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2016年(平成28年)6月
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2016年6月5 2600号
熊本地震の被災者に義援金
展示会の成功に向け結束を
愛知県管工機材商協組 平成28年度通常総会開催

 
愛知県管工機材商業協同組合(理事長=倉地久雄氏・倉地社長)は、5月10日午後5時30分より名古屋市中区の東京第一ホテル錦において、平成28年度第54回通常総会を開いた。審議の結果、全議案を原案通り承認可決した。今年度は、組合が主催して2年に一度行う展示会『第31回管工機材・設備総合展』が10月6日(木)〜8日(土)に吹上ホールで開催される。また、今年度予算に熊本地震被災者支援のための義援金30万円が盛り込まれた。
 近藤尚文理事(油傅商店社長)の司会進行のもと、峰澤彰宏副理事長(峰澤鋼機社長)が開会を告げた後、司会者より出席状況(会員総数86社中、出席54社、委任状23社、合計77社)の報告があり総会の成立が宣言された。
 倉地理事長が挨拶に立ち「本日の議案書を作っておりましたのが4月の半ばで、ほとんど最終工程に入ろうという時に、突然勃発した熊本を中心とする大地震。この余震いまださめやらぬということで、議案書の途中にも急遽挟んだのですが、大変な状況にあります。被害に遭われた皆様方に心よりお見舞いを申し上げますとともに、一刻も早く平和な状況が日常に戻ってきますように心より願う次第であります。この大惨事、我々ライフラインをつかさどる管工機材に携わっている身としては、本当に他人事とは思えません。いつ何時、東海地方、中京圏にも災害が起こるかもしれません。その時の備えができているのかと言いますと、冷や汗の出る思いです。それに加えても、昨年から色々な事件には事欠かない、あまりよろしくない1年でした。経済の方に目を向けると、アベノミクスも一時いいところはあったのですが、限界論、あるいは終焉ではないかと囁かれている。元々官製の相場なり、経済の状況というのは、一過性のカンフル剤でしかない。本当にこれが実体の経済に反映されていくのであれば、好況も不況もなくなってしまう。管工機材の流通業に携わる身として、きっと活路は見いだせるのではないかと考える次第です。組合の果たす役割がどのようなものであるかということをもう一度見つめ直す、良い機会ではないかと思っております。また、今年は10月6〜8日にわたり『第31回管工機材・設備総合展』が盛大に開催される予定です。組合あげてのイベントですが、イベントができれば良いということではありません。このイベントを通じて、組合員の皆様方の結束が一層高まることが大切。愛青会(青年部)の皆様にもご協力を賜ると聞いておりますので、この中で次の世代に組合の良い伝統と新しい革新を伝えていく機会になると思います。本日も多岐にわたる議題があります。慎重審議をお願いいたします」と述べた。
 議長に黒宮誠一クロミヤ商店社長を選任して議案審議に入り、次の各号を満場一致で承認可決した。
▽第1号議案=平成27年度事業報告書、決算関係書類(財産目録、貸借対照表、損益計算書並びに剰余金処分案)承認の件
▽第2号議案=平成28年度賦課金及び賛助会費徴収方法決定の件
▽第3号議案=

平成28年度事業計画案並びに収支予算案承認の件
 大藪淳一副理事長(大清社長)の閉会の辞で総会を終えた。
 総会後は会場を移して懇親会が催され、鈴木克利理事(米津物産社長)の司会進行により、改めて倉地理事長から挨拶があった後、第31回管工機材・設備総合展の実行委員長を務める小川誉之理事(小川管商社長)が挨拶し「今回は展示会のテーマを『おっ!こんなとこにも管工機材』としました。管工機材は普段なかなか一般の方の目に触れることのない、生活を支える縁の下の力持ち的な存在です。そんな管工機材について、常に時代の流れを敏感に受け止めた商品や技法などでご来場になる方々に新しい気付きを提供できる場にしたい、との思いを込めてテーマを設定しました。昨年の秋に実行委員会を23名で立ち上げ、11月に出品説明会を開催して、12月より出品者の募集を開始しております。現在は6月末の締め切りに向けて最後の勧誘活動を行っているところです。組合員の皆様には是非多くの管材メーカーの方に出品のお声がけをしていただきますとともに、当日3日間はたくさんのお客様と一緒に展示会へご来場を賜りますよう心よりお願いいたします」と協力を求めた。
 組合顧問税理士の岡部豊生氏(岡部会計事務所所長)の音頭で乾杯した後は懇親の場となり、歓談が進む中、新入会の正会員1社(冨士機材名古屋支店)と賛助会員3社(日本バルカー工業中部営業部名古屋営業所、日東工器名古屋支店、ユニ金属)よりそれぞれ自己紹介が行われ、竹田隆一監事(中京製作所社長)の中締めでお開きとなった。
5月理事会を開催
 通常総会当日は、総会開始前の午後4時より同ホテルで5月理事会が開催され、総会とその後開かれる懇親会の進行、役割分担などを綿密に確認した。その他、全管連と管機連の災害協定、熊本地震に係る義援金の協力について審議した。


4年間務めた坂倉会長が勇退し
片山政勝氏(片山機材社長)が新会長に
一宮機鋼組合 平成28年度総会開催

 一宮機鋼組合は4月16日、愛知県最古の天然温泉といわれる笹戸温泉の旅館「旬樹庵‐紫翠閣‐とうふや」(豊田市笹戸町)において、全組合員出席のもと平成28年度総会を開催した。任期満了による役員改選では会長を2期4年務めた坂倉幹和会長(コーワ精工販売会長)が勇退し、片山政勝副会長(片山機材社長)が新会長に就任した。
 当日は午後2時前に組合員の油伝商店駐車場(愛知県一宮市)を出発、同3時半に総会会場に到着した。
 総会は、司会を務める伊藤義治幹事(伊藤工具社長)の開会の辞により、同4時に開会。
 冒頭、坂倉会長が挨拶に立ち「平成27年度の前半は、景気もかなり良かったのではないかと思っています。ところが後半になると中国経済の減速や資源価格の下落、株価の下落等々があり、後半はあまり良くなかったという気がしています。私たちの業界を取り巻く環境は大変厳しいものがあり、ネット通販の関係が幅をきかせています。私たちの業界もネットでの販売が非常に増えており、驚異に感じている次第です。それでも私たちはユーザーに近いという利点を生かし、何とか知恵と工夫で乗り切って、ネバーギブアップで活路を開いて行きたいと思っています。一大鋼機の加納社長が病気療養ということで、27年度をもって組合を退会されました。加納さんに色々ご意見を言っていただいたおかげで組合も活性化してきておりましたので、今後の役員さんには大変かと存じますが、よく協力し合ってやって行っていただきたいと思います。熊本地方で大きな地震がありました。被害に遭われた方々にはお見舞い申し上げます。この東海地方も、大きな地震がいつ来てもおかしくないと言われています。準備万端、常に緊張感を持って商売も生活もやっていきたい。災害はいつ来るか分かりませんので備えていただきたいと思います」と述べた。
 坂倉会長を議長に選出して議事に入り、平成27年度会計報告を武田英喜氏(一宮特殊鋼販売社長)が、監査報告を片山副会長がそれぞれ行い、満場一致で承認された。
 役員改選では、新会長に片山副会長が就任。石川真副会長(石川工具社長)は留任、新副会長に奥藤佳三氏(奥商社長)が就任した。
 片山新会長が「只今、皆様のご推薦とご承認をいただきまして、平成28年度から新しく会長を務めさせていただくこととなりました。諸先輩方がたくさんお見えになる中、若輩ではございますが一生懸命務めさせていただきます。宜しくお願いいたします。私がこの会にお邪魔した頃は20社以上の組合員の方がお見えになり盛大に会が行われていましたが、先日、一大鋼機さんがご病気ということで退会されました。より家族的に親睦を深めていきたいと思っています。九州の方で大きな災害が起きています。組合のメンバーは、ライフラインに近い商材を取り扱っています。災害の折には、組合員の間で情報を共有して、材料などを供給できる仕組みづくりもできたらいいと感じました。これから石川さん、奥藤さんの両副会長とともに力を合わせて頑張ってまいりますので、ご支援ご協力のほど宜しくお願いいたします」と就任の挨拶をした。 
 平成28年度事業計画案は、原案通り承認された。今後の主な事業は次の通り。
◎家族会…6月19日、名鉄犬山ホテル
◎忘年会…12月
◎勉強会…年2回程度
◎献血…油伝商店駐車場にて(一宮金物組合と合同)、開催日は未定
 祝辞を弊紙岩田が述べ、総会を終了した。
 総会後は懇親の場となり、和やかに歓談して親睦を深めた。

タイ国立カセサート大学と
土質が分かるSDS試験を活用
JHS 共同で地盤液状化研究開始

 戸建住宅の地盤調査・建物検査を手掛けるジャパンホームシールド(社長=斉藤武司氏、本社=東京都墨田区、JHS)は、タイ・バンコクの国立カセサート大学との間で2月15日に締結した共同研究契約に基づき、タイ北部およびミャンマーにおける『スクリュードライバーサウンディング(SDS)試験』を用いた地盤液状化研究を開始した。
 カセサート大学はタイ国内でもトップクラスに位置する国立大学で、特に工業・農業分野に力を入れている大学だ。タイ北部およびミャンマーは液状化しやすい地盤が多く、同大学では以前から液状化の研究に取り組んでいた。
 JHSが手掛けるSDS試験は、従来の測定データに加え、回転トルク値などを併せて分析することで、砂や粘土などの土質を判別できる試験方法だ。JHSが昨年11月の国際地震地盤会議で発表した論文「SDSによる住宅地の液状化可能性の評価について」を通じて、カセサート大学地盤工学部のSuttisak Soralump教授(タイ地盤工学会会長・タイ地盤工学研究所所長)がSDS試験のメカニズムに興味を示したことから今回の共同研究へとつながった。
 液状化は緩く堆積した砂層で発生するため、SDS試験によって地盤の土質が分かれば、液状化の可能性をある程度予測することができるようになる。
 両者は現在、タイ北部およびミャンマーにおける液状化現象の可能性評価について研究を行っている。共同研究の契約期間は2年間。成果については国際会議などで発表される予定だ。

適正な利益確保で未来の人に夢を
第46回通常総会を開催
静岡県管工機材商組合 第42回優良社員表彰も行う

 静岡県管工機材商組合(理事長=一色哲巳氏・一色機材社長)は5月12日午後3時より静岡グランドホテル中島屋において「第46回通常総会」を開催し、平成28年度事業計画など全ての議案を原案通り承認可決した。併せて行われた優良社員表彰式では、組合員企業8社の33名が表彰された。
 総会は大村敏之副理事長(大村商会社長)の司会進行、開会の辞で始まり、司会者から組合員総数33社中、出席31社、委任状2社により総会が成立すると宣言された。
 一色理事長が挨拶で「昨年の総会時に申し上げたことは、理事会の見える化の推進。理事会の議事録をメールで会員の皆様にも配信しています。これは今後も続けてまいりたい。我々を取り巻く経済環境は、如何でしょうか。アベノミクスの効果は、我々のような中小企業には全く関係のないもの。ともかく、何かあったら皆で話し合いをして解決していこう。適正な利益をこれからも皆で確保できるように努力してまいります。組合員が皆仲良く、笑って過ごせるように頑張ってまいりましょう」と述べた。
 司会者一任の声により議長に鈴木隆佳副理事長(山田商工社長)を選任して、各議案の審議に入った。
▽第1号議案=平成27年度事業報告並びに収支決算承認の件
▽第2号議案=役員変更の件[理事の鈴木力氏(三共鋼材社長)辞任のため、和久田利光氏(浜松管材社長)が理事に就任]
▽第3号議案=定款の変更[役員に顧問を明記する]
▽第4号議案=平成28年度事業計画並びに収支予算案承認の件
 以上の各議案を慎重審議し、いずれも全会一致で承認可決した。
 総会終了後は賛助会員も交えて懇親会が開かれ、はじめに一色理事長が「熊本で大変大きな地震がありました。心からお見舞いを申し上げます。静岡県は昔から東海地震、東南海地震で危ないと言われてきました。明日はわが身ということをしっかりと認識し、気をつけてまいりたい。昨年は理事会の見える化、適正利潤の確保について話をしました。今後もこれを継続してまいりたい。未来の人たちに夢を残したいというのが我々の希望。我々の未来がどうかは、足元をしっかり固めて地道に商売をしていくしかありません。賛助会員の皆様のご協力をお願いいたします」と挨拶。
 また、村松商店の村松尋代専務からは、「井伊直虎」を主人公とする来年の大河ドラマと現在放送中の連続テレビ小説「とと姉ちゃん」の舞台が静岡で、今年は民放を含めて多くが静岡をロケで使っていることが紹介された。
 第42回優良社員表彰式が執り行われ、33名(8社)の優良社員に表彰状と記念品が授与された(受賞者は別掲)。
 来賓挨拶では、橋本政昭全国管工機材商業連合会副会長(橋本総業社長)が連合会の動向を話す中で、5月9日に全国管工事業協同組合連合会と「災害時における応急復旧の応援協力に係る覚書」を締結したことを報告。今後は応急復旧に対して全国でネットワーク化し、できるだけ早く訓練を行いたい考えを示した。経済状況については「なかなか不透明で先の読めない状況。これは2年ほど続くのではないか。その中で、地道に着実に努力をしていけば、この2年間を乗り越えられるのではないかと思います。何にも増して、静岡の組合は大変仲が良い。組合の益々の発展を祈念いたします」と祝辞を述べた。
 メーカーを代表して挨拶に立った堀田康之キッツ社長は「管材業界はどちらかというと男性社会ですが、静岡の組合さんは女性が活躍されており、表彰された方々も女性が多い。女性の活躍の場ということで静岡の皆様は先を進んでおられます。国内、海外ともに世の中が不透明な中、我々は真面目にやるしかありません。我々メーカーは皆様をしっかりサポートしてまいりたい」と述べた。
 仕入れ商社を代表して吉川富雄オータケ会長が「私どもの扱っている商品は、ライフラインを支える大切なもの。自信を持って売っていきたい」と挨拶し乾杯の音頭をとった。
 和やかに歓談して親睦を深め、鈴川賢一TOTO中部支社長の中締めで散会した。
優良社員表彰式
【第42回優良社員表彰 受賞者】
 秋山秀世、原順子、生田目和実、内山千浪、山本迪子(以上、一色機材)
 岩城繁由、長崎由美、佐野歩、植松良恵、大橋力壽(以上、ヌマカン)
 松野真央、神谷綾美、高津修一郎、山田浩司、石ア紗千子、塚本歩美、杉本静、野中祐也、太田雅之、中村有希、鈴木里枝(以上、丸尾興商)
 大北晴之、石原理史、大橋紗也佳、小川有香、藤田麻里恵(以上、村松商店)
 山本修司、望月洋二郎、増田隆一(以上、丸八)
 松下浩巳(林角本店)
 藤澤隆(大村商会)
 伊藤康博、佐原智子(以上、浜松山信)
   ※順不同、敬称略
中嶋昭彦氏(川本第一製作所)が優勝
第55回ゴルフ大会

 通常総会の翌日、5月13日には「第55回静岡県管工機材商組合ゴルフ大会」(大会幹事=金子光彦氏・金子管材社長)が静岡市清水区の富嶽カントリークラブで開催され、正会員・賛助会員など43名が参加する中、中嶋昭彦氏(川本第一製作所)がネット73・4で優勝した。
 また、この日は和久田利光氏(浜松管材)が宝永7番ホールでホールインワンを達成した。
 上位入賞者は次の皆さん(敬称略)。
▽優勝=中嶋昭彦(川本第一製作所)N73・4H21・6
▽準優勝=鈴木亮一(三栄水栓製作所)N73・4H14・6
▽3位=吉原正巳(川本製作所)N74・2H16・8
▽4位=伊藤捷三(ヌマカン)N75・6H20・4
▽5位=宇佐見徳秋(橋本総業)N76・0H18・0

飛び立て! 次のSTAGEへ
2016中部どてらい市開催
6月11日(土)〜13日(月)ポートメッセで

 工作機械・産業機器・機械工具・住設建材・特選品の総合展示会「2016中部どてらい市」が6月11日から13日までの3日間、名古屋市港区のポートメッセなごやで、従来の第1展示館(ドーム)から使い勝手の良い第3展示館に会場を移して開催される。
 山善名古屋営業本部(執行役員本部長=吉村泰典氏、住所=名古屋市熱田区白鳥2-10-10)傘下の愛知・岐阜・三重にある有力販売店106社が主催店となり、メーカー295社が出展して盛大に行われる。
 メインテーマは“飛び立て! 次のSTAGEへ”。第41回目の開催となる今回は、日本のものづくりの集積地、中部のものづくりを応援する工作機械・産業機器・機械工具などの生産財から、住設建材や家庭機器など暮らしを豊かにする消費財までを幅広く展示し、ユーザーの成長発展につながる提案を行う。前年の目標を上回る、受注額105億円、動員1万3000人を目標に掲げている。
 また、「対象商品お買上げプレゼントセール」「お買上げ特典」「会場限定プレゼント」といった恒例のお楽しみ企画も用意され、多彩な催しで来場者を迎える。
各部門のテーマと取組み
機械事業部 
 部門テーマ『Machin“e” ACTION eものづくりを提案します』

 「ecology・economy・easy operation」をキーワードとした最先端設備の提案(SOLUTION)。
 環境対応型工作機械▽市場価値の落ちにくい機械▽工程集約複合加工機▽コストパフォーマンスの良い機械▽次世代知能化技術▽オペレーターの負担軽減▽自動化ターンキー設備▽IoT等のジャンルの製品を中心に展示し、来場者に有益な情報を提供する。
【出品予定メーカー】
◆マシニングセンター系 DMG森精機、ファナック、ブラザー工業、松浦機械製作所、三井精機工業、オークマ、大阪機工、東芝機械マシナリー
◆旋盤系
 ヤマザキマザック、滝澤鉄工所、オークマ、北村製作所、中村留精密工業、大日金属工業、DMG森精機、富士機械製造
◆CNCフライス盤
 山崎技研、静岡鐵工所
◆研削盤
 岡本工作機械製作所、黒田精工、ジェイテクト、シギヤ精機製作所、アマダマシンツール
◆放電加工(EDM)システム
 ソディック、ファナック、三菱電機
◆計測システム
 東京精密、ブルームノボテスト
◆CAD/CAM
 キャムタス、C&Gシステムズ、ゼネテック、ジェービーエム、タクテックス、日本ユニシスエクセリューションズ、ウィリー
◆汎用機械・専用加工機
 大鳥機工、宝機械工業、フジ産業
◆鍛圧板金機械
 相澤鉄工所、アイセル、澁谷工業、住谷製作所
◆ロボット・回転テーブル
 ファナック、三共製作所
機工事業部 
 部門テーマ『どて市プライド! 中部一の品揃えがここにある!』

 機工事業部の取扱い8分野に、メーカー約170社が出展。
[マテハン]物流機器
[メカトロ]メカトロ(FA)機器
[環境改善機器]環境改善機器、照明、安全・衛生・セキュリティ、クリーンルーム/クリーンエア機器
[切削・補要工具]切削工具、工作補要機器
[測定・計測機器]測定/分析機器
[流体機器]コンプレッサー/塗装機、ポンプ・送風機・流体継手、加熱/冷却機器/ボイラー、攪拌機/混合機
[産業機器]作業用品(作業工具)、切断/研削/研磨用品、鍛圧/板金/鋼材加工機、溶接/発電機、小型加工機械、ケミカル用品、建設機械、部品/容器洗浄機
[空調設備機器]空調/冷暖房機器
◎優遇税制と補助金の活用
 生産性向上設備投資促進税制▽中小企業投資促進税制▽中小企業投資促進税制と上乗せ措置▽中小企業等の省エネ・生産性革命投資促進事業費補助金
住建事業部 
 部門テーマ『見直しませんか?エネルギーと住宅』

