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2014年(平成26年)10月
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2014年10月5日(日) 2540
愛知県管工機材商協組主催 第30回管工機材・設備総合展
10月9日木曜日〜11日土曜日、吹上ホールと第1ファッション展示場で
「暮らしと産業をつなぐ」をテーマに
169社が287小間に出展

 愛知県管工機材商業協同組合(理事長=小川信氏・山信社長)主催の「第30回管工機材・設備総合展」(実行委員長=峰澤彰宏氏・峰澤鋼機社長)が10月9日木曜日から11日土曜日までの3日間、名古屋市中小企業振興会館(吹上ホール・第1ファッション展示場)で開催される。開催規模は過去最大の169社・287小間となり、新たな市場開拓・販路拡大の場として出展各社の期待も大きい。吹上ホールに第1ファッション展示場を加えた展示会場で、新技術・新素材を駆使した住設機器から工場設備までのあらゆる設備関連機器が一堂に展示紹介される。目標来場者数は1万3000人。
展示スペースを拡大し
過去最大規模で開催

 同組合の展示会は、1963年(昭和38年)9月に組合発足を記念して「第1回バルブ水栓配管資材展示会」が開催され、出展者63社、7000人の参観者を集めた。以降、時代のニーズに合わせて規模や内容を充実、第15回から現在の「管工機材・設備総合展」の名称になり、メーカー・ユーザーからは2年に一度開かれる情報発信・収集の場として定評がある。組合は昨年創立50周年を迎え、今年は同展示会が第30回を迎える節目の年となった。
 今回のテーマは「暮らしと産業をつなぐ」。峰澤実行委員長は「つなぐ」に込めた意味を次のように話す。「今回展は過去29回の集大成であり、今後の方向性を探るための指標。つまり、これまでとこれからをつなぐもの。そして、出展するメーカー間で情報の共有化を進め、ビジネスチャンスに結び付けてほしいと思う。すなわち、顧客創造である。さらに、若い世代を出展準備に関わらせることで組合内部の結束力を高め、次の世代につなげたい。このとおり3つの意味を込めた」
受付は2階「第1ファッション展示場」に
 出展者は、2012年の前回展より39社増え、展示小間数も57小間増加。これに伴い、吹上ホールに加えて、第1ファッション展示場も使用して会場スペースを拡大し、過去最大規模を実現した。これまでと受付の場所が異なり、2階の第1ファッション展示場からの入場となる。
 出品内容は管・継手、バルブ、コック、ポンプ、水栓、ユニットバス(UB)、システムキッチン、配管支持金具、配管工具などマイホームからプラントまでを支える最新の管工機材・設備機器。
30回連続出展表彰も
 展示のほかに、イベントとして豪華景品が当たる抽選会を開催。加えて今回は、組合50年の足跡をたどる歴史年表を会場に掲示するほか、第30回にちなんで初日9日夕刻のパーティーで30回連続出展者14社を表彰する。
 入場は無料。抽選券と引き換えができる「招待券」は展示会専用サイトhttp://www.kanzaiten-aichi.net/2014/からダウンロードできる。
開催概要
▽開催期間=平成26年10月9日木曜日10時〜17時、10日金曜日10時〜18時、11日土曜日10時〜16時
▽開催場所=名古屋市中小企業振興会館[吹上ホール(1階)、第1ファッション展示場(2階)]
▽テーマ=「暮らしと産業をつなぐ」
▽開催規模=169社・団体、287小間
▽主催=愛知県管工機材商業協同組合
▽後援=愛知県・名古屋市・名古屋商工会議所・愛知県中小企業団体中央会・愛知県管工事業協同組合連合会・(一社)愛知県空調衛生工事業協会・名古屋市指定水道工事店協同組合・(一社)全国管工機材商業連合会・静岡県管工機材商組合・岐阜県管工機材商組合・三重県管工機材商業組合・中部経済新聞社・日刊工業新聞社・商工経済新聞社・名古屋機工新聞社
第30回 管工機材・設備総合展
ご挨拶
愛知県管工機材商業協同組合
理事長 小川
  信 
 おかげさまを持ちまして、第30回管工機材・設備総合展を開催できる運びとなりました。関係各位には深く感謝申し上げます。
 組合は昭和38年(1963年)2月に創立して昨年50周年を迎えました。創立の年の9月に「第1回バルブ水栓配管資材展示会」(のちの「管工機材・設備総合展」)が開催されて以来、同展示会は隔年開かれ(当初は1年半毎の開催)、今回で第30回の節目を迎えました。
 第1回が開催された半世紀前と現在では出品製品も大きく変化し、時代の変遷と日本の生活水準が豊かになったことを感じることができます。基本的機能は同じでも工法が大きく変わり、より短時間に誰でも確実に施工できるという商品も多くなってきております。人口減少などにより職人不足という問題が顕著となってきている今、最新の商品、最新の工法をご覧いただき、その解決策の一助になれば幸いです。
 今展示会のコンセプトは「つなぐ」。施工のプロ、ものづくりのプロ、販売のプロがつながり業界の繁栄を目指し、また、これまで培われた職人の技を未来につなげる展示会になればと願っております。
開催にあたって
展示会実行委員長
峰澤 彰宏

 お陰をもちまして、愛知県管工機材商業協同組合は昨年、創立50周年を迎えました。管材業界の動きに注目していただこうと隔年で開催している「管工機材・設備総合展」も今年で第30回を迎えます。
 大きな節目となる今回展で私どもがお伝えしたいのは、業界各社の製品が陰となって産業を形づくり、みなさまの暮らしを支えているという事実です。あらためてこのことを知っていただきたく、テーマを「暮らしと産業をつなぐ」としました。
 何事であれ、一朝一夕に成し遂げられるものはありません。多くの成功事例が、昔人の労苦の上に検証を繰り返し今の実績に至っていることを考えれば、けっして過程を軽んじてならないことは明白であります。今や時代のキーワードともいえる「つなぐ」ですが、人と人、人とモノ、モノとモノ、これらが双方向的に関わることでさらなる広がりが生まれるものと信じています。
 本展では、過去29回の蓄積の中に次回以降の「芽」を見つけ、それを育てていく覚悟です。そして、出展いただく企業のみなさまには、この業界での手応えを感じ、必ずやビジネスチャンスにつなげていただきたいと願っています。また、組織的にも後継者を育成することが急務なことから、本展開催への準備に関わることでこれを全うできればと考えております。
 今回展がみなさま方企業のご発展に寄与するものであることを願って止みません。
第30回 管工機材・設備総合展
出品者一覧
※会場 :第1ファッション展示場、吹:吹上ホール

社 名 : 会 場 : 小間番号
あ行
アイエス工業所::A−46
愛知時計電機::A−9
アカギ:吹:B−2
アキレス::A−32
アサダ:吹:D−30
浅野金属工業::A−31
旭有機材工業:.吹:C−20
アスコット::A−24
アズビル金門:吹:C−19
アソー:吹:B−18
アロン化成:吹:C−11
いけうち:吹:E−13
石田鉄工/伊勢屋金網工業:吹:D−21
因幡電機産業:吹:B−9
イノアック住環境::A−50
イノック:吹:B−8
エア・ウォーター・マッハ::A−49
エーアンドエーマテリアル:吹:E−29
SFA Japan:吹:E−30
SMC:吹:E−5
荏原製作所:吹:C−17
FMバルブ製作所::A−42
MIEテクノ:フ:A−30
MCCコーポレーション::A−58
エンジニア:フ:A−19
エンヨー/エコプラン/リンテック/フマキラー::A−56
オーエヌ工業:吹:C−13
オーケーエム:吹:C−23
尾川パイプ::A−40
オンダ製作所:吹:D−7
か行
ガードロック:吹:E−34
カールストルツ・エンドスコピー・ジャパン::A−13
カクダイ:吹:D−27
兼工業:吹:D−26
川西水道機器:吹:B−6
川本製作所:吹:B−7
カンキョウエンジニアリング::A−27
カントー:吹:D−20
キッツ/東洋バルヴ/清水合金製作所:吹:C−12
キトー:吹:D−15
クボタシーアイ:吹:C−7
倉敷化工:吹:B−14
クリナップ::A−28
グローベン:吹:C−4
群協製作所:吹:D−24
KVK:吹:C−10
小島製作所/シーシーアイ::A−6
コスモ・ソフト::A−51
児玉工業::A−29
コンチネンタルシルマー:吹:C−24
さ行
サカエ:吹:D−18
嵯峨電機工業::A−18
三栄水栓製作所:吹:C−25
三協:吹:E−27
三興製作所::A−23
三相電機:吹:E−21
山王工業::A−34
三立機器:吹:B−4
三和ハイドロテック::A−36
シーケー金属/サンエツ金属:吹:C−1
CKD:吹:B−13
SIGNET::A−21
静岡製機::A−17
システムズナカシマ:吹:E−24
下田エコテック::A−5
JFE継手::A−33
ショーボンドカップリング:フ:A−38
昭和コーポレーション:吹:C−21
昭和電機:吹:D−14
昭和電工建材:吹:E−18
昭和バルブ製作所:吹:E−19
スイデン:吹:D−17
水道機工:吹:D−25
スーパーツール:吹:D−12
スギヤス:吹:D−13
積水化学工業:吹:D−28
ゼンシン::A−11
セントラルコンベヤー::A−16
ソエダ:吹:E−31
た行
ダイキン工業電子システム事業部::A−52
大成技研:吹:E−3
大成機工:吹:E−6
DAITO販売:吹:D−9
ダイドレ:吹:E−28
タカラスタンダード:吹:E−7
タキロン:吹:E−20
タブチ:吹:C−15
中日技研工業:吹:D−6
中部コーポレーション:吹:E−14
ツツイ::A−39
鶴見製作所:吹:C−6
THK:吹:B−5
TMEHジャパン:吹:D−23
帝国金属::A−7
テクノフレックス:吹:C−5
テラモト:吹:B−15
テラル:吹:E−4
土井工業:吹:E−22
東亜高級バルブ継手製造:吹:C−18
TOZEN:吹:B−20
TOTO:吹:D−3
東浜商事:吹:D−11
トーヨーコーケン:吹:D−10
巴バルブ:吹:E−1
トヨックス:吹:C−8
な行
長野計器::A−37
ナゴヤ::A−10
名古屋市上下水道局:吹:E−15
名古屋水栓バルブ工業協同組合:吹:E−16
名古屋バルブ工業:吹:E−12
南国フレキ工業:吹:C−9
ナンシン::A−15
西日本高速道路エンジニアリング関西::A−47
日栄インテック:吹:D−1
ニッコー:吹:E−32
ニッチ:吹:D−22
日東工器::A−55
日邦バルブ::A−43
日本アルシス:吹:E−33
日本ヴィクトリック::A−44
日本バルブ工業会:吹:B−1
日本プラスチック工業:吹:E−8
日本ヘルメチックス::A−45
ニューレジストン::A−20
ノーリツ:吹:C−3
は行
長谷川工業:吹:D−16
ハタヤリミテッド::A−26
パナソニック エコソリューションズ社:吹:E−10
バルコム::A−35
東尾メック::A−12
菱小::A−57
日立金属/日立バルブ:吹:D−4
日立産機システム:吹:D−5
藤井高圧工業::A−2
フジキン:吹:D−29
フジトク::A−53
フネンアクロス:吹:B−10
ブリヂストン化工品西日本:吹:C−14
フルタ電機:吹:D−19
古林工業::A−8
プレパイ工業:吹:E−26
ベン:吹:B−3
ベンカン::A−54
ホーコス:吹:C−16
ま行
マイセック:吹:E−25
前澤化成工業:吹:B−11
前澤給装工業:吹:B−12
前田バルブ工業:吹:D−31
マルヤス機械:吹:D−8
ミツトヨ::A−14
三菱樹脂インフラテック::A−48
ミヤコ::A−3
ミヤワキ::A−4
水生活製作所:吹:E−9
未来工業:吹:B−16
森松工業:吹:B−17
や行
大和バルブ:吹:E−17
山本計器製造::A−1
UACJ銅管販売:吹:E−11
ユーシー産業::A−22
ユニテック::A−25
ヨシタケ:吹:C−26
吉年::A−41
ら行
LIXIL:吹:D−2
リケン:吹:B−19
リビラック:吹:E−23
リンナイ:吹:E−2
レッキス工業:吹:C−2
わ行
ワシノ機器:吹:C−22

第30回 管工機材・設備総合展 出展製品
B−7 川本製作所
超省エネ次世代給水ユニット
「ポンパーKFE」
IE4相当PMモータ搭載

 川本製作所(社長=津悟氏、本社=名古屋市中区大須4‐11‐39)は、2014愛知環境賞(名古屋市長賞)を受賞した、インバータ自動給水ユニット「ポンパーKFE」を出品する。
 この製品は、IE4相当PMモータを採用した「超省エネタイプ」で、同社従来機に比べ年間で最大約4000kW(一般家庭のほぼ1年間の消費電力に相当)を削減できるという。ビルやマンション、その他一般の給水用。
 国際効率規格において最高クラスのIE4相当PMモータの搭載は業界初。PMモータ(永久磁石形同期モータ)は、回転子(ロータ)の中にコイルではなく、永久磁石を埋め込んだ新しい交流モータで、小型、高効率、ハイパワーといった特長をもつ。また、インペラをはじめポンプ部の構造を見直し、ポンプ効率を改善。ポンプ効率とモータ効率双方での総合効率10%アップ(同社従来機比)を実現した。
 制御盤は、操作部の改良により視認性と操作性をさらに高め、小水量時の強制運転時間を60〜10秒の間で自動最適化するエコ運転機能、通信機能など多彩な機能を搭載。
 PMモータの採用やポンプ・制御盤の改良により、小型・軽量化(同社従来機比約25%の軽量化)も実現した。
C−10 KVK
浄水器内蔵シングルレバー式シャワー付混合栓
おいしい水とエコ機能がひとつに
「KM6001EC」

 KVK(社長=末松正幸氏、本社=岐阜市黒野308)は、新発売のキッチン向けで浄水器内蔵のシングルレバー混合水栓を出品する。省エネ志向がますます強まる中、この商品は、節水、節湯機能を備えており、安心でおいしい水を提供する。
 〈浄水機能について〉
 吐水パイプ内に浄水器カートリッジを内蔵し、コンパクトで使いやすい機能。
 浄水と原水(シャワー吐水・直吐水)に切り替わり、ホース引出機能も備わっているのでシンクの掃除や洗い物に使い勝手が良い。
 浄水カートリッジは簡単に交換ができ、約4ケ月浄水機能が持続する。交換カートリッジは、KVKカスタマーサポートセンターに登録すると、ユーザーに直送されるシステムで、交換忘れのないように配慮されている。
 〈エコ機能について〉
 eレバー仕様が標準装備されている節水・節湯タイプ。
 シングルは、水を出すとき無意識にレバー中央で操作する場合が多く、通常品はその場合給湯器が着火して無駄なエネルギーを使っていたが、eレバーは中央で水しか出ない構造なので、無駄な給湯器の作動が無く省エネ効果が得られる。
 また、水から湯へ切り替わる所でクリック感があるので、境がわかり易く、浄水吐水をする際に安心して使える。
A−8 古林工業
コンパクトフランジ接合のつば出し継手
『CF―FL継手』 
環境配慮型製品など紹介

