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2015年(平成27年)8月
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2015年8月2日(日 2570
パナを招き衛陶・水栓部会併催
管機連報告、議事録発信を承認
静岡県管工機材商組合 7月理事会を開く

 静岡県管工機材商組合(理事長=一色哲已氏・一色機材社長)は7月10日午後3時より静岡市内のマイホテル竜宮において定例理事会を開催し、管機連総会の報告、議事録の発信などを審議し承認した。併せて衛陶・水栓部会を開き、パナソニックエコソリューションズ社から業界動向などについての話を聞いた。
 理事会は定刻に始まり、各審議事項について協議が行われた。
 管機連総会については、6月16日に開催され、一色理事長、鈴木副理事長(山田商工社長)、大村副理事長(大村商会社長)が出席、村松前理事長(村松商店社長)も被表彰者として出席したと報告された。次回の理事会は9月9日に大阪で開催され、昨年の名古屋と同様に、一泊し翌日に大阪組合主催の「管工機材・設備総合展」を参観する。一色理事長、鈴木副理事長が出席の予定。また、管機連の名簿を作成することがほぼ決まり、9月の理事会で決定することも報告された。
 議事録については、6月理事会の議事録を承認し、大村副理事長より会員に発信することとした。今回の議事録については、理事長の承認が取れ次第、発信する。
 恒例の研修旅行については、12月2日〜5日を開催予定とし、今後、詳細を詰めていくことが確認された。
 引き続いて開かれた衛陶・水栓部会では、パナソニックエコソリューションズ社静岡住設建材営業所の増田高志課長より最近の業界の動向などについて話された。
 【部会の要約】
●昨年の住宅建設市場は、非住宅と言われる事務所、店舗が非常に悪かったが、工場や倉庫は好調。工場、倉庫への投資が増加している傾向にある。住宅については、4月は前年同月比を超えた。その中でも分譲マンションが首都圏を中心に非常に伸びている。戸建ては依然厳しい状況が続いている。
●人口が減少している中で、当然、世帯数も2019年をピークに減少していく傾向にある。そのような中で、どのように手を打って行くかが課題となってくる。
●空き家率も2008年13%だったものが、2030年には18%になり5軒に1軒が空き家になると言われている。この辺に国が手をつけてくる。
●大都市(東・名・阪)に人口が集中し、それ以外のところは大幅に減少している。子育て世代の年収が近年大幅に減っており、そのため新築よりも賃貸、中古住宅にこの世代が移行している。高齢者も増えており、今の住宅をいかに資産化するかも注目されている。
●国の方向は、作って壊す社会から転換している。省エネルギー基準も変わってきているので、ここの所をいかに取り込んでいくかが重要。
●スマートメーターやゼロエネルギーハウスが2030年に義務化、あわせて家庭内のエネルギー管理システムHEMS(ヘムス)が注目されている。このHEMSは全世帯が対象なので、今住んでいる家庭で、火災報知機が義務化になったのと同様に、これはもっと厳しく行われる。
●太陽光発電も、売電よりも自家使用するために蓄電池の需要が増えてきている。
●補助金や税制優遇をうまく活用する企業は、実績が伸びている。今年も国策の有効活用が得策。
●パナソニックの取り組みとして、リフォーム市場、エネルギー市場、高齢者非住宅市場に注力していく。
 最後に、パナソニックの陶器ではない(有機ガラス系新素材)全自動おそうじトイレ「アラウーノ」の新型が紹介された。

ビアパーティー参加45名を予定
キャンプはほぼ満員の192名に
愛機工青年部 7月度役員会を開催

 愛知県機械工具商業協同組合(理事長=伊藤高潤氏・春日鋼機社長)の青年部(部長=森庸一氏・森哲社長)は、7月2日午後7時より組合事務局において役員会を開催した。
 竹中克徳広報担当幹事(ダイドー)の司会で進められ、第1号議案=青年部通常総会の報告は東爪英彦総務幹事長(マルマン商事)が行い、青年部、理事、報道、事務局の合計42名と卒業者が6名中5名、来賓3名、旧部員2名(引継ぎのため)が参加し総勢52名になったと報告された。式次第の事前確認、来賓についても話し合われ、来年の課題とした。
 第2号議案=組合野球大会については、梅本陽史野球担当幹事(杉本商事)より経過報告。4月18日に開幕した第75回組合親善野球大会は5日目まで過ぎ、1回戦の16試合がすべて終了し6月27日から2回戦に入った。全体で30試合中17試合が終了し半分を消化。教育、厚生の協力もあり、しっかり運営ができていると報告された。
 第3号議案=キャンプについては、横井尉人キャンプ担当幹事(大矢伝動精機)より準備状況が報告された。6月24日に第2回の打ち合わせを実施。10日が申し込みの締切だが、これまでに16社192名の申し込みがあり、バンガローの大30棟に対して32棟、小10棟に対して8棟が申し込まれ予定の40棟に達している。さらに3棟の追加が可能。企画内容としては例年通り、魚つかみと流しそうめん、屋台、キャンプファイヤーなどが用意されている。
 第4号議案=青年部ビアパーティーについては、近藤健志会合担当幹事(長村商店)より、8月5日午後7時よりざぶん錦店において開催し、参加者45名を予定していると説明された。次回役員会を当日の午後6時30分より同会場で行うことも確認された。
 第5号議案=講演会については、横山博隆講演担当幹事(山下機械)より、7月14日に教育で打ち合わせを行い、他産業視察と講演に関して一人1案ずつ持ち寄り、そこで検討する予定。今の段階では決まっていない状況と報告された。
 第6号議案=その他は、服部嘉高中央会担当(服部商会)より中央会青年部の補助事業について説明され、本年度の申し込み期限が間近のため来年以降検討していくこととした。また、新入会の候補者についても報告された。

3月に第3回中部機械加工システム展
飯野敏彦会長(SMC)を再任
中部ジーネット会 2015年度総会を開催

 中部ジーネット会(会長=飯野敏彦氏・SMC中部ブロックリーダー、ジーネット名古屋支社の主力仕入先メーカーで構成)は、6月26日午後3時30分より愛知県犬山市の名鉄犬山ホテルで、会員69社が出席して2015年度総会を開催した。
 最初に飯野会長より、総会出席のお礼と、SMCが中部の主力産業である自動車業界の海外進出に合わせて行ってきた同社の海外展開の取り組み、会員に対して海外展開で協力できることなどを含めた挨拶があった。
 次いで古里龍平ジーネット社長が挨拶に立ち、ジーネットを含むフルサトグループの現況について「前期(2015年度3月期)の連結業績は増収増益とすることができた。工具部門は、昨年4月の消費税率引き上げ前の駆け込み需要の影響が思いのほか長引いたとの実感があるが、今年に入り、そこそこ良くなってきた。今年度、4、5月は良くはなかったが、日本の産業が復活してくれば良い方に動くのではないかと楽観的に見ている。住宅設備機器部門は、どん底で、税率引き上げの反動が続いている。今年度に入っても落ち込みは続いている。機械・設備は、直需・卸ともに好調。バブル期を超えているのではと話すメーカーもある程だ。各種政府の施策によるところも大いにある。この分野は、今年度も大きな問題はないと思っている。あえて言えば、メーカーの注残が多くなっているため納期的な問題が心配される。フルサト工業の建築資材の部分が、ここ3年ほど連結ベースの業績を牽引していたが、トーンダウンしている。建築需要がないというのではなく、仕事はあるが建築する職人不足などで建築需要の消化ができない。どんどん工期が遅れて行くという悪循環になる恐れがある。今年度はジーネット、岐阜商事が牽引しなければいけない」と述べた。
 その他、古里社長は、4月30日開催の臨時株主総会において、ジーネットの減資が決議されたことを報告。ジーネットの資本金は8億4000万円あったが、資本金が5億円を超えると会社法上の大企業の扱いとなり、監査法人を置かなければならないなど費用もかかるため、会社法上の大企業から外れる4億2000万円とする(6月30日付)。差額は資本準備金に参入し、株資本の総額は変わらないことを説明した。また、フルサト工業が今年3月より東京・大阪の両本社制に移行したことも報告した。
 古里社長は、『かんたん解決カタログ』などジーネットが取り組んでいるソリューションをテーマとした営業手法に触れ「エンドユーザーのニーズを常に頭に置きながら、皆様方の素晴らしい製品をもっと世の中に周知させていく役割があると考えており、拡販に努めていく」と述べて挨拶を結んだ。

 飯野会長が議長を務めて議事に入り、審議の結果、2014年度事業報告・会計報告・会計監査報告、2015年度事業計画及び予算案は原案通り承認可決された。続いて新入会員1社の紹介と休会会員1社、退会会員1社の報告が行われた。
 役員改選では原案通り新役員が承認され、引き続き会長を務めることになった飯野氏が「幹事会社の皆様と会員の皆様で今年1年、ジーネット様をますます盛り上げて行きたいと考えております。宜しくお願いします」と挨拶した。

 続いて、大谷秀典ジーネット名古屋支社長より支社の現況報告が行われた。
 2014年度業績について、ジーネット単体の売上高は553億1900万円で、名古屋支社は、機工部門が前年度比8・2%増、機械部門が14・3%増、住設部門が7・9%減となり、支社全体では5・3%増の123億6100万円となった。支社内のシェアは機工部門60・1%、住設部門21・6%、機械部門18・2%。ジーネットは名古屋・大阪・東京と3支社あるが、機工部門は、大阪の5・9%増、東京の3・3%増と比べ、自動車産業の復調に支えられて名古屋はまずまずの数字。機械部門も同様で、他の支社に比べ伸びが大きい。住設部門は厳しい状況が続いていると報告された。
 『第2回中部機械加工システム展』を3月20、21日にポートメッセなごや第3展示場にて開催し、工作機械メーカーを中心に126社が出展。3510名が来場する中、多くの受注と引き合いがあり成功裡に終了した。その他、テーマ別のソリューションフェアの開催も報告された。
 2015年度支社方針は、@市場にインパクトを与え続ける。Aエンドユーザーにとっての本当の価値を見極め、取引先を通じて提案する。かんたん解決カタログ、展示会などのツールを活用して、テーマを絞り販売店を通じてエンドユーザーに提案していくと説明された。
 今年度の展示会は、『2015駿河機械加工システム展』を8月28、29日にツインメッセ静岡で開催する。出展メーカー83社(6月25日現在)、動員目標1500名。『第3回中部機械加工システム展』の開催も決定。来年3月18、19日にポートメッセなごやで行う。ソリューションフェアは物流をテーマに浜松で12月9、10日に開催する。
 大谷支社長は部門別の戦術についても説明し「2015年度は、前年比プラスだが、社内計画では少しショートなので、これから巻き返して行きたい。皆様の更なるご支援、ご協力をお願いします」と締めくくった。
 最後に寺田愼一郎ジーネット常務取締役営業本部長が「名古屋支社は大谷支社長体制となり4年目になります。3年前は3支社同時に支社長が変わり、その時から潜在需要を顕在化する≠ジーネットの営業戦略としてきました。掘り起こした需要をメーカー様と一緒になって受注に結びつけて行きたい」と述べて引き続き仕入先各社の支援をお願いし、総会を終了した。
 【新幹事】 敬称略
▽会長=飯野敏彦(SMC)
▽副会長=一味司(ミツトヨ)、片岡暢博(ヤマザキマザックシステムセールス)
▽会計=簀戸透(サンドビック)
▽幹事=袴田明弘(アネスト岩田コンプレッサ)、富田龍二(クリナップ)、田口昌己(コベルコ・コンプレッサ)、杉坂慎二(昭和電機)、西野秀哉(大昭和精機)、窪田健一(DMG森精機セールスアンドサービス)、長島英明(日東工器)、古賀宣明(リンナイ)
▽事務局=大谷秀典(ジーネット)

20年の節目を迎えた岡谷管栄会
新会長に大藪淳一氏(大清)
平成27年度総会を京都で開催

 岡谷管栄会(会長=小川信氏・山信社長、岡谷鋼機と販売店・メーカーの集い)は6月18日、京都市中京区の京都ロイヤルホテル&スパで平成27年度総会を開き、平成26年度事業報告・会計報告、平成27年度事業計画(案)・予算(案)を承認可決した。任期満了による役員改選では新会長に大藪淳一副会長(大清社長)が選任された。翌日は懇親ゴルフ会と京都観光が行われ親睦を深めた。
 総会当日は午前9時10分にJR名古屋駅に集合し、観光バスで総会会場に向かう途中、昼食に近江牛を堪能。その後、京都伏見の有名な酒蔵月桂冠の「月桂冠大倉記念館」を見学し、酒造りの歴史に触れた。
 総会は岡谷鋼機の岡本喜一郎配管住設部長の司会進行で午後4時に始まり、司会者から会員など47名の出席が報告された。
 小川会長は挨拶で「岡谷管栄会も平成7年に始まり今年で20年となります。岡谷鋼機さんを中心に私ども会員がいかにしてより発展していくか、という会です。商品勉強会や若い方々の教育を中心に行っており、年々盛んになっています。現在は、5月に新人向け研修会、10月に中堅・ベテラン向けの研修会を行っています。現在、住宅の建築着工数は非常に厳しい状態にあります。4月の建築確認申請の受理数が国土交通省から発表されました。愛知県では、ようやく消費税率引き上げ以降、建築着工数がプラスになりました。この1年間、非常に苦しい時が続きました。最高に厳しい時で前年同月比マイナス30%、マイナス27〜28%が続いていました。改善したと言っても、ほんの少しと言うか、横ばいになった程度のことで、まだまだ厳しい数字です。これが今後、右肩上がりになるかと言うと、そうとも言えない。そのような中で、岡谷鋼機さんも色々な勉強会を実施しています。これは、私ども会員の商品の窓口を広げ、そして多くの賛助会員のお世話になって、より厳しい、建築着工が少ない中で頑張って行こう。その中でリフォームの問題があり、リフォームも右肩上がりにはならないかもしれないが、下がることもないだろう。我々もそれにしっかりと取り組んで行こう、
という意味だと思います。これからも岡谷鋼機さんを中心に正会員の皆様、そして賛助会員の皆様が手を取り合って、お互いに共存共栄でより発展して行くような岡谷管栄会になって行こうと、心から思う次第です。本日は管栄会の総会です。皆様の慎重審議をお願いいたします」と述べた。
 続いて、馬場紀彰岡谷鋼機代表取締役専務名古屋本店長が挨拶に立ち「岡谷鋼機は5月22日に株主総会が無事終了しました。これも偏に皆様方のお蔭と感謝申し上げます。今年は私どもの中期計画の最終年度で、最終年度も増収増益で乗り切れと社長から強く言われていますし、我々も頑張って乗り切って行きたいと思っています。本日は管栄会の役員の改選もあります。20年の節目の年で、初代が小川嘉孝小川管商社長、2代目が闇雲明男旭工機会長、3代目が鈴木章夫米津物産社長、4代目が田中邦洋五光商会社長、5代目が現小川会長。本日新たに会長を選任していただきますと、6代目となります。前期は私どももそこそこの決算で終わることができました。国内外の子会社は71社と数が大変増えました。海外の子会社が円安等により大変稼いでいただき、良い決算ができました。またトピックスとしては、今年の3月1日より北陸支店に管材の専従者を再配置しました。2〜3年間、大変ご迷惑をお掛けしましたが、改めて北陸も頑張りますので宜しくお願いいたします。岡谷鋼機の配管住設本部は、管栄会の引き続きのご支援ご協力をお願いしたいと存じます」と同社の近況を交えて話した。
 出席した岡谷管栄会の役員、会員、賛助会員と岡谷鋼機のメンバーの紹介が行われた後、事務局が議長を務めて議事に入った。
 平成26年度開催事業報告、同会計報告、同会計監査報告が行われ、異議なく承認された。
 役員改選は、平成27年度役員(案)が承認され、副会長の大藪淳一氏が新会長に選任された。
 続いて平成27年度事業計画(案)、同予算(案)の審議が行われ、異議なく承認された。
 議事終了後は、業界動向について賛助会員の海下晃郎シーケー金属名古屋支店長、山田直樹UACJ銅管販売常務取締役、養父敏之日新製鋼ステンレス販売部長よりそれぞれ説明があり、山田雄一岡谷鋼機配管住設本部長の挨拶で総会を終了した。
 懇親会は「祇園畑中」に会場を移して行われ、冒頭、新会長に就任した大藪淳一氏が「先ほどの総会で、第6代岡谷管栄会会長を拝命いたしました。力不足ですが、頑張ってやりたいと思います。思い返しますと、平成7年にこの会が始まるということで、当初から参加させていただいております。その時の初代会長は小川嘉孝さん。その頃は私もまだまだ若く、末席でくっついていた形でしたが、年月が流れるのは早いもので、まさか会の会長を仰せつかるとは思ってもいませんでした。甚だ微力ではありますが、頑張りますので宜しくお願いいたします」と挨拶し、乾杯の音頭をとった。
 京都伝統のお座敷遊びを体験するなど終始和やかに懇親のひと時を過ごし、秦義明日立金属部長の中締めでお開きとなった。
 翌日はゴルフ組と観光組に分かれて交流を深め、蒲生ゴルフ倶楽部で開かれた懇親ゴルフ会では吉村譲二氏(JFE継手)がN72・2、H22・8で優勝した。準優勝は河西洋氏(マルニシ)N73、H18、3位が吉田光宏氏(米津物産)N74、H13。ベストグロスは辻亮一氏(辻さく)の89。
 一方の観光組は、伏見稲荷など京都の市内観光を楽しんだ。
 【新役員】
◎会長=大藪淳一氏(大清社長)
◎副会長=峰澤彰宏氏(峰澤鋼機社長)
◎理事=一色哲巳氏(一色機材社長)
◎理事=辻亮一氏(辻さく社長)
◎理事=渡邊修二氏(ワタナベ鋼管社長)
◎会計監査=小川誉之氏(小川管商社長)
◎会計=岡谷鋼機名古屋本店配管住設部

鋳鋼生産ピーク時の6割水準
鍛鋼は上昇基調に一服感
日本鋳鍛鋼会5月の鋳鋼・鍛鋼生産実績

 一般社団法人日本鋳鍛鋼会が7月15日に発表した、鋳鋼(全国74工場)、鍛鋼(同18工場)の平成27年5月分の生産実績は、鋳鋼が前年同月比3・2%減の1万2562トンとなり8か月連続して前年を下回った。鍛鋼は同6・4%減の5万1640トンとなり、27年度に入ってから2か月連続で前年を下回り、それまでの上昇基調に一服感が出てきた。
 5月は大型連休などにより操業日数が少なかったことにより、前月比も鋳鋼3・4%減、鍛鋼12・6%減といずれも減少した。
 同会によると、鋳鋼の生産は、主力の建設機械・船舶向けは前年同月比でプラスとなり、底打ち感はあるものの、未だピーク時の6割水準と回復とまでは至っていない状況にある。その他、金型や鋳鋼管、破砕機など多くの機種で減少が見られ、全体的な下落は止まっておらず、鋳鋼は今年度に入ってからも依然として厳しい水準が続いている。
 鍛鋼については、自動車向けが牽引しているが、5月実績ではその自動車をはじめとして船舶やロール、型用鋼などこれまでプラス基調だった機種が前年割れとなり、全体的にマイナス傾向が出てきた。これまでの回復ぶりから一息ついた格好で、同会では昨年度から続く増加基調が今後も続くか否かを注視したいとしている。