●オリジナルZEHプランの作成及び展示
●省エネ機器の提案及び住設機器のグレードアップ提案
●あんしん修理保証付リフォームの提案、パックリフォームコーナーの設置
〈提案コンセプト〉
@エネルギーソリューションを提案する。
Aリフォーム引合の獲得と、引合案件の刈取り活動をメーカーと一緒に行う。
B今後増加する水廻りの取替えに対し、施工付パック受注を行い、案件の受注を促進する。
Cゼロエネルギー政策に対し、省エネ・創エネ・蓄エネを、また、HEMSを積極的に推進する。
D高齢化社会に向けて、サ高住案件・在宅介護用商品の提案を推進する。
Eどて市の原点に戻りメーカー、主催店と三位一体となり事前同行、特価商材、キャンペーンを積極的に展開する。
【出品予定メーカー】
◆住宅用蓄電池・HEMS
 パナソニック、三菱電機、京セラ、シャープ
◆住宅用太陽光発電
 京セラ、シャープ、三菱電機、パナソニック、ソーラーフロンティア、東芝、日立
◆産業用太陽光発電
 京セラ、シャープ、パナソニック、ソーラーフロンティア
◆床暖房
 コロナ、ダイキン工業、パナソニック、マックス、三菱電機
◆エコキュート
 コロナ、ダイキン工業、パナソニック、ハウステック、三菱電機
◆空調
 ダイキン工業、三菱電機、パナソニック、コロナ、シャープ
◆家電品
 シャープ
◆断熱
 日本アクア
◆トイレ
 LIXIL、パナソニック
◆エコジョーズ
 ノーリツ、パーパス、リンナイ
◆エコワン
 リンナイ
◆蓄熱式電気暖房機
 アルディ、ユニデール、AEG
◆浄水器付水栓
 タカギ
◆物置
 淀川製鋼所
◆浴室暖房機
 マックス
◆浄化槽
 ハウステック
◆IHコンロ
 三菱電機、パナソニック、日立
◆システムキッチン・システムバス洗面・サニタリー
 クリナップ、パナソニック、LIXIL、タカラスタンダード、トクラス、ハウステック
◆介護用システムバス
 積水、パナソニック
◆仮設トイレ
 ハマネツ、日野興業
◆ガスコンロ
 ノーリツ、リンナイ
特選品   
 部門テーマ『健康生活の応援』

 ライフコーナーでは快適生活の応援をするために、ニーズに応じた商品の実演・体験コーナー、試飲・試食コーナーを数多く配置して、魅力ある会場作りを実現する。
 今年も昨年好評だった女性をターゲットとした新商品・話題商品を数多く取り揃える。

熊本地震への義援金拠出決める
平成28年度総会を開催
名古屋伝動機商組合 ふるさと納税をテーマに講演会も

 名古屋伝動機商組合(理事長=服部将康氏・服部社長)は、4月26日午後5時より名古屋市中区の東京第一ホテル錦において平成28年度総会を開催した。当番幹事の池谷英之氏(藤川伝導機名古屋営業所長)と奥薗鉄也氏(ユアサ商事中部支社部長)が総会の設営を担当した。
 冒頭、熊本地震で犠牲となられた方々に対して全員で黙祷を捧げた後、司会の奥薗氏より出席状況が発表され、会員21社中20社出席で総会が成立すると報告された。
 開会にあたり、長村康義副理事長(長村商店社長)が「大変お忙しい時期に、名古屋伝動機商組合の総会にお集まりいただきまして、ありがとうございます。スムーズな進行と慎重審議の程をお願い申し上げます」と述べて総会を開会。
 服部理事長が「4月16日に本震の熊本地震がありました。27日に九州新幹線が復旧するとのニュースもあり徐々に回復していく中ではありますが、まだまだ多くの被災された方が避難され厳しい生活をされているということで、本当に早く復興されますことを願うばかりです。本日は総会終了後に講演会も予定されています。私が理事長をさせていただいて2年目となります。本当にドタバタで不甲斐ないばかりではありますが、何かしら新しい風を皆様にお届けして、組合の発展に少しでも関われたらという気持ちで運営させていただいております」と挨拶した。
 議長に服部理事長を選出し、次の各議案を審議した。
 ▼第1号議案=平成27年度事業報告承認の件…長村副理事長より報告され、原案通り承認した。
 ▼第2号議案=平成27年度会計報告承認の件…村瀬広幸会計理事(ムラセ社長)より報告され、原案通り承認した。
 ▼第3号議案=平成27年度会計監査報告…本田政臣会計監査(本田商店社長)より報告され、承認した。
 ▼第4号議案=平成28年度事業計画案及び予算案承認の件…村瀬会計理事より説明され、原案通り承認した。
 ▼第5号議案=その他の件…熊本地震に対して義援金を拠出することを承認した。
 以上で議事を終了し、長村副理事長の閉会の辞で総会を終えた。
 総会後に開かれた講演会では、東京海上日動あんしん生命保険ゼネラルライフパートナーの野田巨樹氏が『ふるさと納税セミナー〜給与を上げずに従業員の手取りを増やす〜』と題して講演。ふるさと納税の仕組みや納税の手順、注意点などを分かりやすく解説した。
 講演会終了後は会場を移して懇親会が催され、和やかに情報交換して親睦を深め、午後9時前にお開きとなった。

日銀の村上所長を迎え記念講演
事業に関する意見交換も活発に
福井県機工商組合 平成28年度総会を開催

 福井県機工商組合(理事長=吉岡正盛氏・吉岡幸社長)は5月12日、福井市中央のユアーズホテルフクイにおいて平成28年度総会を開いた。
 総会は山本英治理事(福井機工社長)の司会で午後6時10分に始まり、挨拶に立った吉岡理事長は、熊本地震の被災者に対してお悔やみとお見舞いの言葉を述べた後、組合員を取り巻く環境の変化に触れ「今まで好調であった電子部品や自動車関係、工作機械などの設備関連も急ブレーキ。一方で、建設業や製造業での労働力不足は続いています。福井では福井駅西口の再開発が一段落、ハピリン(商業施設)を中心に変わってくることを期待します。私たちは製造業を縁の下から支えることで福井のために働いています。県外からの同業者の進入やネット通販などから私たち自身もこの組合を通して守らなければなりません。後ほどの総会議事においては新年度の計画も審議していただきます。皆さんからの意見も多数賜りたい」と述べた。
 会員総数59社中、55社の出席(委任状含む)により総会の成立が宣言された後、会則にのっとり、吉岡理事長が議長となって議事に入った。
 第1号議案=平成27年度事業報告承認の件、第2号議案=平成27年度収支決算承認の件・監査報告、第3号議案=平成28年度事業計画(案)承認の件、第4号議案=平成28年度収支予算(案)承認の件を審議し、いずれの議案も全会一致にて承認可決した。
 事業計画については、総会・ボウリング大会・研修会を組合事業の3本柱として続けており、理事長よりマンネリ化が指摘され会員に意見が求められた。正会員・賛助会員からは「ボウリング大会は多くの会員が参加されて楽しいので、これからも続けて欲しい」「研修のあり方として、今、ネット通販が脅威となっている。何かこのことで研修をしてみてはどうか」「福井のテクノフェアで機工商組合として何かアピールしたり、オリジナルの物品を販売してはどうか」「現在の3つの事業以外にとなると、予算の問題や準備、日程の問題もあるのでなかなか困難か」など、活発に意見が出された。
 総会終了後は懇親会が催され、岩佐実副理事長(みのる産業社長)の挨拶と乾杯で開宴。和やかに親睦を深め、賛助会員のトラスコ中山福井支店の前田直樹支店長による中締め、土橋慶一理事(ツチハシ社長)の閉会の辞で終了した。
 また、この日は総会前の午後5時から記念講演が行われ、日本銀行福井事務所の村上憲司所長が「最近の金融経済情勢」と題して講演。村上氏は「バブル崩壊以降3度の景気の波が日本を苦しめてきたが、その都度経済運営にも知恵がついてきた。現在は表面的な経済喚起策からデフレ解消策、金融政策や世界的な側面からは人口増や新興国の経済回復などにより我が国経済は緩やかな拡大が見込まれる。また福井県は北陸新幹線の延伸、福井国体の開催といったイベントに加えオリンピック開催、海外からの北陸におけるインバウンド効果も考えるとシナジー効果が得られるだろう」と話した。

第1回名古屋ものづくりワールド
707社が出展 最先端技術を紹介
3日間で約3万人が来場し盛況

 リードエグジビションジャパン(社長=石積忠夫氏、本社=東京都新宿区)主催の「第1回名古屋ものづくりワールド」が4月19〜21日の3日間、ポートメッセなごやで開催され、日本の製造業を支える要素技術、加工技術、ITソリューション関連の707社が全国から出展し新製品や新技術を紹介した。期間中、2万9236人(重複は含まず)が来場した。
開会式で挨拶する河村たかし名古屋市長(中央)
 日本最大の国際見本市主催会社リードエグジビションジャパンは、27年前から東京で「日本ものづくりワールド」を、大阪では18年前から「関西ものづくりワールド」を毎年開催。ものづくりの集積地、名古屋での開催を望む声が高まり、これを受け、今回「名古屋ものづくりワールド」を初開催した。
 初日の19日は、河村たかし名古屋市長はじめ、中部地区の大手ものづくりメーカーの幹部など30人によるテープカットで華々しく開幕した。
 会場に特設された「つながる工場ゾーン」では、製造業の開発・生産・保守点検などのコストダウンを実現する、IT技術を活用したIoT、インダストリー4・0関連のソリューションを紹介。また、年々進化する3Dプリンタや、産業用ロボット・関連製品なども多数展示され注目を集めた。
 加藤光久トヨタ自動車副社長はじめ、ものづくり業界の第一線で活躍する8人の講師による講演会には3日間で合計7219人が聴講に訪れ、盛況だった。
 初日の開会式で石積リードエグジビションジャパン社長は「記念すべき、第1回名古屋ものづくりワールドにご参加いただきまして、ありがとうございます。5年ほど前から中部地方の製造業の方々より、名古屋でもこの展示会を開催して欲しいとの要望が数多く寄せられました。会場のポートメッセなごやは小さ過ぎて、すぐに満杯になり出展できない会社が多く出るとためらっておりましたが、河村名古屋市長が新しい会場を作りたいと。それならば名古屋でも心配ないということで、今日開会式を迎えたわけです。700社がいきなり集まり私ども主催者としても本当に感激しており、名古屋経済、そして中部経済の発展に力を尽くしたいと思っております。私どもは今回の第1回を皮切りに、5年後には10個の別々の展示会を開催しようと決意しております。是非皆さんの一層のご尽力を賜りますよう、お願いをいたします」と挨拶。
 製造業の人たちに直接エールを送りたいと駆けつけた、河村名古屋市長は「東京は消費地で、実際に日本で外貨を稼いでいるのは圧倒的にこの名古屋地区です。名古屋港で毎年、貿易黒字が6兆円。愛知県全体の工業製品の出荷額は44兆円で、2位は神奈川県の17兆、3位が大阪の16兆。世界一より良いものをより安く作る産業の中心地ということですので、大いに盛り上げていきたい」と話した。
 次回の名古屋ものづくりワールドは2017年4月12日(水)〜14日(金)に開催されることになっている。

第28回日本国際工作機械見本市
東新展示棟を利用し過去最大規模に
海外からの出展者数は前回の1.7倍

 今年の11月17日(木)〜22日(火)に開催されるアジア最大級の工作機械見本市JIMTOF2016(第28回日本国際工作機械見本市)を主催する、一般社団法人日本工作機械工業会(会長=花木義麿氏)と株式会社東京ビッグサイト(社長=竹花豊氏)は5月17日、同展の出展規模、主要製品別会場構成、出展者リストを発表した。
 発表によると、会場となる東京ビッグサイト(東京国際展示場)は今年10月に東新展示棟が竣工予定であり、JIMTOF2016はこの東新展示棟を含めた全館(展示場面積=9万8540u)を使用し、過去最大規模での開催となる。出展数は、前回展(2014年)を約120社・約420小間上回る、765社・5509小間(2016年5月17日現在、共同・内部出展者は含まず)。
 特に海外からは、前回と比べて58社増の145社(前回比1・7倍)が185小間増の485小間(前回比1・6倍)に出展し、より一層国際色豊かな展示会になるもよう。
 今後共同出展者・内部出展者が加わると、総出展者数は1000社を超える見込みだという。
 JIMTOFは、1962年から2年に1度開催され、製造業で活用される各種製品分野の最新情報を入手できる展示会として定評がある。今年で第28回目の開催となるJIMTOF2016では、『ここから未来が動き出す。』をテーマに、工作機械、鍛圧機械、工作機器、特殊鋼工具、超硬工具、ダイヤモンド・CBN工具、研削砥石、精密測定機器、光学測定機器、試験機器、CAD/CAMなど、広範囲の製品分野において、各出展者の様々な最新の製品、技術が紹介される。
 出展者など詳細については同展公式ホームページhttp://www.jimtof.org/で確認するとよい。

2016年3月期決算発表
売上高、営業利益ともに成長を持続
LIXIL 国内リフォーム事業等が増収をけん引

 LIXILグループ(社長=藤森義明氏、本社=東京都千代田区)は5月9日、2016年3月期決算を発表した。日本会計基準(JGAAP)に基づく連結売上高は、前期比10%増の1兆8451億円となった。主として、前期比9%の伸びを示した国内リフォーム事業に加え、LIXIL Water Technology(LWT)およびLIXIL Building Technology(LBT)の海外事業の売上増加、GROHEの新規連結効果が貢献し、増収を達成した。
 JGAAPに基づく営業利益は、前期比9%増の563億円となり、営業利益率は3・0%と前年とほぼ横ばいだった。一時要因を除く実質ベースの営業利益は、前期比26%増の651億円となり順調に成長している。(親会社株主に帰属する)当期純利益は、関係会社投資関連損失などの特別損失を計上したことから187億円の赤字となった。配当については期末配当30円とし、通期の合計は前期度と同額の60円となる。
 2016年3月期の売上高および営業利益は、ともに昨年11月2日に修正発表した通期業績予想数値をやや下回る結果となった。営業利益については、金利低下の影響などで国内の退職給付債務に係る数理差異が108億円のマイナス影響となり、さらに中国や中東などの不動産市況の悪化に伴うLBT海外事業での計画未達58億円など、一過性の要因が影響した。

“その発見が未来を照らす”
西日本製造技術イノベーション2016
15日(水)〜17日(金)西日本総合展示場で開催

 公益財団法人西日本産業貿易コンベンション協会(理事長=利島康司氏・北九州商工会議所会頭)は6月15日(水)〜17日(金)の3日間、北九州市の西日本総合展示場新館において「西日本製造技術イノベーション2016」を開催する。
 この展示会は、北部九州に集積する自動車・加工組立産業をはじめ、半導体、化学、食品、製薬など幅広い製造業分野を対象に、新たな事業展開に向けた取り組み支援を目的に最新の技術、情報提供を行うもの。
 今回は、地域中小企業に対する産業用ロボット導入促進コーナーをはじめ、各生産現場における自動化、省力化、設備保守支援の展示、航空機産業や計装技術に関わる各種セミナーが開催される。
 また、近年、軽量化に向けた新たな加工材料として注目を集めるCFRP(炭素繊維強化プラスチック)をテーマとした企画展の開催や、西日本地域への産業技術の集積と業界の活性化を目的とした「第42回ふくおか産業技術振興展」、地元北九州のロボット技術開発を担う企業、研究機関、大学が集う「ロボット産業マッチングフェア北九州2016」も同時開催される。
 【開催概要】 
▽名称=西日本製造技術イノベーション2016
▽会期=2016年6月15日(水)〜17日(金)の3日間、午前10時〜午後5時(最終日は午後4時まで)※6月15日(水)午前10時〜16日(木)午後1時はビジネスデー
▽会場=西日本総合展示場新館(北九州市小倉北区浅野3-8-1)
▽主催=公益財団法人西日本産業貿易コンベンション協会
▽共催=福岡県、北九州市、一般財団法人九州産業技術センター
▽開催規模=5334u、94社・団体、103小間(同時開催事業含む)
▽同時開催=第42回ふくおか産業技術振興展、ロボット産業マッチングフェア北九州2016
▽商談会=製造技術マッチングフェア(6月15日(水)〜16日(木))
▽入場料=無料(登録制)
▽来場目標=2万人
▽URL=http://www.innov-w.jp

使いやすさをデザインしたトイレ
『プレアス』シリーズ発売
LIXIL 革新的防汚技術「アクアセラミック」搭載

 住まいと暮らしの総合住生活企業LIXIL(社長=瀬戸欣哉氏、本社=東京都千代田区)は、革新的防汚技術「アクアセラミック」を採用し清掃性を向上させ、デザインも洗練した『プレアス』シリーズを5月2日より全国で販売開始した。
 『プレアス』シリーズは、トイレに対するユーザーニーズbPの清掃性≠ノ応えるため、同社が開発したトイレ鉢内の汚物汚れ、水アカ汚れ、キズ汚れ、細菌汚れの4つの汚れすべてを防ぐ革新的防汚技術「アクアセラミック」を搭載。「アクアセラミック」は、水のチカラで汚れを浮かすことで汚物汚れを防ぐとともに、陶器表面の特殊な構造により「水アカ」が付着しないという特長をもつ。日常の簡単なお手入れだけで、新品の時の輝きが100年以上続くことが期待でき、さらには掃除に必要な水や洗剤を大幅に低減することが可能という。
 鉢内を強力に洗浄する「パワーストリーム洗浄」も搭載しており、少ない水を効率的にコントロールし、汚物の洗い残しを防ぐ。また「フチレス形状」により、水がかからない部分もサッとひと拭きでお手入れが簡単。
 『プレアス』シリーズでは『LSタイプ』と『HSタイプ』の2タイプのデザインが用意され、『プレアスLSタイプ』は、便器の高さ650oのローシルエットデザインと前出寸法を720oに抑えたコンパクトなフォルムを実現。トイレ空間をすっきりと見せることができる。
 『プレアスHSタイプ』は、手の洗いやすさを考え、広くて深い手洗鉢とした。加えてシャワー吐水にすることで、手洗い時の飛沫を抑え、キレイに使うことができる。
 その他、好評のLIXILオリジナルのお手入れラクラクな機能「鉢内除菌」「お掃除リフトアップ」「キレイ便座」を搭載している。
 価格は、『プレアスLSタイプ』が23万円〜、『プレアスHSタイプ』が23万5000円〜。表示価格に消費税、工事費、配送費は含まず。

