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2014年(平成26年)3月
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2014年3月2・9(日) 2519 2520
暴力団などからの不当要求に対し
有効な対応策を学ぶ
岐阜県管工機材商組合 2月定例理事会と全員例会
 岐阜県管工機材商組合(理事長=森嶋靖雄氏・大東会長)は、2月19日午後5時より、岐阜市長良川河畔の岐阜グランドホテルにて2月定例理事会を開催。
 理事会では、新年賀詞交歓会の結果報告と第65回ゴルフ会について協議され、終了後には実務責任者(木曜会)を交えた全員例会を行った。
 当日審議された議案は次の通り。
▽第1号議案=新年賀詞交歓会結果報告
 1月23日岐阜グランドホテルで開催され、来賓はじめ正会員、賛助会員合わせ139名が出席。昨年よりも出席人数が増え、増収となった。細江岐阜市長を来賓に迎える事ができ、抽選会を交え、充実した内容で盛会であったと振り返った。また、受付時の混乱を避ける為、次回から出欠表には会社名と出席者名、人数を記入できる様にして配布する事を取り決めた。
▽第2号議案=第65回親善ゴルフ会開催の件。
 4月3日(木)に、岐阜関カントリー倶楽部東コースにおいて8時20分スタート。次回理事会も、ゴルフ会終了後に開催と併せて決定。
 全員例会では岐阜県警刑事部組織犯罪対策課の後藤仁警部補を講師に招き『暴力団排除のための情報提供及び不当要求防止対策』について講演が開かれた。
 暴力団などから不当要求を受けた際、応対する場には、相手よりも多い人数で臨む事、凶器になりそうな物は置かない事、応対時の記録ができるビデオカメラかレコーダーなどを用意し、応対時間を相手に伝え、時間制限を定めておく事が肝要。
 また、不当要求をしてきた者の名前、用件の具体的な把握、用件に対する要求内容を「具体的」に相手から聞く事が大事と述べられた。具体的な金銭要求をした場合、脅迫・強要・恐喝となり、警察へ通報する事が出来るので、相手側は「筋を通せ、誠意を見せろ」という抽象的態度に出てくるからだ。また、不当要求者が暴力団員であるかどうか警察に情報提供を依頼する事が状況によっては可能で(通常は個人情報保護法によって認められていない)、暴力団の資金源対策になる場合、暴力団組織に打撃を与えられる場合、そして犯罪被害防止上の観点から情報を得ることができる。警察との面談の上、情報提供が可能かどうか判断されるので、相談してみるのも方法のひとつだ。個人で対応しようとせず、警察や弁護士に相談し、相手の要求に応じてはならない、と講演は結ばれた。

5月15日に第44回通常総会
新年度の年間行事を審議
静岡県管工機材商組合 2月度定例理事会開催

 静岡県管工機材商組合(理事長=村松孝一氏・村松商店社長)は2月7日午後3時より、静岡駅北のマイホテル竜宮において「2月度理事会」を開催した。
 理事会では新年賀詞交歓会の報告をはじめ、通常総会、親睦ゴルフ、研修旅行について審議した。審議された議案は次の通り。
▼第1号議案=新年賀詞交歓会の報告。
 1月16日午後4時より、グランディエールブケトーカイ(静岡市葵区)で開催した。正会員はじめ来賓、賛助会員ら217名が出席、昨年に続き2年連続で過去最高の出席者数を更新した。2015年は1月15日の予定。
▼第2号議案=第44回通常総会について。
 5月15日に静岡グランドホテル中島屋(静岡市葵区)において開催する。
▼第3号議案=親睦ゴルフ会について。
 ・5月16日に富嶽カントリークラブ(静岡市清水区)において開催する。
 ・11月27日に静岡カントリー島田ゴルフコース(島田市船木)において開催する。
▼第4号議案=秋の研修旅行について。
 11月21日〜24日を予定。
 その他情報交換会では、塩ビパイプを中心にした価格値上げが取り上げられ、各メーカーから値上げの通知が来ているが、旧値で見積りをしているため中々値上げができない状況であるとしながらも、現状を打破して適正な価格で販売できるようにしていかなければならない、と話された。
 また電子記録債権については、販売店ベースでは普及しつつあるが仕入れ先、メーカーでまだ対応できていないところが多いのが現状で、印紙などの必要がなくメリットは大きいとして今後の普及に努めていく方向性を共有した。
 この他、大手企業を中心としたベースアップや、富士山の噴火をはじめとする自然災害に対しての危機管理などについても意見交換された。
 来期の理事会日程は、5月4日、5月15日、6月3日、7月3日、8月8日、9月5日、10月3日、11月7日、2015年1月15日、2月6日、3月6日(12月は休み)。

受注の増加続き、需要の回復が本格的に
生産・出荷額もプラスに転じる
ロボット統計 受注・生産・出荷実績10〜12月期

 日本ロボット工業会は1月30日、ロボット統計受注・生産・出荷実績2013年10〜12月期(会員ベース)を発表した。これによると、対象となる同会員企業38社の受注額は前年同期比29.1%増となり2四半期連続でプラス成長となった。生産額は同16.3%増、総出荷額は同12.9%増となり、いずれも9四半期ぶりにプラスに転じた。
 概要は次の取り。
 【受注について】
 受注台数は前年同期比で43.2%増の2万9,326台となり3四半期連続でプラス成長となった。受注額では同29.1%増の1,065億円と2四半期連続でプラス成長となり、需要が本格的に回復してきた。
 年間(2013年1〜12月)では、受注台数は前年比で11.3%増の11万574台となり2年ぶりにプラスに転じた。受注額では同3.8%増の4,174億円と2年ぶりにプラスに転じた。受注の好転から、2014年の需要増加が見込まれる。
 【生産について】
 生産台数は前年同期比で22.5%増の2万6,260台となり2四半期連続でプラス成長となった。生産額では同16.3%増の968億円となり2011年7〜9月期以来の9四半期ぶりにプラスに転じた。
 年間では、生産台数は前年比で0.9%減の9万9,225台となり2年連続でマイナス成長となった。生産額では同5.7%減の3,970億円と2年連続でマイナス成長となった。
 ユーザ業種別に見ると、自動車産業向けの海外需要が前年並みに推移していた中で、低迷が続いた電気機械産業向けも年後半から需要の回復が見られた。
 海外市場で見ると、米国向けは堅調、欧州向けは年後半から回復した。中国向けに伸び悩みが見られた。
 会員と会員外を含めた2013年の年間生産額は、2012年並み(5,280億円)と見込まれる。また、今年2014年の年間生産額は、世界景気の回復と国内の設備投資促進税制の施行により設備投資の活性化が見込まれることから、6,000億円台に回復する見通しにある。
 【出荷について】
 総出荷台数は前年同期比で20.8%増の2万6,624台となり2四半期連続でプラス成長となった。総出荷額では同12.9%増の971億円となり2011年7〜9月期以来の9四半期ぶりにプラスに転じた。
 国内出荷台数は同9.2%増の6,546台となり2012年7〜9月期以来の5四半期ぶりにプラスに転じた。国内出荷額は同1.0%増の267億円となり2012年7〜9月期以来の5四半期ぶりにプラスに転じた。
 輸出台数は同25.0%増の2万78台となり3四半期連続でプラス成長となった。輸出額は同18.1%増の705億円となり2四半期連続でプラス成長となった。
 年間では、総出荷台数は前年比で1.3%減の10万870台となり2年連続でマイナス成長。総出荷額では同6.2%減の4,023億円となり2年連続でマイナス成長となった。
 国内出荷台数は同9.2%減の2万4,937台となり2年連続でマイナス成長となった。国内出荷額は同10.2%減の1,147億円となり2009年以来の4年ぶりにマイナスに転じた。
 輸出台数は同1.6%増の7万5,933台となり2年ぶりにプラスに転じた。輸出額は同4.5%減の2,877億円となり2年連続でマイナス成長となった。
 ◎国内出荷内訳
 自動車産業向けは前年同期比で16.4%減の1,696台となり3四半期連続でマイナス成長となった。出荷額は同20.2%減の71億円となり4四半期連続でマイナス成長となった。好調であった前年の反動減となった。年間では前年比で15.4%減の7,670台となり2年ぶりにマイナスに転じた。出荷額は同21.4%減の342億円となり2年ぶりにマイナスに転じた。自動車メーカー各社は国内設備投資に慎重でロボット投資は抑えられた。
 電子・電気機械産業向けは前年同期比で36.7%増の2,472台となり2四半期連続でプラス成長となった。出荷額は同24.0%増の101億円となり2012年1〜3月期以来の7四半期ぶりにプラスに転じた。電子・電気機械産業向けは全般に好転したが、特に半導体向け(ウェハ搬送など)の需要増がプラス要因となった。年間では前年比で2.9%減の8,469台となり2年連続でマイナス成長となった。出荷額は同7.7%減の411億円となり2年連続でマイナス成長となった。電子・電気機械産業向けは2012年以降に弱含みの感が見られる。
 ◎輸出内訳
 溶接用は前年同期比で2.1%増の6,956台となり2四半期連続でプラス成長となった。出荷額は同6.2%増の187億円となり2四半期連続でプラス成長となった。年間では前年比で2.3%減の2万6,541台となり2年連続でマイナス成長となった。出荷額は同1.9%減の677億円となり二年連続でマイナス成長となった。自動車産業向けの主要用途である溶接用は、中国や東南アジア向けの需要は増加したが米国向けがマイナスに転じたことから、ほぼ前年並みの実績に留まった。
 電子部品実装用は前年同期比で6.2%増の1,475台となり2四半期連続でプラス成長となった。出荷額は同4.3%減の211億円となり2011年4〜6月期以降となる11四半期連続でマイナス成長となった。年間では前年比で10.7%減の7,258台となり3年連続でマイナス成長となった。出荷額は同18.2%減の1,058億円となり3年連続でマイナス成長となった。電機向けの主要用途である電子部品実装用は、主要な輸出先である中国向けが3年連続でマイナス成長となったものの欧米での需要が増加し、米国景気の好調と欧州経済の回復を背景に先行きの期待感が強い。

日鍛工 鍛圧機械2014暦年受注予想
前年比5.3%増の3000億円

 一般社団法人日本鍛圧機械工業会の調査統計委員会(委員長=内田百馬氏・オリイメック社長)は昨年12月11日、鍛圧機械受注総額の2013暦年(1〜12月)見通しと2014暦年予想を発表した。2013暦年見通しは、1〜3月の落ち込みが大きく、後半盛り返したが前年比8.2%減の2,850億円となる見込み。2014暦年は、設備投資減税が施行され幅広い業種で設備の更新需要が見込めるとして、同5.3%増の3,000億円と予想した。
 2014暦年受注予想については、国内は投資減税が施行され、老朽設備の更新需要に期待がもてる生産財であり消費税の影響も少ない。自動車だけでなく、建築、住宅、厨房、一般機械にも幅広く動意がみられ、裾野が広がると予想。海外は北米、欧州は堅調に推移するが、好調であった東南アジアへの投資は一服感があり、中国や新興国向けは現地経済の回復に時間がかかり、また現地コストの上昇もあり厳しさが残ることから輸出比率を52.1%と予測した。
 機種別に見ると、プレス系機械は、国内中堅企業を中心に汎用機市場が拡大、また海外は北米(メキシコ含む)市場を中心に自動車関連の設備投資が堅調に推移するとして前年比5.3%増の1,400億円を予想。板金系機械は投資減税や景気対策効果により同5.3%増の1,000億円、部品・金型・サービスは機械本体同様の伸びで推移すると見て同5.3%増の600億円とそれぞれ予想した。
 同時に発表された、鍛圧機械受注総額の2013年度(4〜翌3月)見通しは3,000億円(前年度比10.6%増)、2014年度予想も3,000億円(前年度比±0.0%横ばい)となっている。

