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2017年(平成29年)10月
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2017年10月1日(日)・2648号
2018年10月4日〜6日展示会開催
各部会等、組織体制決まる
愛知県管工機材商協組9月理事会開催
愛知県管工機材商業協同組合(理事長=大藪淳一氏・大清社長)は9月5日、名古屋市中村区のウインクあいちで9月理事会を開催した。本理事会では、各部会への所属理事など組織体制が確認されたほか、『第32回管工機材・設備総合展』の準備進捗状況、全国管工機材商業連合会(以下、管機連)関連の報告などが行われた。
大藪理事長
 本理事会での審議内容は以下の通りだ。
 【経過報告】●8月1日▽大藪理事長ほか4名が、東京管工機材商業協同組合主催『第49回管工機材・設備総合展』(東京ビッグサイト)開場式に参加および展示会を参観。●同8日▽三役・常任理事会を開催。
 【議案1/平成29年度委員会・部会・幹事会・青年部所属の件】今期より相談役を除く全組合員が、展示会実行委員会または各部会・幹事会に所属することが決定した。この場で各部会・幹事会の構成メンバーが審議され、これらが満場一致で可決された。幹事会の構成メンバーは以下の通りだ。※各部会構成メンバー記載省略。●幹事長▽北村憲正理事(龍玉精工社長)●副幹事長▽竹内裕二理事(丸金商会社長)●幹事▽川島健一理事(川島商事社長)、在田忠之理事(在田商店社長)、近藤尚文理事(油傳商店社長)、黒宮誠一理事(クロミヤ商店社長)。
 【議案2/第32回管工機材・設備総合展準備進捗状況の件】●同展示会の開催期間が平成30年10月4日(木)〜同6日(土)までに決定。名古屋市千種区の吹上ホールにて。●9月21日▽第1回部長会開催。●10月20日(金)▽第1回展示会実行委員会(発足会)開催予定。
 【議案3/管機連および他地区管工機材展の件】●9月6日▽ホテル日航大阪での管機連会合に、同組合から大藪管機連副会長(組合理事長)、伊藤辰之管機連理事(組合相談役・イトウ社長)、阪尾知治事務局長、愛知青年部「愛青会」から長谷川尚部長(加藤商会)、倉橋茂己副部長(明興)、福元良貴部員(山信)が参加。同会合で理事会、意見交換会、管工機材の将来を考える研究会を開催。●同7日▽大阪管工機材商業協同組合主催『第18回管工機材・設備総合展』(インテックス大阪)開場式に、前述の6名のほか同組合から峰澤彰宏副理事長(峰澤鋼機社長)、小川誉之副理事長(小川管商社長)、成田幸隆展示会実行委員長(大成工機商会社長)が参加。●同8日・9日▽村井善幸副理事長(オータケ社長)、坪井研二展示会副実行委員長(ツボイ常務)が展示会参観。
 【議案4/各部会報告】●流通部会・事業部会▽11月7日(火)、二部会合同で造船所見学会(三重県津市方面)、メンタルトレーニングセミナーならびに懇親会を開催予定。セミナーの講師は、前近畿大学陸上競技部駅伝監督で現在はBESTSの社長を務める佐藤浩氏に依頼済み。●広報部会▽組合だより140号を発行するほか、2018年度版組合員名簿を発行。組合員名簿の広告協賛についてこの場で話し合われた。●福利厚生部会▽第37回ボウリング大会を11月11日(土)午前10時から星ヶ丘ボウルで開催。理事会終了後、参加者募集を開始する。※経営研究部会、組合加入促進部会記載省略。
 【議案5/幹事会報告】第49回名管会の開催が決定。9月5日現在、組合員・賛助会員合わせて48名からの参加申し込みが寄せられている。
 【議案6/青年部「愛青会」報告】8月8日、平成29年度第一回例会を開催。全部員13名が出席した。また、前述通り大阪での管機連会合に3名が参加。
 以上が、本理事会で審議・報告された議案である。次回、同組合理事会は11月6日(月)の開催が予定されている。

11月2日に第72回ゴルフ会
新年賀詞交歓会は1月24日
岐阜県管工機材商組合 9月度理事会を開催

 岐阜県管工機材商組合(理事長=廣瀬功氏・瓶由社長)は、9月5日午後5時より岐阜市長良川河畔の岐阜グランドホテルにて理事会を開いた。
 廣瀬理事長の挨拶に続いて、代表者交代により今回から参加の竹原健一山彦社長が挨拶した後、議事に入った。
 全員例会の件は、開催日を10月30日とし、午後5時より理事会、同6時より全員例会を行う。会場は岐阜グランドホテル。講師については、担当の奥村副理事長(安田本店長)に一任された。
 第72回ゴルフ会は、今年10月に日本オープンが開かれる「岐阜関カントリー倶楽部東コース」で11月2日に開催する。担当の山田理事(山兼社長)よりスタート午前8時4分、集合は同7時30分と説明があり、賞品を若干グレードアップすることも確認した。廣瀬理事長が「組合員の参加が少ないため、賛助会員(メーカー)だけの組もできてしまうことがあります。組合員と賛助会員の親睦を図ることが目的なので、少しでも多くの組合員に参加してほしい」と呼びかけた。
 その他、忘年会については、12月6日に新年賀詞交歓会の打ち合わせを兼ねて、木曜会の幹部2名を交え午後6時より行う予定(会場未定)。新年賀詞交歓会は、平成30年1月24日に岐阜グランドホテルにて開催する。司会を塚原理事(協栄商事社長)が務める。メーカー代表挨拶を選定し近々に依頼する。
 懸案となっている表彰制度については、理事長より、来年5月の総会での表彰に向けて、木曜会で活動しているメンバーで功績のあった人を表彰してはどうかと提案があり、これを承認した。
 また、東京管工機材商業協同組合の設立70周年記念式典(11月8日開催)への出席要請に対しては、今後検討していくこととした。

総受注高4か月連続で前年上回る
国内受注は4か月ぶりに減少
中部経産局 7月度金属工作機械受注状況

 中部経済産業局が8月31日に発表した平成29年7月度金属工作機械受注状況によると、管内金属工作機械メーカー主要8社(オークマ、アマダマシンツール、ジェイテクト、コマツNTC、富士機械製造、豊和工業、三菱電機名古屋製作所、ヤマザキマザック)の総受注高は、前年同月比16・1%増の407億7200万円となり、4か月連続で前年を上回った。前月比は9・6%減だった。
 国内受注は、前年同月比8・7%減の139億1700万円となり、4か月ぶりに前年を下回った。前月比は8・4%減だった。主力の自動車工業向けは前年同月比5・5%増の44億400万円と7か月連続で前年を上回ったものの、一般機械工業向けが同25・9%減の65億1900万円と4か月ぶりに前年を下回った。
 海外受注は、前年同月比35・1%増の268億5500万円となり、2か月連続で前年を上回った。前月比は10・2%減だった。北米向けが前年同月比30・3%増と2か月連続で前年を上回り、ヨーロッパ向けが同45・5%増、アジア向けも同22・8%増とともに4か月連続で前年を上回った。
 シェアは、アジア(トルコを含む)向け33・7%、北米向け30・3%、ヨーロッパ向け29・2%となっている。
 国別にみると、1位のアメリカが69億9300万円(前年同月比40・1%増)、以下、中国48億2500万円(同38・0%増)、イタリア17億6600万円(同70・8%増)、ドイツ17億3700万円(同16・1%増)、ポーランド12億8200万円(同421・1%増)の順となった。
 販売額は、前年同月比2・2%増の292億700万円となり、4か月連続で前年を上回った。前月比は8・4%減だった。
 受注残高は、前年同月比10・1%増の1808億5900万円となり、4か月連続で前年を上回った。前月比は8・2%増だった。