 古林工業(FKK、社長=古林潤也氏、本社=大阪市西成区津守3-3-17)は、FKK「鋼製管継手」を展示する。
 出品製品のひとつ、FKKオリジナルの「炭素鋼CF―FL継手(フラップジョイント)」は、独自のセルフシール形ガスケットによりフランジの接合の省力化を実現する、次世代型管端つば出し管継手。従来品に比べボルトの数を半減でき、ボルトの締め付けが少なくて済むためスリム化が可能となった。ステンレス鋼にも展開している。実用新案登録済。
 主な特徴は次の通り。
 @従来形よりもボルト本数が半減、半根角ボルトの採用でスパナ一本で締め付け可能。
 A従来形より重量も半減。
 B従来形より外径もコンパクト。
 Cフランジ形接合につき、抜管漏水事故の心配がない。
 Dボルトの締め過ぎでガスケットが割れて漏水することがない。
 E締め付けボルトのトルク管理が不要。
 F施工後のボルトの増し締めが不要。
 G炭素鋼鋼管、ステンレス鋼管いずれも製造可能。
 H配管の分解、横抜き出し、ガスケットの交換が容易。
 Iガスケットは給水・給湯兼用タイプ(最高使用温度80℃)。
 Jサイズ範囲65A〜200A。
 この他、環境に配慮したFF継手、FG継手など、多数出品される。
A−2 藤井高圧工業
幅広いラインナップが特長
あらゆる配管にフィット
高圧管継手を出品

 高圧継手メーカーの藤井高圧工業(社長=藤井昭弘氏、本社=大阪市西区新町3-11-17)は、油圧配管、水、食品、化学プラント、原子力まであらゆる配管にフィットする高圧管継手を出品する。
 高圧継手として、ステンレス鋼全般と、特殊継手は、オリジナル製品である「SUS304 ねじ込みОリング式ユニオン/40K 中圧タイプ」を展示する。
 同社では、JISB2316の規格に基づいて、スケジュール管用の高圧継手を取り扱っている。S80・S160・XXSの肉厚配管用。材質もS25C・ステンレス鋼や高温高圧配管用の合金鋼(F11・F22など)も取り扱っている。
 また、アメリカ規格のASTM材料・ANSI寸法の製品も取り扱い、製造・販売している。IT機器・キャド設備等も完備し、設計面も充実している。
 大正13年創業以来90年を迎え、多様化・高度化する社会ニーズに応え、一貫して品質、納期、価格を企業意識のテーマとして取り組んでいる。高温高圧用配管継手は、防災設備や発電所をはじめ、南極観測船砕氷艦「しらせ」にも納入実績がある。
 営業品目は、高圧継手全般(炭素鋼・ステンレス鋼)、特殊継手「SUS304 ねじ込みОリング式ユニオン(中圧タイプ)」、その他配管資材全般。
B−2 アカギ
トイレや流し台の排水部に
ハイスイAジョイント 
建設資材の開発強化

 配管支持金具など、建築設備資材総合メーカーのアカギ(社長=渋谷宏明氏、本社=東京都中央区新富1-19-2)は、主にトイレや流し台の排水部に使用される排水ジョイント「ハイスイAジョイント」「ハイスイステンAジョイント」の2種類とその関連商品を展示する。
 この内「ハイスイAジョイント」についてはサニフレックスのサニタリージョイントを、また「ハイスイステンAジョイント」は日装のKSジョイントを、それぞれアカギのブランドで製造し、総発売元として全ての商品の販売を担当している。  
 「ハイスイAジョイント」の特徴としては@主要部材のジャバラ部分に軟質塩ビ系の樹脂を使用A同仕様のゴム製品との比較では耐久性が上がっているB表面の滑らかさや美観に優れている-などがある。
 「ハイスイステンAジョイント」の特徴は@ジャバラ部に独自の特殊な製法を用いて成形しており、板厚のバランスに優れているA硬いステンレス材ながら優れたフレキシブル機能を持つBステンレス製品の半永久的とも言える耐久性と美しさ-などである。
 同社は今後ステンレス、樹脂、ゴム製の建設資材の開発を強化し、主力の配管支持金具事業に続く、新たな柱を育成する。
第30回 管工機材・設備総合展 出展製品
B−3 ベン
新商品 震災対策用
小型機械式緊急遮断弁
 感震器直載型がラインナップ

 ベン(社長=横沢好夫氏、本社=東京都大田区多摩川2-2-13)は、震災対策用機械式緊急遮断弁(EIM型シリーズ)の新商品、「小型機械式緊急遮断弁」を出品する。
 震災対策用機械式緊急遮断弁は、電気を使用せず地震感知出力と遮断弁閉止を機械的な動力で行うゼロエネルギー商品。電源・制御盤・電気配線・バッテリー不要の「安心・安全・省エネ形」緊急遮断弁で、防災意識の高まりから注目度も高く、バリエーションを拡充している。
 新たに発売された小型機械式は、感震器直載型(EIM-10、10F型)とレリーズ接続型(EIM-11、11F型)をラインナップ。主に油タンクや給油ラインなどに設置する。停電対策(非常電源装置)や電気設備工事は不要。電源の無い山間地でも使用できる。また、従来品に比べ高さを約30%小型化、重さを約10%軽量化したことで、取付けも容易になった。
 感震器直載型のEIM-10、10F型は、感震器を直接本体へ搭載することにより、レリーズ長の制限や感震器設置架台などの施工コストおよび工数を削減することができる。
 レリーズ接続型のEIM-11、11F型は、感震器と遮断弁が分離設置のため、感震器を配管系とは別に堅固な架台や頑丈な壁面に取付けることで配管振動などによる誤作動がない、といった特長がある。
D−26 兼工業
1台で水位制御と緊急遮断弁制御
受水槽管理システム統合盤
 タッチパネル表示で簡単操作

 兼工業(社長=落合潔氏、本社=愛知県小牧市大字大草2036)は、「受水槽管理システム統合盤」などを出品する。
 受水槽管理システム統合盤は、緊急遮断弁制御システムと水位センサー制御システムが1台に統合されており、どんな時でも安全でおいしい水を確保できつつ、維持管理のしやすさと省スペース化を実現している。
 平時は水位センサー制御システムの機能が稼働しており、水位を1cm単位で、高・中・低の三段階に設定できる。また「週間運転機能」も付いているので、例えば平日に建物内に人が多くいる場合は「平日=高・〇〇cm」、週末に人がまばらな場合は「週末=低・△△cm」設定にするなど、設置建物の利用状況に応じて、貯水量を切替えられる。 
 一方、緊急遮断弁制御システムの機能は、感震器が作動し、遮断弁が閉じたことをタッチパネルに表示する。作動後の復旧はボタン一つで簡単に操作。緊急遮断弁手動開閉スイッチも付いているので、受水槽まで出向いて手動開閉しなくても、スイッチでの開閉が可能。なお、感震器は標準仕様で200gal(震度5強相当)になっているが、100、150、250galの4段階から設定できる。バッテリー(UPS)を内蔵しているので停電時でも稼働する。
 標準仕様で二槽式受水槽に対応可能だが、標準以外の使用状況の場合でも現場打合せの上、特別仕様が可能だ。
C−22 ワシノ機器
『保全の味方』 洗浄式ストレーナ
「ラクリーン」
小口径のラインナップも充実

 ワシノ機器(社長=加古眞氏、本社=名古屋市南区道全町3-36)では、『瞬時に清掃!安全・安心な保全の味方』をコンセプトに、洗浄式Y形ストレーナ(愛称=ラクリーン)を販売している。
 特徴は次の通り。
 @使用ラインにて24時間連続運転可能=カバーを開けることなくスクリーン清掃が可能。
 A配管ラインの稼働率アップによる生産性向上に貢献。
 Bメンテナンス時間の大幅な短縮=ハンドルを数回転まわし、バルブを開放することで、スラッジを排出。差圧・目詰まりによるスクリーンの破損を防止。
 C保全担当者の重労働・危険な作業の軽減=作業性の悪いところや、大口径のための数人がかりの作業が一人でできるようになる。
 この結果から得られるランニングコストの削減、保全性のアップにより、ユーザーから高評価を受けている。
 使用流体は主に水系流体。地域冷暖房設備・冷却水/循環水設備の水質改善・各種機器類の保護など工場設備に実績がある。一般ストレーナ使用時のメンテナンス頻度が高いところほど、効果を発揮する。
 このほど、ユーザーからの声により65A以下25A迄の小口径のラインナップも充実した。
 各種スラッジによる実流実験を行いスラッジ性状に対しての最適な部品の提案も行っており、スラッジの持込みによる個別実証試験見学も歓迎。
 保全作業の改善への提案、目的に合わせたストレーナのモデル選定等、各種相談を随時受け付けている。
 問い合わせは、同社名古屋営業所TEL052-822-8726まで。
C−13 オーエヌ工業
累計出荷3100万個達成(2013年12月)の
ナイスジョイントなど出品

一般配管用ステンレス鋼管の拡管式管継手
 オーエヌ工業(社長=中村政弘氏、本社=岡山県津山市神戸466)は、ナイスジョイント(一般配管用ステンレス鋼管の拡管式管継手)、ねじ込み継手(ステンレス鋼製)などを出品する。
 ステンレス製給水・給湯・冷温水配管用管継手「ナイスジョイント」は、2013年12月に、累計出荷3100万個を達成。蒸気還管・高温水用は、130℃で耐用年数(寿命推定)27年を誇る人気商品だ。
 耐震性にも優れ、配管に加速度800ガルを与え、震度7程度に耐えうることが確認されている。同社は耐震化対策に力を入れており、阪神淡路大震災のときには病院、ホテル、大学、銀行、ごみ処理場などの採用場所に出向き、その安全性を確認している。
 拡管式フランジ接続型大口径「軽わざ君」は、ナイスジョイントの商品。100Suまで対応し、耐久性・基本構造は従来品のままで、30〜50%軽量化とコストダウンを実現している。
 昨年(平成25年)、経済産業省「第5回ものづくり日本大賞」特別賞を受賞。今年(平成26年)、経済産業省「グローバルニッチトップ企業100選」で今後の飛躍が期待される企業として「ネクストGNT」を受賞した。
D−3 TOTO
パブリックコンパクト便器・フラッシュタンク式
ウォシュレットPSなど
注目の新商品を一堂に

 TOTO(社長=喜多村円氏、本社=福岡県北九州市小倉北区中島2-1-1)が10月に新発売した「パブリックコンパクト便器・フラッシュタンク式」は、タンク式とフラッシュバルブ式の長所を兼ね備えた新洗浄システム「フラッシュタンク式」を採用した、パブリック用トイレの新定番。タンク式と同じ給水口径15Aでフラッシュバルブ式と同等の連続洗浄を電源不要で実現した。パブリックトイレで一般的なフラッシュバルブ式に比べて、省施工化が図れるだけでなく、給水配管とポンプのサイズダウンが可能で建物の省資源化も図れる。
 同時に発売した新商品、パブリック向け「ウォシュレットPS」には「エコリモコン」を採用。リモコンを設置する際の壁裏配線工事やリモコン内部の乾電池が不要で、ボタンを押すたびに発電し、その電力でリモコンが作動する。公共トイレ操作性系JIS(JIS S 0026)に対応し、大きくシンプルなボタンの配置、便器洗浄ボタンをウォシュレット操作用のリモコンと別にするなど、初めて利用する人にも分かりやすい仕様となっている。このほか、利用者の快適性に配慮した「ノズルきれい」「クリーンノズル」「音姫」、清掃担当者の作業に効果的な「プレミスト」「クリーン便座」、管理者の手間を軽減する「連続設定」、「暖房便座オフモード」など、パブリックトイレならではの状況に対応した機能を搭載している。
 そのほかブースでは、きれい除菌水で便器を除菌するウォシュレット一体形便器「ネオレスト」、冬場もヒヤッとせずに快適でやわらかい「ほっカラリ床」などを紹介する。
第30回 管工機材・設備総合展 出展製品
C−3 ノーリツ
電気もお湯も太陽から!
『ダブルソーラー』出品
 エコで快適な暮らしを提案

 ノーリツ(社長=國井総一郎氏、本社=神戸市中央区江戸町93 栄光ビル)は、太陽光と太陽熱の利用で一日中省エネできる「ダブルソーラー」をはじめ、環境にやさしい各種業務用給湯器などを展示する。
 「ダブルソーラー」は、ノーリツの太陽の光で電気を作る太陽光発電システム「PVMDシリーズ」と、太陽の熱でお湯を作る太陽熱利用給湯システム「XFシリーズ」を一体化したもので、太陽エネルギーを発電と給湯、暖房に利用でき、電気とガスの両方を省エネできる。同社は、環境省が認証した業界初のエコ・ファースト企業として、政府が推進する住宅のゼロ・エネルギー化事業に貢献する商材を拡充した。 
 デザインは太陽電池モジュールと太陽熱利用システムの集熱パネルを一体化させ、統一感のある形にした。「XFシリーズ」の熱源一体形蓄熱ユニットは、狭いスペースにも設置できるコンパクト設計。高効率ガス給湯器エコジョーズを搭載しており、曇りの日や冬季の使用でバックアップが必要な際もガスの使用量を抑えることができる。 また、リモコンで電気、ガス、お湯の使用状況をリアルタイムで確認することができ、さらには太陽光発電の発電状況や売電状況も確認することができる。
 補償は商品10年保証と工事10年補償(共に蓄熱ユニットは除く)、災害保険(オプション)の3つを付与し充実させた。
 切妻屋根で太陽光4・04KW+太陽熱4uの場合、価格は404万7400円(税・工事費別)。
C−6 鶴見製作所
大容量性能の水中ポンプ
「KRS型シリーズ」
工事現場などで活躍

 鶴見製作所(社長=辻本治氏、本社=大阪市鶴見区鶴見4-16-40)の「KRS型シリーズ」は工事現場などで活躍する大容量性能の水中ポンプ。
 フランジ接続仕様にすることで簡易雨水排水機場などの排水ポンプとしても対応可能、近年多発する局地的集中豪雨、いわゆるゲリラ豪雨対策の災害用ポンプとしても多数採用されている。水中ポンプであるKRS型は設置・撤去作業が容易でありメンテナンス性にも優れ、内水排除設備の災害対策に貢献できることから全国の自治体や関連企業などから注目されている。
 口径80〜350mm・出力2・2〜37Kwとバリエーションも豊富に取り揃えている。