新社長に丸尾高史氏
丸尾興商 地場商社の新しい形目指す

 機械工具・管工機材・住設機器・省エネ機器・建材等の卸商社、丸尾興商(本社=静岡県袋井市川井981)は昨年12月20日開催の同社取締役会において、丸尾氣窮雄代表取締役社長の退任に伴う後任の社長に、丸尾高史取締役営業統括を選任した。同氏は今年1月、新社長に就任した。
60年にわたり(うち18年間は社長として)社業の発展に尽力してきた氣窮雄前社長は、すべてを新社長に委譲するため退社し、今後設立を計画している自社持ち株組織の社員という形で関わって行く予定。
 同社は1951(昭和26)年1月創業、五人の兄弟で経営をスタートした。創業者の丸尾尊政氏(長男)、二代目社長の丸尾氣窮雄氏(四男)に続いて、氣窮雄氏の長男の高史氏が三代目社長となる。
 高史氏は社長就任にあたり、市場が激しく変化する中で地場卸商の新しい役割を形づくることを目指して「物品販売だけでなく、お客様の懐にさらに深く入り協業させていただく体制、営業代行も視野に展開していく」とコメントしている。
 また、同社は新社長を中心に取引先メーカーの協賛を得て地域に貢献する事業も積極的に行っており、今年に入ってからは、Jリーグで活躍する鈴木啓太選手(浦和レッズ所属・静岡市清水区出身)をはじめとしたプロ選手の指導を受けながら地元の子供たちにサッカーの楽しさを知ってもらう「MARUOサッカークリニック」の開催や、フットサルFリーグのアグレミーナ浜松の浜松アリーナ最終戦(1月26日)で「丸尾興商マッチデー」のスポンサーとしてブースの出展を行うなど、地元のスポーツ振興に役立つ活動も行っている。
 【丸尾高史(まるお・たかし)氏略歴】
 1964年静岡県島田市生まれ。1987年日本大学文理学部独文学科卒業。
 婦人誌・インテリア雑誌の編集を経て、1994年日本ヴォーグ社に入社、女性誌・書籍の編集に携わる。
 2002年故郷・静岡に戻り、実家である機械工具住宅機器卸商社・丸尾興商に入社。
 2011年取締役営業統括に就任、以前より構想の太陽光発電の販売を中心にした、環境エネルギー事業部を設立。
 2014年代表取締役社長に就任。
*
 同時に選任された他の役員は次の通り(敬称略)。
▽専務取締役=豊田浩子(新任)
▽取締役=鈴木大造
▽取締役=丸尾真一郎
▽取締役=丸尾昌子
 なお、前任の代表取締役副社長・丸尾眞佐雄氏、専務取締役・鈴木益三氏、常務取締役・鵜飼庫重郎氏は退任、退社した。

脈々と続いた「中津川精神」を
更なる成長と共に受け継ごう
三菱電機中津川製作所 創立70周年記念式典開催

 三菱電機(社長=山西健一郎氏、本社=東京都千代田区)では中津川製作所(所長=山根利司氏、所在地=岐阜県中津川市)が創立70周年を迎え、2月11日に創立記念式典を開催。同工場内の製品展示場ならびに記念展示の見学会も行われ、約六十名が参列した。来賓には中津川市副市長大井久司氏(市長代行)、中津川商工会議所会頭丸山輝城氏、三菱電機常務執行役リビング・デジタルメディア事業本部長梅村博之氏が出席した。山根所長は主催者挨拶の中で、今後の取組みとして基幹事業について「換気送風機関連は、一層の国内シェア拡大を押し進め、海外進出も積極的に行いたい。また太陽光発電システム事業は、全量買取制度が12年7月に施行以来、業務用大規模案件を中心に需要が伸長しており、この機を捉え大いに飛躍したい」と話し、同社を挙げての注力事業であるスマート事業については「業界初のPV・EV連携パワコン(太陽光発電と電気自動車の連携と制御)の市場投入を進めている。様々な製品・システムにおいてスマート化を推進し新たなライフスタイルの創造に貢献していきたい」と述べた。
 10年前、同所所長を務めていた梅村常務は、来賓挨拶の中で「この製作所では中津川精神≠ニいう言葉が語られます。この精神とは創立以来諸先輩方から脈々と受け継がれてきた成長遺伝子≠ニ思います。三菱電機は21年2月1日に創立百周年を迎えます。山西社長も本年を、20年に向け始動する年と申しております。13年度決算で連結売上額は3兆9,500億円を見込んでおり、四兆円が掌中に入ってきました。20年は5兆円を目指すステージに入ると考えております。リビング・デジタルメディア事業本部でも1兆円に挑戦したい。そして27年はリニア中央新幹線が開通し、中津川駅と飯田駅が開業する。また大きな成長遺伝子を埋め込んでいただけた。今年を通過点とし、20年、27年へと更に成長遺伝子を受け継いで参ります」と述べた。
 同所は、昭和18年に名古屋製作所の分工場として操業を開始。戦中は主に航空機用部品を生産。戦後は扇風機、換気扇を中心とした開発・製造を行っている事から社内外から「風の中津川」と呼ばれている。現在の生産品目は主に全熱交換型換気扇「ロスナイ」、温水式床暖房、太陽光発電システム等が加わり、風、空気、水、光をテーマとした製品群となっている。従業員数900名と、中津川市はじめ近隣地区の雇用機会の場としても地元からの期待が高い。

消費税8%施行直前
対応ができているか最終チェック
愛知県管工機材商協組 流通部会消費税対応セミナー開催

 愛知県管工機材商業協同組合(理事長=小川信氏・山信社長)の流通部会(部会長=小川誉之氏・小川管商社長)では、2月5日午後2時より東別院会館において、経営コンサルタントのアイユート代表取締役 服部正雄氏を講師に招き「消費税アップ対応セミナー〜増税前に経営者が理解する事ズバリ!〜」を開催。会員・賛助会員ら約50名が聴講した。4月から施行される消費税増税に向け、消費税について基本的なおさらいと、「経過措置」への対応と注意点について、また増税施行後の資金繰り、納付時の対策についても説明がされた。正しく対応する為には、税理士などへ管理を任せきりにするのではなく、社内で正しく契約日、売上日を把握し連携する事が重要と述べられた。聴講者は施行直前の最終チェックの機会を活かし熱心に講習を聞き入っており、セミナー後の質疑応答も活発に質問が行われていた。

新たな設備投資減税に注目
機械の更新需要へ対応強化
三親会 第36回定時総会を開催

 三親会(会長=石田勝俊氏・石田商会社長、サンコー商事を中心とする販売店とメーカーの会)の第36回定時総会と新年賀詞交歓会が1月27日、名古屋市東区のメルパルク名古屋で午後5時より開かれた。総会は昨年10月に行う予定だったが台風の接近で止む無く中止となり、今回、賀詞交歓会を兼ねて改めて開催された。
 冒頭、石田会長が「昨年の10月頃から、4月の消費税率アップに伴う駆け込み需要からか、皆様のところもそうだと思いますが、弊社では少し数字が上がってきています。3月いっぱいまではこのまま好調が続き、税率アップ後に少し落ちて、その後回復していくと言われていますが、漫然としていてはいけないので、サンコー商事さんを活用して今年の数字を上げていただいて、来年には笑ってお正月を迎えられるようにしていきたい」と挨拶。
 続いて小島サンコー商事副社長が挨拶に立ち、日頃の三親会、サンコー商事に対する支援協力に感謝の意を表すとともに、野路社長が体調不良のため欠席した旨を伝えお詫びした。
 小島副社長は挨拶で「1月も最終週となりましたが、今年の賀詞交歓会で景気の良い話が多いと感じます。昨年の賀詞交歓会はアベノミクスが始まったばかりで、本当にうまくいくのかと半信半疑でしたが、今年の賀詞交歓会では、株価が上がっているとか、円安になって輸出企業の業績が良くなったとか、大変良い話もあり、明るい会が多い。私どもと一番関係の深い工作機械の2013年の受注額は1兆1,169億円と前年比7.9%減ですが、外需が14.4%減、国内の需要は6.6%増ということでした。ここ数か月は外需、内需とも二桁の伸びで、大変良い状況になってきています。これを受けて、日本工作機械工業会の今年の工作機械の受注予測が1兆3,000億円と、昨年より16%以上の増加を見込んでいます。ある賀詞交歓会では、1兆3,000億円はボトムラインで、これからどれくらい上積みするかが課題だという話があったくらい、強気の会もありました。ただ、私どもサンコー商事が皆様の企業などを通じて色々なユーザーさんを見る限り、ユーザーさんの仕事がじゃんじゃん増えて、設備をどんどんしてくれるかと言うと、全くそのようなことはありません。経済は、政策によって一見明るくなったようですが、まだまだ足元のところまでは回っていないというのが現状ではないか。そのような中で私どもが一番注目しているのが、1月20日から施行された産業競争力強化法の中で、設備投資減税のところです。いま日本にある機械設備の43%が20年以上の機械であると言われています。収益の上がる企業にとっては、非常にメリットの大きい政策ではないかと思います。我々もこれに関する提案をどんどんしていきたい。中部地区の経済はトヨタ次第というところがあり、トヨタさんが絶好調で、26年3月期の連結の営業利益予測が2兆2,000億円、昨年の世界での車の販売台数が996万台と2年連続世界一となりました。また、私どもに最も関係の深い国内の生産台数は、4月から消費税率が上がるので駆け込み需要があり生産もペースを上げていますが、3月までの1年間で335万台とすごい数字です。今年も300万台を国内で生産すると言われていますので、この地域の経済は、今年はある程度良いのではないかと感じています」と景況について語った。
 サンコー商事の業績については「タイの洪水等の特需があり昨年度が良過ぎまして、今期は減収減益となる見込みです。ただ、この特殊要因を除けば堅調に推移をしており、下期になり月次ベースでは前年比増収増益、この3月期にはまずまずの決算ができるのではと思っています」と報告。「リーマンショック以降、私どもでも海外の案件がかなり増えてきており、比重も増しています。私どもの現地法人があるタイ、インドネシア、インドは、ここ1、2年は日系の自動車メーカー関連の企業の設備需要があり、しっかりフォローをしてまいります。しかしいずれは一巡するので、その次に何をするかをしっかりと考えていかなければならない。国内は、政府が色々な手段で設備投資を行うように仕向けているので、これに乗っかっていく。将来的にはパイも減ってくるので、営業基盤を拡大するために色々な施策を打っていきたい。そのためには、ここにおいでの皆様方のご協力が当然不可欠でありまして、win・winの関係、お互いに成功して果実を勝ち取るように頑張りたいと存じます。本年もひとつよろしくお願いいたします」と述べた。
 会の幹事である斉藤氏(三豊社長)を議長に選出して議事に移り、第1号議案の第35期事業報告、会計報告及び監査報告、第2号議案の第36期事業計画、予算案について審議した結果、いずれも原案通り承認可決された。また、審議の前に会員1社の退会が報告された。
 総会終了後は新年賀詞交歓会が開かれ、野崎副会長(常磐精機社長)の発声で乾杯。和やかな雰囲気の中で販売店、メーカー、サンコー商事の三者が互いに交流を深め、斎藤副会長(黒田精工名古屋支店長)の中締めで終了した。