流体の計測、制御の専門商社として
品質とサービスで社会に貢献
センサスヤマモト 設立50周年記念式典・祝賀会開催

 工業用計測機器・制御機器、配管資材及び機械工具の専門商社センサスヤマモト(社長=山本員彰氏、本社=名古屋市熱田区千年1‐14‐1)は、今年4月に設立50周年を迎え、7月4日、記念式典及び祝賀会を名古屋金山総合駅に隣接するANAクラウンプラザホテルグランコート名古屋において開催した。記念祝賀会には同社の仕入先など関係者と社員ら約150名が出席して盛大に50年の節目を祝った。 
 同社は昭和39年(1964年)1月に山本真嗣氏が機械工具商「山本商店」として創業、翌40年4月に「株式会社山本商店」が設立された。昭和43年2月から長野計器製品の在庫センター機能をもつ代理店となり、50年の歴史はその役割を担ってきた足跡でもある、と山本社長は振り返る。
 創業からの「信用を第一に誠意を持って事にあたる」をモットーに、本社のある名古屋を中心に事業を展開。計測機器の検査・校正サービスも行い、圧力計、温度計の校正証明書を発行できる。さらに昨年、JCSS認定事業者となった。東京、富山、浜松に営業拠点、本社近くにキャリブレーションセンター(創業50周年を記念して竣工)と在庫管理センターをもつ。
 記念式典は午前10時30分より社員を対象に行われ、挨拶に立った山本社長は「本日、50周年を皆様とともに迎えられたことを心より嬉しく思っています。私どもは長野計器の代理店として日本国内で有数の在庫を持っている。この在庫センター機能の充実を掲げてさらに進んでいます。そして校正証明書が出せる。これはかなり特殊なことです。2025年のビジョンは売上高35億円です。通常の営業と在庫センター機能の充実。加えて、インターネット通販の充実。今後、益々インターネットを利用した商売が増えることに対応し、ホームページを最善のものに変えていく。既存技術の強化、新サービス・ビジネスの推進、確立。全社員の意識改革。センサスヤマモトのブランドの確立。この最たる例が、JCSS(ISO17025に準拠した国家標準器とのトレーサビリティのある校正を行うための制度)です。これは、やろうと思っても実はなかなかできないものを、わが社では取り組み、実現した。社員全員のスキルアップ、これが私にとって一番大きなことです。2025年のビジョンを社員全員で共有し、一丸となって動き出していきたい」と、次なる10年へ向けての抱負を語った。
 表彰に移り、永年勤続優良社員の10年以上6名、20年以上5名と功労賞2名、特別功労賞2名が表彰された。
総勢150名で記念祝賀会
仕入先などを招いて
 記念祝賀会は午後零時15分より開かれ、山本社長は挨拶で、同社の50年のあゆみを振り返り、仕入先をはじめとする関係者に感謝の意を伝えるとともに、引き続いての支援をお願いした。(挨拶要旨別掲)
 来賓挨拶では依田恵夫長野計器社長が、センサスヤマモトとの関係、山本社長の修行時代のエピソードなどを紹介し、「山本社長は大変新しいことに挑戦されています。新しい商品に対して非常に興味を持っている。斬新的な考え方を持っている。また、創業者、先代の時代から従業員を大切にする会社で、武田信玄の言葉に『人は城、人は石垣』というものがありますが、その通りで、従業員を大切にし、私どもメーカー、お客様を大切にする。これから益々ご発展されることと思います」と祝辞を述べた。
 乾杯の発声を松沢広宣アドバンス電気工業社長が行い、祝宴に移った。
 会場では威勢のよい祝い餅つきが行われ、祝いの席を盛り上げた。和やかに歓談が進み、三田順一フローテック社長の中締めで盛会のうちに終了した。
【山本社長挨拶要旨】
 本日は、ご多用中にも関わらず、センサスヤマモト設立50周年記念式典にご臨席賜り誠にありがとうございます。
 昭和39年に機械工具商「山本商店」として個人創業し、40年に「株式会社山本商店」、42年に「山本機械工具株式会社」、62年に「株式会社センサスヤマモト」へと社名を変えてきました。そして平成27年4月、設立50周年を迎えることができました。これも偏にメーカー様、仕入先様、お客様、金融機関の皆様及び関係各位のご支援、ご協力の賜物と衷心より感謝申し上げます。
 この歴史は、長野計器の在庫センターの歴史でもあります。昭和43年、私がまだ高校生の頃、在庫センターを始めました。当時、圧力計は今よりもっと貴重品でした。金庫のような保管庫に大切に置かれていたのをはっきりと覚えています。50年に私が長野計器に入社する頃には、完全に会社の舵はそちらに切られていたと思います。
 また、昨年11月に「JCSS0318(圧力)」で認証登録されました。この認証登録に際しては、長野計器様、ナガノ計装様、日本校正センター様からのアドバイスが非常に参考となりました。本当にありがとうございました。
 この度、社史を編纂しました。50年前を知るのは、社内にもはや私しかおらず、今私が記録を残さないと、50年前が歴史に流れてしまうような危機感を持ちました。そのような目で過去の資料を見ていると、創業者、2代目が写真や資料に説明書き付きで残してくれており、これは私に会社の歴史を残しなさいと背中を押されていると思い、一念発起しました。
 一番印象に強いのは、昭和56年です。この年、創業社長が急逝しました。当時私は信用不安があるかと思いましたが、皆さんが何も言わずに取引を継続してくださいました。これは本当に大きな心の支えとなりました。改めて御礼を申し上げます。また、今があるのも創業者、2代目、そして過去から現代に渡る数多くの社員さんたちの努力の賜物であると、胸の奥深く存じております。
 これらの思いに応える意味でも、創業社長のポリシーであった「信用を第一に誠意を持って事にあたる」を心に刻み、品質方針である「メーカーとお客様を結ぶ専門商社として、自信と誇りを持って最高品質の商品とサービスを提供する」を実現するために、「親切・丁寧・速く・確実に」をモットーに在庫センター機能のさらなる充実、また知識の蓄積、技術の向上をし、人財を育成して、これからも皆様、そして社会のお役に立てる会社であり続ける所存です。皆様には益々のご支援、ご鞭撻をお願い申し上げます。

世界各国の工作機械の
研究者約80名が参加
米国でMTTRF年次総会開催

 DMG森精機(社長=森雅彦氏、本社=名古屋市中村区名駅2‐35‐16)が主要な支援会社として運営に参加している、アメリカ政府認可公的非営利慈善団体の工作機械技術研究財団(MTTRF)の年次総会が、6月30日〜7月2日、米国カリフォルニア州サンフランシスコにあるインターコンチネンタルマークホプキンスホテルで、世界各国の工作機械の研究者約80名が参加して開催された。
 総会では、森社長の「DMG MORIの協業とイノベーション」の講演に続き、今後の工作機械の開発や加工技術に大きな影響を与える最先端の研究成果が発表された。
 MTTRFは、2002年10月にDMG森精機(当時=森精機製作所)が基本財源を拠出して設立された、米国政府公認の非営利財団法人。理事長はカリフォルニア大学デービス校及びバークレー校の山崎和雄教授、理事をDMG森精機の森社長と岡田夏生顧問が務めている。
【MTTRF年次総会発表内容】
@SmartSCALEの開発(マグネスケールスマートスケール技術製造部 丸山氏)
A5軸加工機の熱変位抑制(チューリッヒ大学 Wegner教授)
B工作機械のコンタリング動作における省エネ制御(豊橋技術科学大学 内山教授)
CUC‐DavisにおけるManufacturing教育コースとプログラム(カリフォルニア大学デービス校 曽雌教授)
D製品3次元モデルからアジャイル型加工操作をサポートするフレキシブルCAPPシステムの開発(神戸大学 白瀬教授,佐藤准教授)
EESPRIT最新情報(D.P.Technology Corp CEO Frayssinet博士)
F先進加工と医療部品用アップリケーションのためのレーザ技術(IMRA America,Inc. Technical section leader太田氏)
Gウィスコンシン大学におけるMTTRF関連の研究と教育(ウィスコンシン大学 Pfefferkorn教授)
H複合加工機における高速薄板造形の研究(ルーヴァン・カトリック大学 Lauwers教授)
I複合加工機における、加工物の精度に関する研究(大阪工業大学 井原教授)
Jフィルタード・アーク成膜法によりPVDコーティングした超硬工具の切削特性(金沢大学 細川教授)
Kフライス加工によるギヤと大型ギヤセグメントの品質改善(ブレーメン工科大学 Goch教授)
L工作機械の消費電力に関する不確実性に対する一般予測手法(カリフォルニア大学バークレー校 Dornfeld教授)
M加工音モニタとその補正によるびびり検出(フローレンス大学 Campatelli教授)
Nダブリン大学の教育研究報告と難削材としての医学等級コバルクロム合金ASTM1537の評価(ダブリン大学 Byrne教授)
O長尺ボーリング工具を使ったアルミ鋳鉄合金の精密加工(ウィーン工科大学 Bleicher教授)

仕入先など240名余りが参集
各社の商材を成長の力に
村松商店 第21回元浜会を開催

 管材・設備機器等の総合商社、村松商店(社長=村松孝一氏、本社=浜松市東区常光町188)の「第21回元浜会」が7月3日、昨年に引き続き静岡市葵区のグランディエールブケトーカイを会場に、同社の仕入先92社を迎え総勢240名余りで盛大に開催された。
 当日は、村松社長のピアノ演奏と共に、村松尋代専務を筆頭にスタッフ一同が会場入口で来場客を出迎え、午後5時に開会した。
 司会進行を三室昭彦本社営業部長が務め、「本日は大変お忙しい中、また足元の悪い中、200名を超えるお客様にご参加いただきまして、誠にありがとうございます。平素は無理・無茶なお願いを快くお聞きいただき、重ねて御礼申し上げます。ここで、ご報告させていただきます。弊社の専務が4月1日付で、浜松ロータリークラブ創立80周年で女性初の会長に就任いたしました。忙しい専務になり替わりまして務めさせていただきます」と司会の挨拶。
 村松社長は、出席者に対して御礼を述べた後、「この会は、当初は弊社の営業と仕入先の皆様の担当とが懇親を深める会でした。回を重ねる毎に多くの方に参加していただくようになり、今回これだけの数となりました。こんなに大勢の皆様に私どもの商売の見方をしていただき、ありがたく思っております。昨年は、精一杯商売に頑張ってきましたが、静岡県はあまり元気がありませんでした。県下の人口は減っており、主要の浜松市、静岡市も減っています。残念ながら、減収減益となってしまいました。そのような中で、各社が色々な商材を提供してくださっています。これを私どもの力として、もっともっと広げて頑張ってまいります」と挨拶で述べ、引き続き仕入先各社に協力をお願いした。
 仕入先を代表して挨拶に立った、橋本政昭橋本総業社長は「只今、大変嬉しいお話がありまして、専務が浜松ロータリークラブの会長を女性で初めて務められるということを聞き、努力の結果と感じております。心からお慶びを申し上げます。元浜会の『おもてなし』には大変凄いものがあると思っております。社長が毎年曲を変えてピアノを弾きお迎えしてくださる。社長が色々なところに行かれて地元の色々なお酒を仕入れ、本当にたくさんの、我々にはなかなか手に入らないお酒を提供してくださる。このおもてなしを楽しみに、元浜会に参加しておりますので、今年も大いに楽しませていただきます。ご商売の方も昨年、静岡に新しい支店を建て替えられ、益々繁盛ということになる。今年64期ということで、そのうち半分の32年、現社長がやられている。今の村松商店さんの繁栄は、社長の尽力、そして社員の努力のお陰なのではないかと思っております。また、静岡県管工機材商組合の理事長を2期4年務められました。立派に組合の発展にもご努力されました。本日は楽しく過ごさせていただきたいと思います」と祝辞を述べた。
 乾杯の挨拶で藤本幸隆栗本鐵工所執行役員鉄管事業部長は「徳川家康の言葉に『最も多くの人間を喜ばせたものが、最も大きく栄える』というのがあります。元浜会にはこんなに多くの方が毎年おいでになり、様々な方を喜ばせていらっしゃる。村松商店さんが大きく栄えるのは間違いない。私も少しでもお役に立てますように、努力してまいります」と述べ、力強く乾杯の音頭をとった。
 各テーブルには様々な銘柄の日本酒や焼酎が並び、他に何種類ものワインも用意され、参加者はいろいろ飲み比べて堪能した。
 アトラクションでは、「魔王」や「伊佐美」といった稀少銘柄の焼酎を狙って恒例のジャンケン大会が行われ、大いに盛り上がりを見せた。
 終始和やかに歓談に興じ、吉川富雄オータケ社長の中締め、山下勉村松商店営業統括部長による「皆様の会社が、売上を当てにできる会社、訪問しやすい会社にしていきたいと思います。ご協力のほど宜しくお願いします。本日はありがとうございました」との御礼の挨拶で盛会のうちにお開きとなった。

金型設計支援ソフト
「モールド・エキスプレス」
ミスミ 国内無料提供開始

 ミスミグループ本社(社長=大野龍隆氏、本社=東京都文京区)は7月27日、プレス金型・プラ型用標準部品カタログに掲載された全ての部品情報と、2Dおよび3DのCADデータの自動生成機能を備えた金型設計支援ソフトウェア「Mold EX-Press(モールド・エキスプレス)」の無料提供を開始したと発表した。 
 従来の金型設計プロセスにおいては、部品選定やCADデータ生成、さらには部品表の作成など、設計者に多くの手間がかかっていた。また、部品購買プロセスにおいても、部品表の発注書への転記や見積もりの取得に時間を要していた。
 モールド・エキスプレスは、その豊富な検索機能で部品選定の利便性を高め、設計段階では2Dおよび3DのCADデータと発注用型番を自動生成する。また、ミスミWeb Order System(WOS)とシームレスに連携した部品表によって、ワンクリックで即座に価格と納期の確認を行うことができる。これによりユーザーは部品選定・部品設計・部品調達における手間と時間を大幅に削減する事ができるとしている。
 モールド・エキスプレスは5カ国語(日本語・英語・中国語・韓国語・タイ語)に対応しており、2012年以来、中国を中心にインド、タイ、シンガポールなどの東南アジア諸国、さらにはドイツをはじめとした欧州各国を含め、既に約3万社5万人以上のユーザーに使用されている。
 また、同ソフトは、プロのためのツールとしてのユーザビリティー、多国語対応によるものづくりのグローバル化対応などが評価され、2014年度グッドデザイン賞を受賞した。
 【申し込み・問い合わせ先】
 https://www.moldex-press.com/jp/?cid=cid_pr_201507(利用、送料は無料)

此の世と彼の世
児玉興業会長
松田 謙三 氏

 もうすぐお盆です。「彼の世」からご先祖様をお迎えする準備が各ご家庭で始まります。統計数理研究所で、春のお彼岸を迎えて彼の世の存在を信じますか?とのアンケート調査の結果が某新聞に掲載されて居りました。
 20代…信じます45%(昭和33年の13%の三倍となりました。)
 70代…信じます31%(昭和33年の37%が31%と減っております。)
 少子高齢化社会の中で意外と感じます。
 私共は、古来から此の世に生きながら先に亡くなった人を懇ろに弔い供養をし、自身も心の安らぎを得て参りました。地球上に住む「生物」で死後に迄、気を配って弔いをするのは人間だけです。葬儀や法事の折、子供は何も分からず和尚様に亡くなった人の魂が見えるのですか?と尋ねます。そんな時、和尚様は目を開けていては見えません。皆さん、目を閉じて手を合わせて居られるでしょう。目を閉じて、亡くなった大切な方と心の中で対話をしたり、泣いている人は亡くなった方にお礼を言ったり詫び事をして居られるのです、と説明をして居られました。
 先の東日本大震災で、死者1万5891人、行方不明者2584人。被災から4年余り経った被災地、浪江町のあるご家庭の庭に「風の電話ボックス」という物が置かれており、電話にはコードも何もありませんのでダイヤルしても何処にも繋がりませんが、毎日近隣の数人の方が訪れ電話でしばらくお話して居られるそうです。応答のない電話ですが、最愛の人を亡くされた方にとっては「風の電話」は此の世と彼の世が繋がっているのです。
 俳人 小林一茶は250年前の人で、長野県信濃町で生まれ15才で江戸に出て、20才で俳句の世界に入りました。その生涯で最愛の妻と三男一女に先立たれ、最後に生まれた娘「やた」は顔を見る事もなく65才で亡くなられました。お念仏の篤信者であった一茶は長男「千太郎」長女「さと」を相次いで亡くした年、その悲哀を「露の世は露の世ながら然りながら」と諦めきれない心情を読み、続いて「ともかくもあなた任せの年の暮」と言う句を残して居ります。露の世に生きる私達は100%死んで浄土に参りますが、それもあなた阿弥陀様まかせ、先に亡くなった御霊も今を生きる私達もすべて仏様の掌の上にある事を信じてもうすぐ参ります。お盆に彼の世からご先祖様を懇ろにお迎えをして供養をいたしたくエッセーいたしました。
 *盂蘭盆…祖先の霊を迎え供養する民俗的仏教行事。7月ないし8月15日を中心に各地で行われる(お盆)。

