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2013年(平成25年)12月
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2013年12月1(日) 2510
目標を上回る9万3千人超え
メカトロテックジャパン2013
熱気に満ちた4日間、成功裡に終了

 今年国内最大級の工作機械見本市「メカトロテックジャパン2013」(主催=ニュースダイジェスト社、共催=愛知県機械工具商業協同組合)が10月23日から26日までの4日間、名古屋市港区のポートメッセなごやで催され、目標の8万人を大きく上回る9万3,741人が来場し成功裡に終了した。会期中に2つの台風の接近が予想され一部内容が変更されるハプニングもあったが、景気回復への期待が高まるなか新たなビジネスチャンスを求めて初日から大勢の来場者が詰めかけ、最終日には開場の一時間前から入口に長蛇の列ができる盛況ぶりだった。
過去最多464社・団体が
1747小間に出展

 初日の午前9時半から行われた開会式では、主催者を代表してニュースダイジェスト社の岩波社長が「14回目を迎えましたメカトロテックジャパンは、464社・1,747小間で開催されることとなりました。464社という出展者数は過去最大です。しかも、そのうち約4分の1の124社は初めての出展であります。これも、これまでの出展者、来場者の方々の評価のお蔭です。心から御礼申し上げます。自動車、航空機、工作機械など重要産業が集積するこの中部地区をバックヤードとして、メカトロテックジャパンは育ってまいりました。主催者による企画展示も盛りだくさんです。その成果をご確認ください。工作機械を中心とした、製造業の経済指標がどんどん好転しています。製造業にも活気が戻ってきたと言われています。成長戦略の第3の矢、そして7年後には東京でオリンピックが開催されます。この流れを勢いづけるためにも今日から4日間、世界に向けた最高技術、日本の底力をいかんなく発信していただきたいと思います」と挨拶。
 共催者を代表して愛知県機械工具商業協同組合の伊藤理事長(春日鋼機社長)が「昨日、私どもの全日本機械工具商連合会の全国大会であります『愛知大会』が名古屋で開催されました。本日、ご臨席の方々にも多数ご出席いただき誠にありがとうございました。我々は出展者のお客様を集めるということに尽力してまいりました。今展示会が盛大になりますことを祈念いたします」と挨拶した。
 来賓を代表して、経済産業省製造産業局産業機械課の須藤課長より祝辞があり、その中で同氏は「今年のメカトロテックジャパンは色々な工夫がされておりワクワクいたします。ワクワクしなければいけないのは日本経済の未来でありまして、こちらの方は経済産業省が全力で皆様を応援してまいります」と述べた。
 続いて日本工作機械工業会の花木会長が「ユーザーの皆様の生産性向上に役立てるように、最新の技術、最新鋭の工作機械を出展しています。日本の工作機械業界は、1982年から27年間、世界最大の工作機械生産国としておりましたが、そこに中国という巨大な市場、巨大な業界が登場し、2009年よりその地位を中国に明け渡しました。しかしながら、高精度・高能率の高級機種においては、日本がダントツであります。世界のものづくりを日本の工作機械が大きく支えています。ものづくりに対してさらに貢献していこうとしています。この展示会におきましても、各社とも最新鋭の技術、製品をご披露されます。この活力あふれる姿をご来場の皆様にご覧いただけたら幸いです」と挨拶した。
 出展者を代表して挨拶に立った東芝機械の飯村社長は「過去最大の四百六十四社の出展があり、その中でも600点以上の新製品が出展されると伺っています。中部経済域の力強い次への推進力とものづくりに対する意気込みを強く感じます。本展示会では、現在日本に求められている需要創造型のイノベーションを起こすべく、最先端の工作機械、関連機器、加工技術を一堂に展示し、労働生産性の向上と高付加価値の生産に対する提案と情報発信をしてまいります。展示会のテーマ『世界を支える最高技術、これが日本の底力』を具体的にお客様、関連企業様の成長と発展につなげるべく、私たち出展者はこの四日間、ベストを尽くしていきたいと考えています。日本の経済は回復基調にあると感じており、絶好の時期に開催されますメカトロテックジャパン2013がさらなる起爆剤となり、産業界の活性化に加速をかけていただくことを強く祈念いたします」と述べた。
 来賓、主催者、共催者らによるテープカットで展示会が開幕。ポートメッセなごやの1号館から3号館に配置された工作機械や切削工具、関連機器の出展ブースはたちまち人で埋まった。
 1号館コンセプトゾーンの企画展示は「日本の技術を医療で活かせ!」をテーマに医療とものづくりの接点を追求した加工実演ゾーンが設けられ、@手持ちの複合加工機を活かすA挑戦!新工法【磁気研磨】B3D造形機で広がる可能性と題して行われた実演はいずれも来場者の関心を集め、多くの人が熱心に見入っていた。
 自動車、航空機、医療をテーマに連日行われたセミナーも事前登録で満席となり、キャンセル席を求める長い列ができた。急遽、椅子を追加して対応したが追いつかず、立ち見をする人の姿も見られた。

Eコマース・製造業の海外移転等
機工商社の将来 について 意見交換
機械工具商全国青年部交流会開催

 「機械工具商全国青年部交流会」が10月25日、愛知県機械工具商業協同組合(理事長=伊藤高潤氏・春日鋼機社長)の青年部(部長=森庸一氏・森哲社長)がホスト役を務めてJR名古屋駅太閤通口の名鉄ニューグランドホテルで開催され、全国5団体の若手経営者60名が一堂に会し、講演会、パネルディスカッション、懇親会を通して交流した。
 交流会に参加したのは川口機械工具商業協同組合青年部、東京都機械工具商業協同組合青年部会、遠州機工会青年部、愛知県機械工具商業協同組合青年部、大阪機械工具商青年会の5団体。
 愛機工組合青年部の時津統括幹事長(新栄商會社長)の司会で午後3時に始まり、冒頭、森部長が「台風が懸念されましたが、皆様の心掛けのお蔭で接近は避けられました。本日ここに、青年部の全国交流会が開催され、嬉しく思っています。総勢60名の皆さんが参加されます。長丁場となりますが、是非この機会を有意義な場にしていただきたい」と挨拶。
 来賓の伊藤愛機工組合理事長は祝辞で「3日前に全機工連の全国大会を愛知で開催しました。また現在、私どもが共催するメカトロテックジャパン2013が行われており、多くの人が来場されています。今回講演される林社長には、全国大会でパネルディスカッションのコーディネーターをお願いしました。その内容に沿った講演になるのではと思っています。その後、『機工商社の将来を展望する』をテーマにパネルディスカッションとなりますが、変化に対応できることが一番重要だと言われています。どんなパネルディスカッションになるか期待をしています」と述べた。
 講演会では、林正人氏(広島商事社長・愛機工組合経営対策部長)が『機械工具流通の直面する4つの課題』と題して講演した。
 @ユーザーの海外移転と現地調達の拡大=中小企業の海外展開で最大のネックは、人の問題である。機工商社の海外進出ビジネスモデルは▽日本からの輸入▽現地調達の仲介▽現地調達先からの日本への輸出がある。
 A国内市場の縮小=国内の超硬工具の生産額はピーク時で月に300億円あったが、現在は230億円と七〜八割にしか回復していない。この状況をどう見ていくか。
 Bインターネット等による流通革命の進展=流通革命に対する機工商社の対応策として▽専門知識を有する販売スタッフを活用して販売の差別化をはかる▽インターネット販売等とは競争せず、伝統的な地域密着、人間関係重視の営業戦略に徹する▽一部の定番商品に対してはネットも含めて新しい流通手段を自ら活用する。
 新規参入の通信販売、Eコマース等はモノを売るビジネス。より早く、より安く、一律にインターネットを利用して「客先の核心的な経営課題に直結しないモノ」を売る。機工商社の対抗策は、顧客の核心的な経営課題に直結する商品を、専門性の高い販売員を用いて「モノ」以上の「付加価値」を提供する。
 C付加価値率の低下=付加価値を売ろうとすると人間が必要。優秀な人材を育成するのが大きな課題である。付加価値を生み出せる人財を活用して、必要なリスクをとって前に進む。リスクをとらないこと自体が大きなリスクとなる。
 今年百歳で亡くなった豊田英二トヨタ自動車最高顧問の「人間も企業も前を向いて歩けなくなったときが終わりである」の言葉で講演を締めくくった。
 パネルディスカッションは、林氏がコーディネーターを務めて、『機工商社の将来を展望する。〜我々はどのように生き残りをはかるのか〜』をテーマに行われた。パネラーは杉浦秀明氏(杉浦商店・東京)、菊川遵氏(宇野・大阪)、佐山初男氏(日研・遠州)、山田豊氏(山田商店・川口)、時津達也氏(新栄商會・愛知)、可児宜彦氏(近代精機・愛知)の6名。
 「インターネット通販は将来的な脅威であることに間違いはないが、EC業者と我々は得意な分野が異なり、我々にしかできないことを進めていく。専門スキルの高い営業マンを育てる。お客様の製造に一番良い工具の選定、選択の手伝いができる人材を育てるのが我々商社の生き残りの道」「海外展開について将来的には考えていく必要があるが、人の問題がある」「国内産業の空洞化については、海外移転の直接の影響は少ないが、現状最も問題なのがユーザーの廃業だ」「国内市場の縮小に対しては、将来性のある客先をしっかり見極めていく必要性がある」などの意見が出された。
 ディスカッションの後は懇親会が開かれ、参加者は情報交換などをして交流を深めた。

創業50周年記念社史
アカギ「いしずえ」刊行

 配管支持金具のトップメーカー、アカギ(社長=渋谷宏明氏、本社=東京都中央区)は、来年創業50周年を迎えるにあたり、このほど創業五十周年記念社史「いしずえ」を刊行した。
 同社は、昭和39年(1964年)秋に東京都の深川で渋谷清寿氏(現アカギ会長)が個人事業として創業。昭和43年(1968年)5月に「株式会社赤城製作所」として設立した。平成2年(1990年)4月、現在の「株式会社アカギ」に商号を変更した。
 同書は創業から半世紀にわたる同社の歴史を記録したもので、将来の社員に至るまでアカギの創業の精神を伝え、未来永劫成長を続ける一流の企業に育ててほしいという、渋谷会長の願いが込められている。題字の「いしずえ」も会長の手によるものだ。
 内容は、【はじめに】ご挨拶(渋谷会長、渋谷照子副社長、渋谷社長ほか)、【第一部】寄稿/50年目のアカギ/アカギ・メモリアル/会社の日常と「言葉」/発信するアカギ/メディアとアカギ、【第2部】創業期以前の「時代」/赤城製作所時代/新生アカギ時代、【第3部】創業者の横顔/創業五十周年の道しるべ/オフタイム、【まとめに】関係各位への御礼とご挨拶ほか。全491ページ。

第30回管工機材展進捗報告など
賀詞交歓会日取りは1月21日
愛知県管工機材商協組11月理事会開催

 愛知県管工機材商業協同組合(理事長=小川信氏・山信社長)は11月5日午後6時より、東別院会館にて「11月理事会」を開催した。
 全国管工機材商業連合会(以下、管機連)の一般社団法人化完了、来年10月開催予定の第30回管工機材・設備総合展の準備進捗状況、愛知県管工事業協同組合連合会(以下、愛管連)との防災時協定について組合員の意見回収結果などの報告と、新年賀詞交歓会を平成26年1月21日に開催することを確認した。
 冒頭の小川理事長より挨拶の後、承認された各議案は次の通り。
▽第1号議案=管機連の一般社団法人化の完了について。
 小川理事長から、管機連の一般社団法人化が完了した旨、9月11日に解散総会と新管機連として第2回理事会が開催され、東京・大阪・愛知以外の地区組合理事長を新役員として10名承認した事と、来年6月の総会で東京・大阪・愛知の各地区から一名づつ役員が追加される旨が報告された。
▽第2号議案=第30回管工機材・設備総合展準備進捗状況報告。
 峰澤実行委員長(峰澤鋼機社長)から今展の実施概要と前回(第29回)との変更点の説明、そして11月11日に商社会、13日に出品説明会が開催される旨が報告された。また、目標の300小間を達成する為、東京・大阪での展示会に出品実績はあるが、名古屋での実績がないメーカーをリストアップ。当該メーカーと取引がある組合員は、出品案内をかける様要請があった。
▽第3号議案=災害時協定について各組合員への周知・意見回収結果報告。
 小川理事長から、愛管連との防災時協定について組合員からの意見を集計し、賛成19、理事会委任39、条件付き賛成6(全組合員数92、回答数64)で反対意見ゼロという結果が報告された。条件付き賛成意見の詳細も含め組合案として11月中に愛管連との協定協議を始める予定。
▽第4号議案=9月4日集中豪雨および台風18号での組合員被災報告。 阪尾事務局長から、9月4日の集中豪雨による甚大被害2件、一部損害1件、浸水するも支障無し5件。台風18号では、浸水するも支障無し1件であったことと、甚大被害を受けた2件は組合からお見舞金を届ける旨報告された。
▽第5号議案=各部会報告。
・事業部会=11月6日開催の「うなぎパイファクトリー」見学会の概要報告。
・福利厚生部会=11月30日開催予定のボウリング大会への応募状況報告。
・経営研究部会=12月10日開催予定のセミナー「世界一になる人達の共通点、世界一になる為のメソッド」への応募状況報告。
・広報部会=年内中の「組合員名簿」発行に向け、11月中に部会会合を開き校正作業を実施予定と報告。
・流通部会=来年2月5日開催予定の「消費税率アップ対応セミナー」について実施概要報告。
・加入促進部会=脱退申込みがあり、正会員の鈴木管材が承認された。また、年度中に新規加入勧誘に関して部会を開催する予定と報告。
▽第6号議案=第45回名管会ゴルフ大会開催報告。
大藪担当副理事長(大清社長)から10月11日に豊田市の藤岡カントリークラブで開催され、正・賛助会員53名の参加があった旨と収支報告がされた。
▽第7号議案=青年部「愛青会」報告。
 安井愛青会顧問(錦興業社長)より、11月10日にゴルフコンペを、12月5日に忘年会を開催予定との報告。
▽第8号議案=新年賀詞交歓会関連報告
 竹内新年会総会幹事長(丸金商会会長)から新年賀詞交歓会を、平成26年1月21日に名古屋マリオットアソシアホテルにて18時開催予定である旨、収支予算案が報告された。
第9号議案=その他報告
今後の日程として、理事会が平成26年3月4日と4月22日に、通常総会は5月14日に実施予定と報告された。

峰澤鋼機『SMARTフェア』
2日間で来場者約1200名
独自の商品展開で話題に

 機械工具・配管資材商社の峰澤鋼機(社長=峰澤彰宏氏・本社=愛知県岡崎市)は11月8日・9日の2日間、愛知県豊田市の豊田スタジアムにて機械工具・配管資材などのプライベート展示会『SMARTフェア』を開催した。この展示会は、峰澤鋼機の営業マン達が数ある取扱商品の中でも特に顧客から評判の良かったもの、自らの目で選んだ推薦商品など現場の声から生まれた「イチオシ」商品を一斉に集めた企画。メーカーと峰澤鋼機を含む107社を、「改善」「台湾」「省エネ」「ハンドツール」「環境」「マテハン」「管材」「峰澤鋼機オリジナル」と場内を8つのテーマブースに分類して紹介。「何か面白い事を仕掛けよう!という社内テーマのもと、昨年春に社員がプロジェクトを4つ立ち上げ、その中のひとつがこの展示会。数多くの展示会をご覧になり、目の肥えているお客様にご納得頂ける様、メーカーの企業規模に関係なく、峰澤が推薦する商品を集めました。展示内容をご覧いただき、峰澤はこんな商品も扱っているのか、問合せてみるか、というお客様の動きにつながればいいですね」と峰澤社長が語る様に、来場者に展示会の感想を聞いてみると「知らなかったメーカーが揃っている」「興味深い商品が見られた」「ざっくばらんな展示が面白い」という驚きや関心の高い声が多く聞かれた。会場には取引先担当者が大挙して来場し、展示商品を見入ったり、初めて知ったメーカーから話を聞くなど場内は盛況に。2日間の来場者数は目標の1,200名を越えた。
 『SMARTフェア』プロジェクトリーダーである第二営業部深津宏明次長に最終日に話を聞いた。「昨年春、プロジェクトが立ち上がった際、便利でサクサク動くスマートフォンの様に、小さくても気の利いているフェアにしたいと思いタイトルにSMARTと付けました。商品選定、メーカーへの出品依頼、会場選定、場内の導線案内など自分達で通常業務の合間を縫いながら準備を進めてきました。途中難しい状況もありましたが、なんとか当日を迎えました。手作り感のある内容だと思いますが、来場目標数を達成でき、多くのお客様に見ていただけてほっとしています。この後はどれだけ販売に結び付けられるかですね」と顔をほころばせながら語ってくれた。
 初日終了後は出品メーカーと峰澤鋼機が集い「情報交換会」を豊田市の名鉄トヨタホテルで開催。初日の手応えや感想、2日目への取組みについてなど活発な意見交換が行われた。

