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2013年(平成25年)4月
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2013年4月7(日) 2486
50周年祝賀会準備を進める
1社複数名参加を呼びかけ盛大に
愛知県管工機材商協組 3月定例理事会を開催

 愛知県管工機材商業協同組合(理事長=小川信氏・山信社長)では、3月5日午後6時15分より、名古屋市中区の名古屋都市センターにおいて定例理事会を開催した。
 理事会では5月23日に行う平成25年度通常総会と創立50周年記念祝賀会の運営や内容を決めるとともに、各種報告事項を承認した。
 当日審議された事項は次の通り。
▽第1号議案=新年賀詞交歓会開催報告の件
 1月22日に、メルパルクNAGOYAで、来賓はじめ正会員、賛助会員ら298名が出席して開催した。収支は予算内に収まった。
 今回も乾杯後に食事の時間を設けたものの、アナウンスの徹底不足で挨拶に立つ一部の出席者も見られた。今後は指示紙をテーブルに出すなどしたい。また来場者全員へのお土産復活も予算により検討。
 来年の新年賀詞交歓会は1月中旬を予定。
▽第2号議案=50周年記念祝賀会 内容と規模について
 平成25年5月23日の午後6時から午後8時まで、ウェスティンナゴヤキャッスル二階天守の間において挙行する。
 祝賀会は350人位の規模を予定し、1人無料、2人目から有償、青年部は無償。着席形式にて行う。
 その他、武将のふるさと愛知県の観光PRをするために結成された「あいち戦国姫隊」を招いて、歌や踊りのおもてなしで祝賀会に華を添える。
 会場では、50周年記念誌のうち巻末年表を抜粋製本にして配布を予定。今後は、4月中に実行委員会(常任理事)会合を開催予定。
 小川理事長は「組合活動に多くの方が参加することで、業界活性化につながります。祝賀会には、ぜひとも多くの方に参加していただきたい。経営者の方だけではなく、社員さんも含めて、1社複数名で出席をお願い致します」と話した。
▽第3号議案=50周年記念誌進捗について
 3月1日に編纂委員会を開催。最終校正に向けた打ち合わせを3月下旬に行い、4月発送予定。
▽第4号議案=平成25年度通常総会運営の件
 50周年記念祝賀会と同日にウェスティンナゴヤキャッスルにて行い、午後3時30分開始。総会の司会は宇佐見徳秋理事(総会幹事長)が務める。祝賀会司会はプロ司会を検討。総会に先立ち、午後1時から理事会を行う。
▽第5号議案=第29回管工機材・設備総合展の最終収支について
 決算報告が行われた。小間のサイズを拡大したことで、施工性が向上し省コストにつながった。
 また、今年9月12日〜14日に、大阪管工機材商業協同組合が主催する「第16回管工機材・設備総合展」の告知もされた。
▽第6号議案=各部会報告
・流通部会-2月27日に名古屋国際センターにおいて、公認会計士の木正章氏を講師に招き、「将来の『相続税』について(相続税強化の行方)」というテーマでセミナーを開催した。28名が参加した。
【今後の予定】
・平成25年3月12日=全国管工機材商業連合会正副常任理事会議(東京・八重洲富士屋ホテル)理事長・事務局長が出席。3月25日三役常任理事会、4月23日決算承認理事会。
 以上で審議を終え、倉地副理事長(倉地社長)から中締めの挨拶があり終了した。

将来の『相続税』について
旬の話題をテーマに解説
愛知県管工機材商協組 流通部主管セミナー開催

 愛知県管工機材商業協同組合(理事長=小川信氏・山信社長)の流通部(部会長=伊藤信哉氏・伊藤柳商店社長)主管によるセミナーが、2月27日午後2時より、名古屋市中村区の名古屋国際センターにおいて開催された。
 セミナーは、相続税強化の行方について関心の高まりを受け、公認会計士の木正章氏を招いて「将来の『相続税』について(相続税強化の行方)」をテーマに解説をしてもらった。
 正会員、賛助会員28名が出席する中、司会を伊藤流通部会長が務め、小川理事長による挨拶、講師紹介の後、セミナーに移った。
 セミナーでは、@相続とはA誰が相続人になるのかB相続税の計算C相続対策とはD相続税強化の行方E遺言しておくとよい方F簡単にできる節税の項目に沿って解説された。
 1月末に今年度税制改正の概要が出されたところでの(3月29日法案成立)旬の話題であり、熱心に聴講している様子が見られた。謝辞は植田担当副理事長が務めて散会した。
*  *  *
Dの相続税強化について。原則平成27年1月1日から開始する相続に適用される。
■相続税の基礎控除について、現行の「5千万円+1千万円×法定相続人数」を、「3千万円+6百万円×法定相続人」に引き下げ。→相続人一人の場合、現行では6千万円の基礎控除があるが、改正後は3千6百万円に減額される。
■小規模宅地等についての相続税の課税価格の計算特例について、居住用宅地の適用対象面積の上限を330u(現行240u)に拡大するとともに、居住用宅地と事業用宅地(貸付事業除く)の完全併用を可能とする等の拡充。
■相続税の最高税率を55%に引き上げる等、税率構造の見直し。
■贈与税の税率構造について、最高税率を相続税の最高税率に合わせる一方で、子や孫等が受贈者となる場合の贈与税の税率構造を緩和する見直し。→20才以上の子や孫への贈与の税率の緩和、教育資金の一括贈与に係る贈与税1千5百万円まで非課税を4月に設ける。
Fの簡単にできる節税について。
 外科的手法であれば、自宅の建て替え(現金が建築費用の60%の価値となり、相続税の評価上では大きな減税効果)。漢方薬であれば、株価の計算、養子縁組、お墓の購入がある。

連合会法人化認める方向で一致
5月16日に通常総会開催
静岡県管工機材商組合 3月定例理事会

 静岡県管工機材商組合(理事長=村松孝一氏・村松商店社長)では、3月1日午後3時より静岡市内のマイホテル竜宮において「3月度理事会」を開催した。当日審議された議案は次の通り。
▽第1号議案=連合会法人化についての件。
 全国管工機材商業連合会(以下、連合会)を一般社団法人化することについて、前回法人化には反対を表明したものの、一瀬克彦連合会会長(一ノ瀬社長)が村松理事長を訪ねて、法人化について熱心に話されたと報告もあり、再度審議した。
 連合会を法人化しても静岡県管工機材商組合は任意団体のままでこれまで通り運営でき、事務経費増加等の負担が生じなければ、認めることで一致した。
▽第2号議案=第43回通常総会開催の件
 5月16日に開催する。午後2時から理事会を開き、式次第を最終確認して万全を期す。開催時間は正会員による総会が午後3時より、賛助会員を交えた懇親会は午後4時から行う。来賓祝辞、乾杯の音頭、中締めについても四月の理事会までに決定する。  
 優良社員表彰者の対象者を募ることを確認したほか、17日は、正会員及び賛助会員を交えた親睦ゴルフ会を富嶽CCにおいて行う。
 また正・賛助会員の異動情報に基づいて名簿の変更点についても確認した。
▽第3号議案=秋の研修旅行について
 恒例の研修旅行は、11月20日から23日の台湾旅行研修を計画。
 その他、地震や水害、その他の災害発生時により被災した水道施設の応急復旧に必要な資材を、静岡県の管工事業協同組合連合会の傘下の企業に提供できるような協定を結んではどうかという声があり、審議された。
 情報交換会では、未来工業創業者の山田昭男社長のインタビューが掲載された日本経済新聞(2月12日付)の切り抜きが回覧された。「日本一多い休日」、「定年70歳」、「創業以来赤字なしの高収益企業」という見出しに感心していた。

塩化ビニル管
 および関連製品
各メーカー 15〜20%以上の値上げ

 塩化ビニル管メーカー各社が、塩化ビニル管をはじめ関連製品の値上げを相次いで発表、実施している。
 アロン化成、クボタシーアイ、信越ポリマー、日本プラスチック工業、前澤化成工業
4月1日出荷分から
 アロン化成は12%〜18%以上の値上げ。
■パイプ=18%以上。
■TS/HI/DV/VU継手=18%以上。
■CU継手=18%以上。
■下水継手=12%以上。
■マス・マンホール類=12%以上。
■接着剤=15%以上。
■その他=15%以上。
 クボタシーアイは、15%〜20%以上の値上げ。
■塩化ビニル管類=平均15%以上。
■ポリオレフィン管類=平均15%以上。
■継手類=平均10%以上。
■その他関連製品=平均10%以上。。
 信越ポリマーは、15%〜20%以上の値上げ。
■塩ビ管類=現行価格より20%以上。
■継手及び関連製品=現行価格より15%以上。
 日本プラスチック工業は15%〜20%以上の値上げ。
■塩ビ管類=10%以上。
■給水用ポリエチレン管=20%以上。
■継手類=15%以上。
■ボンド・接着剤類=15%以上。
 前澤化成工業は15〜20%以上の値上げ。
■マス類=15%以上。
■継手類
・TS・HI継手=15%以上。
・DV・VU継手=20%以上。
・給・排水特殊継手=20%以上。
・下水継手=20%以上。
■ビニルパイプ=20%以上。
■水栓柱
・水栓柱・スイセンパン=15%以上。
■ボックス類
・量水器筐・止水栓筐、バルブボックス等=15%以上。
■グリーストラップ=15%以上。
■その他製品=15%以上。
旭有機材工業
4月15日出荷分から
15〜20%以上の値上げを実施。
■塩ビパイプ類=20%以上。
■塩ビ継手類=15%以上。
■塩ビ関連製品類(加工ベンド類、接着剤・接合材全般)=15%以上。

「グリーンリモデルフェア2013」5月17日・18日
ポートメッセなごや

 TOTO、DAIKEN、YKKAP(以下、TDYという)は、三社共同の「グリーンリモデルフェア 2013」を4月19日・20日の東京会場を皮切りに、名古屋、大阪、福岡の全国四会場で開催する。テーマは、『家がワカると、家がカワる。暮らし快適・新発見』。2010年より3社が推進している、快適さと環境配慮を両立するリフォーム「グリーンリモデル」を、実物大の空間展示や体験型の展示などで体感できる。
 5回目となる今回は、住宅関連メーカー7社とコラボレーションし、省エネ性能や耐久性、清掃性などがさらに向上した空間を提案。現在の住まいの状態がわかる「グリーンリモデル診断」でも、性能をアップさせるアイテムとして、TDYの商品に加えこの7社の商品も合わせて紹介する。また、各地域のエネルギー会社(ガス、電力)も出展し、商品と連携した展示で環境性能などを紹介する。
 TDYグリーンリモデルフェアは、エンドユーザーが来場者の半数を超えるイベント。全国4会場で、約6万人の来場を見込む。
 ▽東京会場=4月19日・20日東京ビッグサイト▽名古屋会場=5月17日・18日ポートメッセなごや▽大阪会場=6月21・22日インテックス大阪▽九州会場=8月2・3日マリンメッセ福岡

「LIXPO中部2013」4月5日・6日
ポートメッセなごや

 LIXILは、新商品発表会「LIXPO(リクシポ)2013」を全国8会場にて順次開催している。
 中部地区においては4月5日、6日の両日、ポートメッセなごや第3展示館(名古屋市港区金城ふ頭2-2)にて行う。
 本展示会のテーマである“暮らしを育てる。”をわかりやすく表現したコンセプト展示コーナーや、今春発売の新商品を一堂に見ることができるほか、省エネ法に対応するパッシブファーストな暮らし方の提案、各種セミナー、住宅瑕疵保険や地盤調査などの家づくりに役立つソリューション提案を行う。
 【日時】2013年4月5日は、午前10時から午後5時まで。
 6日は、午前10時から午後4時まで。

今年創立75周年を迎え
さらなる成長を目指す
オーエスジー 第100回定時株主総会開催

 オーエスジー(社長=石川則男氏、本社=愛知県豊川市本野ヶ原3-22)の第100回定時株主総会が2月23日、同社の創立75周年を記念してオーエスジーアカデミー内に建てられた「ゲストハウス」(豊川市一宮町)で開催された。株主総会では、世界bPの穴加工用切削工具メーカーを目指して積極的な事業展開をしていく同社の取り組みなどが説明された。
 オーエスジーは開かれた株主総会を目指して、多くの株主の参加が得られるよう土曜日開催とし、同社への理解を一層深めてもらうために株主総会前後の時間帯に株主との懇談会を設けている。今回は昨年の秋に完成した研修宿泊施設「ゲストハウス」を会場とし、株主へのお披露目も兼ねた。
 株主総会に先立って、午前9時30分から行われたプレゼンテーションでは、会社の概要説明と成長産業へ貢献する新製品の紹介が行われた。
 株主総会は同10時から始まり、冒頭、石川社長が参加した株主に対して「2013年は、当社創立75周年を迎える年となりました。こうして無事に75周年を迎えられますのも、株主の皆様の理解と指導の賜物と感謝いたします」とお礼の言葉を述べた。
 大沢輝秀会長の代わりに、今回議長を務めた石川社長は「昨年末、第二次安倍内閣が発足して、総理は『強い経済の再生なくして、財政再建も、日本の将来もない。デフレ脱却に全力を挙げる』と表明。民間投資を喚起する成長戦略を重要三政策の一つとする『アベノミクス』の効果で、円安になり、そして株価も随分と上がりました。しかし足元の日本経済は、まだまだ実態として厳しいものがあります。企業は努力こそが全てであると肝に銘じて、企業理念である『地球会社』を目指して邁進してまいります」と挨拶。
 株主の出席状況が報告され、議長より「本総会は、決議に必要な定足数を満たしている」と告げられた。
 大沢吾平監査役から監査報告があり、続いて事業報告、計算書類報告が行われた。
 ■第100期連結業績(2011年12月1日〜2012年11月30日)
 オーエスジーグループの連結売上高は、期半ばを境に需要が減少傾向となったが、前期に比べ3.9%増の840億8,300万円となった。連結営業利益は139億5,400万円(前期比13.4%増)、同経常利益は136億9,500万円(同20.4%増)、同当期純利益は71億3,800万円(同20.9%増)となり、増収増益という結果になった。
 日本地区は、国内の旺盛な受注により、売上高、営業利益ともに大きく改善。アメリカも売上高、営業利益ともに増加したが、欧州、アジア地区では円高の影響もあり減収減益となった。
 海外売上高比率は、日本地区の増収により前期に比べて1.7%下がり、48.0%となった。
 ■第101期の業績予想(2012年12月1日〜2013年11月30日)
 2013年度は、日本の自動車産業の減速感、欧州の財政問題、中国の景気低迷など、依然として先行き不透明感が払拭されない状況が続くとの認識に基づき、連結売上高860億円(前期比2.3%増)、同営業利益128億円(同8.3%減)、同経常利益124億円(同9.5%減)、同当期純利益67億円(同6.1%減)と予想。
 同社は2011年度から2013年度を対象とした中期経営計画「The Next Stage 11」を策定している。基本戦略として、タップのダントツ政策を推進し、成長のための投資に必要な利益を確保する。成長製品である超硬工具および成長分野へ積極的に投資し、将来の成長に結びつける。
 具体的には、@重点顧客産業の拡大Aアジア市場での受注力拡大B製品ラインナップの拡大という三つの「拡大」に取り組むことにより、グループの持続的成長と世界トップの穴加工用切削工具メーカーとしての地位の確立を目指す。
 報告の後、決議事項の審議に移り、第1号議案=剰余金の処分の件、第2号議案=取締役9名選任の件、第3号議案=役員賞与の支給の件は、いずれも原案通り承認可決された。また、選任された9名の取締役と同席した11名の執行役員の紹介も行われた。
 株主総会終了後は石川社長はじめ、子会社の社長らと株主との懇談会が開かれ、石川社長より現在の同社の状況と2013年の成長戦略について話されたほか、韓国・中国・中南米の責任者から各地区の現況が報告された。

新商品に引き合い多数
2日間で574名が来場し盛況
ミツトヨ計測ソリューション展in東海

 ミツトヨ中部営業部(部長=一味司氏、住所=愛知県安城市住吉町5-19-5)は2月14、15の両日、同社の東海営業サービスセンタにおいて「ミツトヨ計測ソリューション展 in 東海」を開催し、昨年秋の第26回日本国際工作機械見本市(JIMTOF2012)にも出展した、同社の新商品を一堂に展示した。
 展示会には2日間で574名が来場。商談も活発に行われ、引き合いは5億7,000万円となった。
 併せて開催された、技術セミナーもすべて満席となり好評。「測定工具の正しい使い方について」のセミナー(定員50名)は、ノギスとマイクロメータ(メカタイプ)のメンテナンスや調整方法を実際に商品を手に取って実習するもので、連日午前と午後の2回ずつ計4回開かれた。
 14日の「非接触測定の動向と事例紹介」のセミナー(定員60名)では、レーザによる三次元測定、画像による微細形状測定など、実例を交えながら最新の技術を紹介。また、15日の「三次元測定機の正しい使い方について」のセミナー(定員60名)は、三次元測定機を使用する上での注意点や取引先との測定結果の整合性の取り方などを、実例を交えて紹介した。

速くキレイに削れるecoなホルダ
グリーンG1チャック
ユキワ精工 2011年の発売以来好評

 ユキワ精工(社長=酒巻和男氏、本社=新潟県小千谷市千谷2600-1)のツーリングシステム「グリーンG1チャック」は、2011年8月に「速くキレイに削れるecoなホルダ」のコンセプトのもと発売され、新開発の振動減衰構造や重切削にも耐える高剛性、工具寿命を延ばす高水準の振れ精度で、発売以来、好評を得ている。
 同製品は、グッドデザインエキシビション2012(GOOD DESIGN EXHIBITION 2012)において、加工の高速・高精度化、高能率化、経済性や環境性の向上など、日本のものづくりに貢献する優れたデザインとなっていることが高く評価され、グッドデザイン・ものづくりデザイン賞(中小企業庁長官賞)を受賞した。
 【グリーンG1チャックの特長】
●加工送り速度を上げられる
 ホルダ内部に振動減衰構造を設け、高速・重切削での振動を減衰する。エンドミル加工時、従来のツールホルダよりも高送りが可能となり、サイクルタイムを短縮し、ユーザーの生産性の向上に貢献する。
●粗加工と仕上げ加工が一発で出来る
 従来のツールホルダに比べ剛性を高めているので、高速・重切削でも面粗度が良好。粗加工用ホルダと仕上げ加工用ホルダがこれ一本で済む。
●工具の刃持ちが良くなる
 振動減衰構造とスーパーG1チャックと同様の総合芯振れ精度5μm保証で、工具の負担が大幅に軽減し、工具寿命が延びる。
●工具が抜けない
 コレットは1/10テーパとダブルテーパ方式を採用することにより高把握力を実現しているので、高速・高送り加工でもエンドミルが抜けない。

