたマーケットへの商材を販売していく。
 平
成24年の課題取り組みについては、「取引第一主義の徹底」「成長への取組み」「進化への取組み」を推進する。主なものに、@「e-設備」電子カタログを商売につなげるA県別営業体制で全国需要に対応するBみらい会の県別展開CWEBみらい市の開催D工事店を含めた四位一体の体制づくりE(人、仕組みと仕掛けづくりにより)新しいビジネスモデルに取組み進化する。
 また今年6月と7月に、東京と名古屋で「スマートみらい市」を開催する。ポイントとなる成長分野の安全・安心(防災製品)、エネルギー、環境(スマート製品)、健康・快適(高齢化に向けた快適製品)製品を一堂に揃える。
 続いて中部支店の宇佐見中部エリア長から、営業方針である既存分野でのシェア拡大と地域密着営業強化を図るため、中部支店の傘下に5つの営業所を新設したことが発表された。
 中部支店の方針は@フルラインで何でも対応するA体制強化し、スピード対応する。Bサポート機能を充実させる。すでに中部支店では、ラックの改造により1,500アイテムを増加して品揃え・即納体制が充実した。また県別体制により地域密着営業を強化し、エリア配送を品揃えからスピーディー対応し、全国配送も可能にする。物件リストを受注につなげるための販促物を充実させる。各営業所の所長に昇格した名古屋の大倉所長、東愛知の岡野所長、岐阜の加藤(浩)所長、三重の伊藤所長、特販営業所の加藤(晴)所長がそれぞれ意気込みを述べた。
 報告会の後は、各分野別発表会があり、25社のメーカーから今年の市場見通しと、重点製品について発表された。
 その後、橋本総業執行役員の橋本エネルギー開発部長から、「スマートな社会動向〜太陽光発電の近況」をテーマに講演会が開催された。その中で橋本総業が取り組んでいる東雲ゼロ・エネルギーハウスについて紹介された。ゼロ・エネルギーハウスとは、スマートハウスの一つで、住宅の躯体・設備の省エネ性能の向上、再生可能エネルギーの活用等により、年間での一次エネルギー消費量がネットで概ねゼロになる住宅のこと。将来的にゼロ・エネルギーハウスのショールームを全国に展開する構想も明かした。
 懇親会では、大清大藪社長の乾杯音頭で開宴した。橋本総業が応援している秋田史帆プロテニスプレーヤーも駆けつけ、3月の島津全日本室内選手権大会で優勝したことを発表すると会場からあたたかい拍手が沸き起こった。
 宇佐見中部エリア長の謝辞、ノーリツ名古屋支店戸島支店長の中締めで盛宴の内に散会した。
【県別みらい市の開催概要】
@愛知スマートみらい市=6月21日・吹上ホール
A三重スマートみらい市=9月15日・メッセウイングみえ
B東京スマートみらい市=7月27日28日・ビックサイト

操作性を向上させた
小形表面粗さ測定機
ミツトヨ 2シリーズを新発売

 ミツトヨ(社長=中川徹氏、本社=神奈川県川崎市高津区坂戸1-20-1)は、加工現場で表面粗さの管理が行える小形表面粗さ測定機サーフテストSJシリーズに、@操作性の向上、多彩な測定・解析機能と使い易さを兼ね備え、持ち運びが可能な「サーフテストSJ―310シリーズ」と、Aスキッドレス測定とスキッド測定の切替えが可能な高精度・高機能解析を簡単操作で実現した「サーフテストSJ―410シリーズ」を開発、商品化した。4月23日から国内販売を開始し、更に海外への販売も順次開始していく。
 加
工現場対応・小形表面粗さ測定機の新標準「サーフテストSJ―310シリーズ」
 SJ―310シリーズは更なる測定・解析機能の向上といった市場のニーズに応えるため、小形表面粗さ測定機としての基本性能を更に向上した。従来機種SJ―301のキャリングケースによる携帯性はそのまま継承し、視認性の良い、タッチパネルの大形カラーLCDを搭載した。
 表示言語は16ヵ国語(マルチ言語)に対応し、測定範囲はX軸16.0mm(横駆動タイプは5.6mm)、検出部360μmの高精度検出器を採用。
 また、駆動部は標準駆動タイプ、横駆動タイプ、前退避駆動タイプの3タイプを取り揃えている。
 高精度・高機能解析の小形表面粗さ測定機の新標準「サーフテストSJ―410シリーズ」
 1999年に従来機種SJ―401シリーズの販売を開始。駆動部の真直度を高い精度で保証、スキッドレス測定に対応し、現場での測定面のうねりや微細形状の評価を可能にした高精度・多機能の小形表面粗さ測定機として市場で好評を得たが、小形表面粗さ機の市場では、更なる測定・解析機能の向上が要求されている。
 SJ―410シリーズはこれらのニーズに応えるため、小形表面粗さ測定機としての基本性能を更に向上した。従来機種のキャリングケースによる携帯性はそのまま継承し、視認性の良い、タッチパネルの大形カラーグラフィックLCDを搭載している。
 表示言語は16ヵ国語(マルチ言語)に対応し、測定範囲はX軸25mmと50mmの2タイプ。検出部は800μm、80μm、8μm、最小分解能0.01μm、0.001μm、0.0001μmの高分解能検出器を採用。
 また、駆動部は、真直精度0.3μm/駆動長さ25mmのSJ―411、真直精度0.5μm/駆動長さ50mmのSJ―412の2機種を取り揃えている。
 検査室で据え置きタイプとして使用する時に便利な簡易スタンドも用意。更に、簡易スタンド用オプションとして、オートセットユニット、X軸調整ユニット、傾斜調整ユニットを取り揃え、3種類を自由に組合せて、高効率な測定をサポートしている。
 SJ―310、SJ―410両シリーズの外部入出力はUSBI/F、ミツトヨ独自のデジマチック出力、RS―232CI/F、フットスイッチI/Fの4形式。電源は内蔵バッテリ(Ni―MH充電池)とACアダプタの2電源。オプションのSDメモリカードで測定結果や測定条件を大量に保存可能となっている。従来機種との比較で、約1.5倍の印字速度の高品位高速サーマルプリンタ(演算表示部に内蔵)で、ストレスを感じない記録図形等の印刷が可能。特にタッチパネルの大形カラーグラフィックLCDは五・七インチでバックライトを採用、薄暗い現場での作業の視認性を大幅に向上している。
 SJ―310シリーズの標準価格は41万5,000円(標準駆動タイプ)、45万円(前退避駆動タイプ)、54万円(横駆動タイプ)※消費税は含まず。
 SJ―410シリーズの標準価格は75万円(SJ―411)、85万円(SJ―412)※消費税は含まず。

キャンプは7月28日・29日に
愛機工青年部 5月定例理事会

 愛知県機械工具商業協同組合の青年部(部長=森庸一氏・森哲社長)は5月8日午後7時より、組合事務局において5月定例役員会を開催し、6月1日の総会に諮る議案や組合野球大会の報告のほか、キャンプなどについて審議した。
▽第1号議案=組合野球大会について。丹羽野球担当幹事(杉本商事)より報告。
 第71回愛機工親善野球大会の大会8日目(5月12日)から10回目(5月19日)の開催日程と場所が報告された。優勝決定戦は、6月2日に江南市民球場で行われる。
▽第2号議案=青年部通常総会について。東爪総務幹事長(マルマン商事)より報告。
 6月1日に名古屋市中区錦の東京第一ホテル錦で開催する。第1部を午後6時30分、第2部懇親会は午後7時から。また総会に万全を期すため、総会に諮る事業報告や事業計画などの議案内容について各担当が説明し役員会で確認した。
▽第3号議案=第32回キャンプの集いについて。野村キャンプ担当幹事(ミズタニ機販)が報告。
 7月28日、29日に岐阜県関市の板取スイス村黒谷キャンプ場で開催する。6月初旬に厚生幹事で打ち合わせ会を行い、詳細を詰める予定。昨年は過去最高の192名が参加をしたので、今年も同規模を動員したい。バンガローも全て予約できているので、各社積極的な動員をお願いしたい。また、天候による開催中止の判断基準について、岐阜県に警報が出たら中止とすることになった。その際の連絡網も作成する。その他屋台の出店についての提案もあり、次回の厚生部会で検討することになった。
▽第4号議案=青年部部員の勧誘について。三木教育幹事長(三起工機)より報告。
 森部長と滝澤副部長(松本商店社長)と話しながら勧誘をすすめていきたい。
 次回役員会は6月1日の総会前である午後6時から東京第一ホテル錦で行う。

洗面化粧台『オフト』の奥行きを
コンパクトにリニューアル
LIXIL リフォームに最適

 住宅設備機器・建材の総合メーカーであるLIXIL(社長=藤森義明氏・本社=東京都千代田区)は、INAXブランドから、洗髪・洗面化粧台「オフト」を狭小洗面空間のリフォームに最適な奥行き50mmにリニューアルし、6月1日に販売を開始した。
 現在築20年以上のストック住宅は日本全国に約3.300万戸(ストック住宅市場の66%)※1あるといわれ、その中でも0.75坪以内の洗面室に奥行き500mm以下の洗面化粧台がある住宅が主流。また、家を建てたいという顧客のアンケート結果から、予算はあまりかけられないが、エコを取り入れたいという声が多いこともわかった。
 そこで今回リニューアル発売する洗髪・洗面化粧台「オフト」は、狭小洗面室でのリフォームに最適で、手軽にエコに貢献できるアイテムを多数ラインアップした。
 サイズは、奥行きを500mmとコンパクトにすることで0.75坪の洗面室でも洗面室を広々と使えるようにしました。また、高さを10mm単位で調整できるミラーキャビネット「アジャストミラー」や取りつけをスムーズにするリフォームアイテムを標準装備することでリフォームにぴったりな洗面化粧台になっている。さらに、「エコハンドル」仕様のシャワー水栓や電気を使わない「くもり止めコート」仕様の鏡、インバータ式蛍光灯照明など、毎日の生活で手軽にしっかり節約できるエコアイテムや「ラクとれヘアキャッチャー」などの汚れにくいお手入れアイテムを多数搭載している。
※1=国土交通省「平成15年度 既存建築物の改善と有効活用のための建築行政のあり方に関する答申」より

修了式と入校式を実施
INAX 建築技術専門校

 LIXILグループの、タイル張り職業訓練校である「INAX建築技術専門校」(校長=太田恵三氏・所在地=愛知県常滑市)で、5月15日に訓練生の修了式と、平成24年度新入生の入校式が実施された。
 同校では全国のタイル施工会社から職人の卵である社員が集まり、1年間でタイル施工の基礎を学ぶ。昨年入校した23期訓練生は今回14名が修了し、2012年は21名の新入校生が応募し、訓練を開始している。

経済・文化活動を通じ発展を
平成24年度総会を開催
岡谷管栄会 ゴルフは大藪氏(大清)が優勝

 岡谷管栄会(会長=小川信氏・山信社長)は、4月26日午後5時よりウェスティンナゴヤキャッスルを会場に「平成24年度総会」を開き、平成23年度事業報告、同決算報告、平成二十四年度事業計画、同予算案を慎重審議し、承認可決した。
 総会は正会員26社並びに賛助会員20社が出席し、岡谷鋼機配管住設部の山田部長の司会進行で始まった。
 冒頭挨拶に臨んだ小川会長は、出席者へお礼を述べた後、「建築関係はデフレの状況が続いており、我々業界にとってはまだまだ大変厳しい状況が続いております。総会前の見学会では岡谷鋼機さんのグループ会社である六合エレメックさんの最新省エネ環境配慮ビルを勉強し、徳川美術館80周年記念特別展の『岡谷コレクション』では名品を見学させていただきました。ご創業340年以上の歴史の中に文化活動と時代の先を見据えた経済活動を両輪として築き上げられてみえます。我々正会員は仕事をはじめ経済や文化活動を通じても岡谷鋼機さんと一層深いお付き合いをさせていただき発展したい」と挨拶した。
 次いで、岡谷鋼機常務取締役の馬場名古屋本店長が日頃の拡販に対しての感謝を述べ、3月から配管住設部に山田部長、土橋室長が着任したことを紹介した。また、総会前の見学会で訪れた六合エレメックの最新鋭ビルは、岡谷社長の『最先端の環境技術を全て取り入れたビルを建設する』という意志のもとに、設計された次世代ビルであり、環境商材を拡販するための決意の表れであると話し、さらに今年愛知組合が主催として行われる第二十九回展示会の開催もきっかけの一つとして「管栄会の皆様と一緒になりまして景気を盛り上げていきたい」と所信を述べた。
 続いて出席者の紹介の後、議案審議に臨み、何れも承認可決された。
▽第1号議案=平成23年度開催事業報告
▽第2号議案=平成23年度会計報告(監査報告=小川誉之会計監査)
▽第3号議案=平成24年度事業計画
▽第4号議案=平成24年度予算案
 議案審議の後は、日立金属配管グループの小川部長、日新製鋼ステンレスチームの古谷リーダー、東洋バルヴ中部営業部の千葉部長より業界の動向について説明してもらった。また、岡谷鋼機の加藤配管住設本部長からお礼の挨拶があり、以上で第一部の総会を終えた。
 懇親会は、大藪副会長(大清社長)の乾杯音頭で開宴、終始和やかに親睦を深め合い、三菱樹脂販売松尾部長の中締めでお開きとした。 
総会前は六合エレメックの次世代ビルと岡谷コレクションを見学
 翌日は、有志によるゴルフ会が三重県いなべ市のナガシマカントリークラブで行われ、24名が平素の腕前を競った結果、大藪淳一氏がネット72.6で優勝した。
 【ゴルフ入賞者】
▽優勝=大藪淳一(大清)N72.6H20.4
▽2位=辻亮一(辻さく)N73.6H14.4
▽3位=金森繁人(三立商会)N74.0H24.0
▽4位=大本敦信(アロン化成)N74.6H14.4
▽5位=加藤哲也(岡谷鋼機)N76.2H16.8
▽べスグロ=辻亮一88(敬称略)
 当日は総会前に、岡谷鋼機の関連会社である六合エレメックの新本社オフィス見学会が開催された。太陽光発電、屋上緑化と壁面緑化、自然風利用、雨水利用、全館LED照明、自然光、潜熱蓄熱材が設置されたエコビルで、さらに社員が働きやすいよう、開放空間なども充実している。
 また徳川園80周年記念春季特別展の「豪商のたしなみー岡谷コレクション」では、岡谷家十代惣助(1887〜1965)の遺志を継ぎ、重要文化財含む門外不出の茶の湯道具や絵画など全作品が公開されており、今もなお輝き続ける名品の数々を熱心に鑑賞していた。