メカトロテックジャパン2015
10月1日から出展募集受付を開始

 来年の10月に名古屋で開催される工作機械見本市「メカトロテックジャパン2015(MECT2015)」を主催するニュースダイジェスト社(社長=樋口八郎氏、本社=名古屋市千種区)と共催の愛知県機械工具商業協同組合(理事長=伊藤高潤氏・春日鋼機社長)は、10月1日から出展募集受付を開始した。
 MECT2015は、日本国際工作機械見本市(JIMTOF)に次ぐ国内2番目の規模の工作機械・技術の専門見本市となる。通算14回目となった2013年展では、464社・団体(1747小間)が出展、約9万人が来場した。
 工作機械にまつわる最新加工技術を会場で披露する主催者企画「コンセプトゾーン」。前回展では「日本の技術を医療で活かせ」と題して最新医療部品の加工を会場内で実演し話題を呼んだ。2015年展も開催の予定で、「軽量化」をテーマにしたさまざまな製品・技術を展示する予定。
 前々回(2011年)展に新設した、中小企業を支援するための低料金の専用パッケージ小間「中小企業支援ブース」も引き続き募集する。従業員30人以下で、過去にMECTに出展経験のない企業が対象。限定30社。出展料金は1社1小間限定で8万8000円(税込)、小間寸法は間口2m×奥行2m×高さ2・7mと一般の小間よりやや小さくなっている。
 その他、製造業の中核を担う工作機械の重要性や工作機械に用いられるさまざまな先端技術、工作機械業界で働くことの面白さを多彩な講師が学生に紹介する、一般社団法人日本工作機械工業会主催の「工作機械トップセミナー」も開催予定。また、工作機械の研究に携わる大学の研究者、第一線で活躍している工作機械メーカ技術者も交えての懇親パーティーも予定している。前回展では、会員企業の人事担当者の集うPRコーナーも設けた。
MECT2015概要
【会場】ポートメッセなごや(名古屋市国際展示場)
【開催期間】2015年10月21日水曜日〜24日土曜日の4日間
【開場時間】10時〜17時※23日金曜日は19時までナイター開催、最終日24日土曜は16時まで
【主催】ニュースダイジェスト社
【共催】愛知県機械工具商業協同組合
【開催規模】1400小間(予定)
【出展対象製品】工作機械/鍛圧・板金加工機械/射出成形機/工作機器/精密測定機器、光学測定機器、試験機器/機械工具/切削工具/研削砥石、研磨材/鋸刃物/油圧・空気圧・水圧機器/歯車、歯車装置/環境・安全対応機器装置/CAD、CAM、CAE/産業用ロボット/物流搬送機器/制御装置、関連ソフトウエア/洗浄機械装置/品質管理・安全・試験認証機関/新素材/マイクロマシン、ナノテクノロジー関連など
 ●出展申込方法
 所定の申込用紙(『出展のご案内』添付の申込用紙またはホームページmect-japan.comからダウンロード)に必要事項を記入し、捺印の上、MECT事務局または愛知県機械工具商業協同組合事務局へ郵送。
[送付先]MECT事務局(ニュースダイジェスト社)=〒464‐0075愛知県名古屋市千種区内山3‐5‐3、愛知県機械工具商業協同組合=〒456‐0032愛知県名古屋市熱田区三本松町16‐8。
 ●料金について
 基本単位1小間(3m×3m)28万6000円(税込)。 
 ●パッケージ小間について
 従来の1小間用に加え、ニーズの多かった2小間用を用意。 
 ●出展申込締切
 2015年4月30日木曜日※ただし満小間になり次第締切、受付を終了する。
 (注)消費税の税率が2015年10月1日より8%から10%に変更予定のため、税率10%にて金額を表示している。
《ニュースダイジェスト社について》
 1964(昭和39)年3月創業、1968(昭和43)年5月設立。創業以来、《月刊生産財マーケティング》を中心に、FA業界向けの図書を多数出版。社長は樋口八郎氏、資本金2000万円、従業員20名。ホームページhttp://www.news-pub.co.jp/ 
《愛知県機械工具商業協同組合について》
 1949(昭和24)年設立。愛知県内に所在する機械工具(工作機械、周辺機器、工具、測定機器等)商社の協同組合。情報共有だけでなく、勉強会や若手経営者の育成・交流に力を入れている。理事長は伊藤高潤氏(春日鋼機社長)、組合員259社、賛助会員106社(2014年8月31日現在)。ホームページhttp://www.aikiko.or.jp/


2014年10月12日(日) 2541
年度後半の事業について検討
セミナー10月22日、新年会1月16日
愛鋲協 9月理事役員会を開催
 愛知鋲螺商協同組合(理事長=馬場將嘉氏・メイナン会長)は、9月6日午後6時より名古屋市中区のいな葉で、理事・監事11名が出席して平成26年度第3回定例理事役員会を開催した。
 馬場理事長の挨拶の後、理事長が議長となり直ちに議案の審議に入った。
 第1号議案=事業部委員会に関する件は、事務局より事業部売上報告書に基づいて8月度収支報告が行われ、承認された。
 第2号議案=セミナーの件は、関戸理事(関戸機鋼社長)よりセミナー開催案内にて説明された。10月22日午後6時30分からウインクあいちにおいて開催。「円滑な事業承継のポイント」をテーマに、中小企業診断士の岸田邦裕氏(岸田事務所所長)を招へいして行うことなどを確認した。
 第3号議案=優良従業員表彰(名古屋商工協同組合協会)の件は、組合員4社から被表彰者6名を予定していることを報告。表彰式は10月22日午後2時より名古屋ガーデンパレスで開催され、当日は組合から名古屋商工協同組合協会の理事として馬場理事長が出席する。
 第4号議案=親善ボウリング大会の件は、鈴木理事(エフシーテック社長)より、12月14日午前10時から星が丘ボウルで開催予定、詳細は次回理事会で報告すると伝えられ、了承された。
 第5号議案=新年会の件は、平成27年1月16日に名鉄ニューグランドホテルで開催予定(予約済)と報告され、承認された。
 第6号議案=業界実態調査の件は、事務局より、組合員46社中15社から回答があり(回収率33%)、結果は近日中に集計予定と報告された。回答が少ないため督促の案内を出すことと、封筒にナンバーが付けてあるが次年度からは付けないようにすることが承認された。
 第7号議案=組合報「愛鋲協」については、9月30日付で発行予定と報告され、承認された。併せて、表紙に載せる写真の提供(絵なども可)の依頼も行われた。
 第8号議案=第42期総会の件は、平成27年5月22日に名鉄ニューグランドホテルにおいて開催予定(予約済)と報告され、承認された。
 第9号議案=役員改選の件は、第42期総会で任期満了に伴う役員改選が行われるため、理事候補者などについて意見交換した。
 第10号議案=その他の件。@日本ねじ工業協会前会長竹中弘忠氏の旭日中綬章受章記念祝賀会が10月11日に大阪で開催されることになっており、馬場理事長が出席する。AISO14001、9001の内部監査委員養成セミナーの開催について、関戸理事と事務局で調査検討し次回理事会で報告することとした。
 次回理事会は10月22日午後5時40分〜6時20分にウインクあいちで開催。理事会終了後の6時30分からセミナーを開催する。

バルブ業界の現状などを聞く
下期の行事について審議
静岡県管工機材商組合 9月の理事会を開催

 静岡県管工機材商組合(理事長=村松孝一氏・村松商店社長)は、9月5日午後3時より静岡市内のマイホテル竜宮において、9月度定例理事会を開催した。併せて行われたバルブ部会では、大正8年創業の老舗メーカー「大和バルブ」(本社=東京都品川区)東日本ブロック東京支店の大石支店長と小林課長(静岡担当)が出席して、バルブ業界の現状と今後について話した。
 理事会は、村松理事長の議事進行の下、審議が進められた。
 12月9日〜12日の台湾研修会については、規模的に前年並み(参加者15名)で実施することを確認。内容について意見交換が行われ、伊藤顧問(ヌマカン会長)に一任することとした。次回理事会で大まかな内容を発表する予定。
 愛知組合が主催する「第30回管工機材・設備総合展」の参観について、鈴木副理事長(山田商工社長)が説明。展示会開催2日目の10月10日を参観日とし、26名が参加する予定。当日は午前8時30分に静岡駅前をバスで出発し、吉田・浜松の両インターチェンジを経由して名古屋の吹上会場へと向かう。
 11月27日に静岡カントリー島田ゴルフコース(静岡県島田市)で開催する「第52回ゴルフ大会」については、金子理事(金子管材社長)より、午前8時20分集合、9時スタートとし、案内は10月初旬に発送予定と伝えられた。
 その他、業界の動向について意見交換が行われた。
     ◇
 バルブ部会の主な内容は次の通り。 
 日本国内のバルブの市場規模は4千億円。日本バルブ工業会が調べた、過去30年間のバルブ生産額の推移を見ると、昭和61年から平成3年までは建築関係が好調で、バルブの生産も年々増加し、平成3年には5千億円を超える過去最高の生産実績を記録した。
 バブルが崩壊して生産は激減し、その後公共事業等の発注増加などにより6年をかけて回復した。しかし、平成10年には国内不況により、ほとんどの産業と同様にバルブ業界も大きく落ち込んだ。その後しばらくは厳しい状況が続き復活は難しかったが、平成18年頃から少しずつ回復。このまま行くかと思われたが、平成21年のリーマンショックでまた大きく落ち込んだ。
 なかなか過去の5千億円の数字を超えるまで行っていないが、ここ数年はやや回復基調にある。
 現況については、ゼネコン大手が増益となっている。これには東京の外環道(東京外かく環状道路)関連の受注増が大きく寄与している。
 また現在、バブル崩壊後ほどではないが、公共事業の予算が出ており、かつ同予算が前倒しで動いているように見受けられ、全体的に公共事業が先に動いている所も出てきている。
 中身は、インフラの維持管理、耐震関係。中でも学校、病院の耐震化が増えてきている。
 ただ深刻な人材不足(技術力のある職人の不足)と、需要増加による資材の価格上昇が問題となっている。
 人材不足に対して、ゼネコン各社は協力会社と一体で人材確保・育成に力を入れている(訓練校開設、採用活動支援など)。国も外国人材活用の適正化事業を2015年度に創設。また、退職自衛官の建設業での雇用を促している。
 2020年には東京オリンピックが開催され、これに向けて人材不足、予定価格の高騰などが懸念される。
    ◇
 今後期待されるバルブは、職人技から誰でも施工が簡単なものへ、施工時間の短縮を実現できるものであるとして、塩ビ管に直接配管できる、大和バルブの「ダイレクト弁」をはじめ、新製品の「水道用透明塩ビダイレクト仕切弁」、給湯用の「耐熱塩ビダイレクト仕切弁」が紹介された。また、サスフィット継手などのメカニカル形の仕切弁も紹介された。

10月9日に愛知組合主催の
第30回管工機材展を視察
岐阜県管工機材商組合9月度理事会を開催

 岐阜県管工機材商組合(理事長=廣瀬功氏・瓶由社長)は、9月2日午後5時より岐阜市長良川河畔の岐阜グランドホテルにおいて、9月度理事会を開催した。
 冒頭、廣瀬理事長より挨拶があり、引き続き理事長が議長を務めて各議案の審議に入った。
 第1号議案=管工機材・設備総合展の視察について。
 過日、愛知県管工機材商業協同組合主催「第30回管工機材・設備総合展」の峰澤彰宏実行委員長(峰澤鋼機社長)が理事長会社を訪問し展示会のPRをしたことが報告され、廣瀬理事長が各理事に対して同展PRを依頼した。
 続いて塚原理事(協栄商事社長)が、岐阜組合から同展への視察について説明。視察は開催初日の10月9日を予定し、午前9時に岐阜駅前の十六プラザをバスで出発、名古屋市の会場(吹上ホール)へ向かう。午後零時30分に名古屋観光ホテルで昼食の予定。参加費については、従来1社1名を無料としていたが、2名まで無料とし、3名以降1人5000円とすることを承認した。
 第2号議案=第66回ゴルフ会(10月29日開催予定)について。
 山田理事(山兼社長)が参加申込み状況について、現在17社より申込みがあり、最終的には20社強になる見込みと報告した。
 第3号議案=「返品についてのお願い文」配布について。
 組合員企業の営業責任者で組織する「木曜会」(実務責任者会議)より要望があった。以前、組合で配布して一定の効果を得ていたが、最近、乱れている面があり、組合で再度作成して周知徹底していくことを確認した。
 第4号議案=その他の件。
 岐阜地区の業界情報、職人不足等について意見交換した。
 次回理事会は10月29日午後5時から。
本社・本社工場を移転
中日技研工業 9月15日より
 フレキシブルチューブ・PTFEホース・伸縮管継手を製造・販売する中日技研工業(社長=上岡睦氏)は、業務拡張のため本社および本社工場を移転し、9月15日から業務を開始した。
 新住所は次の通り。
 〒462-0064 愛知県名古屋市北区大我麻町226番地
 電話052-902-0505、ファックス052-902-0546(電話・ファックス番号は従来通り) 

 同社は「あらゆるニーズにお応え出来る手作りのフレキ・メーカー!」をモットーに1980年4月に創業。100%受注生産により多品種・少量対応が可能、長さ・形状など客の用途に合わせた特殊加工を行っている。
 営業品目はステンレス製フレキシブルチューブ、ステンレス製フリーカットチューブ、ステンレス製ファインチューブ、ステンレス製ベローズ&伸縮管継手、PTFEホース、ゴム製フレキシブルジョイント、各種クイックカップリング&ジョイント、電線保護用フレキシブルチューブなど。
山下会長が
社長を兼務
山下機械
 山下機械(本社=名古屋市熱田区)では8月、乾正樹代表取締役社長の逝去に伴う取締役会において次の役員が選任され就任した。
▽代表取締役会長兼社長=山下隆藏氏
▽専務取締役=近藤敏之氏(新任)
▽常務取締役=乗松孝昌氏
▽取締役製造部長=米倉辰政氏
▽取締役管理部長=山田正夫氏

来場者と出展者間の商談をサポートする
「マッチングシステム」を採用
JIMTOF2014  9月19日から運用開始

 10月30日〜11月4日までの6日間、東京ビッグサイトにて開催される、アジア最大級の工作機械見本市「JIMTOF2014(第27回日本国際工作機械見本市)」(主催=日本工作機械工業会/東京ビッグサイト)では、来場者と出展者間の商談の予定を事前に設定することができる「マッチングシステム」を、初めて採用した。同システムは、専用のウェブサイトを通じて登録することができる。
 興味のある企業と事前に商談の約束を設定することで、会場内において効果的な商談を実施
 今回初めて採用する「マッチングシステム」は、JIMTOF2014への来場者と出展者の両方が、それぞれの情報を事前に登録することで、ニーズに応じた商談先を効率的に検索でき、事前に商談の予定を設定することができる仕組み。2012年に開催した前回のJIMTOFでは、来場者側からのみ、商談の対象となる出展者を検索する機能に限られていたが、今回は来場者と出展者の両方が、それぞれ候補となる商談相手を検索することが可能になった。
 来場者は、マッチング用の情報を登録することで、出展者の社名や業種の情報のみならず、出展者が提供する製品やサービスの詳細な情報を検索することが可能。ニーズに合致した出展者に対して、ウェブサイト上で、商談のための予約を申し込むことができる。同じく出展者も、登録した来場者の情報から、商談対象となり得る来場者を検索、出展者側からも来場者に対して、商談日時の約束を事前に申し込むことができる。来場者は来場者専用のウェブサイト上にある「マイページ」内の「来場者情報/マッチング情報編集」(https://www.jimtof.org/MyPage/jap/index.aspx)から、出展者は出展者専用ウェブサイト内の「マッチングシステム」(https://www.jimtof.org/system/index.aspx)から、それぞれ登録し、利用することができる。JIMTOF公式WEBサイトのトップページからもアクセスが可能。 
事前入場登録受付中
 なお、現在ウェブサイト(http://www.jimtof.org)からJIMTOF2014への事前入場登録を受付中。10月24日までに登録した人には、入場の際に必要となる「入場証」を事前に発行している。
* *
 JIMTOFは、製造業で活用される各種製品分野の最新情報を入手できる展示会として定評があり、「JIMTOF2014」では、工作機械、鍛圧機械、工作機器・工具・試験機器、特殊鋼工具、超硬工具、光学測定機器、精密測定機器、CAD/CAM等、広範囲の製品分野において、出展各者の様々な最新の製品、技術が紹介される。