第42回全国ユキワ会開催
全役員の留任を承認
ヒルトン小田原リゾート&スパで

 全国ユキワ会(会長=山森哲朗氏・ヤマモリ社長)の第42回総会が11月6、7の両日、神奈川県小田原市のヒルトン小田原リゾート&スパで開催された。全国ユキワ会は関東地区・中部地区・関西地区・北陸地区の四地区に営業拠点を構えるユキワ精工(社長=酒巻和男氏、本社=新潟県小千谷市)の有力代理店の集い。各地区持ち回りで2年に一度開催され、今回は関東地区が担当した。
 総会は午後4時10分より大渕ユキワ精工東京営業所長の司会進行で始められた。
 開会にあたって、山森会長が「本日はお忙しいところ、第42回全国ユキワ会にご出席をいただきまして、ありがとうございます。また日頃はユキワ製品の拡販を賜りまして、重ねて御礼申し上げます。今回で、早いもので42回ということです。昔の資料を読みますと、第1回目が昭和33年(1958年)にユキワさんの本社があります小千谷で開催されました。歴史と伝統のある会です。昭和58年に第27回が現在の形で行われました。それまでは東京、大阪、名古屋、北陸で毎年やっていたのを、2年に一度の全国ユキワ会に変えて今日まで来ております。今年で55年続いています。だんだん世の中が変わってきまして、最近はこのような代理店会というものが、勿論継続しているところもありますが、少なくなり、販売店さんを中心とした特約店会が多くなったように見受けられます。そのような中でユキワさんが代理店会を長い期間継続され、私ども代理店を大事にされている証ではないかと存じます。私どもは感謝をしなければならないと思いますし、皆さんと一緒になって拡販に努めなければメーカーさんの期待に応えられないと思います。今回もこのような立派な、太平洋が望める眺望の素晴らしいところで開催されます。これから皆様と色々と交流を深めて、共存共栄ができればと思います」と挨拶。
 当日出席した会員、ユキワ精工の幹部社員の紹介に続いて、酒巻ユキワ精工社長が挨拶し、日頃の愛顧に感謝するとともに、同社の販売状況や今後の見込みについて述べた(社長挨拶骨子は別掲)。
 また、酒巻弘和常務は同社の概況報告を行う中で、2011年に開発した『グリーンG1チャック』が2012年度グッドデザイン賞を受賞、同時にグッドデザイン・ベスト100に選ばれ、さらにグッドデザイン・ものづくりデザイン賞(中小企業庁長官賞)を受賞したことを報告。「現在は、先が見えない状況下にはありますが、新製品の開発、製品のコストダウン、そして社員のレベルアップを進めまして、皆様に信頼され、お客様に満足していただける製品をつくり続けて行く所存です」と抱負を述べた。
 山森会長が議長を務めて議事に入り、会計報告と監査報告、予算案を審議し全員異議なくこれらを承認。任期満了による役員改選では全役員の留任を決めた。会長=ヤマモリ▽副会長=出石▽関東地区幹事(監査役)=柏木工機▽中部地区幹事=安藤▽関西地区幹事=丸一切削工具▽北陸地区幹事=七里商店の各社。
 議事終了後、酒巻孝次技術部部長が新製品紹介として、ブラザー工業製加工機専用のダイレクトドライブCNC円テーブル『DRC170』をはじめ、今年11月に発売されたオールステンレス製・ドリルチャック『SL4‐0JT』『SL6・5EL‐1JT』、さらにスーパーG1チャックシリーズ専用の、オイルホールドリルのチャッキングに最適な『SGクーラントコレットセンタースルー(CT)』と、加工部にピンポイントでクーラントを噴射する『SGクーラントコレットサイドスルー(ST)』を紹介した。
 また10月に名古屋で開催されたメカトロテックジャパン2013に参考出展した『手動コレットチャック』を来春発売することも発表。同製品はスクロールチャック等を使用して芯出し作業に時間を要している作業者や、チャックの精度にバラつきが出て加工精度が安定しない加工現場に最適な製品で、簡単に手締めが行え、コスト低減、高精度・安定加工が実現できる、と紹介された。
 出石全国ユキワ会副会長(出石社長)の閉会の辞で総会を終了した。
 懇親会では、柏木関東地区幹事(柏木工機社長)が「アベノミクスによる株高・円安で輸出を中心とした大手企業は景気回復基調にありますが、機械工具業界では景気回復の実感が乏しいのが現状ではないかと存じます。これからの懇親会で明るい話題を大いに語っていただきたい」と挨拶。酒巻常務のお礼の言葉に続いて、安藤中部地区幹事(安藤社長)の発声で乾杯した。参加者は和やかに歓談し、七里北陸地区幹事(七里商店社長)の中締めでお開きとなった。
 翌日は、有志によるゴルフ大会がレイクウッドゴルフクラブ(神奈川県大磯町)で行われ、親睦を深めた。

第42回全国ユキワ会挨拶
ユキワ精工株式会社代表取締役社長
酒巻 和男

 本日は、代理店の皆様方には、大変ご多用の中、お時間を割いて、第42回全国ユキワ会総会にご出席賜りまして誠に有難うございます。又、日頃は、ユキワ製品の販売に対しまして格別なお引立てと、ご支援を頂いておりまして、有り難く厚く御礼を申し上げます。
 それでは、当社の販売状況について、ご報告申し上げます。
 国内販売は、前年度・2012年度は上半期から秋口まで回復気味に推移致して参りましたが、自民党政権に代りました昨年11月頃から販売がダウン致してまいりました。ダウンは上半期比20%程ございまして、今年の2月から8月頃まで底這いの状態となりました。報道されております様な、アベノミクス効果の好況とは裏腹の状況が続いたのでありますが、受注は、先月頃から少し回復気味になって来ておりますので、今後に期待をしたいと思います。
 国内販売では、多くの業界のユーザーさんに製品をお使い頂いておりますが、自動車産業のユーザーさんが一番多くございます。自動車産業の国内設備投資は動きが悪く、大きな新規設備投資にまでは至っていない様に感じておりますが、これから生産ラインの構築が始まるものと思っております。
 輸出の動向でございますが、輸出は、lT産業と自動車産業向け、そして電動工具業界向けのドリルチャックが主体となっております。円テーブル、ツーリングの輸出は、lT産業の影響を大きく受けるのでありますが、IT向けは、需要の波が大きくて動向を掴み難い業界でありまして、難儀を致しております。自動車産業向け輸出は、円テーブルが主体でございますが、季節性も少なく、比較的コンスタントであります。近年はアメリカ向けが好調、アセアン向けも良好、中国向けは昨年9月以降パッとしない状況にございます。
 以上、国内と輸出の動向についてご報告申し上げましたが、トータル致しますと、2012年度の販売は、前年度比プラス1.3でほぼ横這い、2013年度の販売は、現在の状況から考えますと前年度並みと考えます。
 アベノミクスの成長戦略に期待を致しておりますが、成長過程に入る前に先ず回復が必要だと思います。長い期間を要して、ジワジワと回復して、それから成長に向って行くのだと思って頑張ってまいります。
 当社は、今後も、新製品の開発、製品の改良、コストダウンに全社一丸となって取組んでまいります。又、日々の営業活動では、スピーディな営業活動と、スピーディなサービス活動をモットーに、必死に頑張ってまいりますので、今後共、ご支援を賜ります様、宜しくお願い申し上げます。
 結びに、代理店の皆様方の今後益々のご発展をご祈念申し上げまして、ご挨拶とさせて頂きます。

ユキワ精工 製品紹介
ブラザー工業製CNCタッピングセンター専用
ダイレクトドライブCNC円テーブル「DRC170」

 ブラザー工業製CNCタッピングセンターTC-S2D、TC-S2DN、TC-R2B専用。
●高速・高精度割出
 新開発、高速・高トルクダイレクトドライブモータを搭載し高速割出が可能で、サイクルタイム短縮に大きく貢献。さらに高分解能エンコーダを搭載し、高精度割出を実現する。
●強力・高速クランプ
 クランプは、エア圧一MPa対応で高いクランプ力を誇る。さらにクランプとアンクランプの動作時間が短いので、サイクルタイム短縮につながる。
●取り付けが容易
 ケーブル一本でタッピングセンターと接続する。特殊な取付金具も不要。サポート側へのクランプ用エア分岐口が付いているので、サポート側のクランプ制御が容易。ロータリジョイントの取付けも可能。
オールステンレス製・
ドリルチャック

 外観部品から内部の焼入れ部品まで全てステンレス鋼を使用した、オールステンレス仕様。
●グリスが漏れずに安心して使用できる
 他社のステンレス製ドリルチャックは把握力を確保するためにグリスを使用しているが、同製品は、ユキワ精工独自の永年に渡るドリルチャック製造のノウハウを生かし、ノングリスでも高い把握力を有している。ノングリスなので、グリス漏れを嫌う医療現場や食品製造などでも使用できる。
●JIS認証ドリルチャックと同等の性能
 同社では日本で唯一JIS日本工業規格工作機械用ドリルチャック規格の認証を取得しており、この製品はJIS規格対象外だが芯振れ精度、把握力の基本性能において、JIS認証ドリルチャックと同等の性能を有している。
速くキレイに削れるecoなホルダ
 グリーンG1チャック
   2011年の発売以来好評

 ツーリングシステム「グリーンG1チャック」は、2011年8月に「速くキレイに削れるecoなホルダ」のコンセプトのもと発売され、新開発の振動減衰構造や重切削にも耐える高剛性、工具寿命を延ばす高水準の振れ精度で、発売以来、好評を得ている。
 同製品は、グッドデザインエキシビション2012(GOOD DESIGN EXHIBITION 2012)において、加工の高速・高精度化、高能率化、経済性や環境性の向上など、日本のものづくりに貢献する優れたデザインとなっていることが高く評価され、グッドデザイン・ものづくりデザイン賞(中小企業庁長官賞)を受賞した。
 【グリーンG1チャックの特長】
●加工送り速度を上げられる
 ホルダ内部に振動減衰構造を設け、高速・重切削での振動を減衰する。エンドミル加工時、従来のツールホルダよりも高送りが可能となり、サイクルタイムを短縮し、ユーザーの生産性の向上に貢献する。
●粗加工と仕上げ加工が一発で出来る
 従来のツールホルダに比べ剛性を高めているので、高速・重切削でも面粗度が良好。粗加工用ホルダと仕上げ加工用ホルダがこれ一本で済む。
●工具の刃持ちが良くなる
 振動減衰構造とスーパーG1チャックと同様の総合芯振れ精度5μm保証で、工具の負担が大幅に軽減し、工具寿命が延びる。
●工具が抜けない
 コレットは1/10テーパとダブルテーパ方式を採用することにより高把握力を実現しているので、高速・高送り加工でもエンドミルが抜けない。

上半期の産業機械受注額
2年ぶりに前年を上回る
日本産業機械工業会調べ

 日本産業機械工業会は平成25年度上半期(平成25年4月〜9月)の産業機械受注状況を11月に発表した。
 発表によると、平成25年度上半期の受注総額は前年同期比14.6%増の2兆1,825億円となり、年度上半期としては2年ぶり、年度半期としては3期ぶりに前年同期を上回った。
 このうち内需は同5.4%増の1兆3,533億円、外需は同33.8%増の8,291億円となった。
 内需のうち、製造業向けは、紙・パルプ、石油・石炭、業務用機械、その他輸送機械の増加により、同2.0%増の4,789億円となった。非製造業向けは、電力、卸売・小売の増加により、同13.7%増の4,669億円となった。これにより製造業向けと非製造業向けを合わせた民需の合計は、同7.4%増の9,749億円となり、年度上半期としては2年ぶり、年度半期としては3期ぶりに前年同期を上回った。
 また、官公需は、地方公務が増加し、同11.8%増の2,632億円となった。代理店向けは、同14.5%減の1,441億円となった。
 内需で増加した機種は、ボイラ・原動機(前年同期比26.3%増)、プラスチック加工機械(同4.4%増)、ポンプ(同2.8%増)、送風機(同0.0%増)、変速機(同6.9%増)、その他機械(同2.1%増)の6機種。減少した機種は、鉱山機械(同4.3%減)、化学機械〈冷凍含む〉(同1.3%減)、タンク(同5.5%減)、圧縮機(同6.5%減)、運搬機械(同3.0%減)、金属加工機械(同34.7%減)の6機種であった。
 一方の外需は、アジア、中東、北アメリカ、ロシア・東欧で増加し、前年同期比33.8%増の8,291億円となった。
 外需で増加した機種は、ボイラ・原動機(前年同期比64.4%増)、鉱山機械(同30.6%増)、化学機械〈冷凍含む〉(同61.8%増)、プラスチック加工機械(同14.2%増)、ポンプ(同4.6%増)、圧縮機(同39.8%増)、送風機(同173.0%増)、その他機械(同0.9%増)の8機種。減少した機種は、タンク(同85.1%減)、運搬機械(同10.2%減)、変速機(同5.1%減)、金属加工機械(同9.9%減)の4機種であった。
平成25年9月の受注額は
前年同月比35・9%増

 併せて発表された、産業機械の9月の受注総額は前年同月比35.9%増の5,849億3,800万円となり3か月連続で前年を上回った。
 内需は同12.1%増の3,473億7,000万円で3か月連続して前年を上回った。製造業向け、非製造業向け、官公需向けが増加した。
 外需は同97.0%増の2,375億6,800百万円となり3か月連続で前年を上回った。このうちプラントは4件あり、受注額は359億6,500万円だった。

海外需要が好転し受注が伸長
9四半期ぶりのプラスに
ロボット統計生産・出荷実績 2013年7〜9月期

 日本ロボット工業会は10月24日、ロボット統計生産・出荷実績2013年7〜9月期(会員ベース)を発表した。これによると、同会員38社の受注額は前年同期比9.7%増となり9四半期ぶりにプラスに転じた。生産額は同3.0%減で8四半期連続のマイナス、総出荷額も同2.6%減と8四半期連続でマイナス成長となった。出荷のうち、輸出額は同2.5%増と9四半期ぶりにプラスに転じた。
 概要は次の通り。
【受注について】
 受注台数は、前年同期比で18.8%増の2万9,033台となり、2四半期連続でプラス成長となった。受注額では、同9.7%増の1,027億円となり、平成23年4〜6月期以来の9四半期ぶりにプラスに転じた。海外需要の好転から受注が伸長した。
【生産について】
 生産台数は、前年同期比で5.6%増の2万7,161台となり、5四半期ぶりにプラスに転じた。生産額は、同3.0%減の1,056億円となり、8四半期連続でマイナス成長となったものの前年同期並みとなった。
 ユーザ業種別に見ると、自動車産業向けが牽引するなか、電気機械産業向けの需要が回復した。
 海外市場で見ると、引き続き米国向けが堅調であるとともに、中国や欧州向けで回復の兆しが見られる。
【出荷について】
 総出荷台数は、前年同期比で5.4%増の2万7,421台となり、5四半期ぶりにプラスに転じた。総出荷額では、同2.6%減の1,064億円となり、8四半期連続でマイナス成長となったが、ほぼ前年同期並みとなった。
 国内出荷台数は、同6.7%減の6,953台となり、4四半期連続でマイナス成長となった。国内出荷額は、同13.6%減の301億円となり、4四半期連続でマイナス成長となった。
 輸出台数は、同10.3%増の2万468台となり、5四半期ぶりにプラスに転じた。輸出額は、同2.5%増の764億円となり、平成23年4〜6月期以来の9四半期ぶりにプラスに転じた。
 ◎国内出荷内訳
 自動車産業向けは、前年同期比で25.8%減の2,078台となり、3四半期連続でマイナス成長となった。好調であった前年の反動減となった。
 電子・電気機械産業向けは、同12.1%増の2,359台となり、平成23年4〜6月期以来の9四半期ぶりにプラスに転じた。電子部品実装用は、引き続き需要に弱さが見られたが、組立用や半導体用などが好転したことがプラス要因となった。
 ◎輸出内訳
 溶接用は、前年同期比で9.4%増の7,213台となり、6四半期ぶりにプラスに転じた。自動車産業向けの主要用途である溶接用は、米国向けが堅調に推移しているのに加え、中国向けの需要増加がプラス要因となった。
 電子部品実装用は、同2.6%増の1,941台となり、平成23年1〜3月期以来の10四半期ぶりにプラスに転じた。電機向けの主要用途である電子部品実装用は、主要な輸出先である中国向けに回復が見られないものの、東南アジアや欧州、米国での需要増加が中国での減少分をカバーしたことからトータルではプラスとなった。

「安全第一」の思いを形に
新セーフティコード4種
TOP ラインナップを拡充

 作業工具の総合メーカー、トップ工業(社長=渡辺一郎氏、本社=新潟県三条市)は、25年以上にわたって工具落下防止コードの開発に取り組み、この分野においてパイオニア的存在である。同社のセーフティコードは、すべて日本製で安心・安全・高品質を提供、いまも進化し続けている。今回、新製品4種9アイテムを発売、このうち3種が業界初の機能を持つ。
 ■コンパクトセーフティコード(SFC-206YG・206BK)
 業界初!接続コード・リングが不要なため直接取り付けることができ、接続相手を傷つけることなく安全に保持できる。
 ■蓄光セーフティコード(SFC-413LG・413LP)
 業界初!蓄光タイプ。ステンレスワイヤーに組み込んだ蓄光ひもがクリアに輝く。
 ■四角コイルセーフティコード(SFC-412SYG・412SBK)
 業界初!四角コイルタイプ。コイル巻部に隙間が無いので擦れることもなく、からみにくい。
 ■超太セーフティコード(SFC-610R・610YG・610BK)
 コード径6mmの超太タイプ。肉厚・両引掛け式ナスカンで強度抜群。
ダイヤモンドホイール
波形セグメント125mmタイプ登場
TOP 重切削に耐え切れ味最高

 トップ工業は、重切削に耐える、安全性・切削性・耐久性の三拍子揃った汎用ダイヤモンドホイール、Zシリーズ波形セグメント125mmタイプ(TWS-125)を発売した。今回、耐熱性ボンドとダイヤモンド砥粒の開発・選定により大幅に性能がアップした。
 コンクリート・コンクリート二次製品(U字溝、ヒューム管)・瓦・レンガ・ブロック等、各種石材の切断に最適な製品である。
 【特 長】
@切削スピード40%アップ、長寿命約20%アップ(同社比)。
A波形とセグメントのイイとこどり。セグメントタイプに波形チップを採用し、切粉の排出・基板の放熱性向上。
B新開発の耐熱性ボンドと高級大粒ダイヤ(♯30/40)の組み合わせにより、切れ味最高。
 標準価格は1万4,650円(税抜)。

盛大に新本社棟・産業棟の
竣工披露パーティー開催
カツヤマキカイ 神戸から世界へ

 カツヤマキカイ(社長=木村吾郎氏、本社=兵庫県神戸市中央区神戸空港3-12)は10月8日午後4時30分より、新本社棟・産業棟(KOBE Headquarters)の竣工披露パーティーをホテルオークラ神戸において盛大に開催した。神戸市長をはじめ、地元財界関係者、主要取引先・仕入先など300名余が出席して新社屋の完成を祝った。
 同社は今回、神戸空港島に新設した本社棟に本社機能や企画・開発部門を移転、同時に滋賀県の守山工場(旧チルコーポレーション)と兵庫県の赤穂工場(旧末=車輌製作所)を統合して産業棟に製造機能を集約し、業務の効率化を図った。
 開宴時刻になり出席者が全員着席すると、歌舞伎をモチーフにしたカツヤマキカイの新しいPRビデオが上映され、続いて木村雄一会長が「昭和21年、弊社創業時から皆様のお力添えで今日のカツヤマグループを築くことができました。本当にありがとうございました。これからは木村吾郎社長のもと、神戸を本拠地に世界に羽ばたくカツヤマグループを目指していきたい」と挨拶。
 来賓を代表して、矢田立郎神戸市長が「神戸空港島にカツヤマキカイ様が新本社棟、そしてまた産業棟を新設され、神戸の地から大いなる飛躍を遂げていただきたいと期待いたします」と祝辞を述べたのに続いて、河野雅明みずほ銀行代表取締役副頭取、吉田詠一IHI取締役兼常務執行役員からも祝いの言葉が贈られた。
 寺坂哲之帝国チャック代表取締役会長の発声で乾杯し、和やかな歓談の場となった。日本舞踊花柳流師範・花柳廸彦太氏の舞いと箏奏者で大阪音楽大学講師の片岡リサ氏による箏の演奏が披露され、祝いの席に華を添えた。
 今立康一日本レヂボン代表取締役社長の中締め、木村社長による決意の言葉とお礼の挨拶で午後七時過ぎ、パーティーを終了した。
 当日は披露パーティーに先立ち、新本社棟・産業棟の見学会も開催され、産業棟ではエアスケートや高層用ゴンドラのデモンストレーションが行われた。
 新本社棟・産業棟の概要については、本紙平成25年10月13日号(2505号)8面に掲載。