実録フジテレビ『ほこ×たて』
ガチンコ勝負の現場
オーエスジーVS日本タングステン

 フジテレビ『ほこ×たて』の人気企画、“どんな金属でも穴を開けることができるドリル”VS“絶対に穴が開かない金属”で初の引き分けに終わった、オーエスジーと日本タングステン(通称=ニッタン)の再戦が4月15日に放映された。オーエスジーのグローバルテクノロジーセンター(愛知県豊川市)での対戦の模様をお伝えする。
 オーエスジーの大沢二朗氏とニッタンの中川内浩二氏が半年ぶりに再会。お互い前回引き分けとなった原因を研究しこの日のために準備した、ドリル「クロスエンドドリルエボリューション(特殊品)」と金属「NWSΩ」をお披露目した。
 今回オーエスジーは、前回の対戦で熱により刃先が摩耗してしまったことから、使用する砥粒を前回より粗いものにしたうえで、直径も一回り小さくし、オイルホールを設けて刃先の温度上昇を抑える構造とした。
 切削方法も、前回のヘリカル加工に途中、ステップを入れ、温度上昇へのさらなる対策を加えた。
 対するニッタンは、前回、金属が切削時の圧力で割れてしまったことを受け、力が分散しやすい円柱型とし、さらにステンレス製の枠にはめ込み切削時の圧力に耐える構造とした。
 オーエスジー社員とわれわれ取材陣は、センター2階の会議室でライブ映像を見ながら対戦を見守った。
【緊張のスタート】
 午後3時過ぎ、慎重に位置決めして、スタート。
 スタート後しばらくは、変化なし。
 10分位したところで、音が変わり、金属から切削油が流れ落ちる中、少し粉のようなものが見え始めた。
 20分が経過。切削油が横方向から、縦方向へ上がるようになってきた。大沢氏は落ち着いた様子。オーエスジー社員からも安堵の表情が見られる。
 現場から「現在、5ミリ」の報告。順調な出足に「ヨッシャー」の声も。
 30分経過、問題なく削れているように見える。「開いちゃうと、申し訳ないけど…」「夢で見たから、必ず開く」と話す社員の声が聞こえる。
 35分、順調に進んでいる。このまま穴が開いてしまうのではないかと、記者も感じる。
 40分が経過。現場から「12ミリ」の情報が入ると、拍手喝采。オーエスジーの旗を振る社員も。
 45分ごろ、切削油が一瞬にして無くなり、機械が停止。穴が開いたのでは?と期待したが、想定よりも長い時間がかかっていたために、切削油のタンクが空になったとの知らせ。この時、残り8ミリ。切削油を補給して、再びスタートした。
 50分経過、「残り6ミリ」の報告。応援の顔にも余裕の表情が見える。
 55分、スクリーンから見る限り、良好に削れている。音も快調。
【何かおかしい】 
 58分、現場から「残り5ミリ」の声。社員からは笑顔がこぼれる。ただ、削れる量が減っているのに違和感を覚えた。この時一瞬、火花のようなものが見えたと、後になって他の記者から聞いた。
 あと残り少し。大沢氏の表情も明るく余裕のあるものに。
 1時間5分、見た目には変化なし。残り2ミリ、社員も固唾を飲んで見つめている。
 1時間10分、「あと1ミリを切った」との報告。しかし、その後なかなか進展なし。微かにビビリ音が聞こえているのは気のせいか。
 1時間20分、今か今かとその時を待つ応援会場。
 1時間25分、ドリルは金属を突き抜ける位にまで下に進んでいる。会場からは「穴は開いている。我々はあきらめない」との声。
 機械が止まり、ドリルが上昇。停止位置に来て見ると、対戦前に刃物が停止位置にあった時の見え方と明らかに違う。ドリルの波長が短い。
 いやな予感の中、金属が取り出された。
 穴が開いていることを確信している会場は盛り上がりを見せるが、実際に金属を機械から取り出してみると、大きな凹みは見られるものの、あとほんのわずかのところ、17ミリ穴を開けたところで貫通しておらず。
【讃える気持ち】
 会場は一瞬、時間が止まったように静まり返り、その後、オーエスジーが渾身の力を込めて開発したドリルでも貫通しなかった、金属に対して惜しみない拍手が送られた。
 記者としても、予想を外したのは残念であったが、世紀の対決を間近で見ることができたうえに、オーエスジー社員の敗れても相手を讃える清々しい気持ちが感じられて、気分もよくなった。
 対戦後すぐに金属と刃物を検証しているオーエスジー「チーム大沢」のスタッフの姿に、日本のモノづくりの原点を見る思いがした。戦いには敗れたが、成分が解らない金属に対して、あと少しのところまで追いつめた「チーム大沢」にも心から拍手を送りたい。

2012年6月10日(日) 2457
業界発展に繋がる行事を推進
第50回通常総会開催
愛知県管工機材商協組 展示会に向けて邁進

 愛知県管工機材商業協同組合(理事長=小川信氏・山信社長)の「平成24年度第50回通常総会」が5月15日午後5時より、名古屋市千種区のメルパルクNAGOYAで開催され、23年度事業報告・収支決算報告、24年度事業計画などを審議し、原案通り可決した。小川理事長は、組合の意義は1社ではできないことをみんなで行えることと強調し、今期も業界発展に繋がる事業を推進して参りたいと所信を述べた。
 総会は、宇佐見理事(橋本総業取締役中部エリア長)の司会進行、資格審査発表(96社中88社出席、委任状含む)、開会の辞で開会。
 小川理事長は挨拶で出席方のお礼を述べたあと、「組合では3年間にわたる中小企業人材確保推進事業が完了し、成果を残すことができました。今期は、第29回管工機材・設備総合展を開催致しますし、来年は組合設立50周年を記念する行事を計画しており、準備をスタート致します。組合の意義は、1社ではできないことをみんなで揃って行うことだと思います。それに応じて今年も業界発展につながる色々な行事を計画しております。そして組合員同士の懇親をより深められる組合にしていきたい。また管機連では、返品問題や顧客からの過度の要求についての問題も議題に上がっています。そうした対応も組合として審議していきたい」と述べた。
 議長にセンサスヤマモトの山本社長を選出して直ちに議案審議に入り、次の各議案を満場一致で承認可決した。
▽第1号議案=平成23年度事業報告書、収支決算報告書、財産目録、貸借対照表、損益計算書並びに剰余金処分案承認の件
▽第2号議案=平成24年度賦課金及び賛助会費徴収方法決定の件
▽第3号議案=平成24年度事業計画案並びに収支予算案承認の件
 以上で全議案の審議を終え、第1部総会を終了した。
 通常総会に先立ち、同日午後3時より、「定例理事会」を開催し、通常総会に万全を期した。また全国管工機材商業連合会第50回通常総会が、6月13日にグランドアーク半蔵門で開催されることが案内された他、愛知県環境設備団体連合会解散の件が報告された。
【平成24年度事業計画】
@第29回管工機材・設備総合展の企画運営
A管工機材・設備製造、優良工場見学会の実施
B「組合だより」発行
C経営者向けの見学会、セミナー等を実施
D組合員・社員の健康診断の実施、組合員企業・賛助会員企業の親睦を深めるためボウリング大会を実施
E流通諸問題等を扱う流通部講演会を開催
F未加入の販売店へ組合員としての加入を促進、未加入の製造業者へ賛助会員としての加入を促進
G名管会ゴルフ会を開催予定
H青年部「愛青会」 独自の催しを企画運営
I上部・関連団体と連携。管機連五十回通常総会、地区代表者会議、正副会長・常務理事会推進 一斉休暇目安申合せ
出展申込み締切り間近
第29回展示会に協力を

 総会終了後は席を移し宇佐見理事の司会で懇親会が開かれた。
 はじめに小川理事長が、議案の慎重審議についてお礼を述べた後「組合は皆様がさまざまな行事に参加していただくことで、より一層盛り上がります。今後ともご理解・ご支援の程、よろしくお願い申し上げます」と挨拶した。
 続いて大藪実行委員長(大清社長)は挨拶の中で、第29回管工機材・設備総合展が10月4日から6日の3日間、名古屋市吹上ホールにおいて開催すること。
 テーマは『暮らしと産業を支える管工機材〜来て、見て、知って〜』であり盛大に行いたい。5月15日時点で69社、140小間が集まっている。
 今回からは、基本小間寸法が標準的となっている、3m四方へと変更(前回までは2.7m四方)したことで、小間の配置数も230〜240小間が上限となっており、あと百小間位集めたいので実行委員メンバーとともに邁進していることが報告された。
 大藪実行委員長は、「残すところ5ヶ月となりまして、組合の皆様には色々なお願いをしていくところでございます。まずは6月末までに1社、1小間でもご出展いただくように、全力を尽くします」と力強く述べた。
 このあと、石原相談役(原芳商会会長)の音頭で乾杯して懇親の場となった。和やかに談笑しながら互いに親睦を分かち合い、伊藤前理事長(イトウ社長)の中締めで盛宴のうちに平成24年度総会の全日程を終了した。

塑性加工を新たに収録
開発担当者らの書き下ろし
「はじめての工作機械」発刊

 ニュースダイジェスト社(社長=岩波徹氏・本社=名古屋市千種区)は5月25日、「はじめての工作機械(副読本改定17版)」を発刊した。
 ものづくりの基礎である金属加工を一から学べる本であり、1966年の初版以来、45年以上好評を得ているロングセラー。工作機械の歴史から最新技術までをわかりやすく解説してある。
 今回は、時代の要請に応じて塑性加工のページを新たに収録、さらに業界を代表するメーカーの開発担当者らが書き下ろした解説を増やした結果、前回より100ページ増となり、読み応えも十分となっている。
 これまでにも新入社員研修や、機械商社営業担当の知識取得を中心に広く読まれている。
 定価2,625円(税込み)A4版 397ページ 
 申込み先は、ニュースダイジェスト社 電話(052)732-2455迄。

落合理事長再選 全役員留任
第47回通常総会を開催
名古屋水栓バルブ協組 第29回管材展に出展

 名古屋水栓バルブ工業協同組合(理事長=落合潔氏・兼工業社長)は、5月18日午後4時15分より名古屋市中区の名古屋観光ホテルを会場に「第47回通常総会」を開催し、平成23年度事業報告、平成24年度事業計画等をそれぞれ審議したほか、任期満了による役員改選では落合理事長を再選し、全役員の留任を決めた。
 総会は中谷氏(組合事務局)の司会進行、総会成立(12社中、12社出席、委任状含む)、大矢理事(大矢製作所社長)の開会の辞で開会。
 冒頭、挨拶に立った落合理事長は出席方のお礼を述べた後、「前期組合の共同購入事業は堅調でした。新しいことを考えながら次に進めていきたい」と語った。
 次いで恒例により落合理事長を議長に推挙して、次の各議案に沿って審議し、いずれも満場一致で承認可決した。
▽第1号議案=平成23年度事業報告、財産目録、貸借対照表、収支決算書、損益計算書及び剰余金処分案承認の件
▽第2号議案=平成24年度事業計画(第29回管工機材・設備総合展への出展、研修旅行開催等)及び収支予算案承認の件
▽第3号議案=平成24年度賦課金徴収方法決定の件
▽第4号議案=役員任期満了による改選の件
 選考委員による指名推薦方式により、満場異議なく新役員は全員留任となった。
 以上で全議案の審議を終え平子顧問(組合事務局)の閉会の辞で終了した。
 引き続いて懇親会に移り、落合理事長は再任の挨拶で「理事長続投のお許しをいただき、謹んでお引き受けさせていただきます。景気は引き続き予断を許さない状況ですが、暗いことばかりを見るのではなく、我々今日があれば明日もあります。明日に向かって何かを生み出す力をつけなければならない。そのために、皆様のお知恵を拝借しながら事業を推進して参ります」と所信を述べ、落合相談役(兼工業会長)の乾杯音頭で一同乾杯を行い、交流を深め、平子顧問の中締めで盛宴の内に終了した。
【新役員】
▽理事長=落合潔氏(兼工業)
▽理事=安井肇氏(愛知水栓)
▽理事=大矢良夫氏(大矢製作所)
▽理事・会計担当=前田康雄氏(前田バルブ工業)
▽理事=鷲野守利氏(ワシノ製作所)
▽監事=安井文康氏(名古屋バルブ工業)
▽監事=犬塚廣義氏(日東パイプ)

今期事業は同好会(ゴルフコンペ)が復活
第55回通常総会を開催
名古屋水栓販売協会 山代温泉(石川県)を会場に

 名古屋水栓販売協会(理事長=土方隆氏・東洋物産社長)は、5月19日午後4時30分より石川県加賀市山代温泉の山代温泉「白山菖蒲亭」において「第55回総会」を開催し、2011一年度事業報告、同決算報告、2012年度事業計画、同予算案をそれぞれ審議し、原案通り承認可決した。
 総会は、伊藤理事(イトウ社長)の司会開会の辞で開会し、会員20名中、出席者13名により総会が成立することが宣言された。土方理事長は出席者にお礼を述べ、昨年は震災の影響により恒例の宿泊総会を中止したが、今回は開催できてよかったこと。また、通常の現地集合・解散をやめて、今回から参加者は同じバスに同乗し出発したことで、より親睦を深められたこと、今期も組合員同士が結束できるような事業を推進していきたいとの挨拶の後、土方理事長を議長に選出し次の各議案にそって慎重審議した。
▽第1号議案=2011年度事業報告承認の件
▽第2号議案=2011年度決算報告承認の件
▽第3号議案=2012年度事業計画承認の件
▽第4号議案=2012年度予算案承認の件
▽第5号議案=その他の件
 各議案とも慎重審議を行い何れも承認可決された。2012年度の事業計画案では同好会(ゴルフコンペ)が復活した。棚山副理事長(丸一商会社長)の閉会の辞で、全議案を終了した。
 続いて内藤顧問(三和管材社長)の乾杯音頭で懇親会に移り、在田副理事長(在田商店社長)の中締めで懇親会を終了し投宿した。
 翌日は、日本自動車博物館と、御菓子城加賀藩を観光した。日本自動車博物館は、日本最大級であり初期から戦後の車まで、三輪車、乗用車、バイク、バスなどの様々な車が展示してあり、会員らは当時を振り返り、懐かしそうに見学していた。
【2012年度事業計画】
 役員会、例会の他、正会員と賛助会員参加の7月21日同好会(ゴルフコンペ)、8月3日納涼会、2013年度1月18日新年例会。