 「私家」京都浄土宗本山光明寺様よりひかり7月号を拝受拝読しエッセーいたしました。

ノーリツ 中部ハウレッシュ会
会員企業への支援事業をさらに強化
2015年度情報交換会開催

 湯まわり設備メーカーのノーリツ(社長=國井総一郎氏、本社=神戸市中央区)は6月12日、名古屋市昭和区の同社中部支社東海支店にて2015年度ハウレッシュ(ノーリツとリフォーム提携している小売店組織)情報交換会を開催。会員50名が参加した。
 (一社)日本ガス石油機器工業会の発表によるガス石油給湯器の1月から4月までの出荷実績だが、全国で約111万9000台(前年比90%)、東海4県で約11万8700台(同91%)となっている。全国の月別出荷実績は1月が前年比97%、2月が同90%、3月が同76%、4月が同108%と、4月は持ち直したものの、特に2月、3月が前年に比べ大きくショートした。これは消費増税前の駆け込み需要の影響によるものだが、一昨年と比べると、全国で100%、東海4県でも100%となっており、厳しい状況であるものの一昨年並みというのが給湯器関係の現状である。ちなみに、5月までの累計は全国で前年比91%、東海4県で同92%と、少しではあるが改善されつつある。戸島洋中部支社長兼東海支店長は「弊社のガス追炊き式給湯器『GTシリーズ』も、発表された統計とほぼ同じ傾向です。給湯器は一定の年数が経てば取り換え需要が定期的に発生します。約70%が取り換え需要ですから、そういう意味ではあまり時代に左右されずに安定して出荷できるものと考えています」とコメントした。また同社東海支店の方針について戸島支社長兼支店長は「2月に当支店の3つの方針を発表しましたが(弊紙4月12日号に内容掲載)その中の2番目『住設システム分野の取り組み強化』に関連し、3月にショールームを改装しキッチン新製品『レシピア』『レシピアプラス』を展示。また7月新発売のシステムバス『ユパティオ』『ユパティオヒロイ』も先行して展示するために、ショールームは再度改装済みです。5月までの間で弊社営業マンが皆さまから頂いたシステムキッチン、システムバスの情報件数は、4月が147%、5月が175%と件数が伸びています。そして省エネ住宅ポイント制度もまだまだ予算は残っております。この勢いを、情報だけでなく成約活動化することで今年の後半に向けて伸ばしていきたいと思います」と語った。
 次いで、ハウレッシュ会員のせがわ住機より介護リフォームの成果事例発表が、また、2016年4月に電気の自由化、2017年にガスの自由化が決定しているが、今後の流れや業界の動きに関して、荒木隆一東海支店都市ガス課課長より報告がなされた。
 その後、中部ハウレッシュ会の下期の取り組みが、3月に発表された方針に追加というカタチで新たに発表された。まずノーリツから同会会員への販売促進支援だが、4月より新見積りシステム『Happyパレット』がスタートしている。これは従来の見積り機能をさらにバージョンアップさせたものであり、パソコン画面上で仕様を決めていくと、即、金額が算出される仕組みとなっている。例えば浴室の壁面の模様などもその場でシミュレーションでき、金額も同時に算出される。さらに、その見積りはノーリツで一括管理でき、後々ショールームに施主と見学に行ったときにもすぐに仕様が見られるシステムとなっている。タブレット端末にも対応しており、訪問先でも見積り、シミュレーションが可能だ。次に人材育成支援として、研修スケジュールが発表された。フレッシュマンコースは4月に実施済みで9名が参加した。中堅クラスの研修は8月5日「なじみ客研修」(実施済)、9月8日「提案力強化研修」の2回開催が予定されている。また、プロ育成コース“厨房機器のプロを目指す”研修では、年9回の日程から3回受講することで修了となる。最後に同会会員支援活動の一環として、ノーリツショールーム訪問ごとにポイントの貯まる会員向けポイントカードの発行が報告された。
 これら下期の取り組み発表の後は、参加会員全員でショールームを見学。新システムキッチン『レシピア』『レシピアプラス』や新システムバスルーム『ユパティオ』『ユパティオヒロイ』、新見積システム『Happyパレット』の説明を受けたあと、懇親会で同会会員同士、交流を深めあった。

ノーリツ中部NOVANO会
お客様満足向上の取組み強化誓う
第16回情報交換会開催

 ノーリツ中部NOVANO会(ノーリツ代理店会、会長=澤田栄一氏・マルエイ社長)は7月24日、名古屋市中村区の名古屋マリオットアソシアホテルにて、第16回情報交換会を開催した。
 澤田新会長の挨拶のあと、早速、同会の平成27年度事業計画進捗報告がなされた。

新規入会・会員の変更について報告
 新美良夫氏(ニイミ産業社長)が新たに入会。以下、会員変更。
●ジューテック・小谷修氏▽袴田敦氏(中部営業部長)
●東愛知ガス供給ネット・北川智彦氏▽彦坂彰一氏(代表取締役)
●ミツウロコ・近藤敦氏▽大森正興氏(取締役中部事業部長)
●ミライフ西日本・田中久史氏▽亀山淳氏(中部支店長)
●米津物産・尾ア行広氏▽細井透氏(米津西部社長)
●渡辺パイプ・佐々木元一氏▽川島彰仁氏(西日本営業本部中部支店長)
 新規入会、会員変更に伴い会員名簿を新たに作成し、これが了承された。
平成27年度事業計画進捗
 平成27年度上期事業報告は以下の通り。
●2月24日、名古屋マリオットアソシアホテルにて役員会開催、11社11名が参加。
●同日、同ホテルにて第16回総会ならびに第26回販売コンテスト表彰式開催。44社61名が参加。
●6月11日、ノーリツ東海支店にてビジネスセミナー「女子力アップセミナー」開催。7社14名が参加。
 平成27年度下期事業計画は以下の通り。
●7月24日(当日)、名古屋マリオットアソシアホテルにて役員会開催。10社10名が参加。
●同日、同ホテルにて第16回情報交換会開催。
●9月15日、会員親睦会(第15回ゴルフコンペ)開催予定。
●12月1日、ノーリツ東海支店にて臨時役員会開催予定。
●2016年2月18日、名古屋マリオットアソシアホテルにて第17回平成28年度ノーリツ中部NOVANO会総会を開催予定。
第27回NOVANO会コンテスト進捗報告
 期間は平成27年1月5日〜同12月28日まで。6月末現在の中間報告は以下の通り。
●総取引部門
 1位から順に10位まで。マルエイ、山信、北恵、マルヒロ、ユアサ商事、東邦液化ガス、油久、新日本ガス、橋本総業、ミツウロコ
●重点商品部門
 1位から順に10位まで。東邦液化ガス、新日本ガス、ヤマサ總業、いし満、橋本総業、三河商事、マルエイ、米津物産、山善、TOTO中部販売、ガステックサービス(同率順位あり)
NOVANO会ビジネスセミナー報告
 6月11日13時半〜17時まで、ノーリツ東海支店2階会議室において、講師に林浩子氏(キャリア・プレシャス社長)を招き『女子力アップセミナー』〜仕事も私生活も充実した人生を送るために〜と題したセミナーが開催された。参加メンバーは7社14名。

 続いて、水間勉氏(ノーリツ取締役兼常務執行役員営業本部長)の挨拶のあと、ノーリツ東海支店平成27年下期取り組みが戸島洋氏(同社中部支社長兼東海支店長)より発表された。その後は、藤尾秀昭氏(致知出版社社長)を講師に招き『出逢いの人間学』と題した講演会を開催。最後は、懇親会にて参加会員が挨拶や情報交換に華を咲かせ、この日はお開きとなった。

世界最大級の工作機械の展示場が完成
伊賀グローバルソリューションセンタ
DMG森精機 フロアスペース3500u

 DMG森精機(社長=森雅彦氏、本社=名古屋市中村区名駅2‐35‐16)は、同社伊賀事業所のグローバルソリューションセンタのフロアスペースを2500uから3500uに拡張し、全面的にリニューアルした。これにより伊賀グローバルソリューションセンタは世界最大級の展示場に生まれ変わり、7月22日から開催された「IGA INNOVATION DAYS 2015」にて一般公開された。
 伊賀グローバルソリューションセンタでは、全機種最新プレミアムデザイン及び新オペレーションシステムCELOS(セロス)を搭載して展示。これまでの機種別の展示に加えて、自動車・航空機・金型・医療という業種別の展示も両立させ、これまで以上にユーザーの要望にあった製品提案を行っていく。58台の工作機械に加えて、CELOSを実際に体験できる108インチモニタの「BIG CELOS」や、プレミアムパートナーシップを締結したポルシェが、FIA世界耐久選手権に出場する第2世代の「ポルシェ919ハイブリッド」も展示している。さらに、同社で内製している主要ユニットや重要部品の展示も行われている。
 伊賀グローバルソリューションセンタには、これらが白い床と壁に囲まれた明るく清潔感のある空間の中に十分なスペースをとって配置され、製品それぞれの魅力がよりよく伝わるよう展示されている。また、空間内の設備・備品は同じ仕様のものを採用し、空間全体に統一感を持たせ、DMG MORIのブランドイメージを表すものとなっている。
 伊賀グローバルソリューションセンタでは、各エンジニアが常時機械の前で作業を行い、常にユーザーに最高のテスト加工や標準化されたデモ加工を行う準備をしている。ユーザーが訪れた際には、機械の近くでリラックスしながら打合せをしたり、休憩ができるCafeコーナーも新設された。また、ユーザーから寄せられる多くの加工課題解決への検証や、最先端技術の実験などを随時行う環境を整えている。
【伊賀グローバルソリューションセンタ概要】
▽場所=DMG森精機伊賀事業所内(三重県伊賀市御代201番地)
▽建物面積=3500u
▽展示台数=58台
GA INNOVATION DAYS  2015
新機種11台を含む
計58台の工作機械を展示

 DMG森精機が7月22日〜25日に開催した「IGA INNOVATION DAYS 2015」では、フロアスペースを拡張して全面リニューアルした伊賀グローバルソリューションセンタに、58台の最新鋭の工作機械が展示され、その中で新機種11台が発表された。主な特長とともに紹介する。
 ワールドプレミア
 NLX3000|3000 

 長尺ワークの加工に最適な心間3000タイプの高剛性・高精度CNC旋盤。最大φ430×3123mmのワークを加工。
▽全軸に摺動面を採用し、高剛性を実現▽主軸貫通穴径φ111mm▽機内照明にLEDを採用。照明の数も増やし、視認性を向上▽最高回転速度10000min−1の刃物台により、優れたミーリング性能を実現▽最大加工径φ430mmの長尺ワークの加工に最適
 LASERTEC 4300 3D
 旋削/ミーリングの複合加工にレーザ金属積層造形を融合した次世代の3Dレーザ加工機。
▽レーザー積層と旋削/ミーリング加工を融合し、高品質、高精度を実現▽パウダーノズルを使った指向性エネルギー堆積法=粉末床溶融結合方式の20倍の速度▽C軸同期運転モードでワークを移動=6面加工を実現▽最大ワークサイズφ600mm×1500mm▽加工中に下刃物台をワークの保持としても使用可能▽LASER出力=3kWから10 kWの範囲で用途に合わせて変更可▽LASER=積層加工だけでなく熱処理や溶接にも使用可能▽複数の素材を融合させた積層加工が可能
 A‐18S (DMG MORI W ASINO)
 Y軸とミーリング機能付きタレットを搭載した高精度コンパクト複合加工機。クラス最大の18本の工具取付け本数。
▽クラス最大の工具取付け本数18本
▽最小のフロアスペースで複合加工
▽ステンレスカバーにより安定した加工精度を維持
▽熱変位(コールドスタート)φ4μm、真円度0・8μm
▽丸物から異形状ワークまで豊富な加工実績
▽様々な生産ニーズに対応するローダ・ストッカシステム
▽ユーザーの多様な生産環境を支援する周辺装置
 G‐07 (DMG MORI WASINO)
 安定したワンランク上の高精度を可能にする超高精度旋盤。クラス最大のX軸移動量480mm。
▽安定した加工精度を維持する左右対称ベッド
▽クラス最大のX軸ストローク480mm
▽熱変位(コールドスタート)φ3μm、真円度0・5
▽櫛刃ならではの加工精度
▽様々な生産ニーズに対応するローダ・ストッカシステム
▽ユーザーの多様な生産環境を支援する周辺装置 DMC850V
 最大トルク303N・mの50番テーパ主軸(オプション)に対応するパワフルな立形マシニングセンタ。
▽標準仕様でもパワフルな装備=主軸最高回転速度14000 
min−1、最大トルク121N・m、早送り速度36m/min▽重切削加工に対応する最大トルク303N・mのSK50主軸を搭載可能(オプション)▽最大で工具収納本数120本(オプション)の工具マガジン▽高剛性のテーブルを備え、安定した加工を実現する構造▽最大ワーク質量1000kg▽駆動系およびガイドの冷却により、最高の熱安定性と加工精度を実現▽1万台以上の立型マシニングセンタの販売実績による独自コンセプトを採用
 ecoMill70
 割出し5軸加工用NC回転傾斜テーブルを装備した5軸マシニングセンタのエントリーモデル。
▽高効率加工=シンプルなワークから複雑なワークまでの5軸加工▽最高の精度=デジタルドライブを装備した、B軸旋回範囲105度(マイナス10度〜プラス95度)のNC回転傾斜テーブル▽主軸最高回転速度12000min−1▽早送り速度24m/min▽広い加工エリア(X/Y/Z軸)=750/600/520mm▽32本の工具を収納可能な工具マガジン▽3D制御装置=SIEMENS840D solutionlineにOperate4.5を搭載の15インチSLIMline操作パネル、HEIDENHAIN TNC620搭載の15インチSLIMline操作パネル▽省スペース=回転傾斜テーブルへの優れた接近性と大きな加工エリア▽PROGRESSline=加工の残時間と加工完了ワーク数を分かりやすく表示
 ecoMill 600V
 新デザインと高機能を備えた立形マシニングセンタのエントリーモデル。所要床面積1870×2520mmの省スペース設計。
 ecoMill 800V
 新デザインと高機能を備えた立形マシニングセンタのエントリーモデル。主軸最高回転速度12000min−1のインライン主軸を標準装備。
 ecoMill1100V
 新デザインと高機能を備えた立形マシニングセンタのエントリーモデル。1100mmの大きなX軸移動量により、幅広いワークに対応。
〈ecoMill Vシリーズ共通〉
▽最高回転速度12000min−1の主軸を搭載
▽15インチSLIMline操作パネルによる3D制御装置=SIEMENS840D solutionline+Operate4.5 FANUC+MAPPSW
▽高い位置決め精度6μm▽ベルトドライブレス構造により、バックラッシレスを実現
▽大型ワークの加工に対応=クラス最高のY軸移動量560mm
▽工具収納本数30本、工具交換時間1・3秒
▽省スペース設計=機械の左側または背面にチップコンベヤを搭載可能(オプション)
▽30度の急勾配カバーにより、最適な切りくず排出を実現
▽人間工学に基づく設計により、最適な接近性を実現=テーブル高さ850mm、機械正面からテーブルまでの距離313mm
 ジャパンプレミア
 CTX beta 800TC

 新開発の工具主軸compactMASTERを搭載した複合加工機。工具主軸最高回転速度12000min−1、最大ワークサイズφ500×800mm。
▽compactMASTER=コンパクトな設計と20%のトルク向上を実現した超小型工具主軸(HSK-A63)
▽新設計のB軸により、加工スペースが170mm拡大=長さ150mmのワークに対してZ軸方向の中ぐり加工および内径旋削が可能
▽±100mmのY軸移動量による偏心加工
▽21・5型マルチタッチ式モニタ=CELOSおよびSIEMENS製NC装置を搭載したERGOline操作パネル
▽ダイレクトドライブ技術を搭載したB軸による同時5軸加工(テクノロジーサイクル使用、オプション)
 アジアプレミア
 DMU75monoBLOCK

 最高回転速度20000min−1の新型主軸speedMASTERを搭載した5軸加工機。
▽省スペース設計=所要床面積8・3u(チップコンベヤを除く)
▽広い加工エリア=750mm×650mm×560mm(X×Y×Z軸)
▽NC回転傾斜テーブルを搭載し、同時5軸加工が可能
▽新開発の主軸speedMASTERを搭載=最高回転速度20000min−1、最大トルク221N・m、最大出力37 kW
▽工具収納本数60本のチェーン式マガジン
▽21・5インチマルチタッチ式モニタとCELOSを搭載したERGOline Touchを装備▽ダイレクトスケールフィードバックシステムを搭載
▽回転傾斜テーブルの大径ベアリングと全軸のボールねじによる最高の安定加工

『 2015プライベートショー 』
予想を上回る来場者で盛況
山下機械 技術相談会も好評

 山下機械(会長兼社長=山下隆蔵氏、本社=名古屋市熱田区中田町8=20)は6月26、27の2日間、同社本社工場において「2015プライベートショー」を開催した。
 開会に先立ち、山下会長兼社長が出展者らに挨拶し「弊社3代目社長の乾が、昨年の今日、6月26日に亡くなっています。早くも1年が経ちました。その後、景気も後押しをしてくれて、良い数字で前年度を終えることができました。乾が急逝しましたので、私が急遽、社長職も兼務するかたちで行っています。後任もほぼ決まっています。今日、明日と宜しくお願いいたします」と同社の現況を含めて話した。
 続いて近藤敏之専務が「山下機械のプライベートショーは従来4月に開催していましたが、今回は2か月遅れの6月開催ということで、各メーカー様には展示会が全国で行われている中、私どもの展示会にご出展と応援にたくさん駆けつけていただき、本当にありがとうございます。市場も工作機械の業界は高い水準で推移しています。ものづくり補助金も採択され、この結果も今後出てくるものと推測されています。そのような非常に強いフォローの風の中、私どもも皆様と一緒に頑張ってまいりたいと存じます。私どもは、皆様の新製品を来場された方々にしっかりと説明をし提案させていただき、多くの引き合いを取って後半につなげて行きたいと考えています。皆様のご協力をお願いいたします」と挨拶。来場目標220社・350名、受注目標15億円と発表され、参加した全員で頑張ろう!!を三唱して士気を高めた。
 乾前社長が大切に育て上げたこのプライベートショーは内容も充実され、今回は金属加工の現場で活用できる最新の切削機械・刃具・関連機器の実演展示、技術相談会、展示即売会が行われた。
 初日はあいにくの雨となったが、予定より多くの来場者があり、準備した記念品を急遽追加するという嬉しいハプニングもあった。期間中は目標を上回る来場者で賑わった。

LIXILリフォームショップ誕生記念
「コト・リフォーム」体験キャンペーン

 住まいと暮らしの総合住生活企業であるLIXIL(社長=藤森義明氏、本社=東京都千代田区)は、国内最大級(加盟店数427店/5月28日現在)のリフォームフランチャイズチェーン(FC)「LIXILリフォームショップ」が本年4月1日よりスタートしたことを記念し、8月31日までの期間『誕生祭「コト・リフォーム」体験キャンペーン』を全国の加盟店店舗で開催中だ。
 「LIXILリフォームショップ」では、暮らし方や住まい方を考えたリフォームによって、家族のしたいコト≠実現する「コト・リフォーム」を提案している。リフォームのプランニングに際しては、独自のプロファイリングシステム「ライフスタイルコンパス」を活用し、暮らしに関するアンケートに回答することで導き出される診断結果から潜在ニーズを探り本当にしたいコト≠実現するリフォームを提供している。
 この「LIXILリフォームショップ」を幅広く認知してもらうため、また「ライフスタイルコンパス」を通した「コト・リフォーム」をより多くの施主に体感してもらう機会として、本キャンペーンは開催された。期間中「ライフスタイルコンパス」を実際に体感し、50万円以上(税抜)以上のリフォーム工事の見積りを依頼すると、抽選で51(コト)組に全国有名レストランで使える食事券がプレゼントされる。さらに、期間中、同リフォーム工事の見積り↓成約の流れで最大1万ポイント(成約工事価格により異なる)のTポイントがプレゼントされる。
 本キャンペーンに関して詳しくは特設WebサイトURL▽http://lixil-reformshop.jp/koto-campaign/まで。


