back namber

2013年(平成25年)11月
戻る
2013年11月3・10(日) 25072508
ジョン万次郎の子孫が講演
第28回中部支部総会開催
ダイヤモンド工業協会 懇談会で情報交換

 ダイヤモンド工業協会中部支部(支部長=北川正樹氏・北川ダイヤモンド工業社長)は10月3日、名古屋市中区のアパホテル名古屋錦において「第28回総会」として懇談会と講演会を開催し、支部員ら34名が出席した。北川支部長は、アベノミクスへの期待感で良い効果が出ていると言われているが中小企業にまだ実感はないとし、「負けない気持ちを持ってもう一段の努力が必要」と話した。
 午後4時30分より、「ジョン万次郎」をテーマにした講演会が開催された。中部支部では近年、総会前に音楽イベントを催しており、講演会の開催はおよそ10年振り。
 北川支部長が冒頭の挨拶で「今回講師にお迎えをした中濱京さんは、ジョン万次郎(本名=中濱萬次郎)の五代目の直系の子孫となります。我々はジョン万次郎というと、土佐の国の漁師で、漂流しアメリカ船に助けられて、アメリカで英語を学んで帰ってきたというくらいしか分かりませんが、幕末から明治にかけて日米の交流に貢献されている。本日の講演は中身の濃い良い話ですので、ごゆっくりお聞きいただければと思います」と紹介。
 中濱京氏が演壇に立ち、中濱家に伝わる資料を基に万次郎の人生と、戦争という悲劇を乗り越えたその後の民間日米交流について語った。
 京氏は万次郎とホイットフィールド船長(無人島に漂着した万次郎らを救助した、アメリカの捕鯨船ジョン・ハウランド号の船長)に関し「両家の先祖からいつも教えられるのは、人間対人間の愛、友情は、時代や国を超えて普遍であるということ。鎖国時代からホイットフィールド家と中濱家の交流は一世紀以上続いており、一つの交流が現在ますます各方面で発展しています」と話し、「これからも両家の絆を大切に守り続けていく」と結んだ。
 杉本トーメイダイヤ副社長より講師に謝辞が述べられ、講演会を終了した。
 続いて会場を移して総会と懇談会が行われた。
 会計報告を神谷豊田バンモップス常務が行い、異議なく承認された。
 北川支部長が挨拶に立ち、出席者に対してお礼を述べた後、景況について「アベノミクスと言われて10か月経ち、当然期待感で良い効果は出ていますが、なかなか実質経済までは行っていないのではと感じられます。それまで牽引役だった中国も、ここ1年でかなりブレーキがかかり、成長率も2桁から1桁にスピードダウンしています。さらに、中国に進出している日系企業には厳しいものがあります。中国の人件費の高騰、中国政府からの日系企業に対しての難題、等々。中国プラスワンで、アセアン諸国を視野に入れているところもある。この地区は、愛知の自動車業界の投資もかなり盛んですが、中国が足踏み状態。車で言うと、北米がかなり良い状態、ヨーロッパは依然金融不安でまだまだ。日本国内は、未だ回復したかどうか不透明です。大企業の九月時点の各種指数は、リーマンショック前に回復したと言われていますが、実際、我々が潤いを感じてくるには、もうひとつ努力が必要ではないかと思っています。負けない気持ちを大切に、年に一回の情報交換の場を有効に活用していただければ幸いです」と述べた。
 続いて、緒方ダイヤモンド工業協会副会長(ノリタケカンパニーリミテッド執行役員)が市況の動向としてダイヤモンドとCBN工具の国内生産額に触れ「2013年1―7月(累計)は470億円弱、これは昨年比6.4%のダウンという数字です。年間では、昨年実績の850億円から800億円になると予測をしています。まだ回復には至っていない。4―6月よりは、7、8月の方が若干良くなっています。もう少し元気を奮ってやっていかないといけないと感じています」と話した。
 武藤ダイヤモンド工業協会事務局長の発声で乾杯し、懇談の場となった。
 和やかに情報交換が行われ、午後7時半前に萩原旭ダイヤモンド工業名古屋支店長の中締めで終了した。

第1回 山田貞夫音楽賞
ピアノ部門受賞者決定
特選の2名はオーケストラとの共演も

 メカトロニクス専門商社「ダイドー」の山田貞夫社長が代表を務める、公益財団法人山田貞夫音楽財団は9月24日、名古屋市中区のANNEX HITOMIホールにおいて「第1回山田貞夫音楽賞(ピアノ部門)」の最終選考会を行った。
 同財団は、愛知県におけるクラシック音楽の振興並びに担い手である音楽家の支援を行い、音楽文化水準の向上に寄与することを目的として、平成24年11月に一般財団法人として設立。
 事業内容は@山田貞夫音楽賞の贈呈Aクラシック音楽を大学で専攻する在学生に対する奨学金の給付B「山田貞夫音楽財団新進演奏家コンサート」の開催で、特にクラシック音楽の演奏家をめざす将来有望な若い人たちを応援している。平成25年10月に公益財団法人に移行した。
 午後2時より行われた山田貞夫音楽賞の選考会には、最終選考に残った若手演奏家七名が参加。
 冒頭、山田代表理事が挨拶で「入賞4名を選考し、更に優秀な成績を収めた(特選)2名の方には、12月5日にしらかわホールで行われるセントラル愛知交響楽団の演奏会で、ピアノコンチェルトを演奏していただきます」と説明した。
 選考委員は、大口光子名古屋音楽大学名誉教授、小松長生金城学院大学教授、竹本義明名古屋芸術大学学長、松尾葉子すみだトリフォニージュニアオーケストラ音楽監督、瀬戸和夫名古屋芸術大学非常勤講師(セントラル愛知交響楽団)の各氏。
 7名がそれぞれ日頃の練習の成果を披露し、厳正な審査の結果、入賞4名(内、特選2名)が選ばれた。

「モノ」ではなく「価値」を売れ!
今後の課題と対策を探る
全機工連中部ブロック 時流対策セミナーを開催

 全日本機械工具商連合会(会長=田中康造氏・喜一工具会長)中部ブロック(遠州機工会・岐阜機工会・愛知県機械工具商業協同組合・三重県機械工具商組合で構成)は、10月4日午後2時30分より、名古屋市中村区のウインクあいちにて『機械工具商業界の明るい将来を探る時流対策セミナー』を開催した。このセミナーは、10月22日に開催予定の「第四十一回全機工連全国大会・愛知大会」に先立つプレセミナーとして実施。船井総合研究所 第二経営支援部グループマネージャーの片山和也氏を招いて講演を開いた。
 セミナーに先立ち全機工連人材開発委員長水谷隆彦氏は「今後我々が進むべき道を探るべく、このセミナーを企画致しました。業界を取り巻く環境の大きな変化、急激なグローバル化やIT化などにどう対処すればいいのか。ぜひ明るい未来を探るべく大きなヒントを掴んでいただければと存じます」と挨拶した。
 講師の片山氏は、機械工具商社の現在の市況と今後の時流を解説。
 市況について、大手企業は円安で利益を出しているが設備投資には慎重な姿勢。(自動車関係に顕著)世界レベルで好調は北米自動車市場のみで、アジア・新興国が失速する中、海外向け設備投資も鈍化する可能性が出てきた。対して「医療機器」「エネルギー」「社会インフラ」「航空機」分野の増加と「三品産業=食品・医薬品・化粧品」が堅調。しかし、これら産業は、自動車、電機、IT分野の約半分程度。そして、アベノミクス効果は製造・小売業に効果が現れていないと話した。
 今後の時流については、2010年から70年の60年間でインターネット、新エネルギー革命など産業構造の変化が起きるだろうが、過去のエネルギー革命はデフレ経済を起こしてきた事を踏まえ、デフレ経済は今後も続くと予測。また「アスクル」「モノタロウ」の事例に代表されるB2Bビジネスの台頭でネット企業間の価格競争になり機械工具商社も競争に巻き込まれる、と話した。これらの状況を踏まえ、片山氏が考える今後の機械工具商社が取るべき対策とは、@円安で利益を維持できる大手企業の攻略A大手商社・工場でも手をつけにくい「部品加工」事業を立ち上げるB商圏拡大・大手優良ユーザーとの付合いを広げるC加工・工事・メンテナンス等も行い「モノ」ではなく「価値」を売るDインターネットでは販売できない工作機械を扱うE顧客ランク分けを行い効率の良い営業活動を行なうF「売上高」「粗利」「粗利率」だけを見るのではなく「重要業績」指標を設定するべきと話した。講演後は聴講者との質疑応答が行われ、閉会となった。

配管機材専門商社大手のイシグロが
四日市の老舗 五光商會をグループ化

 配管機材専門商社のイシグロ(社長=石黒克司氏、本社=東京都中央区)は10月10日、四日市市の配管資材商社である五光商會(社長=田中邦洋氏)を同日付でグループ会社としたと発表した。
 五光商會は、三重県北部の北勢地区における配管資材の老舗専門商社であり、昨年度の年商は約32億円。四日市市昌栄町の本社周辺に倉庫を有し、四日市地区コンビナートの工業系ユーザー・建築設備の工事業者・上下水道をはじめとした公共物件の工事業者への全方位的販売に、圧倒的な強みを持っている。
 イシグロは9月の島田営業所の開設に続き、今回の五光商會のグループ化で東海地区の販売力を強化し、充実した拠点網と品揃えでのシェア拡大を図っていく。今回の買収によりイシグログループは、来年度、売上600億円、800人態勢を視野に入れる。
 五光商會の田中社長は、会長として引き続き経営陣の一翼を担い、新社長にはイシグロの関東ブロック長であった清水智氏が就任した。

11月8日・9日豊田スタジアムにて
創立145周年を迎え
峰澤鋼機 プライベート展示会開催

 機械工具・配管資材商社の峰澤鋼機(社長=峰澤彰宏氏・本社=愛知県岡崎市)は明治元年(1868年)の創業から数え145周年を迎えた今年、11月8日・9日の2日間、愛知県豊田市の豊田スタジアムにて機械工具・配管資材などのプライベート展示会『SMARTフェア』を開催する。取扱商品・ブランドを限定せず、顧客ニーズに合わせた幅広い提案、販売を行う同社が、主要仕入れ先メーカー百七社の「イチオシ」商品を展示する。中でも現在業界で大きな話題を集めている『3Dプリンター』の展示は注目だ。3Dプリンターとは三次元データから立体物を作る装置で、インクジェットプリンターの仕組みを応用し樹脂を空間に吐出。デジタルデータを立体造形物として簡便に実体化・可視化させる。
 会場では、全テーマゾーンを見たくなるスタンプラリーを実施。各テーマゾーンに設置されているスタンプを全て集めると同社の各拠点(苫小牧・宮城・福岡・大分)が厳選した記念品一点を先着順でプレゼントされる。
 製品展示の他にも来場者を楽しませる企画が用意されており、同社が公式スポンサーを務め、2011年ファラオラリーに参戦した『Team Land Cruiser TOYOTA AUTO BODY』の車輌を展示。
 他にも9日限定で、豊田スタジアムバックヤードツアーも開催。名古屋グランパスの選手が実際使用している施設の見学や、公式ユニフォームを着て記念写真も撮影できるので、この機会にぜひ参加してみては。※2部制(第1部:11時〜/第2部:13時半〜)、各部先着80名。
【開催概要】
■日時
▽11月8日/10時〜19時
▽11月9日/10時〜16時
■会場
▽豊田スタジアム=愛知県豊田市千石町7-2