チェーンブロックHN1(6機種)
レバーホイストRN1(7機種)
ニッチ 4月より本格販売開始

 ニッチ(社長=木村雄一氏、本社=大阪市北区梅田一丁目2-2-1000号)は、新型「チェーンブロックHN1シリーズ」と「レバーホイストRN1シリーズ」を昨年秋に発表し、今年一月からの機種限定による試験販売を経て、4月1日より、「HN1」6機種(0.5t、1.0t、1.6t、2.0t、3.2t、5.0t)と「RN1」7機種(0.5t、0.8t、1.0t、1.6t、3.2t、6.3t、9.0t)、計13機種の本格販売を開始した。
 ■チェーンブロックHN1
 上級機クラスの付加価値と信頼性を追求。コストパフォーマンスの高さが新たな基準となる。
 【主な特長】
 @横ずれ防止機能付フックを採用=つり具が外れにくく、横ずれ防止効果がある安心設計のフック。
 A防錆性と耐食性に優れためっきハンドチェーン=操作用ハンドチェーンにはサビや腐食に強く、手が汚れにくいめっき加工を施している。
 Bロードチェーンは高強度の1000N/mu級=長時間のハードな使用にも耐える、耐摩耗性と信頼性に優れた高強度・長寿命チェーン。
 Cブレーキライニングはノンアスベスト=アスベストを含まないため環境に優しく、安心して使用できる。
 Dブレーキは安心のWのつめを採用=万一片方のつめが破損しても、もう一方のつめが作動して確実に荷重を保持する安心の機構。
 ■レバーホイストRN1
 性能、装備、品質のすべてがワンランクアップ。驚きのコストパフォーマンスを実現した新世代モデル。
 【主な特長】
 @横ずれ防止機能付フックを採用=つり具が外れにくく、横ずれ防止効果がある安心設計のフック。
 Aブレーキは安心のWのつめを採用=万一片方のつめが破損しても、もう一方のつめが作動して確実に荷重を保持する安心の機構。
 B握りやすい形状の遊転ハンドル=片手でも楽に操作ができる、作業効率の良い親切設計。
 Cワンタッチで切換可能な自動遊転機構=荷がかかっていない時は切換レバーを「N」の位置にするとロードチェーンの早送りができ、荷がかかればブレーキが作動する。
 D操作性の良いゴムグリップ=人間工学に基づいた、操作しやすく握りやすい形状のグリップ。
 E防錆性と耐食性に優れためっきチェーン=特殊めっきを施したロードチェーンはサビや腐食に強く、トラックでの荷締めや屋外作業にも十分な能力を発揮する。
 Fロードチェーンは高強度の1000N/mu級=長時間のハードな使用にも耐える、耐摩耗性と信頼性に優れた高強度・長寿命チェーン。
 Gブレーキライニングはノンアスベスト=アスベストを含まないため環境に優しく、安心して使用できる。

研究開発の成果をビジネスに
優れた技術に注目集まる
中小機構中部 中部ものづくり基盤技術展

 中小企業基盤整備機構中部本部が主催する「中部ものづくり基盤技術展」が2月19、20の両日、名古屋市千種区の吹上ホールで開催された。同展は、製造業の競争力を支える中小企業の基盤技術を強化するため、国の支援のもとに進められた研究開発の成果を発表・展示し、研究開発の事業化支援をはかることを目指して行われ、さまざまな分野から優れた技術をもつ80を超す企業が出展した。
 初日の午前9時30分より開会式が行われ、中小企業基盤整備機構中部本部の塩田本部長が「我が国はものづくりを中心とした技術立国であり、自動車、情報家電、ロボット、燃料電池の製造業が経済のけん引役を担ってまいりました。特にこの中部地域は、製造業出荷額の全国シェアが約2割の、ものづくりのメッカ中のメッカの地域であり、切削、製造、鋳造、鍛造、プレス、めっきなど、中小企業が有する基盤技術によって支えられています。これら中小企業の基盤技術を強化するため、国は平成18年4月に中小企業のものづくり基盤技術の高度化に関する法律(通称=サポイン法)を制定し、中小企業の研究開発を支援してきました。これまで中部経済産業局管内で551件が認定を受け、204件が研究開発費用として採択を受け事業化に取り組んでいます。この中部ものづくり基盤技術展は、これらの優れた技術をPRすることで、研究成果の事業化を支援するために開催するものです。今回は、前回よりも会場を拡大し、期間も2日と、2倍にしました。出展企業も、38社から80社に増えました。この中には、ものづくりの盛んな東京都大田区、東大阪市の中小企業の方々をはじめ、東北、北陸、中国、四国の各地域からのご参加をいただいています。また、同じ会場に、中小機構のインキュベーションに入居するベンチャー企業が出展する『ビジネスインキュベーション中部2013』も同時開催します。中小企業の廃業率が開業率を上回り中小企業の数が減少する中で、ベンチャー企業の支援は重要なテーマだと考えています。中部地域には、トヨタ自動車をはじめ、素晴らしい大企業が多く存在しています。そうした大企業とベンチャー企業とのマッチング、出展企業同士の交流が盛んに行われ、ビジネスにつながる起爆剤的な役割ができる展示会になれば幸いです。今回、海外進出を考えている企業に対しての支援をするため、専門のブースには海外支援アドバイザーを配置していますので、お気軽にご活用してください」と挨拶。
 来賓紹介のあと、来賓を代表して、経済産業省中部経済産業局産業部の足立部長が祝辞で「中部地域の製造業の6割が機械産業です。全国で見ても機械産業は稼ぎ頭となっており、輸出額の六割が機械産業。日本は機械産業で稼いでいます。この機械産業を支えているのが、めっき、鍛造、金型といった基盤技術。これがあるからこそ、機械産業の競争力が出る。経済産業省は、そのような基盤技術をしっかり支援することを行ってきました。色々な施策をご活用していただきたいと思います。もっともっと、基盤技術がこの地で栄えますことを祈念いたします」と述べた。
 会場は経済産業省の支援を受けた中小企業が実施する研究開発プロジェクトの成果発表の場として、組込みソフトウェア、金型、電子部品・デバイスの実装、プラスチック成形加工、粉末冶金、溶射(溶射・蒸着)、動力伝達、部材の結合(部材の締結)、鋳造、金属プレス加工、位置決め、切削加工、織染加工(繊維加工)、高機能化学合成、熱処理、溶接、めっき、発酵の分野で、各企業がもつ最先端の技術が紹介された。
 切削加工では、長期安定的な高速度加工が可能なハイブリッド小径ドリルを開発したイワタツールや、難削材及び新素材の高能率、高精度加工を可能にする切削工具を開発したビーティーティーなどが出展。鋳造では、鉛フリー銅合金の減圧凍結システムによる低コストで無公害な鋳造技術を開発した加藤製作所などが出展した。
 展示の中で、人の体を3Dでスキャンして血管を再現しカテーテル手術の技術トレーニングなどに使用される装置は、実際に入り組んだ血管まで忠実に再現されており、来場者の注目を集めていた。

いま日本人にできる国際貢献
JICA活動と世界の実情
名機工同友会 酒井智帆氏(JICA愛知県国際協力推進員)講演

 名機工同友会(会長=田中知之氏・ミユキ商會社長)は、2月26日午後6時より名古屋市中区の東京第一ホテル錦で2月例会として「講演会」を開催し、独立行政法人国際協力機構(JICA)の愛知県国際協力推進員、酒井智帆氏を講師に招へいした。
 はじめに、司会の小島経営対策部長(小島商店社長)が講師を紹介。
 酒井氏は2007年9月から09年9月までの2年間、スリランカでJICA青年海外協力隊員として保育支援に携わり、帰国後は、その経験を生かし、国際理解教育普及のため各地の学校を回って講演活動をしている。名古屋女子大学講師。
 講演の冒頭、酒井氏よりJICAの説明が行われた。
 現在、世界中で195カ国あり、70億6,000万人の人間が暮らしている。そのうち、約8割が開発途上国で暮らしている。
 貧困は、基本的人権がなく、安心・安全がないことと定義されている。5人に1人が1日1ドル以下の生活をしている。
 学校に行けないから、能力・技術が身に付かない。技術がないから、仕事が見つからない。仕事が見つからないから、収入がない。収入がないから、ご飯が食べられず栄養不良になる。健康を損ない、結局は、学校に行ったり仕事をすることができなくなり、収入がない、というようにぐるぐる回っている。これが貧困の悪循環。
 悪循環を断ち切ることは、なかなか難しい。先進国の豊かな生活は、発展途上国の犠牲(貧困)の上に成り立っているところが大きいことを理解しないといけない。我々が援助する必要がある。
 JICAは、ODA(政府開発援助)を使って、多国間協力や2国間協力を行っている。技術を伝える技術協力が必要で、専門家を派遣したり、ボランティアを派遣したりする。また逆に、海外の途上国から日本に招き、研修をさせる。
 酒井氏が青年海外協力隊に参加するきっかけとなった、保育士時代のインド旅行で出会った花売りの少女の話。世界のこと、貧困のことを全く知らない自分に気づき、青年海外協力隊に参加してみようと思った。
 すぐに応募して07年、スリランカに幼児教育隊員として赴任。9つの保育所で活動した。当時、現地の保育所の子供は、話してはいけない、母親が仕事から帰るまでじっとしていなさい、という教育を受けていた。子供たちは本当に黙ってじっとしていた。とても悲しい状況だった。
 子供が子供らしく生活するための活動をした。色々あったが、二年経ち帰るころには非常に感謝されるようになった。
 この間、食べる楽しさを教えたり、母親、先生たちへの栄養指導、衛生支援も行った。
 海外協力隊は、地道に草の根といわれるように人と人とのかかわりの中で支援を行っている。
 JICA以外の取り組みとして、NGO、NPOの世界の貧困に取り組むフェアトレード、BOP(base of the pyramid)ビジネスについても紹介した。
 最後に酒井氏は「『みんな同じ地球の住民なんだ』。隣にいる人を手助けできるように、世界の人々に当たり前に手を貸してやれる人間になれば、世界が平和になるのではないかと考えます。皆さんにも、私に何ができるかを常に問い続けていただければと思います」と結んだ。
 講演後、田中会長は講師の酒井氏にお礼の言葉を述べた後、「我々は、海外に行って直接、子供たちに手を差し伸べることはできませんが、本業で利益を出して税金を少しでも多く納め、世界のお役に立つようにしていきたい」と感想を語った。

大きな省エネ効果を発揮する
コンプレッサ 新製品を発表
三井精機工業 三井テクニカルフェア盛況

 三井精機工業(社長=岩倉幸一氏、本社=埼玉県比企郡川島町)の「三井テクニカルフェア2013(MTF2013)」が2月26、27日の2日間、名古屋市熱田区の名古屋市工業研究所で開催された。毎年恒例のプライベートショーで、今回は“Action Greener! 〜環境に優しく、地球に優しく〜”をテーマに、インバータコンプレッサ「Zgaiard(ジーガイア)」シリーズの新製品などが発表展示された。名古屋のほかに、東京(本社工場)と大阪でも開催。
 フェア初日の開会式には、同社の代理店や販売店ら百数十名が出席した。
 式は佐賀良名古屋営業所長の司会で進められ、主催者挨拶で岩倉社長は「今月(2月)、弊社川島工場(本社工場)でテクニカルフェアを開催し、従来にも増して大勢の方に来ていただき、コンプレッサの受注も我々が想定した以上のものをいただきました。実際に経済が動き始めていると言っても良いのではないかと感じています。我々もなんとかこの風に乗って、コンプレッサ、工作機械の売り上げを伸ばしていきたい。特に名古屋地区で言いますと昨年来、自動車が忙しい。それから航空宇宙産業が、新たに工場を作ったりと、今年、来年、再来年にかけて非常に活発な設備投資をするということです。是非、景気の波に乗ると同時に、大きな産業構造の変わり目に皆さんと共にチャンスを捉えていきたい。皆様のご支援、ご協力をお願いいたします」と述べた。
 続いて、寺澤専務取締役営業本部長が同社の営業展開について説明。
 その中で、@客の利益・繁栄に貢献することを第一に考え、その結果、販売店、サービス店と同社が繁栄する(お客様本位の営業)A同社の革新的な新製品・技術が富をつくり、安全で豊かな社会をつくることに貢献する(技術での社会貢献)B環境・効率に優れた同社製品を販売することで、世界の環境保全に貢献する(環境を考える)の三つの営業基本方針が示され、コンプレッサ、工作機械それぞれの取り組みについて話された。
 具体的な商品として、待望の中型・大型機がラインナップ(7.5kWから150kWまでシリーズ化)し、インバータ制御で大きな省エネ効果を発揮する、新型インバータコンプレッサ「Zgaiard」をはじめ、工作機械では、複合研削加工に対応した次世代ねじ研削盤「VGE20A/VGE60A」、ストローク内での加工位置を選ばない高精度加工を実現した、高精度横形マシニングセンタ「HU100」、高精度を追求した次世代大型ジグボーラー「J1620」の特長などが紹介された。
 また、今フェアの出展機種について、古川営業推進部長より詳細な説明があった。
 最後に、佐賀良所長以下、名古屋営業所社員が紹介され、開会式を終了、フェアの開幕となった。
 展示会場には、コンプレッサの新製品「Zgaiardシリーズ55kW(水冷)」をはじめ、同シリーズの7・5kW/15kW、「i―14000シリーズ」などの主力製品を展示。工作機械は、新製品の立形複合ねじ研削盤「VGE20A/VGE60A」、5軸制御立形マシニングセンタ「Vertex550―5X」などがパネル展示され、熱心に係員の説明を聞く来場者の姿が見られた。
 今回は、これまでの名古屋営業所ショールームから会場を移したことで駐車場の問題が解消され、来場者の利便性が向上した。
 同時開催されたセミナー「省エネ・環境関連助成金情報について」「セーブアクション〜コンプレッサ省エネ活用事例報告〜」「臥龍経済日本の中小企業の行方 チャイナプラスワン?そら日本だろ!」「エンジンの簡易切替ラインの現状と今後の方向性」も好評だった。

中国の新工場製品を日本へ投入
小型CNC旋盤と小型立形マシニングセンタ
ヤマザキマザック 4月から販売開始

 ヤマザキマザックは、3月から本格稼働した中国大連市「山崎馬札克机床(遼寧)有限公司(以下、遼寧工場)」で生産される製品を日本に輸入して販売する。
 今回日本に投入する製品は、量産タイプの小型CNC旋盤QUICK TURN SMART200L、250L、200ML、250MLの4機種と、小型立形マシニングセンタVERTICAL CENTER SMART430ALH、530CLHの2機種で計6種類を予定している。四月から日本での販売を開始する。
 今回新たに稼働する遼寧工場は、2000年に中国寧夏回族自治区銀川市で稼働した「寧夏小巨人机床有限公司」(以下、小巨人工場)に続き、中国では2ヶ所目、海外で5ヶ所目の生産工場となった。
 遼寧工場は、同社のグローバル生産システムを担う工場の一つとして、小巨人工場と同様にハイレべルな教育・訓練を受けた従業員が、マザック製の最新鋭の設備により加工された部品を用いて組み立てを行い、世界同一基準の社内検査を経て製品を日本へ輸出する。さらに、製品は日本に輸入後、国内の生産担当工場において、再度、品質検査をクリアーした後に顧客へ出荷する。さらに、購入後のアフターサービス、技術的な支援一提案などサポート体制についても、24時間365日体制のオンラインサポートやスペアーパーツ供給など万全のサポートが行われる。
韓国テクノロジーセンタが
移設・拡充オープン
 ヤマザキマザックは、韓国市場のニーズにきめ細かく対応するためサポート体制強化の一環として、このたび韓国華城市(ファソン市)に新たな土地に既存の韓国テクノロジーセンタを移設・拡充し3月20日にオープニング式典を行った。
 韓国経済は、半導体や自動車、電機関連などの業種が盛んで、高機能マシンヘの需要が高まっている。同テクノロジーセンタはソウルと釜山を結ぶ幹線道路の京釜高速道路沿いソウル中心から南へ約50kmで、韓国の主要な工業団地への移動が最も便利な場所。近隣の水原市には電子・半導体で世界有数の三星電子、三星半導体の工場群がある。同社は、これら多くの産業に向けて最新の製品とテクノロジーソリューションを提供するため大規模ショールーム、展示コーナー(サンプルワーク)、トレーニングルーム、技術セミナーなどを開催するセミナールームの設置などを設備し、さらにサポート体制を強化した。

杉山克雄氏(杉山機工社長)が出演
5月5日の「夢舞台藤秋会2013」

 管工機材・設備機器商社杉山機工(本社=三重県伊勢市曽祢2-2-17)の杉山克雄社長は、5月5日に愛知県芸術劇場大ホールで開催される、加藤流三絃道藤秋会(家元=加藤訓氏)主催の「夢舞台藤秋会2013」に出演し、200人の津軽三味線奏者の1人として、大合奏を披露する。
 津軽三味線を始めて6年目になる杉山社長は「青森津軽地方に伝わる三味線音楽は、情熱的で激しく時には繊細な音を奏で心が震えます。舞台に所狭しと並ぶ200人の津軽三味線演奏は迫力満点で、はじめての方でも気軽に楽しめます。今回は、スペシャルゲストに家元と親交のある五木ひろしさん、川中美幸さん、島津亜矢さんを迎えてゲストの数々の名曲と津軽三味線が競演します。是非いらっしゃって下さい」と話している。
▽日時=2013年5月5日(日・祝)、昼の部は午前11時から。夜の部は午後4時から。
▽開催場所=愛知県芸術劇場大ホール(名古屋市東区東桜1丁目13番2号)
▽入場料=S席1万円(指定)、A席5千円(指定)、B席3千円(指定)、特別席1万2千円(指定)
▽チケット取扱い=志多ら(0563-76-1708)、チケットぴあ(0570-02-9999※Pコード187-938)
もしくは杉山機工(0596-25-5168)迄。

企業向けとして大きな反響
カメラ付お留守番チェッカー「見張っチャオ!」
マスプロ電工 事務所・現場の防犯対策に

 マスプロ電工(社長=端山佳誠氏・本社=愛知県日進市)から昨年発売されたホームセキュリティー機器が、自宅だけではなく事務所や倉庫、建設現場等の防犯用として企業向けに販売を広げ、大きな反響を得ている。
 カメラ付お留守番チェッカー「見張っチャオ!」は、部屋の異変(侵入者など)を携帯電話やスマートフォンなどに知らせる。
 本体のセンサー部が動くものを感知して瞬時に撮影し、スマートフォンや携帯電話、パソコンに撮影した画像をメールで知らせるネットワークカメラ。また、外出先からいつでも、どこでもスマートフォンや携帯電話で、部屋の様子を画像で確認できるので、異変にいち早く対応できる。
 設置工事は不要で、インターネットの回線が引いてあれば使用できる。月額も不要で、価格は2万円台後半からと、安価で簡単にセキュリティーを導入できるので、部屋の防犯や子供の帰宅確認、愛車の防犯、ストーカー対策用として購入されている。
 また、スマートフォンや携帯電話がなくても、別売りの専用リモコンがあり、「警戒の開始」「警戒の解除」「感知内容の確認」ができる。
 最近では企業向けに、建設現場の事務所や足場、事務所・倉庫侵入対策、賃貸管理会社で物件の付加価値(“セルフ防犯”としての提案)や、老人介護施設での無断外出対策(玄関に設置し、通過するとメール通知)として、広く活用されている。
 その他、お部屋を見守るライブカメラ「見守っチャオ!」は部屋にいるペットや子供、高齢者をスマートフォンなどで見守ることができる。ペットや家族の動きを感知して自動追尾するので、常にスマートフォンや携帯電話の画面中央に被写体を表示する。価格は三万円台後半から。
 お問い合わせは、マスプロ電工0570-091119迄。