2015年8月9日(日 2571
東新展示棟完成で過去最大規模に
JIMTOF2016  来年11月
よりグローバルな見本市へ

 日本工作機械工業会(会長=花木義麿氏)と東京ビッグサイト(社長=竹花豊氏)は、来年秋に開催するJIMTOF2016(第28回日本国際工作機械見本市)の記者発表を7月31日午前11時より東京・港区のメルパルク東京で行い、開催概要や取り組み方針、出展申込要領などを発表した。JIMTOF2016は、2016年11月17日(木)〜22日(火)の6日間を会期とし、東京ビッグサイト(東京国際展示場)の、来秋完成予定の東新展示棟も含めた、全館を使用して開催され、出展規模は過去最大の約5500小間に達すると見込まれる。
 JIMTOFは、最新鋭の工作機械、最先端の技術が一堂に揃う世界最大級の技術ショーとして広く知られ、世界の業界関係者から高評価を受けてきたが、その一方で、注目度が高いがゆえに、内外からの出展需要が会場の収容能力を超過することが常態化していた。
 東京ビッグサイトでは現在、東新展示棟の建設が計画されており、これが完成すると、東京ビッグサイトの展示場面積は現在の約8・3万uから、約10万uまでの拡張が見込まれている。この拡張により、JIMTOF2016の出展小間数は過去最大の約5500小間(約4万9500u)に達する予定だ。
 東新展示棟は主に海外出展者の展示会場として利用されるほか、より多くの来場者を迎えるための食事・休憩スペース、及び海外来場者向けのインターナショナル・ラウンジとして活用される予定。主催者は出展者・来場者双方に満足してもらえる空間を創出し、より快適で国際性の高い見本市を目指すとしている。
 展示会に向けた主催者の主な取り組みは次の通り。
 1、東新展示棟を最大限に活用し、国内・海外出展者の拡充を目指す
 @JIMTOFを「世界四大見本市」として維持していくためには、急増する内外出展需要への対応が不可欠である。2016年度に完成予定の東新展示棟を最大限に活用し、内外から広く寄せられる出展申込への適切な対応を期したい。A特に海外メーカーについては、新規出展者を積極的に誘致することで、JIMTOFの国際性向上を図っていく。Bそのため、海外の政府関係機関・工業会等との緊密なる連携をとり、海外での広報活動を強力に展開する。
 2、最先端の技術をいち早く披露する技術ショーとしての魅力向上
 @出展企業に対し、今回もJIMTOFでの新製品・新技術の初披露を強力にプロモートする。具体的には、JIMTOFに出展予定の新製品・新技術を、優先的に広報するなど、従前にも増して、最先端・最新製品の出展を奨励する。A世界のユーザーが使いたくなるような魅力ある新製品の出展を通じ、JIMTOFの「世界トップクラスの技術ショー」としての座を更に高めていく。
 3、来場誘致の更なる拡充と出展企業の商談サポート強化
 @近年のJIMTOFでは、経済の持続的成長を背景に設備投資ヘの意欲が高い中国、台湾、韓国、またASEAN地域からの来場者が増えている。この実情を重視し、これらの政府関係機関・工業会等との緊密なる連携のもと、当該国・地域において効果的な来場者誘致活動を展開する。A加えて、海外からのバイヤーが出展者と円滑に商談できるよう、公式ウェブサイト上でのビジネスマッチング機能の向上や、前回、JETRO協力のもと行った商談会の更なる拡充を図る。
 4、快適で充実した来場者サービスの提供
 @混雑時に課題となっている休憩・食事スペースについては、東新展示棟の東8ホールを活用し、その拡大を図る。さらに海外来場者向けのインターナショナル・ラウンジを設け、海外来場者に“優しい展示会”を目指す。Aまた、JIMTOF2014にて好評いただいたスマートフォン用展示会アプリについて、会期中のセミナー参加等のスケジュール管理など、来場者にとって利便性が高まるリニューアルを図る。B日本の技術を世界に発信するには、外国語への対応が不可欠である。従来、主催者の案内サイン等は四カ国語表示を行ってきたが、今後は出展各社にも、英語だけでなく、韓国語、中国語の通訳常駐やパネル・カタログ表記等、所要の対策を促す。
 5、魅力溢れる併催イベント・企画展示の立案
 @JIMTOF来場者には、最新の出展製品とともに、魅力的な併催イベント・企画展示に期待する声も大きい。この期待に応えるべく、工作機械関連技術の最先端研究を紹介するIMEC(国際工作機械技術者会議)を引き続き同時開催するほか、各種講演等に関しては、タイムリーな演題を設定して、来場者に有益な情報を提供していきたい。A企画展示については、前回展での経験を踏まえ、次代を担う若い世代を中心とした一般の来場者が、ものづくりの世界を体感できる内容とし、ものづくりの魅力を広く伝えていく機会としたい。
 6、有為な人材確保・育成にも資する企画の強化
 @学生入場料の無料化を継続するほか、全国の工業系大学・高専等の学生を幅広くJIMTOFに招待する「JIMTOF学生ツアー」を拡充していく。A将来の日本のモノづくりを支える人材を育てていきたい、という思いから企画した「工作機械トップセミナー」については、告知・広報の早期化や講演内容の充実を図るなどして、工作機械産業の重要性を深く浸透させる。この結果、参加学生が、業界の次の世代を担う人材や、日本の工作機械の良さを充分に理解したユーザーヘと成長し、次代のJIMTOF来場者となることを期待したい。
【出展募集スケジュール】
 主催者・協賛団体会員・海外工業会会員…2015年10月1日(木)〜31日(土)、海外・国内一般…同年11月1日(日)〜30日(月)
 【開催概要】
▼会期=2016年11月17日(木)〜22日(火)
▼会場=東京ビッグサイト全館
▼主催=一般社団法人日本工作機械工業会/株式会社東京ビッグサイト
▼出展対象=工作機械/鍛圧機械/工作機器/特殊鋼工具/超硬工具/ダイヤモンド・CBN工具/研削砥石/歯車・歯車装置/油圧・空気圧・水圧機器/精密測定機器/光学測定機器/試験機器/制御装置および関連ソフトウェア(CAD、CAM等)/その他工作機械に関する環境対応機器装置・機器・資材・製品・技術及び情報
会見を行う日本工作機械工業会の石丸専務理事(前列左)と東京ビッグサイトの及川常務(前列右)


ねじ商連総会に11名が参加
研修会は中小企業の税制について
愛鋲協 27年度第3回定例理事会

 愛知鋲螺商協同組合(理事長=馬場將嘉氏・メイナン会長)は、7月21日午後6時30分より名古屋駅前の安保ホールにおいて、平成27年度第3回定例理事会を開催した。
 馬場理事長の挨拶の後、理事長を議長に議案審議が行われた。
 第1号議案=事業部委員会に関する件は、6月の実績が報告された。
 第2号議案=ねじ商連第40期通常総会(7月24、25日に神戸市の有馬グランドホテルで開催)について。愛鋲協からの出席は11名。新神戸駅から会場までの送迎バスの発車時刻や、車で行く場合の注意事項などが伝えられた。
 第3号議案=組合広報誌発行の件は、広報副委員長の山田賢治理事(山田螺子工業所社長)の急逝により、藤田守彦副理事長(藤田螺子工業常務)に手助けをお願いしたと馬場理事長から報告された。
 広報誌の発行は9月末を予定し、表紙の写真は鈴木建吾理事(八幡ねじ社長)が提供、新理事の土方博之氏(金城螺子製作所専務)のコメントを掲載する。
 第4号議案=優良従業員表彰の件は、現時点での被表彰候補者の推薦状況が報告された。
 第5号議案=研修会については、10月27日(火)午後7時から約2時間、安保ホールで開催する。講師に宮崎陽平氏を招いて、中小企業を取り巻く税制について講演いただく。会費は無料。
 第6号議案=ねじ製造技能検定講習会参加について。日本ねじ工業協会主催の「ねじ製造技能検定講習会」が名古屋で開催され、ねじ商連会長の鈴木建吾理事の尽力により愛鋲協の組合員も参加できることになった。
 講習会の開催日程は8月27日(木)、9月29日(火)、10月22日(木)の3日間(東京、名古屋、大阪で同時開催)、名古屋会場はウインクあいち(愛知県産業労働センター)。詳細については日本ねじ工業協会のホームページに掲載されている。組合員に講習会開催についての案内をFAXすることとした。
 第7号議案=訃報。理事の山田賢治氏が7月7日に逝去された。通夜は7月9日午後7時、葬儀・告別式は翌10日午後零時より、いずれも名古屋市瑞穂区のティア瑞穂において執り行われた。馬場理事長はじめ理事、事務局が参列した。
 理事の補充については、総会の決議が必要なため、来年の通常総会で決めることを承認した。
 第8号議案=その他(報告事項)は、@11月17日に大阪でねじ商連常任理事会が開催される。馬場理事長と藤田副理事長が出席予定。A関戸一正理事(関戸機鋼社長)のご母堂が7月に逝去されたことが報告された。
 次回理事会は、9月14日(月)午後6時30分より安保ホールで開催される。

新工場棟や新しい取組みを紹介
特約店・代理店など160名参加
第21回タンガロイビアパーティー

 中部タンガロイ特約店会(会長=水谷彰宏氏・東亜機工社長)は7月17日午後6時30分より名古屋市中区の名古屋クレストンホテルにおいて「第21回タンガロイビアパーティー」を開催、特約店・代理店など約160名が集い交流した。
 冒頭、和田タンガロイ中部支店長が挨拶し「本日は、台風を心配していましたが、開催することができました。大勢の方にご出席賜り、誠にありがとうございます。今回、21回となり、このビアパーティーも成人式を迎えました」と述べた後、タンガロイの近況を報告した。
 本社いわき工場に完成した新工場棟(11号棟、総床面積約6000u)は、最新鋭の機械を導入し大幅に生産能力が増強された。同時に最新の品質管理システムの導入と納期改善によりサービスの向上が図られた。
 また、タンガロイの取り組みをはじめ、ホームページ、ユーチューブを活用した工具の切削動画の配信、切削加工支援統合アプリ「ドクター・カーバイド」などについて紹介された。
 和田支店長は最後に「我々は、本当の意味での真のグローバルカンパニーを目指している。その実態を見ていただくためにも、いわきの本社工場にお客様を連れて来ていただければ、タンガロイをより一層ご理解いただけるのではないかと思っています。本日は、しっかり飲んで、連休明けからの仕事の英気を養っていただければ幸いです。また、7月1日からの火の弾キャンペーンにご協力いただき、拡販していきたい」と述べた。
 代理店を代表して棚木NaITO中部営業部長が「今回の参加者の顔ぶれを拝見しますと、若い方が多くなり時代の流れを感じます。ブランドはその企業が歩んできた歴史、文化が大切といわれる。タンガロイというブランドは、超硬合金をアジアで初めて金属加工用工具として開発した。その後、矢継ぎ早に住友、三菱さんが作られた。これだけ歴史の古い素晴らしいタンガロイさんをご理解いただいて、火の弾キャンペーンも始まっておりますので、タンガロイというブランドを更に広め拡販していき、シェアーNo.1を目指しましょう」と述べ、力強く乾杯の音頭をとった。
 恒例となった早飲み大会やビンゴ大会などのイベントで楽しく盛り上がり、参加者同士の交流が図られた。
 最後に、趣向を凝らした中締めを毎回披露している野崎特約店会幹事(常磐精機社長)が、戦国武将「前田慶次」に扮して登場。会員の若手社員と一緒になったパフォーマンスで会場を大いに沸かせ、三本締めでお開きとした。

第13回サンコーフェア2015
「産業競争力強化展」盛況
サンコー商事 生産性の向上などを提案

 サンコー商事(社長=小島徹氏、本社=名古屋市名東区高社2-245)のプライベートショー「第13回サンコーフェア2015」が7月17日、愛知県刈谷市のジェイテクトカスタマーセンターで午後1時から5時まで開催され、約500名が来場した。
 今年に入って企業の設備投資意欲も出始めてきたことを受け、13回目となる今展は「産業競争力強化展」と銘打って行われ、「生産性・品質の向上」と「コスト・環境負荷の低減」を両立できる、同社主力取引先メーカーの切削工具、ツーリング、チャック・保持具、アセンブリー搬送、環境関連、検査・測定関連の商品ほか、JTEKTグループ、サンコーグループの商品が一堂に展示された。会場には熱心に商品説明を聞く来場者の姿が多く見られ、盛況だった。
 同時開催された、ジェイテクト工作機械メカトロ事業本部工作機械開発部ユニット開発室室長の堀伸充氏による「静圧軸受の歴史と現状〜歴史ある技術で次世代を支える〜」の特別技術セミナーも好評を博した。
 開会式では小島サンコー商事社長が「昨年は台風で中止ということでした。今年も台風11号が日本の近くにありますが、ジェイテクト様のご協力を得て、最新鋭の機械があるジェイテクトカスタマーセンターで、出展各メーカー様に今回のテーマである産業競争力強化という観点から製品を出していただき、開催できますことに御礼を申し上げます。昨今の景況感は、日銀の短観を見ると改善傾向にあり、特に製造業は大変好調ということで大手企業を中心に設備投資が前年比18・7%伸びています。本日も、投資意欲のあるお客様にたくさん来ていただきます。予定では数百名の方がお見えになるので、どんどんPRをしていただいて、一つでも成約および引き合いにつなげていただきたい。短い時間ですので、皆様効率よくやっていただいて、メリハリのあるフェアにしたいと思いますので宜しくお願いいたします」と挨拶。
 植竹伸二ジェイテクト常務取締役は「昨年は台風で中止となりましたが、中止決定後晴れて、やれば良かったと思いました。今年はこれからどんどん回復する天候だと思いますので、それに向けて頑張っていただきたい。昨日、日本工作機械工業会(日工会)の理事会があり、日工会は、今年の初めに1兆5500億円という目標を掲げ、この6か月間で約56%をクリアーした。2007年の最高をさらに上回る勢いで進んでいるということです。さらに付け加えると、内需が非常に伸びている。今までは外需に引っ張られていたが、この6月くらいからは内需が引っ張る傾向にある。量的には外需が大きいが、内需が伸びてきている。その中でもこの中部地区は、自動車関連が非常に大きく、投資を伸ばしている。好機到来というのは、まさにその通り。是非、たくさんの受注を上げていただきたい。また短い時間ですので、笑顔を忘れず、明るく楽しくやっていただきたいと思います。ここに出展された皆さんの商品がたくさん売れますように期待しています」と挨拶した。
 サンコー商事の新入社員がリーダーとなってのシュプレヒコールで士気を高め、フェアの開幕となった。

IGA INNOVATION DAYS 2015
大盛況のうちに閉会
ポルシェドライバーのトークショーも人気

 DMG森精機(社長=森雅彦氏、本社=名古屋市中村区名駅2-35-16)は7月22〜25日の4日間、同社伊賀事業所にてIGA INNOVATION DAYS 2015を開催した。今回は、リニューアルを行い世界最大となる工作機械の展示場を初公開したこともあり、8900名を上回る多くの来場者があり、会場は連日活気に溢れていた。
 IGA INNOVATION DAYS 2015では、計58台の最新鋭の工作機械が展示され、自動車、航空機、建設機械、医療機器、金型、エネルギー産業など、さまざまな業種における最新の加工事例が紹介された。
 世界初出展のLASERTEC 4300 3Dでは、金属の粉体とレーザーを同時に供給して積層するパウダーノズル方式と、旋削加工やミーリング加工を組み合わせた同社独自の新しい加工方法によるデモ加工が行われた。パウダーノズル方式は、パウダーベッド方式と比べて最大20倍の速度で積層加工をすることができるため、大型ワークの生成にも効果があり、最新のハイブリッド機のデモ加工は多くのユーザーの注目を集めた。
 また、同じく世界初出展のNLX3000|3000は、最高回転速度が10000min−1に進化したBMT(ビルトインモータ・タレット)搭載の刃物台を装備しており、マシニングセンタに匹敵するパワフルなミーリング能力を活かした長尺ワークの重切削のデモ加工を通じて、ユーザーの生産性向上に貢献するソリューションが提案された。
 会場では、プレミアムパートナーシップを締結しているポルシェが、6月に開催されたルマン24時間耐久レースで優勝した「ポルシェ919ハイブリッド」を展示。7月22日にはポルシェチームのレーシングドライバーであるブレンドン・ハートレイ氏をゲストに招き、スペシャルイベントが開催された。イベントではトークショーが行われ、レースの裏側や「ポルシェ919ハイブリッド」の紹介、10月に開催される富士6時間耐久レースへの意気込みなどの話が聞かれた。サイン会も行われ、多くの人が参加した。
 期間中はアディティブ・マニュファクチャリング、自動車、航空機、自動化、5軸加工機などの最先端技術セミナーが開催された。ユーザーの業務改善やスキルアップに役立つよう、加工課題から最先端技術にいたるまで未来志向の技術情報が紹介され、連日多くの人が参加した。

店舗向け洗面商品 「スタンド洗面」
「カウンター一体形コーナー洗面器」
TOTO 空間を考慮した3タイプ発売

 TOTO(社長=喜多村円氏、本社=福岡県北九州市)は、パブリック施設向けにスタンド洗面1タイプ、カウンター一体形コーナー洗面器2タイプを8月3日に発売した。
 今回発売のスタンド洗面は、洗面ゾーンだけでなく、カフェ、店舗などのオープンスペースや商業施設の洗面ゾーンに設置しても空間に調和するデザイン。下台(フレーム)の組み立てが不要で、施工がしやすいのも特長だ。
 カウンター一体形コーナー洗面器(MLRA)は、トイレ内のコーナー部分を活用し、ゆとりある手洗い空間を実現。利用者がすれ違う際のスペースを広く確保した。また、カウンター一体形コーナー洗面器(MLRB)は、トイレ個室内でもコーナースペースにすっきり納まり、狭い空間でもひろびろ使えるタイプ。
 パブリック施設の洗面スペースをより気持ち良く使えるように、動線に配慮した狭くても快適な空間が実現できる形状、デザインにした。
 【メーカー希望小売価格】
 スタンド洗面 MLRC PA11…¥10万3300(税抜)〜。※水栓金具、排水金具は除く。
 カウンター一体形コーナー洗面器 MLRA#NW1…¥7万4000(税抜)〜、MLRB#NW1…¥6万9000(税抜)〜。※いずれも固定金具、水栓金具、排水金具は除く。
全米女子プロゴルフ協会公式戦
TOTOジャパンクラシック開催決定
 TOTOが、今年で43回目を迎える、日本で唯一開催される全米女子プロゴルフ協会公式戦(特別公認=日本女子プロゴルフ協会)「LPGAジャパンクラシック」(2015年/近鉄賢島カンツリークラブ)の主催者として新たに大会に参画することが決まった。開催期間は11月6日(木)から8日(日)。伝統と格式高い本大会は、新名称「TOTOジャパンクラシック〜伊勢志摩〜」として開催される。世界の女子トッププロが集まり各国のメディアで放映される歴史あるトーナメントを開催することにより、TOTOブランドをグローバルに発信し、認知拡大と価値の向上を目指す。
 大会公式ロゴマークはハートが交錯する、優しさと強さを主張したデザイン。ハートのフォルムは選手とギャラリーの感動が交錯する様子をイメージしており、そのラインは打球やスイングの躍動感も表現している。マーク下部の球体はゴルフボールと星条旗を連想させるデザインだ。
 TOTOグループは、スポーツを愛するすべての人々と感動を分かち合い、共感し、そして絆を深めていくため、サッカーや陸上競技をはじめ、さまざまなスポーツを応援している。