三豊科学技術振興協会
25年度助成金交付式を実施
研究10件・国際交流6件を助成

 三豊科学技術振興協会(理事長=中谷忠雄氏、所在地=神奈川県川崎市)は、計測、加工、制御に関する研究を対象にした研究助成、国際交流助成(第一期・二期)の二事業で、平成25年度に助成する16名の研究者を決定したと発表。今回の助成総額は2,065万円となる。
 同財団は精密測定機メーカーのミツトヨ(社長=中川徹氏、本社=神奈川県川崎市)と、代表理事沼田智秀氏をはじめとする五人の出捐により、日本や世界の科学技術水準の向上と振興、特に産業基盤の拡大に寄与する加工・計測・制御に関する工学分野の進展とその研究開発を助成することを目的に、1999年に設立。以来15年間に渡り計329件を助成。助成金は4億147万円にのぼる。
 【25年度研究助成対象者とテーマ】
▽射場大輔氏(京都工芸繊維大学)「神経振動子の柔軟な同期特性を利用した樹脂歯車の損傷予兆検知システムの開発」
▽臼杵深氏(静岡大学)「低コヒーレンス干渉による変調照明を利用した高分解能な工業顕微鏡の開発」
▽片平和俊氏(理化学研究所)「超精密研削における砥粒成分拡散現象を利用した先進オプティクスの表面高機能化」
▽菊植亮氏(九州大学)「歯車減速機付モータの逆可動化制御技術」
▽小谷野智広氏(金沢大学)「加圧放電加工法の開発による放電加工特性の向上と加工現象の解明」
▽坂田肇氏(静岡大学)「コイルばねの精密制御による長周期ファイバグレーティングの損失・波長チューナブル化の研究」
▽高橋哲氏(東京大学)「回折限界超越型レーザー励起ナノ工具実現を
目指した基礎的研究」
▽原進氏(名古屋大学)「機械的連結機構のためのバンプレス連結制御の研究」
▽村上洋氏(北九州市立大学)「ナノオーダ微小径穴・微細形状精度測定用極小径ファイバプロービングシステムの開発」
▽山田高三氏(日本大学)「砥石作業面上の切れ刃分布測定法ならびに測定装置の開発」
 以上10件、総額1,942万円を研究助成する。
 【国際交流助成対象者】
■第一期
▽原進氏(名古屋大学・大学院)
▽古本達明氏(金沢大学)
▽槇田諭氏(佐世保工業高等専門学校)
■第二期
▽大坪樹氏(長崎大学大学院)
▽近藤余範氏(産業技術総合研究所)
▽林偉民氏(群馬大学)
 以上6件、総額123万円の海外渡航費を助成する。

NACHIの新商品を紹介
2013年切削工具講習会開催
服部商会 加工技術相談会も好評

 機械工具の総合商社、服部商会(社長=服部嘉高氏、本社=愛知県津島市)は、9月26日午後6時30分より津島市生涯学習センター小ホールにおいて、同社の主力ユーザー約80名が参加して「NACHI 2013年切削工具講習会」を開催した。
 講習会ではNACHI(不二越)の超硬ラウンドツールの新商品として、傾斜面・曲面の座ぐり、タップ止まり穴など一本で多彩な用途で使える「アクアドリルEXフラット」の説明があり、同商品のバリエーションとしてロングシャンク、小径、SGフラットドリルが紹介された。また、アクアドリルEXシリーズの多彩なラインナップも紹介された。
 びびり振動を抑制する不等分割・不等リードエンドミル「GSX MILL VLシリーズ」については、その特徴と、VL多刃、VLロングシャンクに新たなモデルが追加されたことなどがメーカー側より説明された。
 会場では昨年に引き続き、「加工技術相談会」も実施。ドリル加工、ミーリング加工など加工別にブースを設けて個別の相談に応じた。
 講習会に先立ち服部社長が参加者に対して挨拶をする中で「本日は、皆様方が厳しい時勢を理解し、何とか他社よりも良い製品を、安く早く作れるように一生懸命考えておられることを実感しました。服部商会は皆様のような一生懸命に取り組まれますお客様に、どのようにしたら喜んでいただけるかということを常日頃考えており、昨年に引き続き不二越さんの講習会を開催させていただきました。ご参加いただいた方々には色々な特典をご用意させていただきましたので、ご活用していただければ幸いです」と述べた。
 また当日は、不二越が今年九月に発売して話題となった、世界最速・軽量コンパクトなアーム型ロボット「MZ07―CFDシリーズ」についての紹介もあった。

塚本三郎氏(元民社党委員長)が講演
月曜会 8月例会を開催

 異業種交流「月曜会」(代表世話人=松田謙三氏・児玉興業会長)の8月例会が8月26日午後6時より名鉄ニューグランドホテルで開催され、会員ら約70名が出席した。今回は、塚本三郎氏(元民社党委員長、名古屋市出身)を招聘し、「日本人の心の旅路」と題して講演が行われた。
 塚本氏は、日本人が戦後6、70年の間に忘れかけてきた「日本人の心」を取り戻すには、日本の歴史、特に満州事変や支那事変、大東亜戦争が起こった真相を知ることが大切であるとし、研究を重ねてきた歴史的事例などを交えて話した。
 同氏は、国政を引退してからも、公益財団法人国家基本問題研究所の理事などを務め、日本を良くするための活動を続けている。

小電力でも大光量の投光器
42Wタイプが新登場
ハタヤリミテッド 屋外用LED作業灯

 ハタヤリミテッド(社長=足立憲泰氏、本社=名古屋市中区)は、屋外用LED作業灯に42ワットタイプを追加。発売を開始した。
 大光量42ワットLED電球(E39)を採用し、ビーム角は110度と広角で300ワット形バラストレス水銀ランプと同等の明るさが得られる。LED寿命は4万時間と長寿命で、紫外線放射が少なく虫をほとんど寄せつけない。雨中でも安心の屋外用防雨型で、反射カバーは水が溜まらない360度排水構造。放熱効果が高いプリーツ形状冷却リブとなっている。100ボルト仕様2型(RXL-5W・RXL-10W)と単相200ボルト仕様2型(RXL-205W・RXL-210W)がラインナップ(RXL-10Wと単相200ボルトの2型は受注生産品)。価格はオープン価格。
 三脚スタンドと組み合わせれば高所照明にも使える。スタンドは一灯タイプと2灯タイプが揃う。
 製品に関する問い合わせは、ハタヤリミテッド顧客サービスデスク電話0120-686-888・Eメール:info1918@hataya.jpまで。

電動伸縮杖「伸助さん」の開発者
岩田勝美氏(岩田鉄工所社長)が講演
一宮機鋼組合 平成25年9月例会開催

 一宮機鋼組合(会長=坂倉慶信氏・コーワ精工販売会長)は9月18日午後6時30分より愛知県一宮市の日本料理「江美」において9月例会を開催した。
 今回は特別講演会として、精密機械加工の岩田鉄工所(岐阜県羽島市)の岩田勝美社長を講師に招聘し、同社のヒット商品である電動伸縮杖「伸助さん」や低価格の新製品「のび太くん」の開発について話を聞いた。
 【講演要旨】
 私ども岩田鉄工所は普通の町工場だが、少し違うのは、その時代に求められているものを常に作るということを基本にしていることだ。
 私が入社して間もなく、昭和52年にNC旋盤を導入した。当時、NC機は形状の難しいものを作るという認識だったが、私としては汎用機で作っている量産品を、NCですることで採算が取れる自信があった。年商の約半分の価格のNC機の元を、半年で取ることができた。人のやらないことを少しでも早くすることで利益を出すことのできた時代だった。
 現在は、仕事自体が海外に出て行ってしまっている。製造業の従事者が一番多かったのは1992年。当時1,569万人いたが、2012年には1,000万人を切り3分の2になってしまった。日本には製造業に代わるものがないので由々しき問題である。
 私どもは基本的にBtoB(会社対会社)が主だが、BtoC(会社対顧客)の方が気楽なところがある。品質、納期、価格に関してBtoBは非常に厳しいものがあるが、BtoCはこちらの都合で作って好きな価格で売ることができる。
 リーマンショックで、月5,000万円以上あった大手機械メーカーからの受注がゼロになった。従業員にやらせる事がなくなってしまい、何かしなければと考えたのが「伸助さん」。その間にスマートフォンとタブレットが爆発的に普及して、我々の企業も業績が回復した。
 「伸助さん」はほぼこれと同時期、生産体制がとれないうちに商品だけが売れ出してしまい、半年ほど待ってもらった。本格的に出荷できたのは2010年の9月頃からで、7,000本ほど売れた。
 2万円を超える商品がなぜ売れたか。子や孫がプレゼント用として購入したからだ。本当に使ってもらいたい老人からの注文は、ほとんどなかった。
 消費者に買ってもらえるものを作ろうと考えて、「のび太くん」を開発した。今回の「のび太くん」は10,000円を切ろうと、9,800円に価格を抑えた。命名にあたっては、藤子・F・不二雄プロと小学館集英社に使用の許可を取った。
精密部品の加工技術を生かした商品開発
 私は、物を作るのが好きだ。自分が持っている力、それは図面が書けること。そして書いた図面で物が作れ、組み立てることができる。
 よく、鉄工所をしているのに全く関係ない事を始めようとするのを見るが、また一から始めないといけないし、その部門では先駆者がいる。だから私は、自分が持っている「コア」の部分、自分の力を発揮できる部分で勝負する。私の場合は、精密部品を作ることが介護の分野で生かせた。
 「のび太くん」は、10万本販売できると考えている。その根拠は、新幹線の1編成に1人、杖を必要とする人がいるとする。これを1,200人に1人と考えて、日本の人口を1億3,000万人とすると、10万本という計算になる。
 こんなにも売れると必ず類似品が出てくるが、杖は雑貨のカテゴリーで、雑貨のメーカーが作るには精密部品が多過ぎてできない。精密部品が専門のところで作ると、採算が合わない。これが最大の防御であると思っている。

 ■電動伸縮杖「のび太くん」
 新開発の「のび太くん」は、乾電池二個で動く低価格の電動伸縮杖。柄の部分のスイッチひとつで、60センチから100センチの間で長さを素早く自由に調節でき、止めたところで荷重をかけても縮まない。階段の上り下りなどで足の負担を軽減できる。重さは420グラム、垂直荷重100キロまで耐えられる。
 先に商品化された「伸助さん」はリチウムイオン電池を採用。電池本体や充電器は高価なため生産コストがかさんだ。「のび太くん」は、これを安価なアルカリ単三電池に変えることにより生産コストを抑え、商品の質感、クオリティは維持したまま、価格を半額以下の9,800円にした。

製造業・加工業向け
基幹業務の個別相談会
アイル 11月に名古屋で開催

 システムソリューションプロバイダのアイル(社長=岩本哲夫氏、大阪本社=大阪市北区)は、11月12日に同社名古屋支店(名古屋市中区錦3-5-31)において、製造業・加工業向けに基幹システム「アラジンオフィス」の個別相談会を開催する。
 製造業界に特化した専任担当者が、活用事例をもとに業務の効率化・正確化、売上アップにつながる管理方法を紹介する。
 時間は @10時30分〜12時 A13時30分〜15時 B15時30分〜17時。参加無料。
 申し込みは電話0120-356-932まで。
 【アラジンオフィスの特長】
 正確な原価・粗利管理が可能▼機械・商品ごとの工程・進捗管理が可能▼製品ロットや部材・材料のトレース管理が可能▼CADで作成した部品表のシステム取り込みが可能▼EDIやWeb受発注システムとのデータ連携が可能▼図面・見積書などのシステム登録が可能
 【その他の紹介可能なサービス】
 Web受注システム構築クラウドサービス「アラジンEC」
 企業間の電話・ファックスでの受注、在庫確認をシステム化でき、自社・顧客ともに利便性を高めることができる。