切削油剤テクノロジーの改革
Castrol AlusolSL XBB新発売
カストロール 生産性・収益性等に新基準設定

 潤滑油、グリース、金属加工油剤メーカーのカストロール(英国・BPグループ)は、これまでにはない、まったく新しい切削油剤『Castrol Alusol SL 51  XBB』を5月に発売した。
 多種金属部品の製造に不可欠な切削油剤は、従来の技術では時間の経過とともにバクテリアが増殖し、汚染具合によっては油剤が使用できなくなることが欠点だった。つまり、バクテリアが増殖してしまうと切削油剤のpH値が低下し、不快な臭気、不安定な乳化状態により性能低下をもたらしてしまう。
 金属製品の製造を支えるために開発された同社の先駆的な切削油剤テクノロジーは、一定のpHレベル(pH9〜9・5)を維持し、標準的な切削油剤と比較しても長期にわたり安定性を保つ。そのため、高価な添加剤や殺菌剤の必要性が減り、費用のかかる計画外のクーラント交換を防いでくれる。
 今回発売された『Castrol Alusol SL 51  XBB』は、アルミニウムの精密な加工性能を向上させるだけでなく、標準的なアルミニウム加工用切削油剤と比べても、最大33%もの酸性物質の中和性能を有しているという。また、高度な加工精度を維持しながらも油剤使用量を最大で30%も減少してくれる。
 BPジャパンの加藤雅生氏(執行役員北東アジア工業用潤滑油事業本部長)は「カストロールは切削油剤テクノロジーを根本から改革しました。pHの緩衝効果が高いためバクテリアの増殖を抑制する短命な殺菌剤への依存を大幅に減らし、ついに無くすことも可能となりました。最終的な製造コストの抑制、生産性の向上、最終製品の品質の向上、そして健康・安全・危機管理・環境指針への適合に大幅な改善をもたらすこととなるでしょう」と、今回の新製品の発売に合わせてコメントを発表している。

中部経産局5月公表 最近の管内総合経済動向
「緩やかに改善」、12か月連続
住宅投資は9か月ぶりに上方修正

 中部経済産業局は、5月13日公表の「最近の管内総合経済動向」で、管内(愛知、岐阜、三重、富山、石川の5県)の経済活動についての総括判断を12か月連続して「緩やかに改善している」とした(比較は、断りのあるものを除き、平成28年3月の実績値による)。
 個別の項目では、生産の判断を6か月連続して「持ち直しの動きがみられる」とした。鉱工業生産指数(3月速報)は、輸送機械工業、電子部品・デバイス工業、金属製品工業などが上昇したことから、前月比7・1%増と2か月ぶりに上昇。主力の輸送機械は、乗用車で北米向けが堅調なことに加え国内向けに持ち直しの動きがみられるなど、全体の基調としては緩やかに持ち直している(前月比17・7%増)。電子部品・デバイスは、スマートフォン向けを中心に弱い動きとなっている(前月比4・0%増)。
 個人消費については、12か月連続で「緩やかに持ち直している」と判断。百貨店は衣料品が振るわず販売額は前年同月比3・2%減、スーパーは飲食料品が惣菜を中心に堅調で同2・9%増、コンビニエンスストアは出店効果に加えカウンター商材などが引き続き堅調に推移し同2・8%増、家電大型専門店はテレビに前年の駆け込み需要の反動減がみられ同7・7%減となった。乗用車販売は、普通車が4か月ぶりに、小型車が5か月連続で、車体課税の見直しの影響もあった軽自動車が15か月連続で前年を下回り、全体でも7か月連続で前年を下回った(乗用車新車新規登録・届出台数…前年同月比8・5%減)。
 住宅投資は、新設住宅着工戸数が、持家で3か月連続、貸家で2か月連続、分譲で7か月連続して前年を上回り、全体でも3か月連続で前年を上回ったことから、判断を「持ち直しの動きがみられる」から「緩やかに持ち直している」に9か月ぶりに上方修正した。
 そのほか、設備投資は「増加している」、公共投資は「緩やかに減少している」、輸出は「弱含みとなっている」、雇用は「着実に改善している」と引き続き判断した。
 企業倒産(件数)は、「製造業」「小売業」「卸売業」などで前年を下回り、全体では2か月ぶりに前年を下回った。
 先行きについては、各種政策の効果が生産や投資、所得の増加につながることが期待されるとした上で、世界経済の下振れ、為替の動向、中小企業の経営環境の悪化などに注視が必要としている。

総受注高7か月連続で前年下回る
国内9.8%減、海外3.4%増
中部経産局 3月度金属工作機械受注状況

 中部経済産業局が4月27日に発表した平成28年3月度金属工作機械受注状況によると、管内金属工作機械メーカー主要8社(オークマ、アマダマシンツール、ジェイテクト、コマツNTC、富士機械製造、豊和工業、三菱電機名古屋製作所、ヤマザキマザック)の総受注高は前年同月比1・8%減の397億4800万円となり7か月連続で減少した。前月比は30・2%増となった。
 国内受注は、前年同月比9・8%減の142億6400万円となり、6か月連続して減少。前月比は43・3%増となった。主力の一般機械工業向けは前年同月比18・3%増の78億6400万円と6か月ぶりに増加したが、自動車工業向けが同37・1%減の38億3300万円と2か月連続で減少した。
 海外受注は、前年同月比3・4%増の254億8400万円となり、9か月ぶりに増加した。前月比は23・9%増となった。海外受注比率は前月に比べて3・3ポイント減の64・1%となっている。
 北米向けが前年同月比16・9%増、ヨーロッパ向けが同10・7%増といずれも2か月ぶりに増加。アジア向けは同7・1%減と9か月連続で減少した。シェアは、北米向け37・6%、アジア(トルコを含む)向け34・3%、ヨーロッパ向け25・9%。
 国別にみると、1位のアメリカが79億9400万円(前年同月比13・9%増)、以下、中国34億1500万円(同22・6%減)、ドイツ19億2500万円(同8・7%減)、大韓民国17億1000万円(同93・7%増)、メキシコ12億1200万円(同230・2%増)の順となった。
 販売額は、前年同月比3・2%減の480億4300万円となり、2か月ぶりに減少した。前月比は50・3%増となった。
 受注残高は、前年同月比13・3%減の1493億1300万円となり、4か月連続で減少した。前月比は8・8%減となった。

岐阜西営業所を開設
伊藤信産業 6月1日より業務開始
 機械・工具の総合商社、伊藤信産業(社長=伊藤正人氏、本社=名古屋市瑞穂区田光町1-10-2)は、業務の拡大に伴い新たに岐阜県大垣市に「岐阜西営業所」を開設し、6月1日より業務を開始する。所長は河村幸司氏。
 同社の国内営業所としては滋賀営業所(滋賀県東近江市)に続いて2か所目となる。その他、アジアでは中国現地法人(上海中京機械有限公司)、フィリピン現地法人(ITO NOBU PHILIPPINES,INC)の2拠点で営業を展開している。
 【伊藤信産業 岐阜西営業所】
●所在地=岐阜県大垣市林町7丁目771-1(〒503-0015)
●電話番号=0584-47-7622
●ファックス番号=0584-47-7633
第76回愛機工野球大会開幕
今年は総勢33チームが出場
愛機工 5月14日開会式を開催
 愛知県機械工具商業協同組合(理事長=伊藤高潤氏・春日鋼機会長)は5月14日、第76回愛機工親善野球大会の開幕を迎えた。今大会には33チームが出場し、Aゾーン(16チーム)・Bゾーン(17チーム)でそれぞれ優勝を目指す。
 開会式は午前8時40分から一宮総合運動場で行われ、第1試合の新栄商會チームと石原商事チームのメンバー、江南市軟式野球連盟審判団、組合からは、森庸一青年部長(森哲社長)をはじめとする青年部員、福利厚生部の理事らが参加した。
 矢野茂雄理事(滝川物産社長)が司会進行を務め、冒頭、挨拶に立った大会実行委員長の長村康義福利厚生部長(長村商店社長)は「本年度は32社・33チームの参加をいただきました。審判団、青年部の皆様におかれましては、1年間という長いシーズンですが、毎年のことながらお手伝い本当にありがとうございます。ご存知のとおり、前回の第75回大会は色々日程の不備などで年をまたいで決勝を迎えることとなり、大変ご迷惑をおかけしました。本年度、福利厚生部としましては、色々知恵を絞り、今年の12月までには何とか大会を終了させたいと思いますので宜しくお願いいたします。また、選手の皆さんは全力のプレーで我々のサポートにも応えていただけたらと思います。1年間という長いシーズンですが、最後まで全力を尽くされ、決勝戦でお会いできますことをお祈りいたします」と述べた。
 始球式は、滝澤有一青年部副部長(松本商店社長)がピッチャー、梅村龍盛福利厚生部副部長(梅村本店社長)がキャッチャーを務めて行われ、熱戦の火蓋が切られた。

 【大会1日目試合結果】
 ■第1試合 Aゾーン
 石原商事×新栄商會の試合は、石原商事が1回表に岡田選手のレフトフェンスを越える2ランホームランで2点を先制するが、前年度優勝の新栄商會はその裏すぐに2点を取って同点に。新栄商會は、続く2回に3点、3回に2点とリードを広げ、石原商事の反撃を5回の3点に抑えて7対5で勝利した。実力者同士の点の取り合いとなる迫力ある試合だった。
石原商事
 200030=5
 23200X=7
新栄商會
 ■第2試合 Bゾーン
 志知×三菱マテリアルの試合は、1回裏に三菱マテリアルが5点を先制。続く2回にも6点を取ってリードを広げ、志知の反撃を零点に抑え、11対0で三菱マテリアルが勝利した。
志知
 000=0
 56X=11
三菱マテリアル
 ■第3試合 Aゾーン
 サカエ×ダイドーの試合は、互いにランナーは出すが、相手の好守備と、ピッチャーが要所要所を締めて無得点のまま7回を終了。ジャンケンの結果、ダイドーの勝ちとなった。
サカエ
 0000000=0
 0000000=0
ダイドー 
(ジャンケンでダイドーの勝ち)
 ■第4試合 Bゾーン
 ナカガワ×落合の試合は、落合が1回裏に2点を先制、2回表にナカガワも1点を返して1点差に。そのまま膠着状態が続いたが、6回裏に落合が3点を取り4点差にリードを広げ、7回のナカガワの攻撃を零点に抑えて、5対1で落合が1年振りの復帰の初戦を勝利で飾った。
ナカガワ
 0100000=1
 200003X=5
落合

2016年6月12 2601号
個人番号制度実施で規約を改正
理事長に伊藤高潤氏(留任)
愛機工 平成28年度通常総会開催

 愛知県機械工具商業協同組合(理事長=伊藤高潤氏・春日鋼機会長)は5月12日、名古屋市中区の名古屋ガーデンパレスにて平成28年度通常総会を開催。参加組合員数は206名(委任状118名含む)と過半数を超え、本総会は成立した。また今年度は役員改選の年であり、本総会で審議の結果、新たに新理事2名、新監事1名が選任された。
総会の様子
 水谷隆彦副理事長(ミズタニ機販社長)の開会の辞、伊藤理事長の挨拶の後、本総会の議長に志知亨理事(志知社長)が選出され、議案審議へと移行。以下の議案が、それぞれ審議された。
 【第1号議案】平成27年度事業報告書、収支決算書、貸借対照表、損益計算書、財産目録ならびに剰余金処分(案)承認に関する件▽議案内容についての報告があり、いずれも承認された。
 【第2号議案】平成28年度事業計画(案)ならびに収支予算書(案)承認に関する件▽議案内容について各案が発表され、いずれも承認された。同組合では、@メカトロテックジャパン2017出展者募集事業(会期=2017年10月18日〜同21日)。A人材育成事業(経営者・管理者セミナー、社員教育事業、他)。B中小企業共済保険の加入推進。C車両燃料油取次事業の推進。D社員・組織診断システム(CUBIC)の普及推進。Eカーリース取次事業の推進。F業界情報の提供(組合報、ホームページ、理事会、企業情報等)。G各種制度の情報提供。を今年度重点実施事業としている。そのうえで、1.流通形態の変化に対応するための研修会開催および情報の提供。2.業界の動向に対応したセミナーの開催。3.組合報およびホームページを活用した情報の提供。4.各種保険の加入推進および労働保険の委託等、会員の利益サービスに努める。5.組合員を対象にした景況調査(年4回実施)および各種アンケート調査(適時)の実施。6.福利厚生事業の実施=@第76回野球大会の開催(5月14日開幕)。A第43回親善ゴルフ大会の開催。Bその他、親睦事業の実施。7.青年部事業=@組合員・賛助会員を対象にしたキャンプの集い開催。A社員・家族を対象にしたレクリエーションの開催。B若手経営者および幹部社員の育成(講演会、研修会の実施)。C青年部員の増強。D他産業視察(異業種交流会)の実施。E組合野球大会の運営協力。F全国機工流通若手会(岐阜機工会幹事/9月9日・10日開催)への参加協力。8.定款に定める各号に付帯する事業。を実施事業として予定している。
 【第3号議案】平成28年度加入手数料および賦課金(案)ならびに徴収方法(案)承認に関する件▽議案内容について各案が発表され、いずれも承認された。
 【第4号議案】労働保険事務組合事務処理規約改正の件▽個人番号制度(マイナンバー制度)の実施に伴い、労働保険事務組合事務処理規約第2章第2条を改正。また同規約第8章「番号法」が新たに追加されたことを受け、本総会にて審議。これらはいずれも承認された。
 【第5号議案】役員改選の件▽議案内容について、慎重審議を経て選出された新理事メンバーらが発表され、いずれも承認された。理事34名、監事2名は以下の通りだ。
〈三役〉●理事長=伊藤高潤氏●副理事長=水谷隆彦氏●副理事長=高田研至氏●会計理事=森田乾嗣氏※三役は、いずれも留任。
〈監事2名〉●服部繁一氏(大宝)●佐藤光録氏(佐悦)※佐藤監事は新任。
〈理事34名〉●田中知之氏(ミユキ商会)●時津達也氏(新栄商会)●野崎憲昭氏(常磐精機)●林正人氏(広島商事)※以上、東支部。●梅村龍盛氏(梅村本店)●内藤和美氏(内藤商事)●矢野茂雄氏(滝川物産)●吉野栄一氏(吉野機械工具)※以上、西支部。●伊藤正人氏(伊藤信産業)●伊藤久輝氏(丸正)●中川雅夫氏(ナカガワ)●森庸一氏(森哲)●和久田修志氏(三和商事)※以上、南支部。●長村康義氏(長村商店)●熊田誠司氏(久満田商会)●服部健氏(伊吹産業)※以上、北支部。熊田理事は新任。●志知亨氏(志知)●鈴木俊雄氏(マルマン商事)●六浦康正氏(六浦本店)※以上、中南支部。●伊藤高潤氏(春日鋼機)●高田研至氏(井高)●幡野裕幸氏(朝日)●森田乾嗣氏(モリタ)※以上、中北支部。●小浦正喜氏(こうら)●滝澤有一氏(松本商店)●水谷隆彦氏(ミズタニ機販)●山本員彰氏(センサスヤマモト)※以上、熱田支部。●大崎政雄氏(大崎機工)●近藤尚文氏(油傳商店)●佐々木伸之氏(太田廣)●服部嘉高氏(服部商会)※以上、尾張支部。●斉藤健治氏(三豊)●中島忠幸氏(オーエヌ技研)●三井重信氏(三井機工)※以上、三河支部。斉藤理事は新任。
 また、前理事長の野田道典氏(ノダキ社長)は、規約に基づき、相談役に就任した。
 議案審議が滞りなく終了し、志知議長の退任の挨拶、来賓からは後藤智志氏(愛知県産業労働部商業流通課長)が代表して挨拶をし、最後は高田副理事長の閉会の辞をもって本総会は閉会した。
 会場を移して、野田相談役の乾杯の発声で懇親会がスタート。途中、これまでの功績を称えて、伊藤理事長から野田相談役へ花束が贈呈されるなど、大いに盛り上がりをみせた。最後は森田会計理事による中締めの挨拶と3本締めで、懇親会はお開きとなった。

新加入の正会員4社も出席
延期した九州遠征は9月に
名古屋水栓販売協会 第59回通常総会開催

 名古屋水栓販売協会(理事長=伊藤辰之氏・イトウ社長)は、5月13日午後6時より名古屋市中区の名古屋国際ホテルにおいて、会員23名中23名が出席(委任状含む)して「第59回(2016年度)通常総会」を開催し、2015年度事業報告・決算報告、2016年度事業計画案・予算案をそれぞれ審議し承認した。
 総会は庶務の安井文康理事(錦興業社長)が司会を務めて進められ、冒頭、伊藤理事長が「毎回、名古屋水栓販売協会の総会は出席率が良くて委任状を含めると100%の出席となり、本当にありがたく思っております。新加入の4社の皆様にもご出席をいただいております。今週火曜日に愛知県管工機材商業協同組合の総会もありました。この中にも組合の重責を担っておられる方がいらっしゃいます。5月というのは色々な会が多くて、大変ご多忙の中ご出席をいただきありがとうございます。昨年の総会で規約を改正して、少しエリアを広げさせていただきました。4社の新しい会員さんに入っていただきました。賛助会員も6社増えたということで、少しずつ水販も元気を取り戻してきているのではないかと思っております。皆さんと力を合わせて、より活性化を進めていければ良いと思っております。今回は、本来ならば本日から九州に行っている予定でしたが、熊本で大きな地震があり、本当に熊本の方は大変な思いをされているかと思いますが、4月20日の役員会で議論し、決行するか、中止するか、延期するかという3つの選択肢の中で、延期という結論となりました。できれば今年度中に計画したことをやっていきたいと存じますので、事業計画の中で話が出てくるかと思いますが、皆さんのご理解とご協力をいただきたいと存じます。また、このあとの議事進行にもご協力いただきますようにお願いを申し上げます」と挨拶。
 議長に伊藤理事長を選出して議事に入り、@2015年度事業報告A2015年度決算報告B監査報告C2016年度事業計画(案)D2016年度予算(案)をそれぞれ審議し、原案通り承認可決した。
 今年度の主な事業計画としては、延期となった遠征は9月9日〜11日に遠征例会として実施の予定。また、通常春に行われるゴルフコンペは10月19日に開催する。その他、納涼例会は7月27日、新年例会は2017年1月13日の開催を予定している。
 以上で議案審議を終え、在田忠之副理事長(在田商店社長)の閉会の辞で総会を終了した。
 懇親会は安井理事が引き続き司会を務め、伊藤理事長の挨拶、内藤善徳相談役(三和管材社長)の力強い乾杯で開宴。
 和やかに意見交換などして親交を深め、植田慎一郎副理事長(ウエダ社長)の中締めで盛会のうちにお開きとなった。