ケルヒャー仕様のエンジン搭載!
業務用エンジン式冷水高圧洗浄機
ケルヒャージャパン 「HD6/12G」発売

 清掃機器の最大手メーカー、ドイツ・ケルヒャー社の日本法人、ケルヒャージャパン(社長=佐藤八郎氏、本社=宮城県黒川郡大和町松坂平3‐2)は、ケルヒャー仕様のオリジナルエンジンを搭載した業務用エンジン式冷水高圧洗浄機「HD6/12G」を8月10日より発売する。
 「HD6/12G」は、手軽に使えるエントリー機種ながら、ケルヒャー仕様のオリジナルエンジンや、クランクシャフトタイプを採用した加圧ポンプを搭載し高い耐久性を実現させた。高圧水を作るケルヒャークランクシャフトポンプは摩擦が少ない部品構造のため経年劣化しにくく、安定して高圧水を吐出することができる。電源のいらないエンジン式で、かつ頑丈なフレーム、別売りの自吸用ホースを使用して川などからも給水できる高い自吸力も備えており、使用場所を選ばない。
 クッション性を持たせた大型タイヤで凹凸のある場所も移動しやすく、大型の給水フィルターにより目詰まりしにくくなり異物混入による故障リスクも低減するなど、屋外向けの業務用ニーズに応える性能を兼ね備えている。
 主な清掃シーンとして、農機・建設機械重機の洗浄、各種工場での設備・機械・パーツの洗浄、建設資材(レンタル資材)等の洗浄が想定されている。価格は19万円(税抜)。
 【主な商品特長】
 @ケルヒャーオリジナルエンジン…ケルヒャー仕様のエンジンを採用。耐久性が高く不安定な作動が無いので、安定して高圧水を吐出できる。カバー等で覆われていないのでメンテナンスも容易にできる。
 A耐久性の高いケルヒャークランクシャフトポンプ…エンジン式では上位機種にのみ搭載していたケルヒャークランクシャフトポンプをエントリー機種にも採用。従来モデルに比べ摩擦が少なく経年劣化しにくいので高い水圧を持続できる。
 B大型給水フィルター…給水フィルターが大きくなり目詰まりしにくく、異物混入による故障リスクも低減。工具なしで取り外しができるので、清掃も簡単。
 C移動性の向上…クッション性を持たせた大型タイヤで、凸凹のある場所も移動しやすく、段差も楽に乗り越えられる。アクセサリーやノズルの収納スペースを設け、移動・保管時の紛失も防ぐ。
 【製品仕様】
 動力=エンジン式▽最大出力=4・1kW▽燃料タンク=3・6L▽吐出水量=600L/h▽吐出圧力=12 MPa▽自吸高低差=1m▽騒音値=102db▽高圧ホース長さ=10m▽スプレーランス長さ=840mm▽始動方法=リコイルスターター▽質量=44・7kg▽寸法(ハンドル込み)=長さ799mm×幅637mm×高さ1097mm▽標準装備品=高圧ホース、トリガーガン、スプレーランス、パワーノズル

国際映画祭で絶賛の名画を鑑賞
ジュニアー会 映画鑑賞会開催

 愛知県の金属業界の若手経営者が集うジュニアー会(幹事長=安井文康氏・錦興業社長)は研修の一環として、昨年に引き続き「映画鑑賞会」を5月29日午後6時より名古屋市中区の伏見ミリオン座で開催した。参加者7名。上演時間の都合上、事前に食事をした後に、映画を鑑賞した。
 今回の映画は「リベンジ・オブ・ザ・グリーン・ドラゴン」。主人公は自由を求め、中国から不法移民として米国に渡った少年サニー。10歳で殺しを覚え裏社会で生きることになった孤独な男が、愛する者のために危険な抗争へと突き進んでいく姿を描いた作品で、トロント国際映画祭で絶賛され、ロサンゼルス・タイムズをはじめとする数々のメディアで最高レベルの評価を獲得した。

超軽量のリニアガイド
ドライリンWカーボン
イグス 航空機・自動車産業向けに開発

 イグス(本社=ドイツ・ケルン市)は7月30日、ますます軽量化が進む航空機や自動車産業向けにカーボン(炭素繊維強化プラスチック)製のリニアガイドを開発したと発表した。
 非常に軽量で剛性が高く非磁性である炭素繊維強化プラスチック(CFRP)には金属に勝る利点が多くあり、同社は、これらの利点が特に生かされる航空機・自動車・医療技術など向けに、最長ストローク2000mmのカーボン製リニアガイドを開発した。支持パーツだけではなくレール自体がカーボン製で、アルミ製レールと比較して40%、スチール製レールと比較して60%軽量という。速い動きが特徴である。例えばロボティクス分野などでは、カーボン製を使うことにより大きな効果が期待できる。
金属を一切使わない
タイミングベルト
 カーボン製のレールは厚みがあるためクランプによる取付けが可能となり、複雑な機械による再加工は不要。厚みのあるレールは金属を全く使わないタイミングベルトのベースとなっており、長さは1000mmまで使用できる。この製品は、カーボン製軸・プラスチック製ギア・「クシロス」ポリマー製ボールベアリングで構成されているため、医療現場のX線検査装置などでも使用できる。その他イグスのベアリング製品と同様、潤滑剤が不要となりメンテナンスフリーで使用できる。
 【参考価格】約8万円(税別)。※レール1m+キャリッジ1個の場合(ガイドのみ)。

JRC‐5E型ローリングセンター
「NCシリーズ」
二村機器 様々な顧客ニーズに対応

 二村機器(社長=二村忠宏氏、本社=名古屋市中村区岩塚町九反所55-052-4122231)のローリングセンターは、確かな技術力と長年培ったノウハウを活かし、高精度に加工できる製品を生み出している。
 特に「NCシリーズ」は同社を代表する製品群で、「NC70型」は最高回転7000min−1での加工を実現。さらに、「NCF‐N型」は最高回転5500min−1で、抜きナット付。同製品を含む「NCシリーズ」はアンギュラー、ニードルの2種類のベアリングを採用し、優れた剛性を持たせている。「NCF‐E型」は細物加工向けで、端面加工やねじ切りなどに最適。
 昨年のJIMTOFで発表した新型ローリングセンター「JRC型」はこれまでの高回転対応型からユーザーニーズに沿ったスリムな本体で扱い易い。低トルクでスムーズな回転、ビビリ振動に強い。NC旋盤での一般的な使用回転数、最高回転3000min−1を満たした機能と価格のベストマッチの製品となっている。
志知篤氏、卒寿を記念し
むつみ福祉会へ法被を寄贈
 志知(社長=志知亨氏、本社=名古屋市中区古渡町15-30)会長の志知篤氏は今年、以前理事長を務めた古渡町の社会福祉法人「むつみ福祉会」に、施設に通う人や職員らが祭などで身に付ける法被を寄贈した。
 6月13日に開催された恒例の「むつみ祭り(第27回)」で着用され、志知会長もオープニングに法被姿で参加した。
 志知会長は、これまで同福祉会に介護用リフト、大型テレビデオ、血圧計、木工作業用ベルトサンダーと集塵機などを寄贈。今回は自身の90歳(卒寿)の祝いとして行われた。

平成27年度機械工業生産額見通し調査
前年度比2.6%増の72兆485億円
日機連 3年連続増加の見込み

 一般社団法人日本機械工業連合会(日機連)は7月21日、平成27年度機械工業生産額見通し調査(調査時点=平成27年6月)の結果を発表した。この調査は、平成26年度の生産額および輸出額の実績と平成27年度の生産額の見通しに関するもので、機械関係の各機種別工業会47団体に対して実施された。これによると、日本の機械工業は回復傾向で推移しており、今後も緩やかな回復の動きを辿っていくものと見られ、平成27年度の機械工業生産額は前年度比2・6%増の72兆485億円と3年連続の増加になる見通し。
 同会が発表した概況は次の通り。
平成26年度の生産動向

 日本の機械工業は、緩やかな回復基調を辿った。国内では電力料金の高値安定、生産の海外シフト、海外では米国の景気は底堅かったものの、欧州の景気回復は緩やかで、中国の景気失速への不安も抱え続けた。しかしながら、平成25年度下期にあった消費税率引き上げ前の駆け込み需要の反動減により、上期はやや弱含んだものの、下期にかけては企業収益の改善や為替、原油価格の安定、金融緩和政策や設備投資減税による効果により、持ち直しの動きを見せた。
 こうした中で平成26年度の機械工業生産額は前年度比2・6%増の70兆2472億円となった。
平成27年度の生産動向
 日本の機械工業は、回復傾向で推移している。今後は企業収益の更なる改善、金融緩和政策、為替の安定による輸出の継続、原油価格の安定により、緩やかな回復の動きを辿っていくものと見られるが、引き続き国内では電力料金の高値安定、生産拠点の需要地立地の趨勢、原材料、資源を巡る地政学的なリスク等のマイナス面を抱えている。また、海外でも米国の景気は底堅いと見られるが、欧州の景気回復は緩やかで、中国をはじめとする新興国は景気減速への不安を依然として抱えている。
 こうした中で平成27年度の機械工業生産額は前年度比2・6%増の72兆485億円となる見通しである。
 機械工業の主な動向は次のとおりである。
●一般機械
 一般機械の生産額は、前年度比3・3%増の14兆2979億円となる見通しである。
 機種別にみると以下のとおり。ボイラー・原動機は、ボイラー・タービンが外需の伸びを期待、はん用内燃機関は生産拠点の海外シフトは継続するものの、ガソリン機関の国内生産の持ち直しが期待され、全体で5・2%増。土木建設機械は、輸出が堅調に推移すると見込まれるものの、国内は一部機種で反動減があり、1・4%減。印刷・製本・紙工機械は、国内が生産性向上に寄与する先端設備の需要増、海外は新興国市場向けの増加を見込み、6・8%増。油空圧機器は、油圧機器が内外需ともに厳しく、空気圧機器は国内が省力化、自動化を伴う設備投資に期待、海外は欧米向けが堅調に推移すると見られ、全体で2・9%増。ロボットは、引き続き輸出の伸びが期待でき、国内は自動車、電機向けの好調が見込まれ、17・8%増。動力伝導装置は、スチールチェーンが引き続き輸出が堅調、歯車、変速機も生産増加が見込まれ、全体で3・6%増。農業用機械器具は、国内が排出ガス規制前の駆け込み需要があるものの、米価低迷の継続により厳しい状況を見込み、海外は北米、アジア向けの期待ができ、全体で5・0%増。金属工作機械は、高水準の受注残を抱えるが、生産能力の問題から大きな伸びは期待できないものの、国内外ともに引き続き需要は堅調に推移すると見られ、3・9%増。第二次金属加工機械は、機械プレス等の増加が見込まれ、21・3%増。繊維機械は、準備機械、編組機械が増加するものの、化学繊維機械、紡績機械、織機が減少し、全体では2・1%減。食料品加工機械は、食品業界で設備投資が期待され、0・3%増。包装機械・荷造機械は、海外が東アジア向けで堅調なものの、国内は生産性向上設備投資促進税制が需要に影響していくか不透明で、横ばい。事務用機械は、海外での現地生産が進み、国内生産の減少傾向は続くものの、一部に国内回帰の動きが見込め、7・2%増。ミシンは、工業用ミシン、家庭用ミシンともに海外向けで需要増が見込まれ、4・8%増。冷凍機・同応用装置は、冷凍機で増加を見込むものの、冷凍機応用製品等で減少が見込まれ、全体で2・4%減。半導体製造装置及びFPD製造装置は、半導体製造装置が引き続きファウンドリや大手ロジックメーカーの底堅い微細化投資に期待でき、FPD製造装置は高精細・中小型パネル用の投資が見込まれ、8・3%増加の見通しである。
●電気機械
 電気機械
の生産額は、前年度比6・0%増の7兆6934億円となる見通しである。
 機種別にみると以下のとおり。回転電気機械・静止電気機械器具・開閉制御装置は、輸出が円安の効果により堅調を維持すると見られ、国内は各種政策の後押しの効果により工作機械、半導体製造装置、電子部品向けを中心に増加を見込み、5・9%増。民生用電気機械は、消費者の省エネルギー意識の高まりによる省エネルギー製品への関心の継続、買替を主体とした堅調な需要と消費マインドの回復が期待され、2・7%増。電球は、引き続き生産拠点の海外シフトや電球形LEDランプの普及の影響を受け、一般照明用電球、電球形蛍光ランプが減少すると見込まれ、3・4%減。電気計測器は、放射線計測器が減少するものの、電気計器、電気測定器、工業用計測制御機器、環境計測器は増加し、全体では6・7%増加の見通しである。
●情報通信機械
 情報通信機械の生産額は、前年度比2・5%増の3兆4587億円となる見通しである。
 機種別にみると以下のとおり。民生用電子機器は、薄型テレビが買替需要に期待、カーナビゲーションシステムは台数減ながら高機能化による価格上昇を見込むものの、デジタルカメラは引き続きコンパクトタイプで多機能携帯電話の影響を受け厳しいことから、全体では2・2%減。通信機器は、有線通信機器が海外メーカーとの価格競争激化や海外生産シフトは進むものの、消費マインドや設備投資の緩やかな改善を見込み、無線通信機器は多機能携帯電話が初期ユーザーの買替えに期待、基地局の増加も見込め、通信機器全体では10・6%増。電子計算機及び関連装置は、IAサーバーでの旧OSサポート終了を7月末に控え需要が見込めるものの、前年のパソコン旧OSサポート終了による買替需要の反動減の影響を大きく受け、全体で4・6%減少の見通しである。
●電子部品・デバイス
 電子部品・デバイスの生産額は、前年度比12・8%増の8兆4752億円となる見通しである。
 電子部品は、セラミックコンデンサやフィルタ等の受動部品や接続部品等で、為替の改善を背景に海外の多機能携帯電話や自動車の電装化率の増加により自動車向けの需要拡大が見込め、12・4%増。電子デバイスは、半導体素子で太陽電池セルやLEDの需要拡大が見込め、メモリが好調な集積回路で増加、液晶デバイスで多機能携帯電話やタブレット型パソコン向けが高精細を中心に伸びが見込め、薄型テレビ用の大型ディスプレイデバイスも需要増が見込まれることから、13・1%増加の見通しである。
●輸送機械
 輸送機械の生産額は、前年度比0・8%減の31兆2429億円となる見通しである。
 機種別にみると以下のとおり。自動車は、引き続き国内需要の減少が見込まれるものの、堅調な米国市場や回復基調の欧州市場向けの輸出増加が期待され、為替の影響もあり、自動車全体では1・2%増。自動車部品は、自動車生産台数の減少が見込まれ、輸出は為替の改善があるものの動向は不透明であり、7・3%減。産業車両は、海外生産の拡大もありフォークリフトの輸出減が見込まれるものの、国内では設備投資の増加等により、堅調に推移すると見込まれ、全体では1・1%増。鋼船は、前年度に手持ち工事が増加し、操業も徐々に回復が見込まれ、3・2%増。航空機は、機体部品が減少するものの、機体、発動機、発動機部品、装備品が増加し、全体で3・9%増加の見通しである。
●精密機械
 精密機械の生産額は、前年度比3・7%増の1兆4282億円となる見通しである。
 機種別にみると以下のとおり。計測機器は、計量機器が継続して設備投資の増加を見込み、分析機器は輸出が為替の影響により伸びを見込み、光学測定機は欧州、東南アジア向けで増加を見込み、測量機器は国内が引き続き堅調、輸出は為替の影響により伸びを見込み、全体で4・7%増。光学機械は、写真機が2・6%増、望遠鏡・顕微鏡が生物顕微鏡、工業用顕微鏡等の伸びが見込まれ8・9%増、カメラの交換レンズ・付属品が2・9%減、光学機械全体では0・3%増加の見通しである。
●金属製品
 金属製品の生産額は、
前年度比1・5%増の2兆8300億円となる見通しである。
 機種別にみると以下のとおり。鉄構物・架線金物は、0・5%減。ばねは、0・2%減。機械工具は、特殊鋼工具が6・6%増、超硬工具が引き続き輸出が北米向けで堅調、欧州向けは持ち直し、アジアは中国向けで堅調が見込まれ6・0%増、ダイヤモンド工具はダイヤモンドドレッサやダイヤモンド切削工具の伸びが見込まれ1・6%増、機械工具全体で5・3%増。バルブ・コック・鉄管継手は、国内が復興需要や五輪に向けての設備投資等の増加を見込み、海外は欧州や新興国向けで減速傾向があるものの、米国向けは堅調が見込まれ、4・1%増加の見通しである。
●鋳鍛造品
 鋳鍛造品の生産額は、前年度比0・6%増の2兆6222億円となる見通しである。
 機種別にみると以下のとおり。粉末冶金製品は、3・0%減。鍛工品は、自動車向けが減少するものの、産業機械、土木建設機械、輸送機械向けが増加し、0・6%増。銑鉄鋳物は、横ばい。可鍛鋳鉄・精密鋳造品は、1・1%増。非鉄金属鋳物は、2・2%増。ダイカストは、自動車向けの伸びを見込み、2・1%増加の見通しである。