日本の科学技術振興に寄与
大澤科学技術振興財団研究助成費贈呈式
研究16件・国際交流12件を助成

 大澤科学技術振興財団(理事長=大澤輝秀氏・オーエスジー代表取締役会長)は10月7日、オーエスジー グローバル・テクノロジー・センター(愛知県豊川市)にて平成25年度研究助成費贈呈式と懇親会を行った。
 同財団は日本のモノづくりを支える科学技術の振興に寄与したいという趣旨から、平成3年7月18日に設立。国内の大学・研究所など非営利研究機関の研究者を対象に、科学技術に関する研究開発・国際交流への助成を行っている。本年度は研究開発16件(応募数52件)と国際交流12件(応募数19件)に対し助成を行う。助成金合計は2,466万円となる。選考結果について、選考委員会委員長の中川威雄氏(東京大学名誉教授)は、「本年度採択された研究開発16件中10件がダイヤモンド関連の課題で、財団始まって以来の現象。今の産業界の流れ、研究者が注目している分野がダイヤモンドなのでしょう。助成内容を偏ったものにすべきでないという話もあったが、普段通り、応募された研究内容ひとつひとつを吟味し、非常に優れたものを採択した」と経過の説明がされた。
 贈呈式後は会場をゲストハウスに移し、財団役員、受賞者との懇親会が開かれた。本年度の助成内容は以下の通り。
【研究開発助成】
 @アーク放電による新規ダイヤモンドコーティング法の開発/八戸工業高等専門学校 准教授齊藤貴之氏
 Aマイクロ自由曲面金型の高速高精度3次元形状測定に関する研究/東北大学大学院 教授高偉氏
 Bダイヤコート超硬工具による楕円振動切削加工技術の開発/山形県工業技術センター 研究員齊藤寛史氏
 C集束イオンビーム加工による単結晶ダイヤモンドバイトの製作とマイクロ軸切削/日本工業大学工学部 准教授野口裕之氏
 DPCD工具による硬脆材料の延性モード鏡面加工メカニズムの解明/理化学研究所・基幹研究所 専任研究員片平和俊氏
 EDLCコーティング工具とアルコール水溶液ミスト供給の組み合わせによるアルミニウム合金の切削加工技術に関する研究/芝浦工業大学デザイン工学部 准教授澤武一氏
 F電気めっき被膜からのマイクロサイズ構造部材の切削・加工とその機械的特性評価/東京工業大学精密工学研究所 准教授曽根正人氏
 G遷移金属窒化物中で実現する6配位窒化ケイ素:新規高硬度材料の実現へ/長岡技術科学大学工学部 助教鈴木常生氏
 H放電被覆された遷移金属材料工具によるダイヤモンド工具の高能率高品位熱化学研磨法の研究/富山県立大学工学部 准教授 岩井学氏
 IテトラヘドラルDLCコーティング工具による熱可塑性CFRPの高品位加工/金沢大学理工研究域 教授細川晃氏
 J薄膜を利用した機能性表面テクスチャを有する高性能ラッピング定盤の開発/金沢工業大学工学部 教授畝田道雄氏
 Kガラス基板精密加工用単結晶ダイヤモンド製エンドミルの開発/中部大学工学部 教授鈴木浩文氏
 L金属薄膜の超微細精密周期加工装置の開発と電磁メタマテリアル光学フィルターの作製/大阪大学レーザーエネルギー学研究センター 准教授中田芳樹氏
 Mサブミクロンアルミナ微粉体の常温衝撃固化現象を利用した高強度アルミナ微細形状薄膜の製作/香川大学工学部 教授大上祐司氏
 N超ナノ微結晶ダイヤモンド膜の切削工具への応用に向けた基盤研究/九州大学大学院 准教授吉武剛氏
 OUV‐sharpeningによるダイヤモンドバイトの高度化技術の開発と超精密切削性能評価/熊本大学先進マグネシウム国際研究センター 教授峠睦氏
【国際交流助成】
 @2013年機械産業工学に関する国際会議(イタリア)/奈良工業高等専門学校 教授和田任弘氏
 A2013年先端材料の製造と加工に関する国際会議(アメリカ)/千葉大学工学部 准教授糸井貴臣氏
 B第14回ヨーロッパ精密工学会国際会議(クロアチア)/防衛大学校システム工学群 教授由井明紀氏
 Cアメリカ精密工学会第28回年次総会(アメリカ)/理化学研究所先端光学素子開発チーム特別研究員 郭江氏
 D第16回先進材料加工技術国際会議(台湾)/岐阜大学複合材料研究センター 特任教授土屋能成氏
 E第16回電磁力応用国際会議(カナダ)/富山高等専門学校 教授西田均氏
 F米国光学会光学部品加工・計測会議(アメリカ)/千葉工業大学工学部 教授瀧野日出雄氏
 Gダイヤモンドと炭素材料に関する国際会議(イタリア)/東京都市大学工学部 講師亀山雄高氏
 H2013年鉄鋼およびコンポジット組織に関する国際会議(韓国)/長野工業高等専門学校 教授長坂明彦氏
 I第63回国際生産加工アカデミー総会(デンマーク)/金沢大学理工研究域 教授上田隆司氏
 J第63回国際生産加工アカデミー総会(デンマーク)/金沢大学・理工研究域 助教小谷野智広氏
 K第16回国際先端砥粒加工シンポジュウム(中国)/豊橋技術科学大学 名誉教授堀内宰氏9,000円にのぼる。

カーペットケア市場へ参入
専用4機種を新発売
ケルヒャー 2億円の売上目指す

 清掃機器の最大手メーカー、ケルヒャー社(ドイツ)の日本法人、ケルヒャージャパン(社長=佐藤八郎氏、本社=宮城県黒川郡)は、同社初のカーペットケア専用機を4種同時発売する。
 内訳は、立乗り式で1時間に2,560uと広域の清掃能力を持つゴミ吸引機「CV60/2RSBp」、手押し式で洗浄剤塗布・ブラッシング・汚水吸引とディープクリーニングを1台でこなす洗浄機「BRC30/15C」、自走式でドライ洗浄とディープクリーニング(ウェット洗浄・汚水吸引)の2つの機能を持つ洗浄機「BRC50/70WBp」、150ワットの省電力でカーペットを乾燥するエアブロアー「AB20」の4機種だ。
 カーペットは非居住施設の68%を占める人気床材で、ショッピングモールやオフィスビル、ホテル、空港などの商業施設、病院、介護施設などでの利用も増えているが、同社はこれまでカーペット専用製品はラインナップしていなかった。
 初のカーペットケア専用製品を同時発売することにより、これまでほぼ手つかずであった「カーペットケア市場」で初年度に2億円の売り上げを目指す。
 販売価格は「CV60/2RSBp」176万4,000円、「BRC30/15C」44万6,250円、「BRC50/70WBp」304万5,000円、「AB20」12万6,000円(いずれも税込)

第62回中小企業団体愛知県大会
植田慎一郎氏/大藪淳一氏表彰される

 愛知県中小企業団体中央会は10月16日午後2時より、名古屋市熱田区のANAクラウンプラザホテルグランコート名古屋「ローズルーム」において「第62回中小企業団体愛知県大会」を開催した。
 本大会では、愛知県の中小企業団体の代表者約350名が一堂に会し、国、県に対して中小企業振興策の強化充実を訴え、要望事項を決議した。
また、組合の発展に功績のある組織・組合員が、愛知県知事表彰と愛知県中小企業団体中央会会長表彰を受けた。
 当業界では、愛知県管工機材商業協同組合の植田慎一郎副理事長(ウエダ社長)が組合功労者として愛知県知事表彰を、同組合の大藪淳一副理事長(大清社長)が愛知県中小企業団体中央会会長表彰を受けた。

省エネ・節電テーマに新製品がズラリ
川島ベストパートナー展示会開催
川島商事 約300名の来場で盛況

 工業用ゴム・プラスチック・各種設備機器卸・販売の川島商事(社長=川島健一氏、本社=名古屋市熱田区)と、主要取引先メーカーで構成される川島ベストパートナー会主催による「川島ベストパートナー展示会」が10月3日に、名古屋市中村区のウインクあいちで開催された。
 午前10時の開場に先立ち朝礼が行われ、川島社長から「アベノミクス効果は工業関係にはまだ及んでいない状況ですが、展示会を開いて、お客様に商品をひとつひとつ見て知っていただいて、じっくり販売していくというのが我々にとって一番の経済効果だと思います。ここにある商品のひとつひとつがメーカーさんにとっては開発努力の結晶です。ぜひ来場者にじっくり細かく見ていただき、我々もしっかり説明して今後の販売につなげていきましょう」と挨拶。
 引き続いて川島商事営業本部長町田勝治氏による気合注入が行われ、全員の士気が上がる中、展示会は始まった。
 同会はゴム・プラスチックの総合展示会として2009年に初開催され、今年は3回目の実施となる。顧客からのニーズが高い「省エネ節電」「環境」をテーマに、新製品や新技術が出展メーカー17社のブースで展示された。来場者は川島商事の営業担当者に場内を案内されながら、実演機を見たり、商品を触りつつメーカーから説明を受けるなど商談は活況を呈していた。
 出展メーカーに話を聞くと「ゴム・プラスチックの総合展とテーマを絞り込んだ展示会なので商談がしやすい。川島商事の営業担当が来場者にキチンと付き添って商品案内をしてくれるから成約率も高いですね」と商談の充実度について満足げに語ってくれた。会場受付では三菱重工業のコミュニケーションロボット「wakamaru」(ワカマル)が来場者をお出迎え。来場者はワカマルに話しかけ、並んで記念撮影をするなど、入口から和やかな雰囲気になっていた。今回の来場者数は約300名と過去最高の人出だった。

TOP 新製品紹介
三枚合せウォーターポンプ
プライヤに待望の新サイズ

 作業工具の総合メーカー、トップ工業(社長=渡辺一郎氏、本社=新潟県三条市)の、水道・ガス・電設の配管工事や六角ボルト・ナットの取り付け・取り外しなどに最適な「3枚合せウォーターポンププライヤ(ドライバー付)」に、待望の新サイズが登場し好評発売中だ。
 「3枚合せ」構造は、使い込んでも“ガタ”つかず、喰い付きが非常に良いのが特長。「3枚合せウォーターポンププライヤ(ドライバー付)」は、従来の2枚合せに比べて強度・耐久性に優れ、カシメピンの出っ張りもなくスリムな形状となっている。
 また、歯部の高周波焼入れにより耐摩耗性に優れ、ヘタリにくく喰い付きが長続き。指を挟まない、安全に考慮したストッパーも付いている。
 新製品(製品番号WP3―300)は、口幅調節11段階により、管径φ9.5〜70mm、六角対辺9〜71mmまで咥えられるタイプで、標準価格は一丁、5,660円(税込み5,943円)。
呼び13の持出・継足ソケットの
取り付け・取り外しに
継足ソケットアダプター

 トップ工業の新製品「継足ソケットアダプター」(製品番号TSA―13)は、呼び13の持出・継足ソケットの取り付け・取り外しに最適なアダプター。これまで単一サイズの六角棒レンチで回していたものを一丁でできるよう開発され、呼び13(12mm、12.7mm)で対応できる2段六角棒レンチ仕様とした。13x50Lにも使用できる。
 テストプラグ(樹脂製)を傷めることなく取り付け・取り外しでき、さらにジョイント式でラチェットレンチやメガネレンチに接続すれば省スペース且つ作業効率アップにもつながる。
 標準価格は一丁、1,970円(税込み2,069円)。

第45回名管会ゴルフ
中埜仲雄氏(川島商事)が優勝
愛知県管工機材商協組 藤岡カントリーで開催

 愛知県管工機材商業協同組合(理事長=小川信氏・山信社長)では、10月11日に「第45回名管会ゴルフ大会」(名管会幹事長=吉川富雄氏・オータケ社長)を豊田市西中山町の藤岡カントリークラブを会場に正・賛助会員53名が参加し、秋晴れの空の下、開催された。結果は中埜仲雄氏(川島商事)がネット71.4で見事優勝。中埜氏は「好天と良いメンバーに恵まれて優勝する事ができました。ありがとうございました」と語った。
 プレー後は吉川幹事長が司会進行を務め表彰式が行われた。表彰に先立ち小川理事長による挨拶で、11月以降の組合活動の日程説明と共に、来年10月に開催される『第30回管工機材・設備総合展』に向けての協力を呼びかけた。小川理事長からの挨拶を引き継ぎ、第30回管工機材・設備総合展実行委員長の峰澤彰宏氏(峰澤鋼機社長)からも挨拶。第30回という節目にあたる総合展開催であり大いに盛り上げるべく組合、委員会を挙げて取り組んでいきたい、と抱負を述べた。
 続いて入賞者それぞれに賞品が贈呈され、大藪淳一副理事長(大清社長)による中締めで盛会の中お開きとなった。
 上位入賞者とスコアは以下の通り。
▽優勝=中埜仲雄氏(川島商事)N71.4H21.6
▽準優勝=畔蝠x二男氏(武田機工)N72.0、H12.0
▽3位=川代正利氏(小川管商)N73.0、H30.0
▽ベストグロススコア=吉田臣寛氏(川本製作所)77