商社とメーカーの
末永い協力関係を寿ぐ
名古屋ポンプ組合 平成26年交歓会を開催

 名古屋ポンプ組合(代表理事=竹田隆一氏・中京製作所社長)は平成26年交歓会を2月7日午後6時半より、中区新栄の木曽路瓦町店で開催。
 正会員・賛助会員合わせ約30名が出席する中、司会を浅野洋吉交歓会幹事(浅野製作所社長)が務めた。
 竹田代表理事は冒頭の挨拶に立ち「この組合の良いところは長く続いている会社が多くいらっしゃいます。オーナー直系で二代目、三代目、そして四代目と続いています。商社とメーカーが末永いお付き合いが続く事を祈念しております」と述べた。
 続いて賛助会員を代表し荏原製作所中部支社名古屋支店の木全栄二副支店長が挨拶に立ち「弊社は今年創業百一年目を迎えます。中期経営計画「E-Plan2013」はいよいよ最終年度となりますが、ようやく今期、受注売上共に良い決算を迎えられる見通しです。為替状況も原因の一つですが、振興国向けのポンプ、そしてシェールガス向けのコンプレッサー・タービン事業が好調でした。今年は4月から消費税増税が施行され、先行き不透明ではありますが、東京五輪招致が決定し明るい話題もあります。この名古屋ポンプ組合員様へ我々賛助会員が協力し、今年は明るい年にしたいと思います」と述べた。
 続いて、乾杯の音頭を川本製作所の吉田臣寛名古屋支店支店長が務めて開宴。和やかな雰囲気で歓談が進む中、中締めをマルティーポンプコンサルタントの徳美文吾社長が務めておひらきとなった。 

平成25年度省エネ大賞
断熱窓「サーモスU」が
リクシル 省エネルギーセンター会長賞受賞

 住まいと暮らしの総合住生活企業リクシル(社長=藤森義明氏、本社=東京都千代田区)では、省エネルギーセンターが主催する(後援=経済産業省)「平成25年度省エネ大賞」の製品・ビジネスモデル部門で、同社製品断熱窓「サーモスU」が省エネルギーセンター会長賞を受賞した。
 同製品は、2012年12月から発売し、高い断熱性とすっきりとしたフレームデザインが特長。
 現在、日本全国の9割近くが、耐候性が高く軽量で、購入しやすい価格という理由で、アルミサッシもしくはアルミと樹脂の複合サッシが使用されている。住まいの省エネを考える際、最大の弱点が窓を中心とした開口部であり、冬期は約60%が開口部から熱が逃げていると考えられている。アルミはガラスより熱を通しやすいため、窓の断熱性能をより高める為には、従来のアルミフレームを極限まで細くし、ガラス面積を拡大することが理想。同製品では、フレームラインを隠す「フレームイン構造」と、業界初のフレームと複層ガラスの一体化技術「スマートシナジーシステム」(特許出願中)を採用。フレームの極小化とガラス面積の拡大を実現。従来のサッシ(一般複層ガラス)と比べ、断熱性が最大約33%高くなった。また年間暖冷房エネルギーを約13%削減する省エネ性能と、すっきりとしたデザイン性も高く評価された。そして、高断熱窓の普及拡大を図るため、従来のアルミサッシやアルミと樹脂の複合サッシと同価格帯での開発を実現した。
 省エネ大賞は、省エネルギー意識の浸透、省エネルギー製品の普及促進等に寄与することを目的とし、国内の優れた省エネ活動事例や技術開発等による先進型省エネ製品等を表彰している。
業界初オート擬音を内蔵
「PA、PBシリーズ」新登場
リクシル 公共施設向けシャワートイレシート

 リクシルは、業界初となる、オート擬音をシャワートイレ本体に標準内蔵し、節水性を促進する「PAシリーズ・PBシリーズ」を2月から発売を開始した。
 商業施設やオフィスビルなど公共施設のトイレでは、擬音装置はついているが、うっかり水を流してしまった経験があるという女性が全体の約6割にのぼる事が同社での調査で判明。「PAシリーズ・PBシリーズ」は、便座に座ると自動で流水音が鳴り始め、立つと鳴り止む「オート擬音(擬音装置)」を女性用に内蔵し、自動で音消し目的の無駄な洗浄を防ぐ。これにより、従来品と比べ約35%の節水が可能となった。また、使用頻度によって便座の温度を自動的に下げ、さらに休日や深夜の使用頻度の低い時間帯はヒーター(温水・便座)を自動で切って節電し、省エネ性にも配慮。便座の表裏のつぎ目をなくした同社オリジナル便座「キレイ便座」を搭載し汚れがつぎ目に入り込むことがない。また便座裏には防汚効果のある素材を採用し汚れがついてもサッとふき取れ清掃性が高い。さらにノズルの先端を簡単に取り替えられる様になっており、長期使用で汚れが気になる場合でもノズル先端を新しくすることが可能。また、ビデ洗浄用におしりとは別の女性専用ノズルを搭載している。
 【参考価格】
 ▽PAシリーズ・女性用=10万3,000円(フルオート洗浄あり・税別)
 ▽PBシリーズ・女性用=9万3,000円(フルオート洗浄あり・税別)

インパクトレンチ用アダプター新製品発売
現場・作業シーンに合わせ3種
TOP ラインナップを拡充

 作業工具の総合メーカー、トップ工業(社長=渡辺一郎氏、本社=新潟県三条市)は、壁際や狭所等の作業環境に最適なショートタイプなど、現場・作業シーンに合わせたインパクトレンチ用アダプターの新製品3点を開発し、2月21日に発売した。
▽ユニバーサルジョイント(ショートタイプ)PUN-4S
・全長63mmのショートタイプ。首振り角度30度。
・壁際や狭所等の作業環境に最適。
・標準価格は5,560円(税別)。
▽ユニバーサルワンタッチアダプター EPA-4U
・首振り角度30度、スライドロック式で、差込角12.7mmソケット類をワンタッチ着脱。
・Oリング、ピンの付け替え無しでインパクト用ソケットが使える。
・標準価格は7,210円(税別)。
▽ワンタッチアダプターEPA-6
・スライドロック式で、差込角19.0mmソケット類をワンタッチ着脱。
・Oリング、ピンの付け替え無しでインパクト用ソケットが使える。
・標準価格は1万1,070円(税別)。

サンドビック ヘッド交換式モジュラー工具
「コロマントEH」発売

 サンドビック・コロマトは、ヘッド交換式モジュラー工具「コロマントEH」を導入した。従来はコロミル316のみに使用されていたカップリングを、カッターやボーリング工具など他の加工にも使用できるようにした。
 @独自の二面拘束システムによる高いヘッド取付け剛性。
 A特許取得済みのテーパねじとFEM解析により、応力集中しにくいカップリング形状。
 Bエンドミル、カッター、ボーリングと幅広いヘッド種類。
 C短い突出しと高い剛性で非常に高い生産性の、一体型ホルダを多数取り揃え。
 コロマントEHの導入品目はホルダ約140品目、ヘッド約200品目となっている。

去最高の217名が参加
『不易流行』で前進を
静岡県管工機材商組合 第17回新年賀詞交歓会

 静岡県管工機材商組合(理事長=村松孝一氏・村松商店社長)は1月16日午後4時より、静岡駅前のグランディエールブケトーカイにおいて「第17回新年賀詞交歓会」を開催した。昨年200名超えを記録したが、今年はさらに多い正・賛助会員217名が参加。村松理事長は、期待に応えるべく、顧客第一主義で切磋琢磨して成長し、不易流行で頑張っていきたいと抱負を述べた。
 一色副理事長(一色機材社長)の司会進行、開会の辞で始まり、冒頭、挨拶に臨んだ村松理事長は「今年は明るい表情の方が多い。この雰囲気で、私どもの業界も頑張っていきたい。世の中、アベノミクスとか色々ありますが、静岡が全国的に一番悪い所で、我々も必死に頑張っていますが、仕事が出てくる、適正な利益を確保する、共存するといった、一つ一つのことを大事にしながらやっていきたいと思います。後ろ向きではなく、前に向かっていく時代となりました。時代とともに、しっかり足元を見つめて商売をしていきたい。顧客第一主義、お客様あっての商売です。切磋琢磨して、商売を一生懸命やる中で成長をしますので、良い環境を進んでいきたい。不易流行で頑張りたいと思います。本日は200名を超す方々にご参加いただきました。これも、静岡に対する期待の表れだと思いますので、我々組合員、期待に応えられますように頑張ってまいります」と述べた。
 来賓祝辞では、全国管工機材商業連合会の橋本副会長(橋本総業社長)が、日頃の連合会への支援協力に対して感謝の意を示した後、連合会の昨年の動きと現在の景気情勢について話した。その中で、昨年、連合会が一般社団法人に改組したことに関し「はじめ13組合であったが、その後、仙台が加入して14組合となりました。特別会員(非組織化県を対象)も24社加入して、全国47都道府県中、31を網羅しました。今年6月の総会までに、全都道府県をカバーしたい。また、賛助会員も43社から87社に増え、100社以上を目処に増やしていきたい。災害時の物資供給協定も現在、当地静岡を含め四県で締結されており、大変社会的価値の高いものなので今後、全国に波及させていきたい」と連合会活動の推進に意欲を示した。
 キッツの堀田社長は、「昨年は、アベノミクスと世の中は景気の良い話が多かったですが、我々管材業界にとりましては大変厳しい年でした。年が変わり、今年は必ず明るい年になるという思いで新年を迎えました。我々メーカーもしっかり走ってまいりますので、組合員の皆様には是非支えていただきたいと存じます」と挨拶した。
 オータケの吉川社長が「皆様のお役に立てるように、精一杯努力をしなければならないとの気持ちを新たにしました。毎日を精一杯する、これが成果を生むと思います」と述べて、力強く乾杯の音頭をとった。
 和やかに祝宴が進み、TOTOの本間中部支社長の三本締めで終了した。

新栄商會会長
時津 忠氏偲ぶ
お別れの会に多数参列

 機械工具商社、新栄商會(社長=時津達也氏、本社=名古屋市天白区)の創業者で、昨年12月1日に69歳で亡くなられた時津忠会長の「お別れの会」が2月17日午後1時よりウェスティンナゴヤキャッスル天守の間で営まれた。商社、メーカーなど業界関係者を中心に約550名が参列して献花し、故人の功績と人柄を偲んだ。
 会場には、生前の写真パルネ等が展示され、業界視察やメーカーの行事で各国を訪れた際の姿や仲間と好物のビールを酌み交わす笑顔などを見ながら参列者は在りし日に思いを巡らせた。
 時津忠氏は、高校卒業後、水谷商店(現ミズタニ機販)に入社。23歳で独立し、社業の発展に努めた。
 一方で、早くから愛知県機械工具商業協同組合に加盟し、青年部員として業界事業に積極的に参画。理事になってからは青年部の副部長、部長を務め、業界の青年部同士の交流を図る「全国青年部交流会」の前身である、「青年部東西交流会」の第1回開催に尽力するなど、若手経営者の育成には企業の枠を越えて取り組み、面倒見の良い人柄で皆に慕われた。また事業部長としてメカトロテックジャパン展の運営にも手腕を発揮、2000年からの8年間は副理事長職に就くとともに全国組織の全日本機械工具商連合会の理事も務め、その後は組合相談役となるなど、永きに亘って業界の発展に尽くした。