ブランドステイトメントと
タグラインを制定
オーエスジー 100周年に向け新戦略を発表

 切削工具メーカー大手のオーエスジー(社長=石川則男氏、本社=愛知県豊川市)は、国内・海外グループでのコーポレートブランド強化に向けて、このほどブランドステイトメントとタグライン「shaping your dreams」を制定した。9月9日午後3時よりオーエスジーアカデミー内のゲストハウスで開かれた会見で石川社長は、新たな「コーポレートブランド戦略」と「製品ブランド戦略」を発表した。
 同社は昨年3月に創立75周年を迎え、「今年はアフター75ということで色々な行事を行っているが、このタイミングで、次の100周年に向けてコーポレートブランドを強化し、ブランド戦略に付随した、新しいブランドの製品を立ち上げた」と石川社長。オーエスジーブランドのあるべき姿を明確にし、社員一人ひとりが体現することで、グループとしての一体感を強めるとともに、ユーザーと社会に新たな価値を届けることを目指すと話した。
 オーエスジーのブランド戦略の変遷については、次のように説明された。
 同社は、1938年に創業者・大沢秀雄氏が東京に大沢螺子研削所を創立。1963年に社名を「オーエスジー」に改称した。世界を相手に商売するために分かりやすく、ブランドとして使っていたOSGを社名にした。
 1992年にオーエスジー販売を統合。この頃、創業以来のハイスと言われる特殊鋼の工具メーカーから、超硬工具メーカーに脱皮したいと模索していた。超硬合金を製造するために超硬合金メーカーの日本ハードメタルを買収し、同社はもう一度、製造も販売も一体となって、超硬工具メーカーとして次の何十年間を生きて行こうと決意した。そして1993年、企業理念として「地球会社」と「ツールコミュニケーション」を制定した。
 常にユーザーは世界中にいるという目線で製品をグローバルに展開する「地球会社」。オーエスジーの切削工具を挟んで、ユーザーとコミュニケーションを図る、ユーザーと向き合う。また同社の切削工具を通じて、風通しの良い企業風土を作ろうとの思いから生まれた「ツールコミュニケーション」。これをオーエスジーのブランドイメージとして使ってきた。
 リーマンショックが起きた、創立70周年の2008年に「とことん宣言」をした。コーポレートスローガン「とことん宣言」は、『ニーズにとことん』『エコにとことん』『ハートにとことん』。『ハートにとことん』は人との触れ合い、コミュニケーションを大事にしようということで、「ツールコミュニケーション」を発展させたものとなった。2013年に創立75周年を記念して「とことん宣言」のロゴをリニューアルした。
 そして今年、同社は1000億円の売上に手が届く状況になり、今後1500億円、2000億円を目指すにふさわしい、新しいコーポレートブランド戦略と製品ブランド戦略を考えた。
shaping your dreams
お客様の夢をカタチに

 国内・海外グループでのコーポレートブランド強化に向けて、ブランドステイトメントとタグラインを制定した。
 ブランドステイトメントは、オーエスジーの強みである4つの力、高品質で高性能な製品を作り出す確かな『技術力』、真摯な姿勢で粘り強くやり遂げる『対応力』、期待の先を行く『提案力』と『創造力』をもとに、ユーザーとのコミュニケーションを大切にすることで、ユーザーの夢の実現と社会・未来への貢献に挑む企業姿勢を明文化したもの。
 タグライン「shaping your dreams」は、ブランドステイトメントを一言で表現したもので、石川社長は「ユーザー一人ひとりの『夢の実現』に向けた、オーエスジーの強い意志が込められている。また、shapingには『形づくる』という意味があり、今後もモノづくりを通じて、心から満足してもらえる製品・サービスをお客様に提供し続けることを示している」と話した。
 このブランドステイトメントとタグラインは10月から日本国内で使用を開始し、その後、海外の事業展開地域にて順次使用していく。
新製品ブランド 「Aブランド」を発表
 同社は創業時からの製品であるタップに、昨年「Aタップ」を追加した。Aタップは、幅広い用途で使える、選びやすい、求めやすいことで注目された。
 これを進化させたのが「Aブランド」。オーエスジーの最新技術を駆使した高性能な製品群からなり、2ラインに分かれている。
 安心の「A Line」は、高品質かつ多用途性に優れ、サイズバリエーションなどの選びやすさ、経済性の高さを追求したベーシックライン。対象製品はA‐TAPシリーズ、S‐XPFシリーズ、WDドリルシリーズ、WDOドリルシリーズ、P5Dなど。
 高能率の「Premium A Line」は、高能率加工や難易度の高い加工に対応できるハイスペックラインで、TRSドリルシリーズ、WDO‐SUSドリルシリーズ(10月発売予定)などが対象製品となっている。
 今後は、「Aタップ」のブランドマークを、「Aブランド」共通のブランドマークとして使用する。
 また、「Aブランド」製品を販売するためのプレミアムディーラー制度「Aクラブ」を海外で立ち上げた。グローバル規模でさらなるマーケットシェア拡大を目指す。既に中国、欧州、メキシコで立ち上がっている。
 石川社長は「販売商社があってこその我々、販売商社の期待に必ず応えるとの気持ちを込めて、このAブランドを進化させ続けていきたい。対象製品は今後随時追加していく。『shaping your dreams』、100周年に向けて、世界のモノづくりの発展をより多くのパートナーと共に実現させていきたい」と結んだ。
 続いて、A‐TAPシリーズ、転造タップシリーズS‐XFP、ステンレス鋼用油穴付き超硬ドリルWDO‐SUS‐3D/5D、フェニックスインデキサブルドリルP2D・P3D・P4D(12月発売予定)・P5Dについてそれぞれ開発者から紹介があった。
 Aブランド商品は、10月30日〜11月4日に東京ビッグサイトで開催されるJIMTOF2014(第27回日本国際工作機械見本市)にて発表される。
* *
 記者会見の後は、同敷地内にあるグローバルテクノロジーセンターで新商品の切削実演などを見学。石川社長を交えての懇親会も行われた。
 また、会見会場となった「ゲストハウス」は創立75周年を記念して建てられたもので、今回体験宿泊が企画された。海外からの研修なども想定されており、高級ホテル並みの広さの部屋に、調度品も落ち着いた感じで統一されていた。ミニキッチンが備え付けられ、長期滞在にも対応できるようになっている。
 切削工具メーカー大手のオーエスジー(社長=石川則男氏、本社=愛知県豊川市)は、オーエスジー新しいコーポレートブランド、製品の記者発表会を9月9日午後3時より、オーエスジーアカデミーにある「ゲストハウス」において開催した。

日本のものづくりを考える3日間
新素材、最新加工技術を展示
ポートメッセなごやで22日開幕

 第4回次世代ものづくり基盤技術産業展「TECH Biz EXPO2014」が10月22日〜24日の3日間、ポートメッセなごや(名古屋市国際展示場)において開催される。名古屋市、愛知県、名古屋商工会議所などでつくる名古屋国際見本市委員会が主催する同展示会は、ものづくりに特化した新しいスタイルの産業見本市として2011年に初開催され、4回目となる今展は196社・団体が278小間に出展。「次世代自動車・航空機などに活かすものづくり」をテーマに、レーザ加工・3Dプリンタ・CFRP(複合材)などの新素材と先進技術が集結する。
 「TECH Biz EXPO 2014」は、主催の名古屋国際見本市委員会が大学や公設研究機関、業界団体と連携して開催するもので、次世代ものづくりに関する技術・サービス・製品などが幅広く紹介される。
 主な出展分野は、レーザ加工▽3Dプリンタ▽CFRP製造・加工▽新素材▽微細切削▽研磨加工▽表面改質・処理▽プレス・板金加工▽射出成型▽特殊溶接・異種材料接合▽精密鋳造▽精密・光学・三次元測定▽各種検査・試験機器▽産業ロボット▽CAD・CAM・CAE▽試作開発支援▽環境対応機器▽知財・研究シーズなど。
 今回は主催企画として、「レーザ加工技術」「3Dプリンタ」「CFRP製造・加工」をテーマに実機や加工関連部品の展示・実演が行われる。
 また、「日本のものづくりを考える3日間」と題して、130名を超える講師陣による講演会・セミナーが連日多数開講され、高度かつ最新の技術情報を得ることができる。
 基調講演は初日の22日10時30分から、デンソー顧問の石丸典生氏が『21世紀の技術と産業〜学んだこと、伝えること〜』と題して講演。特別講演は最終日24日11時から、鴻海精密工業特別顧問・ファインテック社長・東京大学名誉教授の中川威雄氏が『日本のものづくりの将来を占う』と題して講演する。
 その他、研究シーズ発表会、出展者テクニカルワークショップ、航空宇宙産業企画展、中部経済産業局サポインコーナー、クリーンディーゼル・EV・PHV試乗会など、盛りだくさんの内容。
 また、同展示会ではビジネスチャンスの拡大や直面する技術課題の解決をサポートするための、出展者との「商談マッチング」や学術・公設研究機関との「技術相談」が行われる。
 今回は、ロボットの最先端技術の取り組みを紹介する「ロボットシンポジウム2014名古屋」も同時開催される。
 開催時間は午前10時から午後5時まで。入場料は1000円。ただし、招待券持参者、ホームページからの事前登録者、学生、海外来場者は無料。
 出展者情報、来場事前登録、講演会の聴講申込みは展示会ホームページhttp://www.techbizexpo.com/へ。
主催者ごあいさつ
名古屋国際見本市委員会
会 長 河村 たかし(名古屋市長)

 名古屋を中心とした当地域は、高い技術力を持つ企業が多く集積し、自動車や航空宇宙関連産業をはじめとして、我が国の産業の発展を牽引してまいりました。
 しかし、経済がグローバル化する中で、製造業を取り巻く競争環境は依然として厳しく、企業は、産業潮流の変化を捉えるとともに、新素材や新技術の開発、既存技術の高度化・効率化などに積極的に取組むことが求められています。
 今回、開催いたします「第4回次世代ものづくり基盤技術産業展〜TECH Biz EXPO 2014〜」では、「次世代自動車・航空機などに活かすものづくり」をテーマとして、次世代ものづくり基盤技術に関する展示と技術講演会などを行い、プロダクトイノベーションを促します。
 今年は、主催企画として「レーザ加工技術」、「3Dプリンタ」、「CFRP(複合材)製造・加工技術」に関する最新技術・製品・サービスを集め、展示紹介いたします。
 また、技術講演会では、「日本のものづくりを考える3日間」と題して、国内外の著名な経営者、生産技術マネージャー、様々な領域における先端科学研究者など130名を超える講師陣をお迎えして高度かつ最新の技術情報をご提供いたします。
 製造業及び関連産業の企業経営者から生産現場などに携わる幅広い方々にとって、最新の素材・技術動向と国内外における企業戦略、市場動向を把握していただく場としてご活用いただければ幸いです。
 また、「安心・快適な社会の実現に貢献する次世代ロボット」をテーマに、最新のロボットに関する講演や実演展示を行う「ロボットシンポジウム2014名古屋」も同時開催し、相乗効果を期待しております。
 本展示会を開催するにあたり、ご支援、ご協力をいただきました関係の皆様、ご出展並びにご来場いただきました皆様に感謝申し上げますとともに、皆様にとって実り多き展示会となりますことを祈念いたします。