取引先ら22組86名が参加
金森貴史氏(春日ゴム工業)が優勝
利進会 第14回ゴルフコンペ

 機械工具商社の服部商会(社長=服部嘉高氏、本社=愛知県津島市)は9月28日、鈴鹿カンツリークラブ(三重県津市)において「第14回利進会ゴルフコンペ」を開催し、同社の取引先ら22組86名が参加して親睦を深めた。
 当日は、午前8時より中コース・西コースのアウト・インから同時にスタートし、日頃の腕前を競った結果、金森貴史氏(春日ゴム工業)がN70.6で見事優勝した。
 パーティーと表彰式は服部商会若林氏の司会で進められ、冒頭、服部社長がコンペの参加と日頃の愛顧・支援に対してお礼を述べた後、「利進会は、私どもの会長の服部利一郎が企画し年に一度開催させていただいており、14回目となります。お陰様で皆様のご支援、ご協力により、服部商会も間もなく(再来年)40周年を迎えます。40周年もぜひ皆様と笑顔で迎えられるように、社員一丸となり皆様に役立つ服部商会として頑張ってまいる所存ですので、よろしくお願いいたします」と挨拶。
 ユーザーを代表して挨拶に立った、扶桑工機の石川執行役員は「我々ユーザーの生産活動になくてはならない刃物、工具等ですが、服部商会の社員の方には日々的確にそれらに対する要望に対応していただいており、色々と手助けや協力をしていただき感謝しております」と述べた。
 メーカーを代表して三菱マテリアルツールズ中部支店の堀江部長が「我々メーカーの使命は、いかに良いものを開発して、それを皆様のところに確りと届けられるかです。服部商会様を通じまして、より早く、より中身の濃い情報を流してまいりたいと思います。40周年を迎えるにあたり、ますます服部商会様がパワーアップし、その大切なお客様とゴルフができますことを楽しみにしてまいりたい」と挨拶した。
 順位発表が行われ豪華賞品が授与された後、服部峰久専務の中締めで終了した。
 帰りの際には、服部会長夫婦が前日に長野へ直接買い付けに行った「梨」が、お土産として参加者全員に手渡された。
 【上位入賞者】
(敬称略)
▽優勝=金森貴史(春日ゴム工業)N70.6H14.4
▽準優勝=纐纈哲生(葵精工)N71.0H18.0
▽第3位=鬼頭憲昭(鬼頭鉄工所)N71.2H16.8
▽第4位=小川義夫(和幸製作所)N72.0H12.0
▽第5位=池田吉彦(タチバナ製作所)N72.0H12.0
▽ベストグロス=竹内邦洋(太洋製作所)80

顧客や仕入先など180名が参加
第14回ボウリング大会
イトウ 伊藤豊子さん(イトウ)が優勝

 管工機材・住宅設備機器の専門商社イトウ(社長=伊藤辰之氏、本社=名古屋市北区)は日頃の感謝を込め、設備店や工事店の顧客と仕入先を対象にした「第14回ボウリング大会」を、9月7日午後6時より名古屋市千種区の星ヶ丘ボウルのフルレーン(60)を貸し切って開催した。社員も参加して、総勢180名余が熱戦を繰り広げた。
 今大会のキャッチフレーズは天国からストライク!=B去る7月に逝去した創業者の伊藤仙二氏もボウリングの愛好者だったため、追悼の意味を込めた。
 はじめに伊藤社長が挨拶で日頃の愛顧に感謝の意を表し、続いて昨年度優勝者の今村俊弘氏(今村総合設備)が見事な投球で始球式を行った。
 大会は男女混合個人戦による2ゲームトータルのピン数で競い、競技の結果、伊藤豊子さん(イトウ)が370ピンで優勝した。
 ゲーム終了後は立食パーティーと表彰式が行われ、入賞者は伊藤社長から賞品が手渡されると喜びの表情を見せていた。
 上位入賞者は次の通り(敬称略)。
▽優勝=伊藤豊子(イトウ)370ピン
▽2位=伊藤典一(イトウ)361ピン
▽3位=浅井律子(サンエイテクニクス)360ピン
▽4位=福元佑介(松井設備)358ピン
▽5位=川辺俊宏(冨士機材)352ピン
▽ハイゲーム=福元佑介 194ピン

優勝は団体・みのる産業Aと
個人・八幡みつ代さん(ホクシン)
福井県機工商組合 ボウリング大会に93名

 福井県機工商組合(理事長=吉岡正盛氏・吉岡幸社長)は、9月26日午後7時より福井市大和田町のスポーツプラザWAVE40において、正会員と賛助会員27社から過去最高の93名(男性76名、女性17名)が参加して「親睦ボウリング大会」を開催した。
 賑やかな雰囲気の中で熱戦が繰り広げられ、2ゲームを行った結果、団体戦はみのる産業Aチームが、個人戦では八幡みつ代さん(ホクシン)がそれぞれ優勝した。
 競技終了後は表彰式が行われ、各賞受賞者に賞品と参加者からの温かい拍手が贈られた。
 上位入賞者は次の皆さん(敬称略)。
 【団体の部】
▽優勝=みのる産業Aチーム(澤田、山下、上坂)AVE155.17
▽準優勝=ツチハシAチーム(出口、山田、面屋)AVE154.83
▽3位=轟産業Aチーム(山田、柴山、坪田)AVE153.7
 【個人の部】
▽優勝=八幡みつ代(ホクシン)AVE171※HDCP30
▽準優勝=宇城由起子(宮岸)AVE169※HDCP30
▽3位=出口耐輔(ツチハシ)AVE167
▽ハイゲーム=宇城由起子(宮岸)203※HDCP30

平成25年度製販親睦ゴルフ会
大戸純夫氏(大戸社長)が優勝
三重県管工機材商業組合 三重カンツリークラブで

 三重県管工機材商業組合(理事長=田中邦洋氏・五光商會社長)は10月9日、三重郡菰野町の三重カンツリークラブで正会員、賛助会員合わせて28名が参加して「平成25年度製販親睦ゴルフ会」を開催した。
 当日は心配された台風二十四号の影響も少なく、午前中多少の雨があったものの午後には上がりまずまずのコンディションで、事故もなく全員がホールアウト。大戸純夫氏(大戸社長)がN75.4で優勝した。
 スタート前に杉山克雄副理事長(杉山機工社長)の挨拶と幹事のルール説明があり、続いてアウト・インに4組ずつ分かれて9時34分に第1組目がスタート。
 前日の夜に降った雨の影響でコースの状態があまり良くない中、三栄水栓製作所の青山公一名古屋支店長が難しいミドルホールでイーグルを決めたのをはじめ、バーディーも続出し実力伯仲で大変盛り上がったコンペとなった。
 終了後のコンペパーティーで表彰式を行い、最後に田中理事長が賛助会員のメーカーに対して日頃の組合への絶大なる支援のお礼を述べるとともに、来年年明けの新年賀詞交歓会への参加を呼び掛けた。
 上位入賞者は次の通り(敬称略)。
▽優勝=大戸純夫(大戸社長)N75.4H21.6
▽準優勝=松堂豊(川本製作所三重営業所所長)N76.4H15.6
▽第3位=村瀬純一(オンダ製作所西日本エリア次長)N77.2H16.8
▽第4位=岸江義朗(三重合成商事会長)N77.2H22.8
▽第5位=辻洋志(キッツ名古屋第一営業所所長)N77.6H14.4
▽ベストグロス=金森繁人(三立商会社長)86

北米工場に次ぐ海外製造拠点
天津工場グランドオープン
DMG森精機 世界4極体制を強化

 DMG森精機(社長=森雅彦氏、本社=名古屋市中村区)は10月21日、中国天津市に天津工場をグランドオープンしたと発表した。
 天津工場は、2012年に稼働を開始した北米工場に次ぐ海外製造拠点となる。中国のユーザーに納める横形マシニングセンタを中心に製造するほか、鋳物の製造拠点としても日本・米国の工場へ供給を行う。
 グランドオープンにあたり、現地時間10月18日に中国工作機械工業会王黎明(Wang Liming)副会長、天津経済技術開発区(TEDA)星(XU Hongxing)主任、Danfoss(Tianjin)Limited,Tianjin 思(Zhong Sizhao)取締役をはじめとし、同社取締役社長の森雅彦氏、DMG MORI SEIKI Akti
engesellschaft CEO Dr.Rudiger Kapitzaによってテープカットが行われた。
 式典において森社長は「地元政府との協力で若くて優秀な人材を採用できました。素晴らしい労働環境の中で人材育成に取り組みます。また、中国ではより高精度な工作機械が求められており、日本・ドイツ・中国の連携でお客様にすばらしい価値を提供します」と挨拶した。
 この天津工場は欧州・北米・日本・中国というDMG MORIで展開している世界四極体制を強化するものであり、この世界四極体制でロジスティクスコストの低減と納期短縮を図り、ユーザーによりよい製品とサービスを提供していく。
【天津工場の概要】
@所在地=中華人民共和国天津市天津経済技術開発区西区
A敷地面積=約90,000u
B建物面積=約22,000u(第一期)
C操業開始=2013年9月
D総投資額=約40億円(第一期)
E生産品目=NHC4000、NHC5000、鋳物の加工
F生産能力=100台/月 (第一期)
G従業員=200名(第一期)

天津工場で生産の高精度・高速
横形マシニングセンタNHCシリーズ
10月21日より中国で販売開始

 DMG森精機は、今年9月から稼働した中国、天津工場で生産する高精度・高速横形マシニングセンタNHCシリーズNHC4000およびNHC5000の販売を、中国にて10月21日より開始した。
 NHCシリーズは、高剛性と高速加工を実現し、同社天津工場にて初めて生産する横形マシニングセンタ。
 コラムはX軸ガイド面を段違いに配置した構造を採用し、主軸にはクラス最大となるφ80mmの大径ベアリングを採用することで重切削に必要な高い剛性を実現した。剛性を高めながらも移動体を軽量化することで、優れた加速度を実現している。外国為替及び外国貿易法などで定める直線軸の位置決め精度の規制に該当しない範囲で、最高クラスの精度を達成している。
 また、自動化システムにも柔軟に対応し、ユーザーの加工に合わせてパレットプールシステムやワーク搬送ロボットなどと組み合わせることで、ユーザーの生産性向上を実現する。
 加えて、最適な仕様をパッケージとして二タイプ用意しているので、オプションを選ぶ手間も省くことができる。