中部経産局9月公表 最近の管内総合経済動向
「改善している」3か月連続
設備投資は「増加している」

 中部経済産業局は、9月12日公表の「最近の管内総合経済動向」で、管内(愛知、岐阜、三重、富山、石川の5県)の経済活動についての総括判断を、3か月連続して「改善している」とした。※比較は、断りのあるものを除き、平成29年7月の実績値による。
 個別の項目では、生産の判断を2か月連続して「増加の動きがみられる」とした。鉱工業生産の指数(7月速報)は、電子部品・デバイス工業、化学工業、石油・石炭製品工業などが上昇したことから、前月比2・8%増と2か月連続で上昇。主要業種の輸送機械は、乗用車が海外向けに堅調、また自動車部品が海外向けに増加し、同0・1%増となった。電子部品・デバイスは、スマートフォン向けを中心に一部で増加の動きがみられ、同18・0%増となった。
 個人消費については、4か月連続して「緩やかに持ち直している」と判断した。管内商業動態統計(販売額)は、前年同月比1・8%増と5か月連続で前年を上回った。コンビニエンスストアは、カウンター商材、中食が引き続き好調で、同2・9%増。家電大型専門店は、季節空調、白物家電等が好調で、同9・7%増となった。一方、百貨店は、改装による動きがみられたものの、売り場面積の減少やセール前倒しの影響に加え、衣料品が振るわず、同4・4%減。スーパーも、衣料品の不振が継続していることに加え、飲食料品も振るわず、同0・3%減となった。乗用車販売は、軽自動車が4か月連続で前年を上回ったものの、普通車が6か月ぶりに、小型車が9か月ぶりに前年を下回り、全体でも13か月ぶりに前年を下回った(乗用車新車新規登録・届出台数…前年同月比0・1%減)。
 設備投資は、3か月連続して「増加している」と判断。製造業では生産用機械、窯業・土石製品などで増加する計画、非製造業では運輸、卸売などで増加する計画となっている。管内主要8社の金属工作機械受注(国内向け)は、自動車工業向けが7か月連続で前年を上回ったものの、一般機械工業向けが4か月ぶりに前年を下回り、全体でも4か月ぶりに前年を下回った。
 そのほか、公共投資については「持ち直している」、住宅投資は「緩やかに持ち直している」、輸出は「持ち直している」、雇用は「労働需給が引き締まっている」と引き続き判断した。
 企業倒産(件数)は、「サービス業他」「製造業」などで前年を下回ったものの、「小売業」「運輸業」などで前年を上回り、全体では2か月ぶりに前年を上回った。
 先行きについては、世界経済の下振れ、各国政策の不確実性の高まり、為替の動向、中小企業の経営環境の悪化などに注視が必要とし、各種政策の効果が生産や投資、所得の増加につながることが期待されるとしている。

今年もBBQで暑気払い
名機工同友会 ビアパーティー開催

 名機工同友会(会長=吉野栄一氏・吉野機械工具社長)は8月21日(月)午後7時30分から、名古屋市中区大須にあるガーデンキッチン・フラリエ(旧ランの館)で、毎年恒例となっているビアパーティー(8月例会)を開催した。幹事は野崎憲昭総務幹事(常磐精機社長)が務めた。
 バーベキュースタイルで人気の同会場で3つのテーブルに分かれた会員らは、各々が食材を焼きながらビールなどを2時間ほど楽しみ、宴もたけなわとなったところで、最後は吉野会長による中締めの挨拶と一本締めで散会した。

量産部品加工用立形マシニングセンタ
「i30V」を販売開始
DMG森精機 全軸でクラス最速の早送り速度

 DMG森精機(社長=森雅彦氏、本社=名古屋市中村区名駅2―35―16)は、立形マシニングセンタMAX3000の後継機種となる「i30V」の販売を9月1日より開始した。
 「i30V」は、量産部品加工用に優れた能力を発揮する主軸30番テーパの立形マシニングセンタMAX3000を改良したもので、ユーザーから要望が多かった主軸40番テーパを標準装備し、オプションで30番テーパも搭載できるようにした。クラス最高の早送り速度やオーバハングがなく高剛性で姿勢変化の少ない構造など、高速性と高剛性を兼ね備え、アルミの高速加工から鋼材の重切削加工まで幅広く対応する。価格は1600万円(税抜)。
 【i30Vの主な特長】
 @省スペース…量産ラインを考慮し、機械幅は1558o、所要床面積は約5・1uと省スペースな設計▽自動車などの小物部品加工に適した幅600o×奥行き300oのコンパクトなテーブルサイズ
 A高速性…全軸でクラス最速の早送り速度62m/minを実現▽クラス最速のパレット交換時間2・0秒を実現した高速2面APCを標準装備
 B高剛性…FEM解析による、軽量かつ剛性の高いボディを実現▽荷重に対する弾性変形量が小さいローラガイドを採用▽スライドユニットの中に多くのローラを組み込み、高剛性を実現▽コンパクトな機械サイズながらも40番主軸の加工に対応する高剛性構造
 C高精度…コラムをはじめとする移動体の重心とガイド間の距離を最小化することで前後方向の姿勢変化を抑制▽ローラガイドを採用することで、繰り返し位置決め精度が向上▽主軸モータや主軸回転の発熱による熱分布を均等とすることで主軸変位を抑制▽]軸方向にシンメトリックな構造で、熱変位による位置ずれを抑制
 D信頼性…アームレス方式を採用し、部品点数を削減したシンプルな構造のATC▽]/Y/Z軸の駆動部分を全て加工エリア上部に配置し、カバーで隔離する設計により、量産加工で問題となる切りくずやクーラントの影響を受け難い構造を実現▽主軸ユニットを後部ベアリングまで含めたカートリッジ式にすることで、主軸の交換時間が早くなり、機械のダウンタイムを短縮
 E作業性/メンテナンス性…量産加工に最適なタッチパネル式の操作盤「COMPACTline」を搭載▽段取りステーション側に両開きスライドユニットドアを採用し、580oの広いドア開口幅を実現▽主軸やテーブルへの接近性を改善し、治具調整などの段取り替え作業の負荷を低減▽日常点検が必要な機器類を機械側面にまとめ、メンテナンス性を向上▽治具への油圧・空圧の供給は1パレットに最大9ポート(オプション)まで可能で、さまざまな治具の搭載が容易▽高速2面APCにより、1台で2種類のワーク加工や2工程の加工が可能なため、加工中のワーク着脱や治具の載せ替えが可能
 F自動化システム…多様化する生産課題を解決するさまざまな自動化システムを高品質、短納期で提供〔単体機仕様(ロボットシステム)、連結機仕様(ガントリローダシステム)〕▽機械本体だけでなく、搬送装置・周辺装置・生産管理システム、さらには加工技術・治具・工具・測定まで、自動化システムの導入に関する全てを同社が一括してサポートする「DMG MORIワンストップサービス」
45%の省電力を実現
『GREENmode』標準搭載へ
DMG森精機 全世界の生産機に順次搭載

 DMG森精機は9月4日、従来機比45%の省電力(買替え見込み機1997年同社製比)を実現する『GREENmode』標準搭載を開始したと発表した。
 @加工条件の向上による加工時間の最短化、A見える化、B無駄削除、C最新技術の搭載、の4つの視点から、機械ごとに、加工用途や機械特性を反映、最適化させたさまざまな機能が搭載される。なかでも、制御によって加工条件の向上、加工時間の最短化に貢献する機能が9機能と充実している点が最大の特長だ。同社は、消費電力の低減を通じてユーザーの生産効率の向上に寄与すると同時に、環境保護という観点から社会貢献を目指していくという。
 2013年より独自のヒューマン・マシン・インタフェース(Human Machine Interface)である『CELOS(セロス)』の販売を開始してから、同社は省エネルギー機能の研究にも力を入れてきた。納入実績15万台以上の同社では、工作機械1台あたり年間2650sのCO2を削減し、20年後にはトータル800万トン以上の削減効果を見込んでいる。工作機械の省エネは地球環境に大きな影響を与える。この新機能を全世界の生産機に『GREENmode』として順次搭載していき、さらに今後も本機能の拡充を進めていくことで、ユーザーの要望の一歩先を行く高品質なサービスに繋げていく考えだ。