中部グランドフェア2014盛況
目標超える196億円達成
ユアサ商事 来場者も1万名を突破

 ユアサ商事(社長=佐藤悦郎氏、本社=東京都千代田区)中部支社(執行役員中部支社長=長谷川勝照氏)傘下の販売店でつくる、中部ユアサやまずみ会主催の「中部グランドフェア2014」が9月5、6の両日、ポートメッセなごや第3展示館で開催され、2日間で1万349名が来場し賑わいを見せた。受注金額は目標の180億円を大きく上回る196億円を達成、成功裡に終了した。
 中部グランドフェア2014は、主催社96社(バス主催社含む)、仕入先メーカーで構成される中部ユアサ炭協会の協賛、ユアサ商事の後援で、メーカー328社が出展して盛大に行われた。
 今回は、Challenge! Smart Power & Resilience!―スマートで、強靭な「産業とくらし」を創造します―≠テーマに、「スマート(賢い)分野」と「レジリエンス(国土強靭化)分野」への対応に力を入れ、これらの提案を具現化したテーマゾーンを中心に出展各社の最新鋭機器を揃え展示した。
 初日の午前9時20分よりポートメッセなごや交流センター1階広場で行われた開会式典では、はじめに中部ユアサやまずみ会を代表して小川会長(日本ベターリビング社長)が挨拶。「産業と暮らしのグランドフェア2014に多数の方にご参加いただきありがとうございます。皆様方と一緒になって、このグランドフェアを成功に導いていきたいと考えています。本年のグランドフェアはChallenge!SmartPower&Resilience!―スマートで、強靭な『産業とくらし』を創造します―≠ニのタイトルをもって開催されます。テーマに沿って具体的な提案をしていただくテーマゾーンを中心として、出展各社様には多数の展示をしていただいています。当会場内において、レジリエンスゾーン、スマートゾーン、そして、ソリューションゾーンと3つのテーマゾーンが設けられています。そのうちのレジリエンスゾーンでは、災害前、災害直後、災害後の復興に対しシーン毎に展示がされており、防災に関する多数の商品をご覧になれます。スマートゾーンにおいては、ファクトリー、ハウス、ビルなど最新の情報が得られるように様々な工夫がなされています。ソリューションゾーンでは、オープンクリーンルームや話題の3Dプリンターも展示されています。新たな価値を創造するような新商品が見られると思います。今年はこれらの各テーマゾーンにチェックポイントを設け、クイズに答えていくクイズラリーにご参加いただくと景品がもらえるということで、楽しみながら知識を吸収できるようになっていますので、奮って参加していただきたい。今回も炭協会の各出展メーカー様は、最新機器、レジリエンス商品など、社会の、あるいは皆様のユーザー様のニーズに的確に沿うお答えをいただくような展示がなされています。これまで、主催社、ユーザー様への販促活動を通じて、新規商談や受注活動に対し多大なるご尽力をいただいています。この場を借りまして厚く御礼を申し上げたいと思います。私ども主催社は300社を超える出展メーカー様、そしてユアサ商事様共々に同行させていただき、PRをしてまいりましたが、この2日間、それらを具体的な受注として実現させていただくように積極的に活動してまいりたいと考えています。今回の目標は来場者目標が1万名、受注目標が180億円ということです。その達成に向けまして、炭協会の出展メーカー様、ユアサ商事様、そしてやまずみ会メンバー各社様が三位一体で全力を尽くして取り組んでまいりたいと思います」と決意を語った。
 続いて出展メーカーを代表して、中部ユアサ炭協会の三林中部コーポレーション社長が「スマート、いわゆる高度産業分野、並びにレジリエンス(国土強靭化)分野への対応に注力する展示内容としており、こうした提案を具現化するためのテーマゾーンを中心に、出展各社の最新機器を展示しております。主催社であります中部ユアサやまずみ会様、後援のユアサ商事様、並びに私ども炭協会が総力を挙げて取り組むことにより、多くのユーザー様をお迎えし、お役に立つ商談が数多く成立することを祈念いたします」と挨拶した。
 事務局からは、佐藤ユアサ商事社長が「内閣府が8月末に発表した8月の地域経済動向では、全体的には個人消費の伸びがやや緩慢であったと言われていますが、東海、北陸を含めた中部地区の景況判断については、緩やかながらの回復基調が続いているという報告がありました。景況は依然として明るい兆しに向かっていると考えています。弊社は産業と暮らしに貢献する商社として、本日ご出席いただきました主催社様、出展メーカー様と共に、工業分野、また住宅建設分野の各分野で景況の回復以上の成長に向け、グループ一丸となって全力で取り組んでまいる所存です。何卒引き続きご支援を賜りますようにお願いを申し上げます。安倍政権が掲げる成長戦略を織り込んだ、新中期経営計画『YUASA LEGACY 350』をこの4月よりスタートさせていただいています。海外事業、環境エネルギー事業、国土強靭化事業、太陽光事業を成長分野に取り組み、2016年に創業350周年を迎える弊社が、やまずみ会様、炭協会様と共に築いてまいりました、産業と暮らしの流通プラットフォームを質的・量的に広めてまいる所存です。本年のグランドフェアは正にこの機を捉えた開催となりますが、テーマに沿って、新たな設備投資を検討されるユーザー様に、生産性の向上やイノベーションにつながる業界の最新機器をご提案申し上げます。会場中央のテーマゾーンには、スマートゾーンで展示する創エネ、蓄エネ、省エネなどに加えて、本展よりレジリエンスゾーンを展開し、防災・減災に関する新商品を、災害発生前、災害発生直後、復興事業継続の時系列で提案させていただきました。本日は11時から特別講演として、愛知県の取り組む南海トラフ地震対策、また民間企業と連携した防災・減災についての講演がありますので、ご参加いただきたい。民間設備投資の促進、環境エネルギー分野への注力、国土強靭化に向けた社会インフラの整備には、まさしくやまずみ会様、炭協会様、また私ども三位一体で力を発揮できる最も得意な分野であると考えています。グランドフェアは具体的な提案の場として絶好の機会であります。グランドフェアが大いに盛況となり、目標を達成できますことを祈念申し上げます」と挨拶、代表者によるテープカットで開幕した。
 テーマゾーンでは従来のインカムツアーに代わり、テーマゾーン内に設置されたチェックポイントを巡り選択式のクイズに回答する、クイズラリーを開催。すべてのチェックポイントを回ってゴールした人全員に景品が進呈されるというもので、昨年のインカムツアーに比べ2倍以上の人が参加し人気を博した。
 また、初日に開催された特別講演「愛知県の防災・減災へむけた取り組み」には80名が聴講。愛知県の現状が良く理解できたと好評だった。

工場に革新をもたらす独自のCNC装置
MAZATROL SmoothX誕生
ヤマザキマザック 創造力によるNC装置開発製造の集大成

 ヤマザキマザック(社長=山崎智久氏、本社=愛知県大口町)は、工場に革新をもたらすマザック独自のCNC装置MAZATROL SmoothX(マザトロール・スムースエックス)を9月4日に発表した。
 MAZATROLは、1981年に業界初の対話型CNC装置として登場。第7世代となるMAZATROL SmoothXは、新たに19インチのタッチパネルを採用するなど操作性の飛躍的な向上、加工時間の大幅な短縮、工場経営のサポートを行なう。
 10月30日から東京ビッグサイトで開催のJIMTOF2014で販売を開始し、マルチタスキングマシン(複合加工機)シリーズのINTEGREXiシリーズ、INTEGREXeシリーズ、5軸加工機VARIAXISシリーズ、VORTEXiシリーズに搭載する。
 主な特徴は次の通り.
 @5軸加工がスムースになる
 コーナー滑らか制御や可変加減速制御など、高速・高精度5軸加工機能によりスムースな加工が実現する。
 A加工プロセスがスムースになる
 プログラミングやツールデータ、セットアップやメンテナンスなど、加工を行う各プロセスにそれぞれのホーム画面を設けた。進行状況を一目で確認できるほか、設定ミスや作業忘れを防ぎ、直感的な操作で作業がスムースになる。
 Bプログラミングがスムースになる
・QUICK EIA
 画面上でツールパスをタッチすればEIAプログラムの当該部分へ瞬時に移動し、プログラム確認が可能。
・QUICK MAZATROL
 加工形状や工程を確認しながらプログラミングすることでミスを防止し、作業時間を短縮できる。また、3DCADデータから製品の形状データを直接取得し、簡単にプログラミングすることも可能。
 C操作がスムースになる
 タッチパネル操作に適した形状と身長差に配慮したパネルチルト構造は、楽な姿勢での機械操作・プログラミング環境を提供する。また、指先での表示画面の拡大・縮小・回転など、タッチパネルで直感的な操作を実現する。
 D生産管理がスムースになる
 生産効率向上を支援するソフトウェアにより単体機からFMSシステム、工具管理ソフトなどとネットワークでのデータ共有が可能となり、利便性が向上した。また、業界標準のネットワーク規格の採用により、各システムメーカー機器との接続が容易。

第30回管工機材展の成功を
犬山の桃太郎神社で祈願
出品者のベン、カクダイ、シーケー金属

 ベン名古屋営業所(所長=青柳圭介氏、所在地=名古屋市中村区)で毎年恒例となっている桃太郎神社ご祈祷に、今年はカクダイ名古屋支店の中原支店長とシーケー金属名古屋支店の海下支店長が同行した。ベンの青柳所長と営業の谷本氏、中原支店長、海下支店長は9月22日、愛知県犬山市栗栖にある桃太郎神社を参拝し、来る「第30回管工機材・設備総合展」の成功を祈願して祈祷を受けた。
 今回初祈祷の中原、海下支店長両名は以前から愛知県を代表する桃太郎神社の存在は知っていたものの、これまで参拝はしていなかった。毎回ベンが出品者を代表して管工機材展すべてが成功するようにと祈祷していることを知り、微力ながら自分たちもと名乗りを上げた。これを機に3社は、今回の展示会において、「勉強になった、楽しかった」と来場者を笑顔にしたいという気持ちをひとつにして、会場で何かコラボレーションできればと話し合った。
 また、神社についての知識を深めるために、若林神職から神社の由来なども熱心に聞いていた。
 犬山の桃太郎神社は、古事記に桃の実を投げて災難を逃れた伊弉諾尊(いざなぎのみこと)が桃に“大神実命”の名を与えたとあり、その桃から生まれ、人々を苦しめる鬼を退治した桃太郎が御祭神となっており、子供の守り神として広く崇敬されている。
 当日は天気もよく、午後1時前に現地に着いた3社は、桃の形になっている鳥居をくぐり、それぞれ大胆な色使いの法被や服装に身を包み、若林神職から清めの儀式を受けた。
 その後、一人ずつ玉ぐしを捧げて「第30回管工機材・設備総合展」の成功と、販売促進を祈願した。

ライカジオシステムズ 緑色のレーザー墨出し器
『Leica Lino L2G+』
最新のグリーンレーザー・テクノロジーを搭載

 スイスに本社を置く測量機器メーカー、ライカジオシステムズ(東京都文京区)は、レーザー墨出し器Leica Linoシリーズの新製品『Leica Lino L2G+』の販売を開始した。
 同製品は、高い視認性を備えた緑色90度クロスラインレーザー。新たに採用されたダイレクト・エミット・ダイオードテクノロジーにより、シャープで鮮明なラインと、単3形電池4本で7時間の稼働が可能となった。
 水平・鉛直・90度クロスラインの緑色レーザー
 緑色レーザーは、赤色レーザーに比べて約4倍も見やすいレーザーであり、通常の作業はもちろん、特に明るい場所や30mまでの長距離作業の際でも、レーザー光を見ながら作業することができる。水平および鉛直方向に180度の範囲でレーザーを照射し、水平・鉛直の90度クロスライン照射も可能。
 単3形電池4本で7時間稼動
 同製品は、省エネルギー仕様でもあり、単3形電池×4本で、7時間稼働する。緑色レーザーは、赤色レーザーよりも電池の消耗が激しいのが通常だが、1回の電池交換で1日作業ができるように設計されている。
 保証期間は3年
 Leica Linoシリーズは、購入後8週間以内にネット登録すると、保証期間が2年から3年に延長される。保証期間内は製品による不具合が確認できた場合、無償にて新品交換する。
 主な仕様は次の通り。
 測定範囲=最大30m▽水平精度=5mで±1・5mm▽鉛直精度=3mで±1・5mm▽自動水準精度=4度±0・5度▽電機機械器具の外郭による保護等級=IP54▽電源=3形乾電池×4本▽サイズ=117・8×130・7×75・4mm▽重量(電池含む)=370g
【ライカジオシステムズについて】
 同社は約200年にわたり、測量/計測のパイオニア企業として、3D空間情報の提供、モデル化、視覚化をサポートするソリュ〓ションとサービスで、世界中の専門技術者から信頼されている。スイスに本拠を置くグローバル企業で、Hexagonグループの一員。120カ国以上に広がるパートナーネットワークと、28カ国で働く3500人の従業員が、世界中の何万人もの顧客をサポートしている。

管内の経済活動は15か月連続で
「緩やかに改善している」
中部経済産業局 最近の管内総合経済動向

 中部経済産業局は9月10日、「最近の管内総合経済動向」を公表した。平成26年7月実績値によるもので、管内(愛知、岐阜、三重、富山、石川の五県)の経済活動に対する総括判断を15か月連続で「緩やかに改善している」とした。
 個別の動向をみると、設備投資、公共投資については引き続き「緩やかに増加している」と判断。設備投資は、製造業では窯業・土石製品、電気機械などで増加する計画、非製造業では小売、サービスなどで増加する計画となっている。管内主要8社の金属工作機械受注(国内向け)をみると、自動車工業向けが2か月連続で前年を下回ったものの、一般機械工業向けが11か月連続で前年を上回り、全体でも12か月連続で前年を上回った。
 住宅投資は、新設住宅着工戸数が、分譲で2か月ぶりに前年を上回ったものの、持家が6か月連続で、貸家が2か月連続で前年を下回り、全体でも6か月連続で前年を下回ったことなどから、引き続き「弱い動きとなっている」との判断を示した。
 個人消費は引き続き「緩やかに持ち直しているなか、一部に消費税率引上げに伴う駆け込み需要の影響がみられる」とした。百貨店・スーパー、乗用車販売、家電販売で消費税率引上げに伴う駆け込み需要の反動がみられた。
 生産、輸出については、引き続き「横ばいとなっている」と判断。生産は主要業種で、電子部品・デバイスの生産がスマートフォン向けを中心に高水準で推移しているものの、輸送機械、はん用・生産用・業務用機械、電気機械、金属製品、鉄鋼の生産が横ばいとなっている。
 雇用は、新規求人数が19か月連続で前年を上回ったことなどから、引き続き「着実に改善している」とした。
 先行きについては、各種政策の効果が生産や所得、投資の増加につながることが期待されるとした上で、世界経済の下振れ、原材料等価格の動向、海外現地調達の進展による国内生産の減少、中小企業の経営環境の悪化などに注視が必要としている。

アルファボールプレシジョンF ABPF形に
新材種PN15Mと刃径φ6追加発売
日立ツール 金型三次元形状部の仕上げ精度向上

 日立ツール(社長=田中啓一氏、本社=東京都港区)は、アルファボールプレシジョンF ABPF形用強ねじれインサートに新材種PN15Mと小径サイズφ6を追加発売した。
 刃先交換式のアルファボールプレシジョンF ABPF形は、金型の仕上げ加工用途向けに販売。先般発売した、強ねじれ刃形インサートのSTタイプ、SCタイプ、SFタイプは、金型の三次元形状部の仕上げ精度の向上と長寿命化が図れると、好評を得ている。
 今回、強ねじれ刃形STタイプに新材種PN15Mを追加。また、小径サイズφ6を追加発売し、材種はSCタイプ(PN08M)、STタイプ(ATH80D、PN15M)となった。
 既に発売済みの強ねじれ刃形インサートと合わせると、プレス金型、プラスチック金型、高硬度材分野などの広い範囲の仕上げ加工に対応可能となった。
【特 長】
@強ねじれ刃形
A切削抵抗低減によって、工具の振動を抑えることができ、仕上げ面性状・仕上げ精度が向上する。
B切削時の衝撃緩和により工具寿命が向上する。
Cネガ刃型を採用したSTタイプにおいても、強ねじれ刃形で低抵抗を実現した。(同社従来品に対し50%削減)
D小径サイズφ6においても、強ねじれ刃形でソリッドエンドミルに近い性能を発揮する。
E新コーティングインサートPN15M
F耐欠損性の高い超微粒子超硬合金素材と、AlCrSi系のマルチレイヤー構造で、密着強度、被膜硬度、耐熱性、耐溶着性を高めたPNコーテイングの組み合わせにより、工具突出しの長い加工(L/D=5以上)や、削り代が不均一な加工に対して性能を発揮する。なお、被削材については、FC/FCD、炭素鋼〜高硬度材(55HRC以下)に対応可能。
【用 途】
 プラスチック金型(炭素鋼、プリハードン鋼)、高硬度材の仕上げ加工
【価 格】
 インサート
〈材種〉PN15M
〈サイズ〉ZDFG06N-ST(φ6)〜ZDFG300-ST(φ30)
〈小径サイズφ6〉ZDFG06N-SC(PN08M)、ZDFG06N-ST(ATH80D)
〈価格〉4320円〜1万595円(消費税込)
【発売時期】
 2014年9月5日(φ6は11月20日発売)
【年 商】
 初年度5000万円