2013年11月17(日) 2509
第41回全国大会愛知大会
機械工具商業界の将来を考える
全機工連 全国より会員ら400名が参集

 全日本機械工具商連合会(全機工連、会長=田中康造氏・喜一工具取締役相談役)の第41回全国大会(愛知大会)が10月22日、名古屋マリオットアソシアホテルで「機械工具商業界の将来を考える」をテーマに開催された。全国の加盟団体から会員ら400名以上が参集し、ITを活用した流通形態の変化や製造業の海外移転による国内市場の縮小など直面する課題に対し、オフィス用品の通信販売「アスクル」の岩田彰一郎社長による基調講演や、若手経営者によるパネルディスカッションを通して、これからの機械工具商のあり方を考える意義深い大会となった。これと併せて、全機工連の野田道典相談役(愛知組合前理事長・ノダキ社長)、木村雄一参与(大阪組合前副理事長・カツヤマキカイ会長)の両氏が全機工連功労者として表彰された。次回の全国大会は3年後の2016年、東京組合が担当して行われる。
 今大会は、前回の大阪大会以来3年ぶりの開催となり、[第1部]大会式典と基調講演会、[第2部]パネルディスカッション、[第3部]懇親会の内容で進められた。
 大会式典は愛知組合の伊藤正人理事(伊藤信産業社長)の司会で進行され、愛知大会実行委員長の伊藤高潤愛知組合理事長(春日鋼機社長)が歓迎の挨拶で「現在、私ども機械工具業界の大きな問題として、二つ挙げられると思います。一つは、お客様である産業界の生産工場の海外進出。これからも多くなっていきます。もう一つは、残った国内。販売の方法が変化してきているのではないかということです。私ども機工商社は、大きなところを除いて、海外に出ていくことができません。国内に残っているお客様を相手に商売をしています。本日は、文具業界の先駆けとして通販に挑戦されました、アスクルの岩田社長を特別講演の講師にお迎えしています。岩田社長のご苦労話など様々なお話が皆様の参考になればと存じます。その後、中部地区の若手経営者を交えてパネルディスカッションをします。若い経営者がどのように考え、どのようにしているのかを聞くことができますので、期待していただければと思います」と述べた。
 田中全機工連会長は「前回、大阪でIT・電子商取引の問題が取り上げられ議論されました。3年経ってもほとんど変わっていないというのが現状です。市場が変化している問題、また我々の役割が変わってきているとの話もありました。そのような中、愛知大会ではパネルディスカッションで若い経営者の皆さんが、業界の将来を考えるということで色々と研究されたことを発表します。我々一人一人が、それを自分たちの問題として捉え、取り組む時ではないかと思います。我々の販売の仕組みを変えていかなければならない。ここにお集まりの問屋の皆さん、また直販店の皆さん、メーカーの皆さん、各業態によっていろいろな仕組みを持っておられる。しかしこれが一つの仕組みとして最終ユーザー様に本当に喜ばれるものになっていないというのが現状です。皆さんがもっと横の連携を取って、もっと深掘りをしながら話し合いをしなければならないと考えています。全機工連としましても、IT・情報委員会を立ち上げて進めてきました。現時点では我々もエンドユーザー様も、なかなか先が読めない。今こそ、我々が一つの方向性を持って臨んでいく時ではないかと感じています。今回の愛知大会はよい機会です。どうか皆様方、ここで入手された火種を各組合、各企業に持ち帰っていただき、そこでまた大きな火種として燃え上がらせていただければと存じます」と挨拶した。
 全機工連功労者表彰、来賓紹介に続いて、愛知県産業労働部商業流通課の今井等課長が大村秀章愛知県知事の祝辞を代読した。
 基調講演会では、岩田彰一郎アスクル社長が「社会の変化と流通の進化」と題して講演。同氏は、ライオン油脂(現ライオン)からオフィス家具・文具・事務用品メーカーのプラスに転職後、アスクル事業の開始にあたり1992年に同事業推進室室長に就任、97年アスクルの分社独立と同時に社長に就任した。
 中小文具店との共存共栄を組み込んだアスクルモデルは、21世紀の新しい文具流通の仕組みとして受け入れられ成長。岩田社長は、事業開始当初から20年間の取り組みや、直面する課題に対する新たな挑戦について語る中で、「常に危機感を持って、客と共に進化していきWin・Win・Winの関係を構築していく必要がある。その中で企業が発展していくには、人材育成が重要」と述べた。
 第二部パネルディスカッションは、中部ブロック(愛知・岐阜・三重・浜松)の若手経営者六名がパネリストとして参加し「機械工具商の将来を考える」をテーマに議論した。コーディネーターは林正人氏(愛知組合経営対策部長・広島商事社長)。
 eコマース(電子商取引)、機工商社の海外進出、国内での生き残りなどについて討議され、「我々はモノだけではなく付加価値を売る。付加価値の高い仕事をするには付加価値の高い人材が必要で、色々な意味で人が一番重要だ。また、必要なリスクを取りながら前に進んでいかないといけない」などの意見が出された。
 コーディネーターの林氏は、今年、百歳で亡くなった豊田英二トヨタ自動車最高顧問の「人間も企業も前を向いて歩けなくなったときが終わりである」という言葉を紹介し、「大きな問題を抱えているが、企業人として前を向いて歩いていきたい」と締めくくった。
 第3部懇親会は、野崎憲昭愛知組合理事(常磐精機社長)の司会進行、斎藤保男全機工連副会長(東京組合理事長・斉藤機工社長)の音頭で乾杯。次回の全国大会を3年後に東京で開催することを確認し、水谷隆彦愛知大会実行副委員長(愛知組合副理事長・ミズタニ機販社長)の中締めで終了した。

目標出品小間数300を目指す!
第30回管工機材・設備総合展
愛知県管工機材商協組 第1回実行委員会開催

 愛知県管工機材商業協同組合(理事長=小川信氏・山信社長)は、10月8日午後6時より東京第一ホテル錦「ブリランテの間」において、来年10月9日から11日に開催予定の第30回管工機材・設備総合展の「第1回実行委員会」(実行委員長=峰澤彰宏氏・峰澤鋼機社長)を開催。実行委員、組合三役、「愛青会」(同組合青年部)と30名が出席。展示会の概要説明と実行委員各部の役割内容、今後の日程など確認を行った。
 司会進行は実行副委員長の小川誉之氏(小川管商社長)が務め、会議に先立ち小川理事長は挨拶の中で「準備で最も重要かつ大変なのは出品者集めです。第30回は目標小間数を300小間としております。次に重要なのはPR。来場者を増やし、我々が取扱う商品を広く認知いただかねばなりません。愛管連や愛空衛を通じて各工事店へ展示会開催をPRしてきましたが、組合未加入者や組合が結成されていない業界もあります。そういった方々へは取引実績のある委員会の皆さんの宣伝努力が必要です。実行委員長、実行副委員長を中心に組合一丸となってぜひ成功させましょう」と呼びかけた。
 引き続き、峰澤実行委員長から「皆様には実行委員就任をお引き受けくださいました事、先ずは御礼申し上げます。私がこの会社、この人に、と思った方々に就任をお願いいたしました。頼りになる皆様方にお支えいただきながら、来年の展示会を成功に導いていきたいと思っております。一年間どうぞ宜しくお願い申し上げます」と挨拶があり、実施概要の説明に移った。コンセプトにある「つなぐ」は、今年50周年の節目を迎えた組合を、未来・次世代へつないでいく「世代をつなぐ」という意味と、管工機材商品と限定せず、来場する施工業者様に関係のある機械・工具など扱い範囲を広げ、ビジネスチャンスにつなげる「業界をつなぐ」という意味もあると説明。そして、こんな管工機材・設備がある、意外な会社が意外な商品を買う・扱っているなど新しい発見をする展示会という意味でタイトルは「新発見」としたと説明。
 目標出品小間数は300小間とするが、前回実績の130社・230小間(満小間)を大きく上回る数字であり、使用スペースは吹上ホールに加えて、第1ファッション展示場(2階)と第2ファッション展示場(3階)を増床する。
 また実行委員は平均年齢が45歳と若手登用を意識した構成とし、今回新たな試みとして抽選部は「愛青会」のメンバーで運営する事とした。実行委員各部長の自己紹介と部の担当業務の確認が行われ概要説明は終了。次回、実行委員集合は11月13日午後1時に東別院ホール(東別院会館3階)にて、同日午後3時よりメーカー各社を集めた出品説明会を開催する事が伝えられた。目標小間数達成には出品説明会に一社でも多くの新規メーカー出席が重要で、周囲への声掛けを徹底して欲しいと小川理事長から念押しがあり会議は終了。
 大藪淳一副理事長(大清社長)による乾杯の発声で食事会が開かれ小休止を挟み、同会場で懇親会も開かれた。植田副理事長(ウエダ社長)の乾杯で始まり、メンバー全員の自己紹介と実施に向けての活発な意見交換を経て交流が深まる中、倉地副理事長(倉地社長)の三本締めでお開きとなった。
【第30回管工機材・設備総合展概要】
▽テーマ=くらしと産業をつなぐ
▽コンセプト=つなぐ(継なぐ)
▽タイトル=新発見(discover)
▽開催日=平成26年10月9日10時〜17時
10月10日10時〜18時
10月11日10時〜16時
▽開催場所=名古屋市中小企業振興会館・吹上ホール(1階)・第1ファッション展示場(2階)・第2ファッション展示場(3階)
▽実行委員会=峰澤彰宏実行委員長、小川誉之実行副委員長、他計20名。
▽各部構成
 総務部(部長=成田幸隆氏・大成工機商会)、受付部(部長=大野直樹氏・大野管材)、会場部(部長=安井文康氏・錦興業)、抽選部(部長=竹内裕二氏・丸金商会)

ボウリング大会は12月8日に
愛鋲協 第5回定例理事会開催

 愛知鋲螺商協同組合(理事長=馬場將嘉氏・メイナン会長)は10月22日午後6時より名古屋市中村区のウインクあいちで平成25年度第5回定例理事会を開催した。
 理事8名が出席し、理事長挨拶の後、理事長が議長となって直ちに議案の審議に入った。
 第1号議案=事業部委員会に関する件は、花井理事(ハナイタイト社長)より9月度売上について報告された。
 10月29日開催の「六角ボルト・六角ナットのJIS改正案」の経緯とこれからの動向についてのセミナーには、当初の予定を上回る13社31名が聴講の申し込みをした(聴講者はその後さらに増え、最終的に14社33名になった)。講師は、日本ねじ研究協会の平戸氏(平戸製作所社長)。
 また、2014ねじ総合カタログの注文状況も併せて報告された。
 第2号議案=優良従業員の表彰(名古屋商工協同組合協会)については、馬場理事長から説明された。表彰式は10月23日午後2時より名古屋ガーデンパレスで開催される。馬場理事長は協会理事として出席。被表彰者10名全員と事業主(代理を含む)4名が出席予定と報告された。
 第3号議案=親善ボウリング大会の件は、担当の鈴木理事(エフシーテック社長)より、開催案内案を基に説明された。12月8日午前10時より星が丘ボウルで開催。ゲーム代などを確認後、開催案内を早急に発送することとした。
 第4号議案=業界実態調査については、組合員48社中30社から回答があり、回収した調査結果をねじ商連に伝えたことが事務局より報告された。
 第5号議案=その他報告事項は次の通り。
 @中央会・名市協年賀広告については、例年通り掲載することで全員了承した。
 A退会届が出ていた組合員が廃業したとの情報が入っているが、前期分の賦課金の入金状況を確認した上で、理事長が確認をとることになった。
 B11月19日開催の日本ねじ商連常任理事会に馬場理事長と阿部副理事長(織田商店社長)が出席する。内容については次回理事会で報告。
 C愛鋲協会報の表紙写真は、山田理事(山田螺子工業所社長)と事務局で相談して決める。
 D平成25年度収支予算・月別実績表について事務局より説明があった。
 次回理事会は11月25日、ウインクあいちで午後6時より開催予定。

名古屋静岡社員技術研修会開催
座学・構造実習と分かりやすく講義
ベン中部桃友会 特約店営業マン集う

 べン(社長=横沢好夫氏、本社=東京都大田区)と特約店の集いである中部桃友会(会長=伊藤捷三氏・ヌマカン会長)では、10月28日・29日の2日間、名古屋、静岡地区において「社員技術研修会」を開催。名古屋地区は、10月28日午後2時より名古屋市西区の名古屋逓信会館で開催。特約店の営業マン29名が参加した。
 研修会はベン名古屋営業所の青柳圭介所長が総合司会を務め進行。研修前に大藪淳一中部桃友会幹事(大清社長)から挨拶があり「ベンさんは非常に堅実で安定したお商売をされる我々にとっても頼もしいメーカーさんです。その実力の基となっているのは、今皆さんに配られている「製品開発改良提案書」です。これは皆様がユーザー様からいただく意見を反映し製品開発に活かすユニークな仕組みです。提案は常に募集しておりますので、皆様ぜひ提案書を利用してください」と呼びかけた。
 研修会では、ベン技術部広報課の阿部貴典氏から減圧弁についての講義・新製品紹介の座学と、減圧弁の構造実習が設けられた。構造実習では、参加者全員が減圧弁の分解・組立と、圧力調整、そして機械式緊急遮断弁の操作方法を体験するなど分かりやすい内容で行われた。
 研修後は場を移し、懇親会を実施。引き続き青柳所長が司会進行を務め開宴。ベン西日本営業部の木下崇執行役員から、日頃の拡販に対してのお礼と、積極的な製品開発改良提案書の提出が案内された。懇親会では忌憚のない意見交換が行われ、さらなる製販一体と、お互いの繁栄を誓った。
 翌29日には静岡地区において同様の研修会をホテルプリヴェ静岡ステーションで開催。特約店の営業マン25名が参加した。