歴史を振り返り発展させる
第42回通常総会を開催
静岡県管工機材商組合 第38回従業員表彰も実施

 静岡県管工機材商組合(理事長=村松孝一氏・村松商店社長)は、5月17日午後3時より、静岡駅前の静岡グランドホテル中島屋を会場に「第42回通常総会」を開催し、平成23年度事業報告、平成24年度事業計画等を審議し、承認した。また恒例の第38回優良従業員表彰も行った。組合では昨年、返品処理のお願い文書を作成配布したことを報告。村松理事長は組合42年の歴史を振り返りながら、業界発展に尽くす考えを示した。
 総会は、一色副理事長(一色機材社長)の司会進行により、組合員総数33社中、27社の出席、委任状6社につき、総会成立が宣言され開会。
 理事長挨拶に臨んだ村松理事長は、出席者にお礼を述べた後、「この日を迎えられたのも、歴代からの皆様方のご支援とご協力のおかげです。第一代目理事長は一色機材さんの先先代が2年、私の父親が2年、その後丸尾興商さんの先代が第5回から24回まで歴任され、その後、理事長職は負担が大きいので2期4年の約束となり、三共鋼材さん、一色機材さんの先代、丸尾興商さんの社長、沼津管材さんの会長、私と続いております。組合ができたのは、当時静岡県に外部から大規模な管材業者が攻めてくる恐れがあり、組合を作って同業者が力を合わせることにより、県外業者ともうまくやっていけるのではないかというところから、スタートしました。その歴史があり今日まで続いております。これからも、組合のスローガンである『工・製・販の強調』『適正利潤の確保』『取引改善の徹底』『連合会認識の高揚』『環境保全の推進』をしっかりベースに添えて、今後も皆様と一緒に会を運営していき業界発展に尽くしたいと思います」と挨拶。
 引き続いて司会者一任の声により、議長に小澤副理事長(小澤商会社長)を選任して直ちに各議案審議に入った。
▽第1号議案=平成23年度事業報告並びに収支決算報告承認の件
▽第2号議案=平成24年度事業計画並びに収支予算案承認の件
▽第3号議案=その他の件
 以上の各議案を慎重審議し、何れも承認可決された。
 第2部の懇親会では、村松理事長の挨拶の後、第38回優良従業員表彰式を行い、8社21名に感謝状と記念品が授与された。来賓を代表して、表彰者に、管機連齋藤成八郎会長から祝辞として「今まで以上に健康で業界のために貢献を」と、キッツの小林公雄会長は、明治維新後、浪人が巷に溢れたため牧の原台地がお茶畑として開拓された話しが紹介され、希望を持って仕事に臨むこと、と激励した。
 祝辞の後、前澤化成工業の池嶋勝治社長の乾杯音頭で終始和やかに歓談に興じ、オータケの吉川富雄社長中締めで盛況の内に総会の全日程を終了した。
【優良従業員表彰者】
(順不同・敬称略)
▽一色機材=梅原由紀子、加藤那梨、鈴木弘見、外山由美恵
▽大村商会=鈴木啓士、東千世
▽浜松管材=松浦圭祐
▽浜松山信=村田真隆
▽沼津管材=金森大輔、及川聡志、朝倉竜彦
▽丸尾興商=加藤正子、松下幸江、佐野仁美、鈴木明日香
▽丸八=大石誠一郎、堤詠子、太田千晴
▽村松商店=金原克秀、小笠原慎、浅川武士
(敬称略)
ゴルフは
山岸正広氏(冨士機材)が優勝
 また、翌18日には「第42回親睦ゴルフ会」が、富嶽カントリークラブで、正会員並びに賛助会員等44名が出席して開催され、山岸正広氏(冨士機材)がネット73.2で優勝した。
 上位入賞者は次の皆さん。(敬称略)
▽優勝=山岸正広(冨士機材)N73.2H22.8
▽2位=宇佐見徳秋(橋本総業)N74.0H18.0
▽3位=伊藤捷三(沼津管材)N74.8 H19.2
▽4位=鈴木誠(山田商工)N74.8H7.2
▽5位=鈴木亮一(三栄水栓)N75.4H21.6
▽ベスグロ=鈴木誠(山田商工)82

愛知県北部の営業を強化へ
一宮支店を新設し内覧会開催
西武管商 取引先300名が祝い

 管工機材・住宅設備機器総合卸の西武管商(社長=浦瀬武夫氏・本社=岐阜市宇佐南)は、建設中の一宮支店(支店長=鹿嶋孝次氏)が完成し、5月17日・18日に「一宮支店新社屋内覧会」を行った。
 内覧会には得意先、仕入先関係者ら300名以上がお祝いに訪れ、西武管商8番目の営業拠点となる一宮支店の開所を祝った。
 新築オープンした一宮支店は、一宮市若竹に用地を取得して建設された。建屋は事務所と併設する倉庫からなり、事務所は鉄骨鉄板張り造りの3階建て。敷地面積は約900u(272坪)であり、建坪総面積は約880u(266坪)。用地取得と建物建設を合わせた設備となった。
 同社は岐阜県全域をカバーする形で六店舗(本店・岐南店・郡上店・西濃店・中濃店・高山営業所)と、名古屋市南区に名古屋支店を構えている。
 既存店舗の中間拠点にあたる一宮支店を開設することで、愛知県北部である一宮市、稲沢市、津島市、小牧市、犬山市、江南市の顧客には岐南店から物流供給を行っていたが、一宮店から供給できるので、配送時間を大幅に短縮できるほか、新規営業も強化する。
 浦瀬社長は「オンライン化による物流管理システムも導入し、支店の垣根なく物の供給が可能となっています」と話しており、よりスピーディーな対応に自信を示した。
 支店のスタッフは鹿嶋支店長含む、平均年齢30代の若手10名が在籍して支店の雰囲気を明るく盛り上げている。鹿嶋支店長は、「地域のお客様にきめ細かなサービスをご提供し、業務拡大を目指していきたい」と抱負を述べている。
 周辺が住宅街である一宮支店は、近隣住民への安全・安心を考慮し、駐車場への入り口には、ミラーを設置した他、側溝も社員の手により掃除、整備した。フォークリフトはハイブリッド式を購入したことで、稼動や走行中も低音になり、排気ガスも出ない。倉庫内の照明はLEDを使用し、屋上に太陽光発電設備の導入も予定している。
 また事務所の個別デスクのスペースは通常の2倍の長さがあり、広々と使える。室内は木を要所に使用しており、あたたかみのある造りで社員にとって働きやすい環境を整えている。
【一宮支店】
▽住所=愛知県一宮市若竹4丁目1番4
▽電話0586-77-6780
▽FAX0586-77-6767

フルラインサプライヤーとして
国内シェアNo.1を目指す
中部タンガロイ特約店会 24年度定時総会開催

 中部タンガロイ特約店会(会長=水谷彰宏氏・東亜機工社長)の「平成24年度(第20回)定時総会」が4月23日午後3時30分より、名古屋市中村区名駅の名古屋マリオットアソシアホテルで開催された。
 総会は三宅タンガロイ中部支店名古屋営業所長の司会で進行され、開会にあたり挨拶に臨んだ水谷会長は、総会への出席に対してお礼を述べた後、「昨年の総会は東日本大震災の影響で書面での総会となり、私が昨年より会長職を仰せつかりました。新米の会長であります。どうかよろしくお願いいたします。大久保前会長様(大久保商事会長)の力強いリーダーシップのもと、ここまで中部タンガロイ特約店会が発展いたしました。そして役員として矢田様(ナゴヤカット社長)にも長い間務めていただきました。タンガロイさんにおかれましては、昨年の震災で大変な被害を受けられましたが早期に回復をされ、昨年11月21日には福島県いわき市の本社の開所式を挙行されました。その時、世界的な投資家として有名なウォーレン・バフェット氏が初めて日本に降りたちました。それも、原発事故の福島県にあるタンガロイさんの本社にお見えになりました。これは私ども特約店にとっても喜ばしいことであります。現在お聞きしたところでは、月産800万個の生産は優にあるということです。本日(総会前に)、増床された名古屋工場を見ていただいてお分かりのように、新製品がどんどん出てきております。是非、この力を借りて日本で頑張っていきたいと考えております」と述べた。
 続いて、会則にのっとり水谷会長が議長を務めて議事に移り、まず事務局の和田タンガロイ中部支店長より正会員68社中出席54社と出席状況が報告された。
 第1号議案=平成23年度事業報告、第2号議案=平成23年度収支決算報告並びに会計監査結果報告、第3号議案=平成24年度事業計画(案)、第4号議案=平成24年度収支予算(案)について審議し全議案を承認可決、以上で議事を終えた。
 賛助会員挨拶で和田NaITO中部営業部長は「責任は二つある。実行責任と結果責任。実行責任は部下に行ってもらい、結果責任は我々が負うことになる。特約店、代理店ともタンガロイさんが国内シェアNo.1を目指すということですので、是非とも責任を果たす役割を担っていただきますよう、ここにお集まりの皆様にはよろしくお願いいたします」と述べた。
 石原中部タンガロイ特約店会副会長(石原商事社長)の閉会の辞で第一部総会を終了した。
 第2部タンガロイ行事では、平成23年度成績優良特約店表彰と会社方針説明が行われた。
成績優良特約店表彰
 最優秀賞1社、優秀賞5社、拡販賞5社、躍進賞3社の合計14社に、上原タンガロイ社長より賞状と記念品が贈呈された。
 受賞者を代表して最優秀賞の水谷東亜機工社長が謝辞で「ますますタンガロイ商品の拡販に努めてまいりたい」と語った。
タンガロイ会社方針説明
 【上原社長】

 昨年は3月11日の東日本大震災とその1ヶ月後の大きな余震に尽きる1年だった。3月の地震に端を発した福島第一原発の事故に関しては、本社と事業所のあるいわき市は線量の高い被ばくが無かったことが、不幸中の幸いだった。
 復旧状況として製造能力は震災前以上のものとなっている。
 タンガロイは福島の元気のある6社に選ばれ、地方自治体である県、市を挙げて地元企業に対して力を傾けてもらっている。我々は、それもプラスの要因としながら更に事業の発展を続け、会員の特約店、代理店との関係を更に進めていく。
 リスクに対する準備を進める取り組みとして、IMCグループ(International Metalworking Companies B.V.)15社のうち4社(タンガロイ・イスカル・テグテック・IMCD)が超硬のパウダーから手掛け、メイン素材については共通で作れるようにするプロジェクトが始動している。
 名古屋工場の古い棟を建て替え、鋼製品の工場、テックセンター、セミナールーム、工作機械メーカー対応のグループ(マシン・ツール・ビルダーグループ)を新設。施設を活用し、ユーザーや特約店・代理店のセールスマンをお招きして拡販の一助としたい。
 原材料のタングステンについては、中国の精錬工場に資本参加し、タングステンの安定供給に努めている。それに加え、IMCグループが韓国のタングステン鉱山に資本参加をし安定供給を確保している。
 昨年(2011年)の実績は、ピークの2008年に対して、売上高は超円高、震災の影響で90%。製品の数量ベースでは2008年に対して、既に30%を超える成長をしている。
 利益面では、新製品の積極投入、生産効率の向上などで2008年レベルを超えている。
 2014年に国内シェアNo.1を目指すと改めて目標設定。このために新製品を今後も市場に積極的に投入していく。
 フルラインサプライヤーとして、また、日本のものづくりのパートナーとして、全ての超硬工具をユーザーに提供していく。製造工程の見直し・人員の増強などで設備稼働率の向上、名古屋工場の改革・新しい機械の導入など新設備の導入、IMCグループ会社の工場などを活用した協力会社のサポートで、製造能力のよりアップを目指す。
 2012年の営業方針は@重要顧客案件攻略Aキャンペーン予算の達成B新規ユーザー開拓Cセールス力・組織強化。
 特約店営業マンの専門知識を高める教育を実施しており、これにより高い知識を得ることのできるマイスター教育を行い最新情報を常に更新していく。
 特約店・代理店の皆様とはより深い関係で、お互いのwin winの関係の集まりにこの特約店会がなるように、タンガロイも鋭意努力する。是非、皆様方のご協力をお願いしたい。
 【上野マーケティング部長】
 タンガロイのマーケティング部にはインダストリアルグループとMTB(マシン・ツール・ビルダー)グループがある。
 インダストリアルグループは、国内重要顧客をサポートするために、グループ内に業種別の専任の担当がいる。自動車、航空機、金型、ベアリング、重電・重工、精密小物部品、海外顧客担当の合計九名のベテランのエンジニアが、営業本部と一体となって、技術対応案件の探索、問題解決までの計画的および継続的なアクション、テックセンターでの実ワークテストなどで特約店のユーザーを強力にサポートする。
 MTBグループは工作機械メーカー向けで、ベストの対応するために各メーカー専任の担当を設置。名古屋テックセンター内に集約して、クイックな対応を可能にしたエンジニア集団となっている。
 その他、海外展開と広告宣伝、電子カタログについて報告した。
 【木下技術本部長】
 2011年からタンガロイの技術が変わり始めた。
 高効率工具においてPP(特許で他社がコピーできない)商品、CP(独自形状で他社の製品が使用できない)商品を開発している。
 今年は、昨年の18種類を上回る、30種類の新製品を投入。穴あけ工具のフルラインサプライヤーになる。溝入れ工具も拡充しフルラインナップを今年中に実現する。内径加工も充実。また、ミリングカッタを拡充する。
 更に、世界初の両面6コーナーを無駄なく使える「TUNGSIX―DRILL」などを発表する。
 以上で第2部を終了した。
 第3部の懇親会は、伊藤中部タンガロイ特約店会幹事(大信工機社長)の乾杯で開宴となり、出席した正会員、賛助会員、メーカーが互いに親睦を深めた。出席者はタンガロイ商品の拡販に努めていく決意を新たにし、加藤中部タンガロイ特約店会幹事(新栄商會専務)の中締めでお開きとなった。
  *  *  *
 タンガロイ名古屋工場見学
 当日は、総会に先立って午後1時より、昨年12月に完成した名古屋工場(愛知県日進市浅田町茶園7711)の新棟と、併設されたテックセンター、セミナールームを見学した。
タンガロイ 新製品紹介
新発想 次世代小径内径加工用工具
『DoMiniBore』(ドゥーミニボア)