新規加入増大活動を継続展開
組合活動の活性と充実を図る
愛鋲協 第43期通常総会開催

 愛知鋲螺商協同組合(理事長=馬場將嘉氏・メイナン会長)は5月20日、名古屋市中村区の名鉄ニューグランドホテルで平成28年度第43期通常総会を開催。当日の出席者は39名(委任状出席19名含む)を数え、本総会は成立した。総会前には役員会が開かれ、総会運営に関する最終確認等が行われたほか、次回役員会を6月22日(水)に開催することが決定された。
 総会の冒頭、鶴田欣也氏(愛知県中小企業団体中央会会長)からの祝電と、来賓の羽田野朗弘氏(愛知県産業労働部商業流通課主幹)、古閑賢三氏(愛知県中小企業団体中央会総務部次長)らが紹介された後、熊本地震で亡くなられた方々に対して、出席者全員による黙祷が捧げられた。続いて馬場理事長が挨拶に立ち『6月1日ねじの日』にあわせて弊紙5月15日号に特集ページを設けたことなどをPRし、業界の発展に尽力することを誓った。議長には馬場理事長が選出され、以下の議案について報告ならびに審議がなされた。
 【第1号議案】平成27年度事業報告ならびに収支決算報告承認の件▽平成27年度事業の報告、財産目録・貸借対照表・損益計算書に関する説明、剰余金処分案の提出、および、これらに係る監査報告がなされ、いずれも満場一致で承認・可決された。
 【第2号議案】平成28年度事業計画案ならびに収支予算案承認の件▽同組合は「組合新規加入増大活動を継続展開するとともに、組合員各位のご協力、ご支援を得ながら一層の組合活動の活性化と充実を図っていく」ことを基本目標とし、@総務活動=組合員相互の親睦を高め業界の活性化に努める。A事業活動=各種共同事業活動の一環として組合ならびに組合員にメリットのある購買事業の発展強化を図っていく。B福利厚生活動=組合員および従業員の福利向上のための諸行事を計画し、実施する。C広報活動=ISO規格の情報の確実な伝達と、あるべきカタチの整理。関係諸団体との連絡を密にして得た情報は組合員に連絡し、知識の向上を図るとともに、組合機関誌の発行を行う。と平成28年度事業の骨子を発表。これにあわせ、同年度の収支予算案が発表され、いずれも承認された。
 【第3号議案】組合規約に関する件▽組合規約『1.平成28年度加入金および賦課金ならびにその徴収方法』の『(3)賦課金徴収方法』の項目に、新たに『C上・下期を上期に一括納入も可』の一文を追加する案が提出され、これが満場一致で承認された。賦課金に関しては、組合員は、これまで年度を2期に分割し各6カ月分ずつを6月と12月に納入してきたが、今後は12カ月分を一括納入することも可能となった(これまで通り2期分割納入も可)。
 議案審議がすべて終了し、来賓の羽田野氏、古閑氏の挨拶を経て、本総会は無事閉会を迎えた。その後は会場を変え、第2部懇親会へと移行。参加者全員が懇親を深めるなか、宴もたけなわとなり、同組合のこの日の全日程は終了した。

総受注高8か月連続で前年下回る
国内、海外ともに減少
中部経済産業局 4月度金属工作機械受注状況

 中部経済産業局が5月31日に発表した平成28年4月度金属工作機械受注状況によると、管内金属工作機械メーカー主要8社(オークマ、アマダマシンツール、ジェイテクト、コマツNTC、富士機械製造、豊和工業、三菱電機名古屋製作所、ヤマザキマザック)の総受注高は前年同月比1・5%減の353億3000万円となり8か月連続で減少した。前月比は11・1%減となった。
 国内受注は、前年同月比2・2%減の127億4100万円となり、7か月連続して減少。前月比は10・7%減となった。主力の一般機械工業向けが前年同月比0・5%減の57億6800万円と2か月ぶりに減少し、自動車工業向けも同5・7%減の44億6100万円と3か月連続で減少した。
 海外受注は、前年同月比1・0%減の225億8900万円となり、2か月ぶりに減少した。前月比は11・4%減となった。海外受注比率は前月に比べて0・2ポイント減の63・9%となっている。
 北米向けは前年同月比15・4%増と2か月連続で増加したが、ヨーロッパ向けが同6・4%減と2か月ぶりに減少、アジア向けも同16・2%減と10か月連続で減少した。シェアは、北米向け43・1%、アジア(トルコを含む)向け30・1%、ヨーロッパ向け23・7%。
 国別にみると、1位のアメリカが58億600万円(前年同月比21・6%減)、以下、中国40億2600万円(同21・5%減)、メキシコ34億6800万円(同432・7%増)、ドイツ19億9000万円(同1・1%増)、イタリア8億2800万円(同11・6%減)の順となった。
 販売額は、前年同月比18・7%減の242億8100万円となり、2か月連続で減少した。前月比は49・5%減となった。
 受注残高は、前年同月比9・5%減の1559億700万円となり、5か月連続で減少した。前月比は4・4%増となった。

2015年度決算(連結)は増収増益
売上高は過去最高の5678億円
TOTO 今年度も増収増益を計画

 TOTO(社長=喜多村円氏、本社=北九州市小倉北区)は4月28日、名古屋証券取引所において「2015年度決算及び2016年度計画説明会」を開いた。
 説明にあたった古部清副社長は冒頭、平成28年熊本地震で被災された方々に対して見舞いの言葉を述べた後、同社の九州エリアの生産拠点、配送拠点については問題がなかったことと、熊本にあったサプライヤーの再稼働も進み生産には支障がないことを報告した。
 ■2015年度決算(連結)について
 売上高は、国内住設事業、海外住設事業、新領域事業のすべてで増収となり、過去最高の5678億円(前年比4%増)となった。
 営業利益は、海外住設事業が中国の減速と為替の影響で減益となったが、国内住設事業が大幅に回復し、461億円(同23%増)となった。営業利益率も8%台に回復。コスト削減と国内リモデルの伸長が大きく寄与した。
 経常利益は467億円(同18%増)、当期純利益は357億円(同44%増)となった。
 国内住設事業は、売上高が4203億円(前年比5%増)、営業利益が285億円(同50%増)となった。リモデル事業が伸長し、全体をけん引した。リモデルは、2013年度に消費税率引上げ前の駆け込み需要、14年度はその反動減があったが、これを除くと、事業そのものは堅調に推移している。商品別ではレストルーム、浴室、キッチン・洗面が増加。特にウォシュレット一体型便器「ネオレスト」が好調、システムバスルーム「サザナ」も引き続き好調に推移している。
 海外住設事業は、売上高が1273億円(前年比2%増)、営業利益が214億円(同3%減)となった。為替の変動を除けば、増収増益となっている。
 各国の段階(@ブランド認知A市場浸透B高級ブランドの確立)に合わせて販売戦略を展開している。
 米州は、上期は苦戦したが下期に持ち直し、増収増益となった。ウォシュレットの販売が30%アップした。中国は、福建工場稼動に伴う初期費用が増加した影響により、増収減益となった。アジア・オセアニアは、台湾とベトナムで売上高の74%を占め、両国とも好調で増収増益となった。欧州は、まだブランド認知の段階で、高級ホテルでのウォシュレットの採用件数を着実に伸ばしている。
 新領域事業は、セラミック事業が拡大し、事業全体の売上高は198億円(前年比3%増)、黒字化を達成した。
 トピックスとしては、「東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会」のオフィシャルパートナーに今年2月決定した。すべての人に安全・安心・快適な水まわり空間を提供し、大会の成功に貢献したい考え。
 「TOTOミュージアム」を2015年8月28日にオープン以降、累計来場者数は6万人を超えた。2017年に創立100周年を迎えるが、変わらぬ想いと進化し続ける決意を感じてもらえる展示にしている。
 「TDYコラボレーションショールーム」を3月19日、大名古屋ビルヂングにオープン。その他、今年は金沢と高松にも開設し、全国主要都市10拠点になる。
 ■2016年度計画について
 2016年度は、売上高6000億円(前年比6%増)、営業利益510億円(同11%増)、経常利益525億円(同12%増)、当期純利益370億円(同4%増)を計画。売上高、営業利益とも過去最高を目指す。
 日本国内の住設事業は、新商品投入効果などにより更なる需要を取り込む。中国、アジア・オセアニアは、中国を再びプラス成長に戻し、アジアはベトナムを中心に成長を見込む。米州、欧州は、ウォシュレットを重点商品に据え成長の加速を目指す。新領域事業は、引き続きセラミック事業の成長を軸に黒字幅の拡大を目指す。
 日本・海外の住設事業、新領域事業の全セグメントで増収増益を計画。日本は、開発・生産、販売強化のための投資を継続して行っていく。売上増、コストダウンにより30億円の増益を目指す。需要別では、リモデルが引き続き堅調に推移すると予想。新商品の販売台数やショールームへの来館者数などの先行指標は前年を上回っており、先行きは明るく、需要は堅調に推移していると見ている。
 海外は、中国が為替変動の影響を考慮し減収増益の計画(為替の影響を除けば増収増益)。アジア・オセアニアでは、台湾がプロモーション強化のため増収減益、ベトナムは増収増益を見込んでいる。米州は、ウォシュレットなどの高付加価値商品の販売拡大が期待でき増収増益の計画。欧州は、増収・赤字幅縮小の計画。TSH(ドイツで隔年開催される住宅設備・暖房・空調の大規模展示会)に出展しブランド、テクノロジーを訴求していく。
 新領域事業は、セラミック事業で増収増益、環境建材事業で増収・赤字幅縮小を見込んでいる。

『スーパーG1チャック』の
プロモーション動画を作成
ユキワ精工 YOU TUBE上で公開

 ユキワ精工(社長=酒巻和男氏、本社=新潟県小千谷市千谷2600-1)は、国内で80%のマーケットシェアを誇るドリルチャックをはじめ、キーレスチャック、コレットチャック、ツールホルダ、割出台、CNC円テーブルの製造・販売を行っているが、この程、切削加工においてユーザーの生産性向上、コストダウンに大きく寄与するツールホルダ『スーパーG1チャック』のプロモーション動画を作成し、動画サイトYOU TUBE上で公開した。
 切削加工においては、工作機械、切削工具、クーラントなどが重要視され、見た目に大差のないツールホルダは価格だけで選択する傾向が強くなっている。ツールホルダは、工作機械の主軸と切削工具をつなぐ重要な機器であり、ツールホルダの違いで加工精度の向上や生産性アップにつながるのだが、その認識は低いのが現状。製造現場においては、さまざまなコストダウン対策が行われているが、ツールホルダを変えるだけで大きな効果が得られるということはあまり知られていない。
 このような現状を踏まえ、同社ではツールホルダの違いによる加工の違いを認識してもらうことを目的として、プロモーション動画を作成。動画はスーパーG1チャックの特長(@高い振れ精度A高い剛性B高い把握力)別に3本作成され、スーパーG1チャックを使用することで得られる、▽ワーク面粗度の向上▽回転数・送りを上げサイクルタイム短縮▽1本の工具での加工個数の増加▽工具交換回数の削減といったメリットを分かりやすく紹介している。
 @高い振れ精度(https://youtu.be/z6zqDWPRlRo
 A高い剛性(https://youtu.be/yQ5FtKEU9qM
 B高い把握力(https://youtu.be/BjBHCQMz6lg
 掲載WEBアドレス(同社WEBサイト内)はhttp://www.yukiwa.co.jp/topics/topics.php#160601-02

三菱マテリアル新製品
アルミニウム合金・難削材加工用カッタ
AXDシリーズに
インサート材種を追加発売

 三菱マテリアル加工事業カンパニー(カンパニープレジデント=鶴巻二三男氏、住所=東京都千代田区大手町1-3-2経団連会館11階)は、アルミニウム合金・難削材加工用カッタAXDシリーズ≠ノ鋼転削加工用PVDコーテッド超硬材種「MP6120」を追加し、販売を開始した。
 AXDシリーズ≠ヘ低抵抗設計でアルミニウム合金・難削材を高能率に加工できるカッタだが、その特長を鋼切削にも使用できないかとの要望に応えて、今回、鋼転削加工用PVDコーテッド超硬材種「MP6120」を発売。
 さらに難削材転削加工用PVDコーテッド超硬材種「MP9120」を、大型インサートを搭載する「AXD7000」に追加発売した。
 「MP6120」「MP9120」の主な特長は次の通り。
 @耐摩耗性・耐熱性・耐溶着性に優れる(Al、Ti、Cr)N系積層コーティングを採用。
 A(Al、Ti、Cr)N系積層コーティングは、積層構造によりクラック進展を抑制することで耐欠損性を向上。
 B被削材別の最適被膜を採用し、難削材用「MP9120」は耐溶着性を発揮し、鋼用「MP6120」は熱亀裂を抑制。
 今回発売されたのは「MP6120」18型番、「MP9120」8型番。
 標準価格(代表型番)は、XDGX175004PDER-GM MP6120が2600円、XDGX227050PDER-GLA MP9120が4160円(いずれも税抜価格)。
多コーナ形汎用正面削りカッタ
「AH]440」を発売

 三菱マテリアル加工事業カンパニーは、多コーナ形汎用正面削りカッタAH]シリーズ≠ノ小サイズインサートを搭載した「AH]440」の販売を開始した。
 多コーナ形汎用正面削りカッタAH]シリーズ≠ヘ7角形両面14コーナ使用可能なインサートにより、経済性に優れるミーリング加工用工具。今回、小サイズインサートで多刃による高送り加工を実現する「AH]440」を発売した。
 「AH]440」の主な特長は次の通り。
 @両面使用でありながら低抵抗なダブルポジ刃形を採用し、多刃による高能率加工を実現。
 A従来品と比較してインサートの厚みを厚く設計することで、高送りなどの負荷がかかる加工に対応。
 B円錐形をした着座はインサートの着座面積を確保しつつ、万が一の突発欠損でも着座損傷やボディへの擦過損傷を抑制。
 今回発売されたのは、カッタボディ(加工径φ40o〜φ160o)32型番、インサート(4ブレーカ6材種)24型番。
 標準価格(代表型番)は、《カッタボディ》AH]440S-040A03ARが5万4500円、AH]440SR16016FAが21万4000円、《インサート》NNMU130508ZER-L MP6120が1590円、NNMU130532ZEN-R MC5020が1590円(いずれも税抜価格)。
炭素鋼旋削加工用
PVDコーテッド超硬材種
「MS6015」 を発売

 三菱マテリアル加工事業カンパニーは、炭素鋼旋削加工用PVDコーテッド超硬材種「MS6015」の販売を開始した。
 炭素鋼旋削加工用PVDコーテッド超硬材種「MS6015」は、小型自動旋盤での純鉄、炭素鋼、快削鋼の旋削加工において、専用超硬母材と新PVDコーティングのコンビネーションにより、安定した仕上げ面と寸法精度を実現させる。今回は、部品加工用としてコーナRをマイナス公差に設定したアイテムで発売された。
 「MS6015」の主な特長は次の通り。
 @TiCN積層コーティングは、小物部品加工のような切削速度50〜150m/minの低〜中切削領域での炭素鋼加工に対し耐摩耗性に優れ、積層構造を最適化することにより密着性を向上。
 A炭素鋼従来材種に比べ、切れ刃への切りくず溶着性に優れ、外径寸法の変化が小さく、安定した仕上げ面を実現。
 B小型自動旋盤加工用の3ブレーカを規格在庫化し、幅広い加工に対応可能。
 今回発売されたのは、7ポジインサート32型番。
 標準価格(代表型番)は、CCGT060201MR-SS MS6015が1350円、CCGT09T304M-SMG MS6015が1540円、DCGT070201MR-SN MS6015が1610円、DCGT11T304M-SMG MS6015が1850円(いずれも税抜価格)。

軽量、簡単な取付け、ケーブルにやさしい設計
エナジーチェーンE4.1ライト
イグス 新たな高さ・巾サイズ登場

 ドイツに本社を置くイグスの日本法人(東京都墨田区)は5月26日、収納スペースの最適活用、軽量、高い安定性といったメリットの多いケーブル保護管「エナジーチェーン」E4・1ライトシリーズに、新しい高さ及び巾サイズが登場したと発表した。E4・1シリーズの軽量化バーションである同シリーズは、E4・1シリーズよりも30%軽量で、動きが速い用途に適している。特にフリースパン走行用に開発され、長いスライド走行も可能。
 E4・1ライトシリーズは、どの表面がケーブルと接しても支障がない意匠になっている。「エナジーチェーンのクロスバーとセパレーターの角は面取り加工されており、ホースやケーブルが傷つくことなく、長い耐用年数を確保しています」とイグスのエナジーチェーン最高責任者ハラルド・ネーリング氏は説明している。
 クロスバーに刻まれたグリッドや位置決め目盛が収納ケーブルの最適な分割に役立つ。また、オートメーションや工作機械等の高速フリースパン走行用途においては、簡単な取付けや高い安定性の利点がフルに発揮される。
 設計の自由を可能にする巧妙な技術
 内周側と外周側の両方に備わっている簡単に開閉可能なクロスバーにより、ケーブルを迅速にエナジーチェーンに収納することができる。収納物を抑える役割を果たすクロスバーはドライバーで開くことができ、旋回して最終位置で閉じるようになっている。必要に応じて完全に取り外し、再度装着して押し込むだけで閉じる。高負荷用途のE4・1シリーズから受け継いだ溝と溝をつなぐリンク構造や、広い面でリンク同士を固定するダブルストップドッグが、高い安定性を実現。曲がりすぎて破損してしまうことがないように備えられたブレーキ機構が稼働時の回転騒音を低くし、なめらかな走行を助けている。外面サイドパーツの取付けを変えることで、予張(キャンバー)有りあるいは無しでエナジーチェーンを納品することができる。これは、工作機械など特に設置スペースに限りがある場合には、決定的な利点になる。  
 大幅な軽量化を実現したE4・1ライトシリーズのメリットは、動力を節約できるだけでなく、スリムなフレームにより同じ大きさでもより多くのケーブルやホースを収容できることにある。ケーブル保護管「エナジーチェーン」製品群は、内のり高さが31〜64oで、新たに巾サイズも加わり、切粉を保護する密閉型等を在庫完備で納品可能。開閉式エナジーチェーンと同様に、ESDバージョンや高温対応バージョンの密閉式エナジーチューブも取り揃えている。
ロジスティクス4.0
イグスの技術でフェイルセーフかつスピーディーなデータやエネルギーの配信

 イグス日本法人は5月20日、マイクロフリッツを更に進化させたコンパクトなエネルギー配信システムを実現したと発表した。@樹脂製エナジーチェーンA極めて小さな曲げ半径で可動する屈曲性チェーンフレックスケーブルBアルミ製ガイドチャンネルで構成される。
 極小スペースでデータ・エネルギー・薬液を最長距離100メートル、秒速6mで確実に配信
 今日のマテリアルハンドリングでは多くのバスバーが使用されているが、用途はエネルギー配信に限られる。イグスのマイクロフリッツは、エネルギーだけでなく、同時にデータや薬液も水平方向に最長100メートル供給することができ、バスバーの置き換えになる。マイクロフリッツを構成している樹脂製のエナジーチェーンは「サイドウィング」を装備しており、硬質アルマイト処理アルミ製ガイドチャンネルの中を走行する。サイドウィングは、側面パーツについている突起部分のことで、アルミ製ガイドにある溝に引っかかるようになっている。この側面機構によって、長い走行距離でもエナジーチェーンがたるまずに水平のまま走行できる。
 更に、エナジーチェーンのクロスバーに取り付けられているプラスチック製バネにより、上部走行チェーンが下部のチェーンに当たらず、なめらかで静かな走行を確保する。これにより、摩擦や摩耗、エネルギー消費、騒音が低減される。
 光ファイバーケーブルから空圧ホースまで
 マイクロフリッツはモジュラー設計であるため様々な用途に応用することができる上にエナジーチェーンの収納物も調整できる。例えば、チェーンフレックス製品群から毎秒10ギガビットの伝送能力をもつ光ファイバーケーブルを取付けることも問題ない。空圧式グリッパーを装備した自動倉庫の保管/出庫システムに取り付けられた空圧ホースもマイクロフリッツで改良できる。走行速度6m/S、加速度50m/s2
までの走行がメンテナンスフリーで支障なく実現し、キャリッジは50sまでの荷重に対応している。
 このシステムの簡単な取付けは高く評価され、iFデザイン賞を受賞した。汎用的な3T型の溝付き取付ブラケットにより、組立ては迅速でわかりやすく、自動倉庫の保管/出庫システムなどに適している。