シンプルなミニマルデザイン
次世代カーポート新発売
「LIXILカーポートSC」10月2日より

 住まいと暮らしの総合住生活企業であるLIXIL(社長=瀬戸欣哉氏、本社=東京都千代田区)は、カーポートに求められる住宅との調和≠ニいう価値を追求し、これまでにないシンプルなミニマルデザインで、さまざまな住宅スタイルに美しくなじむ次世代のカーポート「LIXILカーポートSC」を10月2日より全国で発売すると発表した。
 同商品は「カーポートは住まいの一部である」という考えのもと、機能性はそのままに構造を一から見直すことで、住宅と美しく調和するデザインを追求した新提案のカーポートだ。屋根と柱のみのシンプルな構成による直線基調のフォルムや屋根部全体にアルミを採用したことで40oという薄さを実現した屋根デザインは、モダンからナチュラル、和テイストまでさまざまな住宅スタイルに調和する。
 また、雨どいを屋根と柱に内蔵することで、機能性はそのままに見た目の凹凸をなくしたほか、ネジやボルトといったパーツを表から見えないよう配慮。コーナー部分のキャップも極小化するなど、細部にまで徹底的なノイズレスデザインにこだわっている。
 さらに、住宅の外観になじむよう質感にもこだわり、アルミ形材で構成されていながら金属光沢を抑えたマットな質感で落ち着きのある佇まいを演出している。屋根材と柱を異なるカラーで組み合わせることで単色のボリューム感が低減され、視覚的な軽さ≠ェ生まれるツートン・コーディネートも可能となっている。
 この商品に関する詳しい問い合わせは、同社お客さま相談センター▽フリーダイヤル(0120)126―001まで。

ベンチャー企業との協業で
新しい窓・ドアのカタチを提案
LIXIL セキュアルへ出資

 LIXILは8月29日、スマートセキュリティ製品の開発・製造・販売および運営サービスを提供するSecual(社長=青柳和洋氏、本社=東京都渋谷区、以下=セキュアル)に総額1億円の出資を行ったと発表した。今後は、セキュアルが有するIoT技術を活かした住宅用の商品を積極的に開発していくという。
 今回出資したセキュアルは、窓やドアからの侵入を検知すると手持ちのスマートフォンに即座に通知が届くスマートホームセキュリティサービス『Secual』などを開発し急成長を遂げたベンチャー企業だ。セキュアルの商品・サービスは住宅だけでなく、国立科学博物館など国内のさまざまな公共施設にも採用されており、高く評価されている。
 一方LIXILは、日本の窓やドアの高性能化を進める戦略を継続して展開しており、断熱性、デザイン性、採光性、眺望性、防犯性など開口部に求められるニーズを多面的に捉え、壁とほぼ同等の断熱性能を実現した『LEGARIS(レガリス)』など、業界全体をリードしていく商品開発を進めている。
 今回、LIXILがセキュアルに出資したことで両者の関係がより強固なものとなり、お互いの強みを活かした新商品の企画・開発を、スピードを上げて進めることが可能となった。その第一弾として次世代の窓≠コンセプトとした住宅向け窓、ならびに周辺機器の開発に着手していくという。

ウォシュレット一体形便器
新 「ネオレストAH/RH/DH」発売
TOTO 独自の機能がさらに進化

 TOTO(社長=喜多村円氏、本社=福岡県北九州市)は、「トルネード洗浄」と「フチなし形状」が進化したウォシュレット一体形便器、新「ネオレストAH/RH/DH」を8月1日発売した。
 新開発の新「トルネード洗浄」は、少ない水量で効率的に便器を洗う渦を巻くような水流はそのままに、吐水口位置を左奥から右手前に変更。汚物が付着しやすい便器後方に勢いよく水が当たるため、汚れをしっかり洗い流す。
 新「トルネード洗浄」の実現により便器フチの返し≠ェ不要になり、手前から奥までぐるりとフチの返し≠なくした新「フチなし形状」。汚れが見えにくかった死角がなくなり、便器のフチを握るようにサッと拭くだけで掃除ができる。
 また、好評な外観のデザイン基調はそのままに、隙間や凹凸を少なくした「ノイズレスデザイン」が進化。凹凸が少ないので、汚れやホコリがたまりにくく、掃除もしやすくなった。
 さらに、新開発の「エアインワンダーウェーブ洗浄」は、1秒間に約100個の水玉を連射するワンダーウェーブ洗浄の水玉に空気を含ませることで水の一粒一粒を約30%拡大し、当たり心地のたっぷり感が向上。ネオレストAH/RHの「おしり洗浄」に採用した。
 希望小売価格は、「ネオレストAHタイプ」と「ネオレストRHタイプ」が34万4000円〜(税抜)、「ネオレストDHタイプ」が27万9000円〜(税抜)。発売3年目に月1万3000台(3タイプ合計)の販売を見込む。
グローバル統一モデル
「ネオレストNX」新発売

 TOTOは、次世代トイレとして世界に発信する、グローバル統一モデル「ネオレストNX」を、8月1日の日本発売を皮切りに、中国、アジア・オセアニア、米州で順次発売する。
 ウォシュレット一体形便器ネオレストのフラッグシップモデルとして誕生した「ネオレストNX」は、同社が100年培ってきた製陶技術により、デザインと機能が融合した真の一体形≠実現したという。
 デザインの最大の特長は、陶器の美しさを最大限に引き出す、優美な曲線。360度どこから見ても美しい芸術品のような佇まいは、モダンからクラシックまで、さまざまな空間に調和するとしている。
 機能面では、新開発の新「トルネード洗浄」、新「フチなし形状」、「エアインワンダーウェーブ洗浄」をはじめ、「きれい除菌水」による自動除菌、便器をナノレベルで滑らかにする「セフィオンテクト」など、同社のフルスペックの機能で、清潔で快適なトイレを実現する。
 希望小売価格は57万円(税抜、日本国内での価格)。