LIXILフロントコンテスト2014
グランプリに「桑島保育所」

 住まいと暮らしの総合住生活企業であるLIXIL(社長=藤森義明氏、本社=東京都千代田区)は、同社のフロント製品を使用した店舗ファサードの意匠・施工技術を競う「LIXILフロントコンテスト2014」を開催した。全国の設計事務所、建設会社、販売店や加工店から寄せられた1237点の作品から優秀作品13点を選出し、グランプリには「桑島保育所」(徳島県)が選ばれた。「桑島保育所」は建物の内側に楕円形の開口を設ける斬新なデザインと、カーブレールの施工技術の高さが審査員を魅了。明快な設計意図と、それを支える施工技術が融合した作品として高い評価を得た。
 加工・施工技術、デザイン性、建物全体との調和などを審査基準とし、グランプリのほか「小規模施設部門」「大規模・複合施設部門」「リフォーム・住宅・応用部門」の各部門から、金賞(各3点)、銀賞(各3点)、銅賞(各5点)を決定。さらに、審査委員長特別賞1点、加工技術の優れた加工店に贈られるLIXIL特別賞(優秀加工技術賞)に19社が選出された。
 審査委員長の柘植喜治(よしはる)氏は「本コンテストにリフォーム部門が新設されて3年が経過した。時代は確実に変わっている。新規建設から、既存建築のリユースやコンバージョン、減築など、現代は新たなデザイン手法に価値を見出す時代になった。こうしたストック活用の社会に合致するかのように、2014年度はリフォーム部門の応募が増えた。本コンテストでは、こうした傾向の中でとくにフロントの可能性を示唆するデザインの先進性、新規性を重視して審査にあたった。今後はフロント材が、こうした既存ストックの利活用や複合多機能商品などの時代の先端的な考え方を取り入れて、デザインがさらに進化していくことを望みたい」とコメントしている。

第1回講演は河邊育子高松産業社長
『次世代Face to face』
名機工同友会 6月例会を開催

 名機工同友会(会長=鈴木俊雄氏・マルマン商事社長)は6月29日午後6時30分より東京第一ホテル錦において例会を開催した。前回の5月例会で、これまで例会で行ってきた会員同士の情報交換会に代えて、『工具商の未来』をテーマに業界関係者を招いて講演会を行うことが決まり、今回はその第1回目として、高松産業(本社=香川県高松市)の河邊育子社長が「ITシステムによる『次世代Face to face』」と題して講演した。
 例会の冒頭、鈴木会長が挨拶で「今年度から講演会を年間を通してやってみようということで、今回がその第1回。同業者の工具商社の方に講師をお願いしています。今年度は今後4回ほどの講演を予定し、講師の方はほぼ決定しました。9月29日にトラスコ中山社長、11月5日にミツトヨ社長、来年2月にオーエスジー社長に講演をしていただくことになりました。今年度やってみて、なにか形にできればと考えています」と述べた。
 各部の報告があり、続いて講演会に移った。
 講師の河邊育子高松産業社長は、機械工具販売店の協力によるITシステムの構築を提唱し、現在それに向けた活動を行っている。「ITシステムによる『次世代Face to face』」と題して、ネット通販にこれから工具商がどのように対抗していくかについて話された。
【講演要旨】
 全機工連が先頃まとめた「機械工具商の実態と経営者の意識調査」の中で、将来気になることでは「インターネット販売への対応」に一番関心があるとの回答だった。その調査報告書の巻末のまとめの中で、調査した関西大学の上野教授研究チームは「将来にかけての顧客満足度に不安を覚える企業が増えているものの、まだ多くの企業が楽観的であることが伺える。このような楽観的な感触を持っていることが問題かも知れない」と、また「根拠のない希望的観測にならないように、適切に対策を講じることが必要であろう」とも書かれている。我々の業界は何かをしなければならない過渡期にあると、警告されていると受け取れる。
 今までの商売で、紙ベースのカタログはユーザーと工具商社をつなぐ大切なツールだった。電子カタログで商品を探すようになってきた今日、大事なツールがひとつ無くなって行っている。
 Face to faceの販売は、我々工具商にとっては基本中の基本。ただ、それだけでは時代の流れに押し流されてしまう。私は、我々機械工具販売に携わる者によるプロの電子カタログを我々が作るべきと考え、活動をしている。我々販売店でなければ、本当の意味で使いやすい総合カタログは作れないと思っている。
 営業しやすいツールを考えて社員に提供するのが、我々経営者のやるべきことと考えている。便利に使えるITをこの業界に持ち込んで、我々販売店が協力し合って、まずWebカタログを作る努力をしなければならない。しかし、我々一社一社がバラバラに声を上げても、メーカーも問屋も協力はしてくれない。何社かが集まり、大きな力となって、メーカー・問屋にカタログ作りの協力をお願いする必要がある。
 また、でき上がったカタログを我々の客先にどのように見せるか。見積りや注文ができるITの環境を作ることが大切だ。インターネットを使った24時間、365日つながっているITの線路を、我々と客との間に引くということ。線路ができると、今までできていなかった色々な情報やサービスが、線路を通して提供できるようになる。
 現在ネット通販をしているところはITのスペシャリストで、次々と新しいことを考えてチャレンジしている。我々は新しいことにチャレンジしているでしょうか。今は、誰かが何かをしてくれるのを待つのではなく、我々販売店自身が自分たちを守るために、考えて決断し、協力し合う時だと考えている。
 我々は、まず客先とインターネットでつなぐ環境づくりのために、見積り・注文システムをテスト運用している。現在、300件以上のユーザーに登録してもらい、毎日数十件の見積りや注文を受けている。一社一社の販売店が自分のユーザーとの間に常時ネットでつながった環境を作ることにより、何千社、何万社のユーザーに見てもらう環境ができる。そこに載せたWebカタログこそが、生きた電子カタログになってくる。
 今は、まだシンプルなカタログシステムしか考えていないが、何れにしても資金と我々販売店の支援が必要。我々は、早くこのことに気付いて、理想のスタイルを目指して協力し合わないと、本当に時代遅れの業界になってしまうと懸念する。
 多くの経営者は現状を打開するのに人材育成を挙げているが、少子化の時代、どんな優秀な人材が我々の会社に来てくれるでしょうか。IT化もされていない業界が将来、魅力のある業界だとも考えられません。
 Face to faceをもっと強いものにするための一つの便利ツールとして、ITというものを一緒に使って行きませんか。従来の営業にITをプラスしたものを『次世代Face to face』とネーミングしました。

 講演の最後には賛同者の募集も行われ、「先行のネット通販会社に追いつくのは無理と思わず、理想の姿を思い描いて、それに近づくように皆で努力したい」と締めくくられた。

2015年8月16日(日 2572
静岡中部機工会 創立45周年記念式典
日本平ホテルで盛大に開催
メーカー・商社ら283名が出席

 静岡中部機工会(会長=原山雅光氏・原山社長)は、昭和45年(1970年)の発足から今年で45周年を迎え、7月25日、静岡市清水区の日本平ホテルにおいて記念式典・講演会・祝賀会を開催した。関係官庁・諸団体、メーカー、商社などを招き、会員を含め全国から283名が出席して同会の45周年の節目を祝うとともに更なる発展を祈念した。
 式典の冒頭、挨拶に臨んだ原山会長は、出席者に対して感謝の意を伝えた後、45年のあゆみを振り返り「諸先輩方が築き上げてくれた半世紀に近い歴史があります。昭和45年にドリルの乱売合戦が激化する中で機械工具商同志が話し合いの場を持とうという事がきっかけで緑静機工会が設立されました。緑静機工会から静岡中部機工会と名前を一新して現在に至っています。当初は静岡・清水・志太地区にて当番制で活動をしていました。新年会、小旅行、国際見本市の見学などを行い会員同士の懇親を深めていきました。静岡中部機工会は部会活動を通じて会員が見聞を広め、情報交換をしつつ切磋琢磨しています。平成23年の東日本大震災発生の際は、部会活動の予算を削減し、義援金の寄付を全会一致のもとに行いました。現在は研修会、総会、賀詞交歓会、納涼会担当と4部会に分かれて活動をしています。会員は正会員25社、賛助会員29社の合計54社です。会員、賛助会員の皆が共存共栄し、成長していきたい。50周年、100周年もできればと感じています。これからも地域の産業に必要とされる機械工具商の会として静岡中部機工会へのご支援、ご協力をお願いします」と述べた。
 来賓挨拶が衆議院議員井林辰憲氏、静岡県議会議員塚本大氏、静岡県経済産業部商工業局商工振興課長松下育蔵氏よりそれぞれ述べられ、来賓紹介が行われた。
 45周年記念事業実行委員長の小原照光氏(コハラ社長)は「テーマDiscover your infinite potential!21世紀に入ってからの世界のスピードはすさまじく、情報が瞬時に世界中を駆け巡り、科学の進歩は『生命』の神秘の入口まで到達し、テクノロジーの発展は生活を大きく変化させ、ロボットの活躍は生産の現場だけでなくあらゆる分野において活躍する時代が来ようとしています。そして地球環境への関心が最重要課題となってきました。そのような中で我々機械工具商の役割・使命は大きいと思いますが、今回の目玉は2部の植松社長の講演会です。4年前の東北の震災での積極的な行動には話を聞くたびに感動し勇気を頂き、同じ機械工具商として誇りに感じました。これを機に東北と静岡との交流が始まればと思います。そして賛助会員様には、今回、出先の責任者の方とトップの方に声を掛けさせて頂いたところ、お忙しいにも関わらずこの様に多くの方々にご出席賜り本当にありがとうございます。また、西部地区からは遠州機工会様や東部地区の同業者の方にもご出席頂きました。きっと素晴らしい交流会になりネットワークが広がると思います。静岡中部機工会は、全機連(全日本機械工具商連合会)に加盟せず独自の活動をしてきましたが、出席率が非常に高く目的である正会員・賛助会員を中心とした幅広い研修と懇親・交流を行っており、どこにも負けない自信と誇りを持っています。“創業の苦労と守成の苦労”という言葉を思い出し、守成とは『今を生き、明日を創る』ことと思い、静岡中部機工会が歩んできた45年を振り返りながら、明日を開拓する情熱と変革する勇気、そして人と人とのコミュニケーションを大切にし50年、100年に向かって、全員がそれぞれの目標を持って役割を果たし、社会に地球環境に貢献できるように努力し未来を開拓していきます」とテーマに込めた思いを語り挨拶とした。
植松誠一郎氏(植松商会社長)が記念講演
 記念講演会では、4年前の東日本大震災で自らも大きな被害を受けながら、機械工具商のノウハウを発揮してその後の復興に尽力した、植松商会(本社〓宮城県仙台市)社長植松誠一郎氏が“『震災で学んだこと、失ったもの』〜一機械工具商の立場から〜”と題して講演した。
 植松社長は「お客様(被災者)から情報を聞き出して、必要なものを調達し、それをお客様(被災者)にお届けする。これは普段の機械工具商社の商売と何ら変わることはない。私たちは、お客様の所に行き、お客様の顔色を見て、お客様が言いたくても言い出せないことを察知し、フェイス・トゥ・フェイス、吐息がかかる距離でお客様のニーズを計り取って、それを満足していただけるように努力する。これは私ども機械工具商の真骨頂だと思います。お客様に近い距離で、お客様のニーズを満足させるというのは、インターネットではなく、我々機械工具商だからこそできる仕事」と強調。
 「必死というのは、必ず死ぬこと。大震災で多くの身近な方が亡くなられました。明日死ぬかも知れない、だから一日一日をしっかり生きていく。それと、使命感を持つ。使命というのは命を使う。自分の命を削りながら、使命感とともに生きていく。震災の復興途上で亡くなられたお客様を見ていて、ひしひしと感じられました。人間が成長する3つの場は修羅場、土壇場、正念場。3月11日は修羅場でした。その後、土壇場を生き抜いてきました。今が正念場です。これからもずっと正念場だと思います。お客様が教えてくれた、必死に生きる、使命感を持って生きるということを、明るい日本のために、ものづくりのために行っていけば、機械工具商の未来は確かなものだと私は信じます」と結んだ。
 祝賀会は会場をボールルーム「日本平」に移して開かれた。原山会長が再び登壇して挨拶した後、静岡県中小企業団体中央会理事・事務局長村松晴義氏の祝辞、静岡中部機工会副会長勝山利彦氏(中根屋機工社長)の乾杯の発声で祝宴に移った。
 懐かしい写真のスライドショーや創立当時を知る会員による思い出話などが披露されたほか、会場内では東北の復興支援のための募金も行われ植松社長に託された。参加者は和やかに歓談し、静岡中部機工会副会長渡部稔氏(山善静岡支店長)の中締めで閉会した。


“地産地消”で一致団結
管機連総会で本組合をアピール
岐阜県管工機材商組合 7月度理事会開催

 岐阜県管工機材商組合(理事長=廣瀬功氏・瓶由社長)は7月9日、長良川を眼下に眺める岐阜グランドホテルにて、7人の理事が参加し、恒例の7月度理事会を開催した。

【議題1】第38回通常総会報告
 5月19日、岐阜グランドホテルで開催された第38回通常総会(弊紙6月21日発行号掲載)について、当日の支出入など総会経費を含め、廣瀬理事長より報告があった。総会参加者は報道含め28人。総会時には、賛助会員69社と発表されたが、オオタケファンドリーが退会したため、賛助会員数を68社と本理事会にて修正し、期首スタートとなった。また、ダイキンHVACソリューション東海が今期(平成27年度)をもって退会したいとの打診があった旨、報告された。

【議題2】平成27年度行事担当理事選任
 ゴルフ部会は山兼と山彦が前年度より継続して担当することで決定された。また全員例会だが、本年度は10月下旬(担当理事は協栄商事にて調整中)と平成28年2月の2回の開催が予定されている。新年賀詞交歓会は平成28年1月に開催。

【議題3】全国管工機材商業連合会総会出席報告
 6月16日、全国管工機材商業連合会(管機連)の理事会・定時総会・臨時理事会が東京のグランドアーク半蔵門にて開催された。廣瀬理事長より「地産地消≠フ達成を目指し、実務責任者会議(木曜会)と協力・調節しながら課題をひとつ一つクリアしつつ、組合員が一致団結して頑張っている」と、全国の組合理事らに対し岐阜県管工機材商組合を十分アピールできたとの報告があった。次回の管機連理事会は「第17回管工機材・設備総合展OSAKA2015」(9月10日〜12日、インテックス大阪・4号館)に合わせ9月9日大阪で開催。翌日は理事会参加メンバーらで展示会視察が予定されている。

【その他、協議事項】
 全員例会ならびに、第68回ゴルフ会は10月の開催を予定。日程など、詳細については次回理事会にて決定することとなった。次回理事会は、9月2日17時から。場所は同じく岐阜グランドホテルにて。

名称は「STHビル」
8月17日より営業をスタート
イトウ 新本社ビルが完成

 イトウ(社長=伊藤辰之氏、本社=名古屋市北区)は、名古屋市北区の彩紅橋通交差点北西に地上5階建てビルを建築した。昨年4月に土地を購入。今年7月30日に引き渡し、竣工祭を終え、8月17日より、この新本社ビルにて新たに営業をスタートさせた。それに先立ち8月4日・5日の2日間にわたり新社屋内覧会を開催。客先、仕入先やメーカーなど400人を超す来場者が訪れた。
 昭和33年の創業以来、同社はこれまでの本社事務所で営業を続けてきたが、築50年を超え耐震性などに不安を覚え始めたこと、また今後、営業所の拡張なども見据えて本社機能だけに特化した建物を、との考えから新社屋の建築となった。このビルの名称は『STHビル』。STHは3人の名前の頭文字を並べたものであり、Sは先代の故伊藤仙二氏の名前の頭文字である。
 伊藤社長は新本社ビルの完成にあたり「実は創業50周年を迎えた平成20年に本社建築の計画を立てたことがありました。しかし、計画途中でリーマンショックに襲われ、泣く泣く計画を断念しました。今回の本社ビル建築にあたっては、当時まだ元気だった先代が我々に遺してくれたものに大いに助けられました。先代とともに完成を喜べないことは残念ですが、皆さまから与えていただいた新しい環境を最大限活かして、さらなるお役立ちができるようにと社員一同強く心に念じております。この本社ビルは使い勝手の良さ、居心地の良さを念頭に計画しました。入れ物的には大きめですが、早くこの入れ物に実績が追いつくように頑張っていきたいと考えております。お得意先さま、仕入先さまを問わずいつでも気軽にお訪ねください。社員一同おもてなしの心全開でお待ちいたしております」とコメントしている。

【イトウ新本社概要】
▽住所=名古屋市北区彩紅橋通1丁目1番12号
▽TEL=052(914)6121
▽FAX=052(914)7631
▽フロア構成=●1F/受付、エントランス、打合せスペース●2F/営業部●3F/総務部、応接室、カフェテリア●4F/会議室●5F/トランクルーム
▽アクセス=地下鉄名城線「平安通」駅2番出口より徒歩約3分。駐車場完備。

中部経産局8月公表 最近の管内総合経済動向
「緩やかに改善」 据え置き
住宅投資は3か月ぶりに上方修正

 中部経済産業局は、8月11日公表の「最近の管内総合経済動向」で、管内(愛知、岐阜、三重、富山、石川の5県)の経済活動について「緩やかに改善している」とした総括判断を2か月連続で据え置いた。比較は断りのあるものを除き、平成27年6月の実績値による。
 個別の項目では、管内生産の判断を前月に続いて「一進一退となっている」とした。鉱工業生産指数(6月速報)は、輸送機械工業、はん用・生産用・業務用機械工業、プラスチック製品工業などが上昇したことから、前月比4・7%増と2か月ぶりに上昇。前年同月比も4・8%増と2か月ぶりに上昇した。
 住宅投資については、「下げ止まりの動きがみられる」から「持ち直しの動きがみられる」に3か月ぶりに上方修正。新設住宅着工戸数は、分譲が2か月ぶりに前年を下回ったものの、持家が2か月連続で、貸家が2か月ぶりに前年を上回り、全体でも4か月連続で前年を上回った。
 個人消費は、大型小売店販売額(既存店ベース)が3か月ぶりに前年を下回ったが、コンビニエンスストア販売(全店ベース)が28か月連続で前年を上回り、全体として「緩やかに持ち直している」の判断を2か月連続で据え置いた。乗用車販売は6か月連続で、家電販売も3か月ぶりに前年を下回った。
 設備投資については、前月に続き「増加している」とした。製造業では自動車、窯業・土石製品、電気機械などで増加する計画、非製造業では運輸、不動産、小売などで増加する計画となっている。管内主要8社の金属工作機械受注(国内向け)は、一般機械工業向けが9か月連続で、自動車工業向けが5か月連続で前年を上回り、全体では23か月連続で前年を上回った。
 公共投資は、「緩やかに減少している」の判断を4か月連続で据え置いた。公共工事前払金保証請負金額は、「独立行政法人等」「地方公社」が前年を上回ったものの、「国」「県」「市町村」ほかが前年を下回り、全体でも2か月連続で前年を下回った。
 輸出については、名古屋税関管内の輸出通関額(円ベース・速報)が2か月ぶりに前年を上回り、「持ち直しの動きがみられる」の判断を5か月連続で据え置いた。品目別では「自動車」「石油製品」などが前年を上回った。主要地域(国)別では、米国向けが10か月連続で、アジア向けが2か月ぶりに、EU向けが3か月ぶりに前年を上回った。
 雇用は「着実に改善している」の判断を15か月連続で据え置いた。新規求人数は、「医療、福祉」「宿泊業、飲食サービス業」「卸売業、小売業」などが前年を上回り、全体でも4か月ぶりに前年を上回った。有効求人倍率は2か月ぶりに低下。完全失業率は、東海で9四半期ぶりに悪化、北陸では4四半期ぶりに悪化した。
 企業倒産(件数)は、建設業、卸売業、製造業などで前年を上回り、全体では14か月ぶりに前年を上回った。
 先行きについては、各種政策の効果が生産や所得、投資の増加につながることが期待されるとした上で、世界経済の下振れ、原材料等価格の動向、為替の動向、中小企業の経営環境の悪化などに注視が必要としている。