平成28年2月期決算(連結)
2期連続の増収増益
NaITO次期も微増を見込む

 NaITO(社長=坂井俊司氏、本社=東京都北区昭和町2-1-11)は4月27日午前10時より同社名古屋支店において記者会見を開き、坂井社長はじめ幹部が出席して平成28年2月期(65期)決算概要と近況の報告を行った。
 連結業績は、売上高が
434億8300万円
(前期比6・5%増)、営業利益が5億8500万円(同26・3%増)、経常利益が7億9600万円(同18・5%増)、当期純利益が4億9400万円(同43・9%増)となり、2期連続の増収増益となった。
 「リーマンショック後一番良い数字が達成できた」と坂井社長。
 主力の切削工具をはじめ、計測、産業機器、工作機械のすべての分野で増収。特に工作機械は前期比48%の増加となった。
 平成29年2月期の連結業績予想は、売上高445億円、営業利益5億9000万円、経常利益8億2000万円、当期純利益5億2000万円。
 同社では総合カタログを7年振りに発行する。また、情報系のシステム更新をする予定で、経費は1億円ほど増える見込み。

 5月24日開催の同社定時株主総会ならびに取締役会にて役員が選任され、それぞれ就任した。
 同社は、取締役会の監督機能強化によるコーポレート・ガバナンスの充実の観点から、同日付で監査役会設置会社から監査等委員会設置会社へ移行した。
 移行後の役員ならびに経営体制は次の通り(敬称略)。
▽取締役社長=坂井俊司
▽常務取締役(管理本部長兼経理部長)=河野英之
▽取締役(営業本部長 東北営業部・中部営業部・関西営業部・西部営業部担当)=徳田信幸
▽取締役(営業副本部長 計測開発部・商品開発部・海外部・海外グループ会社担当)=中島徹
▽取締役(営業副本部長 北関東営業部・東京営業部担当)=和田光央
▽取締役=坂田光徳
▽取締役=河村元志(新任)
▽取締役・監査等委員=遠藤孝之(新任)
▽取締役・監査等委員=白川誠(新任)
▽取締役・監査等委員=渡邉光誠(新任)
 なお、監査役の川松康吉氏は退任した。
 また、各部門の責任者は次の通り(敬称略)。
▽管理部長=伊藤潤
▽営業本部部長=吉本友典
▽計測開発部長兼商品開発部長=荒木久幸
▽物流管理部長=阿部輝男
▽情報システム部長=中村哲也
▽海外部長=田代直樹
▽東北営業部長=青木徹
▽北関東営業部長=蜜沢賢治
▽東京営業部長=土澤仁
▽中部営業部長=棚木基之
▽関西営業部長=上田修永
▽西部営業部長=今田和弘

ユーザー向けeビジネス
セミナー&物流見学会
トラスコ中山 アズワンと共同開催

 機械工具卸売商社のトラスコ中山(社長=中山哲也氏、本社=東京都港区)は5月20日、千葉県松戸市にある同社のプラネット東関東において、研究用機器機材卸売商社のアズワン(社長=井内卓嗣氏、本社=大阪市西区)と共同で「ユーザー向けeビジネスセミナー・物流センター見学会」を開催した。  
 研究機器機材や理化学品を得意とするアズワンと機械工具や保護具等の工場消耗品を得意とするトラスコ中山が販売店を通じ、より効率的な購買調達を可能とする電子取引のシステム提案を行うために開催されたもので、印刷業、建設業、製造業(工具、製薬、精密機器、化学、電子部品等)の19社から間接材購買・調達担当者34名が参加した。
 eビジネスセミナーでは、両社の会社概要説明の後、間接材調達の課題解決提案(電子購買システム)について紹介された。
 物流センター見学会は、トラスコ中山の倉庫内を見学。商品の入庫の様子などを見ながら、商品管理、在庫商品の品揃えなどの説明を受けた。
 見学会の後は交流会が催され、各企業における間接材購買の課題と取り組みについて情報交換・発表が行われた。

世界に安全な水を 3万ドル寄付
テーマは“H2O DESIGN”
三栄水栓製作所 2016年度方針説明会開催

 三栄水栓製作所(社長=西岡利明氏、本社=大阪市東成区玉津1-12-29)は、4月27日午後4時より大阪市内のホテル日航大阪において「2016年度方針説明会」を開いた。その席で西岡社長は、H2O DESIGN(水をデザインする)≠今年度のテーマに掲げ「感性に訴えかけるデザインにより、人に優しい水の出方や触り心地の良いハンドルというように、良いものをどんどん作っていく」と商品づくりの方向性を語り、出席した取引業者に対して一層の協力を求めた。
 方針説明会は尼見幸一常務取締役の司会で進められ、冒頭、司会者が「4月14日以降発生している熊本・大分地震により多くの方々が被災されました。三栄水栓の熊本の事務所・倉庫は散乱したものの従業員は全員無事で、営業所は4月21日より通常営業を再開しました」と報告。この地震で犠牲になられた方々に対して出席者全員で黙祷が捧げられた。
 西岡社長は挨拶で、出席者に対して日頃の協力の御礼を述べた後、同社が何を目指し、どう取り組んでいるのかについて話した。
 その中で西岡社長は「水は本来、形もないし、色もないし、匂いもない。ただ地球上の物として不思議なのは、形を固体・液体・気体と3つの状態に変えること。非常に奥の深い物質です。水栓金具は水の流れをデザインするということで、今年度は“H2O DESIGN”と非常に壮大なテーマとしています」
 「水栓はBC6材(青銅鋳物の材料)でできている。このBC6材は昔からリサイクルされている。この素材に形を作っていくのだが、今回カタログで中子(空洞部をつくるための型)にスポットを当てている。水の通り道を作るもので、最終的には取り除いてしまう。この中子の形が大切。ここがH2Oデザインの始まりとなる。我々の目指している中の1つの方向として、いかに人に優しい水の流れ方、出し方をするかにこだわる。小川のちょっとした段差の水の流れのような、優しい流れ方を家庭の中に持ち込めないかと商品を開発した。大きなパーツから小さなパーツまで色々とあるが、1つのパーツでも無くなると、本来我々が目指している水の流れはできないと思っている」と西岡社長。
 もう1つの切り口として「水栓というのは、使いやすくなければならない。一目見て直感的にこうすれば水が出ると分かるような、ものづくりを心がけている。そのひとつの現れとして、十字ハンドルを今風にアレンジした商品もある。上水の水の流れの最終末端が水栓となる。生活様式には色々な形がある。我々も水栓で何ができるのかを考えて、昨年創業60周年記念バージョンとして60種類のデザイン(デザイン混合栓「SUTTO」のレバーハンドルの表面デザイン)をした。これは37名の著名なデザイナーの協力を得て無償でレバーのデザインをしていただいた」と述べ、このデザインが採用された水栓の販売金額(昨年4月1日から1年間)の一部を、開発途上国の水に困っている地域に、安全な水を供給するための設備をつくるNPO団体を通して寄付(3万ドル)することを明らかにした。
 さらに西岡社長は、同社は住居での採用が多く、非住宅の分野はまだ弱いとして強化していくことにも触れ、「感性に訴えかけるデザインということで、水の出方、ハンドルの触り心地が良いというように、これからもどんどん良いものを作っていくという気持ちで商品づくりを行っていく」との方向性を示した。
 その1つとして、新商品『toccata(トッカータ)』を紹介。タッチパネルに触れるだけで吐水、水量や湯・水の切り替えができ、吐水を照明で照らす。形も近未来を意識した。
 また、シンプルな機能とデザインの新商品『cye(サイ)』が、レトロでモダンな水栓として紹介された。
 最後に西岡社長は「三栄水栓のロゴマークを今年4月から一新した。“日常の幸せは何気ない毎日にある”と三栄水栓は考えている。社会に貢献し、会社繁栄と全社員の幸福の源とするという社是に則り、日夜努力していく」と決意を述べた。
 来賓挨拶では、堀直樹三菱東京UFJ銀行常務執行役員が「人類がある限り水は必要≠ニいう経営理念のもと、様々なメッセージを人類社会に発信してこられた。この2016年度も、斬新かつ時宜を得た新しいコンセプトを発信されている。創業来向き合ってこられた、人と水をつなぐ企業としてのあり方、あるべき姿を明確に示された素晴らしいメッセージであると、心より感銘を受けている。早いもので、今年も今週末で4か月が経過した。実に様々なことが世界各地で起こっている。中国、そして中東に端を発する世界経済の変調。日本国内においても、年始来の株式の乱高下と、先行き不透明かつ不安定な状況が続いている。当面はこのような状態が続くと思われる。皆様方におかれても、足元、日々非常に難しい問題に直面されているかと思う。そうした環境下ではあるが、三栄水栓様におかれては、これまでのバブル崩壊、あるいはアジア通貨危機、そしてリーマンショック等々幾多の困難を、変化を先取りした、時宜を得た、非常に創意工夫を凝らした経営戦略を実践し見事にそれぞれの難局を乗り越えられて、今日隆々たる立場を築いておられる。創業以来培われた、強靭な事業競争力をベースとして、この足元の難局も悠々と乗り越えられることと確信をしている。私どもとしても、三栄水栓様の創業100周年に向けた更なる事業の躍進のお手伝いをしっかりとさせていただくために、2016年度の方針説明会にお集まりのお取引先各社様としっかりと歩調を合わせながら、グループ企業がしっかりと結集して、これまで以上にサポートをさせていただく決意です」と述べた。
 続いて、三栄水栓製作所の組織と当日出席した役員・社員の紹介が行われた。
 2012年度〜14年度の3カ年計画で目標としていた売上高を、1年遅れの15年度に達成したことが報告され、次なるステージに向けた経営計画の概要と、それに伴う取り組みについて、藤井義規取締役購買本部長、早川潔取締役ものづくり本部長からそれぞれ本部方針が発表された。
 協力企業の中で特に品質面において貢献した企業に対する表彰が行われ、最優秀賞1社、優秀賞3社に記念の楯が授与された。
 方針説明会の後は会場を移して懇親会が開かれ、吉川正弘副社長の歓迎挨拶、協力会社の田中猛田中工業社長の祝辞に続いて、平民三ハジメ産業社長が「水五訓」について話し力強く乾杯の音頭をとった。
 大阪が一望できる会場から暮れゆく街並みを眼下にして親睦を深め、午後7時過ぎに東口勝紀岡本製作所社長の中締めで終了した。

あらゆるシーンにフィットするパネル
「リアルフィット」新発売
グローベン 天然竹の美しさを再現

 造園・景観資材メーカーのグローベン(社長=服部吉剛氏、本社=名古屋市港区本星崎字南3998‐31)は、京都の天然銘竹の繊細な美しさをリアルに再現し、あらゆるシーンにフィットする新商品「リアルフィット」を発売した。人工竹垣のパイオニアである同社の新しいシリーズ。 
 従来の人工竹垣は、敷地を囲う垣根として使うことや、「和」のイメージが強く、住宅用地の狭小地化、和風住宅の減少などの理由で「竹垣を提案する機会が少なくなった」という話を、同社は得意先である庭園資材問屋やエクステリア建材問屋などから多数聞いていたという。
 そうした中、リアルフィットは、人工竹を従来とは異なる場所や、竹垣だけではなく、竹パーツとして垣根とは異なる和モダンのアクセントにも幅広く提案できるよう開発された。
 同社は、人工竹を30年以上前に発売した時から天然竹の美しさの再現を追求。リアルフィットは京都の天然銘竹の繊細な美しさを今まで以上にリアルに再現したパネルだとしている。
 【商品特徴】
●京都の天然銘竹の繊細な美しさをリアルに再現
●和のアクセントパーツとして様々な場所にフィット
●耐候性試験で実証された確かな高品質
●簡単にブロック塀や門塀への壁貼り施工が可能
●豊富な7種類のバリエーションを用意
●簡単に現場で切り詰め加工が出来るパネル形状
●取り付け後ビスが見えない綺麗な仕上げが可能
●壁貼り仕様の押縁、笠竹は専用部品で簡単接着取付  
 【価格】
●リアルフィットW300×L1800…設計価格9200円、※青竹は1万2000円
●リアルフィット壁貼り用パネルW300×L1800…設計価格1万200円、※青竹は1万3000円
●リアルフィット壁貼り用斜めパネルW600×L600…設計価格1万5000円、※青竹は1万9000円
(価格はすべて税別・施工費別途)

「創立70年記念式典・
謝恩パーティー」を盛大に開催
山 善 大阪・東京の両会場に1274名

 山善(社長=中田繞氏、本社=大阪市西区)は、今年創立70年目を迎えるにあたり、5月17日にホテルニューオータニ大阪(大阪市中央区)、23日に帝国ホテル東京(東京都千代田区)で、取引先企業などを招き「創立70年記念式典・謝恩パーティー」を開催した。大阪で開催された同パーティーの出席者数は得意先384社384名、仕入先・金融機関等190社190名、山善社員84名、合計658名。東京は得意先413社413名、仕入先等125社125名、山善社員78名、合計616名。両会場の出席者総計は1274名と盛大に開催された。
 東京で開催された同パーティーは、東日本・名古屋以東の得意先、仕入先等が出席し盛会となった。謝恩パーティーの後半では、歌手の堀内孝雄氏によるステージショーもあり、華やいだ雰囲気の中執り行われた。
 開会挨拶を吉居亨山善会長、中田繞山善社長が、来賓挨拶を竹澤薫ナンシン機工社長、羽賀象二郎東陽社長がそれぞれ行い、中川徹ミツトヨ社長の乾杯で開宴。山善70年の節目を共に祝い、山本政美山善副社長の閉会の挨拶で終了した。
 【吉居亨山善会長 開会挨拶要旨】
 山善は創立70年目を迎えますが、これもひとえに皆様のご支援によるものです。厚く御礼申し上げます。また、全社員が一丸となり、「有言実行」「為せば成る」と何事にも立ち向かって乗り越えてきたからだと思います。私は、「有言実行」を座右の銘としてきました。自分のやることを周囲に有言する。有言した以上は、後に引けないから、本気になって取り組む。その本気のまっすぐな気持ちと行動が、周囲を動かし、ひとつになって目標に突き進むことができると考えています。
 人の潜在力には計り知れないものがありますが、実行するための鍵となるのは、「夢」を持つことではないでしょうか。夢は「見る」ものではなく「実現させる」もの。「夢」を持つことで、いかに実現するかを本気で考えます。本気で取り組めば、必ず実現できるものです。夢を持てない人、会社に発展はありません。皆様に「さすが!山善」と「驚き(アメイズ)」を感じていただけるような会社として、100年、150年と発展し続けていきたいと考えています。
 【中田繞山善社長 開会挨拶要旨】 
 皆様のご支援により山善は創立70年目を迎える事ができました。心より感謝申し上げます。当社の70期は、公表計画を上回り過去最高の業績となりました。私事ですが、社長に就任して1期全体の経営に当たった初めての決算でした。
 今年度から新しい3カ年中期経営計画「ONEXT YAMAZEN 2018(ワンネクスト山善2018)」がスタートしました。“ONEXT”は、“ONE”と“NEXT”を合わせた造語ですが、皆様との「連帯共存」の絆をさらに強くし、ひとつとなって総合力を発揮し、相互発展を次世代に繋げていきます。新計画では2019年3月期に「売上高5000億円・経常利益150億円」という目標を掲げ、「生産性の向上」「海外展開の拡大」「次世代に向けた人材育成」の3つの指針のもと、10のテーマに取り組みます。前3カ年計画のコンセプト「amaze in YamazeN(驚きは山善の中にある)」を新計画でも継続し、「さすが!山善」と感じていただけるような様々な驚き(アメイズ)≠、つぎつぎと打ち出していきます。あくまで正攻法で、「当たり前のことを、真剣になって、ちゃんとやる」「出来るまでやり続ける」という強い信念で、大きな夢の達成に社員一丸となって取り組みます。
 【山本政美山善副社長 閉会挨拶要旨】
 山善は創立70年目を迎えることが出来ました。これもひとえに皆様の暖かいご支援のお蔭です。重ねて厚く感謝申し上げます。
 私共専門商社の重要な「役割と使命」は、「メーカー様の、大事な製品」を、「お得意先様」を通じて、より多く、より広く、より深く、マーケットに流通させるお手伝いをする事と認識しています。そして、今まで以上に皆様のご期待にお応えし、信頼され支持される会社を目指して全社一丸となって努力してまいります。しかしながら、目標達成は当社の力だけでは不可能です。皆様のご協力無くして出来るものではありません。今後とも暖かいご指導を心からお願い申し上げます。 
 (山善発表のニュースリリースより)

ダイジェット工業
ジャイアントラジアス
CBNチップ発売超高速加工が可能に

 ダイジェット工業(社長=生悦住歩氏、本社=大阪市平野区加美東2-1-18)は、ミラーボール用ジャイアントラジアスチップGRM形〈材種JBN245〉の販売を6月17日より開始する。
 超高速加工による加工時間の大幅短縮や大型プレス金型加工などの無人稼働に対応するため、昨年発売されたミラーボール用「ジャイアントラジアス」チップのラインナップにCBN材種を追加した。
 CBNを採用したことにより、鋳物・ダクタイル鋳鉄の超高速加工と長寿命化が可能になったことが特長。また、加工面粗度に優れ、みがき工程の削減や時間短縮が可能となった。主な用途は、鋳鉄、ダクタイル鋳鉄の超仕上げ加工。
 サイズはφ16×R5、φ20×R6、φ25×R8、φ30×R10の4サイズ。
 標準価格は8万7200円〜11万6000円で、同社では初年度販売目標を1000万円としている。

平成28年3月期は減収増益
次期は売上高増を予想
ダイジェット工業決算(連結)

 ダイジェット工業は5月11日、同社の平成28年3月期決算(連結)を発表した。
 売上高は、国内販売、輸出ともに前期を下回り、全体で前期比2・3%減の98億8900万円となった。
 収益面では、積極的な設備投資による増産効果が現れ、営業利益は前期比11・6%増の5億7300万円となり、経常利益は同4・1%増の5億7200万円、親会社株主に帰属する当期純利益は同113・7%増の5億2100万円となった。
 切削工具では、高硬度材加工用工具向けに開発した新材種「DH102」を得意分野の金型加工用工具を中心に商品化し、主力商品である高精度刃先交換式エンドミル「ミラーボール」「ミラーラジアス」用チップではシリーズを拡張。さらにソリッドボールエンドミルでは硬さ70HRCの高硬度材が加工可能な新製品「ワンカットボール70」を発売したほか、穴あけ用工具では発売後好評の「タイラードリル」を顧客ニーズに応えて寸法拡張するなど、販売拡大に努めた。また、耐摩耗工具では複合新材料「サーメタル」の市場展開・用途開発も継続して積極的に行い、売上の増大を図るとともに、技術サービスの充実や新製品の開発にも積極的に取り組んだ。
 国内販売は、焼肌チップの販売伸び悩みが影響し、前期比3・2%減の55億5000万円となり、輸出は同1・1%減の43億3800万円となった。輸出を地域別に見ると、北米向けが同1・1%減の9億8100万円、欧州向けが同2・7%増の10億9000万円、アジア向けが同3・1%減の21億6400万円、その他地域向けが同1・8%増の1億200万円となり、この結果、売上高に占める輸出の割合は、前期に比べ0・6ポイント増加し43・9%となった。
 製品別では、焼肌チップが前期比13・1%減の12億8600万円、切削工具が同1・5%減の70億5400万円、耐摩耗工具が同5・4%増の15億2400万円となった。
 【次期の見通し】
 平成29年3月期は、国内外において売上の増大に努めるとともに一層の原価低減を果たすことにより、売上高は前期比1・1%増の100億円、営業利益は同4・7%増の6億円、経常利益は同4・8%増の6億円、親会社株主に帰属する当期純利益は同23・4%減の4億円を連結業績予想としている。
 次期の為替レートは1米ドル110円、1ユーロ130円を想定。
役員人事
 ダイジェット工業は、5月11日開催の取締役会において次の役員等の異動を内定した。今回の異動については、6月28日開催予定の第90回定時株主総会及びその後の取締役会において正式に決定される予定。
※敬称略
 (1)新任取締役候補
 取締役生技部長=中田敏也(現・業務役員生技部長兼技師長) 
 (2)退任予定取締役
 取締役経理部長=生悦住英臣(顧問に就任予定)
 (3)役員の担当職務の変更
 取締役総務部長兼経理部長代行=稲田伸一郎(現・取締役総務部長)
 (4)新任業務役員
 業務役員生産企画部長兼三重事業所長=太田映(現・生産企画部長兼三重事業所長)