低炭素社会モデル地区「とよたエコフルタウン」
LIXIL体験展示棟建設決定
2014年春オープン予定

 LIXIL(社長=藤森義明氏、本社=東京都千代田区)は、愛知県豊田市が整備する低炭素社会モデル地区「とよたエコフルタウン」の第2期公募において同社が提案した2棟の体験展示棟の建設が採択された。
「とよたエコフルタウン」とは、環境モデル都市である豊田市の低炭素社会実現に向けた取り組みを「見える化」し、来訪者が最新の環境技術や快適なエコライフを体感することで環境意識向上による行動変革や新たな環境技術の導入促進を目指した施設だ。豊田市は『生活の低炭素化を促進し、且つ市民の環境意識向上に資する住宅などにおける環境技術等の体験展示』を公募し、その中でLIXILが提案した「既存住宅の環境対応リフォーム展示」と「最新の環境技術の体験展示」の二テーマの展示内容を選定した。今回の体験展示棟は、2014年春オープン予定で、2021年3月31日まで一般公開する。
とよたエコフルタウン(豊田市低炭素社会モデル地区)詳細
▽所在地=豊田市元城町3-11
▽利用時間9時〜17時
▽休館日=月曜日(祝日除く)、12月28日〜翌年1月4日
▽電話=0565-77-5669
▽ホームページ
http://toyota-ecofultown.com/
くり返しの地震に強い
制震スーパーウォール新発売
LIXIL 建物の変形量を約1/2に低減

 LIXILは、トステムブランドから、高気密・高断熱・高耐震構造工法である「スーパーウォール工法」住宅に用いる高断熱壁パネルに、新たに制震機能を取り入れた「制震スーパーウォール」を開発。10月から発売を開始した。
 同商品はブチルゴム系素材を住宅用に加工した粘弾性体の「制震テープ」を、柱に固定する面に追加。(制震テープは防災科学技術研究所、東京大学、清水建設によって共同開発されたアイディールブレーンの製品)地震の際、制震テープが揺れのエネルギーを熱エネルギーに変えて吸収するので、制震テープなしの制震構造ではない住宅と比較すると、何度揺れが来ても変形が進みにくく、本震だけでなく、くり返しの揺れ、余震にも強い住宅となる。
 地震による建物の揺れ幅を、制震住宅と非制震住宅と比較実験した結果、制震住宅の揺れ幅は、非制震住宅に対しておよそ二分の一であり、非制震住宅が40mmの変位で筋交いが折れるのに対し、制震住宅は20mmの変位で壁紙が破れる程度の被害結果だった。部分的に配置する制震装置と異なり、建物の構造パネルに制震機能を加える事で家全体で揺れを抑える事ができる。

コンベアベルトのたわみ防止に
高性能樹脂イグリデュール使用
イグス ナイフエッジローラー発売

 イグス(CEO=フランク・ブラーゼ氏、本社=ドイツ・ケルン市)は、同社独自の樹脂材質「イグリデュール」を使い、ナイフエッジローラーを開発・販売した。
 同商品は、乗り移りがスムーズで安全にベルト上の物を運ぶことができる。摩耗性に優れ、無潤滑でメンテナンスフリーだ。高温対応や食品衛生法、FDA(米国食品医薬品局)準拠といった要件をクリアしている。
 商品は素材別で3タイプ展開。イグリデュールP210製は、ナイフエッジローラー向きの標準品で低吸湿率や耐薬品性の高い長寿命品だ。イグリデュールA180製は食品衛生法やFDA準拠商品で、温度耐性は90度まで。食品や湿度が高い環境で低・中荷重使用に向いている。イグリデュールA350製は温度耐性が180度で中・高荷重向けだ。
 細いナイフエッジローラーは、巻き込み径を抑えることによって限られたスペースを有効活用でき、扱いが難しい物品もガタつきを抑えて運ぶ。ナイフエッジが滑るのではなく回転するため動力はより少ない。無潤滑なので潤滑油の汚れで劣化せず、ナイフエッジならびにコンベアベルトの長寿命化を実現する。
【参考販売価格】直径20mm・長さ50mmの場合
▽イグリデュールP210製 一本=5,800円
▽イグリデュールA180製 一本=7,900円
▽イグリデュールA350製一本=1,0900円
製品に関する問合せ先はイグス 電話=03-5819-2500

2日間で500名以上が来場し盛況
第21回すぐれもの祭り
白木商会 商談も活発に目標達成

 設備機械工具販売の白木商会(社長=白木伸道氏、本社=岐阜市宇佐南4-19-10)は10月11、12の両日、白木商会2013展示会「第21回すぐれもの祭り」を開催した。
 毎年恒例のすぐれもの祭りに今回は約30社の有力メーカーが出展・協賛し、本社ビルの1階から3階に各社の電動工具、建設機械、配管工具、空調、配管支持金具、一般工具、切断工具などが幅広く展示紹介された。
 昨年は同社創業60周年を記念して盛大に開催され500名の来場者を記録したが、今回はそれを上回る数のユーザーが訪れ、売上金額も目標を超えるものとなった。
 昼前後には、社員から心のこもった食事でもてなされ、3階の商談コーナーも満席となっていた。

春華堂うなぎパイファクトリーで
製造・包装ラインを見学
愛知県管工機材商協組事業部会主管

 愛知県管工機材商業協同組合(理事長=小川信氏・山信社長)の事業部会(部会長=安井文康氏・錦興業社長)では、11月6日に浜松市西区の「春華堂うなぎパイファクトリー」の工場見学会を開催し、組合員ら21名が参加した。一行を乗せたバスでは安井部会長が添乗員を務め、大人の遠足の雰囲気となった。
 工場ではうなぎパイの製造ライン、包装ラインを見学。パイ生地は今でも職人の手によって作られており、焼き上げや包装など機械化ができるパートは合理的に機械化するなどメリハリのついた製造工程に一同感心しきり。工場内の映像シアターでは製造工程のあらましを説明する映像を鑑賞。うなぎパイを実際作っている職人との質問タイムが設けられ、うなぎの調達、成分の抽出方法、新商品開発への取組、不良品発生率についてなど、製造業とは密接なメンバーならではの熱心でコアな質問が矢継ぎ早に起き、職人を怯ませる一幕もあった。その後、同市北区の「コジマヤ本店」に移動し、懇親会を開催。
 小川理事長から労いの挨拶、『第30回管工機材・設備総合展』実行委委員長の峰澤彰宏理事(峰澤鋼機社長)から同展への協力を呼びかける挨拶に続き、うなぎの「う」にかけて、植田副理事長(ウエダ社長)を急遽乾杯の発声に指名。見事な植田副理事長の挨拶に場は盛り上がり乾杯。鰻料理に舌鼓を打ちながら歓談に興じた。和気藹藹と名古屋へ向かうバスの席で、倉地担当副理事長による締めの挨拶でおひらきとなった。

大規模災害時の水道復旧で
資材提供協定締結
静岡県管工機材商組合 管工事工業協会と

 大規模地震等の災害で最も重要なライフラインである水道をいち早く復旧するため、静岡県管工機材商組合と静岡県管工事工業協会は10月31日、静岡市内のグランディエール・ブケトーカイにおいて「災害時における資材提供に関する協定書」の調印式を行った。静岡県管工機材商組合から村松理事長(村松商店社長)、一色副理事長(一色機材社長)、鈴木副理事長(山田商工社長)と、静岡県管工事工業協会からは三輪会長(日管社長)らが列席した。
 「災害時における資材提供に関する協定」は管工機材業界の全国組織である全国管工機材商業連合会が提唱し、東海地区では岐阜組合が一昨年に締結。今回はそれに続くもので、今後、全国でこの動きが広がっていく。
 水道施設が被災した場合、工事業者は直ちに補修にあたるが、被災地が広域にわたると情報網や物流が寸断されることが予測され、資材の調達・供給が課題とされており、工事業者と資材商社との協定締結を機に災害時の資材供給のネットワークが強化されることになる。

愛知県管工機材商協組青年部「愛青会」で
第2回ゴルフコンペ開催
組合理事と青年部の親睦を図る

 愛知県管工機材商業協同組合(理事長=小川信氏・山信社長)の青年部「愛青会」(部長=竹内裕二氏・丸金商会社長)は、11月10日、豊田市の名古屋広幡ゴルフコースにおいて第2回ゴルフコンペを開催した。組合理事と愛青会メンバーの懇親を目的に10名が参加。当日は雨が降り始める悪天候の中でのスタートとなった。
 プレー後は愛青会の粂内洋氏(名古屋機器社長)の司会進行により表彰式が行われた。式に先立ち来年開催予定の『第30回管工機材・設備総合展』実行委員長である峰澤彰宏理事(峰澤鋼機社長)からの挨拶で、同展に向けての協力を呼びかけた。ひき続き入賞者発表と表彰式が行われた。上位入賞者とスコアは以下の通り。
 ▽優勝=成田幸隆氏(大成工機商会)N75.8、H25.2
 ▽2位=倉橋茂己氏(明興)N75.8、H25.2
 ▽3位=峰澤彰宏氏(峰澤鋼機)N76.0、H6.0
 ▽ベストグロススコア=峰澤彰宏氏(峰澤鋼機)82 
 尚、優勝と2位は同率だったが年功序列で成田氏の優勝となった。成田氏は「悪天候の中でのプレーでしたが、楽しいメンバーに恵まれて優勝する事ができました。ありがとうございました」と語った。

市川冨美雄氏(市川産業)優勝
「第1回あおぞら会」
クマザワ 岐阜稲口ゴルフ倶楽部で

 機械工具商社のクマザワ(本社=愛知県一宮市)は、今年7月に熊澤清信氏(現会長)から浅野明好氏に社長を交代して初めてのゴルフコンペ「第1回あおぞら会」を、10月12日に岐阜稲口ゴルフ倶楽部(岐阜県関市)で開催した。
 当日は同社のユーザー8組32名が参加し、午前8時29分より順次スタート。晴天の下、日ごろの腕前を競った結果、市川冨美雄氏(市川産業)がN74.4で見事優勝した。
 プレー終了後は、パーティールームにおいて表彰式が行われ、上位入賞者はじめ参加者全員に豪華賞品が贈られた。
 席上、浅野新社長より挨拶があり、その中で「私は30歳の時に熊澤現会長に拾われました。何処に行っても長続きしませんでしたが、25年間勤めることができました。熊澤社長から最初に言われた言葉が『給料はお客様からいただくもの。感謝して大事に使いなさい』。この言葉は今でも忘れません。お客様に尽くすという、先代の志を引き継いでまいる所存です。今年7月より新体制になりました。従業員一同、お客様が困っておられるときはいつでもお手伝いをするという気持ちを持って取り組んでまいります。今後も、厳しい時代とはなりますが前社長同様、新体制のクマザワを引き続きよろしくお願いいたします」と所信が述べられた。
 上位入賞者は次の通り(敬称略)。
▽優勝=市川冨美雄(市川産業)N74.4H9.6
▽準優勝=纐纈勝美(サンケイ樹脂)N76.2H10.8
▽第三位=山口和記(サンコーモールド)N77.2H16.8
▽ベストグロス=佐藤裕仁(佐藤木型製作所)81


2013年12月8(日) 2511
ボウリング大会に140名参加
新年会は1月24日百楽で
愛鋲協 第6回定例理事会開催

 愛知鋲螺商協同組合(理事長=馬場將嘉氏・メイナン会長)は、11月25日午後6時より名古屋駅前のウインクあいちにおいて、理事8名と事務局が出席して「平成25年度第6回定例理事会」を開催した。理事会では、12月8日開催のボウリング大会の申込状況について例年並みの11社・140名の参加が得られたと報告された他、新年会は昨年と同じ北京料理「百楽」を会場に来年1月24日に開催、また新規事業として、1月25日に野外研修会を実施することなどを決めた。
 冒頭、馬場理事長より挨拶があり、続いて理事長が議長となって議案の審議に入った。
 第1号議案=事業部委員会に関する件は、関戸理事(関戸機鋼社長)より10月の事業部売上について報告が行われた。
 また、10月29日に開催された「六角ボルト・六角ナットのJIS改正案」セミナーへの参加のお礼(14社・33名が受講)と収支報告が行われ、全員了承した。
 第2号議案=ボウリング大会については、鈴木理事(エフシーテック社長)より計画案が出され、それに基づいて説明された。12月8日午前10時より星が丘ボウルで開催。参加申込みは11社・140名。当日の受付などの係は馬場理事長、藤田副理事長、山田理事、小倉理事、鈴木理事、事務局のほか、大会出場理事らで務める。集合は午前9時30分頃。以上について全員了承した。
 第3号議案=新年会については、阿部副理事長(織田商店社長)が説明。平成26年1月24日午後6時より北京料理「百楽」(名古屋駅前、第三堀内ビル14・15階)を会場に開催する。参加は組合員のみ(相談役を含む)とし、来賓は招かず、コンパニオンも無しとする。以上を全員了承した。
 第4号議案=愛鋲協野外研修会(懇親ゴルフコンペ)開催の件は、鈴木理事より、新規事業として内容の説明が行われた。来年1月25日に開催予定。審議の結果、費用を若干減額して組合員に案内を出すことになり、全員了承した。
 第5号議案=日本ねじ商連第一回常任理事会報告は、同常任理事会に出席した馬場理事長より議事録に基づき次のように行われた。
▽1号議案のリーフレット共同作成について。愛鋲協から作成委員に参加するか議場に諮ったところ、参加しないことに決定した。
▽2号議案のねじ流通商社経営実態調査集計の結果について。ねじ商連から調査報告書が届き次第、組合員に配布する。
▽3号議案のねじの日記念品について。26年度はハンドタオルに決定。愛知の割り当ては250セット(10枚1セット)で、組合員配布価格が1セット1,800円。12月に案内送付、1月20日頃締切り、1月末までにねじ商連に報告する。
▽4号議案の日本ねじ商連会報について。花井理事(ハナイタイト社長)が会報委員長を務めることになっている。
▽5号議案の第2回常任理事会開催について。担当組合は愛鋲協。平成26年3月18日に名鉄ニューグランドホテルで開催するため事務局も出席する。
▽その他、平成27年7月24、25日に大阪でねじ商連の総会を開催することが決定した。
 第6号議案=その他報告事項は、次の通り。
 @業界紙3社から新年号広告と理事長年頭所感の依頼があり、例年通り掲載することで全員了承した。
 A役員忘年会について、今年度は日程の折り合いがつかないため、来年度から11月の理事会開催日に開催することを全員了承した。
 次回理事会は、平成26年1月24日午後4時30分より、新年会会場の百楽で行う予定。

2月のレクは「モクモクファーム」
12月6日に忘年会
愛械工青年部 11月役員会を開催

 愛知県機械工具商業協同組合(理事長=伊藤高潤氏・春日鋼機社長)の青年部(部長=森庸一氏・森哲社長)は、11月13日午後7時より組合事務局において、11月定例役員会を開催した。礒貝広報担当幹事(ユアサ商事)の司会進行で講演会、青年部忘年会、レクリエーション、他産業視察などについて審議した。
 第1号議案=講演会について[大川講演担当幹事(山善)]
 西村望希氏(ヒューマンエクシア代表)を講師に招聘して、11月21日午後7時より名古屋駅前のウインクあいちで「『気』をマネジメントして自分のファンを増やす〜『また会いたい』と思わせるための接遇コミュニケーションセミナー」を開催する。27名が参加予定。当日の司会は教育担当の堀場氏(ピカコーポレイション)が務める。
 第2号議案=青年部忘年会について[土屋会合担当幹事(サカイ)]
 12月6日午後7時より竹取御殿錦店(名古屋市中区錦三)で開催する。現在募集中のため参加人数は未確定。
 第3号議案=レクリエーションについて[林レクリエーション担当幹事(常磐精機)]
 2月の開催に向けて11月1日、旅行社の意見を聴きながら厚生部で打ち合わせを行った。行き先を「伊賀の里モクモク手づくりファーム」(三重県伊賀市西湯舟3609)とし、手づくりのウインナーづくりを体験する。当初は他に会場内でイチゴ狩りを予定していたが、キャパの関係で中止を決め、会場内での自由時間を長めに取ることとした。会費は昨年より若干下げ、大人5,000円、子ども4,000円とする。
 第4号議案=他産業視察について[三木教育幹事長(三起工機)]
 次回役員会までに案を作成する。開催時期は3月中旬を予定している。
 第5号議案=全国青年部交流会の報告[時津統括幹事長(新栄商會)]
 愛知組合がホスト組合となり、10月25日に名鉄ニューグランドホテルで、全国より5団体・60名の参加を得て開催された。時津統括幹事長が「皆さんの協力のもと、成功した」と感謝。併せて収支報告を行い、承認された。
 全国青年部交流会は2年に一度、東京・大阪・名古屋の輪番制で開催されるが、間の年にも交流を図ろうと昨年、福島で任意の交流会が開かれた。来年は浜松地区で開催される予定。
 第6号議案=その他
 事務局より、野球大会の反省会を11月29日に開催すると伝えられ、参加が呼び掛けられた。
 青年部員の増強の件は、個別に声掛けをする方向で進める。
 他産業視察の兼ね合いで、年度末の合同委員会の日程を3月7日とすることを決めた。
 次回12月の役員会は12月6日、忘年会前の午後6時半から行う。

過去2番目の来場者数を記録
MECT反省・報告会開催
愛機工 次回2015年展に向け意見交換

 愛知県機械工具商業協同組合(理事長=伊藤高潤氏・春日鋼機社長)は、11月18日午後5時より名古屋市中区の東京第一ホテル錦において、10月23日から26日に開催されたメカトロテックジャパン(MECT)2013の出展者・実行委員による反省・報告会を開催した。
 森田乾嗣MECT実行副委員長(モリタ社長)による司会で会は進められ、冒頭のあいさつで伊藤理事長は「おかげ様で今展は、過去2番目の来場者数を記録する事が出来ました。やはり「モノづくりの愛知」ならではで、興味関心の高いお客様にご来場いただけたと感じております。会の進行について、色々ご不満な点があったと思います。次回の2015年、またその次の2017年に向け、ますます充実したMECTにしてゆきたいと思っておりますし、今日は忌憚のない意見を頂戴し、今後に反映させてゆきたいと思っております。」と述べた。
 続いてニュースダイジェスト社の岩波徹社長は「前回のこの席で、MECTとJIMTOF(日本国際工作機械見本市)はセットだと皆様に申し上げました。しかし今展の期間中、様子を見ておりますとどうも違う。JIMTOFとMECTでは様子が異なると感じました。MECTでの土曜日は、作業着姿の方、ご家族連れのご来場者が多いのですが、お父さんだけでなく、お子さんも含めてご家族みんなで機械を楽しそうにご覧になっている。一方、JIMTOFもご家族連れのご来場者は多いのですが、お父さんに「連れてこられた」感の強い様子が見受けられました。この地区は本当に製造業が強く、生きていく上で基本的要素になっている位なのではないかと感じます。JIMTOFと規模を比較して語る必要などなく、MECTはこの地域に間違いなく必要なイベントだと感じております。少しでも良い展示会にする為に、今日は皆様からのご意見を参考にさせていただきたいと存じます」と挨拶した。
 反省会は、MECT実行委員長の田研至副理事長(井高社長)を中心に議事を進行。まずは実施報告がニュースダイジェスト社情報企画部課長の平野清嗣氏から行われた。
 来場者数は9万3,741人と、2007年展に次ぎ、過去2番目の来場者数を記録したと発表。要因として出展者自らが積極的にパンフレット、招待券を配りPR活動を行った事と、運営側が広範なパブリシティ(一般紙、テレビ、ラジオでの特集など)を仕掛けた事や、交通広告の大々的な掲出により開催認知が向上したと説明。
開催当日は、医療分野に参入するヒントを紹介した主催者コンセプトゾーンも人気で、また、自動車・航空機・医療の3テーマで開催されたセミナーはいずれも事前予約の時点で満席という活況を呈していた事が報告された。出展者アンケート結果では、出展者の65%が満足し、71%が次回も出展を希望しているという回答が得られた。
 来場者アンケートでは業種・職種を調査しており、業種の23%が自動車・部品関連、18%が一般機械・部品関連であった。また職種においては、製造部門が21%、生産技術部門が13%と、製造、生産に携わる来場者が多い事が判明。来場者の66%が期待以上・期待通りという高評価を得られたとの報告であった。
 報告終了後は、出展者からの意見交換が行われ、駐車場不足から起きる高速道路の渋滞など会場アクセスの問題、会期・開催時間の件、会場レイアウトや導線で出展者に不公平感が出る問題、来場者情報の収集方法についてなどが語られた一方で、出展には概ね満足という意見だった。反省会終了後の懇親会は、事業部の伊藤正人氏(伊藤信産業社長)による司会のもと、ニュースダイジェスト社取締役相談役の樋口八郎氏による乾杯の発声で開宴。和やかな雰囲気の中で親睦を深め、田実行委員長の一本締めでお開きとなった。