 新世代の小径内径加工用工具『DoMiniBore』(ドゥーミニボア)は、一般機械加工における小径内径加工において、新発想によるインサート形状とホルダ構造により、従来は片面仕様のポジタイプインサートしか適用できなかった小径加工領域で、両面仕様インサートを実現。ポジタイプインサートと同等の低抵抗化を実現し、かつ両面仕様でコーナ数を2倍にすることで大幅な工具費の削減に寄与する新発想の次世代工具である。
 『DoMiniBore』の最小加工径はφ12oであり、φ12oからφ24oまでを同一形状インサートでカバーする。
 使用されるインサートは経済性に優れた両面仕様で、独自のインサート形状により従来のポジインサートと同等の低抵抗化を実現し、びびりを抑制して安定した高能率加工が可能である。インサートにはインクリネーション切れ刃を備え、安定した切りくず処理性でスムーズな切りくず排出性を実現し、また外周研削仕様のG級仕様にしたことで加工精度も安定する。
 設定材種には、表面平滑化技術『PremiumTec』(プレミアムテック)を採用したAH725を汎用材種とし、鋼、ステンレス鋼および鋳鉄などの多様な被削材に対応する。鋼の高速加工や仕上げ面粗さの向上を狙いとしたNS530(サーメット)とGT530(コーティングサーメット)も設定した。
 また、ホルダの特長としては、既に発売しているストリームジェットバーの構造設計を採用し、高剛性と切りくず排出性を両立した最適設計ホルダとなっている。
 さらに、インサート取付け用のポケット部にはダブテール構造を施すことで、切削時におけるインサートクランプ剛性を向上させ、G級インサートとの組み合わせで高精度加工の安定化も図っており、鋼シャンクと超硬シャンクを揃えることで幅広い適用領域に対応可能なシリーズとなっている。
 『DoMiniBore』は多種多様な被削材および加工用途に対応可能な工具であり、新発想による両面仕様の低抵抗インサートとホルダの組み合わせにより、ユーザーの生産性向上と工具費低減に大きく貢献する。
【主な特長】
・両面仕様インサートでポジタイプインサート並みの低抵抗を実現。
・最小加工径φ12o、シャンク径φ10oからφ20oを両面仕様の同一形状インサートでカバー。(WXGUタイプ=6コーナ仕様、DXGUタイプ=4コーナ仕様)
・インクリネーション切れ刃による安定した切りくず処理性でスムーズな切りくず排出性。
・高剛性と切りくず排出性を両立した最適設計ホルダによる高能率加工を実現。
・インサートの浮き上がりを抑えるダブテール構造を採用し、かつクランプ剛性を向上させ工具寿命を安定化。
・豊富な材種設定と鋼シャンクと超硬シャンクの設定により幅広い領域に適用。
【主な形番と標準価格】
・ホルダ(鋼シャンク、超硬シャンク)▽A12M-SWLXR04-D140 1万3,800円(税込み1万4,490円)▽E12Q-SDXXR07-D160 4万3,100円(税込み4万5,255円)、全アイテム32形番(発売予定含む)
・インサート▽WXGU040304L-TS AH725 1,420円(税込み1,491円)▽DXGU070304L-TS AH725 1,600円(税込み1,680円)、全アイテム36形番(発売予定含む)
浅溝加工用インサート
『GTGN形』

 『GTGN形』は高精度浅溝加工用の三コーナインサート。切れ刃は研削級で、サークリップ用溝等の高精度の浅溝加工に最適である。
 ホルダはねじ切り工具TungThread用と共用で、敷金を交換するだけで『GTGN形』が使用可能となる。これによって専用ホルダを購入する必要が無くなり、工具集約が可能となる。
 インサートは経済的な3コーナ仕様。また、専用(Ti,Al)Nコーティングと高靱性母材を組み合わせたPVDコーティング材種「SH730」を採用し、良好な切れ味と安定した長寿命を実現している。
 高精度の切れ刃と耐摩耗性に優れた「SH730」材種の組み合わせにより、一般鋼に加えステンレス鋼、耐熱合金の加工にも適用でき、ユーザーの生産性の大幅な向上に貢献する。
【主な特長】
・経済的な3コーナ仕様の高精度溝入れ加工用インサート。
・切れ刃は研削級で切れ味が鋭く、切りくず処理性にも優れる。
・PVDコーティング材種「SH730」の採用で、幅広い被削材に対応。
・ホルダはTungThreadと共用。敷金を交換するだけで『GTGN形』が使用可能に。
【主な形番と標準価格】
・インサート▽GTGN-16EL/IR100▽GTGN-16EL/IR225▽GTGN-16ER/IL100▽GTGN-16ER/IL225いずれも2,300円(税込み2,415円)、全アイテム12形番
・敷金▽G16ER/IL-DT D30(スクリューオン・クランプオン兼用)▽G16EL/IR-DT D30(スクリューオン・クランプオン兼用)▽G16ER/IL-S D30(クランプオン専用)▽G16EL/IR-S D30(クランプオン専用)いずれも1,200円(税込み1,260円)、全アイテム4形番
鋼加工用ソリッドドリル
『SolidDrill DSW形』

 『SolidDrill DSW形』は鋼や鋳鉄などの多様な被削材に対応できる汎用性に優れた新ソリッドドリルシリーズ。一般穴あけ加工に適しており、特にタップ下穴加工では最適な性能を発揮する。給油方式も内部給油と外部給油を取り揃えており、ユーザーの使用環境に応じて選択できる。
 特長の一つである独自の切れ刃エッジ形状は、コーティング膜との密着性が高く、刃先のチッピングを抑制する。また、耐摩耗性に優れる新コーティング材種の採用により、工具の摩耗が抑制され、飛躍的に工具寿命が向上する。さらに、低スラスト設計かつ切りくず処理に優れた新断面形状により、切削抵抗を大幅に低減している。
 新シリーズは世界標準のDIN規格を採用しており、シャンク径はφ3-φ16oの工具径範囲をわずか6種類でカバーし、コレットの保有類を低減できる特長がある。
 新ソリッドドリルシリーズ『SolidDrill DSW形』はユーザーの長寿命で安定した加工とコスト低減に大きく貢献する。
【主な特長】
・工具径φ3-φ16o外部給油(DEタイプ)L/D=3,5、内部給油(DIタイプ)L/D=5,8を設定。
・鋼、鋳鉄などの多様な被削材に対応可能。
・独自の切れ刃エッジ形状により、刃先のチッピングを抑制。
・耐摩耗性に優れる新コーティング材種の採用により、飛躍的に工具寿命が向上。
・低スラスト設計かつ切りくず処理に優れた新断面形状により、切削抵抗を大幅に低減。
・DIN規格を採用し、シャンク径がわずか六種類に集約され工具周辺のコストを低減。
【主な形番と標準価格】
 DSW080-029-08DE3 AH7251万1,980円(税込み1万2,579円)▽DSW080-064-08DI8 AH7251万9,190円(税込み2万150円)、全アイテム464形番

オレンジブック2012
好調の新製品とキッチンを拡販
TOTO方針説明会を開催
SK TOTO会 44年の歴史 三位一体で発展

 TOTO中部販売(社長=春日井剛司氏)と販売店でつくるSKTOTO会(会長=荒木彌氏・荒木商事社長)は、5月11日午後6時より、名古屋市中区のTOTO名古屋支社において、「TOTO方針説明会」を開催した。 
 TOTO中部販売の野村課長の司会の下、挨拶に立った荒木会長は出席者にお礼を述べ「景気はトンネルに入った状態でまだ光が見えておりませんが、良い時もありますので、前向きに行きたい。SKTOTO会は今年44年目を迎える歴史ある会です。我々会員は共にTOTO製品の拡販に力を入れて参りますのでご指導ご協力の程お願い致します」と話した。
 続いてTOTO名古屋支社の江島副支社長が「TOTO方針説明」として、@昨年度の業績の振り返りと御礼A2012年需要予測B売り上げ目標C重点活動について説明した。
 @2011年度のTOTO名古屋支社(静岡・愛知・岐阜・三重)の売上は、なんとか前年を上回ることができ、「リモデル」「新築」それぞれで前年伸長した。
 A東海4県の需要予測では、2012年上期の住宅及び非住宅(事務所・店舗・工場など)の納期ずらし後の新設着工は前年を若干下回る予測であるが、下期は、非住宅で前年を上回る見込み。
 B需要予測を踏まえ、新築は勿論のこと、リモデルでの売上拡大を目指す。今年2月発売のウォシュレット「アプリコット」と「ネオレストハイブリッドシリーズ」や、システムキッチンも好調であることから引き続き販売強化をする。
 C重点活動については、非住宅向けに「まちなかトイレフェア」や、ショールームを活用した「キッチンバスまつり(7月13日〜15日)」を開催する。
 また滋賀第2工場(所在地=滋賀県甲賀市水口町さつきが丘33)が新工場として竣工し、四月から衛生陶器の生産が開始されており、最新鋭の工場見学が案内された他、新東名が4月14日に開通し、SAやPAの七ヶ所全ての便器にTOTO製品を納入でき、トイレの豪華さも話題になっていることが紹介された。
 江島副支社長は「名古屋は2015年頃まで名古屋駅周辺の再開発により8棟位のビルが竣工予定であり期待できるエリア。今年度も販売店様との協業を強化して参ります」と結んだ。
 最後にSKTOTO会賛助会員を代表して春日井TOTO中部販売社長が、日頃の拡販に感謝の意を表し「今年度は重点活動の他に勉強会や工場見学にも力を入れ、SKTOTO会様、TOTO様、我々が三位一体となり発展していきたい」と抱負を述べた。
 第2部の懇親会では、SKTOTO会副会長の山徳機材山村社長が挨拶を述べ、東海管材太田会長の乾杯音頭で開宴した。
 懇親が深まる中、コマチ小町社長の中締めで散会した。

『オレンジブック.Com』
リニューアルオープン
トラスコ中山 見積、発注機能を追加

 機械工具卸商社のトラスコ中山(社長=中山哲也氏)は、インターネット商品検索サイト『オレンジブック.Com』(http://www.orange-book.com/)を6月18日にリニューアルオープンする。従来の検索機能だけでなく、見積や発注機能を追加し、ワンストップで検索から発注まで行えるサイトとなっている。
 60万点以上の掲載アイテムの検索から発注まで行える、工場・作業現場のプロツール総合サイトとしてユーザーの利便性向上につなげていく。
【オレンジブック.Comの特徴】
 @60万点以上の掲載アイテムの商品検索から見積・発注までワンストップで行えることで、ユーザーの利便性が向上。
 A新商品、キャンペーン、展示会といった最新情報に加え、MSDS(製品安全データーシート)、図面、含有化学物質調査票といった商品詳細情報が満載。
 B商品絞り込み機能やスペック比較が追加されたことで、商品の検索性が各段に向上。
◇  ◇
 『オレンジブック』は1964年に総合カタログ『中山商報』として創刊され、今日では、年間30万部以上の発刊部数を誇り、国内製造業の工場用副資材(プロツール)の調達に最も利用されるカタログに成長した。
 その後、インターネットによる商品検索という時代の要請に対応するため、2006年6月、販売店に限定した『オレンジブック.Com(会員制)』をスタート。モノづくり現場における商品調達のさらなる利便性向上のため、2010年1月18日フリーサイトとして13万7,000アイテムを一般公開し、2011年4月には50万アイテムにまで検索可能アイテム数を拡大した。
『オレンジブック2012』がBtoB広告賞
製品カタログ〈総合〉の部にて金賞受賞

 トラスコ中山が発刊する、モノづくり大辞典『オレンジブック2012』がBtoB広告賞製品カタログ〈総合〉の部で金賞を受賞した。
 2007年の金賞受賞以来5年ぶり2回目の受賞となる。
 同社では受賞に際し「モノづくり現場で必要とされる工具や作業用品、消耗品などのプロツールを豊富に・見やすく掲載し、今後もモノづくり現場にとってより必要な存在となれるよう努めてまいります」としている。
 【受賞講評】
 総ページ数は2冊合計で約7,400ページに及び、掲載アイテム17万8,000アイテム、掲載メーカー数1,141社という某大な情報ページが端的で分かりやすいインデックスとコンテンツそのものの優れたデザイン設計により、総合カタログとしての高い完成度を持っている。
 また、その年の一押し商品を別冊で紹介する「イチオシ」も、商品の開発経緯や想い、特長を熱く紹介していて興味深い。カタログというより物語(マガジン)の趣きを感じさせる。

来年のねじ商連総会の成功へ
参加と協力を呼び掛け
愛鋲協 24年度通常総会開催

 愛知鋲螺商協同組合(理事長=土方成一氏・金城螺子製作所社長)は5月25日午後6時より、名古屋駅太閤口前の名鉄ニューグランドホテルにおいて「第39期通常総会」を開催した。
 総会は司会の小倉理事(小倉商店社長)の開会の辞で始まり、資格審査では組合員総数49社中38社の出席(委任状含む)により同総会が成立すると宣言された。
 土方理事長は挨拶で、総会出席ならびに日頃の組合活動への支援・協力に対してお礼を述べた後、「昨年の総会で理事長に指名され早1年が経ちました。新聞紙上では世界的に景気は緩やかながら上昇していると書いてありますが、我々ねじ業界においてはなかなか実感することもできず、厳しい情勢が続いているのではないかと感じております。愛知鋲螺商協同組合は、皆様の協力のもとに、いかに皆様にとって有益な組合として進めていくことができるかということに取り組んでまいります。昨年、主な行事として日本ねじ商連の総会が伊豆長岡でありました。来年の7月に開催される次回総会は、愛知鋲螺商協同組合が担当して開催されます。現在準備に取り掛かっております。ホスト組合として、我々の組合から多数の参加をよろしくお願いいたします。特に経験豊富な相談役様におかれましては、ご指導とご参加もしていただき、ぜひ成功させたいと思っております。勿論、我々理事役員も一生懸命取り組んでまいりますので、組合員の皆様のご支援をよろしくお願いいたします」と述べた。
 続いて土方理事長を議長に選出して議事に入り、第1号議案=平成23年度事業報告並びに収支決算報告承認の件、第2号議案=平成24年度事業計画案並びに収支予算案承認の件、第3号議案=組合規約に関する件について審議し、いずれも原案通り承認可決した。
 鈴木理事(エフシーテック社長)の閉会の辞で総会を無事終了した。
 総会終了後は、懇親会が開かれ、山田理事(山田螺子工業所社長)の司会進行で、太箸愛知県中小企業団体中央会総務部主幹の来賓祝辞に続いて、鈴木組合相談役(エフシーテック会長)の乾杯で祝宴に移り、会員相互の親睦を深め、山田理事の中締めで午後8時半頃お開きとなった。