恒例桃太郎神社参拝
ベン 東北復興、会社繁栄を祈願

 ベン(社長=横沢好夫氏)では、横沢社長と名古屋営業所の営業マンの合計5名で10月30日、愛知県犬山市にある桃太郎神社を参拝。東北の震災復興と会社の繁栄を祈願した。
 ベンの社章は桃をかたどっており、その由来は「いつか日本一の弁メーカーに成長するという誓いを立て、桃太郎にあやかった」というもの。そこで四年前、青柳圭介名古屋営業所長の発案により、名古屋営業所員の桃太郎神社参拝がきっかけで、毎年の恒例行事となった。この神社は桃の神様を祀っており、桃は災厄を祓い、繁栄、幸福をもたらすと言われていると宮司から説明がある中で「桃太郎にあやかるベンさんは、きっと桃の力で東北復興に貢献なさるでしょう。」と力強い言葉をかけた。同社は昭和25年岩手県で創業。同地に工場、福島県に技術センターがあり、共に被災。工場は復旧したが東北復興への想いは強い。
 名古屋営業所、静岡出張所では現在「桃太郎まつり」を開催しており、桃太郎電磁弁(桃太郎はベンの商品名)を拡販中だ。この日、桃太郎神社で祈祷を受けたベングッズは「桃太郎テスト」全問正解者にプレゼントされる。詳しい問合せ先はベン営業マンまで。

イチロー展示ルーム
「I―fain」を見学
愛機工熱田支部 恒例の見学会

 愛知県機械工具商業協同組合(理事長=伊藤高潤氏・春日鋼機社長)の熱田支部(支部長=滝澤有一氏・松本商店社長)は9月28日、恒例行事の見学会を開催した。
今回は、愛知県豊山町にある、ニューヨークヤンキース・イチロー選手の展示ルーム「I‐fain(アイ・ファイン)」を見学した。
 展示ルームには、イチロー(鈴木一朗氏)のプロ野球選手を夢見ていた少年時代から、高校、オリックス、そして大リーグで活躍している現在に至るまでのコレクションが展示公開されている。イチロー選手が実戦で使用するものと同じモデルのバットなどは実際に手に取ることもでき、参加者は興味深そうに館内を見て回っていた。
 支部員の佐藤光録氏(佐悦会長)がイチローの父親である鈴木宣之氏と長年取引先であった関係から今でも懇意にしており今回、佐藤氏の計らいで宣之氏との懇談も実現。昼食後展示ルームの裏にあるイチローの日本での住居も一部見せてもらうことができた。

TECH Biz EXPO2013
最新の加工技術を紹介
来場者数が昨年を上回る

 第3回次世代ものづくり基盤技術産業展「TECH Biz EXPO2013」(主催=名古屋国際見本市委員会)が10月9日から11日までの3日間、ポートメッセなごやにおいて開催された。「次世代自動車・航空機などに活かすものづくり」をテーマに203社・団体が261小間に出展。モビリティの軽量化・電動化・効率化技術に加え、今回は今後の市場拡大が見込まれるレーザ加工技術や、3Dプリンタなどの新しい加工技術にも焦点を当てた展示が行われ注目を集めた。期間中は前回展を上回る1万9,885人が来場した。
 開催初日の午前9時30分より開会式が行われ、冒頭、主催者を代表して新開輝夫名古屋市市民経済局長が河村たかし名古屋市長の挨拶を代読。
 その中で「昨今、新興国の台頭がありグローバル競争が激化する中で、次世代を担う新産業の創出と高付加価値の製品の開発を通じて、当地域の産業を更に活性化することが必要であると考えています。今年の展示会では『次世代自動車・航空機などに活かすものづくり』をテーマとした、モビリティの軽量化・電動化・効率化技術に加え、ものづくりの未来を変えるレーザ加工技術や、今注目を集めている3Dプリンタなどの新しい加工技術、関連技術の展示のほか、大学、研究機関の研究も紹介します。当地域の高い技術力を国内外に発信し、併せて情報収集の場として、また新たな技術への挑戦の場となる展示会にしていきたい。会場内では『日本のものづくりを考える3日間』ということで、130名を超える専門講師による講演会と各種専門セミナーを開催し幅広く国内外の最新かつ高度な技術情報を提供していくほか、主催企画としてレーザ加工機、3Dプリンタによる加工の実演、商談マッチング、個別技術相談も開催します。また『航空宇宙シンポジウム2013』も同時開催し、技術や情報の交流など相乗効果を期待しています」と見どころを紹介した。
 来賓祝辞では山本雅史経済産業省中部経済産業局長が「この中部地区はものづくりのメッカであり、それを支えているのが非常に高度な技術力。中部経済産業局では八ヶ岳構想として、次世代自動車、航空宇宙といった、次世代を担う新たな成長産業への取り組みを進めています。まさにTECH Bizでは、次世代のものづくり産業を支える先端的な技術が一堂に会しています。当地の企業の更なる技術の向上、新たな付加価値の創出に大いに役立つものと期待しています」と述べた。
 同時開催する航空宇宙シンポジウム2013の松岡隆実行委員長(中部航空宇宙産業技術センター専務理事)は「航空宇宙シンポジウムも7度目の開催となりました。近年のわが国の航空宇宙産業は、名古屋地域を中心に国産ジェット旅客機の開発・製造はじめ、H2Bロケットの生産と大きな変革の中にあります。当地域は航空宇宙産業の中心地域として国の国際戦略総合特区に指定され『アジアNo,1航空宇宙産業クラスター形成特区』のプロジェクトが推進されている。本シンポジウムは、航空宇宙産業に関する国内外の最新の動向や航空宇宙産業の最先端技術に関する情報交換、技術交流を行うとともに、多分野にわたる企業を対象として航空宇宙分野の新たなビジネスチャンスを創出し、航空宇宙の関連技術の発展に寄与することを目的に開催します」と紹介.このあと来賓と主催者によるテープカットで開幕した。
 「TECH Biz EXPO」は、名古屋市、愛知県、名古屋商工会議所などでつくる名古屋国際見本市委員会が、大学、研究機関及び各種団体等と連携し、高度な技術セミナーやカンファレンスを実施するとともに、テーマ展示を行う。
 今回、主催企画展示では最新の加工技術として「レーザ加工技術」と「3Dプリンタ」をテーマに取り上げ、レーザ加工技術では、金属加工において難切削材と言われる特殊金属への複雑な切削加工をエッジ部分はシャープに、またバリは数μm以下のレベルに仕上げる加工技術や、Ni/Auめっき、AuSn蒸着、部分めっき、パターンメタライズへの対応技術が紹介された。その他、接着剤を使わないでプラスチックと金属をレーザ照射により接合させる技術、レーザ対応集塵機などの関連製品も紹介された。
 3Dプリンタは、エントリーモデルのパーソナル3Dプリンタから精密な造形が持ち味のプロフェッショナル3Dプリンタまで幅広く出展されており、繊細なプラスチックパーツ、フィギュア、石膏型を用いた成形・鋳造事例が紹介された。
 3日間にわたって行われた29の講演会・セミナーをはじめ、学術研究技術シーズ発表会/個別技術相談会、次世代モビリティフォーラム、中部経済産業局サポインコーナー、出展社テクニカルワークショップなどの併催行事も盛況で、満席となるセミナーが多数あった。来場者に専門性を持った技術者や研究者が多いのもこの展示会の特徴、出展社同士の交流も盛んで積極的な情報収集、技術交流が行われた。

売上高・利益ともに過去最高
通期前年比12%売上増に上方修正
TOTO 2013年度第2四半期決算

 TOTO(社長=張本邦雄氏・本社=北九州市小倉北区)が10月31日に発表した2013年度第2四半期(4‐9月)連結決算は、4年連続の増収増益であり、売上高・利益ともに過去最高となった。売上高は、国内住設の伸長と海外住設(米国・アジア諸国)の回復基調、そして新領域事業の大幅な伸長があり前年比12%増の2,473億円となった。
国内住設事業、想定以上の伸張 
 国内住設事業(リモデル・新築)は低金利や所得環境、消費者心理改善の中、販売戦略、新商品効果などにより9%増収となった。商品別業績では、レストルーム関連6%増、バス・キッチン関連10%増、その他13%増ですべての商品で増収となった。同社は消費税増税に伴う駆け込み需要の影響を約12億円程受けたと見積もっている。海外住設事業では、中国は不動産抑制政策の市況への影響が続いているものの、米国の市況回復、アジア諸国の生産性改善で30%増収となった。新領域事業であるセラミック事業は半導体市場の回復や光通信市場の活況などを背景に大幅伸長となった。純利益は、前年比4.5倍の183億円となった。増益要因は売上高の増加に加え、平成21年にスタートした長期経営計画「Vプラン2017」と「中期経営計画」に基づいた、全社横断型のコスト削減の取り組み(原材料一括仕入、設備内製化、競合他社相乗りの配送など)での経費圧縮効果も大きい。
通期売上を12%上方修正
 予想を大幅に上回る好調での推移を受け、通期計画は上方修正となった。国内住設売上前年対比9%増、海外住設事業売上22%増、新領域事業売上31%増とし、通期売上を5.335億円(前年対比12%増)、営業利益を390億円(同67%増)、経常利益409億円(57%増)純利益は前年対比2.2倍の370億円とした。いずれも13年度は売上高、利益ともに過去最高を見込んでおり、14年度までの中期計画を前倒しで達成する見通しだ。

中部みらい会下期方針発表会
会員ら80余名が出席
橋本総業 「三つのフル」を基に成長戦略示す

 中部みらい会(橋本総業と販売店、メーカーの集い)は10月24日午後4時より、名古屋市東区のメルパルク名古屋において「平成25年度下期方針発表会」を開催。中部みらい会の会員、賛助会員ら80余名が出席した。
 はじめに正会員代表で丸金商会の竹内裕二社長の挨拶で「アベノミクス効果で好景気と言う話で、確かに(取引の)量・数は増えてきた様ですが、内容は低単価であり、果たして本当に景気が良いと言えるのか首を傾げております。価格競争でお互いの首を絞め合う様になっていますが、橋本総業さんを中心に、我々皆が共存共栄できる様になればと思っております」と述べた。
 引き続き、賛助会員代表でTOTOの本間健司執行役員中部支社長は、「先日大手住宅会社の会合で各社9月単月数字が過去最高を記録し、最低でも160%増、最高で200%受注増だったという話です。今後の課題はモノを切らさない、施工を止めない事。来年3月までしっかり納材し、皆様の商売の足を引っ張らないように努めます。一方反動で、来年4月以降新築着工受注数は恐らく15%から20%程度下がると思われます。その対策としてリフォーム事業があります。リフォームは働きかければ需要創造ができる事業と考えます。「低炭素社会の実現」「高齢者需要に対する取組」という2つのテーマに沿い、皆様方が中心となって、橋本総業様と私どもメーカーで協力しながらリフォーム需要を仕掛けていけると思っております」と述べた。
 そして橋本総業の橋本政昭社長から「国内外の情勢・分析」、「今後取り組むべきテーマ」、「基本理念・中期、今期の取組みとトピックス」について説明があった。
 その中で中・下期の取組みについて、前年度より掲げている成長テーマ「3つのフル」に沿い説明。県別営業体制で全国需要に「フルカバー」で対応するべく、4月に沖縄、岐阜、7月に京滋、10月に山陰そして今後広島に営業所を開設し、全国がカバーできると発表。また商品を何でも扱う「フルライン」体制として、現在の仕入先メーカー450社に限定せず、部材・消耗品、そして今年中に新たに工具・填材も扱うと述べた。また納入・施工・加工を強化し「フル機能」を目指すとした。みらい活動の展開として、「みらい会」は地方銀行も加入してもらい、更なる充実拡大と業界最大のネットワーク作りを図る。「みらい市」は今後、ショウルーム商談会、WEBを強化。そして「OPS」(オンライン・パートナー・システム)を活用し、会員間の情報発信・共有の迅速化を図るとした。また、空調設備等の販売・施工会社の若松物産を子会社化した経緯が説明された。
 続いて橋本総業桜庭浩常務取締役商品グループ長から、上期は対前年比109%で終了の見通しである事、下期は前述の「OPS」などシステムを活用し受発注速度を上げ、施工・加工力の強化、メーカーのショウルーム展示会を開催するなどで個別散在需要を刈取り予算対比110%達成を目指すと述べた。
 引き続き宇佐見徳秋取締役中部エリア長から、中部支店は前年対比105%、岐阜支店は119%達成で上期を終了予定との報告と中部エリアの下期取り組みが発表された。その後、大倉明久中部支店長と加藤浩太郎岐阜支店長から各支店の下期活動方針が発表された。
 最後に各分野別代表メーカー25社から重点商品が発表され方針発表会は終了した。
 この後、別室にて懇親会が催され、ウエダの植田慎一郎社長による乾杯の音頭で開宴。橋本総業社員と正会員、賛助会員らが歓談し、宇佐見中部エリア長の謝辞、キッツの小原克尋中部支社長の中締めで散会した。