リフォーム獲得の支援強化
「ハウレスクール(研修)」を開講
ノーリツ中部ハウレッシュ 2013年活動方針発表会

 湯まわり設備メーカーノーリツ(社長=國井総一郎氏・本社=神戸市)は、2月26日午後3時より、名古屋市西区のレセプションハウス名古屋逓信会館において「2013年度中部ハウレッシュ活動方針発表会」を開催した。発表会の後は、「3つの笑顔プロジェクト」の取り組みについての説明と紹介が行われた。
 ハウレッシュ会とは、ノーリツとともに「リフォームを通した生涯顧客づくり」を目指す小売店の組織であり、発表会には中部ハウレッシュ会員60余名が参集した。
 中部支社の水野誠支社長は、はじめに2012年12月期の決算発表について、増収・増益決算を報告。省エネ機器であるエコジョーズ、エコフィール(石油給湯機)、太陽光発電の販売が好調であり、過去最高売上、最高益を更新したと述べた。
 今期は、売上高2千億円、営業利益百億円を目指す。基本方針は、@省エネ・創エネ・節電商品の拡販。Aお得意先への販売支援強化。B市場品質(修理・施工・営業)の向上を図る。
 続いて中部支社東海支店の戸島洋支店長が、東海支店の組織体制と現況について発表した。
 今年から東海支店の管轄を、愛知・岐阜・三重県に静岡県を加えた東海四県となり、支店の他、8営業拠点に拡大。それに伴い支店名も、名古屋支店から東海支店に変更した。
 2012年度の振り返りとして震災以降の需要推移は、全国的に温水機器のガス化への流れが継続しており、東海地域でもガス給湯機器の需要が伸びている。
 東海支店では、エコジョーズ(GT)の販売比率が5割を突破、販売台数も前年比124%と伸長した。また、太陽光発電システムが前年比の約2倍と、大きく伸長した。
 今期の需要動向は、ガス・石油機器について、エコジョーズのデファクト化、ガス化のトレンド、ガスの発電システムの普及により、追い風であるとの見方を示し、太陽光の再生可能エネルギーについても信頼性の高まりで堅調に伸びると分析した。
 またハウレッシュ会員の前期売上・重点商品実績が、全て前年を上回ったことから、戸島支店長は出席者に感謝の意を表し、引き続きの拡販をお願いした。
 次いで中部支社広域営業推進チームの西内茂高リーダーが中部ハウレッシュ会の今期取り組みを発表した。
 ノーリツは、今期ハウレッシュ会員と共に、リフォーム事業を継続・拡大していくため、『ハウレッシュ活動』として、会員企業に人財育成・販売促進・販売活動支援を行っていく。会員は、エンドユーザーから、取り替えサイクルが高く、リフォームのニーズが高い給湯器と厨房機器をきっかけにした『トータルリフォームの獲得』を目指している。
 今期の『ハウレッシュ活動』では販売力強化のための新研修メニューを追加。会員限定の「ハウレスクール」を開講する。
 その後の表彰式では、2012年度販売コンテスト表彰式が行われた。システム商品部門の第1位にフジ建装、新エネルギー商品部門の第1位にカーザミカワ、チャレンジ目標達成部門の第1位に上野ガスが受賞した。
 受賞挨拶でフジ建装の木村俊夫社長は、「ノーリツさんのキッチンの拡販に努めました。また拡販にあたり多くの支援もいただきました。キッチンは品揃えが豊富であり、また床、壁などの付帯工事も多く、弊社の業績にも大きく寄与できました」と述べた。
福祉施設とタイアップした
給湯器リサイクル事業
ノーリツグループエスコアハーツ

 当日は、今回で3年目となる「3つの笑顔プロジェクト」の取り組みについて、ノーリツグループのエスコアハーツの八木定常務により紹介された。
 ノーリツグループでは、社会貢献活動の一環として「人に笑顔〜給湯器リサイクルプロジェクト」を2009年よりスタートした。このプロジェクトの目的は、障がい者がイキイキと働ける機会をつくること、使用後の給湯器を資源として有効に活用することであり、使用後の給湯器を分解する仕事を、福祉施設とタイアップしながら、障がい者の雇用を創出する取り組みを行っている。
 エスコアハーツは、ノーリツの特例子会社(障がい者の雇用に配慮した子会社)として、障がい者及び、高齢者の雇用促進を目的に設立された会社であり、主に給湯器のリサイクル事業を行っている。2012年12月時点で9ヶ所の福祉事業所とも業務提携し、給湯器の分解・分別を行っている。
 現在提携先を全国に広げながら、給湯器を一時的に保管する倉庫を兼ねた事業所の開設も進めており、2013年は神奈川・埼玉・愛知(7月に予定)・福岡県に開設を予定している。
 八木常務は、不要になった給湯器を月に約1,200台(平成24年実績)回収しているが、グループだけでは安定した確保が困難であると述べ、不要になった給湯器の買い取りを進めるには「販売事業者様のご協力が必要です」とお願いした。

堀田晃久氏を講師に
「私の蒐集遍歴余話」
月曜会 平成24年度最終例会開催

 異業種交流の月曜会(世話人代表=松田謙三氏・児玉興業会長)は、2月18日午後6時より名古屋市中村区のホテルキャッスルプラザにおいて平成24年度最終例会を開催した。
 今回は、堀田晃久氏を講師に招き、「私の蒐集遍歴余話〜忘れえぬ美術家たち〜」と題して講演が行われ、会員ら八十名が聴講した。
 同氏は、美術品収集家としてエッセイを毎日新聞、中部経済新聞などに連載しており、特に近代日本を生き、生前はその作品を評価されることなくこの世を去った画家に光を当てて、その作品の魅力を広く世に紹介している。
 講演では、美術作品との出会いをはじめ、同氏がいかに美術に興味を持ちその世界にのめり込んでいったかの経緯などがさまざまなエピソードを交えて語られた。
 また、当日は世話人である松田氏の93歳の誕生日で、サプライズとして、参加者からの花束と会員のプロの歌手や声楽家ら有志による「ハッピーバースデー」の歌が贈られた。

第73回組合親善野球大会
A、B合わせ32チームが出場
愛機工 各ゾーンの組み合わせ決まる

 愛知県機械工具商業協同組合(理事長=伊藤高潤氏・春日鋼機社長)は、4月6日に開幕する第73回組合親善野球大会(福利厚生部担当、部長=長村康義氏・長村商店社長)のキャプテン会議を、3月19日午後6時より名古屋市中区の東別院会館で開催し、大会要項説明と組み合わせ抽選を行った。
 はじめに大会委員長の長村福利厚生部長が、「本日は第73回組合親善野球大会のキャプテン会議にお集まりいただきましてありがとうございます。今年度はAゾーン16チーム、Bゾーン十六チーム、合計32チームの参加をいただきました。昨年まで、一昨年の震災の影響で変則的な開催となっており、参加いただきました皆様には色々とご迷惑をおかけいたしましたが、今年は通常通り四月からの開催の運びとなりました。決勝戦まで精一杯、怪我の無いように頑張っていただければと存じます」と挨拶。
 続いて、山崎組合事務局長より資料に基づいて試合規則や注意事項などが説明された後、各ゾーンに分かれてそれぞれ組み合わせ抽選が行われた。
 開催予定日は、大会1日目が4月6日(一宮総合運動場)、2日目が4月13日(一宮総合運動場・草井球場)、3日目が5月11日(一宮総合運動場)となっている。
*  *  *
【試合時間】
 第1試合=9時〜10時30分、第2試合=10時30分〜12時、第3試合=12時〜13時30分、第4試合=13時30分〜15時。
【試合規則】
◇使用ボール=TOP―BOLL(ロゴ)A。毎試合1チーム2個のニューボールを提出する。
◇回戦=7回戦。試合時間は1時間30分とする。優勝戦は7回とし、コールドゲームは原則適用しない。
◇延長戦=1時間30分をこえて新しいイニングに入らない。
◇コールドゲーム=3回以降10点差、5回以降7点差となった場合。
◇雨等による試合不能の時=4回までに続行不能となった場合は再試合。5回以上で続行不能の場合はコールドゲーム。
◇集合=開始時間30分前に球場に集合。
◇ベンチ=ベンチは組み合わせ若番が一塁側とする。
◇同点=時間切れ同点の場合は、勝敗を9名の選手全員がジャンケンをして決める。
◇ホームラン=ホームランは審判が判定する。

2013年4月14(日) 2487
組合分で350小間ほぼ確定へ
前回展以上の小間数めざす
愛機工 MECT2013第2回実行委員会

 愛知県機械工具商業協同組合(理事長=伊藤高潤氏・春日鋼機社長)は、3月12日午後5時より東京第一ホテル錦において、今年の10月に開催されるメカトロテックジャパン2013(MECT2013)の第二回実行委員会(実行委員長=高田研至副理事長・井高社長)を開いた。出展小間数は、各委員の報告を受け集計したところ、350小間がほぼ確定となり、さらなる上積みが期待される。同席した主催のニュースダイジェスト社からは、展示会のコンセプトゾーン、同時開催イベントなどの概要が説明された。
 実行委員会は、森田副実行委員長(組合会計理事兼事業部長・モリタ社長)の司会で進行され、司会者より「景気浮上の鍵は皆様方の企業が握っていると言っても過言ではない、企業の方々にお集まりいただきました。私どもは、主催のニュースダイジェスト社と一緒になって、MECT2013を起爆剤として大いに業界、また日本経済を盛り上げていきたいと思っています」と開会の辞が述べられ開会した。
 伊藤理事長は挨拶で「第2回の実行委員会です。3月ということで、ほとんどの会社が期末決算を迎えているかと存じます。また来年度の、正に2013年度の予算を組まれている最中だと思います。本日結果が出なくても、これを機に、色々とメーカー様にお願いに上がっていただきたいと思っています」と述べ、引き続き出展勧誘への協力を求めた。
 続いて、岩波ニュースダイジェスト社社長が「昨年末の政権交代以降、盛り上がるメディアの一方で、日本工作機械工業会が発表する受注状況は何カ月ぶりにいくらを割ったというように減少傾向が続いています。ただ、日本経済、日本の製造業を盛り上げるのは名古屋、このMECTからだとの思いで全社員頑張っています。展望としましては、全く悲観をしていません。むしろ慢心するな、油断するなということと、悪い情報を早く上げて来いということを繰り返しています。今のところ、悪いニュースが上がって来ることはほとんどありません。無事にMECT2013を迎えるための準備は、最後のホームストレッチだと思います。皆様のお力をお借りしながら、『さすが、MECT』と言われるような展示会にしてまいりますので、どうぞご協力のほどをお願いいたします」と挨拶。
 MECT事務局を務める平野ニュースダイジェスト社情報企画部課長より、MECT2013の概要説明が行われた。
 説明によると、出展の募集状況は3月11日現在、217社・709小間。前回展と比較して、2月末の時点で20%ほど申し込みが上回っている。予想としては、前回展の1,387小間を少し超える、1,400小間を見込む。
 講演については、開催初日の10月23日にトヨタ自動車の生産技術担当役員を講師に招へいすることが決定(詳細は未定)。
 会場内の実演コーナー「コンセプトゾーン」では、『日本の技術を医療で生かせ!〜参入の秘訣を一挙公開〜』(仮題)をタイトルとして、大手医療機器メーカーなどの協力を得て最新の医療部品の加工技術を披露する。
 日本工作機械工業会が学生の就職支援プログラムとして立ち上げた「工作機械トップセミナー」も引き続き開催。
 同時開催イベントとして、航空機製造技術のカンファレンス「TRAM(トラム)」(有料)をボーイング社とニュースダイジェスト社の共同で、会期中に2日間開催する予定としている。
 このあと高田実行委員長が議長を務めて議事に入り、各委員からの出展状況の報告をまとめた結果、350小間がほぼ確定となることが確認された。さらに上積みが期待され、高田実行委員長は「最終的には前回展(355小間)を上回る小間数を目指したい」と意気込みを語った。

通常総会の準備を進める
管機連に加盟しないで一致
三重県管工機材商業組合 第2回理事会を開催

 三重県管工機材商業組合(理事長=尾藤彰氏・旭工機社長)は、3月29日の午後4時30分より、津新町駅前のプラザ洞津において、第2回理事会を開催した。
 理事会では、平成25年度通常総会を五月に松阪市内の和田金で開催することを決定した他、全国管工機材商業連合会(以下、管機連)加盟要請に対する対応について審議し、加盟しないことで一致した。
 審議された内容については次の通り。
▽第1号議案=平成24年度事業報告・会計監査報告査定の件
 事業と収支の報告を承認し、来る5月開催の通常総会に諮ることにした。
▽第2号議案=平成25年度事業計画案・収支予算案の件
◇事業計画案
ア、理事会(年数回開催)
イ、正会員ゴルフ会(総会時に伊勢カントリー倶楽部で開催)
ウ、製販親睦ゴルフ会(9月に開催予定)
エ、新年賀詞交歓会(平成26年1月開催)
◇収支予算案
 事業計画案に基づいて立案を行い、ほぼ前年通りになる模様。
▽第3号議案=平成25年度通常総会開催の件
 日程については検討中。当日は、伊勢カントリー倶楽部において正会員ゴルフ会を開催後、総会と懇親会を行う。
▽第4号議案=管機連加盟要請について
 任意団体の管機連は、一般社団法人化に向け進めており、組合の全国化(全国13都道府県にある組合が管機連に加盟、未加盟組合の加盟促進)を推進している。未加盟である三重県の組合も管機連に加盟するかどうか審議されたが、負担の増加を懸念し加盟しないことで一致した。

2日間で3315名が来場し盛況
生産効率・品質向上を提案
東陽 E ―mono MAX 2013

 東陽(社長=羽賀象二郎氏、本社=愛知県刈谷市中山町3-38)のプライベートショー『E-mono MAX 2013』が3月14〜15日の2日間、刈谷市産業振興センターあいおいホール(愛知県刈谷市)で開催され、当初の目標である2,500名を大きく超える3,315名の来場者で賑わった。
 今展のテーマは「省エネ・効率化で世界へ」。昨年を上回るメーカー79社が出展し、ユーザーの生産効率向上、省人化、品質向上に役立つ機械・工具を一堂に展示紹介した。
 初日は開場前に出展メーカーと東陽の社員が参加して開会式が開かれ、冒頭、羽賀社長が「昨日夜中に雨が降りましたが、本日は非常に良い天気となりました。少し寒いのが難点ですが、ここにお集まりのメーカーの皆様の熱意があれば、寒さなどはどこかに吹き飛んでしまいます。今日、明日は長丁場となりますが、是非、熱意を持ち続けていただいて、皆様の素晴らしい商品をお客様に説明しPRしていただければと思います。日本の産業を支えていくのは、今は自動車だけになりつつあります。ここで是非、我々も努力をしてお客様をお呼びし、どんどんと良い商品を紹介していただいて販売していきたい」と挨拶。
 出展メーカーを代表して挨拶に立った、富田SMC常務取締役営業本部長は「我々も期待しているのは今現在、車しかありません。半導体の落ち込みなど、産業界は非常に苦慮しています。ここに来て、株高、円安が一つの追い風となり、世界の自動車メーカーがこぞって設備を増強しようと動いています。その中でも東陽様は中心地におり、非常に期待をしている状況です。私どもも世界にいろいろ供給しており、昨年もアメリカからブラジル、東南アジアと回ってまいりましたが、先進国はもとより、これから期待するのは常々言われていた、BRICs(ブリックス)と東南アジア地区。ヨーロッパも西欧から東欧へと、いろいろな動きが出てきています。当然、トヨタさんの設備投資への期待感は大きなものがあります。私どもも人の派遣、生産メーカーとしての設備の状況に後れを取らないようにしている最中です。その中で、このような展示会が有意義なものになるのではないか。非常に良いタイミングで開催され、期待感をもって迎えられたと思います。我々も東陽さんをしっかりサポートできるメーカーでありたいと思います。この展示会が大きな成功を収めますように頑張ってまいりたい」と語った。
 受注目標245億円、動員目標2,500名の達成に向け、若手社員をリーダーにスローガンを唱和し、開幕した。
 賑わう会場には作業服姿のユーザーが目立ち、各出展メーカーの最新技術・製品を中心に東陽一丸となって提案営業に努めた。商談も活発に行われ、全体的に好感触だったようだ。
 また、会期中に開催されたセミナー「CT効果で変わる これからの物づくり」(アイエイアイ)、「ツールプリセッターの限界=ツール測定器だから狙える事のご提案」(ZOLLER Japan)、「平成25年度公共・産業向け太陽光発電システムの市場について」(京セラコーポレーション)、「VOLTEX製品の特長・優位性について」(日本オイルポンプ)も盛況だった。

「セコ・ニュース2013  ― 1」
15日から東、中部、西日本で順次開催
セコの新製品発表会開催迫る!!