賀詞交歓会日取りは1月14日
田中邦洋氏(五光商会)理事長職続投決定
三重県管工機材商業組合 第2回理事会開催

 三重県管工機材商業組合(理事長=田中邦洋氏、五光商会会長)は、11月18日午後5時、四日市都ホテル「都」において、第2回理事会を開催した。慎重審議の上、承認された議題は以下の通り。
▽第1号議案=製販親睦ゴルフ会 収支報告の件
 双和靖裕氏(協成四日市営業所所長)から、10月9日に製販親睦ゴルフ会が三重カンツリークラブにおいて開催され、正会員・賛助会員合わせ28名が参加した旨と収支報告がなされた。
▽第2号議案=新年賀詞交歓会の件
 田中理事長から、賀詞交歓会は四日市都ホテル「鈴鹿の間」において、平成26年1月14日午後4時より開催予定の旨と、予算案が報告された。また、組合創立40周年を記念しアトラクションを企画。当日の役割分担の確認が行われた。
▽第3号議案=その他
 五光商会がイシグロのグループ会社化された事を受け、田中氏の理事長職継続について審議。各理事より任期まで継続の意見で一致。理事会承認で、任期である平成26年度まで続行することが決定した。
▽報告事項
 愛知県管工機材商業協同組合より「第30回管工機材・設備総合展」後援名義使用について依頼があり、理事長にて了承したことが報告された。

第30回管工機材・設備総合展
出品説明会を開催
愛知県管工機材商協組 メーカー約150名出席

 愛知県管工機材商業協同組合(理事長=小川信氏・山信社長)は、来年10月9日〜11日の3日間、名古屋市千種区の吹上ホールにて開催予定の「第30回管工機材・設備総合展」の出品説明会を、11月13日午後3時より名古屋市中区の東別院ホールにて開催。メーカー119社と組合の展示会実行委員メンバーら約180名が出席した。
 小川展示会実行副委員長(小川管商社長)が司会を務め説明会は進行。開会に先立ち挨拶に臨んだ小川理事長は「この展示会も回を重ねる毎に盛大になって参りましたが、次回はいよいよ30回目を迎えます。皆様には新しい商品・工法などを、来場される工事店様、設計事務所様、各関係のお役所の方々などへ向け大いにPRしていただきたいと思います。ご来場者が各メーカー様のブースをじっくりご覧になり、新商品や工法を採用される事で、メーカー様そしてご来場者がより発展される。ひいては組合員である我々商社も共に発展していく事が、この展示会の目的であり、皆様への最高のご恩返しになると考えております。皆様には一小間でも多く小間をお求めいただき、会場で大いにPRいただきます様お願い申し上げます」と述べ協力を懇請した。
 引き続き峰澤実行委員長(峰澤鋼機社長)は、「今展は30回目という節目を迎えるにあたり、テーマを「暮らしと産業をつなぐ」といたしました。「つなぐ」という言葉には二つの思いを込めております。一つは「世代をつなぐ」という事。当組合は昭和38年に設立し、本年50周年を迎えました。そして同年、第1回を開催した管工機材・設備総合展は昨年に第29回を迎え、皆様方のお力添えのおかげで大きな成果を収めることが出来ました。時代が移り変わる中、我々組合と総合展がこれからも続き、進化・発展していける様に、これまでの50年、29回を、次の世代へ「つなぐ」場とこの第30回展示会を位置づけました。そして2つ目は「業界をつなぐ」という事。管工機材・設備総合展という名称をつけておりますが、管工機材業界だけと限定せず、我々の隣にある業種、業界、メーカー様をつなぎ、新しいビジネスチャンスを創出したいという思いを込めました。今展はチャレンジ精神を持って、新しい商売への道を発見してゆける展示会にしたいと思っております。どうぞ皆様のご理解とご協力をお願い申し上げます」と挨拶した。
 続いて実行委員の20名が登壇し、自己紹介の後、峰澤実行委員長から展示会について開催要項の説明が行われ、その中で前回からの変更点の説明があった。
 今展は従来の1階・吹上ホールに加え、2階・第1ファッション展示場、3階・第2ファッション展示場を増床。従来のレイアウトで算出すると270小間確保できるが、スペースに余裕があり、目標小間数を300小間に設定。来場者が1階から3階まで漏れなく回れる様、場内導線を刷新する旨が伝えられた。また、前回出品者から要望のあったコンテナボックス、コインロッカーを場内に設置する予定。
 料金に関しては、来年4月の消費税増税に伴い、出品小間料を1小間25万円に設定し、基礎電気工事並びに追加電気工事料金も若干値上げする旨が説明された。最後に場内広告枠の説明と出稿案内がされ開催要項の説明は終了(尚、出品申込み受付期限は、平成26年6月末日迄)。
 倉地副理事長(倉地社長)から閉会の辞が述べられ、出品説明会は恙なく終了した。

大高緑地公園野球場で
少年野球の公式試合観戦
名古屋水栓販売協会 ユニークな11月例会

 名古屋水栓販売協会(理事長=伊藤辰之氏、イトウ社長)は、11月16日午後2時半より、名古屋市緑区の大高緑地公園児童野球場にて、少年野球チーム『サンデージュニア』対『大須パンサーズ』の試合を観戦。会員・賛助会員合わせて16名が参加した。
 会員である倉橋保雄氏(明興社長)が『サンデージュニア』の監督を21年務め、鈴木善雄氏(三エス商会社長)が『大須パンサーズ』の副団長を18年務めており、両チームが同じ『大六リーグ』に所属しているという縁もあり、11月の例会として対戦が組まれた。
 試合に先立ち、協会から両チームに軟式ボールを2ダースずつ贈呈。そして伊藤理事長による始球式でプレイボールとなった。この対戦は親善試合ではなく『秋季大六リーグ』の公式試合として開催され、両チームは真剣そのもの。
 倉橋氏率いる『サンデージュニア』は緑区の子供達で結成されており、現在33名所属。先発メンバーは6年生5名と5年生4名。鈴木氏率いる『大須パンサーズ』は中区・中川区・西区・昭和区の子供達で構成されており現在50名所属。6年生チーム、5年生チーム、4年生〜1年生チームの3チームあり、この日の試合は6年生チームが出場。
 試合結果は0対5で『大須パンサーズ』が勝利を治めた。
 試合観戦後、伊藤理事長は「両チームの子供達が真剣勝負に臨んだ、いい試合でしたね。監督やコーチからの厳しい声にへこたれず、子供達がひた向きにボールを追いかける姿には見習うべきものがあったと思います」と感想を語ってくれた。

ねじ研の平戸氏(平戸製作所社長)を招聘
『六角ボルト六角ナットのJIS改正案』
愛鋲協 セミナーに14社33名が参加

 愛知鋲螺商協同組合(理事長=馬場將嘉氏・メイナン会長)は、10月29日午後6時よりウインクあいちにおいて、日本ねじ研究協会JIS原案作成委員会委員長の平戸眞澄氏(平戸製作所社長)を講師に迎え「六角ボルト・六角ナットのJIS改正案」についてのセミナーを開催した。組合員企業14社・33名が受講し、改正案の経緯と今後の動向などを聞いた。
 日本国内の各分野で使用されている六角ボルト及び六角ナットが規定されているJIS附属書については、2014年12月31日限りで廃止となっていたが、日本ねじ研究協会のJIS原案作成委員会は、この附属書がなくなることに伴う混乱をなくすため取り扱いを慎重に審議し、当面は附属書の内容を存続するとしたJIS改正案を2013年6月に取りまとめた。この改正案は経済産業省の一連の審議手続きを経て、2014年中にJIS改正の公示がなされる見込み。
 これにより、JIS B 1180(六角ボルト)及びJIS B 1181(六角ナット)の附属書は当面存続することになるが、グローバル対応のため国際規格(ISO)へ移行していくので、将来的には廃止になることが強調された。
 今回の改正案には、これまでと同様にISOに対応した本体規定と、ISOによらない附属書規定とが併存しており、識別に注意が必要。今のところ国内で使用・流通している製品は圧倒的に附属書によるものが多いが、今後、本体による製品の使用が増えてきた場合は識別の管理も必要になる、と注意が促された。本体規定と附属書規定の相違点なども詳しく説明された。

六角ボルトの
附属書の改正点
JA・1適用範囲

 【現行規格】附属書1(規定)ISO・・によらない六角ボルト=「なお、この附属書1は、2014年12月31日限りで廃止する。備考 この附属書1で鋼ボルト、ステンレスボルト及び非鉄金属ボルトを総称する場合は、単に“ボルト”という。」
 【改正案】附属書JA(規定)ISO・・によらない六角ボルト=「この附属書で、鋼ボルト、ステンレスボルト及び非鉄金属ボルトを総称する場合は、単に“ボルト”という。この附属書は、将来廃止するので、新規設計の機器、部位などには使用しないのがよい。なお、この附属書で規定する等級、機械的性質、形状・寸法、ねじ、仕上げ程度及び材料以外の要求事項がある場合には、受渡当事者間の協定による。」
六角ナットの
附属書の改正点
JA・1適用範囲

 【現行規格】附属書1(規定)ISO・・によらない六角ナット=「なお、附属書1は、2014年12月31日限りで廃止する。備考 この附属書1で鋼ナット、ステンレスナット及び非鉄金属ナットを総称する場合は、単に“ナット”という。」
 【改正案】附属書JA(規定)ISO・・によらない六角ナット=「この附属書で、鋼ナット、ステンレスナット及び非鉄金属ナットを総称する場合は、単に“ナット”という。この附属書は、将来廃止するので、新規設計の機器、部位などには使用しないのがよい。なお、この附属書で規定する等級、機械的性質、形状・寸法、ねじ、仕上げ程度及び材料以外の要求事項がある場合には、受渡当事者間の協定による。」
JB・1適用範囲
 【現行規格】附属書2(規定)鋼製ナットの機械的性質・・=「なお、この附属書2は、2014年12月31日限りで廃止する。」
 【改正案】附属書JB(規定)鋼製ナットの機械的性質・・=(削除)

三菱電機 1964年製造開始以来
放電加工機生産6万台達成
3年後世界シェア30%を目指す

 三菱電機(社長=山西健一郎氏、本社=東京都千代田区)は11月20日、放電加工機生産台数が六万台に達したと発表。名古屋市東区の名古屋製作所において関係者を招き記念式典を執り行った。
 同社の放電加工機製造は、1964年、名古屋製作所において形彫放電加工機DM-201から開始。1972年にはワイヤ放電加工機DWC50S-LT1が誕生。以降49年間に渡り、形彫放電加工機約50機種、ワイヤ放電加工機約70機種を発表し続け、6万台の製造販売に達した。放電加工機の50〜60%が自動車関連で、20〜30%が電機・電子部品関連で使用されている。 
 現在同社では、名古屋製作所(月産70台)と、中国の大連(月産170台)の2ヶ所で製造している。現在の地域別販売比率は日本17%、アメリカ25%、中華圏25%、欧州17%、ASEAN15%と、アメリカ、中華圏での伸長が目覚ましい。
 同社は放電加工機分野において世界トップクラスの販売シェアを誇るまでに至っており、2012年現在、放電加工機における世界マーケットシェアで同社は25%(2,000台)だが、2015年には30%(3.000台)に拡大する中期目標を発表。3年間で5%アップさせる為の施策として、グローバル戦略商品で、標準化と使いやすさで好評のMVシリーズを伸長させつつ、新興国へ向け販売体制の強化、NCやFA機器ルートを活用しての販路拡大を目指す。また国内向けのソリューション提案に、研削レスで超高精度のMXシリーズを押し出す事を発表した。

金物業界の代表が参拝
業界の発展を祈願す
金山神社例祭厳粛に那古野神社

 金物業界の祖神を祀る「金山神社例祭」(ふいご祭)が11月8日、名古屋市中区の那古野神社境内において那古野金山神社崇敬会世話人により執り行われ、金物業界団体(愛知県金物商工協同組合、名古屋建築金物卸商組合、名古屋利器工匠具卸業組合ほか)の代表らが出席して商売繁盛、家内安全を祈願した。
 例祭は午前11時の定刻に始まり、今年は好天に恵まれ、秋晴れの中参拝者が次々に玉串を奉奠した。
 ふいごとは昔、金属の精錬や加工に用いた、火をおこすための送風機のことで、那古野神社宮司は「刀剣鍛造には立冬の時期が条件的にはちょうど良く、立冬直後のこの日に神様にお祈りしたことからの風習である」とふいご祭の由来について話し、「信仰と神々のお力添えをいただきまして、皆様方のご繁栄をお祈りいたします」と業界の発展を祈った。
 御神酒を授かったあと、神社社務殿二階の広間へ移動して直会が行われ、金物業界の代表として印藤愛知県金物商工協同組合理事長(印藤産業社長)が挨拶。御札をいただいて終了した。

石川県金沢市に営業所開設
アカギ 北陸エリア初の営業拠点

 配管用支持金具のトップメーカー、アカギ(社長=渋谷宏明氏、本社=東京都中央区)は、11月18日に金沢営業所(所長=河名大介氏)を開設した。同社にとって北陸地域初の営業拠点となる。商品はアカギ式配管支持金具、インサート類・支持架台一式などを扱い、営業地域は富山県、石川県、福井県を網羅。人員は最終的に15名程を配置する予定だ。
▽住所=石川県金沢市高畠1-317
▽電話=076-259-5331
▽敷地面積=約400坪
▽建物の下床面積=約185坪

タンガロイ新製品
アルミニウム部品高能率加工用カッタ
『Tung ‐AluMill』(タング・アルミル)

 タンガロイ(社長=上原好人氏、本社=福島県いわき市)は、アルミニウム合金に代表される非鉄材料部品を高能率に加工できる最新カッタ『Tung-AluMill』(タング・アルミル)を発売した。
 『Tung-AluMill』は、近年、軽量化などを目的として急増しているアルミニウム合金等の部品の加工において、独自の切れ刃形状とインサートクランプ機構によって驚異的な加工能率を実現できるカッタである。
 『Tung-AluMill』のインサートは、底面をV字形状にしたことにより、遠心力によるインサートの飛散を防止し、極めて高い切削速度での超高能率加工を可能にしている。
 また、独自の切れ刃形状によって非常に大きな角度での斜め送り加工が可能で、これによって彫り込み加工時の切りくず排出量を飛躍的に高めている。この斜め送り加工の際には、通常インサートクランプねじに大きな負担がかかるが、『Tung-AluMill』ではインサート底面のV字形状での拘束によって、切削抵抗による応力を分散させてねじへの負荷を低減している。
 さらにこのインサートは、鋭利な切れ刃と大きなすくい角との組み合わせで切削抵抗を低下させると共に、すくい面のポリッシュ仕上げによって溶着を低減し、優れた加工面品位を実現する。
 カッタボディは、シャンクタイプで工具径φ25mmからφ40mm、各々に標準シャンクとロングシャンクを設定、ボアタイプは工具径φ40mmからφ125mmを標準設定しており、幅広いアイテムであらゆる加工形態に対応する。
【主な特長】
●アルミ合金や非鉄材料部品の高能率加工に最適。
●V字形状の拘束によってインサートの飛散を防止し、超高速加工を実現。
●インサートは、九種類のコーナ半径サイズを設定し、多様な部品形状に対応。
【主な形番と標準価格】
●カッタ
 EPV16R025M25・0-02 4万9700円(税込み5万2,185円)▽EPV16R032M32・0-02L 6万9,600円(税込み7万3,080円)▽TPV16R050M22・0E04 7万5,600円(税込み7万9,380円)▽TPV16R125M40・0E07 14万3,000円(税込み15万150円)。
●インサート
 XVCT160508R-AJ TH10 2,160円(税込み2,268円)▽XVCT160550R-AJ TH10 2,160円(税込み2,268円)。
 全アイテム カッタ14形番、インサート9形番。
【販売見込み】
 初年度2,100万円。
新モジュラツーリングシステム
『TungFlex』(タングフレックス)

 タンガロイは、ヘッド交換式カッタとそれに組み合わせるシャンク、ホルダシリーズのシステムを完成し、『TungFlex』(タングフレックス)として発売した。
 『TungFlex』は、一本のシャンク、ホルダに多様な加工ヘッドを組み合わせて使用できるツーリングシステム。安価な加工ヘッドを揃えるだけで、ホルダは共通化できることから、非常に経済性が高い。
 『TungFlex』はシャンク、ホルダを幅広く設定しており、加工状況に応じた最適の突出し長さとなるように組み合わせることができる。また、加工ヘッドとホルダの組み合わせでは、ホルダ部分が長くなるので、突出し長さを同じとした場合に従来のシャンクタイプカッタと同等以上の剛性を得ることができる。
 万が一インサートの突発的な破損によって、ヘッド部に致命的な損傷が生じても、『TungFlex』ではシャンク、ホルダはそのままで、ヘッドのみを交換するだけで工具を再生できるので、経済的、時間的なメリットが非常に大きい。また、カッタとシャンク、ホルダとの接合には一般的な規格のねじを採用していることから、同様のシステムを持つ他社シャンク、ホルダと組み合わせることもできる。
 加工ヘッドには、高能率加工が可能な超高送りカッタDoFeedシリーズ『HXN03形』、倣い加工にも対応できる丸駒カッタ『HWD07形』を設定。また、三次元加工も可能な高精度直角肩加工用カッタTungRec『HP007形、HP011形』も2014年初頭にラインナップに追加する予定としている。
 ホルダには、BT、HSK用を中心に、幅広いアイテムを設定。さらに各サイズの鋼シャンク、突出し長さを変更できるエクステンションアダプタなど、種々のアイテムをシステムに組み入れている。
 これらの製品群によって『TungFlex』は、金型や一般機械部品など、幅広い機械加工現場に高精度、高能率加工と高い経済性を提供できるモジュラシステムである。
【主な特長】
●加工ヘッドと、シャンク、ホルダを組み合わせて使用するモジュラツーリングシステム。
●ヘッドとホルダの組み合わせで最適な突出し長さを設定可能。
●超高送リカッタ、丸駒カッタなど、あらゆる加工状況に対応できる加工ヘッドを設定。
【主な形番と標準価格】
●ヘッド
 HXN03R016MM08-02 3万600円(税込み3万2,130円)▽HXN03R032MM16-06 6万9,000円(税込み7万2,450円)▽HWD07R015MM08-03 3万1,900円(税込み3万3,495円)。全アイテム ヘッド19形番。
●シャンク、ホルダ
 SM08-L73C16 1万8,600円(税込み1万9,530円)▽BT400DP8X66 3万4,400円(税込み3万6,120円)。全アイテム シャンク10形番、ホルダ8形番。
【販売見込み】
 初年度800万円。