来年5月に50周年記念式典
木村理事長以下全員留任
中日本木工機械商協組 第50回通常総会を開催

 中日本木工機械商工協同組合(理事長=木村秀夫氏・昭元産業社長)は5月17日午後3時より、名古屋市千種区覚王山通のホテルルブラ王山において「第50回通常総会」を開催、組合員21社中21社(委任状含む)が出席した。
 開会の辞で福本副理事長(フクモト社長)が「本総会は第50回という節目の総会でございます。本総会が皆様方のご協力により、滞りなく進行いたしますことを祈念申し上げます」と述べ、開会を宣言。
 挨拶に臨んだ木村理事長は「第50回の節目の総会にご出席いただき誠にありがとうございます。来年の5月29日には、50周年記念式典を行いたいと思っております。役員はじめ、組合員の方々には色々ご尽力を賜るかと存じますので、ご協力の程お願いいたします。本日は皆様の忌憚のないご意見を賜りますようよろしくお願いいたします」と述べた。
 優良従業員表彰に移り、勤続30年の1名、25年の1名、15年の3名、10年の6名、計11名が理事長表彰を受けた。
 優良従業員を代表して植田春彦氏(三十年表彰、カメックス)が「本日の表彰を糧とし、また節目とし、木工業界とそれぞれの会社、何よりも自分自身のために、さらなる向上と、明るい未来を作り上げる気概を持って、努力いたします」と謝辞を述べた。
 来賓祝辞が石川愛知県中小企業団体中央会専務理事などからあり、祝電の披露も行われた。
 司会者一任の声により議長に坂入理事(代東社長)を選任して、直ちに各議案の審議に入った。
 第1号議案=平成23年度事業報告承認の件▽第2号議案=平成23年度決算報告及び剰余金処分(案)並びに監査報告承認の件▽第3号議案=平成24年度事業計画(案)承認の件▽第4号議案=平成24年度収支予算(案)承認の件▽第5号議案=組合借入金最高限度額決定並びに組合員に対する貸付金最高限度額決定に関する件▽第6号議案=組合新加入者加入金に関する件▽第7号議案=任期満了に伴う役員改選▽第8号議案=その他の件、以上の議案についてそれぞれ審議が行われ、すべての議案が全会一致で承認された。
 役員改選では木村理事長はじめ全役員の留任が決まった。
 総会終了後の懇親会では、参加者同士で活発な情報交換が行われ、終始和やかなうちにお開きとなった。
 【新役員】敬称略
▽代表理事(理事長)=木村秀夫(昭元産業)
▽副理事長=福本豊彦(フクモト)、村瀬智則(ムラセ)
▽会計理事=榊原希昭(朝日工業)
▽理事=杉田重勝(スギタキカイ)、若原透(若原工機)、島田昭三(シマダ機械)、河合璋典(カメックス)、板倉正利(ワイズ)、小林正直(小林機械)、坂入義久(代東)
▽監事=宮川嘉朗(宮川工機)、小林俊二(小林機械工業)

コンパクトなハード仕様の
搭乗式スイーパー発売
ケルヒャージャパン 重工業・産廃業に拡販

 清掃機器の最大手メーカー、ドイツ・ケルヒャー社の日本法人、ケルヒャージャパン(社長=佐藤八郎氏、本社=宮城県黒川郡大和町)は、重工業・産廃業向けにコンパクトタイプの搭乗式スイーパー「KM130/300RD」を発売した。
 「KM130/300RD」は、重工業・産廃業界で求められるハード仕様でかつコンパクトタイプの搭乗式スイーパーで、従来の大きな車体では不便な狭い場内での清掃ニーズに合わせた製品となっている。
 肉厚のスチール製ボディとコンテナ、悪路や金属片を踏んでもパンクしないタイヤ、粉塵や鉄粉が舞う中でもエンジンを保護する独自のプレフィルターを吸気口に採用する等、過酷な環境下でも耐えられる重装備はそのままに、長さ・幅ともに同社のコンテナ容量300Lクラスのスイーパーの中では最少を実現、後輪一輪駆動で小回りも利く(最小回転半径は1.4m)。
 掻き落としタイプのフィルター清掃機能で、吸い込んだ大量の鉄粉や粉塵による目詰まりを防ぎ、吸引力を保持。ダイヤル操作で扱いがシンプルなので作業者を選ばない。フィルターの取り外しもシンプルで時間をかけずに交換可能である。
 主な用途として、工場(鉄鋼・造船・製鉄・鋳造・鍛造等)での敷地内外における路面での粉塵や鉄粉等の回収、産廃リサイクル工場内で漏れ落ちた廃棄物や粉砕物の回収、港湾のバラ積み船積み込み場所でこぼれた原料や金属片・木片の回収、建設現場でのアスファルト・砂塵・コンクリ粉塵の回収等を想定している。
 価格は650万円(税別)。 
【製品仕様】
▽動力=4ストロークディーゼルエンジン(ヤンマー製)
▽清掃時走行スピード=10km/h
▽登坂能力=18%
▽最大作業能力=1,300u/h
▽コンテナ容量=300L
▽標準清掃幅=1,300mm
▽質量=951kg
▽寸法(長さ×幅×高さ)=2,040mm×1,330mm×1,430mm
▽標準装備=ヘッドライト(2個)、パトライト(1個)、サイドブラシ(1箇所)、メインブラシ(1個)、メインフィルター(1箇所)、前輪(ノンパンクタイヤ×2個)、後輪(ノンパンクタイヤ×一個)

新社長に南雲文彦氏
NaITO 経営トップの若返り図る

 NaITO(本社=東京都北区昭和町2-1-11)は5月22日開催の同社定時株主総会ならびに取締役会において役員改選を行い、鈴木斉代表取締役社長が取締役会長に就き、後任の社長に南雲文彦専務取締役が就任した。
 役員ならびに執行役員体制は次の通り(敬称略)。
▽取締役会長=鈴木斉
▽代表取締役社長 執行役員=南雲文彦(社長兼営業本部長)
▽取締役 執行役員=河野英之(管理部および経理部担当)
▽取締役 執行役員=徳田信幸(営業本部長代行)
▽取締役 執行役員=中島徹(営業本部副本部長 南関東営業部担当兼東京営業部長)
▽取締役=坂田光徳※新任
▽常勤監査役=遠藤孝之※新任
▽監査役=白川誠
▽監査役=川松康吉
▽監査役=河村元志
▽執行役員=青木徹(経理部長兼経理室長)
▽執行役員=中村哲也(物流管理部および情報システム部担当兼営業推進部長)
▽執行役員=鶴久達也(グローバル開発部長)
▽執行役員=伊藤一成(東北営業部担当兼北関東営業部長)
▽執行役員=和田光央(中部営業部長)
▽執行役員=荒木久幸(関西営業部長)
▽執行役員=今田和弘(西部営業部長)
 なお、取締役の坂井俊司氏と常勤監査役の二宮教行氏は退任した。
 【新任代表取締役社長の略歴】
 南雲文彦(なぐも・ふみひこ)氏、昭和27年2月23日生まれ。
 昭和49年4月岡谷鋼機入社、平成15年3月東京本店メカトロ部長、平成21年3月NaITO顧問、平成21年5月取締役就任、平成23年5月専務取締役。

重切削・荒加工用スウィングボール
φ16モジュラーヘッド追加
ダイジェット工業 中仕上げも対応可能に

 ダイジェット工業(社長=生悦住歩氏、本社=大阪市平野区加美東2-1-18)は、ヘッド交換式工具「モジュラーヘッドシリーズ」にスウィングボールモジュラーヘッドMSW形φ16を追加し発売した。重切削・荒加工用の「スウィングボール」の小径サイズをカバーし、かつ中仕上げにも対応できる刃先交換式ボールエンドミルである。
【特 長】
・チップ材種は汎用性のあるJC5118をラインナップ。一材種で炭素鋼、合金鋼、鋳物、鋳鋼、プリハードン鋼、60HRCまでの焼入れ鋼、ステンレス鋼とさまざまな被削材に対応。
・加工中のチップの動きを防止するため、キーを設置。耐荷重性はキー無しの2倍にアップした。
・高精度なR精度を採用し、荒加工のみならず中仕上げ領域での使用を可能とした。
・主刃・副刃をバランス良く配置。副刃が工具中心近くまでをカバーしているため有効二枚刃の範囲が広く、びびりの発生が抑制され安定した加工が可能。
・ホルダはクーラント穴付き。高剛性Gボディを採用。
【主用途】
 炭素鋼、鋳鋼、工具鋼、焼入れ鋼、鋳鉄、プリハードン鋼、ステンレス鋼の曲面、肩削り、溝削り加工
【サイズと販売価格】
〔ホルダ〕モジュラーヘッドタイプのみ φ16= 3万4,000円
〔チップ〕主刃SWB216HM=3,330円、副刃SWB216HS=2,500円
ネガターンミル発売
 ダイジェット工業は、チップ両面を使用でき、かつ三次元ブレーカにより切削性能に優れる、次世代形フェースミル「ネガターンミルNTM形」を発売した。
【特 長】
・四角形・両面8コーナ仕様のチップを採用。
・両面三次元ブレーカを採用することで、ネガタイプでありながらも低切削抵抗を実現。特に背分力が低いため薄肉加工にも適している。
・他社品と比較し、鋼、プリハードン鋼、ステンレス鋼切削において長寿命でかつ面粗度も良好。
・最大切込み量は、7mmで、荒加工から仕上げ加工まで幅広く対応。
・新材種JC835Sは、耐熱性・耐欠損性に優れる超硬母材と特殊コーティングの採用により、ステンレス鋼のVc=200m/minを超える高速・ドライ切削に最適。また、耐熱合金、チタン合金の加工にも対応。
・汎用材種JC6235は、炭素鋼、工具鋼、プリハードン鋼、鋳鉄の加工に対応。
【主用途】
 炭素鋼,工具鋼,プリハードン鋼,鋳鉄,ステンレス鋼,耐熱合金,チタン合金の平面加工 
【サイズと販売価格】
〔ホルダ〕φ50(4枚刃)〜φ125(8枚刃)=5万9,900円(φ50)〜13万2,400円(φ125)
〔チップ〕SOKU15X6AZER材種JC835S=2.650円、材種JC6235=2,520円

セコ・ツールズ Threadmaster  
ねじ切りカッタファミリに
最新シリーズを追加

 金属切削ツールメーカー大手のセコ・ツールズ(Seco Tools)は、Threadmaster(スレッドマスター)ファミリに新たなシリーズを追加した。
 これにより、従来よりも大型の加工など、幅広い用途で、このファミリの優れた性能を利用できる。
 新製品では、最大60HRCの硬度の素材と引張強度900N/mu超の素材に対応し、一回の操作で小径穴および完全な穴加工、面取りおよびねじ切りミルを完了できるソリューションを搭載している。
 Drilling Threadmaster(DTM、ドリル加工スレッドマスター)は、一回の操作でねじ切り穴の穴加工、面取り、ミルを行うことができる独自の設計を採用している。鋳鉄とアルミニウムの加工に利用でき、ヘリカル補間加工によってねじ切りを施し、新しいツールが穴の底部に達したときに入口の面取りも自動的に行う。マルチファンクション機能により、ツールの在庫が減少し、ツールの交換を最小限に抑えることができるので、時間とコストを節約できる。DTMは、M4〜M16のサイズでUNC/Fおよびウィットワース型から選択できる。
 Threadmaster Miniは、歯科インプラントや航空宇宙部品などの用途で一般的な硬質素材の小径穴のねじ切りに対応する。ねじの寸法はM1×0・25〜M2・5×0・45。Threadmaster Miniは硬度45HRCおよび60HRCの素材のねじ切りを行うことができる。
 引張強度900N/mu超の素材にはThreadmaster-900が最適なソリューションで、M4〜M16のサイズに対応。Threadmaster-Hは、最大60HRCの高硬度に対応するように専用設計されている。
 最新シリーズの追加により、ThreadmasterファミリはM1×0・25〜M20×2・5に対応し、UN/C、W、NPT/F規格のねじを加工できるようになった。