受注・動員ともに目標を上回る
受注額は225億円を達成
ユアサ商事 中部グランドフェア2017

 ユアサ商事中部支社(支社長=藤岡正一氏)の販売店でつくる中部ユアサやまずみ会(会長=峰澤彰宏氏・峰澤鋼機社長)が主催し、今年で第39回目を迎えた『産業とくらしの中部グランドフェア2017』が9月1、2の両日、ポートメッセなごや第3展示館で開催された。主催社96社、出品メーカーは過去最多の368社に上り、各社の最新技術・製品を展示紹介した。2日間の動員目標1万2000名に対し初日が6073名、2日目が6133名、合計で1万2206名が来場。受注額も目標の218億円を超え225億円を達成し、成功裡に終了した。
 開催初日の午前9時10分から第3展示館内の特設会場で行われた開会式では、中部ユアサやまずみ会を代表して峰澤会長が「本日開催される中部グランドフェアは、今回で39回目を迎えます。本年はGrowing Together―ともに挑む。『ミライ』の産業とくらし≠フテーマのもと、主催企業96社、出品メーカー368社をもって、目標受注218億円、来場者数1万2000名を掲げる過去最大級の開催となりました。これも偏に、主催店の皆様と出品メーカー様のご協力、更にはユアサ商事様の力強い後援の賜物と、皆様に厚く御礼を申し上げます。最近の私たちを取り巻く状況は、近隣の国の動向、また毎日のように報道される日本国内、世界各地での自然災害―東京では毎日雨が降り、アメリカも大洪水、中国も大変な台風で大きな被害を受けていますが、このような政治、社会、自然といった要因が私たちの経済活動にも大きな影響を及ぼして来ます。一昔前のように、単に良いものならば売れるというのではなく、買って頂くために知恵や工夫が必要な時代となっていると感じています。このような環境のもと、中部グランドフェア2017では、従来からの主力商品に加えて、業界ごとに近未来を想像するテーマゾーンを設け、4つのテーマのもと、約100品目が展示されています。この中には、パワーアシストスーツ、空中ディスプレイなど現在産業界内外で注目されている各種アイテムを実際に体験して頂ける体験型展示がされており、『見て』、『触れて』、ご来場者様が『納得できる』提案を目指しています。また、本日午前11時から、人工知能分野のトップ研究者である中島秀之先生(東京大学大学院 情報理工学系研究科 知能機械情報学専攻 先端人工知能学教育寄附講座 特任教授)の人工知能が拓く『産業とくらし』≠フ講演会も計画されています。まさにこの展示会は、私たちにとって新しい時代へのビジネスチャンスの場になると考えています。どうか皆様には、このチャンスを成果に結びつけて頂けることを祈念いたします。後援を頂くユアサ商事様におかれては、昨年で創業350周年を経過されました。そして本年より就任された田村新社長のもと、益々のご発展を期待いたしますとともに、今後も私たち取引先に対して一層のご支援、ご協力を頂きますようにお願いを申し上げます。どうか皆様、2日間宜しくお願いいたします」と挨拶。
 続いて、協賛の中部ユアサ炭協会(仕入先メーカーで構成)を代表して、稲葉茂稲葉製作所副社長が挨拶に立ち「今回のテーマGrowing Together≠フ精神に基づいて、我々メーカー、また販売店様、そしてユアサ商事の皆様方が一丸となって、目標をなんとかこの2日間で達成したいと存じます。一生懸命頑張ってまいりたい」と述べた。
 田村博之ユアサ商事社長は「今回のグランドフェアは、中期経営計画発表後、初めての情報発信イベントです。会場中央に今年もテーマゾーンを設けています。今回のテーマに沿って、尚且つ、中期経営計画の中にある成長戦略の具現化を目指した提案とさせて頂きました。特に各ゾーンにおいては実演、そして体験型の展示を充実させています。皆様には是非ゆっくりとご覧頂き、そしてご活用頂きたいと思います。グランドフェアは皆様方に日頃お世話になっている本部、部隊以外の本部の商品が多数展示されます。他部門の商品も皆様方の売上高アップ、あるいは新規開拓に貢献できる商品がきっとあると信じています。会場をくまなくご覧頂いて、興味のある商品については当社の社員にお声掛けを頂きたいと存じます。色々な専門家の皆様の意見をよく見てみると、ばらつきがあります。詰まるところ、今の世界情勢、国内も含めて、非常に予想し難いというのが実態ではないかと判断しているところです。近々に世界で大きな変革の波が発生するであろうという部分に関しては、どうやら皆さん同じようなことを予想されているようです。当社はその変革を全方位で正確に遅滞なく捉え、迅速で的確な対応をしていく所存ですが、単にそのような状況に振り回されることなく、決めたことを1つ1つ実行し、掲げた目標を目指してまいりたいと考えています。このグランドフェアが主催社の皆様、出品社の皆様、そして当社グループの三者にとって、実りの大きいものになることを祈念いたします」と挨拶した。
 主催社の代表ら11名によるテープカットが行われ、グランドフェアは開幕した。
 今回の展示会では、工場、住環境、インフラ建築の分野に向けた、出展各社の最新鋭機器やロボット・IoT関連商品、環境・省エネ商品、防災・減災商品が一堂に展示された。
 会場中央に設置されたテーマゾーンでは、ロボットシステムの実演をはじめ、パワーアシストスーツ体験、近未来型住空間の提案として空中ディスプレイを搭載したキッチン体験、設備機器のIoT技術についての分かりやすい提案などが行われ、来場者の注目を集めた。また、地震の揺れを体験するコーナーもあり、幅広いレジリエンス商品を提案。最近話題となっている宅配BOXについてもメーカー各社の商品が集められ、多くの来場者が関心を寄せていた。
 注目度の高い人工知能分野においてトップ研究者の中島秀之東京大学大学院特任教授による特別講演も好評で、参加者は熱心に聴講していた。
 次回の中部グランドフェアは、平成30年9月21、22日に開催予定。

得意先、仕入先など92名参加
長尾昌和氏(新栄商事)が連覇
服部商会 第18回利進会ゴルフコンペ

 機械・工具の総合商社服部商会(社長=服部嘉高氏、本社=愛知県津島市百島町字三正六歩23)は9月2日、三重県いなべ市のナガシマカントリークラブにおいて「第18回利進会ゴルフコンペ」を開催した。
 ゴルフ日和の下、得意先、仕入先など総勢92名が参加して親睦を深めながら楽しくラウンドし、長尾昌和氏(新栄商事)が昨年に続いて優勝した。
 プレー終了後にはパーティーと表彰式が行われ、はじめに服部社長が「本日は第18回利進会ゴルフコンペに多数ご参加いただきまして誠にありがとうございます。また、服部商会社員一同、常日頃皆様方にお世話になっておりまして、この場を借りて御礼を申し上げます。服部商会は今年も新入社員が2名入社し20名を超える工具屋となりました。本日お見えになります、ユーザーの皆様、そして商社・メーカーの皆様方のお陰で頑張って来られたと思っています。今年の服部商会の課題は『人材教育』と、自分なりに掲げています。今年も空・油圧技能検定に何人か合格して、現在1級が4名、2級が5名います。管理職はどのようにあるべきかという今までにない教育も行い、少しずつ、お客様への御用聞きだけではなく、さらに掘り下げていけるようにしたいと考えています。景気が少し良くなっていると言われていますが、その恩恵にあずかれるかどうかは、私たちの腕次第、足運び次第ではないかと思います。私たちのやるべき仕事、あるべき姿はいつの時代も変わらず、やはりスピードであり、提案営業であります。そのような思いを会長から引き継ぎ、これからも地道にコツコツと着実に一歩ずつ前に進んでまいりたい。来年もまた1人入ってくる予定です。皆様方には、これからも長いお付き合いをしていただけますよう宜しくお願いいたします」と挨拶。
 得意先を代表して挨拶に立った、石川清栄扶桑工機取締役は「服部商会様は、日々の生産活動の中で起きる色々な問題、難儀に対し、スピード感をもって、またコスト等の要求にも応えていただきながら、日々、我々をサポートしてくれています。22名の社員の方に服部スピリットが受け継がれているという事を特に思います。まずはお客様が喜んでくれること、次にお客様が儲けてくれること、これに専念すれば必然的に自分の所に仕事が来る。利益中心ではなくて、まずはお客様を喜ばせるというスピリットが脈々と流れていると思います。服部商会様には今後益々頑張っていただいて、我々と共に成長していただきたいと思う次第です。従来からの大きな流れが変わっていく中で、今、大手自動車産業の企業は『生態系の変革』と言われるくらい生き残りにかけて必死になっています。我々は服部商会様と一緒に、アンテナ高く情報収集することが生き残る最大の手段ではないかと思います。変化の時代、色々なことに対応していくためには、今以上に服部商会様に無理を言わなければなりませんが、助けていただきたいと思っています」と述べた。
 続いて、メーカーを代表して久野将稔オーエスジー中部営業部部長、商社を代表して南村哲寛山善名古屋営業本部副本部長がそれぞれ挨拶。
 久野氏は「我々メーカーは、商品をご愛顧いただいているユーザー様と中々ゴルフを一緒にさせていただく機会はありません。そういった中で、利進会ではお客様と一緒に丸1日グリーンの上で楽しく過ごす機会を頂戴しており、本当に感謝の言葉がないコンペです。業界を代表する、業界が注目するコンペです。ぜひ今後とも、メーカーを1社でも多くお招きいただけることをお願いいたします」。
 南村氏は「さわやかな秋晴れの下、本当に楽しい1日を過ごさせていただきました。今回、初めて参加させていただきました。90数名が参加され、それを毎年、毎年、18回続けて来られているという事で、服部利一郎会長のパワーの表れなのかと、またそれを引き継いでいく社長、それから社員の皆様のパワーの表れだと感じています。我々商社、そして仕入先メーカーは、これからも益々服部商会様を強力に支え、バックアップいたします。ユーザーの皆様は、服部商会様から仕入れをしていただき、決して服部商会は皆様に損をさせることはないと思います。来年、服部会長は喜寿を迎えられます。来年の利進会コンペは服部会長の喜寿記念もプラスして盛大に催されると思いますので、皆様ご参加のほど宜しくお願いいたします」と述べた。
 当日参加した服部商会の社員が紹介された後、順位発表と賞品の授与が行われた。また、服部会長が長野の農園で買い付けた梨が参加者全員にプレゼントされた。
 最後に服部峰久服部商会専務が「次回第19回は来年(平成30年)9月1日の開催としますので、ご参加いただきたいと存じます。本日は多数のご参加をいただきありがとうございます。皆様のためになる会社として社員一同頑張りますので、今後とも宜しくお願いいたします」と御礼の挨拶を行い終了した。
 上位入賞者は次の皆さん(敬称略)。
▽優勝=長尾昌和 N71・0、H0・0(新栄商事)
▽準優勝=植村靖 N71・8、H7・2(植村鉄工)
▽第3位=三浦信義 N72・4、H15・6(ミウラ工業)
▽第4位=高取記光 N72・4、H15・6(高取鉄工)
▽第5位=梅村龍盛 N72・8、H25・2(梅村本店)
▽ベストグロス=長尾昌和 71(新栄商事)