今年度取扱い開始の
ツールプリセッタ『OZT』など
オーエスジー MECT会場で新製品発表

 総合工具メーカーのオーエスジー(社長=石川則男氏、本社=愛知県豊川市)は10月23日、メカトロテックジャパン出展ブースにおいて、報道各社を集め新製品説明会を開催した。同社創業75周年記念プレミアムブランド『Aタップシリーズ』、OSGフェニックスシリーズ第6弾のヘッド交換式ドリル『PDX』とインデキサブルドリル『P5D』、そして今年度から取り扱いを開始するツールプリセッタ『OZT』を紹介。
 タップ加工の主だったトラブルは切りくず排出の不安定が原因だが、『Aタップシリーズ』は切りくず形状を安定させる刃先と、スパイラルタップには切りくずの排出をスムーズにする不等リード溝を採用。母材は耐摩耗性の高い粉末ハイスを、表面はやはり耐摩耗性の高いVコーティングを施している。軟鋼やステンレスなど様々な被削材に対応できる幅広い切削領域を持ちながら工具寿命が長い。また昔ながらのボール盤や、汎用機、同期送り機構付マシニングセンタ等、どの機械でも使用可能な為、工具を統一できる画期的な商品だ。
 ヘッド交換式ドリル『PDX』は、穴精度が求められる加工(大径穴あけ加工や転造タップの下穴など)に対応するが、超硬ドリルと同等の能率がありつつ、ヘッド交換式なので複数の加工径にも対応でき長寿命だ。ヘッドはネジを使用しない独自の締結方法を採用しており容易な着脱が可能。インデキサブルドリル『P5D』は、従来インデキサブルドリルでは難しいと言われている5D深穴加工に同社が開発に挑戦した商品だ。インデキサブルドリルは二溝一刃の為、径方向の負荷バランスが悪く深穴加工時の断面が荒れたりする原因になる。『P5D』は独自の溝設計とインサートの配列バランスで安定した加工を可能にした。
 今期から取り扱いを開始するツールプリセッタ『OZT』は、ドイツのZOLLER社製で、高品質であり、日本での販売取扱いは同社だけとなる。

第13回青年やまずみ会全国大会
150名が参加し名古屋で開催
武田邦彦氏(中部大教授)の講演も

 ユアサ商事の「第13回青年やまずみ会全国大会」が、11月15日午後3時より名古屋東急ホテルで開催された。今回は中部青年やまずみ会(会長=大竹裕氏・大竹建機産業社長)が担当して、全国より約150名が参加した。大竹中部青年やまずみ会会長は挨拶の中で「アベノミクスで景気は上向いているとはいえ、まだまだ先行きは不透明。ユアサ商事さん、メーカーさん、そして私たち販売店の三本の矢が一致団結すれば、太い一本の矢となって必ずや不況を突き抜けることができると確信しております。この三本の矢の『ヤマズミクス』で頑張っていきたい」と述べた。
 全国大会は須藤清範中部青年やまずみ会幹事(須藤鋼機社長)の司会で進められ、冒頭、大竹中部青年やまずみ会会長が挨拶で「本日は大変お忙しいところ、第13回青年やまずみ会全国大会に、北は北海道から南は九州・沖縄までの大変ご遠方から、ご当地名古屋までお越しいただきまして、誠にありがとうございます。私たちスタッフも初めて経験することばかりで、何かと不慣れな上、限られた時間と予算の中での企画運営のため、充分に行き届かない点もあるかと存じます。しかしながら、中部青年やまずみ会一同、地元色の濃い精一杯の『お・も・て・な・し』の心でお迎えいたします」と歓迎の気持ちを伝え、続けて「愛知県は、古くは信長、秀吉、家康の三英傑をはじめ、多くの戦国武将を輩出した大変歴史のある土地柄として知られております。近年は、トヨタ自動車を中心とした自動車産業や、航空宇宙産業、セラミック産業等の製造の企業が多く、ものづくりの県と呼ばれていることは皆様もご承知かと存じます。安倍総理が掲げた『アベノミクス』効果により、地域、職種によって若干のばらつきはあるものの、少しは景気も回復してきましたが、私たちを取り巻く環境はまだまだ厳しく、先行きは不透明です。アベノミクスでは経済政策のことを三本の矢で言い表しますが、今こそ私たちも、ユアサ商事さん、メーカーさん、そして私たち販売店の三本の矢が一致団結すれば、太い一本の矢となって必ずや不況を突き抜けることができると確信しております。これをやまずみ会と掛けて『ヤマズミクス』というのは、いかがでしょうか。この三本の矢の『ヤマズミクス』で頑張っていきたいと思います。このあと武田邦彦中部大学教授の講演、懇親会、明日は伊勢神宮の参拝、新南愛知カントリークラブでのゴルフ等を準備いたしております。今日明日の二日間と短い時間ではありますが、少しでも名古屋を知っていただいて、また触れていただいて、皆さんに大いに楽しんでいただければ幸いです」と述べた。
アベノミクスの成長戦略を営業の柱に
 続いて佐藤悦郎ユアサ商事社長が挨拶し、日頃の愛顧と全国大会参加に対してお礼を述べた後、「今回の設営に関しては、大竹会長様はじめ、中部青年やまずみ会の皆様に大変なお手数とご苦労をおかけいたしました。誠にありがとうございます。天候も随分回復をいたしておりまして、明日は晴れと、非常に良いコンディションでございます。是非皆様、2日間有意義にお過ごしいただきたいと存じます」と話した。
 また佐藤社長はユアサ商事の近況を報告する中で、同社の中間決算の概要について説明した後、「最近は、日本国内が大きく動いている。安倍政権に代わって経済対策に大変力が入り、政府主導の景気が動いております。この流れにうまく乗っていけるか、乗り損なうか、そこが重要だと思います。私どももこの流れに乗っていこうと考えておりますが、安倍政権のアベノミクスと言われる成長戦略の第三の矢、これが発表されておりますが、色々と多岐にわたった内容なので、私どもはその中で4点に的を絞っております。1点目は民間の設備投資。製造業、非製造業あわせて大きく伸ばしていく。2つ目は中小企業の海外進出支援。3つ目は環境、それからエコエネルギー政策。4つ目は日本強靭化計画。これは弱体化したインフラの整備から始まりましたが、東日本大震災を受けて、これに防災を加え、それに留まらず社会インフラ、交通、情報網のインフラと非常に大きな計画に変わっている。我々が比較的得意な分野でもあり、この4つを私どもも営業の柱に取り込んでいきたい。ひとつ、皆様のご支援をお願い申し上げます」と述べ、今後の取り組みの方向性を示した。
 講演会では、武田邦彦中部大学教授が「日本の未来を考える―企業の目指すところ―」と題して講演。地球温暖化、原発、化石燃料などの環境問題やエネルギー問題について語り、目先のことだけでなく、何十年後といった将来を見据えた計画を立て実行していくことが大切と話した。

コンパクトセーフティシューズ
「コンパッ靴」新発売
トラスコ中山 先芯・踏み抜き防止板装備

 機械工具卸商社のトラスコ中山(社長=中山哲也氏、大阪本社=大阪市西区)は、プライベート・ブランド商品「セーフティシューズ コンパッ靴(COMPACTZ)」を12月上旬に新発売する。これは防災対策用に開発された商品で、先芯・踏み抜き防止板を装備しているため、ガラスなどが飛散した場所でも安全に歩行できる。また、折りたたんで専用袋に収納することができるため、持ち歩きや災害用備蓄にも最適。
 【特長・用途】
・先芯、踏み抜き防止板を装備しているため、安全に歩行ができる。
・JSAA規格B種を取得している。
※JSAA規格とは、「一定の安全基準や耐久性」を有する製品規格として、公益社団法人日本保安用品協会が制定する、プロテクティブスニーカー(つま先を先芯により保護する安全性能を備えたスニーカータイプの作業靴)の通称。
・コンパクトに収納することができる。
・中敷にゴム製のインソールを使用しているため、長距離でも歩きやすい仕様。
・靴後部にかかと調整ベルトが付いており、各タイプの許容範囲なら多少のサイズ違いでもフィットする。
・反射材付きのため、夜間でも安心。
 サイズはS(22〜24mm)、M(24〜26mm)、L(26〜28mm)、LL(28〜29mm)の4サイズ、価格は全サイズ共通で5,550円(税抜き)。中国製。

創立75周年を記念して
豊橋・新城の両市に寄附
オーエスジー スポーツ等振興のために

 オーエスジー(社長=石川則男氏、本社=愛知県豊川市本野ヶ原3-22)は創立75周年にあたり、愛知県の豊橋市と新城市に寄附の贈呈を行った。
 同社は、1938年(昭和13年)3月に大沢秀雄氏が東京に株式会社大沢螺子研削所を創立してタップ、ダイスの製造販売を開始してから、今年で75周年になる。
 これを記念して、同社の製造工場のある両市へ、スポーツ振興および文化・教育振興のための事業への活用を目的にした寄附を行うこととした。
 贈呈式は、豊橋市が11月18日、新城市では同21日に両市の市役所でそれぞれあり、石川社長が佐原光一豊橋市長、穂積亮次新城市長へ趣旨を説明した後、目録の贈呈を行った。
 なお、同社は既に今年七月、本社のある豊川市には2,000万円の寄附を行っている。
【寄附内容】
◆豊橋市=バスケット台一式およびショットクロック3組
◆新城市=寄附金1,000万円
*今回、豊橋市は同市の要望により現品での贈呈となった。

平成26年新年賀詞交歓会は
1月23日岐阜グランドホテルで
岐阜県管工機材商組合 10月定例理事会開催

 岐阜県管工機材商組合(理事長=森嶋靖雄氏・大東会長)は、10月30日午後5時より岐阜市長良川河岬の岐阜グランドホテルにおいて10月定例理事会を開催し、新年賀詞交歓会の日程等を決めた。
 森嶋理事長の挨拶に続いて、各議案の審議に移った。
 第1号議案=平成26年新年賀詞交歓会については、来年の1月23日午後6時に岐阜グランドホテルで開催することを決定した。午後5時30分より受付開始。司会者は白木理事(白木商会社長)、懇親会は木曜会が担当して行う。来賓の招待状の送付先も確認した。
 第2号議案=全国管工機材商業連合会に関する報告は、森嶋理事長より行われた。正式に一般社団法人となり、9月11日に大阪で臨時社員総会を開き13組合が移行した。さらに8団体に加入の勧誘をしていく。将来的には各県一団体の加入を目指す。
 第3号議案=第64回ゴルフ会結果報告は、廣瀬理事(瓶由社長)より行われた。当日は、6組24名が参加。
▽優勝=山本直樹氏(N72.2H10.8)
▽準優勝=大谷哲氏(N75.2H28.8)
▽第3位=小原克尋氏(N78.4H21.6)
 組合員の参加者が少なく、木曜会を含め幅広い参加が呼びかけられた。
 第4号議案=理事会の平成25年忘年会については、12月4日に岐阜市内の日本料理「うを仁」にて開催する。時間は午後6時から(理事会の後に行う)。
北川英治・関商工野球部監督
「目標は甲子園、目的は人間形成」

 理事会終了後は、会場を移して午後六時より全員例会が行われた。
 岐阜県管工機材商組合の全員例会では講演会が催され、冒頭、森嶋理事長より講師の紹介が行われた後、北川英治関商工野球部監督が「目標は甲子園、目的は人間形成」と題して講演した。
 【講演要旨】
 野球バカを作りたくない、野球さえやっていれば良いという人間にしたくない、という一心で現在、野球部の指導をしている。私と関わっている高校球児は将来、一人の男として、一人の夫として、子を持つ親として、尊敬される人間になってほしい。憧れてもらえるような人間になってほしいということから、目的は人間形成としている。
夢を抱いて慶應へ
 小中と野球をやってきて、岐阜高校に入学。高校2年の時に、自分の中でスイッチが入る瞬間が来た。岐阜高校は毎年、慶應義塾大学の野球部の選手を呼んで指導をしてもらっていたが、体の中に電気が走り、僕もこのユニフォームを着たいと、その時初めて『夢』を抱いた。
 慶應に猛烈な憧れを持ち、それから勉強をするようになったが中々順位は上がらず、1年浪人をして法政大学に入学。しかし夢は捨てきれず、法政に行きながら慶應を目指して勉強し、高校を卒業してから3年かけて慶應に入り、念願の野球部に入部した。
 何とか3年浪人させてもらった親に、早慶戦で自分がグランドに立っている姿を見せたいという一心で一生懸命努力をし、運よく3年からベンチに入らせてもらい、その秋にレギュラーを取らせてもらった。一級下に高橋由信(巨人)がおり、人物的にも優れた選手と野球をさせてもらったことは、僕にとって誇りであり嬉しく思っている。
 高校野球の指導者になると志を立てていた。生徒に自分がなし得ていない、実践していないことを言ったところで、伝わらないのではないか。言葉(ことだま)にこだわりを持っていて、慶應にこだわった。
 教員採用試験を受けることとなり、3年も浪人してそこまで頑張ったということを評価してもらった。自分としては、慶應のレギュラーを評価してもらえると思っていたが、このことが強烈に印象に残っている。
高校野球の監督に
 長良高校に配属になり、野球部の監督生活がスタート。2年目の夏に地区大会で準優勝した。しかしこの時、周りの方から言われたのが、非常に選手の態度が悪いということ。準々決勝、準決勝とテレビ放映されると、学校に苦情の電話が入っていた。もう一度謙虚にならなければと考え、応援される野球部、皆が応援をしたくなるような野球部を目指した。
 32歳で関商工に転勤。自分が変わらなければ、生徒も変わらない、押し付けがましい指導だけではだめだと気づいた。これが転勤して5年目。それから全国の強いと言われている指導者に教えを請いに行脚した。
 その方々と会って、熱意とエネルギーと生徒に対する思いやりというのを、強く感じた。自分に足らなかったところはこの部分だと、教えられた。自分で学ぼうという素直な姿勢、行動することで変わっていくということを、自分の肌で感じた。
 その結果、8年目で甲子園出場。9年目は、地区大会の決勝で県岐商に敗れたが、準優勝という形で終わった。今年の秋は東海大会出場と結果が残せてきている。
利他の気持ち
 京セラの創業者、稲盛和夫さんの『生き方』という本に、人生の結果は三つの掛け算である、能力×意欲×考え方、人生の結果はこれによってもたらされる、とある。
 考え方にはマイナスがある。どんなに能力があろうと、意欲があろうと、考え方がマイナスであれば答えはマイナスになる。考え方がプラスなら全部プラスになる。
 考え方の0〜マイナス100は何かというと、利己的ということ。0〜100は利他の気持ち。人のためにという考え方を持つことが大切。
 日本に200年以上続いている会社は3,000社あるそうだ。中国には9社しかない。日本の会社は、世のため人のためという志を持って、その志を脈々と引き継いでいる。利他の心が会社の中で続いている。
 思考習慣を利他にしていくようにする。行動に癖があるように、考え方にも癖がある。考え方の癖を、高校生の頭が柔らかいうちに変えていきたいと考えている。一寸したことでも、考え方の話を生徒にし納得してもらうようにしている。
 『野球の最高の練習の場は、日常生活にある』ユニフォームを着ている時だけが練習ではない。それ以外のところでも、自分を鍛える、高めるという気持ちがないと、人間は成長しない。その成長が甲子園という形で向こうから近づいてきてくれるのでは。こちらから、甲子園に近づくのは利己、利他は自分のことも一生懸命やりながら、世のため人のためにとの思いを持って初めて、甲子園という褒美が向こうから近づいてくるということに気づいた。
 吉田松陰の『松下村塾』は、身分を問わず学問を教える。松陰先生が教えたのは、わずか2年4か月に50人余り。高杉晋作、久坂玄瑞、山県有朋など、そうそうたる明治維新の立役者たちが教えを受け世を動かしている。
 このたった2年4か月は、高校野球の期間と全く同じ。入学してから3年生の7月まで。自分も同じ志を持って生徒たちに接しようと、エネルギーを燃やしながら指導にあたっている。生徒たちも志を持って世に出てもらいたい。
 先生は、生徒たちにとっては一番身近な親以外の大人。筋の通った男と憧れられるような人間になりたいと日々生活をしている。憧れに憧れる、これが志を継いでいく一番大切な要素ではないかと感じている。
 たまたま甲子園に行ったとしか思っていないので、何がきっかけで甲子園に行ったか、自分ではよく分かっていない。ただ一つ言えるのは、甲子園に行くチャンスが目の前に来たということは、間違いなく言えると思う。生徒はそれだけ一生懸命、自分を高めようとしてくれた。その結果が、勝ち上がりに表れているのではないか。運もあったが、なぜ運が良かったのかというと、日頃の彼らの心掛けが良かったから。それで勝利の神様が微笑んでくれたのではないか。
 鏡(かがみ)から我(が)を取ると神(かみ)になる。鏡には自分の姿が映し出される。我を取るというのは利己の心を取り除くこと。今のご時世、自分さえよければという若者、日本人が多くなっている中で、この我を消す高校生が生まれてきたら、どこの会社に行っても恥ずかしくないのではないか。絶対お役に立つ人間になるとの思いで、関商工で皆と共に学ばせていただいている。