第30回新春ボウリング大会
羽田直子さんが優勝
クマザワ 143名が参加し盛大に

 機械工具商社のクマザワ(社長=浅野明好氏、本社=愛知県一宮市)は1月19日、同社の得意先並びに仕入先メーカー・商社の社員とその家族らを招き、愛知県稲沢市の稲沢グランドボウルにおいて「第30回新春ボウリング大会」を開催した。
 当日は、143名がゲームに参加。浅野社長の始球式で始まり、3ゲームのトータルスコアで順位を競った。
 参加者は豪華賞品を狙って白熱した戦いを繰り広げ、その結果、羽田直子さんが613ピン(ハンデキャップ含む)で見事優勝に輝いた。2位は日比野英巳子さん536ピン(同)、3位は大迫昇さん524ピン。
 ゲーム終了後はボウリング場内のパーティールームで懇親の場がもたれ、参加者同士で親睦を深めた。パーティー後半にはボウリングの成績発表と表彰式が行われ、大型液晶テレビや折りたたみ式高級自転車、洋ランなどの豪華賞品が上位入賞者らに贈呈された。その他にも多数の賞品が用意されており、全員が賞品を受け取る形になった。
 最後に、昨年7月に社長に就任した浅野社長が「第30回新春ボウリング大会にご参加いただきありがとうございます。私が会社に入り26年になりますが、30年前からこのボウリング大会が行われているということは、皆々様から大変長い間、可愛がっていただいているということです。本当にありがとうございます。今日の皆様が楽しくプレーをする姿を拝見し、この会を40回、50回と続けていこうと思いました。弊社は昨年7月に会社組織を一新し、会社理念として、絶対にNo.1の工具屋になるということを掲げております。会社の規模、大きさではなく、お客様の要望にどれだけ応えられるか、お客様にどれだけ貢献できるかということです。労力を惜しまず、時間を惜しまずという精神で社員一同頑張っております。緊急のお困り事などがありましたら、いつでもご連絡いただければ、営業マンが連携して問題を解決できるように、取り組んでまいります。この事は、どこの工具屋にも負けない自信を持っております。皆様に色々ご指導いただき頑張ってまいる所存ですので、末永くクマザワを可愛がっていただければと存じます」と挨拶し、終了した。

ユーザーニーズを把握し三位一体で
日本のものづくりに貢献
ジーネット 2014年新春情報交歓会開催

 ジーネット名古屋支社(支社長=大谷秀典氏)の主力仕入先でつくる「中部ジーネット会」と販売店の会である「中部GN会」の製販合同による、2014年新春情報交歓会が1月28日、名古屋市中区のANAクラウンプラザホテルグランコート名古屋で午後4時30分より開催された。「中部GN会」は部門ごとにあった販売店の会(機工部門「機工百社会」、機械部門「名古屋黒潮会」、住設部門「住設GRG会」)を統合して新たに発足したもので、当日は各会員とジーネットの幹部ら合わせて約200名が参加して新年にあたり更なる結束を固めた。
 冒頭、古里ジーネット社長が年頭の挨拶で、日頃のジーネットに対する支援協力並びに情報交歓会への参加のお礼を述べた後、ジーネットを含めたフルサトグループの概況について説明した。
 【フルサトグループの現況】
 フルサト工業は、リーマンショック以降、非常に悪い時期がほぼ4年間続いたが、昨年から民間の復興需要等で回復がスタートした。昨年9月にオリンピックの東京開催が決まり、それ以降、建築業界はややバブル気味。人も資材も不足し、高齢化も進んでおり職人不足が顕著となってきている。受注はあるが、それを消化できるか問題となっている。東北も地震直後から数多くの職人が首都圏から来ていたが、首都圏に工事の需要が出てきたので帰ってしまっている。建築業界は構造的に少し歪になってきているが、フルサト工業自体は忙しい状態が続いている。この状態が数年続くものと思われる。
 岐阜商事は、自動車関係が特に2013年度下期に入ってから忙しい。
 ジーネットは、機工部が全体の足を引っ張るような形で上期は苦労したが、下期に入ってから工作機械受注がやや回復基調に入り、12月から緩やかに回復していくと思われる。住宅設備機器関連は好調が続いている。消費税率の上昇を見据えた駆け込み需要も出てきている。まだまだ納得できる数字ではないが、下期にかけて商品が動いてきたと感じられる。
 各分野は良くなっているか、回復傾向にあり、少し安心できるかと感じている。フルサト工業、ジーネット、岐阜商事がそれぞれの責任を果たしながら、グループとして成長していくことを目指している。その状態に一歩近付きつつある。
 【ジーネットの取り組み】
 昨年、名古屋で愛知の組合(愛知県機械工具商業協同組合)がホストとなり全機工連の全国大会が開催された、機械工具商業界の将来について話し合われた。また、大阪組合(大阪機械器具卸商協同組合)の百周年記念祝賀会が大阪であり、その中でもいろいろな議論や研究の成果発表が行われた。従来考えていたパラダイムが、全く変わってきている。
 そのような中で、ジーネットはどのような会社を目指すのか。機械工具卸商社の付加価値がなにかを正確に我々が把握して、販売店、メーカーと一緒になって、最終的にはユーザーに理解をしてもらう。その中でジーネットの付加価値を具現化していく。
 流通としての当たり前の機能をさらに強化しながら、ネット(通販)の部分、提案力などの総合的な力をさらに強くしていかなければ、付加価値を提供していくことはできない。
 現在、ジーネットは「潜在需要の顕在化」に取り組んでいる。これも付加価値のひとつ。エンドユーザーが気付いていない、潜在需要に問題提起しながら気付いてもらい、最終的にはユーザーの競争力強化につなげていきたい。紙の媒体、提案活動、展示会を通じて、販売店、メーカー、ジーネットが一体となって取り組みたい。当地名古屋でも2月に「中部機械加工システム展」として機械加工ジャンルに特化した展示会を開催する。
 また、従来の機工商社の機能も充実して、各商品を市場に太くしっかり流していく。

 続いて、大谷名古屋支社長より名古屋支社の現況報告が行われた。
 【2013年度上期実績について】
 2013年度上期は、売上が前年同期比で1.4%減となった。機工部門は若干のマイナス、機械部門が大変厳しく推移した。一方、住設部門は33%以上の伸びで、現在も好調が続いている。
 3支社(大阪・東京・名古屋)の中では、中部圏の自動車産業の回復が大きく寄与して、一番落ち込みが少ない。ただ工作機械に関しては、他支社と比べても落ち込みが大きかった。
 【2014年の活動について】

 テーマを絞った中小規模の展示会をソリューションフェアとして数多く開催してきた。色々な事にチャレンジして検証し、今年度の締めくくりとして2月14日、15日に「中部機械加工システム展」をポートメッセなごやで開催する。109社が出展、主催店は107社で3,000名を動員目標とする。金属加工に絞った展示会で、メーカーの提案を精度よくユーザーに伝える。提案と同時に売上もする展示会という形で展開していく。
 各部門戦略として、機工部/機械部は@各エリアにおけるマーケットシェアの拡大Aジーネットオリジナル企画の立案・実施B製販合同の機工・機械分科会の開催C仕入先メーカーとのタイアップによる工場見学会の実施、住設システム部は主力メーカー4社との協力強化に取り組む。

 このあと会場を移して懇親会が開かれ、仕入先を代表して飯野中部ジーネット会会長(SMC中部ブロックリーダー)が「アベノミクス効果がジワジワ感じられ、暗雲立ち込めていたものが、徐々になくなりつつあるのではないか。4月の消費税率引き上げで一旦落ちるかもしれないが、その後は右肩上がりで年末まで行けるという予測が出ておりました。今年は良い一年になるのではないかと感じています」と挨拶し、声高らかに乾杯の音頭をとった。
 会場では、年男の人に記念品を進呈するイベントが行われ、午年生まれの参加者に記念品が手渡された。
 名古屋支社の幹部スタッフが紹介された後、中村ジーネット名古屋支社機械担当部長の御礼の挨拶、片岡中部ジーネット会副会長(ヤマザキマザックシステムセールス中日本販売部長)の中締めで終了した。

漢方と健康について
宮崎晃太郎氏(十字の漢方)が講演
中部包装食品機械工業会 平成26年新年賀詞交歓会

 中部包装食品機械工業会(会長=梅森輝信氏・ゼネラルパッカー社長)は1月24日午後4時30分より名古屋駅前のホテルキャッスルプラザにおいて新年賀詞交歓会を開催した。梅森会長の挨拶に続いて、十字の漢方代表の宮崎晃太郎氏による特別講演会があり、そのあと懇親会が催された。
 梅森会長は挨拶で「昨年は当工業会にとって、生田前会長を失うという大変悲しい出来事がありました。生田前会長は当工業会の前身である協同組合の理事長に就任してから17年に亘り、会長として当工業会の発展に絶大なる貢献をされました。私は、生田前会長が示しておられた『中部パックを核に、常に前向きに明るく中部包装食品機械工業会の発展に取り組む』という方針を踏襲し、中部パックの成功と当工業会の発展に全力を挙げて取り組んでいく覚悟です」と決意を語った。
 特別講演会では、満州国で開業した十字の漢方五代目で、十字鍼灸院院長の宮崎氏が「知ってなっ得!漢方医はこうして健康を作っている」と題して講演。日頃の生活習慣に東洋医学の考え方を取り入れて健康に過ごす方法などを紹介した。
 懇親会は渡辺副会長の乾杯の発声により開宴。和やかに歓談が行われ、村田副会長の中締めで終了した。
就任ご挨拶
一般社団法人中部包装食品機械工業会
会 長  梅森 輝信

 この度、一般社団法人中部包装食品機械工業会会長にご選任いただき、あらためて、その重大な使命と責任を痛感し、緊張いたしております。
 初めに、昨年の11月10日に亡くなられました故生田芳規会長におかれましては1996年(平成8年)当工業会の前身の中部包装食品機械協同組合の理事長として就任されてから17年に亘り、会長とし当工業会の発展に絶大な貢献をされました。その間、任意団体の工業会と協同組合の一体化や、有限責任中間法人、一般社団法人への移行に尽力されました。また、中部パックの開催については、常に開催規模の拡大や開催イベントを主導されてきました。昨年9月には当工業会の設立40周年記念行事を発起され、病をおして段取りを指示されておりましたが、残念ながら出席はできませんでした。これら故生田芳規会長の偉業に対し心から尊敬と感謝を捧げるものであります。故生田芳規会長は私にとって常にご指導いただいた敬愛する先輩として、図らずも、初代会長の生田幾也氏の後を引き受けた高野寿と同じように、私が会長をお引き受けするのは、何か運命的なことと感じています。
 私は、故生田芳規会長が示しておられました「中部パックを核に、常に前向きに明るく中部包装食品機械工業会の発展に取り組む」という路線を踏襲し「中部パック」の成功と、教育・福利厚生・開発の各事業の推進に全力を挙げて取り組んでまいる覚悟でございます。
 少子高齢化による食品などの消費減少は我々の業界にとって課題となっていますが、反面、生産人口の減少は食品の製造設備や包装設備の自動化・省力化に弾みをつけるチャンスとなると確信いたします。
 本年は、第19回「2014中部パック」の実行委員長を兼任することになります。現在まで1年間9か月に亘り事務局や実行員会で準備をしてまいりましたが、いよいよラストスパートです。
 4月9日から12日の4日間、ポートメッセなごやにおいて「極める!食と包装の最前線」をテーマに開催いたしますので、皆様方のこの展示会へのご参加とご協力をお願いいたします。
 最後になりますが、重ねて一般社団法人中部包装食品機械工業会へのご理解とご支援、積極的なご参加をお願いいたしまして、就任のご挨拶とさせていただきます。