2012年6月17日(日) 2458

新理事長に伊藤高潤氏(春日鋼機)
次年度の全国大会に備える
愛機工24年度通常総会を開催

 愛知県機械工具商業協同組合の平成24年度通常総会が5月24日午後4時30分より名古屋市中区錦のホテル名古屋ガーデンパレスで開催され、任期満了に伴う役員改選で野田道典理事長が理事長職を勇退し、新理事長に伊藤高潤副理事長(春日鋼機社長)が就任した。水谷隆彦副理事長(ミズタニ機販社長)は留任、新副理事長に高田研至会計理事(井高社長)、新会計理事に森田乾嗣理事(モリタ社長)がそれぞれ就任した。
 総会は服部健理事(伊吹産業社長)の司会進行、伊藤副理事長の開会の辞で始まり、資格審査では司会者より組合員総数271社中出席合計227社(委任状含む)と出席状況の報告があり総会の成立が宣言された。
 野田理事長は挨拶で「昨年は本当に大変な年でございました。東日本大震災があり、原子力発電所の事故は、私たちが未だかつて経験した事のない、辛く苦しく大変悲惨なものでありました。また年の後半にはタイの洪水があり、製造業には大変大きな影響がありました。昨今のユーロの問題、あるいは超円高、資源の高騰と、日本企業がダメージを受けております。その中でも当組合は皆様方の結束力の強さ、皆様方のお陰で何とか無事に一年間運営ができたと思っております。新生メカトロテック展、あるいは社員戦力化事業等々、当初の予定がほぼ実施できたのではないかと思います。現状は幸いなことにトヨタ自動車さんが堅調に自動車の増産をし続けておられます。我々の組合としても、少し持ち直しているかと感じております。しかしながら三年先、五年先の中期的な見方をしますと、我々機械工具商の業界は大変に不安が多いように思います。その様な状況であればこそ、この同業者組合の果たすべき役割がますます大きく重要なものになっていくのではないかと思っております。私は本日をもって理事長職を下ろさせていただけることになっておりますが、皆様方に本当にお世話になりましたことを厚く厚く御礼申し上げます。そしてこの先も色々苦難があるかと存じますが、是非皆で力を合わせて、元気な組合でありたいと切に願っております」と述べた。
 中川雅夫理事(ナカガワ社長)を議長に選出して議案審議に移り、第1号議案=平成23年度事業報告書、収支決算書、貸借対照表、損益計算書、財産目録ならびに剰余金処分(案)承認に関する件、第2号議案=平成24年度事業計画書(案)ならびに収支予算書(案)承認に関する件、第3号議案=平成24年度加入手数料および賦課金(案)ならびに徴収方法(案)承認に関する件を原案通り可決した。
 第4号議案=役員改選の件では、各支部より推薦された理事候補者35名全員を承認。また監事として矢田多蔵氏(ナゴヤカット社長)と服部繁一氏(大宝会長)の留任を決めた。
 理事承認後、直ちに理事会が開催され、理事互選により理事長はじめ三役を選出。理事長に伊藤高潤氏(新任)、副理事長に水谷隆彦氏(再任)と高田研至氏(新任)、会計理事に森田乾嗣氏(新任)が就任した。
 伊藤新理事長が「只今、第1回理事会におきまして理事長の職を仰せつかりました。浅学非才の私にこの重責が務まるかどうか分かりませんが、偏に皆様のご支援をいただき、これから二年間努めてまいりたいと存じます。ご協力の程よろしくお願い申し上げます」と新任の挨拶。
 来賓祝辞に続き、水谷副理事長の閉会の辞で総会を終了した。
 引き続いて懇親会が開かれ、水谷榮一組合相談役(ミズタニ機販会長)の発声で乾杯。参加者は歓談して交流を深め、伊藤照之組合相談役(伊藤信産業会長)の中締めでお開きとなった。
 総会で承認された平成24年度事業計画の重点目標及び重点実施事業は次の通り。
 【重点目標】
@機工流通の変化に対応し、組合は会員に有効な情報を発信する。A機工商品の流通形態等、業界及び製造業の動向を調査し、機工商社のありかたを模索する。B組合員及び賛助会員を増強し、組合の基盤を強化する。C教育事業に傾注し人間性の向上や技術・商品知識など社員の質的向上を図る。D組合員、社員の福利厚生に関わる事業を行う。E次世代の後継者および幹部社員の育成を念頭に、青年部の活動を積極的に支援する。F支部活動を充実し地域での会員の融和、協調を図る。G機工商社向け販売管理システム「機工メイト」の普及を推進する。H各種収益事業を積極的に行うと共に新たな事業に取組み、組合の財務を充実させる。
 【今年度重点実施事業】
@メカトロテックジャパン2013出展者募集事業(2012年10月1日より募集開始)A雇用管理・社員戦力化事業(経営者・管理者セミナー、社員教育事業、他)B全日本機械工具商連合会・愛知大会(全国大会/2013年開催)の企画準備C中小企業共済保険の加入促進D車両燃料油取次事業の推進E社員・組織診断システム(CUBIC)の普及推進Fカーリース取次事業の推進G業界情報の提供(組合報、ホームページ、理事会、企業情報等)H組合ホームページの拡充I各種制度の情報提供
理 事
敬称略 ※新任

【東支部】田中知之(ミユキ商會)▽林正人(広島商事)▽野崎憲昭(常磐精機)▽倉地久雄(倉地)
【西支部】内藤和美(内藤商事)▽梅村龍盛(梅村本店)▽吉野栄一(吉野機械工具)▽※矢野茂雄(滝川物産)
【南支部】森庸一(森哲)▽中川雅夫(ナカガワ)▽伊藤正人(伊藤信産業)▽伊藤久輝(丸正)▽和久田修志(三和商事)
【北支部】野田道典(ノダキ)▽熊田達也(久満田商会)▽長村康義(長村商店)▽服部健(伊吹産業)
【中南支部】志知亨(志知)▽鈴木俊雄(マルマン商事)▽六浦康正(六浦本店)
【中北支部】伊藤高潤(春日鋼機)▽高田研至(井高)▽森田乾嗣(モリタ)▽幡野裕幸(朝日)
【熱田支部】水谷隆彦(ミズタニ機販)▽滝沢有一(松本商店)▽乾正樹(山下機械)▽山本員彰(センサスヤマモト)
【尾張支部】服部利一郎(服部商会)▽坂倉幹和(コーワ精工販売)▽※木野茂恒(豊田商会)▽※大崎政雄(大崎機工)
【三河支部】中島忠幸(オーエヌ技研)▽大久保武(大久保商事)▽三井重信(三井機工)

地元密着の商社として
知恵を出し合い頑張る
岐阜県機械金属商協組 第42回通常総会開催

 岐阜県機械金属商業協同組合(理事長=関谷治頼氏・岐阜機械商事社長)は5月17日午後6時30分より、岐阜市司町の岐阜会館にて「第42回通常総会」を開催した。
 開会に先立ち司会者の竹中理事(東洋工具社長)より、出席状況について29社中23社出席、委任状6社と報告され、総会が成立することが宣言された。
 関谷理事長は挨拶で、日頃の組合活動への協力と総会出席に対してお礼を述べた後、「当組合、42年間という長い歴史のある総会を開くことができました。前期の平成23年度は、3月11日の東日本大震災の影響、原発問題、電力不足、タイの洪水など、大変なことが現実に起こりました。東北の同業者の機械工具商は大震災の影響によりかなりの被害を受けました。我々の組合としては全機工連と中央会を通じて義援金でわずかながら支援をさせていただきました。その後、超円高の影響を受けて製造業の海外シフトの流れがますます強くなったのではと感じております。ただ我々は地元密着の商社として、やはりこの岐阜の地で生きていかなければなりませんし、その中で何とか生き残らなければなりません。今年は、研修事業で取り上げながら皆さんと勉強して、生き残るためのすべを見出せるよう皆で知恵を出し合いながら頑張っていきたい」と述べた。
 続いて議案審議に移り、石田理事(石田商会社長)の議事進行の下、第1号議案=平成23年度事業報告書、財産目録、貸借対照表、損益計算書及び剰余金処分(案)承認について▽第2号議案=平成24年度事業計画(案)及び収支予算(案)承認について▽第3号議案=平成24年度組合員より徴収する賦課金の額(案)及びその徴収方法(案)承認について▽第4号議案=平成24年度賛助会員より徴収する経費の額(案)及びその徴収方法(案)承認について▽第5号議案=平成24年度組合取引金融機関(案)及び組合借入金残高の最高限度額(案)並びに一組合員に対する貸付最高限度額(案)承認について、それぞれ審議が行われ全会一致で承認された。
 第6号議案=その他の件では、嶋崎副理事長(シマザキ商会社長)より組合を協同組合から任意団体へ移行するための検討委員会を発足したいと提案があり、承認された。
 来賓挨拶で岐阜県中小企業団体中央会の池田事務局長が「中央会としては『立ち上がろう中小企業 日本のために』をキャッチフレーズに、会員の皆様の期待に応えるために積極的なお手伝いをいたします。セミナーなどで、皆様からこういうことをやって欲しいというご要望があれば、どんどん取り込んでいこうと思っております。中央会の補助事業を行いますので、どんなことでもいいのでご一報ください」と同会の取り組みについて話した後、竹中理事の閉会の辞で総会を無事終了した。
 総会終了後は会場を移して懇親会が行われた。
 賛助会員も交えた懇親会では、最初に関谷理事長が「昨年は東日本大震災以来、逆風の吹く状況ではなかったかと感じております。地に足をつけて堅実に経営していけば、乗り切れるのではないかと思います。いつも逆風ばかりではなく、何れフォローの風となるときもあります。諦めずに、立ち止まらずに、前を向いて進んでいただければと存じます。岐阜の機械工具商社がいかに勝ち残っていくかも含めて、勉強する場を提供していきたいと思いますので、ご参加の程よろしくお願いいたします。賛助会員の皆様には我々組合員の良きアドバイザーとして助言をいただけますようにお願いいたします。今年度も一年間、よろしくお願いいたします」と挨拶。
 賛助会員の周防氏(喜一工具近畿中部営業ブロック副ブロック長)による乾杯の発声が行われると、和やかな雰囲気の中、会員同士で親睦を深めていた。白木理事(白木商会社長)の中締めで終了した。

風力発電装置、蓄電池を
森精機 伊賀事業所に導入

 森精機製作所(社長=森雅彦氏、本社=名古屋市中村区名駅2-35-16)は、環境への負荷軽減、非常時の電源確保を目的として、伊賀事業所内に風力発電装置、蓄電池を導入した。
 同社の資本業務提携先である独国ギルデマイスター社製風力発電装置Wind Carrier(WC)、蓄電池Cell Cube(CC)FB10-100を設置した。合わせて事業所内来客送迎用に、電気自動車(EV)の日産リーフ、プラグインハイブリッド車(PHV)のトヨタプリウスPHVを導入している。
 WCは垂直軸タイプの風力発電装置であり、静粛性、軽量、風向の影響を受けない点が特徴。10kWの定格出力で、風速3m以上で起動、発電を開始する。WCで発電した電力は、CCに畜電する一方、一部組立工場内へ供給される。
 CCはバナジウムレドックスフロー蓄電池と呼ばれる種類で、燃焼性・爆発性の物質を使用・発生しないため安全であること、大型化が容易であること、サイクル寿命が長いことなどが特徴であり、産業用蓄電池として今後の需要増が期待されている。今回導入したCC FB10-100は、100kWhの電気を蓄電する能力があり、CCに蓄電した電気は、EV、PHVへの充電、および非常時には組立工場内災害対策本部への電力供給を行う。
 同社は、今後太陽光発電装置Sun Carrier(SC)も含め、更なる環境エネルギーの利用の可能性を検証すると共に、環境負荷軽減の取り組みを進めていくとしている。

新理事長に中村信通氏(ナック)
第2回通常総会を開催
三重県機械工具商組 理事9名幹事1名を承認

 三重県機械工具商組合の、「第2回通常総会」が、5月25日午後5時より、四日市市浜田のJA三重四日市ビルを会場に開催され、23年度事業報告・収支決算、24年度事業計画等を審議し、原案通り可決した。役員改選では、正会員と賛助会員から選出された理事9名と幹事1名を承認。理事互選の結果、理事長に中村信通氏(ナック社長)が選任された。
 総会は、総会は芦川副理事長(タイセー社長)の司会進行で始まり、組合員総数76社中51社65名出席、委任状22通で総会が成立すると宣言され、門脇理事(門脇商店社長)の開会の辞で開会した。
 挨拶に臨んだ伊藤理事長は、出席者にお礼を述べた後「三重県の組合は設立20年近く経ちますが、昨年の4月1日から、任意組合に変更して新たな一歩を踏み出しました。私は発足当時から参加しておりまして、振り返ると工場見学や四日市ドームで展示会開催などが思い出されます。組合は歴代の会員の皆様のご尽力があって発展し、今日があります。引き続き組合発展のためにご協力をお願い致します」挨拶。
 続いて、議長に伊藤理事長を選任し、次の各議案に添って審議し、何れの議案も承認された。
▽第1号議案=平成23年度事業報告
▽第2号議案=平成23年度会計報告並びに会計監査報告
▽第3号議案=役員紹介
 次の新役員が発表され、満場異議なく全員を新役員として承認した。
【新役員】
▽理事長=中村信通氏(ナック)
▽副理事長=芦川弘樹氏(タイセー*事務局兼務
▽理事=山田浩氏(コジマ・フジ通商)、門脇匡伸氏(門脇商店)、水野隆次氏(共栄商会)、棚橋雄彦氏(タナハシ機工)、能登谷忠興氏(能登谷商店)、平井亮太郎(平井マシンツール)、藤本忠信氏(山善)
▽監事=水谷彰宏氏(東亜機工)
 第4号議案=平成24年度事業計画
▽第5号議案=平成24年度収支予算案
 以上で総会を終えた。
 第2部の懇親会では、中村理事長が就任の挨拶として「役員のメンバーはベテランが多く、私も組合発足当時から参加をしておりまして、理事長も務めさせていただきました。新しい組合組織の中でベテランがもう一度務め、若い方に今度は正式にバトンタッチできるように下地づくりをしたいと考えております。組合のメリットを考えながら、役員とともに事業を推進して参りますので皆様方のご協力をお願い致します。『職場の教養』という本の中に『吐く』という言葉の一をとると『叶う』になるとありました。私は性分から泣き言や負け言を言わない方ですが、これからさらに前向きに上を向いて成すことが叶うようにこの組合においての取組みを頑張っていきたい」と決意の程を述べた。
 藤本理事(山善四日市支店長)の乾杯音頭で開宴し、能登谷理事(能登谷商店相談役)の中締めで盛宴の内に修了した。

新「ネオレストハイブリッドシリーズ」
新「ウォシュレットアプリコット」
TOTO 販売目標の110%を達成

 TOTOは、2012年2月に発売した新「ネオレストハイブリッドシリーズ」と新「ウォシュレット アプリコット」が発売3ヶ月での販売台数が、目標の110%を達成したと発表した。
 「きれい除菌水」をはじめとするトイレをきれいに保つ機能がトイレの使用始めから終わりまで自動で作動し、きれいをサポートする「きれいサイクル」など新機能が大変好評を得ている。
 両商品に搭載されている新機能「便器きれい」機能は除菌効果のある「きれい除菌水」を便器に噴霧することで、トイレのきれいを長持ちさせる機能。
 「2つの最新技術」
■きれい除菌水
 トイレの中で気になるところは?」、TOTOが独自に実施した6,000名へのアンケートで最も多かった回答は「便器内の汚れ」であった。
 TOTOはこういったお客様の声から、トイレを使うたびに、便器を自動で除菌し、便器の「輪じみ」や「黄ばみ」を抑制し、トイレのきれいを長持ちさせる機能を搭載した。
 トイレ使用前には、ミスト(水道水)を吹きかけて汚れをつきにくくし、使用後は除菌効果のある「きれい除菌水」をふきかけ、見えない汚れや金を分解・除菌する。「便器きれい」機能を使用する電気代は月1円程度。また必要な水量は、使用前のミスト(水道水)で1回わずか約20cc、使用後のミスト(きれい除菌水)で約40cc少量。
■きれいサイクル―トイレの使い始めからおわりまで、「きれい」をサポート。
 「いつもきれいな状態でお迎えする」ために、新ネオレストハイブリッドシリーズとウォシュレット アプリコットには、「便器きれい」機能が搭載された。使う前には水道水のミストを、使った後には「きれい除菌水」のミストを噴きかける。「ノズルきれい」や「オートパワー脱臭」などの一連の動きに、更なる清潔機能としてトイレ自身が自動で設計している。この動作を「きれいサイクル」と呼び、「きれいサイクル」の動きは、便座の左上にあるきれいサインでお知らせする。