創業50周年を記念し
オンダ製作所 新事務所棟竣工
地中熱利用空調システムを採用

 配管資材の総合メーカーオンダ製作所(社長=恩田由紀氏、本社=岐阜県山県市・営業本部=岐阜県関市)は1963年(昭和38年)の創業以来今年で50周年を迎え、記念事業として、関工場敷地内に地上5階建ての事務所棟を建設、10月に竣工した。この新社屋には、今まで工場内で分散していた営業部門、管理部門、資材部門を集約し、社内連携の合理化が図られた。この新事務所棟では、地球環境に配慮し、同社製品を用いた空調システムを導入。年間を通じてデータを収集し、システム全体の実証実験を進める。
 一階から三階には、再生可能エネルギーである「地中熱利用空調システム」を採用。同社では、地中100メートルに採放熱パイプ(同社の場合28本)を垂直に埋設し、水を循環させることで熱交換を行う「ボアホール」方式が用いられている。地中に埋設されたパイプは、同社製品「カポリEFパイプ16A」(架橋ポリエチレン二層管)を使用し、ダブルUチューブを設置。再熱エリアは8万uとなる。また、1階は地中熱対応ヒートポンプチラーによる「水冷媒放射空調システム」を導入。天井にアルミ製放射パネルを設置し、同社製品であるカポリメタルパイプ(アルミ三層管)を配管。パイプに冷温水を流すことで室内全体を快適な温度に維持できる。2階・3階は地中熱を利用した「水冷式ビル用マルチ空調システム」を、4階・5階は「空冷ヒートポンプ式パッケージエアコン」を導入。
 地中熱と空気熱で空調効率の違いを検証するため、1階から3階までの空調には地中熱源利用した水冷式で、4・5階では通常の空冷式にしている。実際の事務所で地中熱による放射空調を日常的に運用し年間データを採取する機会は非常に稀であり、貴重なサンプルとなると期待されている。

第21回 ダイドーニューイヤーコンサート
千住真理子さん(ヴァイオリニスト)を迎えて
2014年1月17日開催
愛知県芸術劇場コンサートホールで

 「第21回ダイドーニューイヤーコンサート」が来年1月17日、名古屋市東区の愛知県芸術劇
場コンサートホールで開催される。毎回、著名なオーケストラと多彩なゲストを迎えて行われる新春恒例のコンサートで、21回目を数える。
 今回は、名古屋に本拠地を置くセントラル愛知交響楽団の演奏、同交響楽団常任指揮者の齊藤一郎氏が指揮をとる。
 ゲストは、ヴァイオリニストの千住真理子さん。コンサートやリサイタルの開催、テレビやラジオの出演の他、エッセイの執筆なども手がけ、幅広い分野で活躍している。コンサートではチャイコフスキーの「ヴァイオリン協奏曲ニ長調」を演奏する予定。
 コンサートを主催するダイドー(社長=山田貞夫氏、本社=名古屋市中村区名駅南4-12-19)は、メカトロニクス専門商社として、メカトロ機器の総合開発・システム提案を通して各企業の発展に貢献する、産業界のコンダクター役を果たしている。コンサートは同社のメセナ活動の一環。山田社長も一曲指揮を披露するのが恒例で、同社の取引先など招待客にとってはこちらも楽しみのひとつになっている。
 会場ではチャリティー募金が行われ、集められた善意は名古屋市福祉基金に全額寄付される。
 当日は、午後4時30分開場、同5時30分開演。
ヴァイオリン 
千住真理子さん

 2歳半よりヴァイオリンを始める。全日本学生音楽コンクール小学生の部全国一位。NHK交響楽団と共演し12歳でデビュー。日本音楽コンクールに最年少15歳で優勝、レウカディア賞受賞。パガニーニ国際コンクールに最年少で入賞。慶應義塾大学卒業後、指揮者故ジュゼッペ・シノーポリに認められ、87年ロンドン、88年ローマデビュー。国内外での活躍はもちろん、文化大使派遣演奏家としてブラジル、チリ、ウルグアイ等で演奏会を行う。また、チャリティーコンサー卜等、社会活動にも関心を寄せている。1993年文化庁「芸術作品賞」、1994年度村松賞、1995年モービル音楽賞奨励賞各賞受賞。1999年2月、ニューヨーク・カーネギーホールのウェイル・リサイタルホールにて、ソロ・リサイタルを開き、大成功を収める。2002年秋、ストラディヴァリウス「デュランティ」との運命的な出会いを果たし、話題となる。2010年はデビュー35周年を迎えた。クライスラー没後50年にあたる2012年12月には最新アルバム「愛のクライスラー」をリリースした。2013年には全国で1月にプラハ交響楽団、12月にスーク室内オーケストラとのツアーを行う。コンサート活動以外にも、講演会やラジオのパーソナリティを務めるなど、多岐に亘り活躍。著書は「聞いて、ヴァイオリンの詩」(時事通信社、文藝春秋社文春文庫)「歌って、ヴァイオリンの詩2」母との共著「母と娘の協奏曲」(以上時事通信社)「命の往復書簡2011〜2013」(文藝春秋社)など多数。
 千住真理子オフィシャル・ホームページhttp://www.marikosenju.com/
* * *
【読者プレゼント】
 主催のダイドー株式会社より、コンサートチケットを読者の皆様の中から先着五組十名様にプレゼントいたします。
▽申込受付日時=2013年12月13日の午前10時より。
▽応募方法=電話(3組)またはEメール(2組)で申し込み。氏名・住所・郵便番号・電話番号をお知らせください。
▽電話052-565-1231、Eメールnagoya@kikou.co.jp(受付開始以降送信分のみ受付)、コンサート係まで。
プ ロ グ ラ ム
 ウェーバー:歌劇「魔弾の射手」序曲
 チャイコフスキー:ヴァイオリン協奏曲ニ長調
          (ヴァイオリン/千住真理子)
 感謝状授与式
 モーツァルト:交響曲第41番「ジュピター」第1.4楽章
        (特別指揮/山田貞夫)
 名曲世界の旅Vol.2
 ロッシーニ:歌劇「ウィリアム=テル」序曲より
(イタリア)
 ヴェルディ:歌劇「アイーダ」より“凱旋行進曲”
(イタリア)
 ラヴェル:亡き王女のためのパヴァ―ヌ
(フランス)
 ファリャ:バレエ音楽「恋は魔術師」より“火祭りの踊り”
(スペイン)
 ワーグナー:歌劇「タンホイザー」序曲
(ド イ ツ)
(受付開始以降送信分のみ受付)、コンサート係まで。
プ ロ グ ラ ム
 ウェーバー:歌劇「魔弾の射手」序曲
 チャイコフスキー:ヴァイオリン協奏曲ニ長調
          (ヴァイオリン/千住真理子)
 感謝状授与式
 モーツァルト:交響曲第41番「ジュピター」第1.4楽章
        (特別指揮/山田貞夫)
 名曲世界の旅Vol.2
 ロッシーニ:歌劇「ウィリアム=テル」序曲より
(イタリア)
 ヴェルディ:歌劇「アイーダ」より“凱旋行進曲”
(イタリア)
 ラヴェル:亡き王女のためのパヴァ―ヌ
(フランス)
 ファリャ:バレエ音楽「恋は魔術師」より“火祭りの踊り”
(スペイン)
 ワーグナー:歌劇「タンホイザー」序曲
(ド イ ツ)

2013年12月15(日) 2512
全機工連 愛知大会、MECT2013好評
新年賀詞交歓会は1月9日
愛機工 12月定例理事会開催

 愛知県機械工具商業協同組合(理事長=伊藤高潤氏・春日鋼機社長)は、12月3日午後4時より名古屋市中区の東京第一ホテル錦において、12月定例理事会を開催した。理事27名と監事1名が出席し、全機工連愛知大会、メカトロテックジャパン2013(MECT2013)、全国青年部交流会など秋に集中した主要行事の報告が行われた。新年賀詞交歓会は来年1月9日にANAクラウンプラザホテルグランコート名古屋で開催される。
 冒頭、伊藤理事長の挨拶があり、続いて議案審議に入った。
 第1号議案=会員の増強活動の件は、鶴見製作所中部支店(名古屋市中村区、支店長=小菅政司氏、各種ポンプおよび関連機器製造)と、旭金属工業(東京都墨田区、営業部長=北森達雄氏、作業工具製造)から賛助会員の申し込みがあり、2社の加入を承認した。
 第2号議案=愛知大会報告は、伊藤理事長より行われた。
 全機工連・愛知大会(全国大会)を10月22日、名古屋マリオットアソシアホテルにおいて開催。テーマ「機械工具商業界の将来を考える」、参加者総勢415名(申込)。第1部は式典および基調講演会「社会の変化と流通の進化」、第2部は大会テーマを課題にしたパネルディスカッション、第3部は懇親会を開催した。運営において、当初は参加申し込みが少なかったが、各理事の協力により最終で400名を超える大会となった。大会進行はほぼスケジュール通り執り行われ、受付も青年部の協力により預かり資料の受け渡し等、滞りなくこなされた。基調講演会、パネルディスカッションの内容においても、参加者からは概ね良い評価を頂いた。パネルディスカッションでは商社の体制にストレートな提言もあったが中部地区の機工商社の状況は理解されたものと考える。
 また、併せて収支報告もあり承認された。
 第3号議案=愛知大会プレセミナー報告は、水谷副理事長(ミズタニ機販社長)より行われた。
 愛知大会に先駆け、10月4日午後2時30分よりウインクあいちで「機械工具商業界の明るい将来を探る」をテーマにした時流対策セミナーを中部ブロック・人材開発事業として開催した。講師は船井総研の片山和也氏。受講者84名。セミナーは愛知大会のメインテーマに沿ったプレセミナーとして開催したもので、今後、国内需要の減少が予測される中で、機工商社が国内で生き残るための対策を提唱した。特に、@関係する業界への参入(加工事業の立ち上げ等)A海外進出に拘らない商圏の拡大B新規開拓の重要性などを強調した。
 第4号議案=MECT展については、田実行委員長(組合副理事長・井高社長)より報告された。
 MECT2013が10月23日〜26日の4日間、ポートメッセなごやにおいて開催された。出展者数464社・団体、1,747小間。うち組合関係出展者は118社・418小間となった。入場者数は9万3,741名(目標8万名、前回8万3,057名)。MECT展反省会(懇談会)を11月18日、東京第一ホテル錦にて開催し出展者をはじめ実行委員、ニュースダイジェスト社(ND社)、組合役員約百十名が出席した。ND社の平野企画課長が今展の報告をした後、出展者と意見交換を行い、概ね成功との意見が多く寄せられた。しかし一方で、小間の配置方法や来場者の業容別色分け、ナイター開催の見直し等、課題も提言された。また今展では台風の影響が懸念されたが、危機管理について、その対応を確認した。次回MECT2015の会期は、2015年10月21日〜24日。
 第5号議案=親善ゴルフ大会は、長村厚生部長(長村商店社長)より報告された。
 第40回組合親善ゴルフ大会を11月8日、新南愛知カントリークラブにおいて開催した。参加者35名。上位入賞者は、優勝=藤原昌信氏(山一工具)、準優勝=幡野裕幸氏(朝日)、3位=時津達也氏(新栄商會)、4位=石黒章氏(イシグロ商会)、5位=森庸一氏(森哲)。
 併せて収支も報告され承認された。
 第6号議案=全国青年部交流会報告は、森青年部長(森哲社長)より行われた。
 10月25日午後2時30分より愛知組合が幹事となり名鉄ニューグランドホテルにおいて開催した。当組合からは伊藤理事長、水谷副理事長が来賓として出席した。参加者総勢六十五名。交流会では、愛知組合の林正人理事(経営対策部長・広島商事社長)が「機械工具流通の直面する4つの課題」をテーマに講演し、続いて「機工商社の将来を展望する」“我々はどのように生き残りをはかるのか”をテーマに林講師がコーディネーターを務め各地区のパネリストによるディスカッションを行った。
 第7号議案=新年賀詞交歓会予告は、事務局より行われた。
 2014年組合新年賀詞交歓会を1月9日午後6時よりANAクラウンプラザホテルグランコート名古屋にて開催する。参加見込数360名(12月2日現在、出席239名)。担当支部は中南支部(支部長=鈴木俊雄氏・マルマン商事社長)。12月20日に支部忘年会を兼ね試食会を開催する。
 第8号議案=部会報告。【総務部】理事会の運営および会員の増強に努める。【情報部】組合報秋号を11月下旬に発送した。10月実施の景況調査集計結果を報告。【経対部】経営者・管理者セミナーを検討。消費税対策等。【事業部】当面は、既存事業の拡充を図ると共に、組合員に有益な事業の企画、斡旋に取り組み安定した組合の収入を図る。【青年部】今後の行事は、12月6日に忘年会を開催する。恒例の日帰りバスツアーは2月1日に開催する。今回は三重県伊賀市の「伊賀モクモクファーム」を訪ね手作りウィンナーやバーベキューを楽しむ。現在参加者募集中。【厚生部】野球大会の反省会を江南審判部および青年部員を交え11月29日、焼肉「コギチャン」において開催した。
 第9号議案=訃報。新栄商會の時津忠会長(組合相談役・前副理事長)が12月1日永眠された。葬儀は密葬で執り行い、日を改めて「お別れの会」を開く。
 第10号議案=その他。
 支部忘年会の日程は、尾張支部=12月7日▽東支部・南支部=同11日▽熱田支部=同17日▽北支部=同18日▽西支部=同19日▽中南支部・中北支部=同20日。
 事務局年末年始休業は12月28日〜1月5日。
 次回理事会は来年2月4日午後4時〜5時50分、理事会のあと午後6時から年度末理事懇親会、いずれも会場は東京第一ホテル錦。

「2013年愛知環境賞」受賞の
加藤製作所(清須市)を見学
循環ビジネス創出会議 現地見学会

 愛知県と環境パートナーシップ・CLUB(会長=新美篤志氏・トヨタ自動車相談役)が主催する「循環ビジネス創出会議 現地見学会」が10月23日に実施され、愛知県下の優良企業などから42名が参加して、「軽い!安い!クリーン!な環境配慮型革新的鋳造技術『減圧凍結システム』による薄肉、軽量化青銅鋳物の製造」で2013年愛知環境賞(銅賞)を受賞した清須市の「加藤製作所」(社長=加藤丈人氏)を見学した。
 加藤製作所は氷で作る鋳物の新技術「減圧凍結システム」の開発に取り組み、現在は実用段階にある。同システムは、マイナス40度で凍結させた鋳型に1.200度で溶解した金属を流し込んで鋳物を作る画期的なシステムで、急冷効果を生かした組織の微細化等により鋳物の薄肉・軽量化を実現した。
 鋳型は凍結した砂でできており、鋳造物を鋳型から外す際には自然と型が崩壊するため振動も音も発生しない。また、従来の砂型を作るには粘結剤を使う必要があったが、同システムは凍結のため必要なく、鋳型に用いた砂を再利用することができる。鋳造プロセスで問題となる粉塵、騒音などの作業環境の改善、中子や廃砂などの産業廃棄物の低減を実現することができる。
 当日は、午前9時30分より同社会議室にて加藤社長の歓迎の挨拶があり、続いて「減圧凍結システム」の概要説明を聞いた後、工場へ。参加者は、鋳物工場独特の匂いがないことに驚きながら、凍結設備や注湯の様子を見学した。
 同社は住宅街にあり、隣は酒造メーカーの工場。粉塵対策が不要で臭気や騒音など住環境にも適した「減圧凍結システム」で、二十一世紀の都市型鋳造工場を目指す。現在、工場の一部を解体しマンションの建設も進めている。

第30回管工機材・設備総合展に向け
抽選部の活発な意見交換
愛知県管工機材商協組「愛青会」忘年会開催

 愛知県管工機材商業協同組合(理事長=小川信氏・山信社長)の青年部「愛青会」(部長=竹内裕二氏・丸金商会社長)は、12月5日午後7時より名古屋市中区の大庄水産錦店において第2回例会・懇親会として、忘年会を開催。小川理事長、安井文康青年部顧問(錦興業社長)を含め部員ら14名が参加した。
 竹内部長が開宴前に「我々青年部は、来年の展示会では抽選部を担当しております。この席は忘年会ではありますが望年会≠ニして、来年に向け皆さまからのご意見、ご提案を頂きたいと思います」と述べた。
 引き続いて小川理事長から「愛青会の活動、そして組合の為に日頃活躍いただきありがとうございます。来年の展示会では抽選部担当としてみなさんが面白い運営をしてくださる事と期待しております」と挨拶、乾杯となった。
 参加者は今年1年の出来事を振り返りつつ、来年の展示会に向けての意見交換で大いに盛り上がる中、安井青年部顧問から「青年部設立から5年経ち、今年は竹内部長体制となってゴルフコンペなどの行事も実施できました。来年は展示会抽選部という重責を担っておりますし、一層楽しく充実した会運営になる様、私も支えていきたいと思います」と中締めの挨拶があり、おひらきとなった。

賀詞交歓会の役割分担決める
2月中旬に全員例会
岐阜県管工機材商組合 12月度理事会・忘年会

 岐阜県管工機材商組合(理事長=森嶋靖雄氏・大東会長)は、12月4日午後6時より岐阜市梅河町のちゃんこ鍋「うを仁」において、12月度理事会を開催した。理事会終了後は忘年会も行った。
 冒頭、森嶋理事長より挨拶があり、続いて議事に移った。審議、承認された議案は次の通り。
 ▽第1号議案=平成26年新年賀詞交歓会について。
 1月23日午後6時より岐阜グランドホテルで開催する。当日の役割分担は次の通り。
◎司会進行・開会の辞=白木理事(白木商会)
◎賛助会員代表挨拶=大成機工支店長(予定)
◎懇親会司会=小笠原氏(瓶由)
 恒例の抽選会を実施する他、前年通り参加者全員に手土産を配る。
 ▽第2号議案=2月度全員例会について。
 2月中旬の開催を予定。岐阜グランドホテルを会場とし、時間は午後5時50分から。内容については今後検討していく。
 ▽第3号議案=その他。
 タカラスタンダードより賛助会員加入の申し込みがあり、これを承認した。新年賀詞交歓会から参加の予定。