名器デュランティの響きに魅了
千住真理子さんが演奏
第21回ダイドーニューイヤーコンサート

 ダイドー(社長=山田貞夫氏、本社=名古屋市中村区)主催の「第21回ダイドーニューイヤーコンサート」が1月17日、名古屋市東区の愛知県芸術劇場コンサートホールで開催され、全国から招待された同社の取引先関係者らおよそ1,500名が、千住真理子さんの奏でるヴァイオリンの音色とセントラル愛知交響楽団の演奏を楽しんだ。
 チャリティー活動として平成6年から始まり、新春恒例となったこのコンサートも今回で21回目。初めての平日(金曜日)開催にもかかわらず、楽しみにして訪れる招待客で会場は埋め尽くされた。
 プログラムは、セントラル愛知交響楽団常任指揮者の齊藤一郎氏監修・指揮のもと、本格的なクラシック音楽が楽しめる内容で、オープニング曲ウェーバーの歌劇「魔弾の射手」序曲に続いて、千住真理子さんが愛器、1716年製ストラディバリウス「デュランティ」とともに登場すると、大きな拍手が沸き起こった。チャイコフスキーのヴァイオリン協奏曲ニ長調Op.35をオーケストラと共演し、聴衆を魅了した。
 後半は、恒例となった山田社長の特別指揮により、モーツァルトの交響曲第41番ハ長調k551「ジュピター」より第一・四楽章が演奏された。荘厳なる不朽の名曲が広がり、気迫のこもった指揮で会場を沸かせた。
 その後、昨年好評であった「名曲世界の旅Vol.2」として、ロッシーニの歌劇「ウィリアム・テル」序曲より(イタリア)、ヴェルディの歌劇「アイーダ」より凱旋行進曲=iイタリア)、ラヴェルの亡き王女のためのパヴァーヌ(フランス)、ファリャのバレエ音楽「恋は魔術師」より“火祭りの踊り”(スペイン)、ワーグナーの歌劇「タンホイザー」序曲(ドイツ)の五曲が演奏された。
 コンサートの中で指揮者の齊藤氏は、今年四月から京都フィルハーモニー室内合奏団音楽監督、セントラル愛知交響楽団首席客演指揮者に就任することが決まり、ダイドーニューイヤーコンサートでの指揮は今回が最後となることを明かし、「名残惜しい」と話した。
 このコンサートでは毎年、児童福祉施設の児童を招待するとともに、会場内でチャリティー募金が行われており、集められた善意は名古屋市福祉基金に全額寄付されている。コンサートの途中、名古屋市と社会福祉協議会より山田社長に感謝状が贈呈される一場面もあった。

「2014チャレンジフェアー」
雪にも負けず第41回開催
丸政&外栄金物 春商戦に向け大きな弾み

 建築機器・DIY用品の総合卸商社丸政(社長=鬼頭孝典氏・本社=名古屋市南区)では、2月8日・9日の2日間、名古屋市港区金城ふ頭のポートメッセなごやにて「第41回丸政&外栄金物チャレンジフェアー」を開催した。今回はおよそ三百五十社の有力メーカーが出展・協賛し、金物業界屈指の規模の展示会となった。
 8日は「10年に一度の降雪」と表現される生憎の悪天候であったが、鬼頭社長は出展メーカーのスタッフに向け、フェアへの取組みに対する感謝の念を述べ、全力で拡販に取り組む姿勢を示した。
 会場は中部地区を中心とした金物店、プロショップ、園芸店、JA、ホームセンター、木工機械・機械工具の販売業者が訪れ活況を見せていた。
 会場では、昨年同様「新製品コーナー」を設置し、各出展メーカーの新製品が一覧できる様に陳列された。各ブースでは、住宅・建築機器のアイディア溢れる新製品をはじめ、防災意識の高まりを受けた安全機器製品の展示も目立った。また、フェア当日限りのお値打ち品なども出品された。来場者は春先からの商材探しや、自社の展示会を開催するための商品探しなど熱心にメーカーの担当者からの説明を聞いていた。出展メーカーは、今年のユーザー動向を知る上でも2月という早い時期に開催するチャレンジフェアーに期待を寄せており、来場者の反応を掴みながら、積極的に商談をすすめていた。

2014年3月16(日) 2521
今年組合創立40周年を迎え
総会時に式典を併催
愛鋲協 第8回定例理事会開催

 愛知鋲螺商協同組合(理事長=馬場將嘉氏・メイナン会長)は2月27日午後6時より名古屋駅前のウインクあいちにおいて「平成25年度第8回定例理事会」を開催した。理事8名が出席。平成26年度は組合創立40周年に当たるため、5月の総会に併せて40周年記念式典を行うことを決め、式典で永年役員功労者として理事2名を表彰するための申請手続きに入る。また、記念品として組合員にねじ関連の書籍を配布することを決定し、本の選定に関しては三役に一任することとした。
 理事会は定刻通りに始まり、馬場理事長の挨拶の後、理事長を議長に各議案の審議に入った。
 第1号議案=平成25年度会計中間報告に関する件は、事務局より月別実績及び決算予想が報告された。2月理事会で審議したパソコン購入(Windows XPのサポートが4月に切れるため)については、会計ソフト込みで予算14万円、購入については事務局に一任することを承認可決した。
 第2号議案=平成26年度総会事前準備に関する件は、5月23日の総会開催(会場は名鉄ニューグランドホテル)に向け準備日程を取りまとめた。
 組合員実態調査=3月中旬に送付、4月上旬まとめ予定▼会計監査日=4月18日▼会計資料完成日=4月4日までにデータを税理士に渡し、18日の監査までに受け取る▼総会資料完成日=4月18日。
 4月18日の会計監査は午後6時より安保ホールにて行い、引き続き7時から4月の理事会(監査理事会)を開催する。
 第3号議案=組合創立40周年記念に関する件は、5月の総会時に式典と記念品の配布を行うことを決めた。併せて理事2名の表彰(愛知県知事表彰1名、愛知県中小企業団体中央会会長表彰1名)を行う方向で準備を進めていることが事務局より報告された。記念品については、藤田副理事長(藤田螺子工業常務)の提案で、ねじに関する本とすることが承認された。
 第4号議案=事業委員会に関する件は、事務局より1月の売上と収益が報告され、承認された。
 第5号議案=全国中小企業団体中央会補助金に関する件は、事務局より「中小企業活路開拓調査・実現化事業」の補助金申請について、2月17日に名古屋で行われた事業説明会の概要が報告された。申込締切が3月12日(第一次締切)・4月14日(第二次締切)と迫っていることと、事業を推進する人材の問題もあり、今回は見送るが今後検討していくこととした。
 第6号議案=広報委員会(広報誌「愛鋲協41号」)に関する件は、担当の山田理事(山田螺子工業所社長)より3月31日付けで発行を予定していると説明された。記事の不足分については藤田副理事長にお願いすることを決めた。
 第7号議案=その他、ねじ商連常任理事会については、3月18日正午より名鉄ニューグランドホテルで開催され、当日は馬場理事長をはじめ、阿部副理事長(織田商店社長)、藤田副理事長、宮川事務局員の4名が出席する。
 次回理事会は3月19日午後6時30分より安保ホールで開催予定。

3月に他産業視察と合同委員会
次年度の組織編成を審議
愛機工青年部 2月定例役員会開催

 愛知県機械工具商業協同組合(理事長=伊藤高潤氏・春日鋼機社長)の青年部(部長=森庸一氏・森哲社長)は、2月12日午後7時より組合事務局において、2月定例役員会を開催した。役員会では、レクリエーション報告のほか、他産業視察、合同委員会などについて審議した。
 レクリエーションについては、林レクリエーション担当幹事(常磐精機)より、2月1日に実施した「伊賀モクモクファーム 体験・満喫ツアー」の報告が行われた。
 当日は、組合員とその従業員、家族など75名が参加し、午前8時半の予定を少し遅れて出発。その後は道路状況も良く10時半前に現地に到着した。
 ウインナーづくりを10時50分から開始。参加者が多かったため、最後の茹でる作業に時間が掛かり(会場側の都合)、時間が若干オーバーした。昼食までの間に時間を多めにとっていたので、途中、全員で集合写真を撮影し、予定通り午後1時から2時までバーベキューを楽しんだ。
 その後、2時間ほど自由時間となりファームを散策。午後4時に帰路に就き、渋滞も予想されたが影響なく6時過ぎに金山に到着した。大きなトラブルもなく無事終了した。併せて収支報告も行われ、承認された。
 後日行われた参加者へのアンケート結果は、全部と言ってよいほど良好の評価が多かったが、その中でも、次年度企画するにあたって参考になる意見もあり、これらを厚生部の反省会で報告し次回に備えると報告された。
 他産業視察については、3月8日に豊川のリサイクル工場(加山興業・豊川プラント)を中心に見学を行う。椎葉研修担当幹事(カツヤマキカイ)が申し込み状況を報告(役員会時点で11名)、今後若干増える見込みで最終的には15名を予定していると話した。
 合同委員会については、3月7日に開催予定で、会場を決めて近日中に案内を発送すると東爪総務幹事長(マルマン商事)が述べた。
 その他、次年度の組織編成について時津統括幹事長(新栄商會)が、統括幹事長に三木教育幹事長(三起工機)が就任するのをはじめ、総務・教育・厚生・会計それぞれの幹事長はほぼ決まっていると話し、各担当幹事については幹事長の間で調整するよう依頼した。
 また次年度は4名が青年部を卒業するために、部員の増強についても話し合われた。
 次回の役員会は3月7日、合同委員会の前に開催される。