三菱マテリアル 低抵抗両面インサート式
汎用正面削りフライス
「WSX445」拡充

 三菱マテリアル加工事業カンパニー(カンパニープレジデント=鶴巻二三男氏、住所=東京都千代田区大手町)は、低抵抗両面インサート式汎用正面削りフライス「WSX445」に大径カッタボディと左勝手インサートのブレーカを追加し、9月15日より販売を開始した。
 「WSX445」は、ポジティブインサートとネガティブインサートの特長を融合したことにより、両面(4コーナ×2)使用できる経済性と低抵抗を実現させた。
 今回、大型の被削材や高能率加工に最適なカッタ径φ250oとφ315oのカッタボディ(アーバタイプ・4アイテム)を追加。カッタ径φ250oは左勝手も同時追加し、両頭フライス盤などに使用することができる。
 また、今回追加された「Lブレーカ」左勝手インサート(5アイテム)は、切れ味重視の低抵抗タイプで、難削材の加工や機械・被削材の剛性が低い場合に最適。これら追加アイテムにより、使用用途がさらに拡大した。
 標準価格(税抜)は、カッタボディ「WSX445R25010KN」と「WSX445L25010KN」が17万4000円、「WSX445R25014KN」が19万8000円、「WSX445R31514PN」が36万4000円。インサート「SNGU140812ANFL-L TF15」が1380円、「SNGU140812ANEL-L MC5020」が1800円。

高能率アルミニウム合金仕上げ
正面削りカッタ「FMAX」に
三菱マテリアル カッタボディを追加発売

 三菱マテリアル加工事業カンパニーは、高能率アルミニウム合金仕上げ正面削りカッタ「FMAX」にカッタボディを追加し、9月15日より販売を開始した。
 「FMAX」は軽量化と高剛性を両立させた正面削りカッタ。従来品以上の多刃設計により、アルミニウム合金などの非鉄金属を、工具径125o24枚刃にて、テーブル送り速度毎分20m以上の高能率で加工することができるようになり、自動車部品などの加工の高能率化を可能にする。
 今回、カッタ径φ40oとφ160oのカッタボディ(アーバタイプ・4アイテム)を追加することにより適応範囲が広がった。
 「FMAX」の主な特長は次の通り。
 @インサートのすくい面上に設けたボディプロテクタと切れ刃に向かうクーラント効果により、理想的な切りくずの排出性を実現し、カッタボディへの擦過損傷を抑制。
 Aカッタ径φ80o以上のカッタボディは、アルミニウム合金と特殊スチール合金の組み合わせで、軽量化と高剛性を両立させ、ダブテイル拘束(逆テーパ溝形状)構造とすることにより、高速回転時にインサートの飛び出しを防止。
 Bインサートの振れ精度調整機能により、複数回の再研磨に対応した調整量を確保し、高精度なセッティングを容易に行うことが可能。
 追加アイテムの標準価格(税抜)は、「FMAX-040A04R」が9万3000円、「FMAX-040A06R」が11万3000円、「FMAXR16016D」が39万1000円、「FMAXR16024D」が52万円。

全部員が一堂に会し
今後の事業など話し合う
愛青会 平成29年度第1回例会開催

 愛知県管工機材商業協同組合(理事長=大藪淳一氏・大清社長)の青年部「愛青会」(部長=長谷川尚氏・加藤商会)は8月8日、名古屋市中区の木曽路錦店に峰澤彰宏副理事長(青年部担当・峰澤鋼機社長)と成田幸隆展示会実行委員長(大成工機商会社長)をゲストに迎えて平成29年度第1回例会を開催した。本会には、青年部員13名全員が出席した。
 開会に先立って、今年度から就任した長谷川部長から「我々は仲間であり、ライバルでもあります。仲間との交流によって多くを知ることができますし、ライバルに負けたくないという気持ちが自身を磨いてくれるのではないでしょうか。愛青会の存在理由は、青年部員どうしが語り合い、刺激し合える場であることだと思います。今日のように、今後の青年部事業には全員出席していただけるようよろしくお願いします。まだまだこのような立場には慣れておらず足りない点も多々あるかと思いますが、青年部部長として一生懸命頑張ってまいりますので、2年間よろしくお願いします」と挨拶があった。
 続いて、峰澤副理事長は、組合での青年部活動に関する説明や青年部員増強活動のお願いなどを挨拶と交えて語り、成田展示会実行委員長は挨拶のなかで「第32回管工機材・設備総合展」への愛青会の協力を要請した。
 また、今年度から新たに青年部員として加わったトラストの山下達矢氏が紹介された後、今後の愛青会の予定などが話し合われた。
 引き続き、昨年度まで愛青会副部長を務めていた伊神敏雅氏(双葉製作所)の乾杯の挨拶で懇親会がスタート。部員同士の会話に華が咲くなか宴もたけなわとなり、最後は、今年度から青年部副部長を務めることとなった倉橋茂己副部長(明興)の中締めの挨拶と1本締めで本例会はお開きとなった。

斎藤 武氏
三豊会長

 機械工具の総合商社三豊(社長=斎藤健治氏、本社=愛知県豊田市丸山町2-91)の取締役会長・斎藤武氏が7月10日、逝去された。満84歳。
 通夜が7月17日午後7時より、葬儀・告別式は翌18日午前11時より、いずれもイズモ葬祭豊田(豊田市小坂本町)において、斎藤家との合同葬をもって執り行われた。葬儀委員長を同社営業部部長の成田和仁氏、喪主を社長の斎藤健治氏が務めた。通夜、告別式には業界関係者などが多数参列した。
 斎藤武会長は、実兄の三井一男氏が興した「三井機工商会」(現・三井機工)で機械工具業界について学び、昭和35年9月に「三豊機工商会」(現・三豊)を創業、社業と業界の発展に尽力した。晩年は、業界の後継者育成に力を入れていた。

『EPHB-PN形』発売
高能率仕上げ用
三菱日立ツール 6枚刃ボールエンドミル

 三菱日立ツール(社長=増田照彦氏、本社=東京都墨田区両国)は9月20日、高能率仕上げ用6枚刃ボールエンドミル『EPHB-PN形』(写真)の発売を開始した。
 昨今の金型市場においては、高精度な加工を高能率に行いたいとのニーズが増えている。機械メーカーはそれらのニーズに対し、多軸加工機で高送り加工に対応したマシニングセンタを開発してきている。しかし、ユーザーニーズに対応するには、マシニングセンタだけでなく切削工具やCAD/CAMなど周辺技術も追従していく必要がある。
 本製品はボールエンドミルのR刃を6枚にすることで、切込みの小さな中仕上げ・仕上げ加工で送り速度20m/min以上の高送り加工を可能とした。また、6枚刃仕様のエンドミルの切れ刃のバラツキをできる限り小さくすることで、高精度な加工を長時間維持することが可能となった。
 高精度な加工を高能率に、かつ長時間行える『EPHB-PN形』をぜひ一度、試してみてはいかがだろう。

『EPHB-PN形』製品概要
 【特長】@6枚刃仕様のボールエンドミル。外周付近の6枚の切れ刃を使うことで、送り速度20m/min以上の仕上げ加工が実現。A6枚の切れ刃ごとの振れバラツキをできる限り小さくしているので刃ごとの切削抵抗のバラツキも小さく抑えられることに。そのため各刃の摩耗も均一に進行し、高精度な加工が長時間維持できる。B一般的なボールエンドミルより剛性が高い工具設計。加えて、仕上げ加工に適したポジ刃形が採用されている。C母材との密着性に優れた、耐熱性の高い「PN」コーティングを採用し長寿命を実現。削り残り量のバラツキをさらに抑えることができるようになった。
 【用途】ダイカスト、樹脂、プレスなどの大型金型の高能率仕上げ加工に。
 【仕様】EPHB6060-PN(φ6)〜EPHB6120-PN(φ12)まで、全4アイテムをラインアップ。
 【価格】EPHB6060-PN(φ6)▽1万7600円〜EPHB6120-PN(φ12)▽3万8200円※いずれも税別。
 【発売】2017年9月20日。