リフォーム完了時にその場でカード決済できる
LIXILリフォームカード決済サービス
LIXILリフォームチェーンからスタート

 住まいと暮らしの総合住生活企業LIXIL(社長=藤森義明氏、本社=東京都千代田区)は、クレジットサービスを提供するクレディセゾンと、スマートフォンやタブレット端末を使ったクレジットカード決済サービスを提供するコイニーと提携し、リフォームをより身近に、より気軽に、より魅力的なものとするため、業界に先駆けてモバイル端末(スマートフォン、タブレットなど)を使ったカード決済サービス『LIXILリフォームカード決済サービス』を、全国に約400店のフランチャイズチェーン(FC店)で構成する「LIXILリフォームチェーン」加盟店にて、10月1日から順次開始している。
 『LIXILリフォームカード決済サービス』では、慣例的に現金、銀行振込み、ローンでの支払いが一般的なリフォーム市場へ、コイニーが提供するスマートフォン決済サービス「Coiney」を導入し、リフォーム完了時にその場でクレジットカード決済が可能となる。
 客は、支払いのために店舗まで足を運ぶことや、現金を事前に準備し、口座へ振込むなどの手間を省くことが可能。一方、FC店も、カード決済により経理処理を簡素化できるだけでなく、事務所に現金を置かずに済むため安心感が増す。また、「Coiney」は初期導入費用や月額費用などの負担もなく、手持ちのスマートフォンやタブレットなどに接続するだけ(初回のみセットアップが必要)でクレジットカード決済ができる。
 今回の提携では、3500万人のセゾンカード・UCカード会員がLIXILリフォームチェーンにおいてリフォーム代金をカード決済すると、『永久不滅ポイント』が通常の2倍(1000円ごとに2ポイント)となる優遇サービスも開始した。
 同社は、リフォーム市場の約4分の1を占めるキッチン、バス、洗面、トイレなど人気の水まわり商品をはじめ、1日で工事が完了する玄関ドア(リシェント)、内窓(インプラス)などの「1dayリフォーム」商品など、比較的小規模のリフォーム時に、その場で決済まで可能なこのサービスを展開することで、安心で便利なクレジットカード決済によるキャッシュレス社会の実現を推進し、更なる市場活性化を目指す。

2014年10月19日(日) 2542
過去最多の865社が出展
JIMTOF2014第27回日本国際工作機械見本市
10月30日(木)〜11月4日(火)の6日間、東京ビッグサイトで開催

 日本工作機械工業会と東京ビッグサイトが主催する、アジア最大級の工作機械見本市「JIMTOF2014(第27回日本国際工作機械見本市)」が10月30日(木)から11月4日(火)までの6日間、東京ビッグサイト(東京国際展示場)において開催される。最先端・最新技術が集まる2年に一度のモノづくりの祭典に、世界各国から12万人の来場者が見込まれている。
モノづくりDNAを未来へ、世界へ。
世界25ヵ国・地域から865社が出展
最新のモノづくり技術が一堂に
出展者数は過去最多

 1962年に大阪で第1回が開催されてから今回で27回目となるJIMTOF2014には、世界25カ国・地域から前回展(2012年)を50社上回る865社(直接出展633社、共同・内部出展232社)が5083小間に出展(9月30日現在)。このうち海外からは中国、韓国、台湾を中心に87社が出展する。今回は「モノづくりDNAを未来へ、世界へ。」をテーマに、これまで受け継がれてきたモノづくり≠フ基盤となる技術力を世界各国に発信する。
 工作機械、鍛圧機械、工作機器、特殊鋼工具、超硬工具、ダイヤモンド・CBN工具、研削砥石、歯車・歯車装置、油圧・空気圧・水圧機器、精密測定機器、光学測定機器、試験機器、制御装置および関連ソフトウエア(CAD/CAM)等、広範囲の製品分野において出展各社の様々な最新の製品、技術を紹介。製造業で活用される世界最先端の技術を見ることができる。
基調講演など併催
イベントも
充実
 出展者による展示に加え、来場者の工作機械業界に対する高い関心に応えるため、多様なテーマの講演会やセミナー、企画展示なども展開。
 多くの来場者が予想される開催初日は、「Additive Manufacturing(付加製造)を核にした新しいものづくり‐『3Dプリンタ』の未来像‐」と題して、付加製造の特長を生かすことによって初めて可能になる新しいものづくり、製造革新について新野俊樹氏(東京大学 生産技術研究所 機械・生体系部門付加製造科学研究室 教授)が基調講演を行う。さらに10月31日(金)には人見光夫氏(マツダ常務執行役員技術研究所・パワートレイン開発・電気駆動システム開発担当)が「SKYACTIVエンジンの開発」を、11月3日(月・祝)は光石衛氏(東京大学 大学院工学系研究科長・工学部長 機械工学専攻・教授)が「医療分野に貢献・活用される工作機械技術」を、4日(火)は小川繁樹氏(三菱レイヨン炭素繊維・複合材料技術統括室担当部長)が「炭素繊維複合材料の自動車部品への適用と今後の展開」をテーマに、特別講演する。
 この他、3日(月・祝)には「ゴルフクラブにおける製造技術の進化〜『まっすぐ』『遠くへ』飛ばすために〜」と題した特別トークセッションを実施。進行司会はゴルフギア紹介番組「ゴルフネットワーク」ほか各種ゴルフ番組に出演している土屋和彦氏、コメンテーターに関雅史氏(PGA公認A級インストラクター、クラブフィッター、ゴルフフィールズ主宰)、村田辰也氏(ユニバーサルゴルフ社社長)、金山哲也氏(ミズノグローバルイクイップメントプロダクト部クラブ開発課課長)、山梨順一氏(袖ヶ浦フォレスト・レースウェイチーフ・マーケティング・オフィサー)の4人を迎える。
 また、同日開催の宇宙産業セミナーでは、秦重義氏(日本航空宇宙工業会常務理事)が「日本の宇宙産業の現状と今後の展望」について産業界から紹介する。
 最終日の4日(火)には東京都中小企業振興公社との共催による海外販路開拓支援セミナーも予定されている。
 学生向け企画として、ものづくりの魅力をわかりやすく紹介する「工作機械トップセミナー」(2日(日))や「学生のための≠烽フづくり業界紹介セミナー」(3日(月・祝))などを実施。会期中には、会場内にて「第16回国際工作機械技術者会議(The 16th IMEC)」や工作機械関連のソフトウェア・ワークショップ、出展各社が最先端の技術・ソリューションを発表するワークショップも同時開催される。
モノづくりの魅力を
紹介する企画展示

 企画展示コーナーでは、「世界最高峰に挑み続ける“こだわりのものづくり”BBS鍛造ホイール」と題して、BBSジャパンの協力の下、2011年に世界で初めて商品化に成功した「超超ジュラルミン鍛造ホイール」を紹介する。超超ジュラルミン鍛造ホイールは、アルミ合金の中で非常に強度が高く、かつ優れた耐性をもつ最先端のホイール。常に他社には真似できない品質をもって、最先端のホイールを作り続けているBBSジャパンのものづくりへの取り組みを紹介する。
 また、世界最高峰の工作機械の精度を生み出す、技の真髄とも言える手作業「キサゲ」も企画展示として紹介。キサゲとは、ノミ状の工具を使用して鋳物の表面を削り取り、超高精度に仕上げる手作業のことで、現在キサゲ職人が減少する一方で、キサゲを積極的に取り入れているメーカーも多くあり、これらメーカーの協力を得てキサゲを披露する。
 その他JIMTOF2014では、海外代理店/バイヤー商談会の開催や、東日本大震災・復旧復興支援を目的とした「遊休機械無償マッチング支援プロジェクト」の紹介、オブジェ「希望の一本松」の展示も行われる。
 入場料は、前売(事前登録)1000円、当日3000円(いずれも税込)、学生は無料。詳細は公式ウェブサイトwww.jimtof.orgで確認を。

JIMTOF2014出展紹介
新型ローリングセンター
「ジャスト」など新製品を出品
二村機器 小間番号 W2016

 二村機器(社長=二村忠宏氏、本社~名古屋市中村区岩塚町九反所55)は、JIMTOF開催と同時に新型ローリングセンターを発売する。新型ローリングセンターの名称は「ジャスト」。
 同社はこれまで「NC70」「NCF」など高回転対応型を開発しユーザーの高能率加工を支えてきたが、加工現場では「剛性がありスタンダードタイプとの中間くらいの回転能力を持った製品が欲しい」というニーズがあり、それに応えた。「ジャスト」は最高回転数3000min−1、低トルクでスムーズな回転、ビビリ振動に強い、スリムな本体で扱い易いなどユーザーニーズを汲み上げた最適な機能・能力と価格の製品となった。
 また、切削加工時にワーク端面に爪を食込ませ把握するワークドライビングセンターの「BD型」に新たにBD21、BD27を追加しラインアップの充実を図った。
 同社ブースでは、これらの新製品を見ることができる。

高精度エンドミル測定装置を参考出品
工具観察台「シャチカメ」展示
BTT 小間番号 E1008

 ビーティーティー(社長=青木渉氏、本社=名古屋市守山区花咲台2‐801)は、工具観察台「シャチカメ」、万能工具研削盤「DP‐540」などを展示紹介する。
 また今回、測定誤差3μm以内の高精度測定を測定時間10秒で行える、高精度エンドミル測定装置も参考出品する。
 「シャチカメ」は、従来の工具測定器と比べてリーズナブルな価格で精度の高い工具の観察ができる工具観察台。CCDカメラをパソコンにつなぎ、任意の視点で工具を観察。高精度CCDカメラの採用により250倍まで拡大でき、小径工具の観察や工具の損傷をチェックできる。シャンク径φ3〜φ20の工具に対応し、旋回・回転の組み合わせで希望の観察部位を画像データとして保存することも可能。また、簡易測定機能を利用して、段付きドリルの長さ測定、奇数枚刃の工具径測定、角度の測定などもできる。シャチカメの名称は、回転台座と向かい合うカメラ台が、天守閣の一対の鯱を想像させることから付けられた。名古屋城の鯱をイメージして金色の外観となっている。
 多様化する工具研削のニーズに高精度かつ使いやすい機構で対応する、万能工具研削盤「DP‐540」は、エンドミルだけではなく特別付属のアタッチメントを使用してドリル、段付きドリル、タップ食付きの研削も行える。
主催・協賛団体別見どころ
日本工作機械工業会