4期連続増収増益
今期売上高2200億円を目指す
ノーリツ 2014年度方針発表会開催

 湯まわり設備メーカーノーリツ(社長=國井総一郎氏、本社=神戸市)は、2月20日午後3時より、名古屋マリオットアソシアホテルにおいて、中部NOVANO会第15回総会と、2014年度方針発表会を開催。同社東海支店の得意先86社、124名が出席した。
 國井社長は13年度連結決算が、売上高2,300億円、営業利益96億円と四期連続増収増益であった事と、14年度は売上高2,200億円、営業利益110億円を目指すと述べた。
 また中期経営計画に基づき、16年度には売上高2,500億円、営業利益150億円を狙う。
 次いで水野誠執行役員営業本部中部支社支社長より中部支社の基本方針が発表され、14年は消費税増税による需要変動幅が大きな年となるが、政府の施策による後押しで新築・リフォームは堅調に推移すると予測。方針として以下の3つを述べた。
 @得意先との協業強化
ビジネスパートナー、サブユーザーと共に、目標・ターゲット・課題を共有化。製品分野別に集中的な取り組みをする。
 A顧客対応力強化
エンドユーザーはショールーム営業が担当し、サブユーザー、ビジネスパートナーへは、ノーリツの営業、技術、総務担当が三位一体となって対応。また、同社の営業支援webサイト『お湯net』を顧客に積極活用してもらう事で、より迅速な対応が可能となる。
 B営業スタイルの変革
物件情報取得と見積対応が中心になりがちな営業から、扱い店拡大、商材拡大の為に「この製品で何ができるか」と本質的な提案営業へと変える。
 続いて東海支店の戸島洋支店長から東海支店販売方針が発表された。
 13年東海地区の全売上は、昨年対比106%。分野別売上では、主力商品の「温水機器」「厨房機器」が共に104%と堅調、「住設システム」95%、太陽光発電をはじめとする新エネルギー機器は139%と好調だった。
 14年度においては、売上高を前年比110%と設定。基本方針を以下の様に発表した。
 @省エネ・創エネ・節電商品での需要開発
ガス風呂給湯器のエコジョーズ化を70%まで押し上げる(13年は56%)。厨房ブランドを『ノーリツ』に統一し、ガスコンロ拡販。太陽光とガスなどエネルギーミックスした創エネ商品の提案強化。
 A住設・システム分野の取組み強化
205社ある「ハウレッシュ店」(ノーリツとリフォーム提携している小売店組織)との取組を強化し、給湯器、コンロ取替などをきっかけにリフォーム提案をするなどの既設需要の掘り起こし、ノーリツらしい製品『おそうじ浴槽』や『ジャストリフォームキッチン』の訴求強化、ショールーム機能の強化、バスツアー実施などのイベント強化。
 B販売力向上に向けた支援強化 
営業技術体制の強化として、アフターサービスの品質、施工品質の向上と、新商品・重点商品拡販のための技術支援強化。『お湯net』の活用推進による販売支援、効果的なプロモーションの実施運営、「ノーリツスクール」など得意先の人材育成支援を挙げた。
販売コンテストの表彰式
中部NOVANO会
 当日は方針発表会に先立ち、ノーリツ中部NOVANO会(ノーリツ代理店会・会長=尾崎行広氏・米津東部社長)の第15回総会が開催された。総会では、事業報告と会計報告、任期満了に伴う役員改選の他、26年度事業計画と予算を審議し、承認可決された。また、ノーリツが昨年7月から12月末まで実施した「第24回NOVANO会販売コンテスト」の表彰式が行われ、総取引部門と環境配慮商品部門の第1位にTOTO中部販売がダブル受賞。システム商品部門では、メイゴーが第1位を受賞した。
 懇親会ではマルエイ澤田栄一社長の音頭で乾杯。和やかに歓談が進む中、ノーリツの仲村貴文取締役兼常務執行役員営業本部長による御礼挨拶があり、岩谷産業の久保秀樹エネルギー中部支社長上級理事による中締めでお開きとなった。

4番目の生産拠点として
インドネシアに工場
エヌティーツール アジアの現地生産を強化

 エヌティーツール(社長=内藤祐治氏、本社=愛知県高浜市)は2月27日、インドネシアにて現在新製造工場の建設を進めており、2014年6月の稼動を予定していると発表した。この工場はグループ会社であるエヌティー精密との合弁工場で、エヌティーツールのツールホルダに使われる部品の製造や、ツールホルダのメンテナンスに対応する計画。また、オルタネーター部品、リフター等の二輪車用エンジン部品など、エヌティー精密が長年日本で培ってきた高精度冷間鍛造技術を活かした製品の生産も行い、デンソーなどへの納入を予定している。
 新工場の敷地面積は2万u、投資額は約7億円。従業員数は日本人4名を含む35名でスタートするが、将来的には200人程度まで増員する予定という。 
 インドネシアには2011年5月にエヌティー精密とエヌティーツールの合弁で営業拠点PT.NT INDONESIAを設立しており、これまでエヌティー精密は貸し工場にて製造を行ってきたが、インドネシアでの引き合いの増加に伴い今回の自社工場設立に至った。
 エヌティーツールにとって、インドネシア工場は本社工場、飯田工場(長野県飯田市)、タイ工場(アユタヤ)に続く第4番目の生産拠点となる。同社は、引き続き発展が見込まれるアジア市場の拡大にあわせ、今後徐々に現地生産を強化していくとしている。
 【新工場の概要】名称=PT.NT INDONESIA▼社長=磯貝宏和氏▼所在地=インドネシア 西ジャワ州ブカシ県チカラン ジャバベカ工業団地▼稼働時期=2014年6月予定▼生産品目=ツールホルダ部品、二輪車用エンジン部品(オルタネーター部品、リフター、リテーナー等)▼敷地面積=20,000u、建築面積=4,282u、延べ床面積=5,194u

伊賀の里モクモクファームで
ウインナーづくりを体験
愛機工青年部 社員・家族ら75名が参加

 愛知県機械工具商業協同組合の青年部(部長=森庸一氏・森哲社長)は2月1日、レクリエーション事業(厚生幹事長=蒲貴雄氏・岡谷機販、レク担当幹事=林和憲氏・常磐精機)として「伊賀モクモクファーム 体験・満喫ツアー」を開催し、組合員の社員、家族、友人ら75名が参加して親睦を深めた。
 青年部では毎年この時期に社員や家族のコミュニケーションを図る場としてバスツアーを企画し、好評を得ている。今回は、三重県伊賀市にある農業・ものづくりをテーマとした体験ファーム「伊賀の里モクモク手づくりファーム」を訪ね、手づくりウインナー体験やバーベキューなどを楽しんだ。
 当日は2月上旬としては非常に暖かく快晴に恵まれた。午前10時半前に現地に到着すると早速、手づくりウインナー教室でウインナーづくりに挑戦。ファームで売られているハムやウインナーと同じ豚肉を使い、挽き肉を氷水と一緒に手で練り、スパイスを混ぜて更に練ってペースト状にした。羊の腸の膜に肉を詰める作業に最初は苦戦しながらも、だんだん上手くできるようになり、クルクルねじってウインナーの形に整えた。最後に30分ほどボイルして完成、土産にした。
 集合写真を撮った後、園内で生産されている食材を使ったバーベキューで昼食。大人たちは一緒に地ビールも味わった。
 昼食後は園内を自由散策し、いちご狩りや温泉に浸かったりして有意義に過ごした。

支部員ら36名が参加
丹羽徳親氏(光研磨)が優勝
愛機工西支部 第6回ボウリング大会

 愛知県機械工具商業協同組合の西支部(支部長=内藤和美氏・内藤商事社長)は2月7日午後6時30分より、中川コロナワールド・コロナキャットボウル中川店にて「第6回西支部ボウリング大会」を開催、支部員とその従業員ら36名が参加して親睦を深めた。
 ルール説明の後、日頃の腕前を競いながら楽しくゲームを進め、二ゲームの結果、丹羽徳親氏(光研磨)がトータル336ピンで優勝した。
 ゲーム終了後は別室のカラオケルームに移動し、梅村理事(梅村本店社長)の司会進行で表彰式が行われた。はじめに内藤支部長が参加のお礼を述べた後、結果発表に移り、各賞の受賞者に賞品が贈呈された。
 最後に大会実行委員長の吉野理事(吉野機械工具社長)より「これからも楽しい会を続けてまいりたいと存じます。来年はさらに多くの方に参加していただけるようにしたいと思いますので、ご協力をお願いいたします」とお礼を含めた挨拶があり、終了した。
 上位入賞者は次の皆さん(敬称略)。
▽優勝=丹羽徳親 336ピン(光研磨)
▽準優勝=国枝智治 330ピン(ダイドー)
▽第3位=渡辺奈穂 328ピン(光研磨)
▽ハイスコアー=丹羽徳親 170ピン

日本バルブ工業会制定 3月21日 「バルブの日」を記念して
バルブ・水栓特集
バルブ産業の地位向上を目指し
一般社団法人日本バルブ工業会
3月21日を「バルブの日」と制定

 日本バルブ工業会が発足したのは1954年3月21日。日本のバルブ工業の進歩発展に寄与することを目的に、国内の主要バルブ製造業者が参加して設立されて以来、今日まで経済情勢の変化に対応し、バルブ工業発展のために有効な事業を実施しており、現在、正会員114社、賛助会員64社によって構成されている。
リクルーティングと
業界の誇りの為に

 現在、同会の考える課題は、バルブ産業への就職を希望する若者を増やす事、そして、現在バルブ産業に携わる人たちがより大きな誇りをもって働ける様、バルブ業界の社会的認知度を向上させる事と捉え、PR活動を開始している。具体的には2010年、同会設立日の3月21日を『バルブの日』と制定し、バルブのイメージキャラクター「ばるちゃん」が誕生。12年からは「バルブフォト五七五コンテスト」を実施。バルブが生活シーンにおいてどの様に役立っているか、写真と川柳で表現した作品を広く募るというもので、今年3回目を実施。分かりやすく、楽しい作品が集まるなど、次第にバルブ業界PRの輪が広がりつつある。
第3回バルブフォト五七五コンテスト
授賞作品発表 370作品が応募
今年の受賞作品結果発表

 「バルブフォト五七五コンテスト」は今年第3回目が開催され、昨年10月1日から今年の1月31日まで作品を募集。応募総数174名・370作品が集まった。
 厳正な審査の結果、最優秀賞をはじめ受賞作品14点が発表された。
 審査は日本バルブ工業会広報委員会と、審査協力に経済産業省製造産業局素形材産業室が参加。
今年は同会創立60周を記念し、受賞数を増やすと共に、最優秀賞の賞金を昨年の5万円から10万円に増額した。
結果発表(敬称略)
【最優秀賞】1作品
▽作品名=オアシス・川柳「ジョギングで渇いたノドをうるおして」 平田晃一(岡山県総社市)
【優秀賞】3作品
▽作品名=縁の下ならぬ・川柳「道の下 暮らし支えるバルブあり」柴理恵(東京都荒川区)
▽作品名=整列するバルブ・川柳「並び立つ バルブの数だけ 有る役目」東鉄夫(札幌市南区)
▽作品名=歴史の証人・川柳「役目終え 昔を今に 伝えます」山内崇司(札幌市南区)
【入選】10作品
▽作品名=田植えが始まる・川柳「鯉泳ぐ あすは田植えだ 水入れて」小椋利昭(千葉県八街市)
▽作品名=収穫後・川柳「豊作を 見届け次の 春を待つ」堀之内秀亮(愛知県日進市)
▽作品名=すずめと噴水・川柳「すずめ見る 赤いハンドル 見え隠れ」加藤進(東京都板橋区)
▽作品名=出過ぎたお水・川柳「ひねるとね たくさんお水 出てきたよ」柴田久子(大阪市城東区)
▽作品名=麦酒・川柳「開栓だ! かるくひねれば 極楽へ」藤田容彬(大阪市平野区)
▽作品名=紅葉の水鏡・川柳「紅葉が ひと際映える 水面かな」小野田淳二(東京都荒川区)
▽作品名=頑張れ、水の番人・川柳「川渡る 寒風負けじと 水守る」丸山朋夫(横浜市鶴見区)
▽作品名=バルブアート
・川柳「金色の バルブの羅列 アートかな」三神尊志(さいたま市見沼区)
▽作品名=冬のシンク・川柳「温水が 出てきて嬉しや 古希の母」福井敦男(京都市伏見区)
▽作品名=洗ってすぐ帰ろうと思ったのに…・川柳「砂遊び 汚れた後は 水遊び」桜井千雅子(京都市西京区)
 今回募集期間が前回に比べ、一週間短かったが、前回並みの応募があり、「バルブフォト五七五コンテスト」への認知度の向上が感じられた。
最優秀賞
作品名 「オアシス」
川柳 「ジョギングで 渇いたノドを うるおして」 平田 晃一
優秀賞
作品名 「縁の下ならぬ」
川柳 「道の下 暮らし支えるバルブあり」柴 理恵
優秀賞
作品名 「整列するバルブ」
川柳 「並び立つ バルブの数だけ有る役目」東 鉄夫
優秀賞
作品名 「歴史の証人」
川柳 「役目終え 昔を今に伝えます」山内 崇司