 世界の超硬工具市場においてリーダー的存在であるSeco Tools ABの日本法人、セコ・ツールズ・ジャパン(社長=松田剛一氏、本社=東京都大田区)は4月15日東京を皮切りに、17日名古屋、18日神戸の三地区で、セコの新製品発表会「セコ・ニュース2013―1」を開催する。
 切削工具販売パートナーならびにエンドユーザーを対象に、セコ・ツールズがこの春、ユーザーの生産性と採算を高めるために開発した新製品の概要を紹介する。
 会場は、東京が大田区産業プラザPIO、名古屋がメルパルク名古屋、神戸がグリーンヒルホテル神戸。
 セミナーは、2部構成で、セコ・ツールズの主力製品および重工業、自動車、小物加工、発電産業向けの加工方法を紹介。併せて、新製品のインチ系変換アダプタも紹介する。
 今回発表される新製品の概要は次の通り。
 フライス工具【Turbo 10】=高性能ショルダーカッタのラインアップにTurbo 10が加わった。より正確な90度の切れ刃で良好な面精度を実現する。
 旋削工具@【X4】=Jetstream Tooling Duoが新登場。手裏剣の様な形状がユニーク。刃先先端部の前後2方向からクーラントを出し、切り屑処理を向上する。また、チップを裏返して使用できる4コーナ使用可能チップで費用効率の最適化を実現し溝加工および突っ切り加工に最適。A【TGK1500】=Duratomicコーティング技術を搭載したMDT(多方向旋削)システムによる鋳鉄加工向けの新材種。B【M6チップブレーカ】=ネガ形状のチップブレーカで切り屑処理の向上、切削抵抗を軽減する。
 超硬材種@【JHP951】【JHP993】=ソリッドエンドミルにJHP951、JHP993が加わった。多機能用途に対応し確実な粗加工に最適。JHP993がクーラント内部給油仕様。A【JC845】=剥離防止の左右のねじれ形状が特徴の複合材加工向け新材種。
 穴加工用工具【SD602ドリルヘッド】=大きく深い穴を開ける用途に設計されたモジュラードリルシステム。2種類のチップとカートリッジにより径の調整が可能。
 ツーリングシステム【EPB5600】=焼きばめホルダ強化タイプ5600型は、5603型に比べ円錐形の形状により剛性を強化している。強化された形状では、工具伝達トルク、剛性が最大30%増しているため、生産性および性能が増している。

ブランドマーク・社名ロゴ一新
創立50周年のオンダ製作所

 配管資材の総合メーカーであるオンダ製作所(社長=恩田由紀氏・本社=岐阜県関市)は、昭和38年11月の創業以来、今年で50周年を迎えるのを機に、更なる飛躍を目指してブランドマーク及び社名ロゴを一新し、同社の想いを図形化したシンボルマークを使用する。
 変更されたブランドマーク及び社名ロゴは、2013年4月以降より順次適用される。
 シンボルマークは、「リサイクルプロダクツシステム」を象徴した、エコロジーを想起させるグリーンの「サイクル」がモチーフとなっている。その他、「イエロー:柔軟は発想」、「レッド:可能性の追求」もサイクル化し、より象徴化している。それぞれの輪は、絡み合い、関わり合っている様子を表現している。
4営業所を開設
全国で18拠点に

 また、4月1日に、「新潟営業所」、「広島営業所」、「高松営業所」、「鹿児島営業所」の四営業所を開設した。営業所は全国で18拠点となった。住所は次の通り。
【新潟営業所】
〒950-0972
新潟県新潟市中央区新和一丁目6-10リファーレ新和一階
 ▽TEL=025-288-3606
▽FAX=0525-284-8588
・東日本地区責任者=此島貞雄氏、新潟営業所所長=高島訓司氏
【広島営業所】
〒733-0012
広島県広島市西区中広町二丁目17番2号ファーレなかひろ103号
▽TEL=082-503-6477
▽FAX=082-233-6933
・西日本地区責任者=村瀬純一氏、広島営業所所長==本山秀行氏
【高松営業所】
〒760-0012
香川県高松市瀬戸内町16-6ドリーム新誠103
 ▽TEL=087-842-1227
▽FAX=087-835-6077
・西日本地区責任者=村瀬純一氏、高松営業所所長=故引健男氏
【鹿児島営業所】
〒890-0054
鹿児島県鹿児島市荒田2-32-23ラメール荒田101号
▽TEL=099-812-6785
▽FAX=099-206-6019
・西日本地区責任者=村瀬純一氏、鹿児島営業所所長=吉川一生氏
2013年カタログを発刊 新製品220点増加
 その他、「2013-2014総合カタログVOL33」を発刊。
 新製品が220点増えたため、ページ数も12ページ増やしながら、今春発売の新製品を巻頭に掲載している。

前澤化成工業を招き新商品研修
セパレップ、水栓柱・水栓パン等
名古屋水栓販売協会 3月例会を開催

 名古屋水栓販売協会(理事長代行=棚山俊夫氏・丸一商会社長)では、3月27日午後6時より、名古屋市昭和区の鶴舞公園内萩乃茶屋において「3月例会」を開催した。
 例会を利用して、前澤化成工業中部支店名古屋営業所の下村裕課長を招いて新商品説明会が行われた。また、平成25年度の通常総会は、5月10日午後5時から、名古屋市中区の名古屋国際ホテルで開催することが案内された。
 司会を植田会計理事(ウエダ社長)が務め、挨拶に立った棚山理事長代行は、「外は桜が満開ですが、業界の仕事はまだまだかたいつぼみのようです」と景況感を述べ、今回の商品研修が商売に活用されることを期待した。
 下村課長からは、新製品説明として@セパレップA屋外排水やりとりチーズB圧力解放蓋CHIバルブソケット金属入20×25Dその他として、
 遮音継手、水栓柱・水栓パン、バルブボックスが主に紹介された。
 出席者からは、「前澤化成さんは品揃えが豊富」と好評であった。製品の詳細については次の通り。
@セパレップについて。
 業界初のシンク一体型グリーストラップで、立ったままの清掃作業がラクにできて時間も手間もコストも削減できる。
 シンクからグリーストラップに至る排水管がないので、レイアウトの変更が容易に行える。新店オープン時のグリーストラップの選定にはもちろん、厨房のリニューアル時にも最適。設置場所についてはコンビニやコーヒーショップなど、水栓一ヶ所で使用するところに適している。
A屋外排水やりとりチーズについて。
 便利なチーズ一体型なので、省コスト、省スペース。
B圧力解放蓋について。
 「CW-AIライト150・200」管路内からの圧力を受け、内蓋が浮き上がり圧力を解放する。同社の枠に限り、蓋のみの交換が可能。
CHIバルブソケット金属入20×25について。神奈川県川崎市で採用。品揃えの一貫。
Dその他
・遮音継手について。「SPXシリーズ」100のサイズも追加。
・水栓柱・水栓パンについて。木の風合いを忠実に再現した木目調の水栓パンと水栓柱が新登場。庭やウッドデッキなどのエクステリアに調和する。
 樹脂製を採用しているため軽量であり、運搬や施工作業を簡単に行うことができる。
・バルブボックスについて。密閉性を備えてSSV150Eが新登場。気密性に優れた掃除口(蓋)形状を取り入れたことで、不明水や土砂の侵入を防ぐことが可能になった。樹脂製なので、錆や腐食に強い。100mmから200mmサイズまで豊富なラインナップ。

軽い、安い、クリーンな鋳造技術
『減圧凍結システム』
加藤製作所 2013愛知環境賞「銅賞」を受賞

 水道用素形材メーカー、加藤製作所(社長=加藤丈人氏、本社=愛知県清須市清洲1668)が「2013愛知環境賞」の銅賞を受賞した。
 同社の「軽い!安い!クリーン!な環境配慮型革新的鋳造技術『減圧凍結システム』による薄肉、軽量化青銅鋳物の製造」が、環境負荷の低減を実現し、鋳鉄業界への波及効果が大きいと高く評価された。
 愛知県では、資源の循環や環境負荷の低減を目的とした企業、団体等による先駆的で効果的な技術・事業・活動・教育の事例を募集し、優れた取り組みに対して表彰をするとともに、広く紹介することによって、新しい生産スタイルや生活スタイルを文化として社会に根付かせ、資源循環型社会の形成を促進することをねらいとして「愛知環境賞」を実施している。
 9回目となる今回は、企業、団体等から40件の応募があった。
 2月19日に名古屋市中区のローズコートホテルで、大村愛知県知事出席のもと、表彰式が行われた。
 加藤製作所は、昭和22年に銅合金の鋳造を生業として清洲に創業。以来60年以上、鋳造技術の研鑽に努め、水道用バルブ、継手、給水栓など、素形材の専門メーカーとして水道用器具や水回り機器の大手メーカーにさまざまな製品を提供している。鉛フリー青銅合金を使った「減圧凍結鋳造システム」を世界で初めて実現、鋳造業界が直面している鉛フリー化、軽量化の問題を解決、環境にもやさしいモノづくりを進めている。
 同社の技術は各方面から評価が高く、「3次元複雑形状の青銅鋳物に向けた凍結鋳造システムの開発」のテーマで、公益財団法人永井科学技術財団(理事長=永井淳氏)の「平成24年度財団賞」において技術賞を受賞。3月11日に名古屋市東区のホテルオークラレストランで助成金の贈呈式が行われた。
 また、公益社団法人日本鋳造工学会(会長=山内康仁氏)の「平成25年度技術賞」の受賞も決定しており、来る5月25日の同会の通常総会で表彰される。これを記念して、10月に富山県高岡市で開催される同会の「第163回全国講演大会」で、加藤製作所が受賞内容について講演する予定。
鉛フリー銅合金の減圧凍結システム
による低コストで無公害な鋳造技術
 鋳造業界が直面している鉛フリー化、省エネルギー、省資源という課題を解決すべく、加藤製作所が世界で初めて開発に取り組み実用化した、鉛フリー青銅合金を使った「減圧凍結鋳造システム」。マイナス40℃で凍結させた鋳型に1,200℃で溶解した金属を流し込んで鋳物を作る画期的なシステムで、鋳物の薄肉・軽量化、騒音や粉塵などの公害の防止、産業廃棄物の抑制を実現する。
 通常の砂型鋳造では、砂とベントナイトに代表される粘土などの粘結剤、水、有機系のバインダーなどを混ぜ合わせて砂を圧縮し、砂を固めて鋳型を製作する。
 粘土分やバインダーが入っていることにより砂粒間が埋まる傾向を示し、鋳型の通気度が低下。それによって鋳込み時のガス排出が抑制されてしまう。この方法では産業廃棄物、粉塵、騒音などが発生する。
 凍結鋳造法においては、水と砂のみを混ぜ合わせたものをマイナス40℃の冷凍庫の中に入れ、マイナス40℃の冷気を減圧吸引して砂粒間の中へ強制的に導入することにより急速凍結させて鋳型を造型。水と砂のみの結合のため、従来の砂型よりも通気度が高く、鋳込み時における氷の溶解とともに通気度は向上する。
 このため鋳込み時に発生する溶湯ガスや中子ガス、鋳型ガスの排出が容易になり、その結果、通常の砂型より湯が廻りやすくなる。
 この新技術により、鋳物の薄肉・軽量化を実現(20%軽量)。環境面では、型ばらし時の産業廃棄物、粉塵、騒音などが抑制される。

焼入れ鋼への直彫り穴あけ工具
高硬度鋼用ドリルシリーズ
日立ツール 深穴あけも実現する刃形

 日立ツール(社長=田中啓一氏、本社=東京都港区芝浦1-2-1シーバンスN館)は、主に一般鋼向けの超硬ノンステップボーラーシリーズWHNSB―THを中心に超硬ドリルの販売をし、好評を得ている。
 今回新たに、金型のエジェクターピン穴、冷却水穴、またその他の高硬度鋼材の穴あけの安定性向上と長寿命化を目的に開発した、小径の高硬度専用刃形タイプ(φ0・1〜φ2)『エポックマイクロステップボーラーH』および高剛性刃形タイプ(φ2〜φ12)『超硬OHノンステップボーラーH』を発売した。高硬度鋼の深穴あけも実現できる刃形となっている。
 【特長】
 @マイクロステップボーラーH(EMSBH)
・高硬度鋼専用切れ刃設計により安定して高硬度鋼を切削できる。
・切りくずストッパーの付与により、切りくず排出を確実に行い、加工中のガイド性も向上する。
 A超硬OHノンステップボーラーH(NSBH)
・高硬度鋼切削に適した高い剛性と切れ刃強度を確保した。
・特殊溝形状で切くずをスムーズに排出する。
 【用途】
 高硬度金型のエジェクターピン穴、冷却穴、鋳抜ピン穴など、その他高硬度鋼の穴あけ
 【仕様】
 @マイクロステップボーラーH(EMSBH)
 φ0・1〜φ2、首下長は10D〜30D、トータル36アイテム
 A超硬OHノンステップボーラーH(NSBH)
 φ2〜φ12、溝長は20mm〜300mm、トータル76アイテム
 【価格】
 @マイクロステップボーラーH(EMSBH) 4,032円〜24,045円(消費税込)
 A超硬OHノンステップボーラーH(NSBH)
 16,275円〜69,825円(消費税込)

高齢者施設・高齢者住宅向け
『スマイルパートナー』
TOTO 4月1日新発売

 TOTOは、ユニバーサルデザインの研究で培ったノウハウを活かして開発した、高齢者施設や在宅介護に適した商品群(既存商品含)を、「スマイルパートナー」と総称し水まわり全般での提案を強化する。
 超高齢社会となった現在、様々な介護の方法や場が設けられており、水まわり商品も、それぞれの介護の場に適した商品が求められている。
 2011年10月からは、国土交通省・厚生労働省が所管する「高齢者住まい法」の改正により、高齢者が安心して生活できる住まいづくりを推進する「サービス付き高齢者向け住宅」(※)の登録制度がスタートし、2020年までに約60万戸の登録数が見込まれている。このような住宅では、限られた空間にトイレ洗面、ふろ浴室などを設置する必要があり、かつ、介護も行いやすい商品が望まれる。
 第一ステップとして、異物が詰まっても取り出しやすい掃除口を設けたタンク式大便器「掃除口付コンパクト便器・タンク式」とコンパクトで将来の身体状況の変化も考慮した「自立歩行者向け洗面」を、「スマイルパートナー」として4月1日新発売した。
 主な新商品の特長は次の通り。
◇掃除口付コンパクト便器・タンク式
@TOTO初のロータンク式掃除口付大便器
A大洗浄4.8lの節水便器
Bコンパクト設計
Cタンクふた固定仕様も品揃え(オプション)
◇自立歩行者向け洗面
@省スペース設計
A身体状況の変化への対応
Bカウンター上に日常用品を置きやすい
 (※)サービス付き高齢者向け住宅
「サービス付き高齢者住宅」とは、高齢者単身・夫婦世帯が、安心して居住できる賃貸等の住まいのこと。住宅としての居室の広さや設備、バリアフリーといったハード面の条件を備えるとともに、ケアの専門家による安否確認や生活相談サービスを提供することなどにより、高齢者が安心して暮らすことができる環境を整える。

受注・動員ともに目標上回る
第36回岐阜どてらい市好調
ビジネス交流の場として成功裡に終了

 工作機械・産業機器・機械工具・特選品フェアの総合展示会「2013(第36回)岐阜どてらい市」が3月9、10日の2日間、山善名古屋営業本部岐阜支店傘下の販売店15社の主催により、岐阜市六条南の岐阜産業会館で開催された。メーカー141社が出展し、会期中は2,386名の来場者で賑わい活気ある商談・情報交換の場となった。受注額は目標の10億円を突破し成功裡に終了した。
 開催初日は、開場に先立って午前9時30分より開会式が開かれ、主催店を代表して渡辺三信商会会長が「昨年の岐阜どてらい市の受注金額が10億円を超え、2,300名を超える方々に来ていただきました。これだけの実績と歴史を持つということは、それだけこの地に幅広い産業が根付き、この岐阜どてらい市が間違いなく、その発展のお役に立っているという証しでもあります。ご承知の通り、この岐阜県は中部経済圏の一角として県内の総生産も七兆円を超える、日本でも上位に位置する産業の集積地です。さらに、トヨタさんを例に挙げるまでもなく、自動車、航空機、建設機械、また、IT産業、医療機器など、世界レベルの競争力を待つ企業群がバランスよく多数存在し、正に、日本のものづくりの根幹に位置する地域です。今、日本は過渡期に来ています。政権交代から2カ月、先行きへの期待感から、ここ最近の株価や円相場、為替動向など明るい材料も見えてくるようになりました。しかし、実体経済はそんなに楽観視できる状況にはありません。足元を固めつつも、将来を見据えなければ、持続的な成長は望めません。そういった意味で、このタイミングで行える岐阜どてらい市は絶好の機会となるはずです。ここには、ユーザー様が抱えるさまざまな問題の解決につながる、新製品があります。メーカー様のノウハウ、情報があります。この岐阜地区から日本へ発信しようではありませんか。事務局、山善様では昨今、準備力ということを強調されています。主催店会、事前PR、レイアウト、設営など、これまで行ってきた入念な準備を花咲かせるのです。今回の受注目標は10億円、動員目標2,000名。このどてらい市で成果を出し、皆様の明るい将来につなげましょう。皆様のご健闘を祈念申し上げ、2日間どうぞよろしくお願いいたします」と挨拶。
 出品メーカーを代表して挨拶に立った、岡本ナベヤ社長は「今のうちにモノを買っておこうと、動きが出てくるような気がしています。そのような雰囲気が出ている中での岐阜どてらい市を、良い流れをつかむためのイベントとして、目標達成を目指し頑張っていかなければならないと思っています。出品メーカーとしましては、ここ2、3年、常に状況が変わっていく中で、お客様視線で製品を開発していくことをかなり心掛けてきました。当社にとりましてもそうですし、本日出品されている141社すべてのメーカーの皆様が、お客様の効率改善、そして合理化のための様々な商材を開発してきている。正に、そのような商材を打って出るチャンスが来たのではないかと思っています。出品メーカーと主催店の皆様、そして山善様が一致団結してこの2日間、商売の場、情報交換の場として目標を達成し、なんとか良い春を迎え、そして夏を迎えたいと思います。出品メーカー141社、商売人になりきって皆様共々頑張ってまいりますことを宣言申し上げます。この2日間、頑張って取り組みましょう」と力強く述べた。
 事務局本部を代表して清木山善副社長が、主催店、出品メーカーの協力に対してお礼の言葉を述べた後、「どてらい市は、主催店様、出品メーカー様、事務局の山善の三者が心を通わせ有機的に結合した、共同の販売促進事業です。主催店様の大切なお客様に、メーカー様が大事に作られた製品を、心を込めて誠意を持って提案申し上げ、そして、ユーザー様が十分納得され有益な製品をお買い求めになる。どてらい市は、そうしたお互いの幸せを見つける、ビジネス交流の場であります。今回、岐阜どてらい市の受注目標は10億円です。しかしながら、お買い上げ数量、金額が多ければ多いほど、それだけお客様のお役に立つことになり、喜んでいただけることになります。それが地域産業の活性化につながり、引いては、地域社会に貢献することになるものと、私は確信をしています。お客様の幸せのために、そして主催店様、出品メーカー様、事務局、この三者自身の幸せのため、自信と誇りと信念を持って前向きに取り込んでまいりたい。最後に、主催店様、出品メーカー様のご健闘、並びに目標必達を心より祈念申し上げます」と挨拶した。
 この後、伊藤山善岐阜支店長より目標に向かって挑戦することを誓う決意表明があり、スローガン隊によるどて市必勝スローガンの唱和、どて市シスターズによる大手締め、各代表によるテープカットとくす玉割りで、2日間の熱い商戦が始まった。
 会期中は、メーカーが満を持して出品した新製品が注目され、特に生産性、作業能率の向上につながる製品やシステムに人気が集まった。
 主催店、事務局の熱心な集客活動が実り、来場者数は目標を上回る2,386名を数え、会場は2日間を通して大いに賑わった。受注額も目標を超える10億2,399万円を達成し、成功を収めた。