 この商品に関する詳しい問い合せは、(03)6890-5102▽同社営業企画部まで。

耐熱合金加工セミナー2017
サンドビックコロマント 全国より60名が参加

 サンドビック・コロマントカンパニー(カンパニープレジデント=高屋政一氏、本社=名古屋市名東区上社1-1801)は、9月15日午後1時30分より本社にて「耐熱合金加工セミナー2017」を開催した。航空機産業を中心に耐熱合金加工に対するニーズが一層高まりつつある中、加工における悩みを解消し、生産性向上につなげるための同社の最新工具や加工技術を提案した。
 セミナーには全国より定員いっぱいの60名が参加し、旋削加工、転削加工の講習と実削デモ加工が行われた。
 旋削加工の講習では、耐熱合金の種類から被削性まで細かく説明され、耐熱合金加工において工具寿命と加工能率を両立させるには境界摩耗を抑制することがポイントであり、丸駒チップを用いると高能率加工が行えると紹介された。
 工具材種については、セラミック材種は高い生産性を得られるが、適用には十分な検討も必要として、セラミック材種の種類や特性を説明。その他、適正ツールパスの適用事例や、画期的な全方向旋削加工が可能な同社の「コロターンプライム」なども紹介された。
 続いて、転削加工の講習では、正面フライスの最適化について解説され、最適加工方法(トロコイド加工)が紹介された。
 セミナー後半は、プロダクティビティセンターにて実削デモ加工を見学。転削加工での加工パスの工具摩耗への影響、セラミックカッタによる加工、旋削加工での切込み角の工具摩耗に対する影響、高圧クーラント適用による効果を確認した。

衣類用高機能プリンター
新製品 「GTX」 発売
ブラザー工業 印刷時間が従来の3分の1に

 ブラザー工業(社長=小池利和氏、本社=名古屋市瑞穂区苗代町15―1)は、パソコン上で作成したイメージをTシャツなどの衣類へ簡単に直接印刷ができる、ガーメントプリンターの新製品「GTX」の販売を9月1日より開始した。
 GTXは、プリントヘッドを改良したことで印刷スピードが大幅に向上し、従来機の3倍以上の高生産性を実現。従来の3分の1の時間で印刷が可能なため、店舗でオンデマンド印刷する場合も、より少ない待ち時間で印刷物を顧客に渡すことができる。
 また、同社が開発した、広い色域、高彩度1200dpi×1200dpiを実現する新インク「Innobella Textile(イノベラ テキスタイル)」により、従来機種を上回る高品質な印刷が可能となった。洗濯を重ねてもプリントを綺麗に長く保つことができるという(国際規格AATCC洗濯堅牢度試験4級取得)。
 操作面では、プリンター操作パネル(カラーパネル)に読み込んだプリントデータとファイル名が表示され、ファイル名と実際のプリントデータを視覚的に判断できるため、プリントミスによる不良を低減する。
 さらに、白インク循環機能の搭載により、インクのメンテナンスが効率的に実施されるようになり、メンテナンス時に消費してしまうインクの無駄も削減できるとしている。
 GTXの新しい水性顔料インク・前処理剤・充填剤・洗浄液は、環境に優しい原料で構成されているため、子供向けの衣服にも安心してプリントすることが可能(ECO PASSPORT認証取得)。また、交換可能なパウチインクを採用し、プラスチック素材の廃棄を減らす環境に配慮した製品となっている。
 本体サイズは1400(W)×1300(D)×550(H)o、重さ120s(プラテン、消耗品含む)。希望小売価格168万円(税抜)。

「第20回オゾン層保護・地球温暖化防止大賞」
環境大臣賞を受賞
アサダ 10年ぶり2度目の受賞

 配管機械・工具と環境機器の製造・販売を行うアサダ(社長=浅田吉氏、本社=名古屋市北区上飯田西町3―60)は、同社が開発した、冷凍倉庫や寒冷地の空調機器のフロン漏れを検知できる「マイナス30℃で検知可能なフロンリークディテクタ」で、日刊工業新聞社主催「第20回オゾン層保護・地球温暖化防止大賞」の環境大臣賞を受賞した。
 今年1月に同社が発売したフロン漏えい検知器「赤外線式リークディテクタLD316C」は、低温型・高感度赤外線リークセンサーを搭載し、従来のフロン漏えい検知装置の操作温度がマイナス20℃〜だったのに対して、マイナス30℃でも使用が可能。大量のフロンを使用する冷凍倉庫においては、国内で稼働しているものの約50%がマイナス30℃〜マイナス20℃の温度範囲であるとされる中、同製品はマイナス30℃の環境において3g/年という微少な漏れを検知。漏れの早期発見が可能になり、フロン漏えいによる冷凍機器の故障や環境への影響を低減する。
 また、充電式のリチウムイオン電池を採用することで、マイナス30℃で連続運転時間2時間を実現。従来のアルカリ乾電池が30分であるのに比べ、十分な作業時間が確保できるようになった。
 同社はこれまで同賞に4回応募し、2007年に「高速フロン回収再生装置等の開発」で最高賞の1つである環境大臣賞を受賞、その他は優秀賞を受賞した。今回、同製品の環境保護に対する効果が認められ、10年ぶりに環境大臣賞を受賞した。
 同社の同賞受賞歴は次の通り。
・第4回…優秀賞「CFC、HCFC、HFC同時に回収可能な装置」
・第10回…環境大臣賞「高速フロン回収再生装置等の開発」
・第17回…優秀賞「高性能フロン回収再生装置の開発」
・第20回…環境大臣賞「マイナス30℃で検知可能なフロンリークディテクタ」

2017年10月8日(日)・2649号
今年、国内最大の工作機械見本市
メカトロテックジャパン(MECT)2017
最先端、集結。 次世代技術は中部から 出会いが 「ひらめき」 になる四日間
10月18日(水)〜21日(土)、ポートメッセなごやで開催

 国内最大級の工作機械見本市「メカトロテックジャパン2017(MECT2017)」が10月18日(水)〜21日(土)の4日間、ポートメッセなごやで開催される。主催はニュースダイジェスト社(社長=樋口八郎氏)、共催は愛知県機械工具商業協同組合(理事長=伊藤高潤氏・春日鋼機会長)。展示規模はリーマン・ショック前の2007年展に次ぐ1933小間で、前回展を18小間上回り、今年国内で開催される工作機械見本市としては最大となる。出展者数は457社・団体。中部圏をはじめ日本各地や海外から8万人の来場者が見込まれる。
主催者企画展示では宇宙ビジネスで求められる加工技術を紹介
前回を上回る、過去2番目の開催規模
457社・団体が1933小間に出展

 メカトロテックジャパンは、1987年にスタートした、工作機械を中心とするFA技術専門展。西暦奇数年の秋にポートメッセなごやで開催され、今回で16回目を迎える。
 今展は、出展者457社・団体のうち16・8%にあたる77社が初出展(前回は69社)。展示される工作機械、各種装置は376台。1年以内に発表された1190点の新製品が展示される予定。海外からの参加は23カ国・地域を数える。
 世界最先端技術の実演加工に挑戦する主催者企画展示(コンセプトゾーン)では、新市場として期待される「宇宙」にスポットを当て、宇宙ベンチャーの取り組みを紹介するとともに、最新の人工衛星に向けた部品加工など、宇宙市場で必要とされる加工技術を会場内で披露する。
 また、主催者企画のセミナーでは、トヨタ自動車、マツダ、ボーイングなどが、それぞれの分野から、ものづくりの今後について講演する。
 その他、出展者によるワークショップや、同時開催イベントとして「工作機械トップセミナー」(一般社団法人日本工作機械工業会主催、学生限定セミナープログラム)も行われる。
     ◇
 MECT2017概要
 【開催期間】2017年10月18日(水)〜21日(土)10時〜17時 ※20日(金)は19時までナイター開催、最終日21日(土)は16時まで
 【開催場所】ポートメッセなごや(名古屋市国際展示場)
 【主催】ニュースダイジェスト社
 【共催】愛知県機械工具商業協同組合
 【入場料(税込)】大人1人1000円、団体(10人以上)1人500円、学生・海外からの来場者は無料 ※公式Webサイト(mect-japan.com/2017)から事前登録すると入場無料
 【出展者数】457社・団体(うち77社が初出展)
 【展示規模】1933小間
 【海外参加国・地域】23カ国・地域
 【予測来場者数】8万人
 【主な出展製品】工作機械、鍛圧・板金加工機、射出成形機、3Dプリンター、機械工具、鋸刃、切削工具、工作機器、測定機器、試験機器、研削砥石、研磨材、油圧・空圧・水圧機器、歯車・歯車装置、環境・安全対応機器装置、CAD/CAM/CAE、制御装置・関連ソフトウェア、産業用ロボット、搬送装置、洗浄機械装置、品質管理・安全・試験認証機関、新素材、マイクロマシン、ナノテクノロジー関連など
主催者ご挨拶
潟jュースダイジェスト社
代表取締役社長 樋口 八郎