日本バルブ工業会 正会員・賛助会員
耳よりNEWS@
ワシノ機器 安心・安全な保全の味方
手動洗浄式Yストレーナ

 ワシノ機器(社長=加古眞氏、本社=名古屋市南区)は、『瞬時に清掃!安全・安心な保全の味方』のコンセプトのもと、洗浄式Yストレーナを販売中。洗浄式Yストレーナの特長は
 @使用ラインで、24時間連続運転が可能。カバーを開けることなくスクリーン清掃が可能であり、配管ラインの稼働率向上で生産性に貢献。
 Aメンテナンス時間の大幅な短縮。ハンドルを回し、バルブを開放することでスラッジを排出。差圧・目詰まりによるスクリーンの破損を防止。
 B保全担当者の重労働・危険な作業の軽減。作業性の悪い場所や、大口径で数人での作業が必要だった業務が一人でできる様になる。
 使用流体は主に水系流体。地域冷暖房設備、冷却水・循環水設備の水質改善、各種機器類の保護など、工場設備に実績がある。一般ストレーナ使用時でメンテナンス頻度が高い場所ほど、洗浄式Yストレーナの使用は有効だ。 
 ユーザーの要望に応え、50A以下の小口径サイズの展開も計画中。各種スラッジを用いた実流実験で、スラッジ性状に最適な部品提案もしており、スラッジの持込みによる個別実証試験の見学も歓迎。保全作業の改善提案、目的に合わせたストレーナのモデル選定等、各種相談も受付中。製品に関するお問い合わせは名古屋営業所まで【電話】052-822-8726【FAX】052-822-8714【メール】nagoya@wasinokiki.co.jp
旭有機材工業 樹脂配管には樹脂製バルブを!
LPバタフライバルブ

 旭有機材工業(社長=藤原孝二氏、本社=東京都港区)は、1952年に工業用樹脂製バルブを世界で初めて製造して以来、耐熱・耐寒・耐食・耐薬品・耐磨耗性に優れ、強靭かつ軽量でもある合成樹脂製バルブの製造大手であり、管材システム事業部では『ASAHI AV』配管材料の販売に力を入れている。
 数多くある製品の中でも特に、樹脂製アクチュエーター(駆動部)を搭載し、圧縮空気で操作が可能な自動バルブ『ダイヤフラムバルブ(エア式AI型・AD型)』や、『ボールバルブ(エア式AA型)』などが主力製品だ。同社は最近、浄水場、プール、温浴施設など水の滅菌処理などを行う施設向けの製品展開を強化しており、昨年九月から『LPバタフライバルブ LP-PBF』(呼び径80mm〜150mm)の販売を開始している。同製品は、実用状況に合わせ、仕様をシンプルに絞り込むことによってコストダウンを実現。比較的安価な製品を提供する事が可能となり好評だ。
 その他にも、流量調整用のコントロールバルブ『AV調節弁』や電動式バルブなど幅広い製品を取り揃えており、プラント向けから装置向けにまで顧客ニーズに応えている。
 『樹脂配管には樹脂製バルブを!』を合言葉に、今後も提案型の営業姿勢で展開していく予定だ。
ベン 震災対策用機械式緊急遮断弁
EIM型シリーズ2台制御

 ベン(社長=横沢好夫氏・本社=東京都大田区)は、震災対策用・機械式緊急遮断弁(EIM型シリーズ)を好評発売中だ。
 製品の主な特徴は@小型・軽量で既存水槽にも取り付けが簡単A外部動力が不要で、作動・待機時(地震監視時)の電気は一切不要の「ゼロエネルギー商品」Bバッテリ切れによるシステム停止の心配が無い(停電時の地震にも確実に作動)C感震器と遮断弁を分離設置することで配管振動による誤作動が無いD定期的なバッテリ交換の必要が無い。同シリーズはNPO法人 耐震総合安全機構※(JASO)の製品審査をパスし「JASO推奨品」として登録されている。
 ※阪神淡路大震災を契機に設立されたJARAC(建築耐震設計者連合)の活動を引き継ぎ、04年に内閣府の承認を受けたNPO法人。
 最近特に問い合わせが多いのは「EIM2台制御」だ。こちらは感震器1台に対し遮断弁2台を同時制御する事が可能。同社従来品は、緊急遮断弁を2台設置する際は、感震器も2台必要だったが、こちらは不要。設置コストと工数を削減できる。機械式全てに適用可能で、従来のEIM-2型〜6型シリーズ(玉型弁)、7型、7C型シリーズ(バタフライ弁)全てに対応する。 
 製品についての詳細は、名古屋営業所(名古屋市中村区・【電話】052-411-5840)に問合せを。訪問の上、実機での製品説明を行うとのこと。
東洋バルヴ キャパシタ採用で10年間の蓄電
東洋緊急遮断システム

 東洋バルヴ(社長=大瀧光夫氏、本社=東京都中央区)からは緊急遮断システム(キャパシタ型)をご紹介。この製品は、同社従来品で使われていた鉛蓄電池(UPS)から、「キャパシタ」(コンデンサ蓄電装置)に蓄電装置を変更。UPSと比較すると3倍以上の長寿命であり約10年間持続。この事で、バッテリ交換忘れによるトラブルや、停電・一時的な電圧降下・瞬停などに起因する誤作動を防止する。キャパシタは低温環境にも強く、寒冷地での出力低下は少ない。鉛不使用なので、廃棄する際も環境に配慮できる。制御盤寸法が従来品に比べ半分程となり、重量も半分の15kgに。小型、軽量化する事で省スペース化も叶えている。使いやすさも追求しており、表示ランプ、スイッチなどすべて制御盤に収納。大地震による遮断からの復帰は、制御盤内の復帰スイッチを押すだけの簡単操作だ。
 感震器は国交省標準仕様の震度5相当=200galに設定。高性能感震器を採用する事で、地震以外での揺れに起因する誤動作を防止する。緊急遮断弁には同社製TOYO電動アルミニウム合金製バタフライ弁を標準採用。手動開閉機構付きであり、万一長時間電源を損失した場合でもバルブの現場開閉操作が可能だ。標準機能として、遮断と同時にポンプ停止や警報出力を備えている。製品に関するお問い合わせは名古屋営業所まで。
【電話】052-582-5111【FAX】052-561-8471

日本バルブ工業会 正会員・賛助会員
耳よりNEWSA
ヨシタケ ベストミックスで最適給湯!
ミキシングバルブ MXV-1

 ヨシタケ(社長=山田哲氏、本社=名古屋市瑞穂区)は、1944年2月に創業以来、今年70周年を迎え、逆止弁内蔵ミキシングバルブMXV-1(水道法基準適合品)を好評発売中だ。
 同製品は、温水製造装置で作った温水と冷水を混合させ、必要な温度に調整するバルブだ。設定温度範囲は38度から65度までと幅広く、多くの用途に対応。
 温度制御には、ワックス式サーモエレメントを採用し、ワックスの温度変化による膨張・伸縮の原理を用いて自動的に調整が行われるため電源は不要。また、入口継手には逆止弁が内蔵されているので、逆止弁を取り付ける必要がなく配管がコンパクト。循環水戻り口継手が標準付属品として付いており、こちらを使用する事で、循環配管方式にも対応する。
 MXV-1は業務用給湯システム、ヒートポンプ方式給湯システムでの使用に最適であり、例えば病院、学校ビルなどの公共施設や温浴施設、そして工場や給食センターなど、大量に湯の使用が必要である場所での設置におすすめだ。取付姿勢は水平と垂直共に対応しており、取付状況への柔軟性が高い製品である。
設備の省スペース化、低コスト化への需要が高まっている中、同製品はこれらを叶える為、評判も上々だ。ラインナップは呼び径25A、32A、40A、50Aと4種類展開。
 製品に関するお問合せは、テクニカルホットラインまで。
【電話】0568-75-7551【FAX】0568-75-7563
【URL】お問合せ・製品カタログ請求フォームhttp://www.yoshitake.co.jp/
兼工業 1台で水位制御と緊急遮断弁制御
受水槽管理システム統合盤

 兼工業(社長=落合潔氏、本社=愛知県小牧市)からは、「受水槽管理システム統合盤」をご紹介。
 この製品は、緊急遮断弁制御システムと水位センサー制御システムが一台に統合されており、どんな時でも安全でおいしい水を確保できつつ、維持管理のしやすさと省スペース化を実現している。
 平時は水位センサー制御システムの機能が稼働しており、水位を1cm単位で、高・中・低の三段階に設定できる。また「週間運転機能」も付いているので、例えば平日に建物内に人が多くいる場合は「平日=高・〇〇cm」、週末に人がまばらな場合は「週末=低・△△cm」設定にするなど、設置建物の利用状況に応じて、貯水量を切替えられる。 
 一方、緊急遮断弁制御システムの機能は、感震器が作動し、遮断弁が閉じた事をタッチパネルに表示される。作動後の復旧はボタン一つで簡単に操作。緊急遮断弁手動開閉スイッチも付いているので、受水槽まで出向いて手動開閉しなくても、スイッチでの開閉が可能。なお、感震器は標準仕様で200gal(震度5強相当)になっているが、100、150、250galの4段階から設定できる。バッテリー(UPS)を内蔵しているので停電時でも稼働する。標準仕様で二槽式受水槽に対応可能だが、標準以外の使用状況の場合でも現場打合せの上、特別仕様が可能だ。
三栄水栓製作所 環境に優しく省エネも叶う
自己発電自動水栓

 三栄水栓製作所(社長=西岡利明氏、本社=大阪市東成区)からは自己発電方式の自動水栓をご紹介。
 こちらの製品は、吐水時の水流を利用し、付属の超小型水力発電機で発生させた電気エネルギーを蓄電。この蓄電されたエネルギーで、自動水栓の稼動に必要な電力として使用する「自己発電」の仕組みだ。
 この発電システムを採用するメリットとしては、
@頻繁な電池交換が不要。五秒間の吐水(流量4?/分)を1日10回以上の頻度で使用する条件下では、約10年間電池交換が不要だ。
A電源工事が不要。ACコンセントなどの手間な電源工事が不要。自動システムの稼動に必要な電力が不足している場合は、一時的に電力を補うバックアップ電池※に市販のリチウム電池を四本使用すれば大丈夫だ。 
※出荷時、発電ユニットには蓄電がされていないので、初期作動にはバックアップ電池の電力が必要だ。
3環境負荷を軽減
 自己発電をすることで、本来なら廃棄している水の動力を活用し、他のエネルギーを使用しないので、環境への負荷を軽減する。
 同シリーズには、EY506HE‐13/価格9万円(税別)と、EY506HE‐2T-13/価格10万円(税別)と2種類展開している。
 製品に関するお問合せ先
▽東京【電話】03-3683-7471 ▽大阪【電話】06-6972-6981
【メール】info@san-ei-web.co.jp
キッツ ゲリラ豪雨対策に!
電動バタフライバルブ