山下機械2013プライベートショー
「国内製造業復活支援フェアー」
本社工場で19日(金)・20日(土)

 山下機械(社長=乾正樹氏、本社=名古屋市熱田区中田町8-20)は4月19、20の両日、同社の本社工場において「2013プライベートショー」を開催する。
 昨年末に政権が交代し、今年に入り超円高が是正し株価も上昇して国内製造業の景気回復の強い兆しと期待が持てるようになってきたことを受け、ユーザーの期待に即応できる展示会にするため『国内製造業復活支援フェアー』と銘打って行う。開催時間は2日間とも、午前9時から午後5時まで。
 展示会では、同社の主力販売機械・工具を紹介、実演するとともに、例年通り「技術相談会」も開催する。また、その他ユーザーに役立つイベントも企画している。
 【出展メーカー・出展内容】
▼滝澤鉄工所=Y軸付ターニングセンター、ローダー付“8CNC旋盤
▼大阪機工=No.40コンパクトマシニングセンター
▼ブラザー工業=CNCタッピングセンター
▼シチズンマシナリーミヤノ=主軸台移動形CNC自動旋盤
▼エフシーエスインターナショナル=工具径、長、軸ブレ計測機
▼CHIEN WEI=マニュアル式二次元画像測定機
▼オーエスジー=超硬WD/WDOドリル、PHOENIXシリーズ
▼三菱マテリアル=新コーティングインサート、MVX、MVEドリル
▼グーリングジャパン=ハイパフォーマンスリーマ他
▼大昭和精機=NC旋盤用ツーリング・BBT30メガチャック他
▼ケナメタルジャパン=クイックチェンジツーリングKM、SEドリル
▼THE CUT=T/A座ぐり、面取りホルダー、アルミボディカッター
▼葵精工=ミストコレクター
▼ミツトヨ=表面粗さ測定機SJシリーズ、他測定工具
▼山田マシンツール=ダイヤモンドバニシングバイト、バリ取り工具
▼ダイキ産業=エアー式浮上油吸い上げ回収装置

自衛隊守山駐屯地を訪ね
決死の原発事故対応を聞く
愛機工青年部 他産業視察に18名参加

 愛知県機械工具商業協同組合(理事長=伊藤高潤氏・春日鋼機社長)の青年部(部長=森庸一氏・森哲社長)は3月2日、他産業視察を実施し、「陸上自衛隊守山駐屯地」(名古屋市守山区)と七福醸造の「ありがとうの里」(愛知県碧南市)を訪ねた。
 当日は青年部員ら18名が参加。午前8時30分に金山に集合し、貸切バスで直ちに守山の自衛隊駐屯地へ。
 自衛隊では「東京電力福島第一原子力発電所事故における自衛隊の対応」と題して、陸上自衛隊第10化学防護隊(3月26日から第10特殊武器防護隊)隊長の大倉達也二等陸佐より話を聞いた。
 大倉隊長は、一昨年の東日本大震災で被災地において原子力災害派遣活動(除染、原発のモニタリング、放水、住民の確認等)を行った、中央特殊武器防護隊の第103特殊武器防護隊長として、地震による津波で冷却装置が損傷し水素爆発を起こした福島第一原子力発電所に急行し、初期冷却作業に従事。
 冷却装置仮復旧までの、ヘリコプターによる冷却作戦の効率の悪さから、自ら放射線の被曝を伴う危険な任務の陣頭指揮を執り、原子炉建屋への消防車による放水作業の指示を現場でし続けた話など、当時の緊迫した状況が話された。
 テレビ映像でもどかしく見ていた作業も、実際その場にいた人の話を聞くと、いかに過酷で劣悪な状況の中で奮闘し被害拡大を防いだかが伝わってきて、自衛隊の方々の働きには改めて頭の下がる思いがした。
 話を聞いた後は、防護隊隊員の装備品についての説明があった。化学防護衣は、防護マスクと併用することにより、身体を完全におおい有毒ガス等による汚染地域偵察や除染作業時に使用される。気密性の高い素材でできており、一般部隊の防護衣よりも更に重い。化学剤検知器材、放射線検知器材の説明が済むと、屋外に出て特殊車両の見学も行った。
 午前11時半に守山駐屯地を後にして、午後からは日本で最初に「白だし」を作った、七福醸造の「ありがとうの里」で白醤油作りの工程を見学。
 醸造タンクにありがとう≠フ大きな文字が書かれており、感謝の気持ちを込めることにより、醤油が一層まろやかになると紹介された。また、白醤油をもとに鰹だしと合わせた白醤油だしについても説明され、同社の鰹節へのこだわりが感じられた。
 見学後は、試食と買い物を楽しみ、土産を手に帰路に就いた。

金森俊季氏(岐阜機械商事)優勝
GKC 組合員ボウリング大会

 岐阜県機械金属商業協同組合(理事長=関谷治頼氏・岐阜機械商事社長)は3月8日午後7時より、岐阜市茜部のACグランドで「平成24年度組合員ボウリング大会」を開催した。
 組合員・賛助会員企業より41名が参加。和気あいあいとゲームを楽しみ、会員相互の親睦が図られた。
 2ゲームの熱戦の末、金森俊季氏(岐阜機械商事)がトータル352ピンで見事優勝を果たした。
 プレー終了後、担当の輿理事(KS・コシ商会社長)より順位発表があり、上位入賞者に賞品が授与された。
 上位入賞者は次の通り(敬称略)。
▽優勝=金森俊季(岐阜機械商事)352ピン
▽準優勝=松井貴也(澤商)340ピン
▽第2位=辻村幸司(トラスコ中山)323ピン
▽第4位=河村敦(徳光)321ピン
▽第5位=河合由倫(トラスコ中山)315ピン
▽ハイゲーム=松井貴也、中村祐也(オーエスジー)191ピン

金型加工用超硬ソリッドドリル
「MHS」に小径ドリル追加
三菱マテリアルツールズ WSTARドリルシリーズ

 三菱マテリアルツールズ(社長=滝沢俊夫氏、本社=東京都墨田区横網1-6-1)は、三菱マテリアルが開発、製造する金型加工用超硬ソリッドドリルWSTARドリルシリーズ「MHS」に小径サイズ計125型番を追加し、販売を開始した。
 金型加工業界では製作納期の短縮とコストの削減のために、加工時間や熱処理工程の短縮、工程削減に積極的に取り組んでいる。
 2008年6月に発売された「MHS」は、樹脂金型、ダイカスト金型に用いられる熱処理後のプレート(硬度35〜55HRC)への穴加工を可能とし、従来熱処理前に行っていた荒加工工程を削減できるため、リードタイムを低減できるドリルとしてユーザーより高い評価を得ている。
 今回、より幅広い加工に対応すべく、金型加工用超硬ソリッドドリルWSTARドリルシリーズ「MHS」に小径サイズ(ドリル外径0.95〜2.95mm)を追加した。
 金型加工用超硬ソリッドドリルWSTARドリルシリーズ「MHS」の特長は次の通り。
 @プリハードン鋼、焼入れ鋼の浅穴から深穴(最大L/D=30)のノンステップ加工が可能。
 A金型加工に特化した独特なガイドパットと高剛性形状を有し、高精度な穴加工が要求されるエジェクタピンのガイド穴などに対応可能。
 Bドリル外径は0.95mmから12mm、それぞれの径でプレート厚みに合わせた溝長(L/D=2〜30)を商品化。
 Cシャンク径はドリル外径0.95mmから2.4mmが3mm、ドリル外径2.45mmから2.95mmは4mmで商品化。
 標準価格は10,300円〜29,000円。代表型番として、MHS0095L006Bが10,300円(税込み10,815円)、MHS0295L090Bが29,000円(税込み30,415円)となっている。

岡谷薄板販売とミワ鋼材
鉄鋼販売子会社2社合併
9月1日に岡谷薄板販売に

 岡谷鋼機(社長=岡谷篤一氏・本社=名古屋市中区)は、3月29日開催の取締役会において、販売子会社2社の合併を決議した。
1、合併会社および合併方式
 存続会社=岡谷薄板販売(岡谷鋼機100%子会社)
被合併会社=ミワ鋼材(岡谷鋼機96.25%子会社)
合併方式=存続会社が、被合併会社を2013年9月1日に吸収合併する。
2、合併の目的
 経営資源の有効活用により、経営基盤の充実ならびに小口販売の営業力強化を図るため。
3、合併当事会社の概要
 会社名=岡谷薄板販売
所在地=名古屋市中村区名駅南一丁目16-30号東海ビルディング6階
代表者=小林哲氏
設立=1998年
資本金=5,000万円
会社名=ミワ鋼材株式会社
所在地=名古屋市中区富士見町12-24
代表者=川太義正氏
設立=1960年
資本金=4,000万円
4、合併後の存続会社の概要
 会社名=岡谷薄板販売
所在地=名古屋市中村区名駅南一丁目16-30東海ビルディング内
代表者=小林哲氏
資本金=9,000万円(岡谷鋼機百%)
事業内容=鉄鋼、非鉄金属の販売等
年商=63億円(2014年2月期予想)
インドネシア岡谷鋼機会社
デルタマス事務所開設

 岡谷鋼機子会社のインドネシア岡谷鋼機会社(本社ジャカルタ)は、4月1日に新たにデルタマス事務所を開設した。
 同事務所は、西ジャワ州ブカシ地区においてユーザーに密着した営業活動を行ない、今後の取引拡大を目指す。
1、名称インドネシア岡谷鋼機会社デルタマス事務所
2、所在地BoulevardFresnoBlokD9,KotaDeltamasHegarmukti,
CikarangPusat,Bekasi,JawaBarat,Indonesia
6月28日にチャリティーコンサート
4月13日発売開

 岡谷鋼機は、社会貢献活動の一環として、6月28日(金)、愛知県芸術劇場コンサートホールにおいて「OKAYACHARITYCONCERT2013」を開催する。
 出演者として、いずれも地元出身の角田鋼亮(指揮)、島田真千子(ヴァイオリン)、田村響(ピアノ)各氏を迎え、名古屋フィルハーモニー交響楽団の演奏とともに届ける。
 なお、入場料については、「地域の皆様にお気軽にご来場いただけるよう、平素の感謝の意を込め全席1,000円に設定いたしました」。また入場料収入全額と、同社からのマッチングギフトを社会福祉法人愛知県共同募金会へ寄付し、地域の社会福祉向上に役立たせる。
 チケットは4月13日(土)より各プレイガイドにて発売する。1,000円で全席指定。
【開催日時】6月28日(金)午後6時45分開演(午後6時開場)

5軸加工機やレーザ加工機を中心に
最先端の工作機械4機種展示
森精機製作所 INTERMOLD2013に出展

 森精機製作所(社長=森雅彦氏、本社=名古屋市中村区名駅2-35-16)は、4月17日〜20日に東京ビッグサイトで開催される“INTERMOLD2013”に出展する。ブースbX81.
 INTERMOLD2013では、5軸加工機やレーザ加工機を中心に最先端の工作機械4機種を展示し、最新の金型加工技術を紹介。工程集約や、被削材、ワークなど様々な観点から金型加工の効率化を実現するソリューションを提案する。
 HSC 55  linearは、高速主軸とリニアドライブが特長の5軸制御マシニングセンタ。リニアドライブによる最高80m/minの高速送りにより切削送り速度を高め、切削加工でありながら研削加工に匹敵する面粗度Ra0.23μmを達成している。
 立形マシニングセンタNVX5100U/40には加工時に発生する粉じんを加工時に刃先から吸引して回収するゼロチップを搭載し、切りくずの堆積が課題となる深堀り加工のソリューションを提案する。粉じんの回収により機内の清掃時間を大幅に削減でき、非加工時間の短縮、保守性向上を実現。また作業者の健康被害を予防する。
 CNC旋盤NLX2000SY/500では、旋盤でありながら多彩なツーリングを使用し、旋削・ミーリング加工の工程集約を披露する。回転工具主軸の最高回転速度は10,000min−1を達成し、マシニングセンタに匹敵するミーリング加工を実現した。また多軸ミーリングホルダを用いることで段取り替えや工程間のロスをなくし、旋盤とマシニングセンタを用いた従来の工程と比べると生産性が向上する。
 金型のシボ加工(ワークの表面に皮革調などの模様を施す加工)にはレーザ加工機LASERTEC 65  Shapeを用いた画期的な加工方法を提案する。正確かつ短時間で多彩なパターンを加工し、さらに同じデザインを何度でも再現することができる。一台で5軸ミーリング加工からレーザによる表面仕上げまで一貫した加工が可能。
 また、レーザ加工用ソフトウェアLASERSOFT-3D-TEXTUREによりプログラミングを簡略化する。ビットマップ形式の画像データを読み取ることができ、ユーザーが考案した新しいデザインも容易にレーザ加工用プログラムに変換可能。従来の工法であるエッチングのように化学薬品による産業廃棄物を排出しないため、作業者、環境に配慮したクリーンな加工方法といえる。
 20日には、セミナー「省エネ・生産性向上を意識した先端加工技術のご紹介」を開催する。
ビー・ユー・ジーを完全子会社化し
ビー・ユー・ジー森精機に

 森精機製作所は3月26日、2013年3月22日付で、子会社のビー・ユー・ジー(商号=BUG、所在地=北海道札幌市、2012年3月31日付持株比率52.4%)の全ての株式を取得、完全子会社化し、機構改革を4月1日付で行うと発表した。
 今後、BUGは森精機の完全子会社のソフト開発集団として、森精機の工作機械向け制御関連開発を行い、森精機との共同開発体制を強化する。
 【機構改革】
▼機構改革日=2013年4月1日
▼会社名の変更=(旧)株式会社ビー・ユー・ジー↓(新)ビー・ユー・ジー森精機株式会社
▼代表取締役=取締役会長 森雅彦氏(新任)、取締役社長 川島昭彦氏
▼事業の変更=従来BUGが行っていたピットタッチ事業は、ビー・ユー・ジーSSTという別会社を設立し、事業の吸収分割を行う。これにより、BUG森精機の事業は森精機の制御関連の開発および映像関連・組込通信関連の開発事業となる。今後は、制御関連開発の比重を一層高め、これまで一部外注に依存していたMAPPSなどのソフトウェア開発をBUG森精機にて100%内製化することができるようになり、品質、納期、コストでより効率化できることになる。
▼組織の変更=森精機の制御開発部隊より約20名が出向し、合計で約130名の体制とし、札幌にて事業に取り組む。
▼増築工事=従来の建物に隣接し、新築建物を増築する(3階建て1,300u)。2013年10月完成予定。

地震等の災害時に備えて
本社機能を分割移転
住友スリーエムとスリーエムヘルスケア

 住友スリーエム(社長=三村浩一氏、本社=東京都世田谷区)およびスリーエムヘルスケア(同)は3月25日、地震等の災害時における事業継続性および従業員の安全性確保の観点から、本社機能を2拠点に分割移転すると発表した。
 【本社移転先@】
▽移転部門=事業部門の本社機能および戦略部門
▽住所=東京都品川区北品川6-7-29ガーデンシティ品川御殿山2階〜4階
▽床面積=11,366.43u(約3,500坪)
▽代表電話=03-6409-3800
▽移転期間=2013年5月13日〜27日(期間中に部門ごとに移転)
 【本社移転先A】
▽移転部門=顧客対応、財務、経理、人事部門の一部
▽住所=神奈川県横浜市西区みなとみらい4-6-2 みなとみらいグランドセントラルタワー4階
▽床面積=2,714u(約820坪)
▽代表電話=045-680-2100
▽移転期間=2013年4月8日〜22日(期間中に部門ごとに移転)

耐びびり性に優れた標準刃数仕様を拡充
新高送りカッタ『DoFeed Series』
タンガロイ 新材種AH3035も

 タンガロイ(社長=上原好人氏、本社=福島県いわき市好間工業団地11-1)は、新世代の超高送りカッタ『DoFeed Series』(ドゥーフィードシリーズ)について、カッタボディの設定工具径と刃数仕様、および新材種『AH3035』を拡充し、全国で発売した。
 『DoFeed Series』は、圧倒的な加工能率を誇る新世代の超高送りカッタで、金型の彫りこみ加工や機械部品の荒加工において多くの実績を上げ好評を博している。
 今回、小型のLNMU03形インサートを使用した『DoFeedMini』で設定工具径をφ50まで拡充、またLNMU06形インサートを使用した『DoFeed』では、これまでの多刃仕様に加え、耐びびり性に優れた標準刃数仕様を拡充した。
 また、新材種『AH3035』は、靱性の高い専用超硬母材と耐摩耗性に優れた新コーティング膜の組み合わせによって、チッピングや欠損の生じやすい強断続加工、高硬度鋼やプリハードン鋼の彫りこみ加工において安定した長寿命を実現する。
 多種多様な被削材、加工用途に対応可能な超高送りカッタである『DoFeed Series』は、今回の拡充によってさらに適応範囲を広げ、その驚くべき加工能率によってより多くのユーザーの生産性向上に大きく貢献する。
【主な特長】
・『DoFeed Series』の標準刃数仕様はびびり振動を抑制し、突出しが長い加工でも高能率加工を実現。
・『DoFeedMini』では、工具径φ35mm、φ40mm、φ50mmを拡充することで、より高能率な加工を実現。
・新材種『AH3035』は耐欠損性に優れ、高硬度鋼やプリハードン鋼の加工、炭素鋼や合金鋼の強断続加工に対し、安定した長寿命を実現。
【主な形番と標準価格】
・ボディ
 EXN03R035M32・0―06=69,000円、全追加アイテム10形番
・インサート
 LNMU0303ZER―MJ AH3035=1,190円、全追加アイテム4形番
工具ナビゲーションシステム
『Tung-Navi』発表

 タンガロイは、新しい工具ナビゲーションシステム『Tung-Navi』(タング・ナビ)穴あけ工具編を4月1日よりウェブサイト上でリリース。
 『Tung-Navi』は、要求される加工状況に応じ、最適な工具や切削条件が検索可能な最新の工具選択システムである。被削材や加工穴径などの情報を入力することで、その加工に最適な推奨工具、切削条件や予測されるマシンパワー、加工能率を表示する。
 さらに、加工物の剛性、加工面状態や、使用機械の出力特性など条件を細かく設定すると、より高度な検索を行うことも可能で、表示される結果はより詳細な内容となる。
 また、『Tung-Navi』は、E-カタログ(ウェブ版電子カタログ)とも連動しているので、『Tung-Navi』で選択された工具について、写真や各部寸法などのカタログ情報も瞬時に表示される。
 第一弾は、穴あけ工具編であるが、今後転削工具、旋削工具、溝入れ工具に展開し、あらゆる機械加工現場において有効な検索ツールへと発展させていく。
 高い検索機能を持つ『Tung-Navi』は、加工現場の技術者のみならず、新設加工の工具選定を行う場合など、広く切削工具に携わる人にとって、素早く、簡単に最適工具を選定できる画期的なツールであるといえる。
【主な特長】
・被削材、加工穴径、加工深さを入力するだけで、最適な推奨工具が表示される。
・さらに、加工状況や機械特性を入力することで、高度な検索、絞り込みを行うことができる。
・推奨条件値、加工能率などで結果を並べ替えることで、推奨工具の違いを容易に比較できる。
・E-カタログ(ウェブ版電子カタログ)にも直接リンクしているので、工具の写真や詳細寸法も瞬時に表示できる。