日機連 機械工業生産額(改訂)見通し調査
25年度は1.4%増と3年ぶりの増加見込み

 一般社団法人日本機械工業連合会は11月19日、平成25年度機械工業生産額(改訂)見通し調査の結果を公表した。同調査は、機械関係の各機種別工業会49団体に対しアンケートにより本年10月時点での回答を求め、とりまとめたもの。これによると、平成25年度機械工業生産額は前年度比1.4%増の66兆8,484億円と3年ぶりの増加となる見通しで、当初見通しと比べると、金額で3,336億円の減額、前年度比で0.4ポイントの下方修正となった。
 同会がまとめた概況の「平成25年度の生産動向」は次の通り。
 平成24年度下期から落ち込んだ日本の機械工業の生産活動は、25年度上期を通じ弱含みに推移したものの、大胆な金融緩和政策や為替の改善効果に加え、政府が10月に打ち出した来年4月からの消費税率引き上げにともなう経済対策パッケージ、とりわけ設備投資減税・研究開発減税・事業再編促進税制などの一連の効果が今後期待され、緩やかな回復基調を辿っていくものとみられる。
 こうした中で平成25年度の機械工業生産額は前年度比1.4%増の66兆8,484億円となる見通しである。
 1.一般機械
 一般機械の生産額は、前年度比(以下同様)4.7%増の13兆3,300億円となる見通しである。
 機種別にみると、ボイラー・原動機は、はん用内燃機関で生産拠点の海外シフトが継続するものの、ボイラー・タービンでは外需の伸びを期待でき、全体で3.3%増。土木建設機械は、国内が引き続き堅調に推移、輸出も下期から緩やかに回復すると見込まれ、7.0%増。印刷・製本・紙工機械は、国内外ともに環境対応、小ロット対応等の高付加価値設備やデジタル関連設備にシフトしたユーザーからの需要増を期待し、7.0%増。
 油空圧機器は、中国を始めとする新興国向けが依然として厳しいものの、内需は復旧・復興需要が、外需は米国や東南アジア向け需要が期待でき、2.2%増。ロボットは、米国が引き続き堅調なものの、欧州、中国での需要が伸び悩むと見られ、横ばい。動力伝導装置は、スチールチェーンで円高時の在庫残があり、輸出増への期待が難しいものの、変速機で需要先の生産増や発電関連、老朽化対策等の需要増が期待でき、全体で1.3%増。
 農業用機械器具は、国内向けが農業機械関連補正予算や排ガス規制による需要増、海外向けは北米、アジアでの伸びを見込み、全体では7.0%増。
 金属工作機械は、国内外ともに緩やかながら回復傾向にあるものの、中国の電気機械産業における需要の落ち込みにより、6.7%減。第二次金属加工機械は、機械プレス等の大幅な増加が見込まれ、40.9%増。繊維機械は、準備機械、織機、編組機械等が中国や他のアジア新興国で大幅な回復が見込まれ、全体では46.7%増。食料品加工機械は、手控え状態が長期化してきたが更新需要が期待され、0.8%増。
 木材加工機械は、国内が新設住宅着工増によるプレスカット機械の需要増、海外が合板機械の需要増が見込まれ、17.2%増。事務用機械は、海外での現地生産が進み、国内生産の減少傾向が続くことから、18.5%減。ミシンは、工業用ミシンがアジア市場で回復が見込まれ、4.7%増。
 冷凍機・同応用装置は、冷凍空調用圧縮機、空気調和関連機器、冷凍冷蔵関連機器のいずれも増加が見込まれ、全体で4.0%増。半導体製造装置及びFPD製造装置は、ファウンドリ投資の継続、モバイル用メモリー市場の回復、TV用大形パネルの設備投資の再開への期待から、14.3%増加する見通しである。
 2.電気機械
 電気機械の生産額は、前年度比(以下同様)0.6%増の6兆7,346億円となる見通しである。
 機種別にみると、回転電気機械・静止電気機械器具・開閉制御装置は、国内では電力供給安定化に向けた需要増が一段落するものの、景気刺激策による民間設備投資の回復、中国向けの輸出下げ止まり等を見込み、0.7%増。
 民生用電気機械は、家電製造企業のグローバル展開に伴い海外生産シフトがさらに進むとみられ、0.6%減。
 電球は、生産拠点の海外化や海外からの電球形LEDランプの輸入の影響を受け、一般照明用電球、電球形蛍光ランプが減少すると見込まれ、7.5%減。電気計測器は、環境計測器が増加するものの、電気計器、電気測定器、工業用計測制御機器、放射線計測器が減少し、全体では6.0%減少する見通しである。
 3.情報通信機械
 情報通信機械の生産額は、前年度比(以下同様)8.5%減の3兆8,444億円となる見通しである。
 機種別にみると、民生用電子機器は、薄型テレビやDVDビデオで引き続き地上デジタル放送完全移行後の需要減少が続き、カーナビゲーションシステムも前年の増加による反動減、デジタルカメラがコンパクトタイプで多機能携帯電話の影響を受けることから、全体では17.7%減。通信機器は、有線通信機器では国内事業所の設備投資の回復により有線端末機器が増加したものの、国内のネットワーク設備投資の一巡や海外生産シフトにより有線ネットワーク関連機器が減少し、また、無線通信機器では電気通信事業者の調達方針変更による日系メーカーの多機能携帯電話事業からの撤退の影響を受けることから、通信機器全体では9.3%減。
 電子計算機及び関連装置は、パソコンがWindowsXPのサポート終了を来年四月に控え法人需要が堅調であり、個人需要も価格が手頃なノートブックパソコンで伸びが期待できることから、1.3%増加する見通しである。
 4.電子部品・デバイス
 電子部品・デバイスの生産額は、前年度比(以下同様)11.1%増の7兆2,601億円となる見通しである。
 電子部品は受動部品のセラミックコンデンサが多機能携帯電話向けの輸出増、半導体は半導体素子が発光ダイオードや太陽電池セル、集積回路はフラッシュメモリの伸びが期待でき、ディスプレイデバイスは多機能携帯電話向けの中・小型の液晶デバイスの伸びが期待でき、電子部品は5.1%増加、電子デバイスは14.7%増加する見通しである。
 5.輸送機械
 輸送機械の生産額は、前年度比(以下同様)0.3%減の28兆7,758億円となる見通しである。
 機種別にみると、自動車は、海外では輸出環境の改善があるものの、海外生産の進展が予想され、国内販売では下期には景気の持ち直しによる回復や消費税率引き上げ前の駆け込み需要への影響から、自動車全体では2.0%増。自動車部品は、上期の自動車販売が厳しかったことから、下期も大幅な改善は難しいと見ており、5.9%減。
 産業車両は、フォークリフトトラックが下期以降、国内設備投資の回復に伴う需要増、排ガス規制強化や、消費税増税前の駆け込み需要への期待もあり、2.0%増。
 鋼船は、引き続き手持ち工事の減少により徐々に操業を落としていくことが見込まれ、12.6%減。航空機は、機体、発動機、機体部品、発動機部品、装備品のいずれも増加し、全体で24.4%増加する見通しである。
 6.精密機械
 精密機械の生産額は、前年度比(以下同様)1.0%減の1兆2,753億円となる見通しである。
 機種別にみると、計測機器は、計量機器が住宅着工戸数増等によるメーター類の需要増、分析機器は中国への輸出が回復途上にあり、光学測定機は米国向けが上向くものの、欧州、中国で減少、測量機器は国内で需要増、海外は中国、欧州で低迷が見込まれ、全体で0.8%減。
 光学機械は、写真機が2.1%増、望遠鏡・顕微鏡が新興国向けの成長は期待できるが、中国向けの不振が続き1.3%減、カメラの交換レンズ・付属品が2.7%減、光学機械全体では1.4%減少する見通しである。
 7.金属製品
 金属製品の生産額は、前年度比(以下同様)1.3%増の2兆6,860億円となる見通しである。
 機種別にみると、鉄構物・架線金物は、2.4%増。ばねは、自動車生産の増加の影響を受けると見られ1.6%増。
 機械工具は、特殊鋼工具が下期の回復が期待され1.8%増、超硬工具が、米国や東南アジアでの需要増が見込まれ5.0%増、ダイヤモンド工具が、電子部品・デバイス向けで回復が見込まれ1.3%増、機械工具全体では3.7%増。バルブ・コック・鉄管継手は、震災の復興需要等で、1.4%増加する見通しである。
 8.鋳鍛造品
 鋳鍛造品の生産額は、前年度比(以下同様)1.4%減の2兆5,206億円となる見通しである。
 機種別にみると、粉末冶金製品は、7.6%減。鍛工品は、自動車向けが横ばい、輸送機械向けで減少、産業機械向けが微増、土木建設機械向けで減少が見込まれ、鍛工品全体では0.7%増。銑鉄鋳物は、1.0%増。
 可鍛鋳鉄・精密鋳造品は、3.9%減。非鉄金属鋳物は、1.7%減。ダイカストは、自動車向け等が上期に落ち込み、2.5%減少する見通しである。

経営の奥義は「自他不敗」の精神にあり
酔拳世界チャンピオンを招聘
愛知県管工機材商協組 経営研究部会セミナー開催

 愛知県管工機材商業協同組合(理事長=小川信氏・山信社長)の経営研究部会(部会長=伊藤信哉氏・伊藤柳社長)では、12月10日午後2時より東別院会館「椿の間」において、武学士レノンリー氏を講師に招き、セミナー「世界一になる人たちの共通点、世界一になるためのメソッド」を開催。会員・賛助会員ら約30名が受講した。
 リー氏は7才から武術を始め、2,500年前、孫武によって編纂され、以後選ばれし者だけに伝承されてきた「武学」を独自の手法で体系化。そのオリジナルメソッドを用い、09年「国際武術大会」(酔拳、武器術)で優勝、翌10年にも「世界伝統武術フェスティバル」(酔拳)でも優勝を飾った。現在はその方法論を活かし経営コンサル会社に対しコンサルティングを行っている。
 「武学」の「武」という漢字は、「戦う」イメージを持ちやすいが、字源は「二つの戦いを止める」つまり「戦わない」という意味であり、「自他不敗」=「自分も負けない、相手も負けさせない」という精神が込められている。「武学」とは、「自他不敗」の精神で、先人から知識を学び、その知識を実践に移す「活学」の事と説明。そして武学を基にして「帝王学」や「経営学」が生まれていると解説。
 「武学」を修めた歴史的人物の代表として曹操、諸葛亮孔明、ナポレオン、日本では徳川家康、大塩平八郎、吉田松陰がおり、現代の代表的人物としてビル・ゲイツ氏、孫正義氏を紹介。
 そして、ビジネス誌「フォーチュン」が発表した世界トップ500社の内、八割の企業が実施し、「自他不敗」の精神を活かした会議方法をデモンストレーション。受講者全員にメモ帳サイズの付箋を配布。付箋に「ここ一週間で楽しかった事、面白かった事」を二つ書く事を指示。三人一グループを構成し、付箋に書き込んだ事を制限時間内に発表する「ポストイットワーク」を実施。この方法は、参加者全員が同数の意見を提出する機会を持ち、問題点を共有し、短時間で要点を絞った発表となる為、議事録も不要の会議となり、無駄に時間を取られる事なく、行動に移す時間にできると説明。
 引き続いて「経営とは?」と「経済とは?」という質問が投げかけられ、全員付箋に回答を記入し先程と同様に発表。リー氏は、経営とは「経済を営む」事であり、そもそも「経済」という言葉は、福沢諭吉が英語の「economy」を日本に持ち込む際、同じ概念の日本語が存在しなかった為、中国の古典にある「経世済民」という言葉を略して用いた事から生まれた言葉であり、「世の中を経(おさ)め、人々を済(すく)う」という意味がある。経営者の仕事とは「人々の役に立ち、人々を救い、世を治める」事と述べた。また日本では、世界最古の憲法「十七条の憲法」があり、第一条に「和を以って尊しとなせ」とある。「争わず、調和を保つ」事が最優先されたもので、国名が「大和」である理由もここにあると解説。それ以来この精神は日本に根付いた。日本には200年以上続いている企業数が世界一あるが、その理由は、和を保ち、人々に益をもたらす事で、世の中から必要とされる存在となり、競争も生まず存続できた事にある。まさにこれが「日本型経営精神」つまり「経世済民」「武」の精神である、と述べた。
 続いて参加者全員に腕相撲をさせ、負けた人だけにリー氏がある「言葉」を伝授。同じ相手と再戦したところ、皆なぜか勝ちを収めた。その言葉は「私は、全人類の為に、働く事を認めます」というものだった。「誰に向け」、「どの様な意識」を持つかで、行動とその結果は変わる。
 つまり「今いる場所」と「体験量」はすぐに変える事はできないが、「思考」(ポテンシャルエネルギー)を変えれば、結果も変わる事を、腕相撲を通して受講者は体験。
 最後に受講者全員「振り返りシート」に記入し、セミナーで興味深かった事、役立った点などを書き出すことで気づきの洗い出しや記憶に留めさせる方法が紹介された後、質疑応答がありセミナーを終えた。3時間に渡る内容だったが、リー氏の話の面白さとデモンストレーションの楽しさで受講者は満足げであった。

お客様に必要とされる会社に
百楽で恒例の忘年会
服部商会 仕入先を招いて開催

 機械・工具の総合商社服部商会(社長=服部嘉高氏、本社=愛知県津島市)は、11月15日午後7時より名古屋駅前の北京料理「百楽」において、同社の仕入先75名と社員が参加して忘年会を開催した。
 服部商会・祖父江氏の司会で進行され、冒頭、服部社長が多忙の中での参加と日頃の支援に対してお礼を述べた後、「今年も一年、元気よく過ごすことができました。今年は祖父江くんが入ってくれ、昨年も一人入社し、来年も人を採っていきたいと思っております。お客様に必要とされているからこそ、服部商会は人を入れて、皆様の売上に少しでも貢献できますような会社でありたいと思っております」と挨拶。
 続いてメーカーを代表して堀江三菱マテリアルツールズ中部支店販売二部部長より来賓祝辞が述べられ、その中で同氏は「今年は大変プラスの期待を持ってスタートした一年だったと思っております。一方で、なかなか我々の商売に対しては実感が少ないという声も聞いております。服部商会の社長は工場の隅々を見て商売のネタを見つけ出して提案してくるという、服部商会の秋の利進会(ゴルフ会)での話を印象深く思っております。商売に対しての熱心さ、お客様に貢献しようという志の高さというのが業績を支えていると感じました」と話した。
 吉村山善名古屋営業本部副本部長の力強い乾杯の発声で宴会に移った。
 出席者は和やかに歓談して親睦を深め、服部峰久専務のお礼の言葉でお開きとした。

岐阜営業所を拡張移転
梅村本店 11月18日より

 機械工具総合卸商社の梅村本店(社長=梅村龍盛氏、本社=名古屋市中川区)は業務拡張に伴い、岐阜市内に購入した自社ビルに岐阜営業所を移転し11月18日より営業を開始した。
▽新住所=〒500-8364 岐阜市本荘中ノ町10丁目28番地1
▽電話番号=058-273-9531
▽ファックス番号=058-273-9682
(電話・ファクス番号は従来通り)

商品知識など最新情報の共有化
正・賛助会員23社出席
岡谷管栄会「商品研修会」開催

 岡谷管栄会(会長=小川信氏・山信社長、岡谷鋼機と商社、メーカーの集い)は、11月27日、岡谷鋼機本社会議室にて「商品研修会」を開催。正会員の営業マン13社・23名が受講した。
 研修会に先立ち、小川会長から「普段は競合の関係でしょうが、各社の営業マンと顔を合わせながら、研修を受けられるのは貴重な機会です。岡谷鋼機を通じて我々が発展していく事は、業界全体の発展につながります。ぜひ有意義な時間を過ごしてください」と挨拶があった。
 今回研修テーマとなった商品は、日立金属の『膨張タンク』、日立バルブの『セグメントボールバルブ』、不二越の『MZ07』(ロボット)、シーケー金属の『転造ネジ及びフレア加工』だった。また、岡谷コンサルタントから消費税改正における留意点についての研修もあった。
 商品研修会後は本社内の『サロンオカヤ』で懇親会が開かれ、賛助会員20社・22名も加わった。
 懇親会に先立ち岡谷鋼機名古屋配管住設部の山田雄一部長から挨拶があり「弊社には色んな事業部がありますが、管栄会の様な大きな組織を持っている事業部は他にありません。弊社社長以下、大切にしている会でございます。今日の研修内容は、皆様の営業活動にすぐ役立つ様な、そして弊社らしく、少し目先を変えた商材をご提案させていただきました。皆様の営業活動のお役に立つ事を切に願っております」と述べた。
 そして、日立金属中部東海支店配管グループの小川広治営業部長から乾杯の発声で開宴。情報交換で話題が盛り上がる中、東洋バルブ中部営業部名古屋営業所の大場意広所長の三本締めでおひらきとなった。

三菱電機中部支社
通信・映像システム展示会開催

 三菱電機中部支社(支社長=村井武夫氏、支社=名古屋市西区)は11月26日・27日の2日間、名古屋ルーセントタワーにて、「通信・映像システム展示会」を開催。製造・金融・流通業などのユーザー、システムインテグレーション関連企業、販売会社など約700名が来場、最新のデジタル監視カメラシステム、ビデオ会議システム、デジタルサイネージなどの製品を見学した。
 広大な工場内や店舗内を監視する際、カメラ台数をより多く設置でき、長時間録画できるシステムへの要望は高く、同社では最大512台のカメラを設置、管理できる大規模案件向けの監視カメラシステムを紹介。また、録画時間では最大434日分のデータが蓄積できるネットワークカメラ用録画・配信サーバの「ネカ禄」を展示。他にも、ユーザーからの要望の高い配線工事費用の圧縮、工事期間の短縮化に応える為、既存のアナログシステムの配線(同軸ケーブル)でデジタル画像での監視を可能にする「メルックμ+(ミュープラス)」なども紹介に力を入れていた。
 会場内では、同社が得意とする液晶マルチ大画面表示装置や、表示システムなども展示。来場者は製品ごとに足を止め、担当者からの説明を熱心に聞き入っていた。

航空機部品加工技術開発センターを
名古屋・上社に開設
サンドビックコロマント 世界で5ヶ所目

 サンドビック・コロマントカンパニー(名古屋市名東区)は、11月22日、名古屋市名東区上社に航空機部品加工技術開発センター(エアロスペースアプリケーションセンター)の開設を発表し、航空機関連メーカー約20社を招き、センター内の施設見学と懇親会を開催した。
 同地は以前「プロダクティビティセンター」として、同社製品の能力を最大限引き出す利用方法などを顧客に説明する為、製品トレーニング、製品テストを行う場所として利用されていたが、今回「エアロスペースアプリケーションセンター」と改め、従来の機能に追加し、更に航空機産業に特化。顧客と共に、加工品の設計・開発段階から同社が関わり、加工内容に最適な工具を開発できる様、バーチャル・シミュレーション加工に対応する設備の導入と機能を強化した。
 航空機産業に特化し、名古屋で開設した理由を、同社藤井裕幸社長は「今後、日本が世界の航空機産業の製造、供給拠点として成長していく事が見込まれている。また、日本は総合的に優秀な技術力を持つ国。世界に冠たる工作機メーカーとして、この国にアプリケーションセンターを持つべきと判断した」と語った。同社の航空機専門のアプリケーションセンターは英国、米国、仏、スウェーデンにあり、名古屋で5ヶ所目、日本初となる。センターの初披露目となったこの日、「サンドビックの世界における航空機産業への取り組みについて」と、「複合材の先端加工技術」について特別講演が開かれ、インペラー加工と、パワーフィーダー加工の実演加工も行われた。