スマートみらい市2012愛知 
4位一体 エネルギーとリフォームがキーワード
吹上ホールで6月21日(木) 11:00〜18:00
設備の総合展示商談会
初の県別開催 84社が93小間を出展

 管工機材・住設機器・空調設備・機械工具・IT関連・特選品の総合展示会「2012愛知スマートみらい市」が、6月21日に名古屋市千種区の吹上ホールで開催される。
 「2012愛知スマートみらい市」は、橋本総業中部エリア(取締役中部エリア長=宇佐見徳秋氏)傘下の愛知・岐阜県下にある販売店(ホスト店)の主催で、「エコとリフォームで事業拡大」をテーマに、“みらい市はみんなの市!四位一体で事業拡大”のスローガンの下、メーカー84社、93小間(6月8日現在)が出展する。オープニングセレモニーは午前10時20分から。
 橋本総業のみらい市は、「行って、見て、買って、良かったみらい市」を基本方針に、幅広い分野の新商品や人気商品を実際に手にとって見ることのできる展示会として、全国各地で開催される。
 今年は中部初の試みとして県別(愛知・三重)にみらい市を開催し、地元での開催を待ち望んでいた来場者の声に応える。
 今回のテーマである「エコとリフォームで事業拡大」から派生する「環境・エネルギー」、「健康・快適」、「安全・安心」をキーワードとした各メーカーの新商品や主要商品・技術を一堂に展示する。
スマート営業の展開など特別企画満載
 特別企画として@次世代を担ったセミナーの開催AITをフル活用した提案営業〜スマート営業Bトヨタのアクアと86のスポーツカー試乗会開催C杉山プロを迎えたテニス会Dエネルギー・リフォームにあわせた法改正を解説したパネル展示など盛りだくさん。期間中の受注目標は5億円、動員目標数は1,000名を掲げている。
 さらに、お買い上げ金額に応じたポイントにより景品が交換できる「お買い上げ特典」や豪華弁当を用意、来場記念として有名ドーナツをプレゼントなど多彩な催しで来場者を迎える。
 元来みらい市は、仕入先、販売店、工事店が橋本総業と協力して、四位一体の増分活動に取り組み、そのための中核となる組織をみらい会としてさらなる発展を目指すために開催されたのが始まり。中部地域の経済活動が緩やかに改善している今こそ、先を見据えた提案が発揮できる場として、橋本総業および販売店(ホスト店)、出展メーカーは例年以上に顧客へのPRを強化しており、今回の愛知スマートみらい市に大きな期待を寄せている。
《出展製品の見どころ》
【環境・省エネ(創エネ・蓄エネ)】

◆ヒーポン省エネ機器(RAC・EQ)
◆太陽光発電・燃料電池・蓄電
◆太陽熱温水システム・高効率ガス給湯
◆省エネ家電・高断熱化商品
◆省施工・環境配慮配管商品
◆節水商材(トイレ・水栓・食器洗浄器)
◆照明(LED)・電材商品・建材商品
【健康・快適テーマ】
◆ヒートショック予防
◆浴室暖房乾燥(ミストサウナ)
◆床暖システム(電気温水)
◆空気清浄・脱臭システム
◆排気・室内環境維持機器
◆緑化・ガーデン
「開催にあたって」
橋本総業中部支店
取締役中部エリア長 宇佐見徳秋

 中部地区屈指の管工機材・住設機器等設備の総合展示会である「2012愛知スマートみらい市」を6月21日に開催します。2006年に第1回目を行って以来、今年で5回目を重ねることができました。 
 主催者を代表致しまして、中部みらい会会員の販売店(ホスト店)様、ご出展メーカー様、後援各団体様、ご来場の工事店様、関係諸機関の皆様の多大なるご尽力により開催できますこと、心より御礼申し上げます。
 「2012愛知スマートみらい市」では、「設備の総合展示商談会〜スマート・リフォームで事業拡大!」をテーマに、省エネ・創エネ・蓄エネ・エネルギーバランス・スマート化を代表する環境商材と技術や、高齢化社会に向けた快適な住まいのリフォーム設備、また災害対策・防災・防犯・耐震をテーマとした商材などを皆様にご紹介致します。
 また会場では、初の試みとして、「ITをフル活用した提案営業〜スマート営業」を展開致します。営業活動にipadを活用することで、回答力の向上や、写真・施工動画がすぐに確認できるなど、お客様に対するCS向上につながります。活発な商談や施工技術導入などのビジネスに直結した展示会となるよう目指しております。
 その他、次世代を担うセミナーの開催、日本の新成長戦略の一つ「環境・エネルギー」について、今後の動きとそれに合わせた商材を結び付け提案するポイントをまとめたパネル展示も行います。
 会場で、スマート化が日本や世界を変え、我々のビジネス拡大のチャンスとなる流れを感じとっていただければ幸いです。
 工事店様を含めた四位一体で共に業績拡大に努めて参ります。新たな事業展開に役立つ場としてご来場いただきますようお願い申し上げます。
「新体制の下、是非ご期待を」
橋本総業中部支店
名古屋営業所所長 大倉 明久

 この度「2012愛知スマートみらい市」実行副委員長として拝命致しました、名古屋営業所大倉と申します。平素はひとかたならぬご愛顧を賜りまして、誠にありがとうございます。
 中部支店が名古屋に開設されておよそ20年が経ち、新年度から中部支店はエリア別の新体制となりました。中部支店新体制の下で初の展示会であり、各営業所では、中部みらい会の会員の皆様と協業して目標金額5億円の達成に向け、開催前の感謝セールや物件セールで物件獲得に動き、ご来場目標1,000名達成に向け、設備店様・水工店様・公務店様、リフォーム店様に広くアピール活動を行っております。
 名古屋営業所の今期方針としては、「2012愛知スマートみらい市」の成功とともに、@ベストな対応(ベストプライス、ジャストインのお届け、即答体制の構築)。Aお客様の要望の応える(お客様の要望をお聞きし在庫・トータル受注の協業)活動を強化して参ります。
 新体制での新メンバーとともに、精一杯ご商売にお役に立つよう頑張りますので、是非ご期待いただきたいと思います。
●出展メーカー一覧●
(順不同・6月8日現在)
【管・継手】愛知時計電機、アカギ、アキレス、アトムズ、オンダ製作所、カクダイ、キッツ、三栄水栓製作所、住金機工、スミケイ銅管販売、住友金属工業、住友軽金属工業、積水化学工業、東洋フイツテング、ブライト工業、ブリヂストン化工品西日本、ベン、前澤化成工業、ミクニプラスチックス、吉年 (20社)
【住設】ウエダ、クリナップ、たかふね工業、中部イトミック、東邦ガス、TOTO、日本環境エネルギー、ノーリツ、パナソニックES社、パロマ、水友、ヤマハリビングテック、LIXIL、リンナイ (14社)
【空調】荏原製作所、オーケー器材、川本製作所、ダイキン工業電子システム事業部、ダイキンHVACソリューション東海、鶴見製作所、テラル、東芝キヤリア、濃尾機電、日立アプライアンス、三菱電機、三菱電機住環境システムズ、三菱電機照明、三菱電機ホーム機器、メルコエアテック (15社)
【工具】旭ダイヤモンド工業、アックスブレーン、オノマシン、柏木工機、キトー、コクサイ、高森コーキ、ナカトミ、日本ヒルティー、ハタヤリミテッド、本田技研工業、マキタ、やまびこ産業機械、リョービ販売 (14社)
【即売】愛知トヨタ自動車、アイロボット、MTG、エレクトロラックス、オリンパス、カシオ計算機、キャノン、グリーンハウス、シティーライフ、シャープ、シャープエレクトロニクスマーケティング、ダイソン、寺西商事、日興通信、パナソニックコンシューマーマーケティング、フジ医療器、リコー、バッファロー (18社)
【IT関連】石田データサービス、システムズナカシマ、橋本総業 (3社)
●ホスト店(販売店)一覧(順不同)●
イトウ、ウエダ、片山機材、加藤商会、共和商会、サンコー機材、龍玉精工、トラスト、名古屋機器、ホームテクノ マルキ、丸一商会、丸金商会、明興、山多屋商店 (14社)

3期連続増収・増益決算
来期初の経常利益100億乗せへ
トラスコ中山 2012年3月期決算

 トラスコ中山(社長=中山哲也氏・本社=大阪市西区新町)が、5月22日の決算記者説明会にて発表した2012年3月期決算は、売上高・営業利益・経常利益・純利益全てにおいて三期連続での増収・増益決算となった。売上高は、東日本大震災の復旧需要や、サプライチェーンの建て直しによる自動車産業の好転から、前期比12.5%増の1,299億1,200万円となった。純利益は、固定資産除却損等を特別損失として計上したものの、前期比36.9%増の39億3,300万円となった。
 売上高全体の九割を占めるファクトリールート(製造業、建設関連業向け卸売)では、「プライベートブランド商品(以下PB商品)の積極的な開発」、「商品カタログ(オレンジブック)掲載アイテムの拡充」、「戦略的な在庫商品の増強による、商品供給力・物流能力の強化」、「取引拡大が十分に見込める既存販売店との取組みを強化しシェア拡大を目指す『温故知新』活動の展開」の結果、前期比12.9%の増収と大幅に伸長した。
 PB商品は、売上高全体の二割を占めており、メーカー商品(以下NB商品)に比べ、利益率が高いため、同社の営業戦略上重要な商品郡となっている。
 併せてNB商品の受注も旺盛であり、震災復旧需要として発電機や、利益率の高い保護具及び安全用品の伸張が見られ、利益の押し上げに結びつき、売上高総利益率は前年同期と同じの20.4%を堅持した。 
 また、ホームセンタールートにおいても前期比6.5%の増収となり、経常利益700万円へと黒字転換を果たしている。 
 販売費及び一般管理費は、業績回復による運賃荷造費や時間外労働の増加があったものの前期水準を維持した。売上高に対する販管費比率は13.9%と、前期より1.7%の削減を実現した。その結果、経常利益は、前期比54.6%増の83億1,500万円となった。
 2013年3月期の業績見通しでは、本格的な東日本大震災被災地の復興需要や自動車産業を中心とした国内生産活動の好転を背景として、@PB商品のブランド力向上A取扱商品の拡充B物流システム機能の高度化C新規販売ルートの拡大を図る。  
 予想売上高は、中期経営計画の最終年度(平成26年3月期)の目標値を、一期前倒しして、過去最高値となる1,420億円(前期比9.3%増)を見込む。経常利益も、103億円(23.9%増)と初の100億円に乗せ、純利益は57.6%増の62億円と、リーマンショック以前の業績回復を見込んでいる。
海外展開について
新名古屋支店の建設計画も

 説明会で中山社長は、海外展開についての本紙質問に答え「前提は我々の主戦場は国内でどうシェアを伸ばすのかが課題。ただ、海外についても将来のことを考えても手鳴らしをしていく時期。昨年はタイに現地法人と、国内で外国語営業課を立ち上げた。日本にいる外国のデイーラー社員の方にスムーズに発注してもらえるようにしており、外国から直接問い合わせも増えている。輸出にも力をいれていきたい。現在ベトナムなどアジア圏内へデイーラーさんを通じて始めている」と話した。
 また、新名古屋支店の建設計画を表明し、予定地は、駅から徒歩7分程の中村区名駅四丁目であり、12階規模のテナントビルを計画していると明かした。
 説明会修了後は、社内見学会が開催され、PB商品企画内容について東京とテレビ会議をする場面や、オレンジブックの制作現場が紹介された。

愛機工青年部 第33回キャンプの集い
7月28日・29日参加者募集

 愛知県機械工具商業協同組合青年部(部長=森庸一氏・森哲社長)が主催する、愛機工会員とその家族、友人を対象とした「第33回キャンプの集い」の参加者を募集する。
 今年もキャンプファイヤーや、青年部員らによる屋台、魚の掴み取りなど企画満載。昨年は過去最高の192名が参加した。
▽日時=2012年7月28日と29日
▽場所=板取スイス村黒谷キャンプ場(岐阜県関市板取30844)*マイカー利用の場合、岐阜駅より国道256号線で山県市/洞戸経由60分
▽募集人数=200人
▽バンガロー使用の場合=(一例)4・5人用1万2,500円
▽キャンプ場設備=炊事場・売店・水洗トイレ・シャワー室八基(5分200円)近くに天然温泉あり。
▽応募締切日=2012年7月10日まで。
▽申し込み先=愛機工組合事務局(052)889-6188