 キッツ(社長=堀田康之氏、本社=千葉市美浜区)は、雨水制御用電動バタフライバルブ(製品番号EXSK100/200‐10DJUE)を新たに発売した。
 近年、異常気象での台風や集中豪雨が頻発するなど、短時間で急激に増えてしまった雨水への対応は、あらゆる施設にとって重要な課題だ。同製品は「噛み込み検知機能」を搭載。もしバルブ内のシートで異物の噛み込みが発生した際、その時の開度位置より少し開いた状態を保持し、異物を流し出す様にし、流れ出たら閉止動作となる。万が一、噛み込み状態が解消されない場合、前述の動作を数回繰り返す様になっている(噛み込み検知時の搖動回数=2〜5回・搖動量=2秒・4秒・8秒・12秒に設定可能)。それでも噛み込みが解消されない場合は、シートを開いた状態を保持し、検知信号を出力する仕組みだ。
 従来品と比較し、高さ・重量が三分の一と小型なので、省スペース化が可能。また軽量で配管姿勢もタテ・横に対応しているので配管作業がぐっと楽になる。
 バルブ、アクチェータ共に同社製で、40A〜400Aの呼び径に対応するなど、サイズバリエーションが豊富だ。適応場所は、広域かつ多くの人が集まる施設であり、駅舎、ショッピングセンター、大型体育館、空港ビル、ドーム球場、興行系ビルなど。
 製品に関するお問合せは中部支社まで。
【電話】052-562-1541【FAX】052-563-8684
【URL】http://www.kitz.co.jp/

日本バルブ工業会 正会員・賛助会員
耳よりNEWSB
オンダ製作所 ワンタッチ接続が可能な
洗濯機用コンセント

 1963年(昭和38年)の創業以来、昨年50周年を迎えたオンダ製作所(社長=恩田由紀氏、本社=岐阜県山県市・営業本部=岐阜県関市)から、新開発の「洗濯機用コンセント」WF1型をご紹介。この製品の特長は、
 @「ダブルロックジョイント」を内蔵。樹脂管と「洗濯機用コンセント」をワンタッチで直接接続し、給水ホースの接続も差し込むだけで可能であり、施工時の作業も簡単だ。
 A緊急止水機能。通水中に給水ホースが外れた場合、止水弁が水圧に押され、水の出口を塞ぎ、水浸しにならない仕組みだ。
 B漏水検知機構。給水の接続部全てがボックス内に収納されており、壁の裏側で漏水が起きた場合、壁表側に開けられている「水漏れ確認口」から水が流れ出し、異常を知らせる機構になっている。
 Cウォーターハンマー緩衝機能。洗濯機のバルブが閉止することにより発生する給水ホース内圧力を、逆止弁のスライドが吸収。ホースの外れ、破損を防止し、「ドン」という不快な音を低減する。(ウォーターハンマー緩衝機能付き商品のみ)
 D点検が簡単。カバープレートを外すだけで接続部の点検が行えるので、簡単・安心だ。
 標準付属品の固定カバーを、「調整固定用カバー」に取換えれば、壁厚9.5mm、壁内空間40mmの状況に取付が可能。
 製品に関するお問い合わせは同社営業本部まで
【電話】0575-24-8585(代)【FAX】0575-24-8181
【URL】お問合せフォームhttp://www.onda.co.jp/form/index.html
KVK 高節水性でコンパクト
センサー水栓 E1700シリーズ

 KVK(社長=末松正幸氏、本社=岐阜市黒野)から、センサー水栓「E1700」シリーズが新発売された。
 同シリーズの特長は、吐水口先端部の内蔵センサーが手の動きに素早く反応。吐水・止水の動きが早く(手を離してから1〜2秒後に止水)、水の無駄使いを無くす節水効果がある。また、定流量弁内蔵(3?/分)により、いつでも安定した吐水が可能。吐水口の高さ、前出寸法を抑えることで水はねも抑制。コンパクトなボディな為、狭小カウンターでもスッキリと設置でき、水栓を取り替える時は台座の干渉を抑える事ができる。取り付け穴は直径22mmから25mmに対応。既存の単水栓からの取り付けも可能。もし取り付け穴が直径36mmから38mmの場合は、別売の変換アダプター(Z24-36-38)を使用すれば取り付け可能。また、電磁弁と基礎部を一体化しコンパクトにした「基盤ボックス」(サイズ=高さ101mm×幅65mm×87mm)により、狭小なキャビネットでも設置可能だ。メンテナンスへの配慮として、ストレーナーユニットを、電磁弁ユニットボックスの外側に設置。ストレーナーの清掃がしやすく設計されている。電気代は月額およそ4.14円(計算目安=1日100回、1回10秒の利用)と消費電力も少なく、省エネ性も高い。
 トイレカウンターなどにも設置できるコンパクトタイプのE1700/価格6万8,000円(税別)と、パブリックスペースの洗面にもマッチするロングタイプのE1700L/価格7万1,000円(税別)と2種展開。製品に関するお問合せは、KVKお客様ご相談センターまで【電話】0570-099-552
カクダイ 「生活の質の向上に貢献」をモットーに
おもしろ製品を開発

 カクダイ(社長=永島康博氏、本社=大阪市西区)は、1897年(明治12年)に大阪で多田卯金物店として創業。1990年に現在の株式会社カクダイと社名を変更し、今年創業135年を迎える。
 「水と住まいの接点にある製品を追求し、生活の質の向上に貢献する。」という社是のもと、製品開発の姿勢は、ユーザーを笑顔にさせる、おもしろ製品も次々と生んでおり、そのひとつが単水栓金具「Da Reya」(だれや)シリーズだ。 
 水栓金具が天地逆に設置された『誰や!パイプ上向けにしたん?』や水栓金具が爆発寸前並みに膨らんでいる『誰や!メタボにしたん?』など、見た目も使い方もユニークな水栓が揃う。このシリーズの狙いは親子の会話≠セ。ユニークな水栓を見たり使用する事で「自分も作ってみたい」と考えてもらい、そこから親子の会話が弾んだり、この水栓を目にした子供が、大人になって世界に通用するデザイナー、エンジニアになって欲しいという願いが込められている。
 同社の生活の質向上に貢献したいという姿勢は、顧客に配る記念品開発にも表れ、本物のバルブと見紛うリアルさを追求した「バルブ型ペッパーミル」や水栓型の「水栓型しょう油差し」は、カクダイ社員から記念品を貰った人は、その精密さと用途に「なぜ?」と言わずにはおられず、持ち帰った家庭での会話もきっと弾むだろう。
 同社の記念品は好評で、顧客からの問合せも多いそうだ。今度は、どんな製品を作り出すのか?と期待させるカクダイの今期の新製品は4月以降登場予定だ。
日本バルブ工業会 創立60周年記念
学生懸賞論文受賞者発表

 一般社団法人日本バルブ工業会では、創立60周年を記念し学生を対象とした懸賞論文コンテストを開催した(募集期間=平成25年6月20日〜11月29日)。
結果発表(敬称略)
【最優秀賞】1本
▽「バルブのこれから果たすべき役割」中野亮(立命館大学)
【優秀賞】2本
▽「人と環境に優しいスマートバルブの開発-持続可能な社会の形成のために-」小林麻耶(椙山女学園大学)
▽「開けよう、バルブの女性史という弁を」本穂波(金沢大学)
【佳作】3本(受賞者名のみ)
▽長谷川高平(日本大学)
▽小西駿英(八幡工業高等学校)
▽池永一広(放送大学)
【入選】5本(受賞者名のみ)
▽坂部俊郎(京都大学)
▽西野雄一(一橋大学大学院)
▽平井祐一(早稲田大学大学院)
▽森井昌也(金沢大学)
▽山口雄也(彦根工業高等学校)

社員とOB263名が集い
さらなる発展を誓う
井 高 創業90周年記念パーティー

 機械・工具の総合商社井高(社長=高田研至氏、本社=名古屋市中区)は、1924年(大正13年)の創業から今年の2月11日で90周年を迎え、これを記念して2月10日午後6時より名古屋マリオットアソシアホテルにおいて「井高創業90周年記念パーティー」を開催した。社員とOBら263名が参加して90周年の節目を祝い、さらなる発展を誓った。
 冒頭、高田社長が挨拶で「このように90周年を迎えられますのは、本日お集まりの皆様のお蔭と感謝いたします。また基礎を作っていただいた、OBの皆様、創業者の高田勝彦、先代の高田真吾の頑張りのお蔭と感謝いたします。さらに忘れてならないのは、井高を支えていただいているメーカーさん、ユーザーさんの思いが90年続いたと思っております。感謝の気持ちを忘れないようにしてまいりたい」と述べ、同社の歴史を振り返った。
 高田社長は「90年は通過点、井高は一年一年を大切にする会社です。日々仕事をして行っていただきたい。企業は未来永劫続いていかなければなりませんが、ひとまず十年後の百年に向けて仕事を進めてまいりたい」と決意を新たにし、挨拶を締めくくった。
 同社に55年間勤め今年3月に勇退する竹川顧問(元常務取締役)に、感謝と労いの意を込めて高田社長より花束が贈呈された。竹川顧問よりお礼の言葉があり、同氏の乾杯の発声で開宴した。
 現在同社は、国内に九州から北海道まで拠点を持ち、海外にも米、欧、中国、東南アジアと多数の拠点があるため、社員が一堂に会する機会は中々なく、久しぶりの再会に会話も弾んだようだった。高田社長も各テーブルを回って談笑し和やかな祝いの席となった。
 奇しくもこの日は高田社長の51回目の誕生日でもあり、社員一同から社長に祝いの花束が贈られる一幕もあり、午後9時過ぎ、間瀬常務の中締めでお開きとなった。

10月22日〜24日に開催
TECH Biz EXPO2014
3月31日まで早期出展申込割引

 「第4回次世代ものづくり基盤技術産業展―TECH Biz EXPO 2014―」が今年も10月22〜24日の3日間、名古屋市港区のポートメッセなごや(名古屋市国際展示場)で開催される。
 現在、主催の名古屋国際見本市委員会では出展の募集を行っているが、3月31日までの申し込みについて早期出展申込20%割引を実施しているので、出展予定者は今月中の申し込みが有利となっている。
 同展は、技術・市場ニーズを取り込み先進技術訴求とソリューション提案のマッチングの場として2011年から名古屋で毎年開催され、好評を得ている。出展対象分野は、レーザ加工技術▽3Dプリンタ技術▽CFRP(複合材)製造・加工技術▽軽量化技術▽効率化技術▽品質管理・評価技術▽環境対応技術▽EV関連技術▽知財・研究シーズ、その他。
 今回も併催企画として、次世代自動車・航空機などの輸送機器の軽量化・EV化・新素材とその加工技術に加え「レーザ加工技術」「3Dプリンタ」「CFRP関連」などをテーマに主催企画展示と技術講演会等が予定されている。
 詳細については、名古屋国際見本市委員会(電話052-735-4831、ファックス052-735-4836)に問い合わせるか、公式Webサイトhttp://www.techbizexpo.com/で確認を。