 【役員等の体制】
(6月28日付予定)
※敬称略
 ◎取締役(監査等委員を除く)
 代表取締役会長=生悦住望▽代表取締役社長=生悦住歩▽常務取締役営業・製造・技術担当兼黛杰漢金(滄州)精密模具有限公司董事長=古林雄一▽取締役総務部長兼経理部長代行=稲田伸一郎
▽取締役生技部長=中田敏也
 ◎取締役(監査等委員) 取締役=中森茂(常勤)▽取締役=田畑義二(社外)▽取締役=小島康秀(社外)
 ◎業務役員
 業務役員耐摩工具事業部長=森章司▽業務役員営業部長兼ダイジェット・インコーポレーテッド社長=堀滋▽業務役員中国担当部長=高永明▽業務役員生産企画部長兼三重事業所長=太田映

2P・2Pアース付き兼用
新開発防雨型コンセント装備
ハタヤリミテッド 新レインボーリール

 ハタヤリミテッド(社長=足立憲泰氏、本社=名古屋市中区)から好評発売中の「レインボーリール」が、新開発の『兼用防雨型コンセント』(特許出願済)を装備。新レインボーリールとしてモデルチェンジし、今回新発売された。
 コンセントの差し込み孔位置は、2Pコンセントは中心に、2Pアース付きコンセントは3・15_偏芯しており、防雨型2Pアース付きコンセントに防雨型2Pプラグは接続できない。無理に押し込んで接続しても嵌合(かんごう)部に隙間ができ、コンセント内部に水が浸入してしまう。新開発の『兼用防雨型コンセント』は独自の機構を採用し、防雨型2Pプラグを接続しても隙間なくピッタリとはまる設計となっている。
 そのほかにも、コンセント内部への水やホコリの侵入を防ぐ「コンセント防雨キャップ&アース端子」や、巻いたまま長時間使用したり定格電流を超えて使用すると起こる電線の異常な温度上昇を感知しコンセントへの給電をストップする「自動復帰型温度センサー」(SBE型のみ)を搭載するなど、使い勝手の良さは格段にアップしている。
 販売価格は、標準型GE-30K(電線長さ30b、125ボルト・6アンペア)▽2万2000円。漏電遮断器付きBE-30K(電線長さ30b、100ボルト・6アンペア)▽2万6300円など(価格はいずれも税別)。なお、2Pコンセントタイプは従来タイプとなっている(CE-30型、GE-30型)。本製品に関して詳しくは、ハタヤリミテッド顧客サービスデスク▽通話料無料のフリーコール=0120(686)888、または同社ホームページ▽http://www.hataya.jpまで。

LIXIL
人事異動を発表

 住まいと暮らしの総合住生活企業LIXIL(社長=瀬戸欣哉氏、本社=東京都千代田区)は、5月26日付で以下2名の人事異動を行ったと発表した。

 ●森田佳幸氏▽旧職のLIXIL Housing Technology(以下、LHT)エクステリアシステム事業本部エクステリア事業部 前橋LIXIL製作所 粕川工場長から、新職のLHTエクステリアシステム事業本部エクステリア事業部エクステリア製造部長へ。

 ●西村圭一氏▽旧職のLHTウインドウシステム事業本部サッシ事業部ASEAN生産部門TOSTEM THAI CO.,LTD.加工部門(FAB)General Managerから、新職のLHTエクステリアシステム事業本部エクステリア事業部 前橋LIXIL製作所 粕川工場長へ。

光るどろだんごづくり20万人達成
INAXライブミュージアム

 土とやきものの魅力を伝えるLIXILの文化施設『INAXライブミュージアム』(館長=宮和夫氏、所在地=愛知県常滑市)が2006年10月から開講している、土の魅力を体感するワークショップ「光るどろだんごづくり体験教室」の参加人数が、5月23日開催の回で延べ20万人を超え、同ミュージアムは「20万人達成セレモニー」を開催した。
 見事20万人目の体験者となったのは、名古屋市在住の吉行さん(小学5年生)。今回が2回目の参加という吉行さんは「1回目はキレイに光らせることができなかったけど、今日はキレイにできた。また参加して、季節の限定色を作りたい」と感想を話してくれた。吉行さんには、住宮館長からバラをデザインした陶器製の記念の盾と花束が手渡された。
 光るどろだんごづくりは、2006年10月、同ミュージアムのグランドオープンに際して新設された「土・どろんこ館」にて土の体験教室としてスタート。誰でも気軽に制作が楽しめることから、子供から大人まで幅広い層に人気がある。今年4月にはシンガポールの複合芸術施設「Esplanade-Theaters on The Bay」で体験教室を開催するなど、海外でも人気のイベントとして定着しつつある。今秋には、9回目の開催となる「光るどろだんご全国大会」が予定されている。


2016年6月25 2602号
MECT2017出展募集開始は11月を予定
今期(平成28年度・29年度)体制決まる
愛機工 6月理事会開催

 愛知県機械工具商業協同組合(理事長=伊藤高潤氏・春日鋼機会長)は6月2日、名古屋市中区の東京第一ホテル錦で6月理事会を開催。理事・監事合わせて26名が出席し、各種報告事項などを確認しあった。理事会の後は、経済アナリストで明治大学大学院兼任講師でもある小田切尚登氏を講師に招き、経営者・管理者セミナーが開催された。
 理事会では、以下の内容が報告・審議された。
 1.新理事・監事紹介▽熊田誠司理事(久満田商会・北支部)、斉藤健治理事(三豊・三河支部)、佐藤光緑監事(佐悦)の3名が紹介された。
 2.会員の増強活動について▽4月1日現在、組合員251社、賛助会員106社。
 3.平成28年度通常総会について服部健理事(組合総務部部長・伊吹産業)より報告▽平成28年度通常総会を5月12日、名古屋ガーデンパレスで開催。本人出席88名、委任状116名、合計204名。来賓7名、賛助会員48名、事務局2名、報道4名、当日出席総勢149名。総会は佐々木伸之理事(太田廣)が司会を務め、志知亨理事(志知)の議長で議案審議に移り、第1号議案から第6号議案まで原案通り承認可決した。任期満了に伴う役員改選では、理事候補者34名(うち新任2名)と監事2名(うち新任1名)が全員承認された後、第1回理事会を開き三役を選出。互選の結果、伊藤理事長、水谷隆彦副理事長(ミズタニ機販)、高田研至副理事長(井高)、森田乾嗣会計理事(モリタ)がそれぞれ留任した。次年度総会の日程は、2017年5月23日(火)、名古屋ガーデンパレスでの開催が予定されている。
 4.平成28年度〜同29年度役員組織について伊藤理事長より報告▽6月1日に三役会を開催し今期(平成28年度・同29年度)の理事会組織を編成した。編成においては各部会所属の理事の異動は行わず、新任の熊田理事は福利厚生部、斉藤理事は事業部に所属。今回は大幅な異動を想定しないため、三役で組織編成を調整した。また、森田会計理事が兼務していた事業部部長には、新たに伊藤正人理事(伊藤信産業)が就任した。森田会計理事はMECT副実行委員長として展示会に携わる。なお、理事を勇退された野田道典前理事長(ノダキ)は相談役に就任した。
 5.第76回親善野球大会について長村康義理事(組合福利厚生部部長・長村商店)より報告▽第76回大会は5月14日、一宮総合運動場にて開幕した。参加32社・33チーム(Aゾーン16、Bゾーン17)。当日は長村部長はじめ福利厚生部理事と森庸一理事(組合青年部部長・森哲)、滝澤有一理事(組合青年部副部長・松本商店)および青年部員も出席して開会式を開催し、A・Bゾーンの1回戦4試合を行った。大会2日目は5月21日、江南市民球場で1回戦4試合を行った。当面の日程は、6月11日(大会3日目・終了済み)、7月23日(土)(大会4日目)の開催を予定。会期は10月までを予定している。
 6.研修会予定について林正人理事(組合経営対策部部長・広島商事)より報告▽@経営者・管理者セミナー「激動する世界の中の日本経済」を本理事会終了後に開催。世界の経済状況が、ここ10年あまりで大きく変化するなか、中国が経済・軍事大国として台頭し、米国は揺らいでおり、欧州はさらに厳しい状況にある。これらを背景に日本経済はどうなるのかを解説。講師は小田切尚登氏。Aツール・エンジニア・スクールを9月8日(木)〜同10日(土)の日程で、中部ポリテクセンターにて開催。B社員教育事業(MBCの受講申込が多いテーマを組合主催として実施する予定)。
 7.人材開発委員会について事務局より報告▽人材開発委員会は、中部ブロックとして「ビジネス最前線・管理者ビデオセミナー」を7月6日(水)にウインクあいちで開催する。同委員会が支援し、岐阜機工会の幹事で9月9日(金)・同10日(土)に開催する「全国機工流通若手会」の案内を6月はじめに配信。若手交流会は、青年部の枠を外し全国各地の会員に案内しているもので、業界を担うリーダーの発掘と育成を目指すとともに、各地域の情報交換および交流を図っている。参加対象に年齢制限は無く、交流会に興味があり自称若手を自負する人材なら自由に参加できる。
 8.部会報告(抜粋)▽【情報部】組合報春号を6月はじめに発送。人材開発委員会の動画配信システムについては業者に委託し「ものづくりを支える機工商社マン」をテスト配信中。組合員景況調査を4月1日実施。【経営対策部】人材開発委員会と並行して社員研修を中心に各種セミナーを企画する。【事業部】自動車リース、共済保険、ガソリンカード、各種保険などの取次事業に取組む。また、MECT2017展については出展者の募集を11月に予定しているため、従来通り9月に組合実行委員会を設置して展示会事業への取組みを開始する。【青年部】平成28年度総会を6月3日、東京第一ホテル錦で開催。ほか、当面の事業は、恒例のキャンプの集いを8月6日(土)〜同7日(日)に開催する。なお、今回はキャンプ場が「すぎの子キャンプ場バンガロー村(岐阜県関市板取)」に変更される。周辺の環境や施設など使い勝手を確認して事故が起こらないよう注意する。【福利厚生部】親睦ゴルフ大会は9月または10月開催を予定している。
 9.訃報▽眞野宏敏元理事(ツシマ会長・三河支部)が4月24日永眠。77歳。通夜式が4月27日、告別式が同28日に営まれた。
 10 .その他▽@事務局夏期休業日は、8月11日(木)から同16日(火)まで。A年内の理事会日程は、8月9日(火)、10月4日(火)、12月6日(火)。いずれも東京第一ホテル錦で開催。

評価給・役職手当の改定に続いて
トラスコ中山 基本給もベースアップ

 機械工具卸商社のトラスコ中山(社長=中山哲也氏、本社=東京都港区)は6月3日、従業員の持続的な企業成長への貢献度を高めることを目的として、平成29年より随時、社員の基本給及びパートタイマーの時給引き上げを行うと発表した。引き上げ幅は、社員の基本給が一律9000円、パートタイマーの時給が一律30円としている。
 同社は昨年から3か年計画で評価給・役職手当の改定を進めているが、今回さらに基本給の改定を行う。これに伴い、初任給も23万6000円から24万5000円に引き上げることで、優秀な人材の獲得、社員のモチベーション向上による業績拡大を目指す。
 実施は、パートタイマーの時給引き上げが平成29年1月から、社員の基本給引き上げが同年4月から。
 平成27年からの評価給・役職手当及び今回の基本給改定により平成26年と比較した場合、全社員の平均年収は約10%アップすると予想される。
●全社員(平均年齢39・6歳)平均年収…636万円(平成26年)↓696万円(平成29年予想)※9%アップ
●支店長・課長・センター長(平均年齢43・0歳)平均年収…936万円(平成26年)↓1108万円(平成29年予想)※18%アップ
 総会の冒頭、廣瀬理事長が「理事長となって2年間、皆様のお力添えにより大過なく過ごせたことに感謝します。この間、我々を取り巻く環境は大変厳しくなっており、最初のころ期待していたアベノミクスも、大都市圏では順調に機能していると思いますが、この地方の岐阜においては中々恩恵にあずかれません。岐阜県の建設業を見てみると、地域ベース、商品ベースでまだら模様と厳しい環境が続いており、皆様も日々ご苦労をされていると思いますが、この市場で生き残っていくには皆様それぞれの立場で努力し、取扱商品をさらに磨いた上に、新しい商材、新しいお客様を開拓する以外に道はないと感じています。既存のお客様を徹底的に守り、新規開拓、新商品の開発。この守備と攻撃を両方やり続けることが肝要かと思っています。メーカー様とお客様の間に立って、必要な会社と認めてもらえるよう努力したい」と挨拶。

山田康博理事(山彦相談役)が勇退
廣瀬理事長2期目スタート
岐阜県管工機材商組合第39回通常総会開催

 岐阜県管工機材商組合(理事長=廣瀬功氏・瓶由社長)は、5月17日午後5時30分より岐阜市長良川河畔の岐阜グランドホテルにて第39回通常総会を開いた。役員改選では廣瀬理事長を再任したほか、新理事に山田進路氏(山彦社長)、浦瀬武夫氏(西部管商社長)を選任した。理事長経験もあり長年理事として業界発展に努めてきた山田康博氏(山彦相談役)と、山田芳弘氏(関建材社長)は理事を退任した。 廣瀬理事長を議長に選出して議事に入り、第1号議案=平成27年度事業報告並びに収支決算報告承認の件、第2号議案=任期満了に伴う役員改選の件、第3号議案=平成28年度事業計画並びに収支予算(案)承認の件、第4号議案=実務責任者会議(木曜会)報告承認の件について審議し、すべての議案を原案通り承認可決した。
 総会終了後は懇親会が催され、山田康博氏が「今回で引退。ここでお世話になった22年間は、私の人生にとって大変楽しく充実した時でした。これも皆様のご厚意のおかげと思っています。本当にありがとうございました」と挨拶し乾杯の音頭をとった。
 会場のホテル最上階のレストランから、眼下で繰り広げられる鵜飼を見ながら会食を楽しみ、歓談が進む中、渡部勝裕理事(大東社長)の中締めで散会した。
 【新役員】 敬称略
▽理事長=廣瀬功(瓶由)
▽副理事長=奥村威彦(安田)
▽理事=塚原正義(協栄商事)
▽理事=白木伸道(白木商会)
▽理事=山田謙一(山兼)
▽理事=渡部勝裕(大東)
▽理事=山田進路(山彦)※新任
▽理事=浦瀬武夫(西部管商)※新任
▽監事=木野村文彦(木野村)
▽監事=岩田充(イワタ)

熊本機械工具商組合へ見舞金贈呈
全日本機械工具商連合会

 全日本機械工具商連合会(会長=前西孝夫氏・エバオン会長)は、6月6日正午より熊本市南区の「水とり熊本本店」において、熊本機械工具商組合例会の席で、平成28年熊本地震の被害にあわれた会員15社に対し見舞金を贈呈した。
 挨拶に立った前西会長は、「全機工連会員から熊本機械工具商組合の皆さんの被害状況の問合せが相次ぎ、大変困難な状況の中で、熊本機械工具商組合高橋不二夫理事長(米善機工社長)に会員15社の被害の実態を調べていただいた。被害の状況は数社で在庫品の損害を受けたが、社屋や設備(車両含む)に被害はなく、また人的被害もなかったと報告を受けてホッとした。しかしこれまでに例のない余震が続き、どのタイミングで皆様をお見舞いすべきか悩んでいた。ここに来て余震も大分おさまってきたので、今日に設定させていただいた。本来、皆様の例会は明日(7日)の予定であるとお聞きをしていたが、調整いただいたことに感謝申し上げたい」と述べた。その後、一條茂事務局長から全機工連に集う各組合・機工会からの問合せ状況、例会の内容の広報活動予定などが報告された。
 例会には15社中13社が出席し、出席者一人一人より会社や取引先の復旧状況について報告された。熊本機械工具商組合の高橋理事長は「自然災害は防ぐことは出来ないが、如何に減災するか、企業の存続のためリスク管理をどうするかが問われた。熊本は地震が少なく、阪神淡路、東日本大震災の経験がいかされていない点を感じた。一方で、多くの方々からご支援をいただいた。また、取引先の会社から驚くほど迅速な支援をいただいた。避難先ではお互いが励まし合い人の絆を深く感じた」と述べた。
 他の出席者からも、思いもかけない支援をいただき深く感謝を申し上げたい等の感想が述べられた。取引先である大手企業の立ち上がりが遅れており、我々が頑張って復旧の役に立とうと確認し、例会を終了した。

マイナンバー制度導入に伴う
規約の一部改正などを承認
愛知県金物商工協組 平成28年度通常総会開催

 愛知県金物商工協同組合(理事長=印藤武司氏・印藤産業社長)は、5月24日午後5時より名古屋市中区の東京第一ホテル錦において平成28年度通常総会を開催した。
 司会の伊藤事務局長から資格審査発表(組合員総数34社中30社出席、委任状含む)があった後、服部晃副理事長(美和興業社長)が総会の開会を告げた。
 挨拶に臨んだ印藤理事長は「4月に熊本で震度7の大きな地震が発生しました。被害にあわれた方にはお見舞い申し上げ、お亡くなりになられた方々のご冥福をお祈りいたします。当地区は30年前から東海・東南海地震がいつ発生してもおかしくないと言われ続けています。今後30年のうちには必ず起こるとも言われています。皆様には、十分に防災意識をもって、必ず来るのだという備えをしていただきたい。経済に関しては、今年の賀詞交歓会で、中部地区は名古屋駅前の開発やリニア中央新幹線の開業を2027年に控え、名古屋は元気だという話をしました。名古屋の駅前には立派な建物が建っていますが、なかなか我々にはその恩恵が来ていないような気がします。このような時ですから一層組合に対してご理解とご協力を賜り、組合が活性化し維持できるよう宜しくお願いいたします」と述べた。
 議長に印藤理事長を選任して議案審議が行われ、第1号議案=平成27年度事業報告書、財産目録、貸借対照表、損益計算書及び剰余金処分(案)承認の件、第2号議案=平成28年度事業計画書(案)及び収支予算(案)承認の件、第3号議案=平成28年度経費の賦課徴収方法(案)承認の件、第4号議案=マイナンバー制度導入に伴う労働保険事務処理規約の一部改正並びに基本方針、事務取扱規定の制定承認の件について全会一致で承認可決された。
 来賓挨拶では、名古屋市の田川哲哉市民経済局産業部産業労働課産業企画係長が河村たかし名古屋市長の祝辞を代読し「日本が人口減少社会の局面に入った現在、2020年には東京オリンピックの開催、2027年にはリニア中央新幹線の開業を控え、都市魅力の向上をはじめとした、都市間競争の重要性がますます増してきております。当地域の産業は、高度な技術・技能を持った人材や、これまでイノベーションを繰り返して成長してきた企業の皆様をはじめ、多彩で魅力的な産業資源をもとに、堅実な成長を続けてきました。今後もこれまでの実績を糧に絶え間なく発展していくためには、本市の経済を支える中心である中小企業の皆様の挑戦を支援していくことが重要であると考えております。本市におきましては、本年度から5年間で取り組むべき産業振興施策および就労支援施策の基本方針と施策の方向性を示す『名古屋市産業振興ビジョン2020』を策定いたしました。このビジョンにおいては、業種や規模の大小にかかわらず、意欲ある誰もが様々な場所、場面で主役となって新たな価値を生み出し、ビジネスに挑戦し、生き生きと働き輝ける魅力ある街にして行こうという方向性を示しました。中小企業団体の皆様や、国や県、金融機関、各種支援機関との連携をさらに深めつつ、中小企業の皆様の経営基盤の強化や新たな取り組みへの挑戦を支援し、新たな価値が生まれ続ける街、名古屋の実現を目指してまいります」と述べた。
 服部副理事長の閉会の辞で総会を終了。
 総会後は会場を移して懇親会が開かれ、参加者は和やかに歓談し親睦を深めた。