 同工業会は最近の技術動向を踏まえ、JIMTOF2014の出展動向を次のように予想する。 
(1)自動化技術の進展
 人的コストの削減と機械稼働率の向上、品質の安定化に有効な手段として注目されているのが自動化である。これまで、自動化ニーズの中心は人件費の高い先進国だった。しかし、近年では中国などでも沿岸部を中心に人件費が高騰しており、品質安定性への要求の高まりとも相まって自動化が指向されている。
 昨年のCIMT、EMO、本年9月のIMTSでも数多くの自動化提案が見られたが、とりわけ、高度なセンサやロボットを駆使した自動化技術が目立っている。
 センサ技術やロボット技術は日々進化を遂げており、これまで自動化が困難であった領域でも、容易に自動化ができるようになっている。
 JIMTOF2014においても、各社の工作機械の特徴を活かした、新たな自動化技術が多数見られるだろう。
(2)賢く機械を使いこなす知能化技術
 工作機械の機能・性能が高度化するに伴い、機械のパフォーマンスを最大限に引き出し、賢く使いこなすための知能化技術も進化してきた。
 複雑な動きをする多軸・複合工作機械の干渉回避技術や、精度を維持しつつ加工能率を向上するためのびびり振動回避技術などが開発されてきた。こうした知能化技術に対するニーズはさらに高まるものと考えられ、今後も様々な知能化技術が開発されるだろう。
 最近では、機械固有の誤差や経年変化を気にすることなく、常に高精度を維持するために、工作機械の幾何精度や空間誤差を自動で計測・補正する技術の研究開発が進んでいる。
 また、工具や工作物の形状データを活用して加工条件を最適化する技術や、消耗品、工具等の使用状況をモニタリングすることで、これらの交換時期を予測し、ダウンタイムを短縮する技術も開発されている。
 このように多様な知能化技術が開発されているが、ソフトウェア技術やセンシング技術、モニタリング技術の高度化と共に、新たな知能化技術の実現が可能になるものと考えられる。JIMTOFでの新たな知能化技術の提案が期待される。 
(3)Additive Manufacturing(AM)との融合
 従来の製造プロセスに変革をもたらす新技術としてAM技術が注目されている。切削加工では対応できない形状でも加工できることが最大のメリットであるが、加工精度は切削加工に及ばないという問題点もある。
 こうした問題の解決策として、AMと切削加工を融合した新たな形態の工作機械が開発されている。
 積層造形加工と切削加工の複合化は、あらゆる自由形状を高精度に加工できる新技術として注目されており、今後AM技術の高度化とともに、さらなる発展が期待される技術である。
(4)
CNC技術の新展開
 工作機械の高度化を図る上で、CNC技術を切り離して考えることはできない。工作機械の機能・性能の向上に併せて、CNC技術も高度化してきたが、高度な制御技術をオペレータが容易に使いこなすための取り組みも重要である。
 そのため、制御技術とともにHuman-Machine Interface(HMI)も進化を続けているが、最近では、直観的な操作性で、複雑な制御を簡単かつ確実に実行することができる新たなHMIが提案されている。JIMTOFでも革新的な制御技術とHMIが出展されるだろう。
(5)極めて重要となった省エネ化技術
 福島第一原発事故以降、エネルギーの安定確保と電気料金の値上げによるランニングコスト増加が、製造業にとって大きな問題となっている。
 工作機械メーカー各社も省エネ要素の採用や加工条件の最適化など、省エネ化技術開発に力をいれてきた。しかし、電力供給問題の根本的解決策が見出されていない中、省エネ化への一層の努力が必要となっている。
 大幅な省エネ化を図ることは難しい状況だが、地道な対策の積み重ねが、工作機械の消費エネルギーの着実な削減に繋がる。こうした努力の成果がJIMTOFにて発表されるものと期待されている。 
(6)さらなるコンパクト化に向けて
 自動車部品や小物部品加工を中心に、単位面積あたりの生産性(面積生産性)を最大化したいというニーズの高まりに対して、工作機械のコンパクト化が進んできた。
 機械要素の小型化や最適配置により、必要な加工領域を確保しつつ機械サイズの最小化が図られている。こうした取り組みに加えて、搬送や段取りなどの周辺工程も含め、トータルシステムとして如何にコンパクトな構成とするかが重要になっている。
 JIMTOFにおいても、面積生産性が一つのキーワードになるだろう。 
(7)工作機械技術のイノベーションに向けて〜第16回国際工作機械技術者会議(IMEC)の開催
 ユーザーニーズの多様化、生産拠点のグローバル化やエネルギー需給構造の変化、少子高齢化による国内生産人口の減少など、製造業を取り巻く環境は大きく変化している。こうした状況の中で、「ものづくり」の中核となる工作機械技術にもイノベーションが求められている。
 工作機械技術のイノベーションに必要な技術開発のヒントとなる、最新技術動向をテーマに国際技術交流を行う場として、第16回IMECを開催する。
 10月31日(金)、11月1日(土)に開催するオーラルセッションは、「明日を拓くものづくりイノベーション〜先進的工作機械技術〜」を総合テーマに、国内外の研究者・技術者から16の興味深いテーマの講演が行われる。
 また、JIMTOF会期中、東3ホールで開催されるポスターセッションには、国内外の55研究機関から67にのぼる最先端の工作機械関連研究成果が発表され、11月1日(土)、2日(日)の2日間は各研究機関による研究内容プレゼンテーションも行われる。
日本工作機械輸入協会
 今回のJIMTOF2014では、同協会の会員36社が447小間のスペースに最新の技術を導入した輸入工作機械・周辺機器・切削工具等を展示する。 
 多様な輸入工作機械の中でも、いずれも環境・省資源・省エネルギーに配慮し、アプリケーション・ソフトに優れた機械、高精度・高能率な多機能複合加工機械、微細加工に適した高精密機械等は、主に自動車、建設機械、一般産業機械、電機、エネルギー、航空機業界等において、世界をリードする日本の「ものづくり」の基盤となっている。 
 また、高精密加工をサポートする、ソフトが充実した各種測定器、世界的に広く用いられているCAD/CAMシステム、複雑な形状の精密加工において、高速切削で長時間の使用を可能にする各種切削工具と工具研削盤、及び多種多様な加工に対応した治具等、欧米の先端技術水準の高さを来場者に披露したいと考えている。
 さらに、欧米一辺倒ではなく、工作機械分野においても急成長しているアジア諸国の製品も出展して、ユーザーの多様な要請にも応えられるようにしている。
 この機会に優秀な輸入工作機械の最先端の加工技術の導入を検討いただきたい。
 アフターサービスの強化、ユーザーの要望に適したソフトの開発など、海外のメーカーと一体となって製造・販売・サービスの協業体制を確立することにより、輸入工作機械を日本市場により一層浸透させて、日本の「ものづくり」業界の発展に貢献したいと念じている。 
 同協会では、スイス大使館、スイス・ビジネス・ハブ及びスイス機械・電機工業会(SWISSMEM)との共催により、スイス工作機械メーカーと同協会の会員企業及びその顧客との懇親を深めるために、10月31日(金)に「スイス・デー」昼食会を開催する。今年は日本とスイスの国交樹立150年の節目を迎え、アルプホルンの演奏、鏡割り等も計画されており文化面での交流も深める年となった。
日本鍛圧機械工業会
 JIMTOF2014へ同工業会からは、5社54小間の規模で、大峰工業、オーセンテック、オプトン、大東スピニング、トルンプの会員企業が出展する。各社とも時代に合致した機械や技術力を提案し、来場する工作機械ユーザーにPRしたいと出展している。 
 また、同会主催で来年7月開催の「MF-Tokyo2015プレス・板金・フォーミング展」は、「塑性加工はロマンか、スマート&クール鍛圧機械」を副題とし、出展者を募集している。11月21日まで早期出展割引も設けている。URL:http://www.mf-tokyo.jp
日本工具工業会
 今回のJIMTOF2014では、前回と比べて4社増の23社の会員が134小間に出展している。 
 モノづくりの原点である機械加工に対するニーズは、ますます多岐にわたり、より高度なものとなっている。このニーズを実現する一翼を担うべく、会員企業は、特殊鋼(ハイス)から超硬合金、CBN・ダイヤモンド等での最適材質の選定、最適形状設計、最適コーティング技術を駆使して、世界最高レベルの切削工具の技術開発に努めている。
 今回の出展製品は、その技術開発成果であり、ユーザーの加工現場の改善・進化に役立つものであり、ユーザーのニーズに応える製品が必ず見つかるものと確信している。特に、同工業会のコア技術である各種コーティングを施した切削工具の進化を見ていただきたい。また、切削工具の周辺に関わる関連製品も数多く展示している。 
 【主な出展製品】
・環境対策に適応する加工を実現する各種切削工具(エコプロダクト)
・高能率加工用各種切削工具、工程短縮を可能にする多機能切削工具
・高硬度材、難削材など被削材別に適応する用途別切削工具
・ソリッド切削工具の特色である微細加工用の極小径工具
・ドリル、エンドミル、歯切工具・ブローチ、タップ・ダイス、バイト等のあらゆる用途向け工具
・TiNからDLC、ダイヤモンドまでの多彩なコーティング工具
・再研削・再コーティングの提案
・工具研削盤、研削砥石、測定機、コーティング装置など切削工具・切削加工の周辺機器 
 今回のJIMTOF2014も、工作機械を持ち込んで切削実演をしている会員ブースが数多くある。最新の工作機械と切削工具による最新の切削加工事例を見ることができる。併設プログラムの出展者ワークショップも6社の会員企業が発表。最先端の技術・ソリューションを体験できる。
 また、今回も同工業会の出展会社の見所を纏めたJIMTOF2014特集号を発刊する予定。同工業会ブースでは、出展していない一部の会員企業の会社案内、カタログ展示を実施する予定。
日本精密測定機器工業会
 今回は西3ホールに会員20社より134小間の規模で展示する。
 同工業会は三次元座標測定機、表面粗さ測定機、輪郭形状測定機、真円度測定機、ノギス、マイクロメータ、ダイヤルゲージ、ねじゲージなどのスモールツールなど最新の測定機器を多数展示する。 
日本精密機械工業会
 同工業会は「JAPAN MADE」認証制度をスタートし「日本でのモノづくり」「日本製」を世界の市場でより強くアピールしていくことを決定した。
 今回のJIMTOF2014において同工業会は「超精密ソリューショングループ」を目指すことを共通のテーマに掲げ、会員各社がそれぞれユーザーの要求を満たすべく、精度、効率、スペースなどを具体的に追求した多くの機械、機器を展示、実演する。
 また、「日本人の匠技」をテーマに開催した「モノづくりコンテスト」の優秀作品も同工業会主催者事務室前の日精工ブース内で展示する。
 【出展企業】
 アルプスツール・育良精機・イマハシ製作所・エグロ・北井産業・北村製作所・キラコーポレーション・近藤製作所・サンシン・三共理化学・進興製作所・スギノマシン・高松工業機械・タカハシキカイ・ツガミ・東京タッピングマシン・東振テクニカル・東洋精機工業・ナカニシ・ナガセインテグレックス・日進製作所・白山機工・長谷川機械製作所・富士ホーニング工業・平和テクニカ・牧野フライス精機・松田精機・メクトロン・吉川鐡工・和井田製作所
日本光学測定機工業会
 ●非接触三次元測定機
 三次元測定機とは物体の形状を立体的に測定するもので接触方式と非接触に分けられる。同工業会会員が展示する製品は、光あるいは画像を利用して測定する非接触測定機である。また測定方法には、測定物の大きさ、形状、要求精度により三角測量方式、同軸測定方式、レーザレンジファインダ方式、面計測方式があり、展示各社の展示品がどのような方式で測定しているかを比較して見ることができる。 
 ●表面粗さ測定機
 CD、DVD、ウエハなど身の回りの多くの機器の中に使われている部品は、高精密に加工された超精密な平面からできている。その超精密な平面を確保するために面精度を超精密に測定するのが表面粗さ測定機。精度、測定方法を見ていただきたい。
 ●その他
 実際の測定物の形状を観察する各種の顕微鏡及びその他いろいろな測定機器を展示する。
主催・協賛団体別見どころ
超硬工具協会

 今回のJIMTOF2014では、西1ホールに会員38社(280小間)が過去最大規模で出展する。同業界は、工具素材においては超硬合金、コーティング、サーメット、セラミック、ダイヤモンド・CBN焼結体などの超硬質工具材料を多数展示、また、多種多様な形状の超硬工具製品を数多く出品する。さらに、超々微粒粉末の開発で、極小径、超精密工具の開発、実用化が進んでいる最新製品を展示する。 
 各社のブースでは切削実演や大型画面を通じて、一段と高性能、多機能化した出品物を来場者に間近に見てもらうことで、需要家の大幅なコストダウンと加工製品のさらなる精密化を追求している超硬工具メーカー各社のコンセプトを理解してもらえるものと考えている。さらには環境問題や安全対策、高齢化社会に対するソリューションを提案。機械加工は省エネ、省資源化を推進するための優れた加工形態だが、さらにドライ、セミドライ加工や加工の高精度化により環境、安全対策の向上に大きな役割を担うことが可能な加工形態でもある。
 同業界は国内外の企業が刺激しあって技術開発を一段と活発化させているが、工作機械、自動車、電子機器、さらには航空機、原子力などへと加工分野を広げている。超硬工具協会が毎年実施している『技術功績賞』への応募も着実に増加し、新製品開発が活発なことを裏付けている。また、企業によっては新製品の売り上げ比率が50%近くに達するなど、製品開発競争が超硬工具の技術水準を著しく押し上げており、それらの新製品が今回も多数展示される。来場者の皆様には新製品、新技術にあふれたJIMTOF2014を堪能いただき新たな未来を思い描いてもらえるものと確信している。 
 需要家の皆様には本年のJIMTOF2014という格好の機会に、代表的超硬工具メーカーが自信を持って勧めている製品をつぶさに見ていただき、明日の“ものづくり”に役立てていただけるものと期待している。
研削砥石工業会
 研削砥石の総合メーカー並びに特殊品の専門メーカー9社が、西4ホールに52小間の出展。
【出展企業】 
 ○ノリタケカンパニーリミテド
 ○ニートレックス
 ○エフエスケー
 ○クレトイシ
 ○テイケン
 ○三井研削砥石
 ○レヂトン
 ○ミズホ
 ○ニューレジストン
日本工作機器工業会
 JIMTOF2014では、会員49社が西2ホールに384小間と過去最大の規模で最新の技術・製品を展示する。 
 ●部分品
 ボールねじ、直線運動用案内は、工作機械のみならず半導体製造装置やフラットパネルディスプレイ製造装置などの位置決めにも広く使用されており、近年の高速、高精度化の進展に伴い要求される機能も多様化している。これらの要求に対応した製品(メンテナンスフリー、省力化、高剛性化、高精度化、軽量化、コンパクト化、低騒音化、環境対応化など)が出品される。スピンドルは、小物加工に最適な小型高速回転のビルトインモータタイプのスピンドルなどが出品される。
 また、工作機械や各種産業機械向けの軸受、最新サーボモータ向けの軸手(カップリング)、超薄型無励磁ブレーキ、高精度締結要素部品、ガイドを直接クランプし、ステージのブレーキ・位置保持を行う製品なども出品される。 
 ●工作物保持具
 チャックは、多種類のワークの加工に対応し、治具交換を最大限に抑えた省段取り、あらゆる工作物を確実に把握する高把握性の製品、また、防塵対策により高耐久性を実現した製品、省メンテナンスに優れた製品、ユーザーの希望に沿って設計・開発される特殊仕様の製品などが出品される。その他にも、アルミ・ステンレスなど非磁性ワークの吸着作業において、容易なセッティングを可能にした真空チャック、歪み取り加工用電磁チャックが出品される。
 回転センタは、高精度高品質のローリングセンタ、各種用途に対応するカスタムメイドのセンタ類などが出品される。
 ●工具保持具
 工作機械の高速化、高精度化、高剛性化、高能率化などの性能向上に対応するために、高把握力、高バランス、小型化、スリム化等を実現したNCツーリング、専用機用ツーリング、複合加工機用ツーリングなどの各種ツーリング、焼きばめホルダ及び焼きばめ装置等が出品される。また、省エネルギー・環境対応をはじめ様々なニーズに応じるために開発された製品、マシニングセンタ、複合加工機の周辺機器技術などのトータルツーリングシステム化を図った製品、難削材加工用に開発された製品、高機能ツールプリセッタなどが出品される。
 ●附属機器
 割出アタッチメントは、高精度、高速回転、高剛性、高クランプ力、コンパクト化、など高度化、多様化するユーザーからの要求に応じた各種CNC円テーブル、高精度、多機能化、高耐久性を実現した精密マシンバイス、ワーククランプ等が出品される。
 また、工作機械の温度管理に対する多様なニーズや、環境への配慮などに的確に応える液温自動調整機、機械が使用される環境と条件に適した給脂を実現するオイル潤滑装置、クーラントユニットを集約したユニット型クーラントポンプ、専用機からハンドツールまでマーキングに係る各種装置、専用治具から汎用治具まで対応できる治具パーツ、様々な要求に対応可能な各種カバー、特殊強化プラスチックを採用し軽量化したツールポット、工場内の各種工程で発生するミスト・粉塵等の対策に最適なミスト除去装置、集塵機等が出品される。 
 ●講演会の開催
 JIMTOF2014工作機器最新技術講演会=モノづくりの伝承を支える工作機器-。日時=11月2日(日)12時50分〜16時50分、会場=会議棟6F607・608会議室
ダイヤモンド工業協会
 JIMTOF2014では、砥粒メーカー、工具メーカーなどの協会会員各社が最新の技術を駆使し、被削材に対応したダイヤモンド/CBN砥粒及び工具を多数出品している。
 砥粒では超高圧焼結技術を有する切削工具用焼結体材種等、また、工具では、自動車・軸受け、機械工具関連、電子・半導体関連向けの研削・切削・切断工具である部材加工工具、微細加工用工具等で鋸刃寿命向上、薄肉化、ナノ多結晶ダイヤモンド採用等、様々な製品を見られる。
 いずれにしても、ダイヤモンド/CBN工具は生産性の高い工具であることは勿論だが、環境に極めて優しくクリーンな工具という特徴がある。
 まさに、時代の要求に応える超砥粒工具として注目していただき、「ものづくりイノベーション」の手伝いや参考にしてもらいたいと願っている。
日本試験機工業会
 産業行動の変化により物づくりの形がどの様に変わろうとも、安全で安心して使える製品を造り続ける事が生き残りの基本原理であることには変わりない。
 安全は造る側が提供する概念であり、安心は使う側が感じる概念であり、その両者を取り持つものが信頼であり、そしてその信頼を生むものが試験機に他ならない。 
 日本試験機工業会は試験機製造の専門家集団として試験機造りを通して社会の信頼に応えるべき活動を展開している。 
 今回のJIMTOF2014には山本科学工具研究社、シグマ電子工業、長浜製作所の3社が出展する。
日本歯車工業会
 日本歯車工業会は会員数113社(正会員86社、賛助会員27社)で構成され、各会員企業は大きく分けて歯車と歯車装置の製造・販売(国内・海外)を行っている。同工業会は幅広く業界の発展を図りつつ各事業活動を行っている。 
 今回のJIMTOF2014には、同会会員企業から7社が出展する。
 それぞれ歯車単体、歯車装置、歯車計測機そして歯車工具等様々な製品の最新技術を見ることができる。 
 高度な技術で製造された製品群及び製造技術を各ブースに立ち寄って確かめていただきたい。 
【出展企業】(50音順)
 ・大阪精密機械
 ・オージック
 ・協育歯車工業
 ・小原歯車工業
 ・DTR
 ・東京テクニカル
 ・ニッセイ
日本フルードパワー工業会
 第27回JIMTOFには、同会会員企業9社が最新の技術や製品等を実演・展示する。出展各社は、「環境対応」「省エネルギー化」等をコンセプトに、ユーザーニーズに対応した各種の油空圧機器等及び同関連機製品並びに各種産業機械に使用される機械油・切削油・潤滑油等について需要業界の皆様方へ広く広報・PR活動を行い産業界の発展に寄与したいと考えている。  
【出展企業】(50音順)
 ☆アズビルTACO
 ☆正和
 ☆ダイキン工業
 ☆大生工業
 ☆トリプルアール
 ☆日東工器
 ☆日本ピスコ
 ☆ハイダック
 ☆油研工業
【同会取り扱い機器】
 ☆油圧機器=油圧ポンプ・モータ、油圧バルブ、油圧シリンダ、アキュームレータ、油圧ユニット等
 ☆油圧関連機器=油圧プレス、油圧継手、オイルチューナ、フイルタ、潤滑装置等
 ☆空気圧機器=空気圧バルブ、空気圧シリンダ、アクチュエータ、空気圧システム等
 ☆空気圧関連機器=コンプレッサー、空気冷却装置、空気圧継手、チューブ等
 ☆水圧機器=水圧バルブ、水圧ポンプ、水圧シリンダ、水圧継手、チューブ等
 ☆その他=作動油、切削油、擁動面油、潤滑油等