ソーラー式自動散水用簡易タイマー
グローベン 「ソラクア」 新発売

 造園・景観資材メーカーのグローベン(社長=服部吉剛氏、本社=名古屋市港区)は、ソーラー式自動散水用簡易タイマー『ソラクア』を新発売した。この商品は、同社が得意としているプロ向け自動散水システム用のタイマーで、既存の立水栓などに簡単に取り付けることができる簡易タイプの新商品だ。従来の簡易タイプとは異なり、電池交換が不要。『ソラクア』と灌水チューブや散水スプレーを組み合わせ、旅行時や毎日の水やりを心配することなく、今まで以上に容易にガーデニングライフを楽しむことができる。
 同社は「以前からお客さまより『電池交換の時期を忘れて自動散水が機能していなかった』『ソーラー式タイマーは高価で小規模には使えない』などの声を多数お寄せいただいておりました。そのようなお客さまのご意見をもとに誕生したのがこの『ソラクア 』という商品です」と本商品の開発経緯についてコメントしている。
 簡単な取り付け・取り外し、電池交換不要といった特徴以外にも、@オプションでレインセンサーを取り付け可能、A日本の住宅事情に適応する蓄電性能や優れた耐候性、B散水設定は、回数=1日1〜6回・時間=1〜120分・曜日設定も可能だ。価格は2万4000円(立水栓用)。散水栓用オプション(壁面固定金具、耐圧ホース)4500円(いずれも税・施工費別途)。

総受注高10か月連続で前年上回る
国内受注は23か月連続増
中部経済産業局 6月度金属工作機械受注状況

 中部経済産業局が7月31日に発表した、管内金属工作機械メーカー主要8社(オークマ、アマダマシンツール、ジェイテクト、コマツNTC、富士機械製造、豊和工業、三菱電機名古屋製作所、ヤマザキマザック)の平成27年6月度金属工作機械受注状況によると、総受注高は前年同月比21・3%増の447億8300万円となり10か月連続で前年を上回った。前月比は18・9%増となった。
 国内受注は、一般機械工業向けが前年同月比57・4%増の91億8000万円と9か月連続で前年を上回り、自動車工業向けも同65・2%増の56億2300万円と5か月連続で前年を上回ったことなどから、全体では同57・8%増の185億5600万円となり23か月連続で前年を上回った。前月比は24・3%増となった。
 海外受注は、ヨーロッパ向けが26か月ぶりで前年を下回ったものの、北米向けが3か月連続、アジア向けも2か月連続でそれぞれ前年を上回り、全体では前年同月比4・2%増の262億2700万円となり4か月ぶりに前年を上回った。前月比は15・4%増となった。
 国別にみると、1位のアメリカが87億4900万円(前年同月比12・5%増)、以下、中国46億5600万円(同14・3%増)、韓国15億5200万円(同66・2%増)、ドイツ13億8700万円(同33・8%減)、イタリア11億2500万円(同18・4%増)の順となった。地域別シェアは、北米向け36・5%、アジア(トルコを含む)向け35・9%、ヨーロッパ向け22・4%。
 販売額は、前年同月比7・4%増の323億4700万円となり、4か月連続で前年を上回った。前月比は10・8%増となった。受注残高は、前年同月比11・4%増の1797億7500万円となり、20か月連続で前年を上回った。前月比は2・3%増となった。

9月4日(金)・5日(土)会場 ポートメッセなごや
中部グランドフェア2015開催
最先端技術とレジリエンス商品の結集で
「産業とくらし」の新しい未来を創造

 ユアサ商事中部支社(支社長=長谷川勝照氏)傘下の販売店でつくる、中部ユアサやまずみ会主催の中部『産業とくらしのグランドフェア2015』が9月4日(金・5日(土)の2日間、ポートメッセなごや第3展示館で、主催社97社、出展メーカー335社(いずれも7月30日現在)を予定して盛大に開催される。協賛は仕入先メーカーで組織する中部ユアサ炭協会、後援はユアサ商事。開催時間は、4日(金)が午前10時から午後5時まで、5日(土)が午前9時30分から午後4時30分まで。
 今年のグランドフェアは関東、東北、中部、九州、関西の5か所で開催され、7月に開催された関東グランドフェアは市況を反映して受注金額が目標を超える好調なスタートを切った。中部でも企業の設備投資が増加傾向にあり、今回、36回目の開催となる中部グランドフェアでは昨年実績を上回る、受注目標200億円、来場者目標1万1000人を掲げている。
 今年は、全社キャンペーンテーマChallenge! New Value & Resilience!!〜最先端技術の結集で未来をカタチにします〜≠フもと、やまずみ会・炭協会・ユアサ商事が三位一体となり、環境・省エネ商品、防災・減災商品などを中心とした商品提案を行う。会場を「工業ゾーン」「建築ゾーン」「テーマゾーン」に分け、新しい価値を生み出す、最新鋭機器を多数含む業界No.1の商品群を一堂に展示。会場中央に設置されるテーマゾーンでは、平時にも有事にもメリットを生み出すレジリエンス提案が「ハードとソフト」の両面から行われる。
 4日(金)午後1時30分からポートメッセなごや交流センター4階第6会議室で開かれる特別講演は、ユアサ商事が災害対応に関するソリューション事業を共同で推進するため業務提携した、富士通総研の伊藤毅執行役員ビジネスレジリエンス事業部長による「事象体験型アプローチセミナー〜有事の対応ストーリーから導き出される実効的なBCPと防災備蓄品の整備〜」を開催。危機発生を想定した体験型のアプローチにより、課題の洗い出し、BCPの見直し、要員への教育、備品の選定・導入など事前対策の導き方について解説する。
各マーケティング事業本部のテーマ
■機電本部
 省エネ、環境、安全、防災をキーワードとした、最新鋭の製品を提案する。@省エネによるコストダウンを図るために業界トップメーカーが最新鋭の製品を展示するA産業機器分野において環境、安全面にも優れた、最新鋭の製品を展示するB平常時だけでなく非常事にも機能する、最新鋭の製品を展示する。
■機械エンジニアリング本部
 スマートな次世代ファクトリーを構築する最先端のモノづくり設備を提案し、国土強靭化に貢献する。@モノづくりの変化に対応できる設備を提案するA加工の高精度化・高速化・複合化・自動化を提案するB医療・航空・インフラ関連の新分野・発展分野への対応設備を提案するC新素材・難削材に対する最新加工技術を提案するD災害に強い設備を提案する。
■東部・西部住環境本部
 住環境本部が持つ建築設備・住宅設備・工場ユーティリティ設備分野への豊富な品揃えと、エコエンジニアリング機能の発揮、防災・減災関連商材の提供により、主催社様・出展メーカー様と共にビジネスチャンスを拡大させる。@建築市場に対し「BEMS」等の提案を行い、設備機器の更新需要を獲得するA住宅ストック市場のリフォーム需要を取り込み、住設商品の販売拡大を図るB工場ユーティリティ設備に対して最先端の製品を提案し、工業系管材商品の拡販を目指すC新エネルギー商材の拡大(太陽光発電・蓄電池・パワーコンディショナー・燃料電池・風力発電)D有事における、水の供給と制御システム・トイレ設備・照明・電源の提案。
■建材本部
 国土強靭化に対応する建築・土木・外構のあらゆる商材の提案を行う。業界のプラットフォームとして情報を発信する。
■建機本部
 時代が求める「高効率」「安全」「情人化」「環境保護」「BCP」の5つのキーワードに適合した商品ラインアップを梃に、ユーザー動員を図り、受注増を目指す。
出展メーカー一覧
工業機械

 アマダマシンツール▽オークマ▽大阪機工▽岡本工作機械製作所▽キタムラ機械▽キャムタス▽キラ・コーポレーション▽黒田精工▽コマツ産機▽C&Gシステムズ▽三共製作所▽ジェイテクト▽ジェービーエム▽静岡鐵工所▽澁谷工業▽昭和リース▽ゼネテック▽ソディック▽ソディックLED▽ソマックス▽大日金属工業▽太陽メカトロニクス▽高松機械工業▽滝澤鉄工所▽タクテックス▽DMG森精機▽TEKNIA▽東芝機械▽ナガセインテグレックス▽ニコテック▽日本ユニシスエクセリューションズ▽ファナック▽ブラザー工業▽ブルーム-ノボテスト▽牧野フライス製作所▽松浦機械製作所▽三鷹工業所▽三井住友ファイナンス&リース▽三井精機工業▽三菱UFJリース▽美濃工業▽村田機械▽安田工業▽ヤマザキマザックシステムセールス▽ユアサテクノ▽ユキ技研▽レニショー
機 電
 アイエイアイ▽赤松電機製作所▽アネスト岩田コンプレッサ▽イマオコーポレーション▽瓜生製作▽エイエスケイ▽オーエスジー▽オークラ輸送機▽河原▽カントー▽北川鉄工所▽キトー▽キョーラク▽共和▽クリーンテックス・ジャパン▽クロダ▽ケルヒャージャパン▽コガネイ▽小林鉄工▽コベルコ・コンプレッサ▽小堀鉄工▽三機工業▽三甲▽サンコーミタチ▽静岡製機▽シンフォニアテクノロジー▽スイデン▽スーパーツール▽スギヤス▽鈴木製機▽住友重機械精機販売▽洲本整備機製作所▽大昭和精機▽DAITO販売▽ダイヘン溶接メカトロシステム▽タンガロイ▽津田駒工業▽東洋アソシエイツ▽東和精機▽トーヨーコーケン▽豊興工業▽ナカニシ▽名古屋ダイヤモンド工業▽ナベヤ▽日機▽ニッケーコー▽日研工作所▽日東工器▽日東造機▽日本オートマチックマシン▽日本クランツレ▽日本プラパレット▽ハタヤリミテッド▽花岡車輌▽パナソニック▽花園工具▽ピカコーポレイション▽菱小▽ビック・ツール▽ファーステック▽富士フイルム▽扶桑金属工業▽フルタ電機▽フルテック▽ブロードリーフ▽ヘルツ電子▽ホータス▽北越工業▽マツモト産業▽マルヤス機械▽ミツトヨ▽三菱マテリアル▽山金工業▽ヤマダコーポレーション▽ユアサプロマテック▽ユキワ精工▽油研工業▽理研コランダム▽ルッドリフティングジャパン▽ロブテックス▽ワタベ産業
建 機
 アイチコーポレーション▽アイデック▽アイデアサポート▽旭ダイヤモンド工業▽イーエスエス▽イーグルクランプ▽育良精機▽エクセン▽荏原製作所▽大阪ジャッキ製作所▽大竹建機産業▽オグラ▽君岡鉄工▽クボタ建機ジャパン▽ゲート工業▽今野製作所▽コンラックス松本▽酒井重工業▽サンキョウトレーディンク▽サンドビック▽サンワ・リノテック▽シーエーシーナレッジ▽静岡製機▽Genie▽篠田ゴム▽シブヤ▽住友建機販売▽ソネ▽瀧冨工業▽田村総業▽筑水キャニコム▽鶴見製作所▽デンヨー▽東空販売▽トーヨーコーケン▽鳥居金属興業▽ナカオ▽日動工業▽日工▽日成ビルド工業▽日本クランプ▽日本ダイヤモンド▽ハスクバーナ・ゼノア▽長谷川工業▽長谷川製作所▽ハマネツ▽範多機械▽ビー・ビー・ダブリュ▽ピカコーポレーション▽福井コンピュータ▽古河ロックドリル▽富士重工ハウス▽ホーシン▽北越工業▽マイト工業▽マツオカ建機▽マックス▽丸善工業▽マルサ▽丸山製作所▽三笠産業▽ミツワ東海▽三乗工業▽明和製作所▽モトユキ▽八重洲無線▽やまびこ産業機械▽ヤンマー建機▽ヨコカワコーポレーション▽リョービ販売
環境資材PT
 愛知時計電機▽アンレット▽オーケーエム▽三基工業▽新明和工業▽タクミナ▽マイセック
流体設備
 IHM▽アサダ▽アズビル金門▽イノアック住環境▽内田メガネ▽エスエスショップ▽荏原製作所▽MCCコーポレーション▽キッツ▽倉敷化工▽シャープエレクトロニクスマーケティング▽セールスオンデマンド▽ダイキン工業電子システム▽タブチ▽寺西商事▽TOZEN▽土牛産業▽東尾メック▽ブリヂストン化工品ジャパン▽北越工業▽前澤化成工業▽マックス▽三井化学産資▽モーブル▽森永エンジニアリング▽ヨシタケ▽ヨシノ▽リンナイ
住宅設備
 アサヒ衛陶▽オーデリック▽クマリフト▽クリナップ▽グローベン▽コイズミ照明▽サンポット▽スズキ太陽技術▽ソディックLED▽ダイニチ工業▽ツツミ▽東芝▽TOTO▽東邦ガス▽トクラス▽ナイキ▽ナカトウ▽日本デコラックス▽日本電興▽ノーリツ▽ハウステック▽パナソニックエコソリューションズ社▽パロマ▽日立コンシューマ・マーケティング▽フジ医療器▽LIXIL
建築設備
 サムソン▽ダイキン工業/ダイキンHVACソリューション東海▽日本イトミック▽三菱樹脂インフラテック▽三菱電機冷熱機器販売
建築エンジ
 キョーラク▽JFE機材フォーミング▽JFEシビル▽セイキ販売▽セーヌライン▽第一機材販売▽ダイケン▽立川ブラインド工業▽中部コーポレーション▽東京測機製作所▽ナカ工業▽長尾木鋼▽ナスタ▽長谷川工業▽ミヅシマ工業▽ヤマト
外構エンジ
 アルコム▽稲葉製作所▽グローベン▽サンポール▽JFE建材フェンス▽四国化成工業▽積水樹脂▽タカショー▽田窪工業所▽帝金▽メルシー▽ヤマム▽淀川製鋼所▽LIXIL
その他
 ラエン▽イチネン▽だるま▽マルフク商事▽大丸松坂屋百貨店▽東京コーシン産業▽ハム工房ジロー▽サーティーワン▽オリーブ▽ふるさと
テーマゾーン
New Valueゾーン

 【エネルギーの新潮流提案】GSユアサ▽SMA▽関西電機工業▽京セラ▽ダイヘン▽田淵電機▽東芝▽エコホールディングス
 【「モノづくり現場」の省エネ&省力化提案】エヌエスティー▽川田鉄工▽興研▽新生紙パルプ商事▽セイロアジアネット▽ソディック▽武藤工業▽ジェービーエム▽オークマ
 【太陽光O&M提案】ユアサ商事
 【防災・減災対策】パナソニック▽ドウシシャ▽オーデリック▽三井化学産資
レジリエンスゾーン
 【工場のレジリエンス対策】東京電機▽フマキラー▽DICプラスチック▽高進商事▽水道機工▽スギヤス▽花岡車輌▽ミツトヨ▽イマオコーポレーション▽タイムケミカル▽マーストーケンソリューション
 【「モノづくり現場」の省エネ&省力化提案】BXテンパル▽TAIYO▽アイエイアイ▽アネスト岩田▽エコプラン▽オリオン機械▽近計システム▽クロダニューマティクス▽コベルコ・コンプレッサ▽山洋電気▽東京メータ▽東芝ライテック▽富士フイルム▽北越工業▽リンテック▽IHM▽キルコート▽赤松電機製作所▽キングジム▽フクハラ
 【防災・減災対策】不二越▽南星機械▽カンボウプラス▽鶴見製作所▽ビー・ビー・ダブリュ▽オプテックス▽カシイ▽グローベン▽サンポール▽システック▽神鋼建材工業▽積水樹脂▽積水樹脂都市環境▽タキロン▽中部コーポレーション▽帝金▽とめ太郎▽ナカ工業▽日本ファイアープロテクト▽パトライト▽文化シヤッター▽マツダ紙工業▽ルイ高▽キッツ/東洋バルヴ▽サンポット▽三基工業▽イノアック住環境▽パナソニック
 【ユアサレジリエンスステーション構想】クリーンテックスジャパン▽三乗工業▽トーカドエナジー▽本田技研工業▽キングジム▽エジソンハードウエア▽三協リール▽名九建設機械▽ネクステック▽マイト工業▽ヤンマー建機▽ユアサマクロス▽稲葉製作所▽積水樹脂▽第一機材▽古河電池▽ミヅシマ工業▽ノーリツ▽荏原製作所▽リンナイ▽東邦ガス▽TOTO▽ウィングス▽パロマ▽ダイキン工業
 【BCP対策】イーエスエス▽デンヨー▽やまびこ産業機械▽富士通総研▽アンレット▽ブラザーエンタープライズ
ご挨拶
ユアサ商事株式会社
執行役員中部支社長 長谷川 勝照

 平素は私どもユアサ商事に対し、ひとかたならぬご愛顧を賜りまして、誠に有り難うございます。
 さて、いよいよ「産業とくらしのグランドフェア2015」の開催が間近に迫ってまいりました。第36回を迎えました2015年の中部グランドフェアは、9月4日、5日の両日、〈ポートメッセなごや〉において動員目標を11,000人、売上目標を200億円と定め、開催いたします。
 主催社97社(昨年95社)、出展メーカー335社(昨年330社)を予定しています。
 今年のグランドフェアでは次世代の最先端技術とレジリエンス商品の結集で「産業とくらし」の新しい未来を創造することを目的としております。
 新しい価値(New Value)とレジリエンス商品、環境・省エネ商品を中心とした商品提案を行い、新市場開拓の情報発信の場として提案して参ります。
 本年度は、《Challenge! New Value & Resilience!!〜最先端技術の結集で未来をカタチにします〜》を全国統一テーマといたしました。
 このテーマのもと、展示場を「工業ゾーン」「建設ゾーン」「テーマゾーン」に分け、豊富な商品群を一堂に展示いたします。さらに隣り合わせるフィールドに関連する商品を展示し、ご来場者様が目的の商品を探しやすく、見やすい会場レイアウトといたします。
 ユアサ商事は富士通総研と災害対応に対するソリューション事業を共同で推進していく業務提携を締結しました。同ソリューション事業では、災害発生時に次々と起こる危機により速く、効率的に機能するBCPの策定とPDCAサイクルによる危機対応プロセスの改善活動のサポートを目的としています。
 今回、「事象体験型アプローチセミナー」〜有事の対応ストーリーから導き出される実効的なBCPと防災備蓄品の整備〜と題して特別講演を9月4日13時30分から開催いたします。
 私共は、このグランドフェアを、「日頃の営業活動の集大成として今現在の商売を伸ばす場にする」、そして「明日の新商品、新事業を創り出す場にする」という決意で取り組んでおります。本年は、各ゾーンとも新商品出展比率を大幅に高め、各メーカー様も新しい商品情報を発信していきたいと意欲を高めております。炭協会の皆様にもご協力をいただき、ご来場者の方々にとって分かり易い展示となるよう努めてまいります。
 これらは、時代のトレンドや市場の変化を迅速にキャッチし、新商品、新市場を開拓すべく、今後の業界の将来を睨んだビジネスチャンスを示すものであり、グランドフェアは「商談」「情報発信」の場として、お客様の今後の事業展開のヒントをご提供できるものと考えております。
 お客様には、是非とも中部グランドフェアヘご来場いただき、「新しい価値(New Value)」と「レジリエンス商品」をご覧下さい。手に触れ、体験し、納得いただき、満足の「新展開」を見つけて頂けるものと、確信いたします。
 弊社の社員は「主催店様」、ならびに「出品メーカー様」の手足となり、三位一体となって受注目標達成に向け頑張ります。