事業計画など全議案を承認
新理事長に上野平雅裕氏(名上鈑金工業所)
ナゴヤ西部機械協組 平成28年度通常総会開催

 ナゴヤ西部機械協同組合は、5月26日午後6時より名古屋市中村区のウインクあいちにて平成28年度通常総会を開いた。
 資格審査では司会者から会員総数21社、出席者総数17社(委任状含む)により総会が成立すると宣言された。
 近藤和夫理事長(近藤金属工業社長)が「今年に入り色々な問題により経済情勢は非常に不安定になっており、平均株価も上下し安定しない状態です。今後もこのような状況は続くとみられ、今は耐える時期だと思っています。こうした中、愛知県鉄工連合会様からも中小企業の現状を中央に働きかけていただいて、何か良い方策があればと存じます。当組合は、最大100社近い組合員がおりましたが、現在は21社と寂しい現状です。なかなか新しいことはできませんでしたが、何とか皆さんのご協力を賜り今後も組合を継続していきたいと思います。ご協力のほど宜しくお願いします」と挨拶。
 会則により、近藤理事長が議長を務めて議案審議を行い、第1号議案=平成27年度事業報告書及び決算関係書類承認の件、第2号議案=平成28年度事業計画(案)及び収支予算(案)承認の件、第3号議案=会費賦課徴収方法承認の件、第4号議案=組合の借入最高限度額承認の件を原案通り承認可決した。
 平成28年度の主な事業として、経営者セミナー、ビアパーティー、ボウリング大会などを計画している。
 第5号議案=任期満了に伴う役員改選は、指名推選方式がとられ、島内司氏(島内製作所社長)を委員長とする選考委員会によって推選された役員候補者全員を、全会一致で承認。直ちに第1回理事会を開き、互選の結果、新理事長に上野平雅裕氏(名上鈑金工業所社長)、新副理事長に島内司氏を選任。監事に加納勝年氏(加納製作所社長)と新ヶ江勇氏(林鉄工社長)を再任した。
 上野平新理事長より「近藤理事長に比べますと力不足ではありますが、精一杯2年間務めさせていただきますので、皆様のご支援ご協力をお願いいたします」と就任の挨拶が行われた。
 来賓挨拶で一般社団法人愛知県鉄工連合会の小山功常務理事が祝辞を述べ、以上で総会を終了した。
 その後に開かれた懇親会では、来賓も交えて和やかに情報交換が行われ、親睦を深めた。
 【新役員】 敬称略
▽理事長=上野平雅裕(名上鈑金工業所)※新任
▽副理事長=島内司(島内製作所)※新任
▽理事=近藤和夫(近藤金属工業)
▽理事=加藤丈人(加藤製作所)
▽理事=伊藤稔浩(伊藤精工)
▽理事=宮木良郎(宮木製作所)
▽理事=水谷雅之(日鐵商会)
▽理事=今枝晃司(コサカ精工)
▽理事=生田涌希(フジキカイ)
▽監事=加納勝年(加納製作所)
▽監事=新ヶ江勇(林鉄工)

JIMTOF2016見学研修会など企画
国内シェアbP目指し会員団結
中部タンガロイ特約店会 平成28年度定時総会

 中部タンガロイ特約店会(会長=水谷彰宏氏・東亜機工社長)は4月22日、滋賀県大津市のびわ湖大津プリンスホテルで平成28年度第24回定時総会を開催。正会員67社のうち過半数を超える47社が出席し、本総会は成立した。水谷会長の挨拶の後、会則に従って水谷会長が議長に就任。以下の議案審議が行われた。
 【第1号議案】平成27年度事業報告▽議案について事務局より報告があり、これが承認された。
 【第2号議案】平成27年度収支決算報告ならびに会計監査結果報告▽平成27年度収支決算について事務局より報告。続いて、会計監事の嶋ア晴久氏(シマザキ商会社長)による監査結果が報告され、これらが承認可決された。
 【第3号議案】平成28年度事業計画案▽議案について事務局より報告があり、これらが承認可決された。平成28年度中に予定されている事業は以下の通り。@4月22日=定時総会・タンガロイ行事・懇親会を開催(当日開催済み)。A12月・平成29年3月=役員会開催予定。B4月〜10月=名古屋、浜松を会場にセールスマン研修会(計6回)を実施予定。C平成29年2月〜3月=タンガロイ各営業所管轄エリアにて地区ユーザー講習会を実施予定。D7月15日(金沢地区)・同22日(名古屋地区)=販売促進懇親会を開催予定。E平成29年1月12日〓名古屋市中村区の名古屋マリオットアソシアホテルにて新年賀詞交歓会を開催予定。
 【第4号議案】平成28年度収支予算案▽議案について事務局より報告があり、これらが承認可決された。
 各議案審議終了後、水谷会長から、熊本地震で被災された方々へ寄付金を送りたいとの提案があり、これが満場一致で承認可決された。どこへ、どのように送るかは、水谷会長と事務局に一任された。また会員の異動について、3月31日付で1社が退会。新たに三賀(社長=杉浦一暢氏、所在地=静岡県浜松市)が入会したと事務局より報告があった。最後は、賛助会員を代表して高田研至氏(井高社長)の挨拶、石原清延中部タンガロイ特約店会副会長(石原商事社長)による閉会の挨拶で本総会は終了した。
 休憩を挟んで開催されたタンガロイ行事では、まず、平成27年度成績優良特約店表彰が行われ、受賞した各会員には木下聡氏(タンガロイ社長)から感謝状が贈呈された。各賞受賞者は以下の通り。●最優秀賞▽大和商会。●優秀賞▽新栄商會、伸榮商會、疋田産業、大宝。●拡販賞▽シマザキ商会、東亜機工、澤商、マルマン商事、大東通商。(成績上位順)
 続いて、
木下社長と和泉剛司氏(タンガロイ執行役員営業本部長)から同社の今年度の会社方針が説明された。木下社長は「我が社の今年度のテーマは“倍速加工の提案”です。連結売上高予算は国内切削工具の分野にプラス8%、全体ではプラス12%を組みました。また、全世界で展開中の『TUNGFORCEキャンペーン』に全力をあげて取り組むとともに、今年11月に開催が予定されている『JIMTOF2016』に向けて新製品を続々とリリースしていく予定です」と、会社方針についてコメント。また和泉営業本部長は「国内シェアbPの座を奪還するため開発スピードをさらにアップさせるとともに、“世界基準をいわきから。”のスローガンのもと、我が社のグローバルイメージを高めていきます。さらに、9月30日まで開催予定の『TUNGFORCEキャンペーン』や、『JIMTOF2016見学研修会』へのご招待、地区ユーザー講習会など各種セミナーの開催、工場見学の来場促進など、さまざまなキャンペーンや催しを予定しております」と同社の今年度の営業取り組みを発表した。

ポジインサート アイテム拡充
耐熱合金旋削加工用「 AH8000シリーズ」
タンガロイ 5月13日全国発売

 タンガロイ(社長=木下聡氏、本社=福島県いわき市)は、耐熱合金旋削加工用「AH8000シリーズ」(写真)のアイテムを拡充し、5月13日より全国で発売を開始した。
 耐熱合金旋削加工用新PVD材種「AH8000シリーズ」には、世界初となる高AI積層被膜技術が採用されている。この新技術の採用により驚異的な耐摩耗性と耐欠損性が両立でき、耐熱合金加工で発生しやすい境界損傷・クレータ損傷・溶着の抑制に優れた効果が期待できるという。同シリーズのラインアップには、耐摩耗性と耐欠損性のバランスに優れた第一推奨材種である「AH8015」と、耐摩耗性に優れた高硬度材種「AH8005」の2材種が設定されている。また、この新材種には、従来から好評の新表面平滑化技術『Premium Tec』が採用され、さらなる安定加工と長寿命化が実現している。
 同社は「今回、AH8000シリーズにポジインサートを拡充したことにより、ご好評いただいているネガインサートとの組み合わせで、トータルツーリングを実現できるようにいたしました。耐熱合金旋削加工のあらゆる切削領域をカバーすることができ、幅広い加工にご利用いただけるかと思います。弊社では、初年度の販売はシリーズ全体で7億2000万円を見込んでいます」とコメントしている。
 主な形番と標準価格は以下のとおり。●インサート/CCMT09T308-PS AH8015▽970円/CPMT120408 AH8005▽1500円/DCMT11T308-PSS AH8015▽1130円/RCMT1204M0-RS AH8015▽1060円/VCMT160404-PSF AH8005▽2310円(シリーズ全体でアイテム総数は154形番、表示価格はすべて税抜き)。

時代に即した組合運営へ定款を一新
福本豊彦理事長(フクモト)留任
中日本木工機械商協組 第54回通常総会開く

 中日本木工機械商工協同組合(理事長福本豊彦氏・フクモト会長)は、5月24日午後3時より名古屋市千種区のホテルルブラ王山において、第54回通常総会を開催した。任期満了に伴う役員改選では、昨年5月に暫定1年間で就任した福本理事長、榊原希昭副理事長(朝日工業社長)、太田義孝副理事長(太田実商店会長)の留任を決めた。任期は2年。
挨拶する福本豊彦理事長
 総会の冒頭、司会進行を務める若原透理事(若原工機社長)より組合員総数17社中、出席14社、委任状3社で総会が適法に成立することが宣言された。
 太田副理事長の開会の辞、福本理事長の挨拶に続いて、平成28年度永年勤続優良従業員表彰式がおこなわれ、勤続20年の3名、10年の4名、5年の1名、計8名が理事長表彰を受けた。受賞者を代表して菊池歳男氏(宮川工機)が謝辞を述べた。
 来賓挨拶では愛知県中小企業団体中央会の石川泰三専務理事が祝辞を述べた。
 議長に伊藤邦昭氏(メイキ社長)を選出して議事に入り、第1号議案=平成27年度事業報告承認の件、第2号議案=平成27年度決算報告承認の件・剰余金処分(案)・監査報告承認の件、第3号議案=平成28年度事業計画(案)承認の件、第4号議案=平成28年度収支予算(案)承認の件について審議の結果、いずれも原案通り承認可決した。
 今年度は主な事業活動として、総会・新年賀詞交歓会の開催、企業視察見学会の企画実施、次世代組合員の集い、製販一体のコラボレーションによる生産性向上設備投資促進税制措置の推進、組織強化対策での2種組合員の新規導入などに取り組む。
 第5号議案=組合定款の変更に関する件は、福本理事長より定款変更の経緯説明がおこなわれ、時代に即した組合運営とより一層の事業の効率化を図るため定款を全面的に変更するとして主要部分の変更箇所が報告され、すべて承認可決した。
 第6号議案=役員改選に関する件は、選考委員3名により理事9名、監事2名が選出され、理事互選の結果、理事長と2名の副理事長は留任となった(役員構成は別掲)。
 第7号議案=その他の件は、6月開催の「第4回企業視察見学会」に組合挙げて取り組み、次世代組合員からの参加を呼び掛けることなどを承認した。また、愛知県中小企業団体中央会の共済制度をサポートしている三井生命保険の担当者より、提携共済保険の補償内容について説明があった。
 【役員構成】敬称略
▽代表理事(理事長)=福本豊彦(フクモト)
▽副理事長(財務担当)=榊原希昭(朝日工業)
▽副理事長=太田義孝(太田実商店)
▽理事=杉田重勝(スギタキカイ)
▽理事=若原透(若原工機)
▽理事=小林正直(小林機械)
▽理事=板倉正利(ワイズ)
▽理事=島田昭三(シマダ機械)
▽理事(相談役)=木村秀夫(昭元産業)
▽監事=宮川嘉朗(宮川工機)
▽監事=小林俊二(小林機械工業)

常に“今が願ってもないチャンス”
楽しくなくちゃ人生じゃない!
名機工同友会 5月例会・講演会

 名機工同友会(会長=鈴木俊雄氏・マルマン商事社長)は5月30日、名古屋市中区の東京第一ホテル錦で5月例会および講演会を開催した。『工具商の未来』―イマとコレから―をテーマに、毎回メーカー社長らを講師に招き、同会メンバーらとともに業界の未来を考える講演会。今回は、三菱日立ツール社長の増田照彦氏が「一(いち)切削工具メーカーから機械工具商社へのメッセージ」と題し、約1時間にわたり講演を行った。
 2016世界の機械工具業界の見通し
 超硬工具協会と日本工具工業会、それぞれの理事長を歴任。2015年6月に両会が合併し「日本機械工具工業会」が誕生したが、その立役者となった増田氏は、自らを「タングステンの接合剤であるコバルト=vと位置付けている。そんな増田氏は、2016年の世界の機械工具業界の見通しについて「今年度の工作機械販売予測は前年同期比マイナス9・8%となるであろうとガートナーリサーチでは発表しておりますが、あくまでも社会の流れを知るうえでの参考程度として捉えるべきです。数字を見ると悲観的になりがちですが、個々の会社によって状況は違うはずです。どんな時でも今が願ってもないチャンス≠ニ思うことが大切です」と自身の見解を述べた。
 ものに心ありて まして人
 また増田氏は、参加者に向け、自身の経験なども踏まえながらメッセージを送った。「すべてのものに心があると思えば、その瞬間からものの見え方が変わります。まして人は心の塊です。我々の手掛けた製品を誰にお届けするのか? その先の人のことを考えながら、ものづくりに携わることで仕事も、そして人生も楽しく、すべてが愛おしくなるものです」。
 楽しくなくちゃ人生(会社)じゃない
 「私は、日々の生活、仕事に向き合うとき、いつも『とき』を三段階に分けて考えます。@すぐに取り組むことA継続することB人智を尽くし切ったと思ったら『ときを待つ』こと。人智を尽くし切ったとき、周りが動き出します。人智を尽くしたあなたが
点≠セとしたら、点が線になり、線が面になって、やがて三次元で立ち上がっていきます。それが喜びとなり、仕事が、会社が、そして人生が楽しくなるのです。『とき』との一期一会。あらゆる『とき』には区切りがあります。区切りのときに悔いのないよう、今を心から楽しみ、最大限に生かしましょう」。
 メイドインジャパンのプライド
 「私たち一人ひとりは、それぞれに『天にも地にも我一人 他に変わるものなし』なのですからプライドを持ちましょう。自分にプライドを持って自ら枠を作らず、自由に考えてみてください。そうすることで仕事にも新たな発想が生まれ、成功へと導いてくれます。それが、人生って面白くて素晴らしいと思える『とき』なのです」。
 講演終了後、可児宜彦氏(近代精機社長)、徳永和也氏(徳光社長)が参加者を代表して質疑応答に臨んだ。そのなかで「工具商同士が合併したとして、そのスケールメリットは何だと思いますか?」との質問に対し、増田氏は「具体的には後継者問題の解決などがあると思います。ただ、相手との違いをどう面白がれるか? それを楽しめるような相手が居たら、絶対そうなって(合弁)ほしいと思います。商社さまはこの業界に無くてはならない存在です。そうなる(合弁)ことで、さらにその存在感を大きくしてほしいと思います」との考えを示した。
 その後は、参加者全員で増田氏を囲んでの記念撮影ならびに懇親会を楽しみ、この日の全日程は終了した。次回例会は6月29日(水)、山善社長の中田繞氏を迎えての講演会が予定されている。

出品社数、来場者数ともに増加し
「2016中部パック」盛況
6次産業化に注目、講演会も人気

 包装・食品・製パン製菓・物流機械・関連機器、包装資材、食品材料、環境関連機器などの総合展「2016中部パック」(主催=一般社団法人中部包装食品機械工業会)が4月13〜16日の4日間、『見つけよう!!これからの食のために』をテーマにポートメッセなごやで開催された。
 昭和54年の初開催から数えて20回の節目の開催となった今展には、食にかかわる原料から加工製造、包装、流通、資源再利用まで幅広い分野にわたって、安全・安心、さらに環境に配慮した出品各社の新技術・新製品が一堂に展示された。また、今回初めて6次産業化推進のための特設ブースも設けられ、期間中、前回展(2014年)を上回る6万7634名が来場し、賑わいをみせた。
 初日の午前9時45分よりポートメッセなごや交流センターで開かれたオープニングセレモニーでは、名古屋市消防音楽隊(愛称=ポッカレモン消防音楽隊)の演奏とカラーガード隊「リリーエンゼルス」の演技で華やかなムードが盛り上がる中、部谷政義実行委員長(東陽機械製作所社長)が2016中部パックの開会を宣言。大村秀章愛知県知事、田辺義貴東海農政局長、梅森輝信中部包装食品機械工業会会長(ゼネラルパッカー社長)、渡辺健壱同副会長(ワタナベフーマック会長)、村田逸人同副会長(ジャパンシステム社長)によるテープカットで開幕した。
 また、同日午後6時からは名古屋市中村区の名鉄ニューグランドホテルを会場に主催者、出品メーカーらが参加してオープニングレセプションが開催され、主催者を代表して挨拶に臨んだ梅森会長は「中部地方の経済は、自動車産業が牽引しているように、回復基調にあると言われています。この名古屋駅前もリニア中央新幹線の開業に向けて再開発をしている最中です。また、三菱のMRJ量産ということも絡んで活気づいています。このような中で開催される2016中部パックも、ますます勢いを感じるところであります。本展示会は今回、20回の節目を迎えることができました。これも偏に需要業界と関係諸団体並びに出品各社のご支援ご協力の賜と深く感謝するところです。今回はお陰様で、前回よりも出品いただいた企業様が増えています。また、その中で初めてこの中部パックに出品していただく方も昨年より増加しました。今回のテーマは『見つけよう!!これからの食のために』です。日々進化している技術を極め、それを発表する場所として、出品社、来場者様が互いに展示会を通してビジネスを広める場としたいと思っています。中部パックを情報交換、商談の場と位置付けて、大きな成果をあげられることを祈念いたします」と述べた。
 来賓の紹介がおこなわれた後、部谷実行委員長の音頭で乾杯し2016中部パックの成功を祈念した。
 中部地区は全国有数の農業圏でもあり、国の成長戦略の1つとして農林水産業の6次産業化に期待が集まる中、今回ブースを特設して、今後6次産業化に取り組んでいくにあたり、生産者が生産物を商品化するまでの様々なプロセスにおける設備や受託加工、受託包装などの提案がおこなわれた。また、6次産業化の専門家による講演会も開かれ注目された。
 企業ブースでは食品機械による製造実演もおこなわれ、パンやお菓子の甘い香りが会場を包み来場者は試食を楽しんだ。
 会期中のイベントとしておこなわれた、特別講演会や出品社によるプレゼンテーションセミナーには多くの人が聴講に訪れ、こだわりの素材といちおしのお菓子を販売する「チューピープラザ〜パックDEマルシェ〜」は連日盛況。
 会場内には商社やユーザーの他、就職活動をおこなう学生向けのイベントもあり、学生の姿も多く見られた。
 また、「包装相談コーナー」が開設され、相談員が包装機械などに関する相談に応じていた。