売上高前年同期比0.7%増に
通期予想7500億円は据え置き
岡谷鋼機 平成26年2月期第2四半期決算

 岡谷鋼機(社長=岡谷篤一氏、本社=名古屋市中区)は9月30日、平成26年2月期第2四半期決算発表を行った。
 発表によると、第2四半期連結累計期間(平成25年3月1日〜8月31日)における売上高は、3,579億2,700万円となり、前年同期比0.7%の増収となった。
 損益については、売上総利益が238億7,800万円(前年同期比3.5%増)、営業利益が66億200万円(同6.5%増)、経常利益が79億5,500万円(同8.0%増)となり、第2四半期純利益は48億5,100万円(同4.6%増)となった。
 事業部門毎に見ると、鉄鋼部門は、製造業関連で自動車向けは堅調に推移したが、建設機械・産業機械向けが伸び悩んだ。土木・建築・内需関連は回復の兆しが見られるものの、全体としては引き続き伸び悩んだ。輸出は東南アジア、中国、台湾向けが順調に推移した。これにより部門全体の売上高は1,492億6,600万円(前年同期比0.7%増)となった。
 情報・電機部門は、非鉄金属分野では、海外向け電子部材が好調に推移、原材料は需要低迷により減少した。エレクトロニクス分野では、電子部品及び半導体は堅調だったが、自動車向けは価格下落により売上が減少した。これにより部門全体の売上高は746億6,000万円(同1.0%減)となった。
 産業資材部門は、メカトロ分野、化成品分野ともに、国内外で堅調な生産を続ける自動車向けに部品・工具、樹脂原料が順調に推移。また、メカトロ分野では引き続き海外向けを中心に設備機械も順調で、これにより部門全体の売上高は1,040億9,500万円(同2.5%増)となった。
 生活産業部門は、配管住設分野では、ユーザー向けは堅調だったが、全般的には低調であった。建設分野では分譲マンション、建築工事案件ともに減少。食品分野では加工食品の輸入が増加した。これにより部門全体の売上高は299億600万円(同1.0%減)となった。
 第2四半期連結会計期間末における総資産は3,880億4,300万円となり、前連結会計年度末に比べて255億5,900万円増加。負債は2,621億2,900万円となり、98億9,100万円増加した。これらは主に期末日休日の影響に伴う売上債権、仕入債務の増加によるもの。純資産は1,259億1,400万円となり、主にその他有価証券評価差額金の増加により156億6,700万円増加した。
 平成26年2月期の連結業績予想については、業績が概ね計画通りに推移しているとして、前回の予想数値を据え置いている。売上高7,500億円(前期比8.4%増)、営業利益140億円(同22.8%増)、経常利益150億円(同11.9%増)、当期純利益90億円(同3.1%増)。
 決算報告と併せて、単元株式数の変更および株式併合の発表もあり、単元株式数を現在の500株から100株に変更、株式併合については5株を1株に併合すると説明された。時期は、平成26年5月下旬開催予定の同社第78回定時株主総会での決定をもって、同年9月1日を予定。

元衆議院議長河野洋平氏を講師に招き
第29回大嶽北沢會開催
2013年度決算報告に販売店36社集う

 大嶽北沢會(管工機材商社オータケ並びに主要販売店とバルブメーカーキッツの集い)の第29回総会が10月22日午後3時30分より名古屋市中区の名古屋観光ホテルで開催され、販売店36社が出席。オータケ、キッツ両社の現況や今後の見通しについて報告がなされた。総会終了後は、元衆議院議長河野洋平氏を講師に迎え講演会が行われた。
 総会はオータケ滝澤昇一名古屋支店長の司会で進められ、先ずオータケ吉川富雄社長から同社の第61期(平成24年6月1日〜25年5月31日)と、今期62期第1四半期(平成25年6月1日〜8月31日)の決算概要が報告された。
 ひき続き、キッツ堀田康之社長からも同社の2013年度第1四半期の決算概要が報告され総会は終了した。
 総会後は河野洋平氏による『昨今の政治・外交について思うこと』と題した講演が開かれ、対中政策の過去から現在に至る外交上の歩みと、日本国内の政治、経済の現状に対する河野氏の意見が話された。
 講演後は会場を移し懇親会が開かれ、司会をキッツの小原克尋中部支社長が務め、同社の栗原等取締役営業本部長による乾杯の発声で開宴。活発な意見交換で大いに盛り上がる中、オータケの村井善幸常務取締役営業本部長による中締めでおひらきとなった。
 翌日は、有志による親睦ゴルフコンペが藤岡カントリークラブ(愛知県豊田市)で行われ23名が参加。北村憲正氏(龍玉精工)がネット72.4で見事優勝した。上位入賞者は次の通り
▽優勝=北村憲正氏(龍玉精工)N72.4、H3.6
▽準優勝=辻亮一氏(辻さく)N73.6、H14.4
▽第3位=伊藤捷三氏(ヌマカン)N74.6、H14.4
▽ベストグロス=北村憲正氏76

74名が熱戦を繰り広げる
春日井勇哉氏(ダイドー)優勝
名古屋伝動機商組合 第12回組合ボウリング大会

 名古屋伝動機商組合(理事長=椿井基男氏・椿井精工社長)は10月11日午後7時より名古屋市中区のスポルト名古屋にて「第12回組合ボウリング大会」を開催、組合員とその従業員ら74名が参加し親睦を図った。
 冒頭、椿井理事長が、日頃の組合活動への支援協力に対するお礼を述べた後、「第12回組合ボウリング大会にご参加いただき誠にありがとうございます。私どもの業界は大変厳しい状況が続いておりますが、皆様の若いパワーを活かして各会社を盛り上げていっていただきたいと存じます。本日は優勝を目指して頑張ってください」と挨拶。椿井理事長の始球式でスタートした。
 2ゲームの熱戦の末、春日井勇哉氏(ダイドー)が365ピンで総合優勝、女性の部では杉野仁美さん(太田廣)が優勝した。
 ゲーム終了後は、一階のイタリアンレストランに移動して懇親食事会が開かれ、成績発表と各賞の贈呈が行われた。
 ボウリング大会の担当でもある服部理事(服部専務)のお礼の挨拶で終了した。
 上位入賞者は次の通り(敬称略)。
 【総合の部】
▽優勝=春日井勇哉(ダイドー)365ピン
▽2位=鬼頭祐(服部) 360ピン
▽3位=岩井勇樹(日伝)357ピン
▽4位=杉野仁美(太田廣)338ピン
▽5位=清水麻衣花(太田廣)329ピン
▽ハイゲーム=春日井勇哉(ダイドー)197ピン
 【女性の部】
▽優勝=杉野仁美(太田廣)338ピン
▽2位=清水麻衣花(太田廣)329ピン
▽3位=山口文菜(大矢伝動精機)327ピン

管理職の役割,昇格等で意見交換
名機工同友会 9月例会を開催

 名機工同友会(会長=田中知之氏・ミユキ商會社長)は9月25日午後6時30分より名古屋市中区の東京第一ホテル錦において「9月例会」を開催した。
 各部報告に続いて、@管理職の「役割」A役職の「昇格」「降格」B消費税増税前「駆け込み需要」について意見交換した。主な内容は次の通り。
 @管理職の「役割」について
 基本的に中小企業での管理職というのは、名ばかり管理職が多い。従来から年功序列で役職を決めているケースが多々あり、更には管理職といっても多くの担当を抱え、本来なら部下を指導しなければならないが、これも自分の営業が優先順位で先行してしまうためにままならないのが実情である。右肩上がりの成長経済の中では良かったが、現在の厳しい市場の中で生き残っていくには、社長の考えを全社にスムーズに浸透させていくことが必要で、管理能力が求められる。適材適所に配置を考えているが、中小企業ではなかなか難しいところもある。
 小規模の企業では社員全員に目が行き届くので、社長を中心に意見交換を行い、社員の思いも聞き取り社長の意思を伝えて行くようにしている、との意見があった。
 A役職の「昇格」「降格」について
 年功序列型で昇格していくことが多かった。一度昇格させると余程のことがない限り、降格させることはない。
 昇格の目安としては、入社3年から5年で自分のことがしっかりできるようになれば主任へ昇格。更に他の社員のこともサポートできるようになってくれば係長に、課全体を把握し状況判断ができるようになれば課長へとなる。その後は適正を見ながら課長から部長へと昇格させる。役職定年もあり、50才以降は1年毎に見直している、と現状が語られた。
 B消費税増税前「駆け込み需要」について
 現状から考えると、なかなか見込めないというのが現実だ。
 ある程度の規模のユーザーは不要な在庫を持たないという傾向にある。アベノミクス効果がなかなか実感できないために先行きが不透明で駆け込み需要は考えにくい。
 こうした意見の一方で、年明けになり、年度末とあわせて一部では期待できるのではないか、という話もあった。
     *
 今回が会員として最後の参加となる新栄商會の加藤専務に対して、他の会員からそれぞれの思い出を語る言葉が贈られた。
 加藤氏はお礼の挨拶で「基本的に会社の内部を見るため現行より社外に出る機会は少なくなるが、会社を退社するわけではないので本社のほうへもお立ち寄りください」と話した。