得意先・仕入先ら97名が参加
「2013どてらいゴルフコンペ」
山 善 中京GC石野コースで開催

 山善名古屋営業本部(本部長=森園慎一氏、住所=名古屋市熱田区白鳥2-10-10)は10月21日、中京ゴルフ倶楽部石野コース(愛知県豊田市)において「2013どてらいゴルフコンペ」を開催し、中部地区の山善得意先及び仕入先ら合わせて97名が参加して親睦を深めた。
 この「どてらいゴルフコンペ」は、日本全国に及ぶ山善の営業エリアのうち、名古屋営業本部だけが行っている歴史ある行事で、得意先の部、仕入先の部、満六十歳以上の参加者によるシニアの部の3部門に分かれ、それぞれ優勝を目指した。
 当日は、午前8時に同倶楽部のOUT、INから同時スタート。日頃の腕前を競った結果、シニアの部では白川秀一氏(モトユキ)、得意先の部は熊谷貞男氏(太洋エンジニアリング)、仕入先の部は安達清人氏(ナガセインテグレックス)がそれぞれ優勝した。
 プレー後のパーティーでは冒頭、中田山善副社長が「好天の下、皆様とともにゴルフができ最高と思っております。どてらいゴルフコンペは全国でもここだけです。名古屋営業本部の新社屋も完成し、10月15日から営業活動をしております。これも偏に皆様方のご支援の賜物と心より厚く御礼申し上げます。景況はアベノミクス、オリンピックと数年間は右肩上がりと思われ、皆様とともにしっかりと頑張って社会に貢献していきたい」と挨拶。
 今回のコンペに53社58口と多数の仕入先から協賛を得られたことが司会者より報告された後、順位の発表に移り、シニア、得意先、仕入先の順に表彰が行われた。
 参加者を代表して辛島ダイキンHVACソリューション東海社長が挨拶に立ち「このコンペは日本一のコンペだと思います。我々仕入先とお得意先様が一緒になって一日懇親を図れます。是非、名古屋営業本部の成績に反映させお返ししたいと思います」と述べた。
 最後に、森園山善名古屋営業本部長が「メーカー様48社、お得意様49社、合計97社、97名と弊社から3名で合計100名が参加をいただきましてのゴルフコンペでございました。新社屋も完成いたしまして、10月15日より新しいビルで仕事をしております。その節はお心遣いいただきまして御礼申し上げます。お得意様、メーカー様のお役に立つように社員一丸となって邁進してまいります。本日司会をしております川端副本部長は10月1日付けで東日本営業本部副本部長として異動となっており、後任の吉村副本部長が神戸支店より着任しております。新しい陣営で取り組んでまいりますのでよろしくお願いいたします」と閉会の挨拶をして終了した。
 上位入賞者は次の通り(敬称略)。
【シニアの部】
 優勝=白川秀一(モトユキ)N71.6H14.4▽準優勝=森庸一(森哲)N72.4H9.6▽第3位=細野広雄(大島商会)N72.4H15.6
【得意先の部】
 優勝=熊谷貞男(太洋エンジニアリング)N69.0H24.0▽準優勝=水谷俊晶(東亜機工)N70.2H4.8▽第3位=久田邦義(サンシン)N71.2H16.8
【仕入先の部】
 優勝=安達清人(ナガセインテグレックス)N72.0H12.0▽準優勝=高木悦男(タカラスタンダード)N72.6H8.4▽第3位=大森繁(CKD)N73.8H19.2

組合員・賛助会員ら120名が参加
林幸雄氏(林機工)が優勝
遠州機工会青年部 ボウリング大会を開催

 遠州機工会(会長=杉野泰治氏・浜松機材社長)の青年部(部長=佐山初男氏・日研副社長)は11月12日午後7時より浜松市東区の毎日ボウル有玉においてボウリング大会を開催、組合員・賛助会員とその従業員など120名が参加した。
 ルール説明の後、杉野会長より「大勢の方にお集まりいただきありがとうございます。ビアパーティーに続いての青年部企画ですが、機工会の次世代を担う若い方々が一生懸命企画し準備をしてまいりました。本日はしっかりと楽しんでいってください」と挨拶があり、会長の始球式でゲームスタート。2ゲームを行った結果、林幸雄氏(林機工)が388ピンで見事優勝、女性の部では鈴木春香さん(ダイドー)が328ピンで優勝した。
 ストライクを出すとカップ麺がもらえる企画もあって、各レーンでは一投毎に大きな歓声が上がり、場を一層盛り上げた。中には持ちきれないほどのカップ麺を抱えている人の姿も見られた。
 ゲーム終了後はボウリング場内のパーティールームに移動して表彰式が開かれ、成績発表と各賞の贈呈が行われた。
 上位入賞者は次の通り(敬称略)。
【男性の部】
▽優勝=林幸雄(林機工)388ピン
▽2位=柳澤清裕(林機工)340ピン
▽3位=松倉倫行(ユアサ商事)336ピン
▽4位=中村哲也(日伝)320ピン
▽5位=近藤祐介(八幡機械)312ピン
【女性の部】
▽優勝=鈴木春香(ダイドー)328ピン
▽2位=佐藤春奈(マルニシ)304ピン
▽3位=山本梨乃(マルニシ)304ピン
▽4位=大隅亜優実(日研)290ピン
▽5位=内山八重子(林機工)286ピン
(女性は一ゲームに付きハンデ20を含む)

団体・個人大成工機商会がW制覇!
第33回ボウリング大会
愛知県管工機材商協組 35チーム・103名が参加

 愛知県管工機材商業協同組合(理事長=小川信氏・山信社長)の福利厚生部会(部会長=成田幸隆氏・大成工機商会社長)主管による「第33回ボウリング大会」が、11月30日、星ヶ丘ボウルを会場に、組合員・賛助会員ら16社・35チーム、合計103名が参加し開催された。
 開会式では成田福利厚生部会長が司会を務め、小川理事長の挨拶、前回大会(第32回)での団体優勝、個人優勝者のトロフィー返還、レプリカ贈呈の後、植田副理事長(ウエダ社長)と前回大会で個人女子3位だった前田留美さん(キッツ)による始球式が行われ、競技開始を告げるホイッスルが鳴らされた。
 会場では職場の仲間同士はもちろん、小さな子供達もゲームを楽しむ微笑ましい姿も見られ大盛況。2ゲーム制での競技終了後は、同会場内で軽食パーティーと表彰式が行われた。
 団体戦は大成工機商会(チーム名=もしかしてだけど)が、910点で優勝。個人でも同社の伊佐拓哉さんが399点と、2位以下を大きく引き離す高スコアで優勝。団体、個人共に大成工機商会が制覇し、福利厚生部会長であり同社社長でもある成田氏は、部下のW優勝に驚きながらも笑顔を浮かべ、表彰式での司会を務めた。伊佐さんは1年ぶりのボウリングだったそうだが、見事な結果を出し、ホッとした様子であった。
 閉会の辞は、植田副理事長が務めおひらきとなった。
 入賞者は次の皆さん。
【団体の部】(敬称略)
▽優勝=大成工機商会(チーム名=もしかしてだけど)910点
▽2位=イシグロ(チーム名=下剋上)859点
▽3位=キッツ(チーム名=チームキッツ)849点
▽4位=リクシル(チーム名・LIXER・A)840点
▽5位=日立金属(チーム名・はもっす〜)837点
【個人の部】
▽優勝=伊佐拓哉氏(大成工機商会)399点
▽2位=國松俊高氏(LIXIL)338点
▽3位=白石将貴氏(イシグロ)329点
▽4位=伊藤洋一氏(イシグロ)327点
▽5位=上田信之氏(荒木商事)315点
▽ハイゲーム=伊佐拓哉氏(大成工機商会)214点

4日間で約6万2千名が来場
『メッセナゴヤ2013』盛況
次回開催は2014年11月5日〜8日

日本最大級の異業種交流展示会「メッセナゴヤ2013」が11月13日から16日までポートメッセなごやで開催され、期間中、昨年を上回る6万1,751名が来場し盛況のうちに閉幕した。メッセナゴヤは愛知県、名古屋市、名古屋商工会議所でつくる実行委員会が主催。愛知万博の理念(環境、科学技術、国際交流)を継承する事業として2006年にスタートした。8回目の開催となる今年は、過去最多の833社・団体が出展し、各社の製品やサービスを名古屋から国内外に広く情報発信して活発なビジネス交流を展開した。
 初日の午前9時20分から開会式が執り行われ、冒頭、岡谷篤一名古屋商工会議所会頭(岡谷鋼機社長)が「メッセナゴヤは皆様方の温かいご支援の下、お陰をもちまして今年で8回目の開催となります。当地の景況は、過度な円高是正、株価回復の影響もあり製造業を中心に回復基調にあるものの、中小企業は原材料の上昇などにより依然として厳しい経営環境に置かれております。このような中、今年のメッセナゴヤは、過去最高規模で開催しました昨年の672社を大幅に上回る、833社の方に出展していただき、小間数につきましても1,509小間と、異業種交流の展示会としては日本最大級の規模で開催されております。毎回多くの企業の皆様にご出展していただき、メッセナゴヤに対する皆様の期待が回を重ねる毎に高まってきていると感じております。メッセナゴヤの狙いは、企業、団体、大学や研究機関等の多様な出展者が、規模の大小を問わず、業種、業態の垣根を越えて、キラリと光る技術や創意あふれる製品、時代を先取りしたサービス等をそれぞれのブースから幅広く発信して、新たな出会いやビジネスチャンスが創出されることではないかと感じております。4日間、会場内のいたる所で活発な交流が行われまして、新たなビジネスチャンスを心から期待するところであります。また昨年、一昨年に引き続きまして、震災からの復興、再生の途上にあります東日本地域を支援するために、会場内に復興支援コーナーを設けております。今年も東日本7県から新たなビジネスチャンスを求める78社・団体が出展されております。さらに、海外からも9カ国・地域から71社の出展をいただいております。皆様におかれましても、全国そして海外からこのメッセナゴヤに集結した出展者各社の知恵を絞った様々な出会いを、是非ともご覧いただけたらと思います」と挨拶。
 続いて、大村秀章愛知県知事が挨拶し「当地域最大のビジネスイベントになったと思っております。愛知県は、基幹産業であります自動車産業の強化、先端自動車の普及促進、環境新エネルギーといった成長産業の育成振興、また航空宇宙産業の育成振興、安心・安全な県民生活に取り組んでおります。その取り組みの一環として、メッセナゴヤでは環境・エネルギーへの提案ゾーンで、私ども愛知県の環境保全の取り組みについて紹介をさせていただいております。あわせまして、高い技術力を有する中小企業25社の技術力、製品のPRを通じて、私ども愛知の環境ビジネスを発信していきたい。またエネルギーの安定確保や、環境負荷を減らす次世代のものづくりを支援するため、新エネルギー情報発信セミナー、燃料電池車セミナーや同体験試乗なども実施をいたします。今回のメッセナゴヤには、安心・安全を支える製品サービスを提供する企業もたくさん出展をされております。愛知県といたしましても地震対策、防災対策に全力で取り組んでおりますのでご理解を深めていただけたらと存じます」と紹介した。
 河村たかし名古屋市長は挨拶で「より良いものを、より安く提供するというのが原点。日本全体では6兆円の貿易赤字ですが、名古屋港の貿易黒字が5兆円強、多い時は7兆円と、大きいものがあります。日本の本当のエンジンは名古屋であると自信を持たなければいけない。稼いだ6兆円をどの様に活用するかが大切だ」と話した。
 来賓の紹介があり、代表して山本雅史中部経済産業局長より祝辞が述べられた。
 立花貞司メッセナゴヤ実行委員会委員長(名古屋商工会議所副会頭)が「ご出展いただいた企業が、一人でも多くのお客様と出会い、一つでも多くの縁を結び付けていただければ幸いです。メッセナゴヤ2013の開会を宣言します」と開会宣言。名古屋市消防音楽隊の演奏とともに代表者と来賓がテープカットを行い、開幕した。
 メッセナゴヤ2013は「環境・安全・モノづくり」をテーマに開かれ、トヨタグループをはじめ、名古屋地域のモノづくり企業や、建設、サービス、卸売業など幅広い分野の企業が出展。各社の製品・技術の展示紹介を通じて、新規開拓など販路拡大を目指し積極的な交流が行われた。
 セミナーやイベントも好評で、昨年に引き続き設けられた東日本復興支援コーナーでは、東日本7県の企業による展示や東日本エリアの特産品の即売会もあり、震災からの復興に役立つ活動が盛んに行われていた。

小久保充弘氏(サンドビック)が優勝
愛機工熱田支部親睦ゴルフ大会
 
 愛知県機械工具商業協同組合の熱田支部(支部長=滝沢有一氏・松本商店社長)は11月16日、「平成25年親睦ゴルフ大会」を新南愛知カントリークラブ美浜コースで開催した。
 当日は支部員・賛助会員ら18名が参加。晴天の中、参加者は大変速いグリーンとテクニックを必要とするコースで日頃の練習の成果を発揮していた。結果は、小久保充弘氏(サンドビック)がネット74.8で優勝した。
 終了後はパーティールームで表彰式が行われ、最後に水谷組合副理事長(ミズタニ機販社長)が、12月17日に開催される支部忘年会への参加を呼び掛けた後、長年支部の幹事を務め特に親睦ゴルフの設営に尽力してきた、山善名古屋営業本部の川端修副本部長が東日本営業本部への転勤によりこの会が最後の参加となることを告げると、参加者全員から川端氏へ大きな拍手が送られた。
 上位入賞者は次の通り(敬称略)。
▽優勝=小久保充弘(サンドビック)N74.8H13.2
▽準優勝=川島健一(川島商事)N76.6H20.4
▽3位=鈴木敏弘(中部機工新聞)N77.2H22.8

藤原昌信氏(山一工具)が優勝
愛機工 第40回組合親善ゴルフ大会

 愛知県機械工具商業協同組合(理事長=伊藤高潤氏・春日鋼機社長)の「第40回組合親善ゴルフ大会」が11月8日、新南愛知カントリークラブ美浜コース(愛知県知多郡美浜町)で開催され、組合員、賛助会員35名が参加して親睦を深めた。
 絶好のゴルフ日和のもと、午前9時にアウト・インからスタート。日頃の腕前を競った結果、藤原昌信氏(山一工具社長)がネット73.4の好成績で優勝した。
 プレー終了後はパーティールームで、野崎福利厚生部副部長(常磐精機社長)の司会進行のもと表彰式が行われ、冒頭、伊藤理事長は挨拶で「全国大会の時はご苦労さまでした。お陰さまで一定の評価を得る会となりました。引き続いてメカトロテックもあり、9万3,000人以上の来場者を記録いたしました。東京のJIMTOFとは違い現場の方が多くお見えになっていることから、出展メーカー様も喜んでおられました。日頃の組合に対するご支援、ご協力に感謝申し上げます」とお礼を述べた。
 続いて長村福利厚生部長(長村商店社長)が「第40回組合親善ゴルフ大会にご参加いただきまして誠にありがとうございます。先月から全機工連の愛知大会、メカトロテックと本日ご参加の方々にご活躍いただき、組合といたしましても成功裡に終わりましたことをお喜び申し上げます」と挨拶、このあと成績発表と賞品の贈呈が行われた。
 上位入賞者は次の通り(敬称略)。
▽優勝=藤原昌信(山一工具)N73.4H27.6
▽準優勝=幡野裕幸(朝日)N74.6H14.4
▽3位=時津達也(新栄商會)N75.2H16.8
▽4位=石黒章(イシグロ商会)N75.6H14.4
▽5位=森庸一(森哲)N76.4H15.6

主力機種が回復傾向に
鍛鋼3カ月連続増、鋳鋼も増加に転じる
日本鋳鍛鋼会10月の鋳鋼・鍛鋼生産実績

 日本鋳鍛鋼会が11月28日に発表した、鋳鋼(全国75工場)、鍛鋼(同19工場)の平成25年10月分生産実績によると、10月の生産は、鋳鋼が前年同月比4.6%増の1万6,403トンとなり、19カ月ぶりのプラスとなった。鍛鋼は同13.4%増の5万8,259トンとなり、3カ月連続で前年を上回った。
 前月比は鋳鋼12.4%増、鍛鋼11.1%増となった。
 同会によると、鋳鋼の生産は、昨年度から落ち込んでいた土木建設・鉱山機械向けが前年同月比2%減、船舶向けが同6%増と主力2機種が下げ止まりの様相を呈している。
 また、発電用機器や破砕機なども上昇していることから明るい兆しが出てきている。
 鍛鋼については、自動車が牽引しており、船舶向けも前年同月比4%増となり、鋳鋼同様持ち直してきた。また、国内自動車産業が好調な影響を受けた型用鋼は同36%増、発電用機器も火力などを中心に堅調に推移した。
 これらのことから、同会では全体として、鋳鋼・鍛鋼ともに主力機種が回復傾向にあり、昨年度から続いた減少傾向において、底を打ったとの見方を示している。

TOP新製品紹介
強力形トルクレンチが登場!
ラチェットN形トルクレンチ(ケース付)

 作業工具の総合メーカー、トップ工業(社長=渡辺一郎氏、本社=新潟県三条市)は、土木建設現場など異物が入ったり、障害物に当たったりする環境下での作業にも耐える強力形トルクレンチ「ラチェットN形トルクレンチ(ケース付)RH-180NTK-N」を発売した。
 同製品は、持ち運びや収納に便利な専用ケース付。プリセット形でボルト・ナットにあった締付トルク値にその都度調整が可能で、予め設定したトルク値に達すると「カチッ」という音、または手に軽いショックで知らせてくれる。
 ラチェットN形トルクヘッドは、爪の切替部の開口が大きく、異物が入っても排除しやすくメンテナンスが容易なのが特長。爪のかみ合わせが二ツ山のため耐荷重性も抜群である。ギア数24で15度でラチェット駆動する。
 水道・建設・電力など室外作業に最適。自動車・機械・設備関連にも多岐に渡って使うことができる。
 標準価格は37,400円(税抜)。
鳶仕様ステンレス
ラチェットレン

 トップ工業は、現役鳶職人さん考案による17度曲がりシノ形状の「鳶仕様ステンレスラチェットレンチSRM-17×21BT」を発売した。
 特長は、番線を巻きやすいシノ形状。直線的に曲がったシノが番線を巻く際に便利で、一定の位置を決めやすく作業効率をアップする。
 また、シノの先が見やすいのも特長。絶妙なシノ曲り角度のため、穴合わせの際、シノの先の位置を確認しやすく効率よく作業が行える。
 爪に至るまでオールステンレスでサビにくく、さらに特殊メッキを施し抜群の耐食性を誇っている。
 12角サーフェイス形状なのでサッと入って効率的、ボルト・ナットの角を傷めず廻すことができる。
 標準価格は、11,070円(税抜)。
水道本管用トルクレンチに
大口径タイプ

 トップ工業は、水道本管用の弓形トルクレンチとストレート形トルクレンチに大口径タイプを追加し、ラインナップの拡充を図った。
 今回発売した「水道本管用弓形トルクレンチRM-36LYT・RM-46LYT」および「水道本管用ストレート形トルクレンチRM-36LST・RM-46LST」は、大口径水道本管のフランジボルト・ナットのトルク締めに最適な、トルク値固定の単能型トルクレンチ。締め付け完了を「カチッ」という音、または手に軽いショックで知らせてくれる。設定トルク値は、RM-36L〜が140N・m、RM-46L〜が200N・mとなっている。
 弓形トルクレンチの特長は、弓形ハンドル▽両ロングソケット▽トルク機構▽防水グリップ。
 ストレート形トルクレンチは、スマートヘッド▽ロングソケット(12角サーフェイス)▽トルク機構(一方向トルク締め)▽防水グリップの特長を持つ。
 標準価格は、水道本管用弓形トルクレンチRM-36LYTが66,000円、RM-46LYTが78,000円、水道本管用ストレート形トルクレンチRM-36LSTが58,000円、RM-46LSTが70,000円(いずれも税抜)。
大阪営業所移転
 トップ工業は、大阪営業所(所長=渡邊和徳氏)を次の住所に移転し、12月9日より業務を開始した。
▽新住所=〒577-0012 大阪府東大阪市長田東二丁目3-3
▽新電話番号=06-6744-8841
▽新FAX番号=06-6744-8911