 メカトロテックジャパン(MECT)2017は、今年開催される工作機械見本市の中では国内最大級の開催規模となります。1987年に始まり、今回で16回目を迎えました。本展は、国内外から457社・団体にご出展いただきました。小間数も1933小間と、どちらも過去2番目の規模で開催する運びとなりました。これもひとえにご出展者、関係各位のご支援のたまものであり、心から厚く御礼申し上げます。
 本展は「最先端、集結。次世代技術は中部から 出会いが『ひらめき』になる四日間」をテーマに、最新の工作機械や周辺機器、加工技術などを披露します。また、企画展示の「コンセプトゾーン」では宇宙をテーマに、最新の人工衛星やロケット部品の加工実演もいたします。この他、各種セミナーや出展者のワークショップなど、多数の企画を用意しております。
 今年度上半期の工作機械の国内需要は、政府の補助金政策などを追い風に、好調を維持しております。この勢いを持続させるためにも、MECTを下期の起爆剤としてご利用いただければ幸甚に存じます。 主催者企画展示
NEWFRONTIER
宇宙
 求められる加工技術

▼開催場所=ポートメッセなごや1号館特設会場コンセプトゾーン内
▼実施期間=10月18日(水)〜21日(土)
▼展示内容
 【ゾーンA 最新の人工衛星部品を削る】
 宇宙ベンチャー、アストロスケール社が来年初頭に打ち上げを予定する宇宙ゴミの観測用人工衛星「IDEA OSG1」。会場では、打ち上げ時に必要不可欠な衛星とロケットの結合部品(アダプター)を5軸MCで加工。最新の切削加工技術を披露する。
 【ゾーンB 宇宙で活躍する町工場の技】
 売上の約30%が宇宙関連という神奈川県茅ケ崎市の町工場「由紀精密」。従業員33人の町工場になぜ、宇宙の仕事が舞い込むのか。会場では、MECTに合わせて新たに設計したロケットエンジン(スラスター)のインジェクターを複合加工機で加工。宇宙関連企業から選ばれる技の秘密に迫る。
セミナー
▼開催場所=ポートメッセなごや交流センター3階会議ホール
▼開催日時=10月18日(水)〜20日(金)@13時〜14時A14時20分〜15時20分
▼聴講料金=無料 ※会場への入場料1000円が別途必要
▼申込方法=公式Webサイト(mect-japan.com/2017)のセミナーページから受け付け
▼定員=各セミナーとも400名(先着順)
▼講演内容
 【10月18日(水)】
 テーマ「自動車」
 クルマづくり最前線

〇講演@13時〜14時
 『次世代に向けた新しいクルマづくり』/トヨタ自動車常務理事パワートレーンカンパニー量産開発 生産技術担当 近藤禎人氏
〇講演A14時20分〜15時20分
 『飽くなき挑戦』/マツダパワートレイン開発本部エンジン設計部 部長 林裕二氏
 【10月19日(木)】
 テーマ「航空機」
 進化する航空機産業

〇講演@13時〜14時
 『航空宇宙産業における生産の動向』/ボーイングマテリアルマニュファクチュアリングテクノロジー担当 バイスプレジデント レーン・バラード氏
〇講演A14時20分〜15時20分
 『航空機用ジェットエンジンのものづくり技術〜自動化への取り組み〜』/川崎重工業ガスタービン・機械カンパニーガスタービンビジネスセンター生産総括部 総括部長 三島悦朗氏
 【10月20日(金)】
 テーマ「宇宙」
 宇宙ビジネス新時代

〇講演@13時〜14時
 『北海道から宇宙へ打上がるロケットの現状と今後の産業発展』/インターステラテクノロジズ 代表取締役 稲川貴大氏
〇講演A14時20分〜15時20分
 『アストロスケールが目指す宇宙ビジネス』/アストロスケール CEO 岡田光信氏
    ◇
 来場者向けに見どころを紹介するWebサイト「MECT NAVI」を新設
 「MECT NAVI」では、MECT2017の会場の様子を動画配信するほか、会場内ニュース「Show Daily」と連動し、最新ニュースも配信。来場者同士で情報共有ができるようにTwitterなどのSNSサイトも積極的に活用する。
 《コンテンツ》
 @会場内の様子を動画で配信…MECTの会場の様子や来場者、出展者の声を動画で配信。
 A会場内の最新ニュースをチェック…会場内で配布する会場内ニュース「Show Daily」と連動。最新ニュースを配信。
 B数字で見るMECT…メカトロテックジャパンの規模や過去の実績をグラフやイラストで分かりやすく解説。
 Cキーワードからトレンドを知ろう…工作機械や周辺機器、また加工技術に関するキーワードを紹介。
 D新市場「宇宙」の魅力に迫る…主催者企画展示(コンセプトゾーン)の紹介。
 E目的のブースを探そう…今回展の出展製品から出展者を検索。
共催者ご挨拶
愛知県機械工具商業協同組合
 理事長 伊藤 高潤

 国内最大規模のメカトロニクス展示会、メカトロテックジャパン(MECT)を今年も開催することとなりました。過去2番目となる多数の出展者にご参加いただく展示会になりました。これもひとえにご関係各位のご支援とご協力のたまものと厚く御礼申し上げます。
 技術のイノベーションは一人の天才のひらめきによると言われます。そのひらめきを具現化するには長年培われた確かな生産技術の裏付けが必要です。このMECTもそのような生産技術の確立に役に立てればと思います。
 最近の国内経済は、昨年末から円安傾向で推移しており、回復基調が持続しております。日銀短観でも「経済は緩やかに回復をしてきている」と判断しています。
 私ども生産財の流通を生業としております「機械工具商社」にとり、MECTは皆さまへの技術情報伝達の場として重要な展示会です。当組合は、会員各社総力を挙げてMECTの開催準備を進めてまいりました。ご来場頂きます皆さまにとり、有益な技術情報伝達の展示会となりますよう、心から祈念いたしております。

4コーナ仕様・高送りカッタ
「SKS-GU形」を出展
ダイジェット工業 小間番号2A25

 ダイジェット工業(大阪市平野区加美東2-1-18)は、新発売の高送りカッタ「SKS-GU形」とミラーボールインサート「BNM-SS形」を中心に、高能率、高精度で難削材加工にも対応可能な充実の製品ラインナップを展示紹介する。
 高送りカッタ「SKS-GU形」は、金型の高能率荒加工及びチタン合金などの難削材加工をターゲットとした刃先交換式工具。刃先交換インサートは、経済的な4コーナ仕様で、四角10oタイプ(カッタ径φ25〜φ80)と四角14oタイプ(同φ50〜φ160)の2種類をラインナップし加工形態に合わせて選択できる。本体は荒加工に最適な「Gボディ」を採用。切りくず排出性に優れ、かつ本体剛性を重視したボディバランスを実現している。インサート材種は「JC8118」「JC8050」「JC7550」の3種類をラインナップし、一般鋼からステンレス、チタンなどの難削材まであらゆる加工に対応できる。サイズ(本体)はボアタイプがφ50〜φ160、モジュラータイプがφ25〜φ42。
 高精度刃先交換式ボールエンドミル「ミラーボール」に、高速・高能率加工で更なる安定加工を可能にするミラーボールインサート「BNM-SS形」が登場。新PVDコーティング「DHコート」と超微粒子超硬合金の組合せによる新材種「DH108」を採用し、汎用材種として一般鋼からプリハードン鋼、ステンレス鋼、鋳鉄など幅広い被削材に対応する。S字刃形ながらR精度は±0・006o以下とソリッドボールエンドミル同等の高精度を実現、三次元形状仕上げ加工に適している。サイズは3R(φ6)、4R(φ8)、5R(φ10)、6R(φ12)、8R(φ16)、10R(φ20)、12・5R(φ25)、15R(φ30)の8型番。
 同社では、この2商品を対象にした、数量限定のお得な「ダイジェット新嵐キャンペーン」を実施中。期間は本年12月29日まで。