日本が勝ち抜く機械と工具のコラボ
安田工機&サンドビック
合同プライベートショー

 「安田工機&サンドビック合同プライベートショー」が4月18日から20日までの3日間、安田工機(愛知県北名古屋市)において開催される。
 プライベートショーでは、安田工機製の歯車加工用「高速ミーリング式歯切盤」「4軸制御ヘール加工機」と、サンドビック製の歯車加工用超硬スローアウェー工具「コロミル170シリーズ」の紹介・実削が行われる。
 高精度・高剛性の機械と、高条件での加工が可能な最新工具との相乗効果により、生産性向上による加工コスト削減をユーザーに提案する。
 【開催日時】
 4月19日、19日、20日の3日間、13時30分開始、17時20分終了(受付開始は13時から)
 【開催場所】
 安田工機(愛知県北名古屋市熊之庄石原98番地、TEL=05868-23-5488)
 【プログラム】
 ◆13時30分〜14時〈安田工機セミナー〉機械紹介▽高速ミーリング式歯切盤、4軸制御ヘール加工機
 ◆14時〜14時30分〈サンドビックセミナー〉工具紹介▽歯切用スローアウェーカッター「コロミル170シリーズ」
 ◆14時45分〜17時〈実削加工、工場見学〉
 ◆17時〜17時20分〈質疑応答〉

キッツのグループ会社KAPが
シンガポール総代理店を完全子会社化

 キッツ(社長=堀田康之氏、本社=千葉市美浜区中瀬1-10-1)は3月28日、グループ会社のKITZ Corporation of Asia Pacific Pte.Ltd.社(KAP)が、シンガポール総代理店Mikuni Engineering(Singapore)Pte.Ltd.の100%株式について、同社の親会社であるMikuni(Malaysia)Sdn Bhd社と3月19日に株式の譲受契約を締結したと発表した。
 一、株式取得の目的
 @KAPは、シンガポール総代理店であるMikuni Engineering(Singapore)Pte.Ltd.の100%株式を譲り受け、キッツのバルブ事業の主要市場であるシンガポール石油精製・石油化学プラント市場への更なるビジネス展開を図ると共に、東南アジア地域統括会社機能の強化を図る。
 Aキッツグループ長期経営計画「KITZ Global Vision 2020」を達成するために、工業用バルブ販売体制を再構築する▽市場への直接アプローチを通して販売及びサービス体制を強化する▽現地でのアフターセールス機能を強化する▽地域統括会社機能を早期に確立する。
 二、KAPの子会社となる会社の概要
 [会社名]Mikuni Engineering(Singapore)Pte.Ltd. 後日、KITZ Valves & Controls Singapore Pte.Ltd.に会社名変更予定[所在地]シンガポール共和国[代表者]代表取締役社長 増尾宏之氏(KAPの代表取締役社長を兼務)[所在地]13Tuas Link3 638528Singapore[事業内容]バルブ及びその他流体制御用機器の販売、改造メンテナンス[資本金]35万SGD(約2,630万円)[従業員]15名[売上高]1,020万SGD(約7億6,500万円)
 三、今後の見通し
 今回の株式取得による当期の連結及び個別業績に与える影響は軽微としている。

業務用温水高圧洗浄機
『HDS 8/15C』発売
ケルヒャージャパン 業務用製品のカラーを一新!

 清掃機器の最大手メーカー、ドイツ・ケルヒャー社の日本法人、ケルヒャージャパン(社長=佐藤八郎氏、本社=宮城県黒川郡大和町)は、業務用温水高圧洗浄機「HDS 8/15  C」を4月8日に発売した。
 同社はこのほど大きな戦略の一つとして、業務用製品のカラーをケルヒャーイエローからアンスラサイト(グレー)に一新することとなり、「HDS 8/15  C」はその第一号製品となる。
 グレーにすることで、製品が周りの環境に溶け込みやすく、汚れが目立ちにくいため管理しやすいことと、操作部分をイエロー、メンテナンス部分を薄いグレーに色分けしたため、取り扱いしやすいことがユーザーの利点になるとしている。今年六月までにはすべての業務用製品がアンスラサイトに順次切り替わる予定。
 「HDS 8/15  C」は、同社のメイン商材の一つである温水高圧洗浄機のコンパクトクラスを、ユーザーの声を反映してより使いやすくリニューアルした製品。
 主な特長としては、基本操作がワンダイヤルで可能と作業者を選ばない。操作・補給口は前面に集中し、燃料・洗剤などの残量警告、電源の正逆転などの異常はランプ表示され、作業性が向上。上位機種にあったエコモードをこのクラスで初搭載し、低燃費、低CO2排出とエコ洗浄が可能になった。幅65cmとコンパクトボディはそのままに、大型タイヤで機動性も高めた。また、ゴキブリなどの進入対策を標準装備し、電装部品への干渉や悪影響を防ぐ。
 主な使用シーンは、工場での部品・設備機械(機械・フィルター)の油汚れや埃、薬剤の洗浄。自動車ディーラー・整備工場での洗車。農畜産ではケージ・厩舎・農機の糞尿、飼料、土、埃などの洗浄。建設機械の砂塵、泥落し等を想定している。価格は65万円。
 同機種に加え、作業環境に合わせ自動車業界向けにモーター出力を押さえた「HDS 8/9 C」、電源が限られた場所向けに100V仕様の「HDS 4/7 C」も同時発売する。現行のコンパクトタイプの温水高圧洗浄機を3機種に集約し、市場でのさらなる拡販を図る。

2013年4月21(日) 2488
5/16総会の準備を進める
「でんさい(電子記録債権)」が話題に
静岡県管工機材商組合 4月定例理事会

 静岡県管工機材商組合(理事長=村松孝一氏・村松商店社長)では、4月3日午後3時より静岡市内のマイホテル竜宮において「4月度定例理事会」を開催し、5月16日の通常総会の準備を進め、情報交換を行った。
 ▽第1号議案=第43回通常総会開催の件
 5月16日に静岡グランドホテル中島屋で開催する。2時から理事会を行い、総会は3時から。懇親会は午後4時開始を予定している。17日は富嶽カントリークラブで第49回ゴルフ大会を行う。当日の式次第を確認した。
 ▽第2号議案=理事会開催日内定の件
 6月7日、7月12日、8月2日、9月9日、10月4日、11月1日、11月20日〜23日研修旅行、12月6日ゴルフ会、2014年1月16日賀詞交歓会、2月7日、3月7日。
 審議事項の後は手形・振込に代わる新たな決済手段として2月18日から開始された「でんさいネット(全銀電子債権ネットワーク)」が扱う電子記録債権「でんさい」が話題となった。「でんさい」は紙の手形の代替であり、インターネット上で決済される。 
 支払企業にとって手形との違いは、発行手続等に係る事務が軽減される他、手形の保管・管理の軽減や郵送代の不要、印紙税の課税対象外、盗難・紛失リスクを回避できる。振込との違いは納入企業に対して割引・裏書譲渡(廻し手形)による資金調達手段を提供できる。
 納入企業にとって手形との違いは受取・集金が不要となる他、取立・割引の持込が不要、譲渡・割引の分割(額面でなくとも可)が可能になる、支払期日当日に資金化できる、受取証が不要(印紙代不要)盗難・紛失リスクを回避できる。振込との違いは譲渡や流動化により、資金調達が可能なること、割引や担保への活用も可能となる。
 取引のある金融機関と「でんさい」契約を行った会社もあり、「印紙代だけでも月々十万位になるので助かる」「使う話がまだきていないので行っていない」「取引先に聞いてみたらどうか」と話されていた。

第40期通常総会は5月24日に
名鉄ニューグランドホテルで
愛鋲協 第7回定例理事会開催

 愛知鋲螺商協同組合(理事長=土方成一氏・金城螺子製作所社長)は3月21日午後6時30分より名古屋駅前の安保ホールにおいて「平成24年度第7回理事会」を開催し、理事*名が出席した。
 土方理事長の挨拶に続いて議事に入り、第1号議案=平成25年度第40期通常総会に関する件は、開催スケジュール、来賓などを決定した。
 5月24日、名古屋市中村区の名鉄ニューグランドホテルで総会を開催する。当日は、役員会を午後5時〜5時30分、総会を午後6時〜7時に行い、総会終了後10分ほど休憩した後に懇親会を開催し、終了を午後8時30分とする。
 来賓予定者は、@組合から馬場相談役、船橋相談役、鈴木相談役、藤田相談役、鈴木相談役A公的機関から愛知県中小企業団体中央会(事務局、担当部)。報道四社。
 宴会は着座方式とする。総会・懇親会の役割担当については、4月理事会で審議することとなった。総会案内は5月上旬の送付予定とする。
 第2号議案=次年度に関する件は、平成25年度の役員人事・事業を検討する中で、組合員全体で運営意識を高めるための方式を取った方が良いとの意見も出された。
 第3号議案=事業委員会に関する件は、花井事業部長(ハナイタイト社長)より2月の実績が報告された。
 第4号議案=広報委員会に関する件は、藤田広報部長(藤田螺子工業常務)より、広報誌「愛鋲協」39号の発行に向けて現在準備中で、完成次第、組合員に送付すると報告された。
 第5号議案=ねじ商連第2回常任理事会に関する件は、馬場副理事長(メイナン社長)より当日の議事録を基に報告された。常任理事会は3月18日の正午〜午後2時40分にラマダホテル大阪(大阪市北区)にて開催され、馬場副理事長と阿部副理事長(織田商店社長)が出席。
 主な議題として、平成25年ねじの日事業推進に関する件は、「ノギスペン」の販売状況が報告された。
 第36回ねじ流通商社経営実態調査実施に関する件は、調査項目、実施予定などの日程ほか詳細が説明され、原案通り実施することを可決した。
 日本ねじ商連第38期通常総会開催に関する件は、日程などの確認をした。7月21日に舘山寺温泉ホテル九重にて通常総会を開催する。次期役員候補者推薦の提出を5月30日までに行うことを確認した。また、愛知組合はホスト組合として、円滑な開催に向けて準備を進めていくための協力を呼びかけた。
 次回の第3回常任理事会は6月11日、新横浜国際ホテルで正午から開催予定。
 第6号議案=その他(報告事項)は、@福利厚生の一環として、ティアとの使用に関する契約の締結が承認された。A平成25年度組合員実態調査については、調査票を送付済みで、4月10日頃までにまとめることとした。
 次回理事会は、4月18日午後6時30分よりウインクあいちで開催。理事会前の午後6時から監査を行う。

中部経産局 最近の管内総合経済動向
 中部経済産業局は、4月10日公表の「最近の管内総合経済動向」で、管内(愛知、岐阜、三重、富山、石川の5県)の経済活動について、「緩やかに持ち直している」とした前月発表の総括判断を据え置いた。先行きは、世界経済の改善や内需拡大により再び景気回復へ向かうことが期待されるとした上で、世界経済下振れ、海外現地調達の加速による国内生産の減少、中小企業の経営環境の悪化、さらには雇用・所得の動向などに注視が必要としている。(比較は断りのあるものを除き、平成25年2月の実績値による)
鉱工業生産・出荷・在庫
【生産】

 生産は、緩やかに持ち直している。
 鉱工業生産・出荷・在庫の指数(速報)
 鉱工業生産の動向を指数(2月速報)で見ると、輸送機械工業、化学工業、一般機械工業などが上昇したことから、前月比1.1%増と3か月連続の上昇となった。また、前年同月比は10.2%減と7か月連続の低下となった。
 出荷は、輸送機械工業、化学工業、一般機械工業などが上昇したことから、前月比1.0%増と3か月連続の上昇となった。また、前年同月比は8.6%減と7か月連続の低下となった。
 在庫は、電子部品・デバイス工業、鉄鋼業などが上昇したことから、前月比0.8%増と3か月ぶりの上昇となった。また、前年同月比は4.9%増と12か月連続の上昇となった。
 なお、大口電力需要は、中部電力管内では6か月連続で、北陸電力管内では15か月連続で前年を下回った。
 主要業種の動向
●輸送機械の生産は、緩やかに持ち直している。
 乗用車は、国内向け新型車の投入に加え、北米向けが堅調に推移していることから、緩やかに持ち直している。
 自動車部品は、国内完成車向けが増加していることに加え、北米向けが堅調に推移していることから、緩やかに持ち直している。
 航空機体部品は、航空機体メーカーの生産レートが上昇していることから、増加傾向となっている。
●一般機械の生産は、下げ止まりつつある。
 金属工作機械は、国内向けの需要が減少しているものの、北米、アジア向けに動きがみられることから、全体としては下げ止まりつつある。
 繊維機械は、織機、紡績・準備機械ともに主力の中国をはじめアジア向けに底打ち感がみられることから、全体としては下げ止まりつつある。
 土木建設機械は、国内向けの更新需要に加え、北米向けが堅調なことやアジア向けに動きがみられることから、全体としては緩やかに持ち直している。
●電子部品・デバイスの生産は、弱含みとなっている。
 半導体素子・集積回路は、スマートフォン向けやタブレット向けに一服感がみられることから、全体としては横ばいとなっている。
 液晶素子は、タブレット向けが減少していることに加え、スマートフォン向けに弱い動きがみられることから、全体としては減少している。
●電気機械の生産は、持ち直しの動きがみられる。
 開閉制御装置・機器は、家電向けは弱い動きがみられるものの、自動車向けに持ち直しの動きがみられることから、全体としては下げ止まりつつある。
 内燃機関電装品は、自動車向けを中心に持ち直しの動きがみられる。
 電動機は、海外向けに動きがみられることに加え、自動車向けに持ち直しの動きがみられることから、全体としては持ち直しの動きがみられる。
●金属製品の生産は、下げ止まりつつある。
 アルミニウム建材は、木造住宅向けに動きがみられるものの、ビル向けに弱い動きがみられることから、全体としては弱含みとなっている。
 ばねは、自動車向けを中心に下げ止まりつつある。
 ガス機器は、買換や新築向けの需要が堅調なことから、持ち直しの動きがみられる。
●鉄鋼の生産は、緩やかに持ち直している。
 鋼板は、自動車向けや海外向けが堅調に推移していることから、全体としては緩やかに持ち直している。
 棒鋼・形鋼は、民間建築向けや公共事業向けが堅調に推移していることから、全体としては緩やかに持ち直している。
 特殊鋼鋼材は、自動車向けを中心に持ち直しの動きがみられる。
●ファインセラミックスの生産は、弱含みとなっている。
 触媒担体・セラミックフィルタは、自動車向けを中心に、欧州向けに弱い動きがみられることから、全体としては減少している。
 ガスセンサ素子は、自動車向けを中心に国内向け、北米向けは堅調に推移しているものの、欧州向けに弱い動きがみられることから、全体としては横ばいとなっている。
●繊維・陶磁器の生産は、低水準で推移している。
 繊維は、化学合成繊維などに動きがみられるものの、低水準で推移している。
 陶磁器は、タイルなどに弱い動きがみられることから、低水準で推移している。
消費・投資などの需要動向
【個人消費】

 個人消費は、おおむね横ばいとなっている。
 大型小売店販売額は、既存店ベース、全店ベース共に2か月連続で前年を下回った。なお、前年はうるう年のため、2月は日数が1日少ない。
 百貨店は、宝飾品などの高額商品やバレンタイン商戦に動きがみられたものの、春物衣料が振るわなかったことや売り場面積の減少などから、既存店ベース、全店ベース共に3か月連続で前年を下回った。
 スーパーは、農産品などの相場安や気温の影響から春物衣料が振るわなかったことなどから、既存店ベース、全店ベース共に2か月連続で前年を下回った。
 また、大型小売店販売額指数(2月速報、季節調整済み)で見ると、前月比2.7%増と2か月ぶりの上昇となった。
 コンビニエンスストア販売(全店ベース)は、引き続き、カウンター商材などが堅調に推移したものの、たばこが前年を下回ったことから、17か月ぶりに前年を下回った。
 乗用車販売は、軽自動車が17か月連続で前年を上回ったものの、小型車が2か月連続で、普通車が6か月連続で前年を下回ったことから、全体でも6か月連続で前年を下回った。
 家電販売は、テレビなどの需要減が続いていることなどから、3か月連続で前年を下回った。
【設備投資】
 設備投資は、一部に減速感がみられるものの、緩やかに増加している。
 製造業では、自動車、一般機械などで増加する計画となっている。
 非製造業では、電気・ガスなどで増加する計画となっている。
 なお、管内主要8社の金属工作機械受注(国内向け)を見ると、一般機械工業向けが9か月連続で、自動車工業向けが7か月連続で前年を下回り、全体でも9か月連続で前年を下回った。
【公共投資】
 公共投資は、底堅く推移している。
 公共工事前払金保証請負金額を見ると、「地方公社」などが前年を上回ったものの、「国」「独立行政法人等」「県」「市町村」が前年を下回り、全体でも10か月ぶりに前年を下回った。
【住宅投資】
 住宅投資は、緩やかに持ち直している。
 新設住宅着工戸数は、持家が6か月連続で、貸家が5か月連続で、分譲が7か月連続で前年を上回り、全体でも6か月連続で前年を上回った。
【輸出】
 輸出は、持ち直しの動きがみられる。
 名古屋税関管内の輸出通関額(円ベース・速報)は、2か月連続で前年を上回った。品目別で見ると、「自動車の部分品」「航空機類」などが前年を上回った。
 主要地域(国)別で見ると、EU向けが2か月ぶりに前年を下回ったものの、米国向けが5か月連続で、アジア向けが2か月連続で前年を上回った。
【雇用】
 雇用は、厳しい状況が続くものの、持ち直しの動きがみられる。
 新規求人数は、「製造業」が8か月連続で前年を下回ったものの、「サービス業」「建設業」「卸売業、小売業」などが前年を上回り、全体でも2か月連続で前年を上回った。
 有効求人倍率は、横ばいとなった。
【企業倒産】
 企業倒産(件数)は、5か月連続で前年を下回った。
 企業倒産(件数)は、「サービス業」「運輸業」などで前年を下回った。