平成25年度超硬工具協会賞決まる
 超硬工具協会(理事長=増田照彦氏・三菱マテリアル)はこのほど、平成25年度超硬工具協会賞の受賞者を発表した。同賞は同協会創立30周年を記念して設けられた表彰制度に基づき毎年実施されており、今回で通算36回目。今年度は業界功労賞2名、技術功績賞19件、作業・事務・生産技術等の改善賞6件の受賞が決まった。
業界功労賞(2名)
■生悦住 望氏(ダイジェット工業)
 昭和9年7月16日生まれ、満79歳。
 昭和58年6月〜平成25年6月(30年間)協会代表者。
■吉田 省三氏(日本タングステン)
 昭和18年4月20日生まれ、満70歳。
 平成15年6月〜平成22年6月(7年間)協会代表者。
技術功績賞(19件)
社名五十音順
■高機能ショルダーカッタ「MFWN型」の開発(京セラ)
 MFWN型は、様々な加工に対応できる高機能ショルダーカッタである。ショルダーカッタに求められる性能は、一つのカッタで肩加工、面加工、溝加工、バーチカル加工と様々な加工に対応できる「多様性」である。同時に、一つのカッタで荒加工から仕上げ加工まで対応できることが求められており、優れた耐欠損性、低抵抗、良好な面品位を兼ね備えたカッタが求められている。MFWN型は、これら課題を解決するために開発された製品である。
■極小内径加工用工具「EZバー」の開発(京セラ)
 本開発は従来の極小内径加工用工具において問題であったチップ交換時の段取り時間の削減と、精密加工における加工寸法バラツキの抑制を目的とした。本開発品は、従来の棒状チップの後端部に独自の傾斜面を設けていること、また、スリーブに複数の位置決めピン挿入部を設けていることが特徴である。
軟質材用超硬合金PDMの開発(サンアロイ工業)
 本製品は、アルミ、銅等の軟質材料やステンレス等の加工において、耐焼き付き用途の改善を目的とし、低摩擦化を実現した超硬合金である。即ち、鍛造や打ち抜き加工時に生ずる摩擦熱を抑制させることで、超硬合金の結合金属とアルミや銅との焼き付きが改善され、耐摩耗性に優れた材料開発が実現できた。また、超硬金型に作用する加工負荷が軽減することで、耐摩耗性と二律背反の関係にある耐チッピング性にも優れており、各種用途で工具寿命の改善に効果が得られている。
■スミダイヤバインダレスエンドミルの開発(住友電工ハードメタル)
 電子機器部品用等の金型では超硬合金のように高硬度で、かつ高精度なものが求められるようになっている。しかし同加工に必要な耐欠損性、耐摩耗性、刃立ち性を十分に兼ね備えた工具材料は未だ無い。当社ではこのようなニーズに応えるために、ナノ多結晶ダイヤモンド工具「スミダイヤバインダレスエンドミル」を開発した。
■正面フライス工具スミデュアルミルDGC型の開発(住友電工ハードメタル)
 本製品は両面使いのネガチップを採用した正面フライスカッタであり、刃先強度を確保しながら、切刃形状の最適化により低抵抗の切削加工が可能である。また、8コーナ用と16コーナ用の異なる形状のチップを同一ボディに取り付けることができる。更に、ワーク端面の強固なバリ発生を抑制する専用チップも開発した。
■鋼旋削用コーテッドサーメットT1500Zの開発(住友電工ハードメタル)         自動車分野等における加工の高能率・高精度化に伴い、仕上げ加工では高負荷条件下での加工面の品質維持による長寿命化が求められている。これに対応するため、優れた耐溶着性と耐摩耗性を有する業界初の超潤滑PVDコーティング『ブリリアントコート』と、同コートを適用したコーテッドサーメットT1500Zを開発した。
■『耐熱合金用ワンカットラジアスエンドミル』の開発(ダイジェット工業)
 本開発は航空機業界を主体とする耐熱合金加工において、びびりの改善を狙った不等分割不等リードラジアスエンドミルである。本製品はびびり抑制を目的として、外周切刃を不等分割不等リードにし、尚且つコーナR部も不等リードギャッシュとすることにより、コーナR部で加工する際でもびびりを低減できるように改良した点に特徴がある。加えて外周切刃すくい角およびコーナRをポジとすることで切れ味がよく溶着を低減することができる。
■ステンレス旋削用CVD工具「T6100シリーズ」の開発(タンガロイ)
 難削材のステンレスを加工した場合、被削材の溶着から工具すくい面の被膜剥離・破壊が生じ損傷が進行する。安定した寿命で加工するために、この被膜破壊・剥離を抑制する技術を確立した。具体的には元素拡散によって、母材/被膜間の密着性を改良(スクラッチ試験で従来被膜より130%性能UP)した。
■8コーナ高送りカッタDoFeedQuadの開発(タンガロイ)
 「DoFeedQuad」は、超高能率で優れた経済性を発揮する次世代高送りカッタである。これまで以上の高能率化には、高負荷時の刃先の挙動を抑制すること、低抵抗で強靭な切れ刃であることが求められ、経済性の観点では、コーナ数が多く、シンプルな設計が望ましい。「DoFeedQuad」は、これらの課題を解決した。
■内径加工用DoMiniTurn/Bore Lineの開発(タンガロイ)
『DoMiniTurn/Bore Line』は、ポジとネガの逃げ面を持つ独自のインサート形状により、従来片面ポジタイプインサートが使用されている小径内径加工領域において、両面化によるコーナ数の倍増で経済性を高め、かつ、ラジアルレーキの低減により、大きな切りくずポケットと低抵抗化を実現し、ポジインサートと同等の切削性能を可能とした。
高経済性6コーナドリルTungSix-Drillの開発(タンガロイ)
 インサート交換式ドリルを使用する際の利点は、被削材に合わせたインサートを選択できること、再研削が不要で容易に使用できることなどである。本開発では、これらの利点に加え、従来の4コーナ使用の製品に対する経済的な利点を伸ばすことを狙い、世界初の6コーナ使用可能なインサート交換式ドリルを開発した。
■鋼加工用コーティング材種「DM4」の開発(日本特殊陶業)
 被削材の難削化により従来材種では「高速加工」や「長寿命化」への対応が困難になりつつある。特に溝入れや突っ切り加工では、「耐酸化性」「耐摩耗性」「耐溶着性」「耐密着性」が要求されこれらを同時に満たすことは困難であった。本開発では結晶格子の歪抑制による膜内及び膜界面の残留応力の緩和技術、及び固体潤滑技術で、「耐酸化性」「耐摩耗性」だけでなく「耐溶着性」「耐密着性」の向上を目的に開発した。
■WC-FeAl系超硬合金の開発(ノトアロイ)
 熱間鍛造金型用材料として、超硬合金はCoの軟化のため使用することが難しく、さらなる難加工材料への対応やニアネットシェイプに対応するためには既存の材料では限界である。そこでCoの代替として、硬さが高く、耐酸化性に優れるFeAl金属間化合物を結合相に用いた、WC-FeAl系超硬合金を開発した。
■多機能正面フライスの開発(日立ツール)
 面削加工は最も一般的な加工であり、使用する機械、ワーク、工具形状も多岐にわたる。従来は工具管理工数の増加を避けて汎用的な工具を選択する場合が多く、加工能率を犠牲にしていた。本製品は従来品では二者択一であった汎用性と加工能率を両立できるよう改良した点に特徴がある。
■高硬度鋼用高能率多刃ボールエンドミルの開発(日立ツール)
 本製品は、今後更に需要の増加が見込まれる高硬度鋼を高能率に直彫り加工することを狙ったものである。加工能率向上を実現するための多刃化において生じるボールエンドミル特有の先端部の技術的課題≠解決した点、および最新のCAD/CAMに搭載されるツールパスを有効に活用できる形状に設計した点に特徴がある。
■フジロイ摩擦攪拌加工用ツールの開発(冨士ダイス)
 摩擦攪拌接合(FSW-Friction Stir Welding)で用いられる摩擦攪拌加工用ツールは、アルミニウムまたはアルミニウム合金についてはSKD製が長寿命で問題なく使用されていますが、鉄または鉄合金、特にステンレスについては、SKD製では直ぐ摩耗するため、より長寿命の材料が求められています。
■Rドリルの開発(マコトロイ工業)
 本製品は、航空機等で使用されている炭素繊維強化プラスチック(CFRP)の穴明け時に発生しやすいデラミネーション(層間剥離)の抑制、高能率、長寿命を狙ったものである。ダイヤモンドコーティングにより耐摩耗性に優れると共に、切刃エッジ部の摩耗に伴う切削性能の低下が抑えられ、より多くの加工にわたり切削性能が維持できる点に特徴がある。
■鋼旋削加工用CVD材種MC6025の開発(三菱マテリアル)
 従来、鋼部品の加工においては切刃領域に生じる疲労亀裂を起点としてチッピング損傷が発生しやすいという課題があった。本製品の開発においては疲労亀裂の発生箇所および発生形態に着目し、超硬合金母材の改良およびCVD被膜の結晶方位制御により、疲労亀裂起因によるチッピングを防止するとともに、高耐摩耗コーティングの適用により、従来製品と比べて安定した長寿命化を実現した。
■スマートミラクルエンドミルの開発(三菱マテリアル)
 本製品は「Ti合金やステンレス鋼などの難削材の高能率加工」を目的として開発したエンドミルである。前述の難削材は、「熱伝導性が低く、加工硬化しやすい」という材料特性から、これまで高能率に加工することができなかった。今回、新たに開発した「スマートミラクルコーティング」に平滑化表面処理技術を適用することで、切削抵抗や切りくずの溶着を抑え、高能率かつ長寿命な加工を実現した。
作業・事務・生産技術等の改善賞(6件)
■WC粉末出荷用ドラム缶のリユース化(アライドタングステン)
■展示工具運搬システムの構築(ダイジェット工業)
■焼結炉・CVD炉の自動停止および連絡手段の確保(タンガロイ)
■海外向け梱包業務の効率化(富士精工)
■特殊軸の生産性向上(富士精工)
■産業廃棄物のゼロエミッションの達成(三菱マテリアル)

第73回愛機工親善野球大会
東陽(Aゾーン)とサカエ(Bゾーン)が優勝

 愛知県機械工具商業協同組合(理事長=伊藤高潤氏・春日鋼機社長)の第73回親善野球大会決勝戦が9月21日、江南市民球場と草井球場で行われた。Aゾーン決勝は東陽対石原商事、Bゾーン決勝はノダキ対サカエ。
 Aゾーン〔江南市民球場・午前9時30分開始〕は、東陽が1回裏に2点を先制。その後試合は膠着状態となったが、5回裏に東陽が3点を追加しリードを広げた。石原商事も6回表に1点を返したが、その裏東陽が一挙に8点を追加。石原商事の反撃を2点に抑えて、東陽が昨年のBゾーン優勝の石原商事を13対3で破り優勝した。
 Bゾーン〔草井球場・午前8時30分開始〕は、ノダキが1回表に1点を先取したが、サカエが4回裏に3点を取り逆転。更に5回3点、6回にも2点を追加してリードを広げ、ノダキの反撃をゼロに抑えて8対1でサカエが優勝した。
 試合終了後は、江南市民球場において野崎福利厚生部副部長(常磐精機社長)の司会進行で表彰式が行われ、長村福利厚生部長(長村商店社長)が「第73回愛機工組合親善野球大会の決勝戦、早朝よりお疲れ様でした。また運営に関して審判団、組合青年部の方々、事務局並びに報道の方々には、お手伝い、ご協力誠にありがとうございます。今年は桜が満開の四月六日に開幕しまして、本当に順調に約半年で今日の決勝戦を迎えることができました。世間では猛暑や大雨がありましたが、選手、ご協力者のお蔭で無事に決勝戦を迎えることができましたことは、本当にうれしい限りです。トーナメントという方式上、優勝、準優勝という差は出てしまいますが、優勝されたチームの皆さんには次年度さらにその次と連覇を目指していただき、惜しくも敗れた準優勝の方々には来年の優勝を目指していただきたい。次回74回大会の準備も頑張ってしますので、ご参加の程よろしくお願いいたします。審判団、青年部の皆様にも変わらぬご支援をお願いいたします」と挨拶。
 優勝・準優勝チームに、愛知県知事賞、名古屋市長賞はじめ各賞が授与された。
 個人賞は次の皆さん。【Aゾーン】
▽MVP=鳥居投手(東陽)
▽打撃賞=薮田選手(東陽)
▽敢闘賞=高津戸選手(石原商事)
【Bゾーン】
▽MVP=酒井選手(サカエ)
▽打撃賞=吉村選手(サカエ)
▽敢闘賞=川内選手(ノダキ)

ノダキが準優勝祝賀会
来期に向け決意新たに

 第73回愛機工組合親善野球大会でBゾーン準優勝の成績を収めた、ノダキ(社長=野田道典氏、本社=名古屋市西区)は9月28日午後6時30分より、本社近くのMODERN和食KABUTOにて祝勝会を開いた。大会で活躍した野球部員をはじめ、野田社長、応援した社員らが参加した。
 キャプテンの音頭で乾杯し、今大会を振り返るなかで、部員一人一人からは来期に向けた決意が語られた。