営業利益は7割ほどまで回復
売上高過去最高を更新
ジーネット 決算記者発表会

 ジーネット(社長=古里龍平氏、本社=大阪市中央区)およびフルサトグループは5月30日、ジーネット大阪本社で2016年3月期決算について記者会見を行った。
 フルサトグループ全体の売上高は、前年同期比8・2%増となる948億5700万円、経常利益は同7・7%増となる38億5400万円、営業利益は同8・7%増となる35億5600万円(いずれも百万未満切捨て。以下同)で、営業利益に関してはリーマンショック前の7割ほどまでに回復した。セグメント別売上高は、機器・工具部門が前年同期比6・7%増となる455億円、機械・設備部門が同22・8%増となる204億4000万円、建築・配管資材部門が同1・9%増となる289億1600万円で、一部を除き増収を達成したものの、その伸び率は、やや低下傾向が見られた。
 ジーネット単体で見ると、売上高は前年同期比11・5%増となる616億2400万円、経常利益は同29・9%増となる17億5800万円、営業利益は同33・7%増となる15億9000万円であった。
 会見の中で古里社長は「2016年3月期は機械・設備部門が好調を維持し、また機器・工具部門は堅実に伸ばした一年でした。反面、同じ機器・工具部門でも海外では減収となり、建築・配管資材部門の鉄骨建築資材事業では売上予想に未達成となるなど、若干の懸念材料も見られました。こうした点も踏まえ、今期の業績予想はほぼ横ばいではないかと予想しています」と今期の業績に関しては厳しい見方を示していた。

中小企業のものづくりを応援
『新価値創造展2016』開催
東京ビッグサイトで10月31日から

 日本全国の中小企業が持つ優れた製品・技術・サービス(価値)を展示して、ビジネスマッチングを行う『新価値創造展2016』が、10月31日(月)〜11月2日(水)の3日間、東京ビッグサイトで開催される。主催は中小企業基盤整備機構。
 我が国の中小企業は独自の製品・技術・サービスを有し、社会や市場の課題解決に欠かせない存在である。「新価値創造展」は、新しいアイデアや製品・技術・サービスを求める企業・バイヤーと中小企業との出会いの場であり、出会いから商談を通じて、これまでも数多くの新製品が誕生している。
 今回から、常設展示・通年参加可能なウェブサイト上の展示会『新価値創造NAVI』が創設され二本立てで開催されることとなった。『新価値創造NAVI』は和英併記で、中小企業基盤整備機構の持つウェブマッチングサイト「ジェグテック」を利用することにより、国内のみならず、海外企業とのマッチングや中小企業のグローバル展開が可能となる。
 本展示会のテーマは、日本が誇る「ものづくり」をはじめ、AI・ビッグデータなどの「ロボット技術」、ナノテクノロジーをはじめとする「新素材・新エネルギー」、そのほか「介護・医療」、「農林水産業・食品製造の自動化」、「環境・災害対応」など6分野。
【概要】
●主催/独立行政法人中小企業基盤整備機構
●日時/2016年10月31日(月)〜同11月2日(水)10時〜18時(最終日は17時まで)
●会場/東京ビッグサイト東2・3ホール(東京都江東区有明3-11-1)
●出展者数/国内中小企業の約500社を予定
●申込締切り(展示会)
【1次締切り】
 2016年6月23日(木)
【2次締切り】
 同7月14日(木)
●公式HP/http://shinkachi.smrj.go.jp/tokyo/2016/outline/
●出展対象分野/最近注目されている以下の6つのテーマを設定し、展示会場をテーマごとにゾーニング。来訪者が出展者情報に迅速にアクセスでき、マッチングを効率よく推進できるように考慮されている。
@ものづくり▽ものづくりすべての基盤となる製品・技術・サービス(IoT/M2M、加工技術、生産技術、組込技術、摩擦・摩耗対策、接着・接合技術、表面処理・改質、計測機器・センサーなど)
Aロボット▽生産加工、サービス、介護・医療、インフラ・建設、農林水産など各分野でのロボットおよび制御技術(AI、制御技術、センサー技術、自動運転などの要素技術、ドローン、マイクロビークルなど)
B新素材・新エネルギー▽新価値・新市場の創造や、効率・機能性を向上させる製品・技術・サービス(機能性素材、機能性樹脂、ナノテク、炭素繊維、ハイブリッド材料、生体模倣材料、水素・燃料電池、太陽電池、二次電池、スマートグリッドなど)
C健康・予防・医療・介護▽ヘルスケア産業、医療介護などの分野の製品・技術・サービス(遠隔医療、診断技術・製品、在宅医療、介護製品、在宅介護、見守り、リハビリ機器、健康管理・ヘルスケア製品など)
D農林・水産事業の変革と食品製造の自動化▽食料生産に係る先進的・革新的な製品・技術・サービス(植物工場、養殖工場、機能性食品製造、食品製造の自動化・効率化、殺菌・安全技術など)
E環境・災害対応、社会・地域課題解決▽環境保全・災害対応、そのほか社会や地域課題を解決する製品・技術・サービスなど(センサー、地域ネットワーク、インフラ、社会課題・地域課題の改善や向上に係る製品など)
 本件に関して詳しくは新価値創造展事務局▽電話=03(5148)6672▽FAX=03(5148)6606▽Eメール=st2016@wm.smrj.go.jp、または公式HP▽http://shinkachi.smrj.go.jp/tokyo/2016/outline/まで。

中部経産局6月公表 最近の管内総合経済動向
「緩やかに改善」、13か月連続
生産は「持ち直しの動きがみられる」

 中部経済産業局は、6月9日公表の「最近の管内総合経済動向」で、管内(愛知、岐阜、三重、富山、石川の5県)の経済活動についての総括判断を13か月連続して「緩やかに改善している」とした(比較は、断りのあるものを除き、平成28年4月の実績値による)。
 個別の項目では、生産の判断を7か月連続して「持ち直しの動きがみられる」とした。鉱工業生産指数(4月速報)は、輸送機械工業、金属製品工業、電子部品・デバイス工業などが低下したことから、前月比0・4%減と2か月ぶりに低下。主力の輸送機械は、4月14日に発生した熊本地震の影響により一部部品の供給が滞り、大手自動車メーカーが組み立てラインの稼働を段階的に停止した影響により減少したものの、北米向けが堅調なことに加え、国内向けに新型車効果による持ち直しの動きがみられ、基調としては緩やかに持ち直している(前月比1・5%減)。はん用・生産用・業務用機械は、横ばい(同0・8%増)。電子部品・デバイスは、スマートフォン向けを中心に弱い動きとなっている(同1・0%減)。
 個人消費については、13か月連続で「緩やかに持ち直している」と判断。百貨店は衣料品が振るわず販売額は前年同月比3・7%減、スーパーは飲食料品が引き続き堅調で同1・7%増、コンビニエンスストアは出店効果に加えカウンター商材などが引き続き堅調に推移し同3・2%増、家電大型専門店はエアコンや白物家電に動きがみられ同0・9%増となった。乗用車販売は、軽自動車が16か月連続で前年を下回ったものの、普通車が2か月ぶりに、小型車が6か月ぶりに前年を上回ったことから、全体でも8か月ぶりに前年を上回った(乗用車新車新規登録・届出台数…前年同月比4・6%増)。
 そのほか、設備投資は「増加している」、公共投資は「緩やかに減少している」、住宅投資は「緩やかに持ち直している」、輸出は「弱含みとなっている」、雇用は「着実に改善している」と引き続き判断した。
 企業倒産(件数)は、「サービス業」「建設業」「製造業」などで前年を下回り、全体では2か月連続で前年を下回った。
 先行きについては、各種政策の効果が生産や投資、所得の増加につながることが期待されるとした上で、世界経済の下振れ、為替の動向、中小企業の経営環境の悪化などに注視が必要としている。

新型エアコンプレッサ採用の
気圧アッパー新発売
リフトの上昇時間を最大40%短縮

 配管機械・工具と環境機器の開発・製造・販売及び輸出入をおこなうアサダ(社長=浅田吉氏、本社=名古屋市北区上飯田西町3―60)は、あらゆる重量物を高所へ昇降させることが可能な可搬式のリフトに、新型のオイルレスコンプレッサを採用した気圧アッパーを新発売した。 
 ビル、商業施設、工場の新設工事、メンテナンス、解体時に高所にある空調機器、配管、照明機器等を持ち上げたり下ろしたりする際に現場で使用するリフトには、リフトを昇降させる気圧の原動力として、オイルレスエアコンプレッサが使用されている。従来は現場での可搬性を考えて小型のタンク容量が少ないコンプレッサが使用されていた。
 今回同社は、タンク容量が5Lの新型オイルレスコンプレッサを採用することにより経済的なモデルへと進化した、2・8mタイプ、4mタイプの気圧アッパーを発売。上昇時間が最大40%短縮(同社比)されるといい、設備工事や空調・配管工事、電気工事等、様々な現場で作業効率を向上させることが可能としている。
 【新製品の特長】
 @リフトの上昇時間を最大40%短縮(同社比)
 オイルレスコンプレッサに5Lのタンクを搭載することでリフトの上昇時間を最大40%短縮。また、オイルレスコンプレッサを採用しているため、潤滑油の交換などのメンテナンス時間が低減され、作業効率が上がる。
 Aランニングコストが安く経済的
 気圧式アッパーは炭酸ガスを使用するものもあるが、炭酸ガスはボンベの管理や追加充填に手間と費用がかかる。一方、エアコンプレッサの場合、電源を入れれば圧縮空気が作られ、ガス切れの心配もないので、効率よく作業にとりかかることができる。 
 B高耐久のアルミマスト採用で、軽量・コンパクトに
 リフトのマスト(支柱)は軽量なアルミを採用しており、12sと軽量・コンパクトであるのに加え、折りたたみができるため、1人で車に積み込みやすく、現場にも持ち運びやすくなっている。また、キャスターを搭載することで、重量物を持ち上げた後に位置合わせがしやすくなっている。キャスターにはストッパーがついているため安全に昇降が可能。本体には腐食に強く摩耗しにくい、アルマイト処理が施してあるため、高耐久・高寿命を実現した。
 【標準価格(税抜)】
 気圧アッパーG-28JC(2・8mタイプ)が25万2000円、気圧アッパーG-40C(4mタイプ)が29万8000円。

総会開催は6月24日、岐阜会館で
会計報告、役割分担などを確認
岐阜機工会 役員8名が出席し幹事会開

 岐阜機工会(会長=嶋ア晴久氏・シマザキ商会社長)は、5月9日午後6時30分より岐阜駅前の会議室にて幹事会を開き、6月に開催を控えた第4回通常総会の準備をはじめ、今年度の主な事業計画を策定した。
 冒頭、嶋ア会長より挨拶があり、続いて審議に移った。
 平成27年度の収支について市橋定之会計幹事(市橋商店社長)より詳細に報告され、これを承認した。
 新規入会の件では、東海岡谷機材小牧営業所と日東工器名古屋支店から入会希望が出されていると報告され、両社の入会を承認。トラスコ中山は岐阜営業所の閉鎖により小牧支店が代わって担当することになったと報告された。
 総会については、6月24日午後6時30分より岐阜会館(岐阜市司町)にて開催することを決め、準備を進める。
 総会の役割分担は、基本的に前年度を踏襲することを確認。懇親会での乾杯の発声と中締めについては、参加者確定後に決めることとした。
 懇親会の会費は、1人無料、2人目以降は1人5000円とし、当日はクールビズとすることも確認した。
 今年度の事業について検討し、ビアガーデンの集いを8月19日午後7時にホテルスポーツパルコ(岐阜市南殿町)で開催することを決定。ゴルフコンペは、やまがたゴルフ倶楽部美山コース(山県市谷合)で9月24日に開催予定とし詳細は後日報告する。
 また、9月9〜10日に同会が担当してホテルパーク(岐阜市湊町)で開かれる「全国機工流通若手会」には全国から100名ほどの参加が予定され、嶋ア会長より協力が呼びかけられた。
 次回の幹事会について、ビアガーデンの集いと同日(8月19日)、同会場にて午後5時30分より行うことを確認した。

広い開口部に1人で簡単セッティング
「アピアガード防水シートV」新発売
LIXIL 鈴木シャッター シートタイプの防水板

 シャッター・防災商品の専門メーカー、LIXIL鈴木シャッター(社長=牛尾清明氏、本社=東京都豊島区南大塚1-1-4)は、地下駐車場の出入り口や工場など建物外構部の出入り口への浸水対策に最適なシートタイプの防水板「アピアガード防水シートV」を6月1日全国で発売した。同製品は、最大開口幅8mの出入り口に対応でき、1mの水位まで浸水を防止できる。
 シートタイプ防水板は、持ち運びがいらず、その場で設置可能な、シートを引き上げるタイプの防水板。鋼製防水板などと比べ軽量で設置に時間がかからない点や保管場所が不要な点から、近年増加している集中豪雨による建物への浸水被害対策として好評だという。
 従来品は設置するのに2人で作業を行う必要があったが、シートを引き上げる際の負担の軽減や、シートの固定方法の改良により、開口幅8mでも1人での設置が可能となった。組み立てに必要なシート、部材はすべてあらかじめ取り付けたレールの中に収容でき、持ち運びの必要がなく景観を損ねることもない。
 メンテナンス面では、収納時の防水シート汚れを防ぐため、保護シートを新たに追加。また、これまで排水パイプを下部レール側面に設置していたものを、下部レールの底にする新構造により、防水シートが水に浸らずシートの経年劣化を抑えることができる。さらに、防水シートの取り外しが行え、防水シートの交換時には従来のような大規模な工事も不要になった。
 本体価格は、幅6000o×高さ500oのサイズで130万円(税別)。※取付費・配管工事費用は価格に含まれない。

受注総額は前年同月比21・2%減
プレス系・板金系ともに低調
日本鍛圧機械工業会 月次会員受注統計(2016年5月度)

 一般社団法人日本鍛圧機械工業会(代表理事会長=川西宣明氏・コマツ産機社長)が6月8日発表した、2016年5月度鍛圧機械全会員受注動向(月次業況調査)によると、受注総額は前年同月比21・2%減の215億5000万円となった。機械合計は27・4%減となりプレス系・板金系ともに低調だったが、サービス関連が8・9%増と堅調であることから、国内外ともに設備の稼働状況は悪くないとの見方が示された。
※プレス系機械とは、機械プレス、液圧プレス、鍛造機、自動化装置。板金系機械とは、パンチングプレス、プレスブレーキ・シャー、レーザ・プラズマ、その他機械。
 機種別に見ると、プレス系機械は前年同月比11・4%減の101億3000万円となった。この内、大型は89・7%増となったが、超大型が3・6%減、中型が31・2%減、小型も12・2%減。フォーミングは2倍増となったが、油圧プレスは51・2%減、自動化・安全装置も63・3%減となった。
 板金系機械は前年同月比43・5%減の63億9000万円。この内、パンチングが54・5%減、レーザ・プラズマが23・5%減、プレスブレーキも45・0%減となった。
 内外別では、国内が前年同月比52・2%減の72億9000万円、輸出が23・3%増の92億3000万円。国内は、自動車が4・4%減、金属製品製造業が70・0%減、一般機械が46・9%減、電機が70・9%減、鉄鋼・非鉄金属が46・4%減となった。輸出は、インド向けが10・5倍増、中国向けは49・5%増となったが、北米向けが1・5%減、東南アジア向けが55・1%減、欧州向けが2・4%減、韓国・台湾向けが18・7%減となった。

第76回愛機工野球大会
2日目、3日目順調に

 愛知県機械工具商業協同組合(理事長=伊藤高潤氏・春日鋼機会長)は、第76回野球大会の2日目を5月21日に江南市民球場で、3日目を6月11日に一宮総合運動場でそれぞれ開催した。両日ともにAゾーン、Bゾーンの第1回戦各2試合、2日間で合計8試合が行われた。
 試合結果は次の通り。
 【大会2日目】
 ■第1試合 Bゾーン

 ユアサ商事×日研工作所の試合は、ユアサ商事が1回表に2点を先制。その後、互いに得点できず息の詰まった展開が続く中、ユアサ商事が5回に一気に5点を取りリード。その裏の日研工作所の反撃を零点に抑えて7対0でユアサ商事が勝利を収めた。

ユアサ商事  20005=7
日研工作所 00000=0

 ■第2試合 Aゾーン
 ミズタニ機販×東陽の試合は、序盤、互いにランナーを出すものの決定打が出ずに膠着状態。その均衡を破ったのが前大会準優勝チームの東陽で、4回裏に1点を先制。ミズタニ機販も5回表に1点を取り同点に追いついたが、東陽がその裏に一気に5点を取って突き放し、6回のミズタニ機販の攻撃を零点に抑え、6対1で東陽が順当に1回戦を突破した。

ミズタニ機販 000010=1
東 陽  00015X=6

 ■第3試合 Bゾーン
 三栄商事×トラスコ中山の試合は、互いにランナーは出すが、相手の好守備とピッチャーが要所要所を締めて無得点のまま迎えた4回裏、トラスコ中山が1点を先制。5回表に三栄商事も1点を返して同点に追いついたが、その裏トラスコ中山が一気に7点を取り8対1で勝利を収めた。三栄商事は久々の大会出場で、後藤社長自ら三塁を守り張り切っていたが、初戦で涙をのんだ。

三栄商事  00001=1
トラスコ中山 00017x=8
 
 ■第4試合 Aゾーン
 中央工機×マルマン商事の試合は、中央工機が1回表に1点を先制、続く2回に1点、4回にも1点を取り3点差に。その後もマルマン商事の反撃を零点に抑えて、3対0で中央工機が勝利。上位も期待されたマルマン商事は初戦敗退した。

中央工機  1101000=3
マルマン商事 0000000=0

 【大会3日目】
 ■第1試合 Aゾーン

 ノダキ×日伝の試合は、日伝が1回裏に1点を先制。ノダキは3回表に3点を取り逆転、続く4回にも1点を追加しリードを広げた。日伝の反撃を4回裏の1点に抑えて、ノダキが4対2で勝利した。

ノダキ 00310 0=4
日伝 10010 0=2

 ■第2試合 Bゾーン
 山下機械×杉本商事の試合は、1回表、山下機械が相手投手の立ち上がりを攻めて2点を先制。その後も2回、3回に1点ずつ加えてリードを広げ、さらに5回には一気に8点を取り勝利を確実なものとした。杉本商事の反撃を零点に抑え、12対0で山下機械が勝利した。

山下機械 21108=12
杉本商事 00000=0

 ■第3試合 Aゾーン
 川島商事×太田廣Aの試合は、太田廣Aが1回裏に1点を先制。川島商事も4回に1点を返して同点に追いつくものの、5回裏に太田廣Aが3点を取り再びリード。このまま行くかと思われたが、最終回の7回表、川島商事が驚異の粘りを見せて4点を取り逆転。そのまま太田廣Aを振り切り、川島商事が5対4でシーソーゲームに勝利を収めた。
川島商事
 0001004=5
 1000300=4
太田廣A 
 ■第4試合 Bゾーン
 太田廣B×ナスコムの試合は、ナスコムが1回裏に1点を先制、3回にも2点を取り3点差に。太田廣Bは4回表に2点を返して1点差まで詰め寄ったが、すぐその裏にナスコムが1点を取りリードを2点に広げた。太田廣Bは5回表に1点を返して1点差にしたが、そのままナスコムが4対3で振り切り勝利を収めた。太田廣はA、Bの両チームとも1点差で惜敗した。
太田廣B
 000210=3
 10210X=4
ナスコム