機械工業技術の進歩発展に寄与した企業等に
「第11回新機械振興賞」
機械振興協会 受賞候補者募集5月13日まで

 一般財団法人機械振興協会(会長=庄山悦彦氏、住所=東京都港区芝公園3-5-8)は、わが国機械工業の振興のため、「新機械振興賞」事業を実施し、優秀な研究開発を行い、その成果を実用化することによってわが国機械工業技術の進歩発展に著しく寄与した企業・大学・研究機関及び研究開発担当者を表彰している。
 同会では、平成25年度新機械振興賞の受賞候補者を4月1日より、次の要領で募集している。この賞は、従来の表彰制度を整理統合して平成15年度に発足したもので、今回が11回目となる。
 1、表彰対象
 独創性、革新性及び経済性に優れた機械工業技術に係る研究開発及びその成果の実用化により、新製品の製造、製品の品質・性能の改善又は生産の合理化に顕著な業績をあげたと認められる企業等及び研究開発担当者(一業績につきおおむね五人程度を限度とし、事情により当該企業等に属さない者も含む)とする。
 但し、当該研究開発は、おおむね過去3年以内に成立したものに限る。
 2、募集の方法
 機械工業に係る関係団体、地方公共団体、国公立試験研究機関、学会等に募集を依頼し、受賞候補者の推薦を求める。
 受賞候補者の推薦期間は、平成25年4月1日から5月13日必着とする。
 「募集要領」及び「推薦書の様式」は、http://www.jspmi.or.jp/tri/prize/からダウンロードすることができる。
 3、表彰の方法
 ・特に優秀と認められるものについて経済産業大臣賞及び中小企業庁長官賞の授与を申請するものとする。その他の受賞者に対し、会長名の賞状を贈呈する。
 ・受賞する企業等に対し、記念品を贈呈する。
 ・経済産業大臣賞、中小企業庁長官賞及び機械振興協会会長賞を受賞する研究開発担当者に対し、賞金を贈呈する。賞金の額は、経済産業大臣賞は80万円、中小企業庁長官賞は50万円、機械振興協会会長賞は30万円(研究開発担当者が複数である場合も、これらと同額)とする。
 4、選考
 一般財団法人機械振興協会会長が委嘱する学識経験者より成る審査委員会により行う。
 5、受賞者発表
 平成25年12月に発表の予定。
 6、後援(予定)
 経済産業省、中小企業庁、JKA、中小企業基盤整備機構、日本機械工業連合会、日本経済新聞社
 7、問い合わせ先
 一般財団法人機械振興協会 技術研究所 産学官連携センター 新機械振興賞担当(〒203-0042 東京都東久留米市八幡町1-1-12、電話042-475-1168、ファックス042-474-1980、Eメールprize@tri.jspmi.or.jp

鋳鋼11カ月、鍛鋼8カ月連続
生産量の前年実績割れ続く
日本鋳鍛鋼会 2月の鋳鋼・鍛鋼生産実績

 日本鋳鍛鋼会が3月28日に発表した、鋳鋼(全国74工場)、鍛鋼(同19工場)の平成25年2月分生産実績によると、2月の生産は、鋳鋼が前年同月比23.9%減の1万4,210トンとなり、11カ月連続のマイナスとなった。鍛鋼は同9.6%減の4万8,421トンとなり、8カ月連続で前年を下回った。
 前月比は、1月と比べ2月は稼働日数が増加したことに伴い、鋳鋼0.8%増、鍛鋼20.9%増とそれぞれプラスになった。
 同会によると、生産基調は、鋳鋼全体では全19機種中16機種が前年割れとなっており、落ち込みに歯止めがかかっていない状況。昨年4月からの土木建設・鉱山機械向けや、一昨年来からの船舶向け減少傾向に変化が見られず、破砕機・摩砕機・選別機、鋳鋼管が、震災復興の影響により増加すると予想されたが、減少しているなど盛り上がりに欠ける。
 鍛鋼は、牽引してきた自動車向けが昨年末より落ち込みを見せ、船舶向けは鋳鋼同様に減少傾向が継続していることから、明るい兆しが見えない状況となっている。また、前月半減した発電用機器向けは前年水準近くまで持ち直した。鍛鋼全体で前年比約8,000トン増と回復したが、直近ピーク時の1年前(平成24年4月実績)と比較すると1万トン以上の開きがある。鋳鋼同様厳しい状況は今後も続くと同会では見ている。

中部カッティング・
  セミナールーム開設
平和テクニカ 愛知県小牧市国道155号線沿いに

 平和テクニカ(社長=小池達夫氏、本社=東京都中央区)は、精密切断加工に関するユーザーの切断実演・技術相談ならびに販売店、代理店向けのセミナーを行う、「中部カッティング・セミナールーム」を愛知県小牧市に開設した。
 同社はこれまで精密切断加工をテーマに、研究開発から品質管理・生産まで高度な要求に応える高速精密切断機、精密切断トイシを五十年に渡り世に送り出してきた。また、高速精密切断機および切断トイシの専門メーカーとして、切断機、切断トイシ、クーラント、クランピングなどの側面から、トータルな精密切断ソリューションをユーザーに提供している。
 近年、自動車、航空、電子分野のハイテク部品にレアメタル含有金属が多く使われ、その特性は耐熱、耐食、磁性、蛍光など多岐に渡り、さまざまな分野で活用されている。中部カッティング・セミナールームは、それらの金属に関する技術研修もセミナープログラムのカリキュラムに組み入れており、難削材の精密切断加工に関する知識を取得できる場として活用できる。
 【中部カッティング・セミナールームの概要】
 特長
 中部カッティング・セミナールームは、完全予約制。WEBサイト(http://www.heiwa-tec.co.jp/)のお問い合わせフォームから予約できる。
 展示機種
 高速精密切断機▽ファインカットHS―100型Gタイプ▽ファインカットN―7型▽ファインカットセフティ31型
 各種精密切断トイシ
 テストカット・切断データ提供

 さまざまな材質・形状のワークをテストカットすることができる。また、ワークを持っていけば、その場でテストカット、切断データ提供、技術指導等をしてもらえる。精密切断機「ファインカット」の性能・能力を同時に体感できる。
 精密切断のトータルソリューションを提供
 同社製品の特長や性能を知ってもらうためのユーザー、販売店、代理店向けの各企画を常時開催。希望に応じたセミナープログラムを用意し、切断機、切断トイシ、冷却液、クランプ方法など、多岐にわたる精密切断技術のトータルソリューションを提供する。
 住所
 愛知県小牧市三ツ渕旦那新田453-1
 ※問い合わせは、WEBサイトもしくは同社業務センター(電話046-251-3755、ファックス046-255-5840)まで。

労働環境改善、物流コスト低減を提案
物流ソリューションフェア
ジーネット 名古屋で開催し好評

 ジーネット名古屋支社(支社長=大谷秀典氏、住所=名古屋市中区富士見町)は3月26日、物流をテーマにした初の展示会「物流ソリューションフェア2013in名古屋」を名古屋市熱田区の名古屋市工業研究所展示場において開催した。
 同展は物流の観点から、製造現場の労働環境改善や物流のコストダウンを提案するもので、関連するメーカー20社が出展。会場には、搬送システム・運搬車輌から保管機器までの最新の物流機器・マテハン機器が一堂に展示され、当初の目標を上回る160名余が来場し終日盛況だった。
 開会に先立ち、大谷名古屋支社長が「季節は春めいてまいりまして、桜も満開に近づいています。足元の数字を見てみますと、メディアの報道は明るい話題が多いのですが、実際に日々の数字を見ると、ため息が出るという状況が続いています。3月の期末に向けて日々奔走していますが中々結果がついてこなくて、世間に取り残されているのではないかという錯覚さえ覚えますが、他の商社各社、メーカー各社の方々もまだら模様で、まだエンジンがかからない状況が続いているようです。今回の展示会をきっかけに、勢いをつけられればと思っています。当社は、切削、節電、労働安全と、テーマをしっかり絞った展示会を全国各地で繰り返し開催しています。今回は、物流ということで、機械工具商社にとって馴染みの少ないものもあります。本日は、ユーザーさんだけではなく、販売店の皆さんにもしっかりPRして、潜在需要を顕在化させていただきたいと存じます」と挨拶。
 展示会の当該部署である名古屋営業所のメンバー紹介があり、午前10時に開幕した。
 出展製品の一例として、旭金属製作所の逆転の発想から生まれた「メカニカルブレーキローラー」は、ローラーの回転で発生する遠心力により自動的にブレーキが作動しゆっくり搬送させる、動力不要の究極の省エネブレーキローラー。その手軽さと実用性などから注目を集めていた。
 出展メーカーの三機工業による「コンベヤーの業種別納入事例」のセミナーも同時開催され、およそ50名が聴講して好評だった。

若手社員が持つ悩み解消のための
社内相談窓口を設置
トラスコ中山 「メンター制度」導入

 機械工具卸商社のトラスコ中山(社長=中山哲也氏、大阪本社=大阪市西区)は、若手社員の不安や悩みを解消し、安心して働ける職場環境を作るため、所属事業所の上司や先輩社員とは別に、社歴の近い先輩社員に相談できる窓口を設ける「メンター制度」を4月1日より導入した。
 同社では「善択ホットライン」(コンプライアンス全般に関する相談窓口)、ヘルスケア課(健康や心の相談窓口)の社内設置や、社外健康相談機関との提携を行っているが、新たに会社生活全般の相談窓口としてメンター制度を運用し、よりよい職場環境作りを目指すとしている。
【メンター制度の詳細】
・メンター役の社員(社歴の近い先輩社員)は相談を受け、共に考える中で解決の糸口を見つける手伝いをする役割とし、指導的な役割は担わず、自分の経験をもとに助言を行う。
・メンター役の社員は人事課が任命し、登録制とする(メンター事務局を人事課に設置)。
【運用方法】
 メンター役の社員は相談を受けた場合、相談者の名前は伏せ、相談内容とその結果を人事課へ報告。報告内容に応じて、人事課がメンター役の社員へ今後の対応について指示を行うことがあるが、個別の相談内容については、人事課までの報告とし守秘義務を徹底する。

総合カタログ2013年度版
今春発売の新製品が登場
「自動水栓」「SUTTO」等
三栄水栓製作所 総合カタログ発刊

 三栄水栓製作所(社長=西岡利明氏・本社=大阪市東成区)は、水栓金具・水まわり製品の「総合カタログ2013年度版」を発刊した。混合栓の新製品を多数掲載しており、同時に発売を開始した。
 自動水栓(発電仕様)「EY506HE-13」(頁110)は、センサーにより、手を差し出すと水が出て、手を遠ざけると水が止まる。水流を利用した超小型高効率水力発電機により、自動水栓の稼働に必要な電力を賄う仕組み。
 五秒間の吐水(3.5l/分)を1日10回以上の頻度で使用すれば十年間電池交換は不要。電源工事が不要で環境に優しい。価格は九万円(税別)。
 インテリアデザイナー森田恭通氏のデザインによる「SUTTO」シリーズからは、キッチンワンホールスプレー混合栓「K8731JV-13」(頁24)が登場した。プロを意識させるフォルムと上質な仕上げの他、切替えはボタンを押すだけのプッシュ切替えで片手でも操作が楽で使いやすい。価格は6万8,000円(税別)
 「ROFFINE」シリーズからは、パネルサーモシャワー混合栓「SK9880-13」(頁22)が登場した。250×250の大型オーバーヘッドシャワーを採用し、広範囲に降ってくるシャワーを気持ちよく浴びる事ができる。ボディ‐シャワーと同時使用でき、包まれるようなシャワー感となる。価格は25万円(税別)

『優秀賞』と『優秀企業賞』を
LIXIL ダブル受賞

 LIXIL(社長=藤森義明氏・本社=東京都千代田区)では、このたび、同社が手掛ける「スーパーウォール工法(以下、SW工法)」の「SMART SUPER WALLパッケージ(軸組工法)/(枠組壁工法)」が、省エネルギー住宅のトップランナーを選定する表彰制度「ハウス・オブ・ザ・イヤー・イン・エナジー2012」(主催=一般財団法人日本地域開発センター)において、「優秀賞」を受賞した。
 あわせて、前身となる「ハウス・オブ・ザ・イヤー・イン・エレクトリック」の第1回目から数えて5年連続での受賞が評価され、3年以上連続受賞の企業に授与される特別表彰の「優秀企業賞」を受賞した。
 「ハウス・オブ・ザ・イヤー・イン・エナジー」は、省エネルギーやCO2削減等へ貢献する住宅の普及と質的向上の促進を目的に、建物の躯体と設備を一体として捉えた省エネルギー性の評価をおこない、優れた住宅を表彰する制度。
 具体的には、@外皮・設備の省エネルギー性能値、Aバランスのとれた省エネルギー手法の導入(数値で表現できない取り組み等)、B省エネルギー住宅の普及への取り組みなどの視点を基準に評価し、優秀と認められた住宅が表彰される。
 「SW工法」は、(一)1995年の発売以来、守りつづけてきた省エネ性能(SWパネル、換気システム、断熱サッシ等の特性・工夫)、(二)安心を提供するソフト面の充実(各種認定取得によるトータル性能の向上、CO2ダイエット診断書発行等の独自の工夫)、(三)省エネ住宅普及への活動(全国一斉SW住宅見学会における全国の光熱費データ事例の公開等)が高く評価された。
 SW工法は、同社が開発した独自の高性能SWパネルを用いた、高気密・高断熱・高耐震構造の工法。地震への安心感や、優れた省エネルギー性能はもちろん、冷暖房や計画換気システムを組み込むことで、快適な温熱環境を実現。累計棟数は、1995年の発売以来約3万8,000千棟(2013年3月現在)に上る。

受注高は前年同月比78・8%
日本産業機械工業会 2月の産業機械受注状況

 日本産業機械工業会が4月10日に発表した2月の産業機械受注状況によると、2月の受注高は3,521億2,400万円、前年同月比78.8%となった。
 内需は、2,111億2,200万円、前年同月比91.2%となった。
 内需のうち、製造業向けは前年同月比72.2%、非製造業向けは同82.6%、官公需向けは同135.2%、代理店向けは同101.7%であった。
 増加した機種は、プラスチック加工機械(前年同月比114.1%)、ポンプ(同124.9%)、金属加工機械(同119.9%)、その他機械(同162.7%)の4機種であり、減少した機種は、ボイラ・原動機(同82.6%)、鉱山機械(同95.6%)、化学機械(同63.1%)、タンク(同79.2%)、圧縮機(同97.4%)、送風機(同50.9%)、運搬機械(同76.8%)、変速機(同91.7%)の8機種であった。
 外需は、1,410億200万円、前年同月比65.4%となった。
 プラントは6件で、589億5,800万円、前年同月比265.7%となった。
 増加した機種は、化学機械(前年同月比181.6%)、ポンプ(同103.1%)、金属加工機械(同306.9%)、その他機械(同104.8%)の4機種であり、減少した機種は、ボイラ・原動機(同22.4%)、鉱山機械(同38.1%)、タンク(同4.6%)、プラスチック加工機械(同79.7%)、圧縮機(同93.5%)、送風機(同84.0%)、運搬機械(同55.9%)、変速機(同62.5%)の8機種であった。
 機種別の動向は次の通り。
 @ボイラ・原動機
 電力、官公需、外需の減少により前年同月比42.7%となった。
 A鉱山機械
 その他製造業、外需の減少により同84.9%となった。
 B化学機械(冷凍機械を含む)
 化学工業の減少により同98.7%となった。
 Cタンク
 石油・石炭、外需の減少により同37.9%となった。
 Dプラスチック加工機械
 外需の減少により同91.9%となった。
 Eポンプ
 運輸業、その他非製造業、官公需の増加により同118.9%となった。
 F圧縮機
 官公需、外需、代理店の減少により同95.4%となった。
 G送風機
 官公需の減少により同52.4%となった。
 H運搬機械
 自動車、電力、外需の減少により同68.5%となった。
 I変速機
 はん用・生産用、その他製造業、外需の減少により同85.9%となった。
 J金属加工機械
 鉄鋼、外需の増加により同206.1%となった。

輸出契約高は前年同月比64・9%
日本産業機械工業会 2月の産業機械輸出契約状況

 日本産業機械工業会が4月10日に発表した2月の産業機械輸出契約状況によると、2月の主要約70社の輸出契約高は1,335億3.300万円、前年同月比64.9%となった。
 プラントは6件で、589億5,800万円、前年同月比265.7%となった。
 単体は745億7,500万円、前年同月比40.6%となった。
 地域別構成比は、アジア50.1%、中東36.7%、北アメリカ7.5%、ヨーロッパ4.3%、南アメリカ0.6%、オセアニア0.4%となっている。
 機種別の動向は次の通り。
 (1)単体機械
 @ボイラ・原動機
 アジアの減少により、前年同月比21.5%となった。
 A鉱山機械
 アフリカの減少により、同48.8%となった。
 B化学機械
 アジアの減少により、同73.2%となった。
 Cプラスチック加工機械
 アジアの減少により、同72.7%となった。
 D風水力機械
 アジアの減少により、同95.1%となった。
 E運搬機械
 アジア、北アメリカの減少により、同56.4%となった。
 F変速機
 アジア、北アメリカの減少により、同62.4%となった。
 G金属加工機械
 アジアの減少により、同38.1%となった。
 H冷凍機械
 ヨーロッパの増加により、同104.7%となった。
 (2)プラント
 中東の増加により、前年同月比265.7%となった

受注高は前年同月比161・0%
日本産業機械工業会 2月の環境装置受注状況

 日本産業機械工業会が4月10日に発表した2月の環境装置受注状況によると、2月の受注高は538億500万円、前年同月比161.0%となった。
 需要部門別の動向は次の通り。
 @製造業
 食品、石油石炭、機械向け産業廃水処理装置の減少により、前年同月比42.5%となった。
 A非製造業
 電力向け排煙脱硫装置、産業廃水処理装置の減少により、同20.5%となった。
 B官公需
 都市ごみ処理装置の増加により、同225.1%となった。
 C外需
 排煙脱硝装置、産業廃水処理装置の増加により、同170.2%となった。
 装置別の動向は次の通り。
 D大気汚染防止装置
 電力向け排煙脱硫装置の減少により、前年同月比40.1%となった。
 E水質汚濁防止装置
 食品向け産業廃水処理装置、官公需向けし尿処理装置の減少により、同90.7%となった。
 Fごみ処理装置
 官公需向け都市ごみ処理装置の増加により、同369.6%となった。
 G騒音振動防止装置
 その他製造業向け騒音防止装置の増加により、同137.3%となった。