未だ厳しい建設業界も
一致団結して限りなき前進を
山信会 平成27年度通常総会開催

 山信会(会長=浅野政司東海設備工業社長、山信と販売店・メーカーの集い)は7月15日、名鉄ニューグランドホテルにて、平成27年度通常総会を開催した。
 浅野会長は挨拶で「公共工事については大半の業界、地域において受注が増えず、公共工事も減少傾向の状態が続いています。昨年4月の消費増税を受けて多少なりとも駆け込み需要を見込んでいましたが、予想よりも少なく、我々の建設業界では住宅着工件数は継続的な増加に結びついていないのが現状です。工事価格が思ったほど上がらず、しかも人手不足も重なり業務の遂行能力が低下状態にもかかわらず人件費だけがアップしているという逆転現象さえ起っています。だからといって指を咥えていても解決しません。現状を打破するためにも当たり前ですが山信さまや山信会に所属する皆さまが一体となって、いろんな情報を集め、さまざまな知恵を出し合っていくしかないと思っています」と建設業界の現状を例に挙げながら、同会会員の結束を誓った。
 続いて挨拶に立った小川信山信社長は、資料をもとに「塩化ビニル管出荷量の推移」や「家庭用エアコンの国内出荷台数と輸出台数の推移」など業界の市場動向を分析。「アベノミクスの『大胆な金融緩和、機動的な財政運営、成長戦略』という“3本の矢”を背景として国内景気の回復ムードが高まりつつありながらも、いまだ先々の景気動向については予断を許せない状況が続いている感があります。このような状況下においても、我が社は常に建設業界および設備業界の動向を的確に把握し、流通業の重要性を肝に銘じ、会員の皆さまのご要望にお応えできるよう前向きに努力してまいります」と語っていた。引き続き、総会は議案審議へと移行した。
【1号議案】平成26年度(平成26年5月21日〜平成27年5月20日)事業報告ならびに会計報告
 平成26年6月4日役員会、同7月17日第40回通常総会、同10月15日山信会秋季ゴルフコンペ、同12月9日役員会、平成27年1月23日新年互礼会、同4月14日山信会工場見学研修会、以上についての説明と、平成26年度会計報告ならびに監査報告がなされた。これらはいずれも全会一致で承認、可決された。
【2号議案】平成27年度(平成27年5月21日〜平成28年5月20日)事業計画案ならびに予算案
 平成27年6月11日役員会(済)、同6月30日山信会ゴルフコンペ(済)、同7月15日第41回通常総会(当日)、同10月山信会秋季ゴルフコンペ、同12月役員会、平成28年1月19日新年互礼会、同4月山信会工場見学研修会および山信会春季ゴルフコンペ、以上の事業計画案と平成27年度予算案が提示され、こちらも全会一致で承認、可決された。
【報告事項】新会員の紹介
 同会に加わった新会員は以下の通り。また新会員の加入により、同会名簿が新たに作成され、配布された。
●名城設備工業(社長=久留景文氏/名古屋北営業所管轄)
●北斗設備(社長=御手洗剛氏/小牧営業所管轄)
●桶正(社長=民部時康氏/小牧営業所管轄)

INAXライブミュージアム企画展
『大地の赤―ベンガラ異空間』
9月6日(日」まで開催中

 LIXILが運営する土とやきものの魅力を伝える文化施設、INAXライブミュージアム(所在地=愛知県常滑市奥栄町、休館日=第3水曜、年末年始)は、土の魅力を体感できる「土・どろんこ館」企画展示室において、9月6日まで、企画展『大地の赤―ベンガラ異空間』を開催中だ。(ベンガラ=赤色顔料の慣用名)
 「赤」は人類にとって身近な色のひとつであり、同時に特別な意味を持つ色とされてきた。1万5000〜8000年前のアルタミラ洞窟(スペイン)やラスコー洞窟(フランス)壁画には赤が塗られていたが、さらに時代を遡る7万5000年前、人類最初の装身具や模様が発見された南アフリカ・ブロンボス洞窟でも、赤の着色原料であるベンガラ片(赤い鉄鉱)が発見されている。赤は「彩る」という行為の原初から必須の色だったようだ。日本でも鳥居や寺院の柱や戸、町屋の格子や壁、仏像などに、また現在では、縄文時代の土器や土偶の多くは、元来赤く塗られていたと考えられている。
 最古の顔料のひとつと言われる赤の着色原料「ベンガラ」は、地球上の物質のなかで最も多い「鉄」の酸化物を主成分とし、色落ちしにくく、防腐・防虫効果もあることから江戸時代から昭和初期頃には日本各地で木造建築の建具や軒先、壁などに塗られていた。また、江戸時代には岡山県吹屋(ふきや)地区で「ローハベンガラ」と呼ばれる上質なベンガラが生産され、九谷焼や有田焼といった高級磁器の上絵付けや漆器の彩色にも使われた。
 本展は、このように身近な着色料でありながら素性があまり知られていない「ベンガラ」に焦点をあてており、歴史や製造方法を紐解き、赤に彩られた品々を見学することができる。赤く彩るためのさまざまな原料、ベンガラの歴史や製造方法、江戸時代から昭和にかけて岡山県吹屋で生産された上質の「ローハベンガラ」を紹介するほか、ベンガラが使われた土器や磁器も展示されている。古来より生活文化に深く溶け込み、日常とは異なる世界へ人々を誘う「ベンガラ」が創り出す異空間の魅力を、ぜひ感じ取ってほしい。
 また本展に関連した企画として、7月11日には、縄文時代の生活や文化の魅力を広めた第一人者である小林達夫氏(国学院大学文学部名誉教授、新潟県立歴史博物館名誉館長、考古学者)と、弥生時代および古墳時代の研究を行う赤塚次郎氏(NPO法人古代邇波の里・文化遺産ネットワーク理事長、考古学者)を招き『縄文・弥生 真っ赤なベンガラの時代』と題したトークライブが開催され、会場は多くの聴講者で賑わっていた。トークライブの後は、両氏を交えての懇親会も開催された。
 観覧料など、本展に関する詳しい問い合わせは▽電話=0569(34)8282、▽FAX=0569(34)8283まで。

インテリアファブリック3商品発売
LIXIL 既存建材などとの統一感重視

 住まいと暮らしの総合住生活企業であるLIXIL(社長=藤森義明氏、本社=東京都千代田区)は、同社共通のベーシックな木目色「クリエカラー」に調和するカラー設定で、同社のカーテンやインテリア建材と統一感のあるコーディネートができるインテリアファブリック「ロールスクリーン」「ブラインド」「プリーツスクリーン」の3商品を6月、全国で発売開始した。
 同社のインテリアファブリックとしては、カーテン「ブランシェDX」が前出のクリエカラーに調和するカラー設定で今も好評を得ている。今回発売した3商品もクリエカラーに調和するカラーバリエーションを設定したことで、同社のカーテンやインテリア建材と統一感ある空間コーディネートが可能となった。
 「ロールスクリーン」は、1枚のスクリーンを巻き上げて開閉するタイプで、ボリュームが出ないため窓辺をすっきりシンプルに見せることができ、小さな窓やスリット窓に最適だ。生地には、遮光・遮熱機能を備えた「遮光生地」「遮熱シースルー生地」のほか、室内の臭いを吸着・分解する加工を施した「消臭抗菌生地」など、暮らしを快適にする機能から選べる3タイプが用意されている。また、スラットを回転させることで採光・採風を調整する「ブラインド」は、水や湿気に強いアルミ素材などを採用しているので、水まわり空間で使用する場合も安心だ。さらに、プリーツ状のスクリーンをたたみ込むように上下に開閉する「プリーツスクリーン」は、細やかな水平ラインが和空間に美しく調和してくれる。
 今回紹介した3商品に関して、詳しくは同社お客さま相談センター▽フリーコール=0120(126)001まで。

宅建協会会員らをサポート
LIXIL ハトマーク支援機構と提携

 公益社団法人全国宅地建物取引業協会連合会会員である宅建協会ならびにその会員事業者の支援事業を行うハトマーク支援機構(理事長=和氣猛仁氏、所在地=東京都千代田区)と、住まいと暮らしの総合住生活企業であるLIXILは、宅建協会会員事業者が施主から相談を受けたリフォーム工事のサポートを、LIXILが全国で展開している住宅リフォームのフランチャイズチェーン(FC)「LIXILリフォームショップ」が行うことで業務提携を締結したと発表した。
 昨今、暮らし方や住まい方に合わせたリフォームや、中古住宅(ストック住宅)流通の活性化に伴うリフォームなど、住宅や設備の修繕目的だけではない、提案型のリフォーム需要が注目され始めている。そうしたなか、南北に長いこの日本において、その土地や気候風土を知り尽くした信頼のおける地場の工務店、リフォーム事業者を選定することは、リフォームを行ううえで重要な要素のひとつであるとされている。
 今回の業務提携では、地域に密着した暮らし方や子供たちの成長による住まい方の変化を考えたリフォームなど、家族のしたいコト≠実現する「コト・リフォーム」の提案を得意とする住宅リフォームFCのLIXILリフォームショップ加盟店が、施主の窓口となる宅建協会会員をリフォームの提案や工事などでサポートすることで、今後さらに変化・拡大するリフォーム市場を、より活性化させることが狙いである。
 さらに今回の業務提携に合わせ、昨年5月から先行して業務提携しているLIXILグループのジャパンホームシールド(社長=斉藤武司氏、本社=東京都墨田区)より土地情報レポート、地盤サポートシステムの提供に加え、新たにインスペクション(建物検査)、既存住宅かし保証保険(個人間用/保険引受会社=日本住宅保証検査機構)、ハウスオーナーズクラブ(戸建住宅管理サービス)といったサービスや情報が提供されることとなった。これにより、宅建協会会員が携わる一連の業務をトータルでサポートできる体制が整ったと言える。

路面切断排水のリサイクル
セベックら リサイアス発売

 セベック(社長=小豆嶋和洋氏、所在地=東京都千代田区)とミツイワ(社長=羅本礼二氏、本社=東京都渋谷区)は、平成24年3月の国土交通省通達「舗装の切断作業時に発生する排水の処理について」を受け、土木工事関連事業で路面切断に使用する、アスファルト・コンクリートカッターから発生する汚泥を含む排水を循環使用できる車上搭載型のリサイクル装置「RECYAS(リサイアス)」を開発し、販売をスタートさせた。
 本装置は、アスファルト・コンクリート切断工事に伴い発生する汚泥を含む排水を、時間あたり240リットルの処理・再生が可能だ。高性能な凝集沈降剤と強力な遠心分離機能で短時間のうちに汚泥と水分に分離し、汚泥を取り除いた水分の約80%は、再度カッティングマシンの冷却水として使用(100リットルの冷却水を使用した場合、80リットルが再生利用可能)できる。切断に使用する水の量を大幅に削減し、給水および排水汚泥を貯蔵するタンク類を搭載する車両も不要なため、車両コストや人件費も含め、大幅なコスト削減が見込める。
 装置仕様▽幅1400×奥行1400×高さ1500mm▽乾燥重量/420kg▽使用電力/100V、1・1kW▽材質/ステンレス▽中和/凝集中和(炭酸ガス併用可)
 少量の排水処理も可能な本装置に関して詳しくはセベック営業推進グループ▽電話=03(5809)1434またはミツイワ営業本部環境・資源営業部▽電話=03(6861)5005まで。

2つの水まわり新商品
TOTO 8月3日同時発売

 TOTO(社長=喜多村円氏、本社=福岡県北九州市)は8月3日、水まわり商品を新たに発売した。

洗面化粧台『オクターブ』
 2009年に発売された『オクターブ』は、収納量が当社従来比約30〜50%アップした独自のキャビネット「奥ひろ収納“奥ひろし”」やコーナーの排水口に向かってボウルの底に4度の傾斜を付けてゴミを流れやすくした「すべり台ボウル」、環境に配慮した「エコシングルシャワー水栓」などが好評だ。今回発売された『オクターブ』は、機能はもちろん、洗面所もインテリアの一部と捉え、ナチュラルなインテリア空間で人気の木目柄が5色追加されている。同社のシステムキッチン『クラッソ』と同じ扉カラーで揃えることができ、さらに、同社のシステムバスルーム『サザナ』の壁パネルカラーとのコーディネートも楽しめる。「奥ひろ収納奥ひろし=v「すべり台ボウル」「エコシングルシャワー水栓」は、いずれも標準装備。同社は発売3年目で、年間3万台の販売を見込んでいる。価格は30万4560円〜(税込・組立費別)。

システムキッチン『クラッソ』
 近年、キッチンに対するニーズは、清掃性や収納性などの機能による満足感だけでなく、インテリア空間としての愉しさや癒しを求める傾向にある。こうしたニーズに応えるため、同社のシステムキッチン『クラッソ』は、昨年から“インテリア発想でキッチンをより楽しむ”という空間コーディネートを提案してきた。今回発売された新商品は、インテリア空間で根強い人気の木目柄をさらに充実させている。木目柄をベースに表情豊かな単色・抽象柄の扉を組み合わせるコーディネート「WOOD×COLOR(ウッドバイカラー)」をはじめ、遊び心のあるインテリアづくりを楽しめる扉カラー20柄を新たにラインアップ。また、近年増加傾向にあるマンションのリモデルや中古マンションの流通増加に伴うリモデル需要に対応し、大掛かりな工事がいらず施工がスムーズに行える「梁対応キット」や「けこみ配管キャビネット(既存配管対応)」などリモデル用の部材を入れた「マンションリモデルプラン」も新たに設定されている。同社は発売3年目で、年間2万5000台の販売を見込んでいる。価格は67万円〜(税・組立費別)。

 いずれの商品も問い合わせなど詳しくは、同社お客様相談室▽フリーコール=0120(03)1010または同社ホームページまで。

『第3回山田貞夫音楽賞』
特選3名を含む5名が受賞
山田貞夫音楽財団 コンクールを開催

 愛知県におけるクラシック音楽の振興並びにその担い手である音楽家の支援を行う、公益財団法人山田貞夫音楽財団(代表理事=山田貞夫氏・ダイドー社長)は7月23日、名古屋市中区の広小路ヤマハホールにて「平成27年度(第3回)山田貞夫音楽賞」のコンクール(最終選考会)を行った。
 この賞は、愛知県内で活躍している将来有望な新人クラシック音楽家の活動を支援するために設けられたもので、受賞者には賞金が贈呈され、さらにそのうち特選に選ばれた人は新進演奏家コンサートで演奏を披露することになっている。
 今回は平成26年3月に音楽大学または音楽大学院を卒業した人を対象に募集が行われ、第1次選考の書類審査及び音源審査を通過した、ピアノ部門7名とバイオリン部門1名の若手演奏家が演奏選考に臨んだ。
 開催にあたり、山田代表理事が「山田貞夫音楽賞は第3回を迎えることとなりました。知名度も少し上がってまいりまして、ご出身は愛知県で遠くはドイツで活躍されている方をはじめ、将来有望な音楽家からたくさんのご参加をいただきました。本日はいよいよ最終選考会です。特選の方は9月15日にしらかわホール(名古屋市中区)で発表会をさせていただきます。今後とも、この山田貞夫音楽財団の育成にお力添えをお願いいたします」と挨拶。
 選考委員は、大口光子名古屋音楽大学名誉教授・前学長、小松長生金城学院大学教授、竹本義明名古屋芸術大学学長、松尾葉子すみだトリフォニージュニアオーケストラ音楽監督、瀬戸和夫名古屋芸術大学非常勤講師・金城学院大学非常勤講師、寺田史人寺田弦楽四重奏団プシャーテルアンサンブル主宰。
 審査の結果、5名の受賞が決定し、そのうち特選に選ばれた碇大知さん(ピアノ部門)、舘美里さん(同)、酒井愛里さん(バイオリン部門)の3名は9月15日に三井住友海上しらかわホールで開催される「第3回新進演奏家コンサート」でオーケストラと協奏曲を協演する。
 選考委員の松尾葉子氏は講評で「受賞おめでとうございます。皆さん上手で、技術的には素晴らしいと思います。音符は記号でしかないので、もうひとつ人を感動させるには感情を移入しないと、面白くない。本日聞かせていただいて、ピアノを叩くとピアノが可哀想、音も可哀想。もう少し優しくして欲しいことと、音をお客さんに伝えることを考えると、色々な音が出てこないと、いつも真っ黒の色ばかりと思われてしまう。こんなに色が世の中にたくさんあるのかという、音色を出していただきたい。3人の方には9月15日の演奏会で豹変していただけることを期待しています」と述べ、以上でコンクールを終了した。
クラシックを専攻する
学生に奨学金

 山田貞夫音楽財団は、クラシック音楽を専攻する学生に対する奨学金の給付も行っている。対象は、愛知県所在の音楽大学またはその大学院の在学生か、愛知県出身者でクラシック音楽を専攻する音楽大学またはその大学院の在学生で、月額2万円(年額24万円)の奨学金を給付する。給付対象者は40名程度。
 8月7日午前11時より名古屋駅前の名鉄グランドホテル内「涵梅舫」で開催された奨学金の贈呈式では、名古屋在住の学生を中心とした40名(海外留学生も含む)に奨学金の目録が手渡された。
 同財団は、メカトロニクス専門商社ダイドー(本社=名古屋市中村区)の山田貞夫社長が、愛知県におけるクラシック音楽の振興並びに担い手である音楽家の支援を行い音楽文化水準の向上に寄与することを目的に、私財を投じて平成24年11月に設立。25年の10月には個人が行う財団としては愛知県で初めて公益財団法人として認可された。