最新のレーザ・放電加工技術
中日本プライベートショウ
三菱電機 例年より2割増の1000名が来場

 三菱電機(社長=山西健一郎氏)の産業メカトロニクス事業部(事業部長=稲葉元和氏)では、最新のレーザ・放電加工技術などを紹介する「2012三菱電機産業メカトロニクス中日本プライベートショウ」を、5月24日・25日に開催した。
 同社は、今春にワイヤ放電加工機とレーザ加工機の新製品、10年保証付き新サポートサービスを相次いで発表。ユーザー向けの初公開や工場見学、基調講演も開催されたことで、中部地方中心とする全国から、例年よりも2割以上多い、金型・板金・部品加工業者ら約1,000名が来場し、会場は活況を呈していた。
 主な出展内容である、新型高性能放電加工機「MVシリーズ」は、断線点挿入や水中結線など様々な要求に対応した新ワイヤ自動結線装置を搭載するとともに、駆動制御装置(オプトドライブシステム)を駆使した加工精度の大幅な向上や、実用面粗さ領域での高速加工の実現、さらに省エネ・ランニングコストの低減を図るなど、従来の基本性能を大きく革新させた加工機。
 特にワイヤ電極カール率10%以下でも、高さ300mmが挿入可能であり、自動結線を確実に行うので稼働率が向上する。会場では、自動結線向上の様子を熱心に見入っている参加者の姿が見られた。
 新型高生産性二次元レーザ加工機「eXシリーズ」は、バーコードを用いた簡単操作、ecoモード運転機能による低ランニングコスト、高速駆動制御装置による高い生産性を実現するeXシリーズの新製品として、従来の発振器で一サイズ小型の省スペース機「ML2512eX-45CF-R」が初披露された。
 特に省エネで、加工再開もスムーズであると好評なのが、ecoモード運転機能であり、加工機停止時に、ecoモードに切り替わり、発振器のアイドリングを停止する。 
 待機時のエネルギー消費を抑え、消費コストを最大99%削減(同社比)する。加工再開時は、復帰ボタンにより、1〜3分間で加工再開が可能となった。
 新製品の省スペース機「ML2512eX-45CF-R」は、グローバル戦略機であるeXシリーズを国内向けに省スペース化してほしいとのニーズを受け、設置面積を従来機「ML2512LVP-45CF-R」より10%削減して、置き換えもできるようになった。
 その他、特別企画の基調講演として、開催初日には元ヒーローホンダ社長で、現ネクストマーケットリサーチ顧問の藤崎氏を招き「ホンダのインド戦略とインド自動車市場」の講演や、翌日は名古屋工業大学中村副学長による「CFRP材のワイヤ放電加工について」の講演も各回定員が埋まり、好評を博していた。
 インド二輪最大手ヒーローホンダは、ホンダ26%、パートナー26%、一般公募48%の比率で出資され、1985年に設立された。売上げ高は昨年3月期決算では日本円で約4,000億円、10年で7倍と成長を続けている。 
 社長を務めた藤崎氏は、ヒーロー・ホンダの重要成功要因として、株主であるパートナーと経営理念の共有をしていること、現地にあった商品、販売網、日本側の理解とサポート(経営資源である人、物、金)を挙げた。
 また、インド市場について、人口構成がピラミッド型であり、市場として大変魅力であること、インドの工作機械市場需給見通しについて、現在需要に供給が追いつかない需給ギャップが生まれており、非常にポテンシャルがあると話した。

CTP会目的や利点について
第一回セミナーイベント開催
サンドビックコロマントカンパニー 58名が出席

 サンドビック・コロマントカンパニー(プレジデント=藤井裕幸氏・サンドビック社長)は、5月25日午後3時より、名古屋駅隣の名古屋マリオットアソシアホテルにおいて、昨年発足したコロマント・ツーリング・パートナー(CTP会・機械商社・機械メーカーが会員対象)会員店むけに、「第1回コロマント・ツーリングパートナーセミナーイベント」を開催した。
 セミナーには、中部地区中心に会員である機械商社、販売店と機械メーカーら五十八名が参加して、主に@CTP会の目的と利点についてAコロマント・キャプト製品の利点とクイックチェンジシステムについて説明を受けた。
 開催に先立ち、挨拶に立った松島専務執行役員は、日頃の拡販にお礼を述べ、今回のセミナー開催にあたり、機械設備導入時に対して的確な工具の宣伝をすることで、日本のお客様に更なる競争力をつけてもらいたいこと。またCTP会では今後も充実したサポート体制を整えること。技術セミナーでは今後の可能性を学んでもらうことで、拡販に寄与したいことを述べた。
 続いて、マシンツーリング部村井部長は、@CTP会の目的と利点について説明した。
【CTP会の目的】
 サンドビック・コロマントの生産性向上の提案から日本の製造業の競争力工場に寄与すること。
【CTP会のメリット】
1、技術サポート
2、国内・海外の引き合いサポート
3、新製品情報。講習会・勉強会。
4、お客様への提案資料の入手。
5、工具ビジネスとしての確立。
 次いでマシンツーリング部技術SDC曽根氏が、Aコロマント・キャプト製品の利点とクイックチェンジシステムについて、紹介した。コロマント・キャプトとは、切削工具保持・締結のためのシステム(カップリング形状)であり、旋削工具・回転工具どちらでの使用においても優れた性能(精度・剛性)を発揮し、クイックチェンジモジュラーツールとしての機能も備えたベストシステムである。クイックチェンジシステムはスピーディで効率的な工具交換ができることが説明された。

組合事務所を6月22日に移転
全会一致で全議案を承認
愛知県金物商工協組 24年度通常総会開催

 愛知県金物商工協同組合(理事長=岡本忠史氏・岡新社長)は5月29日午後4時より、名古屋市中区錦の東京第一ホテル錦において「平成24年度通常総会」を開催した。
 総会開会に先立ち、司会者の伊藤事務局長から資格審査発表(組合員総数39社中、35社委任状含め出席)があった。
 印藤副理事長(印藤産業社長)の開会の辞に続いて、挨拶に臨んだ岡本理事長は、総会出席に対してお礼を述べた後、「私どもの組合事務所は7年前に現在のビルに移転いたしましたが、今年、ビルの管理会社より建築から50年以上経ち現在の耐震基準が設定される以前の建物のために耐震に不安があり解体したいとの申し入れがあり、移転することになりました。組合関係者のご好意で、6月22日に中区千代田にありますビルに引っ越す運びとなりました。会員様におかれましては今後とも変わらぬご支援、ご協力を賜りますようにお願いいたします」と事務所移転の経緯について話した。
 続いて岡本理事長による議事進行で各議案の審議が行われ、第1号議案=平成23年度事業報告書、財産目録、貸借対照表、損益計算書及び剰余金処分(案)承認の件▽第2号議案=平成24年度事業計画書(案)及び収支予算(案)承認の件▽第3号議案=平成24年度経費の賦課徴収方法(案)承認の件▽第4号議案=その他について全会一致で承認された。
 来賓の名古屋市市民経済局産業部産業経済課係長の庵地大成氏より祝辞が述べられ、岸副理事長(岸保産業会長)の閉会の辞で総会を終了した。
 総会後は会場を移して懇親会が開かれ、参加者は和やかに歓談し親交を深めていた。
【組合事務所移転先】
 〒460-0012 名古屋市中区千代田5-15-12 千代田ヒルズ2B号室。
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近藤理事長(近藤金属工業)はじめ
理事10名・監事2名留任
ナゴヤ西部機械協組 24年度通常総会開催

 ナゴヤ西部機械協同組合(理事長=近藤和夫氏・近藤金属工業社長)は5月23日午後6時より、名古屋市中村区名駅のウインクあいちにおいて「平成24年度通常総会」を開催した。
 資格審査では組合員総数23社、出席者総数22社(委任状含む)により総会が成立すると宣言され、上野平副理事長(名上鈑金工業所社長)の開会の辞で開会。
 挨拶に臨んだ近藤理事長は「平成23年3月に東日本大震災、原子力発電所の問題が発生して1年経ちましたが、まだまだ現地では瓦礫の山、2,000万トン以上が放置されたままでございます。復興には時間がかかるものと思われます。我々中小企業の中でも海外へ移転するという話が聞かれます。それができるのは優良の企業でございます。私の所のような中小企業では、日本に残り仕事をしたいという考え方でございます。厳しい状況下で、各企業様におかれましては大変なこととお察し申し上げます。私どもの仕事もどんどん海外に行ってしまい、少なくなった仕事で改善改革を行い何とか操業しております。その様な中で組合員企業に役立つ情報の発信に努めますので、今後とも組合に対しましてご支援、ご協力を賜りますようにお願いいたします」と述べた。
 会則により、近藤理事長が議長を務めて議案審議を行い、第1号議案=平成23年度事業報告書及び決算関係書類承認の件、第2号議案=平成24年度事業計画(案)及び収支予算(案)承認の件、第3号議案=会費賦課徴収方法承認の件、第4号議案=組合の借入最高限度額承認の件を原案通り可決した。
 平成24年度の事業として、事業継承セミナー、ビアパーティー、麻雀大会、ボウリング大会、海外視察(ベトナム)を計画している。
 また、第5号議案=任期満了に伴う役員改選は、指名推選方式がとられ、伊藤稔浩氏(伊藤精工社長)を委員長とする選考委員会によって推選された役員候補者全員を、全会一致で承認。直ちに第1回理事会を開催し、互選の結果、理事長に近藤和夫氏(近藤金属工業社長)、副理事長に上野平雅裕氏(名上鈑金工業所社長)、監事に加納勝年氏(加納製作所社長)と新ヶ江勇氏(林鉄工社長)を再任した。
 来賓の小山愛知県鉄工連合会常務理事、浅井愛知県中小企業団体中央会事務局次長より祝辞が述べられ、以上で総会を無事に終了した。
 この後は、愛鉄連が取り組んでいる事業として各種保険、リース紹介制度などの概要説明と、日本トリムによる「電解還元水整水器」の説明が行われた。
 セミナー終了後は会場を移して懇親会が開かれ、チャレンジ25のメンバーも交えて和やかに情報交換し親睦を深めた。
【新役員】 
▽理事長=近藤和夫氏(近藤金属工業)
▽副理事長=上野平雅裕氏(名上鈑金工業所)
▽理事=加藤丈人氏(加藤製作所)、伊藤稔浩氏(伊藤精工)、宮木良郎氏(宮木製作所)、出口知宏氏(システム)、島内司氏(島内製作所)、水谷雅之氏(日鐵商会)、生田芳規氏(フジキカイ)、今枝晃司氏(コサカ精工)
▽監事=加納勝年氏(加納製作所)、新ヶ江勇氏(林鉄工)
*  *  *
 監査理事会開催
 同会は総会に先立ち、5月8日、ウインクあいちで理事役員9名が出席して監査理事会を開催した。
 監事の新ヶ江氏(林鉄工社長)より組合の平成23年度決算について異常の無いことが報告された後、通常総会に提出される議案や総会当日の役割分担について確認。
 任期満了に伴う役員改選は、選考委員会を設置して審議する指名推選方法とすることを組合案として承認した。
 また総会の後に、愛知県鉄工連合会の新事業についての説明を聞くことも了承した。

「サンドビック節電ツール
プログラム」 今年も実施

 サンドビックコロマントカンパニーは、20111年に開始したユーザーの生産現場における節電に貢献する工具とプログラムを提供する「サンドビック節電ツールプログラム」を、今年も引き続き実施する。一般的な製造業における工場のピーク時電力消費の約八割を生産設備が占めることからも、生産工程での節電対策は特に効果的だとしている。
 同プログラムの実施二年目となる今年は、節電の必要性が特に高まる6月から8月にかけて、節電に貢献する低切削抵抗型フライス工具のコロミル製品を対象としたキャンペーンを実施する。
 「サンドビック節電ツールプログラム」における主な節電効果の例は、次の通り。
@省電力型工具による節電
・低切削抵抗型フライス工具のコロミル390やコロミル490を使用すると、従来ポジ90度カッターに比べ約20%の消費電力の節電になる。
Aアプリケーションによる節電
・高圧クーラントで切りくず処理問題(チョコ停)を防止し節電を実現する。
・コロマントキャプトツーリングシステムのクイックチェンジにより、工具交換時間を短縮し機械待機電力を削減する。
B生産性向上による節電
・ワイパーチップでの加工はISOチップと比較して加工時間が短縮され、消費電力の節電になる。
 サンドビック節電ツールプログラムに関する問い合わせは、同社フリーダイヤル0120-350-930(祝祭日を除く月〜金曜日)まで。

第71回愛機工親善野球大会
太田廣が悲願達成!Aゾーン
Bゾーンはダイドー初優勝

 愛知県機械工具商業協同組合の第71回親善野球大会の優勝戦が6月2日、江南市営グランドで行われた。
 試合は午前9時より、まずBゾーンの優勝戦、日伝対ダイドーが行われた。
 日伝は1回表、ツーアウトから樋口選手のレフトスタンドへのホームランで先制。ダイドーも3回裏に同点に追いつき、さらに5回裏に4点を加え逆転。日伝の反撃を6回表の1点に抑え、5対2でダイドーが初優勝を手にした。
 Aゾーンの優勝戦、新栄商會対太田廣Aの試合は、新栄商會の福崎投手が1回裏、トップバーターにデッドボール。続くバッターは抑えたが、三連打などで一気に4点を太田廣がリード。太田廣の鈴木投手は前々回大会まで九連覇していた強力打線の新栄商會を零点に抑え、こう着状態続いていたが、6回裏に太田廣が1点を追加しリードを5点に広げた。最終回も太田廣が新栄商會を零点に抑え、前回大会では1点差で涙をのんだ太田廣が、5対0で悲願の優勝を達成した。
 試合終了後は梅村理事(梅村本店社長)の司会進行で表彰式が行われ、大会委員長の六浦福利厚生部長(六浦本店社長)が「優勝されましたAゾーンの太田廣チーム、Bゾーンのダイドーチーム、おめでとうございます。組合の野球は71回大会を迎えております。Aゾーン18チーム、Bゾーン18チームが参加して、桜の咲く昨年4月から中断を挟み本日まで約15カ月間、熱戦を繰り広げていただきました。大変お疲れ様でした。運営に当たりましては、軟式野球連盟の皆様、組合役員の皆様、青年部の皆様に長期間ご協力を賜りまして、この場を借りて厚く御礼申し上げます。次回の72回大会もすぐに開催されますので、ご協力を賜りますようにお願いいたします」と挨拶。
 続いて、両ゾーンの優勝、準優勝チームに理事長、愛知県知事、名古屋市長等からの賞状と優勝旗、トロフィーが贈呈された。また、優勝戦で活躍した選手に個人賞が贈られた。
 個人賞は次の皆さん。
《Aゾーン》
新栄商會 0 0 0 0 0 0 0=0
太田廣A 4 0 0 0 0 1 X=5

最高殊勲選手=鈴木選手(太田廣)
打撃賞=田岡選手(太田廣)
敢闘賞=元藤選手(新栄商會)
《Bゾーン》
日 伝 1 0 0 0 0 1 0=2
ダイドー 0 0 1 0 4 0 X=5

最高殊勲選手=山越選手(ダイドー)
打撃賞=春日井選手(ダイドー)
敢闘賞=樋口選手(日伝)