国内外の自動車産業向けが好調
3期連続の増収・増益
岡谷鋼機 第77期連結決算

 岡谷鋼機(社長=岡谷篤一氏、本社=名古屋市中区)は、3月29日に第77期連結決算(2012年3月-2013年2月)を発表した。売上高は、前年同期より1.8%の増収となる6,920億9,600万円、純利益は、当初予想を上回る8/7億3,100万円を計上し、3期連続での増収・増益決算となった。売上高は、堅調な生産が続く国内外の自動車産業向け需要の増加を受け、部品・工具、海外では設備機械、樹脂原材料の販売が好調であった。
 売上げは「産業資材事業」が全体を牽引した。メカトロニクス分野、化成品分野でともに伸長し、13.2%増(前年同期比)となる1,970億円の売上高を計上した。また海外の自動車向けに、メカトロニクス分野では設備機械や、化成品分野では軽量化対応の樹脂原料が中心に、順調に推移した。
 売上げ全体の4割を占める「鉄鋼事業」では、土木関連向けが低迷する中、前年同期より2.2%の減収となったものの、タイ、インドネシア、米国向けの輸出が順調に推移した。
 「情報・電機事業」の非鉄金属分野では、電子部材の売上げ減少や原材料相場の下落の影響を受け、3.8%の減収となったが、エレクトロニクス分野において、電子部品、半導体などの海外向け、及び自動車関連向けが順調に推移した。 
 「生活産業事業」では、配管住設向け販売が、市販・ユーザー向けともに低調の一方で、食品分野では加工食品の輸入が順調に増加し、前年同期より1.9%の増収となった。
 利益面では、営業利益が、前年同期より19.6%増の114億400万円となった。「産業資材事業」が売上げの増加に伴い、前期比29.1%の増益となったのをはじめ、減収となった事業部門でも、「鉄鋼事業」の海外子会社が増益となり、「情報・電機事業」は前期比並みの利益を確保した。
 同社は2015年度までの中期経営計画「Gih―15」のもと、生産性、業務効率の改善にも取り組んでいる。当期は、前年同期より1.8%の増収と同時に、販売費及び一般管理費を維持した。  
 2014年2月期の通期連結業績見通しでは、売上高は8.4%増(通期前年比)の7,500億円、営業利益は22.8%増の140億円、純利益は前期比3.1%増の90億円と、4期連続の増収・増益を見込む。
 次期設備投資額も当期と同程度の26億円を予定し、基幹システムBCP対応や、タイ、中国、ポーランドに工場を増設又は新設する。
 円安効果について弊紙の質問に対し「海外取引率は30%位で輸出、輸入、海外現地法人の売上げが入っている。これだけ円安が進んでいるので基盤としているタイや米国地区で円安によって売上げが大きく増加している。今期海外関係で約300億円伸ばしているが、何割かはその増加によるもの。利益を押し上げる効果もある。一方で食品のタコ、イカ、数の子等は高くなるので影響が出てくる。トータルすると輸出が多いので円安効果は大きい」と話した。
 その他同社グループとしての総合力をより高めるため、5月23日付で同社グループの経営企画を一元的に担う部門として、企画本部を新設する。プロジェクト本部、企画部、関連事業部および海外関連事業部を統合再編して「企画本部」とし、また企画部の下部組織として「プロジェクト室」および「企画室」を設置する。企画本部長委嘱に二宮秀司常務が就任する。
 期末配当予想は一株あたり13円とした。

新年度の組織編成大筋固まる
24年度事業の締めくくり
愛機工青年部 合同委員会に34名が出席

 愛知県機械工具商業協同組合(理事長=伊藤高潤氏・春日鋼機社長)の青年部(部長=森庸一氏・森哲社長)は3月26日午後7時より名古屋市中区の九州小町本店において「合同委員会」を開催し、部員ら34名が出席した。
 近藤広報担当幹事補佐(長村商店)の司会で進められ、冒頭、森部長が「合同委員会にお集まりいただきありがとうございます。2月にレクリエーションで吉本新喜劇の観劇があり、各方面から好評との声を聞いております。3月の他産業視察も、自衛隊守山駐屯地で福島第一原子力発電所の事故当時、現場でいち早く対応した時の話を聞くことができ、非常に勉強になりました。この合同委員会は各委員会(総務、教育、厚生)の垣根を越えて広く意見交換をする場ですので、是非とも積極的に参加していただければと存じます」と挨拶。
 各委員会の平成24年度事業の反省や次年度に向けた取り組みなどを話し合ったほか、次年度の組織編制についても報告され、午後9時前に会を終了した。
 合同委員会に先立ち、午後6時30分から同会場で3月度青年部役員会が開かれ、礒貝広報担当幹事(ユアサ商事)の司会進行のもと、各議案の審議が行われた。
 はじめに、他産業視察の報告が椎葉研修担当幹事(カツヤマキカイ)よりあった。三月二日、少し寒い日ではあったが、青年部員ら18名が参加して、陸上自衛隊第十師団守山駐屯地と白醤油の七福醸造のありがとうの里を見学。予定通りスムーズに実施できた。自衛隊では、化学防護隊の福島第一原発での活動の映像を見たり、防護隊の装備や車両を見学することができた、と報告された。併せて収支についての報告もあり、承認された。
 組合野球大会については、丹羽野球担当幹事(杉本商事)より、4月6日に愛知県一宮総合運動場の野球場において「第73回組合親善野球大会」が開会するにあたって、部員に対し大会運営の手伝いの協力が呼びかけられた。
 平成25年度青年部役員人事については、時津統括幹事長(新栄商會)より、各幹事長と主だった幹事は概ね現行のままだが、厚生委員会の中で一部幹事の変更が行われることなどが報告された。また会計について可児会計幹事長(近代精機)が、会計副幹事長を五味氏(サカイリフテク)に依頼し内諾を得ていることを報告し、再来期の平成26年度には会計幹事長にという方向で併せてお願いしていると話した。
 合同委員会については、土屋会合担当幹事(サカイ)より参加者が34名になると報告された後、出席率が年々悪くなっているため、その対策について意見交換した。その結果、各委員会で合同委員会への参加を呼びかけることとした。
 その他の件では、滝沢副部長(組合理事・松本商店社長)が、今年の10月25日に開催される青年部全国交流会について、近々に役員を招集し準備に入りたい考えを示した。また森部長は、全国交流会での講演の講師を林正人広島商事社長(組合常任理事・経営対策部長)に依頼すると報告。林社長は今年の全機工連全国大会のディスカッションにおいてコーディネータを務める予定で、講演内容は、そこでの議論の中心となる通販に関する話を予定している。
 次回役員会は、5月22日を予定。

近隣住民・社員の家族と交流
5会場で開催 340名が見学
第2回OSGオープンハウス

 オーエスジー(社長=石川則男氏、本社=愛知県豊川市)は3月20日、地域住民や地元学校関係者、社員とその家族などを対象に、同社への理解を深めてもらうための「第2回OSGオープンハウス」を実施した。
 同社の創立75周年行事の一環として、今年は八名工場、新城工場、豊橋工場、大池工場、オーエスジーアカデミーの5会場で同時開催され、およそ340名が見学に訪れた。
 八名工場(愛知県新城市富岡字赤岩5015)には、近隣住民など報道陣も含めておよそ100名が訪問。冒頭、石田工場長より歓迎の挨拶があり、その中でオーエスジーの会社概要と世界最大規模のタップ工場である八名工場の概要が説明された。
 そのあと4班に分かれて工場内を見学。オーエスジーが何をつくっていて、どこで使われているのか、子供にも分かりやすくオーエスジー社員が説明し、それを聞きながらタップの生産ラインを見て回った。大人から子供まで楽しめる、内容豊富な見学会となった。

溝入れ・突切り加工用工具
『Tung Cut』(タングカット)
タンガロイ 新たに3材種を追加

 タンガロイ(社長=上原好人氏、本社=福島県いわき市好間工業団地11-1)は、溝入れ・突切り加工用工具『TungCut』(タングカット)の拡充アイテムを3月28日に全国で発売した。
 経済的で使い易さを追求した溝入れシリーズ『TungCut』は、様々なニーズに応えるべく、今回新たに3材種を追加。『T9125』は鋼の高速加工用CVD材種で、高能率・高生産性を実現する。『NS530』は鋼の高速軽切削用サーメット材種で、耐摩耗性に優れると共に仕上げ面(加工面品位)を重視する加工に最適で、品質向上にも威力を発揮する。『AH905』は特殊専用コーティング膜を採用したPVD材種で、耐熱鋼など難削材加工において安定した長寿命を実現する。
 今回の拡充により被削材や加工条件など適用範囲が大幅に広がり、『TungCut』はより使い易いシリーズへと進化した。
【主な特長】
・『T9125』
 鋼の高速加工用CVD材種。耐摩耗性と耐欠損性を両立。鋼の溝加工の加工能率向上と長寿命を実現。
・『NS530』
 鋼の仕上げ加工用サーメット材種。高速の軽切削を得意とし、加工面品位(仕上げ面)や耐摩耗性に優れる。鋼の溝加工仕上げに最適。
・『AH905』
 難削材加工用PVD材種。特殊専用コーティング膜により、刃先の耐凝着性及び耐摩耗性を向上。耐熱合金の溝加工において長寿命を実現。
【主な形番と標準価格】
 DGM2-020 T9125=2,150円(税込み2,258円)▽DGM3-020 AH905=2,220円(税込み2,331円)▽DTE400-080 NS530=2,360円(税込み2,478円)▽DTE500-080 T9125=3,370円(税込み3,539円)▽DTE3-040 NS530=1,460円(税込み1,533円)。
 全追加アイテム43形番。
タンガロイ 鋼旋削加工用
新サーメットシリーズ発売
『NS9530/GT9530』

 タンガロイは、鋼旋削加工用新サーメットシリーズ『NS9530/GT9530』を3月29日に全国で発売した。
 鋼旋削加工用新サーメットシリーズ『NS9530/GT9530』は、従来サーメットの常識を打ち破った“欠けないサーメットシリーズ”で、『NS9530』はサーメット材種、『GT9530』はコーテッドサーメット材種である。
 『NS9530』は、驚異的な耐欠損性による安定した工具寿命と優れた加工面状態を実現する。『GT9530』は密着性を飛躍的に向上させた新コーティングを採用し抜群の耐摩耗性を実現する。
 『NS9530/GT9530』は、特殊表面技術「PremiumTec」(プレミアムテック)により工具表面の平滑性を大幅に向上させるとともに、工具表面近傍において硬さを低下させることなく靱性を大幅に向上させた平滑で強靭な層を設けている。この新技術により驚異的な耐欠損性と美しい加工面状態を実現する。
 新サーメットシリーズは、仕上げ加工から中切削加工で抜群の信頼性を発揮し、ユーザーの生産性向上に大きく貢献する。
【主な特長】
・特殊表面技術「PremiumTec」を採用
 工具表面及び工具表面近傍において平滑強靭層を形成させることにより、驚異的な耐欠損性と優れた加工面状態を提供する。平滑強靭層とは、工具表面の平滑性を大幅に向上させ、かつ工具表面近傍での硬さを低下させることなく靱性を向上させた特殊な層である。
・『NS9530』
 仕上げ加工から中切削加工まで、安定した切削性能を発揮しコストパフォーマンスに富む汎用性材種。
・『GT9530』
 鋼高速仕上げ加工に対して、優れた耐摩耗性を発揮するコーテッドサーメット材種。
【主な形番と標準価格】
 CNMG120404-TSF NS9530=760円(税込み798円)▽WNGG080408-01 NS9530=1,470円(税込み1,544円)▽TCMT110204-PS GT9530=730円(税込み767円)▽VCMT160408-PS GT9530=2,310円(税込み2,426円)。
 全アイテム934形番。

鋼旋削用切削工具の新材種
「CA515」「CA525」
京セラ 耐摩耗・耐欠損性を強化

 京セラ(社長=山口悟郎氏、本社=京都市伏見区竹田鳥羽殿町6)は、鋼の旋削加工用切削工具(チップ)において、耐摩耗・耐欠損性を従来比1.5倍以上向上させた新材種2種「CA515」と「CA525」を開発し、4月8日より順次、新材種を採用したチップの販売を開始している。
 「CA515」「CA525」は、それぞれ専用の超硬母材に、新開発のCVDコーティングを施した材種で、同社が長年培ってきた材料技術などにより、コーティング膜の成分や成膜方法を改良したもの。これにより専用母材との親和性を高め、従来比約一・四倍の密着性を実現、膜の剥離の抑制と耐摩耗・耐欠損性の向上に成功した。
 同社は、両材種を市場投入し、自動車や産業機械などに多く採用されている鋼部品の加工において長寿命・安定加工を実現し、ユーザーの生産性向上に貢献していくとしている。
【製品概要】
・CA515(鋼の高速加工用)
 高硬度の超硬母材に新コーティングを施した高速加工に最適な材種。高速加工用の従来材種と比べ、耐摩耗性を約1.5倍、耐欠損性を約2.0倍に高めており、高速加工に求められる高い切削能力と長寿命・安定加工を実現する。
 価格は550円〜2,200円(税込み)。初年度販売目標は5億円。
・CA525(鋼の低〜中速加工用)
 高靭性の超硬母材に新コーティングを施した低〜中速まで幅広い加工条件に対応する汎用材種。従来の汎用材種と比べ、耐摩耗性、耐欠損性ともに約1.5倍に高めており、長寿命・安定加工の実現に加え、刃先に強い負荷がかかる断続加工においてもチッピング(欠け)を抑制する。
 価格は550円〜2,200円(税込み)。初年度販売目標は10億円。

旋削用新ノンコートサーメット
「T1000A」を発売
住友電気工業 抜群の耐摩耗性で長寿命

 住友電気工業は、抜群の耐摩耗性により長寿命を実現するコストパフォーマンスに優れたノンコートサーメット新材種「T1000A」を開発し、4月8日より発売した。
 チタン化合物を主成分とするサーメットは、鉄との親和性が低いため、鉄系金属の加工面に光沢が得られ、美しい仕上げ面を実現する。また、希少資源であるタングステンの使用量が少ない点からも、近年注目されている材質である。
 同社は、特にサーメットに要求される「光沢があり美しく、面粗度が安定した仕上げ面」を追求するため、鉄系金属との反応を抑制するサーメット材料開発を進めてきた。
 今回、硬質粒子の成分改良や硬質粒子同士の結合性改善により、鉄系金属との反応性を著しく低減させ、鋼だけでなく、鋳鉄、焼結合金など、被削材種を選ばず、長く安定した仕上げ加工を実現するノンコートサーメット材種「T1000A」を開発した。
【特長】
・高耐欠損性で長寿命化を実現
 サーメットの主成分であるチタン化合物を中心とする硬質粒子の成分を改良するとともに、サーメット自体の焼結性を向上させることで、より鉄系金属と反応しにくく、高耐摩耗性を有しながら欠損しにくいという特質を実現した。特に、研磨級刃先交換チップによる極微小条件での倣い加工等で、安定した寸法精度を実現するとともに、仕上げ面の美しさと、工具の長寿命化を実現する。
・高耐摩耗性
 同社従来品比で約1.5倍の耐摩耗性を示し、倣い加工の他、連続仕上げ加工においても工具の長寿命化を発揮するため、加工コストの大幅な削減を実現する。
・豊富なラインアップ
 刃先交換チップの在庫ラインアップを従来品比約五倍となる五百一アイテムまで拡大。
【ラインアップ】
 C型、D型、S型、T型、V型、W型形状。ネガティブタイプ155アイテム、ポジティブタイプ346アイテム、計501アイテム。
【販売計画】
 初年度1億円、3年後8億円。
【価格】
 同社従来品と同設定。(標準品)T1000A:CNMG120408N-SU=690円(税込み724円)。

第73回愛機工野球大会開幕
総勢32チームが出場
愛機工 4月6日開会式を開催

 愛知県機械工具商業協同組合(理事長=伊藤高潤氏・春日鋼機社長)は4月6日、第73回愛機工親善野球大会の開幕を迎えた。今大会には32チームが参加し、A・Bゾーン(各16チーム)でそれぞれ優勝を目指す。
 午前8時30分より一宮総合運動場にて行われた開会式では、野崎理事(福利厚生部、常磐精機社長)の司会進行のもと、実行委員長の長村福利厚生部長(長村商店社長)が「第73回の組合親善野球大会が本日、開幕いたします。一昨年、昨年と変則的な開催となり、皆様にご迷惑をおかけしましたが、今年は、この桜の花咲く時期の開催となりました。今年もAゾーン・Bゾーンともに16チーム、合計32チームとたくさんの参加をいただきました。日頃の練習の成果を充分に発揮していただいて、また、親睦を図っていただきたいと存じます。運営に当たりましては軟式野球連盟の皆様、組合の役員の皆様、青年部の皆様には大変お世話になりますが、どうぞよろしくお願いを申し上げます」と挨拶。
 森青年部部長(森哲社長)がピッチャー、内藤理事(福利厚生部、内藤商事社長)がキャッチャーを務めて始球式があり、熱戦の火蓋が切られた。
 大会1日目となったこの日は、一宮総合運動場のC面を使って、Aゾーンの中央工機対太田廣A戦、Bゾーンの山善対安藤戦の2試合が行われ、昨年準優勝の太田廣が順当に勝ち上がった。
 試合結果は次の通り。
 ●第1試合
 中央工機×太田廣Aは、太田廣が1回裏に2点を先制。さらに4回に3点、続く5回に1点を追加してリードを広げ、中央工機も粘るものの中々点数が取れずに、6対0で太田廣が勝利した。
 ●第2試合
 山善×安藤は、安藤が1回裏に山善の投手の立ち上がりを攻めて1点を先制。山善も2回表に1点を返し同点に。安藤はすぐさまその裏に1点を取り、再びリード。3回表、山善が2点を取り逆転に成功。5回には両チームとも1点ずつ加え、迎えた6回表に山善が一挙4点を挙げてリードを広げ、その裏の安藤の反撃を1点に抑えて、山善が8対4で安藤を振り切り勝利した。

社会人としての心構えと
ビジネスマナーの基本学ぶ
愛機工 新入社員研修に23名参加

 愛知県機械工具商業協同組合(理事長=伊藤高潤氏・春日鋼機社長)は4月8、9の両日、名古屋市熱田区の名古屋市工業研究所において「新入社員研修」を実施した。組合員企業から23名が受講し、社会人としての「ものの考え方」や「職場での基本的な動作・マナー」について学んだ。講師は名南経営の筒井氏。
 初日の午前9時30分に組合を代表して林経営対策部長(広島商事社長)が挨拶し、その中で「私の新入社員時代を思い出します。配属された部署の課長に『学校を卒業したら勉強が終わったとは思わないように。社会人になったら学校の勉強とは違う意味で、会社の仕事を勉強するのは当然で、それ以外に自分の見識や経験を高めるようにしていかなければいけない』と訓示を受けました。この勉強は、1年や2年ではほとんど差がつかないが、5、6年と経つと、勉強をしている人と、そうでない人との差が大きくなって、10年すればものすごく大きな差になる。この差は埋められるものではない。新社会人としてスタートをされますので、初心を忘れずに、少しずつでも毎日努力をしていっていただきたい」と激励した。
 研修では、講師の筒井氏による「私にとって仕事とは」「幸せな人生とは」「本番の人生、準備の人生」の講義を受けた後、「正しい挨拶の仕方」「言葉遣いと身だしなみ」「正しい電話応対」「さわやかな応接応対」「ビジネス文書」といったビジネスマナーについてVTRや講義、討議、発表、演習を通して学習した。
 その他、組織のルールとして「企業組織の成り立ち」や「好ましい報告の仕方」などについても学んだ。