JIMTOF2014出展紹介
HRC40〜72の焼入れ鋼用工具
トグロンハードシリーズなど出品
イワタツール  小間番号 W1057

 イワタツール(社長=岩田昌尚氏、本社=名古屋市守山区花咲台2-901-1テクノヒル名古屋E-3)は、従来の高硬度加工用ドリルに対してHRC50以上の被削材においては5倍以上の加工速度と3倍以上の高寿命を達成する「トグロンハードシリーズ」など、他社にはないオリジナルな製品を多数出品する。
 会場では「トグロンハードロングドリル」を使用し、SKD11  HRC60の焼入れ鋼にφ1mm深さ30mm以上の貫通穴加工の実演を行う。さらに超高速ドリル「GPドリル」を使用しφ1mm深さ4mmの超高速穴加工を行う。(加工機=碌々産業MEGA-SS600)
 トグロンハードシリーズの特徴を一部ここで紹介する。
■高硬度用位置決め面取り工具 トグロンハードSP
・センタリング、穴面取り、ミーリング、V溝加工対応。
・焼入れ後の鋼・ダイス鋼、コバール、ハステロイ等、従来と比較にならない性能を発揮。
・耐ピッチングと切れ味の良さを両立した、ネガ刃型形状。
・強ねじれ形状により、最高の面粗度を達成。
・3枚刃と長い切れ刃により驚異的な寿命。
■高硬度用穴あけ工具 トグロンハードドリル
・金型等の焼入れ鋼に穴あけ加工が可能。
・従来の高硬度用ドリルに比べ抜群の性能。
・耐ピッチングと切れ味の良さを両立した、ネガ刃型形状。
・3枚刃設計により、穴径精度・穴面粗度ともに抜群の仕上り。
・トグロンハードSPとの併用で穴位置精度アップ。 
■高硬度用深穴加工用ドリル トグロンハードロングドリル
・金型用のイジェクターピンの穴加工や金型への直彫り加工を行った後、放電加工機にワークを移すことなくそのまま深穴加工を行うことが可能。
・ワンマシン/ワンプロセスで加工ができるようになるため、工程削減や穴位置精度、寸法精度の向上が期待できる。
・従来の高硬度用ドリルに比べ抜群の性能。
・焼入れ鋼に20D以上の深穴加工を高速に行う。
・3枚刃設計により、穴径精度・穴面粗度ともに抜群の仕上り。
JIMTOF2014出展紹介
「世界をつなぐ最先端ソリューション」
最新の工具を幅広く展示
住友電気工業 小間番号 W1019

 住友電気工業(社長=松本正義氏、本社=大阪市中央区北浜4-5-33住友ビル)は「世界をつなぐ最先端ソリューション」をテーマに、独自の最先端技術から生まれた新製品や同社がグローバルに展開するツールエンジニアリングサービスを紹介。各種産業向けに幅広い製品群を展示する。
 【新製品紹介】
 ステンレス鋼加工用材種「AC6030M/AC6040M」
 新コーティング「Absotech」シリーズが登場。「AC6030M」はCVDコーティング膜強度の向上と優れた密着性により、ステンレス鋼加工で問題となる異常損傷の発生を大幅に低減し、長く安定した加工を実現する。「AC6040M」はPVDコーティングの優れた耐溶着性、耐剥離性と耐欠損性を高めた専用超硬母材により、不安定加工領域での信頼性を大幅に向上させた断続加工用途。更にステンレス鋼加工用ブレーカシリーズEG型/EF型に粗切削用のEM型を拡充。新材種との組み合わせで、ステンレス鋼加工におけるベストソリューションを提供する。
 SEC-溝入れバイトGND型
 高精度かつ安定した加工を実現する刃先交換式溝入れ加工用工具「SEC-溝入れバイトGND型」に、新材種・ブレーカを拡充した。チップ材種は鋳鉄用AC425K、難削材用AC520Uを拡充。また、新ブレーカGF型は、切削抵抗を従来比20%低減。ステンレス小物部品加工にも最適。更に小型旋盤用ホルダと突切り加工用途に世界最小溝幅1・25mm(2014年7月現在、同社調べ)用チップを拡充した。
 低炭素鋼・一般鋼加工用ポジティブM級ブレーカ「FB型/LB型」
 ポジティブM級チップブレーカに仕上切削用FB型、軽切削用LB型をシリーズ化した。FB型は、ノーズR内に最適化したすくい角と急傾斜のブレーカ壁により、切りくずカール径を非常に小さくすることができ、低切込み、低送りの切りくず処理に対応。LB型は、特殊凹型のリッジ形状で軽切削領域で優れた切りくず処理と加工安定性を実現。鉄板材・軟鋼加工の切りくず処理を改善する。
 【ツールエンジニアリングサービス】
 同社では、最新の工作機械と分析・計測機器を備え、ユーザー向けの研修、テストカットや調査分析を行えるサービス拠点「ツールエンジニアリングセンター」を国内5か所・海外5か所に設置。現場志向・ユーザー本位の技術サービスを展開するとともに、国内ユーザーの海外進出時に現地サポート拠点として機能させている。これらの活動を大型映像などで分かりやすく紹介する。

高付加価値加工に貢献する
最新工具を多数紹介
タンガロイ 小間番号 W1035

 タンガロイ(社長=木下聡氏、本社=福島県いわき市好間工業団地11‐1)は『高品質、高能率、高経済性』をコンセプトに、クイックチェンジ機構を採用した次世代工具、環境に配慮した低切削抵抗工具や通常スピードでの高送りが可能な工具など電力消費を抑える省力工具、高能率化と工程削減を実現する新規性商品など、高付加価値な加工に貢献する最新工具を紹介する。
 【主な出展製品】
 @Tung‐Tri(タング・トライ)
 新開発の3コーナ仕様インサートを採用した高精度直角肩削りカッタであり、従来の2コーナタイプの特長を継承し、高経済性と高精度加工を同時に実現する。特殊な逃げ面形状をインサートに採用し、不等ピッチボディと組み合わせることで、加工中のびびり振動の発生を軽減する。彫込み加工など三次元加工も可能で、様々な加工形態に対応できる。
 ADoMiniTurn/External Line(ドゥーミニターン・エクスターナルライン)
 新発想の両面仕様インサートで、ポジタイプインサートと同等の低抵抗化を実現した自動盤や小型CNC旋盤での小物部品加工向け外径加工用工具。両面仕様インサートにより大幅な工具費の削減に寄与する次世代工具である。ホルダは、インサートポケット部をダブテール構造にすることで、切削時におけるインサートクランプ剛性を向上、G級インサートと専用ホルダの組み合わせで高精度加工の安定化を実現した。
 BTungSix‐Drill(タングシックス・ドリル)
 経済性の高い両面仕様6コーナインサートを世界で初めて採用した刃先交換式ドリル。高い刃先強度で切れ刃欠損を抑え、さらに最適な切れ刃配置で切削抵抗を低減。また、中心刃側、外周刃側の各々に専用チップブレーカを設け、抜群の切りくず処理性を可能にしている。最新のAH9030・AH6030材種は、新世代コーティングを採用し、多種多様な被削材の加工で安定した長寿命を実現する。

世界最小のレーザーマーカーなど
各種刻印機を豊富に展示
東陽 小間番号 E6009

 東陽(社長=羽賀象二郎氏、本社=愛知県刈谷市中山町5-10)は、各種刻印機を出展する。世界最小オールインワンレーザーマーカーのNano VIS(オートメーター社製)やドット式刻印機TMP1700、TMM4200(テレシス社製)等、幅広いラインナップを用意。ユーザーの刻印に関する悩みに応じて最適な機種を選定することができる。テストピースを持っていけば、その場でテスト刻印を行い返却してもらうことも可能。
 世界最小レーザーマーカーNano VISは、全長30cmを切る低価格小型レーザーマーカー。機能を絞り込んでコストパフォーマンスを向上させた。レーザーソース、ガルバノミラー、レンズ、操作系が容積7・5Lのコンパクトサイズに集約している。
【特長】
・ガルバノミラーを装備した小型レーザーマーカー。
・レーザーシステムは高い安定・信頼性を持ったa‐Waveレーザーユニット。
・パワーサプライ、マーキングソフトも付属。
・パソコンと安全環境さえ整えば簡単にレーザーマーキングが可能。
・完全空冷式でランニングコスト削減。
・鉄、アルミ、ステンレス、金属、プラスチックにマーキング可能。
・テキスト、円弧文字、2次元コード、バーコード、画像ファイルの刻印が可能。

速くキレイに削れるecoなホルダ
グリーンG1チャック
ユキワ精工 小間番号 W2026

 ユキワ精工(社長=酒巻和男氏、本社=新潟県小千谷市千谷2600-1)は、ブース内にプレゼンテーションステージを設け、ツーリングシステム・スーパーG1チャックの製品紹介、切削加工におけるツールホルダの違いによる品質の向上、生産性の向上の事例を紹介する。CNC円テーブル、CNC傾斜円テーブルでは、各種アタッチメントを付けて、高能率加工、ユーザーの生産性の向上・コストダウンに貢献できる提案を行う。特にCNC傾斜円テーブルについては、多彩なラインナップを用意している。
 ツーリングシステムは、切削工具と機械主軸をつなぐアダプターの役割を果たし、機械加工における精度を引き出すために重要な働きをする。出展製品の「グリーンG1チャック」は、剛性があり、重切削に耐え、かつ送り速度を上げられるツールホルダとしてユーザーのサイクルタイム短縮によるコストダウンに貢献する。
 【グリーンG1チャックの特長】
 @加工送り速度を上げられる
 ホルダ内部に振動減衰構造を設け、高速・重切削での振動を減衰し、エンドミルの高送りが可能となり、サイクルタイムを短縮し、生産性の向上に貢献する。
 A粗加工と仕上げ加工が一発で出来る
 ホルダの剛性を高め、高速・重切削でも面粗度良好。粗加工用ホルダと仕上げ加工用ホルダがこれ1本で済む。
 B工具の刃持ちが良くなる
 振動減衰構造とスーパーG1チャックと同様の総合芯振れ精度5μm保証で、工具の負担が大幅に軽減し、工具寿命が延びる。
 C工具が抜けない
 コレットは1/10テーパとダブルテーパ方式を採用することにより高把握力を実現しているので、高速・高送り加工でもエンドミルが抜けない。
優勝は大喜産業チームと
個人戦で は岡崎清和氏(大喜産業)
福井県機工商組合 ボウリング大会に89名

 福井県機工商組合(理事長=吉岡正盛氏・吉岡幸社長)は、9月26日午後7時より福井市大和田町のスポーツプラザWAVE40において、正・賛助会員26社から89名(男性74名、女性15名)が参加して「親睦ボウリング大会」を開催した。
 賑やかな雰囲気の中で熱戦が繰り広げられ、2ゲームを行った結果、団体戦は大喜産業チームが、個人戦では岡崎清和氏(大喜産業)がそれぞれ優勝した。昨年はハンディの付け方によるところもあり女性の上位入賞が多かったため見直しをした。今年の女性トップは全体で4位、団体で2位の森則江さん(南出キカイ、AVE145・5、HD30込み)。
 競技終了後は表彰式が行われ、各賞受賞者に賞品が贈られた。
 上位入賞者は次の皆さん(敬称略)。
【団体戦】
▽優勝=大喜産業チーム〔明元、岡崎、吉田〕AVE157・33
▽準優勝=南出キカイチーム〔森、福田、竹林〕AVE141
▽3位=混成Cチーム〔星野、飯田(高津伝動精機)、横山(岡谷機販)〕AVE140・83
【個人戦】
▽優勝(&ハイゲーム)=岡崎清和(大喜産業)AVE184
▽準優勝=横山功一(岡谷機販)AVE174・5
▽3位=面屋謙丞(ツチハシ)AVE161

平成26年度製販親睦ゴルフ会
林健一郎氏、初参加で優勝飾る
三重県管工機材商業組合 三重カンツリークラブで

 三重県管工機材商業組合(理事長=田中邦洋氏・五光商会会長)は2日、三重県菰野町の「三重カンツリークラブ」で恒例の製販親睦ゴルフ会を開催した。今年は正会員9名と賛助会員15名の合計24名が参加。秋雨煙るなか、つややかなグリーンで爽快なプレイを満喫した。
 ラウンド終了後の午後3時から、パーティールームで懇親会と表彰式が行われた。「ブービー賞」「大波賞」「小波賞」「ニアピン賞」などの発表に続き、グロス84(ハンデキャップ7・2)の記録を打ち出した村瀬純一氏(オンダ製作所)が「ベストグロス賞」に輝いた。会場は拍手と歓声が沸き、大盛り上がり。その後は当日のスコアのこと、ビジネスのことなどを話題になごやかな懇親の夕べとなった。
 この日の「優勝」は林健一郎氏(林建材、N71H24)、「準優勝」は金森繁人氏(三立商会、N73・8H19・2)、3位は藤田隆志氏(日立金属、N74H18)。林氏は優勝コメントで「初参加でしたが、こうして優勝をいただきました。楽しいゴルフができました」とにこやかに話した。

組合親善ゴルフコンペ
大津裕史氏(大津 屋)が優勝
三重県機械工具商組合 鈴峰ゴルフ倶楽部にて

 三重県機械工具商組合(理事長=水谷彰宏氏・東亜機工社長)は9月20日、三重県鈴鹿市の鈴峰ゴルフ倶楽部においてゴルフコンペを開催、組合員と賛助会員あわせて15名が参加し日頃の腕前を競った。
 競技はダブルペリア方式で行われ、大津裕史氏(大津屋)がネット73・2で見事優勝した。ベストグロスは小野太地氏(トラスコ中山)の84。
 プレー終了後は、パーティーと表彰式が行われ、和やかに会員同士の親睦を深めた。
 上位入賞者は次の通り(敬称略)。
▽優勝=大津裕史(大津屋)N73・2H22・8
▽準優勝=小野太地(トラスコ中山)N73・2H10・8※規約により準優勝
▽第3位=小倉貴志(日伝)N74・6H14・4