航空機関連コーナーも設置
材料別による商品の紹介
彌満和製作所 小間番号2A24

 彌満和製作所(東京都中央区京橋3-13-10)は、被削材の特性から起こりうる加工トラブルを検証し、その対策と推奨タップを、「一般スチール鋼」、「中硬度炭素鋼」、「アルミニウム合金鋼」の3つのコーナーに分けて紹介する。また、航空機関連のコーナーも設け推奨されるタップの紹介を行う。
 新商品としては、次の2アイテムの展示を行う。
 ■〈AUSP Rc〉〜管用テーパねじ用コーティングスパイラルタップ〜
 SS材、低炭素鋼材などの比較的軟らかい材料に対しての管用テーパねじ加工においては、めねじ肌のトラブルが多く発生する。その対策品が「AUSP Rc」である。
 ▽特長
 @独自の刃形状と特殊コーティングの採用により、むしれ問題を劇的に改善することが可能となった。また、工具の高寿命も得られる。
 A適正な工具の突出しで、切りくずのホルダへの干渉を回避するため全長を長めに設定している。
 ▽寸法範囲
 Rc1/16-28、Rc1/8-28、Rc1/4-19、Rc3/8-19、Rc1/2-14、Rc3/4-14、Rc1-11
 ■〈MHSP〉〜中硬度炭素鋼用止り穴用スパイラルタップ〜
 20〜35HRCに調質された炭素鋼や合金鋼などの中硬度炭素鋼は、汎用タップで加工すると早期摩耗や欠けが発生しやすい傾向にある。その対策品が「MHSP」である。
 ▽特長
 @耐摩耗性に優れたコバルトハイスと特殊コーティングで耐久力向上を図っている。
 Aねじ部の完全山を数山残し、以後のねじ山を半分山払いした特殊形状で、完全ねじ部の欠け防止効果を高めている。
 B適正な工具の突出しで、切りくずのホルダへの干渉を回避するため全長を長めに設定している。
 ▽寸法範囲
 M8〜M16並目、M10〜M16細目

集塵機能付エアブロー装置
「MIJET」など展示
東 陽 小間番号1B11

 東陽(愛知県刈谷市中山町5=10)は、各種刻印機や環境商品を出展する。世界最小オールインワンレーザーマーカーの「NanoVIS」(オートメーター社製)やドット式刻印機「TMP2100/470」(テレシス社製)、集塵機能付エアブロー装置「MIJET」等、幅広いラインナップを準備している。
 「NanoVIS」は、オートメーター社が開発した世界最小レーザーマーカー。機能を絞り込み、コストパフォーマンスを向上させた。銘板打ちや、プラスチックへのマーキングに対して、今までレーザーマーキングを取り入れたいが「価格が高い」と諦めていたユーザーへ提案できる商品である。
 一方「TMP2100/470」シングルピン・マーキングシステムは、プログラム可能な、高精度、ローコスト、コンパクトサイズでさまざまなマーキングニーズに対応できる理想的なシステム。「MIJET」は電気が不要で吸引とエアブローが同時にできるエアクリーナー。作業効率向上、環境改善につながる製品である。
 また、ブースでは、専門スタッフがスタンバイし、各ユーザーの刻印に関する悩み、課題に応じて、最適な機種を推奨する。なお、テストピースを持参することで、その場でテスト刻印を行い返却することも可能としている。

再研磨後の形状確認に最適な
画像工具測定器「ジャストスコープ」
菱高精機 小間番号2A03

 菱高精機(高知県高岡郡中土佐町上ノ加江2085-2)は、前回展に続き全自動工具研削盤「イプシロンSGR-XV」の展示を行うと共に、イプシロン購入顧客から要望のあった再研磨後の形状確認・寸法測定が簡単に行える画像工具測定器「ジャストスコープ」を展示する。
 ジャストスコープは、大きさが680o×515oと研磨機横の作業台に設置可能な寸法で、CMОSカメラを搭載しており、手持ちのPCに接続し画像にて形状確認ができる優れモノ。
 また、切削工具関係ではインサート式工具「ハンガーミル」などを展示する。ハンガーミルは、独自インサートと特殊溝形状により、切屑排出性を高め、バーチカル加工(縦突き切削)と穴あけ加工を行えるツール。先端の形状はフラット形状で段差も極小段差に押さえ、黒皮の材料の粗加工や曲面材料の加工にも効果がある。
 今回のMECTでは、同社と協力関係にあるドイツの精密切削工具メーカーHAM社から来年1月にリリースされる、MMP(マイクロ・マシニング・プロセス)テクノロジーで作られた鏡面のように光り輝く仕上げ用ドリルも参考出品される。

実機を使ったデモも可能
最新の試験・分析装置を紹介
モリタ 小間番号2C1

 モリタ(名古屋市中区上前津1-2-29)は、大型試料の高精度分析が可能な白色光干渉式顕微鏡、最新モジュールを組み込んだ摩擦摩耗試験機をはじめ、ばね試験機、スイッチフィーリング試験機、研究室向け実験設備などを展示。
 『異物分析コーナー』では、洗浄度検査装置による有機/無機異物の判別から赤外線分光光度計による分析試験、蛍光]線分析装置による分析試験を紹介する。
 また、小型多関節型三次元測定機も展示する。デモも可能。
 主な出展製品は、自動圧縮引張ばね試験機ASPシリーズ▽スイッチフィーリング試験機Tec3D▽部品洗浄度検査用スキャナMicro Quick▽蛍光]線分析装置FD-10▽顕微赤外分光光度計LUMOS。

HRC40〜72の焼入れ鋼用工具
トグロンハードシリーズを出展
イワタツール 小間番号2B23

 イワタツール(名古屋市守山区花咲台2―901―1テクノヒル名古屋E―3)は、HRC40〜72の焼入れ鋼に穴があく「トグロン ハードシリーズ」を出展し、金型加工における精度向上や工程短縮を提案する。
 トグロンハードシリーズの高硬度材深穴加工用ドリル「トグロン ハードロングドリル」は、焼入れ鋼に20D以上の貫通穴加工を実現。真円度・円筒度・面粗度に優れ、H7以上の精度も可能。金型のエジェクタピン穴加工をはじめ、ワイヤ放電加工のスタート穴、部品加工においても精度向上や工程短縮(同社実績…製作日数が4分の1に短縮)を可能にした。
 ブース内では「50Dの焼入れ鋼穴あけ」の加工実演を実施する。「トグロン ハードロングドリル」を使用し、SKD11(HRC60)の焼入れ鋼に、φ1・2o、深さ60o以上の貫通穴加工を行う予定。
 また、焼入れ鋼に高速で加工が可能な「トグロン ハードドリル」オイルホール付きも参考出品する。
 そのほか、面取り加工に特化することにより、コスト低減と加工スピードアップを両立した、一般鋼加工用5枚刃面取り工具「トグロン マルチチャンファー」と、アルミ・樹脂・真鍮に最適な「トグロン シャープチャンファー」を展示。「トグロン」の特徴であるネガ刃形状は、焼入れ鋼から一般鋼、アルミ、アクリルなど幅広い被削材に対し、高速、高精度、高難易度など、それぞれの製品が優れた性能を発揮する。加工形状も穴あけ、面取り、V溝、位置決めなどバリエーションが豊富。
 10月21日(土)には出展者ワークショップで「高硬度材、穴あけによる金型製作工程短縮。PCD、CBNについて」と題して岩田社長によるセミナーが行われる。時間は13時〜13時40分、交流センター3階第3・第4会議室にて。[内容]トグロン ハードドリルによる焼入れ鋼への深穴加工により、金型の穴あけ加工が切削にて可能になった。この製品の使用方法や切削条件について説明する。PCD、CBN、小径工具についても説明する。

高速・重切削に最適なツールホルダ
スーパーG1チャックアドバンス
ユキワ精工 小間番号1D17

 ユキワ精工(新潟県小千谷市千谷2600―1)は、スーパーG1チャックの紹介、切削加工におけるツールホルダの違いによる品質の向上、生産性向上の事例を紹介する。
 また、さらなる高剛性を追求した、新製品スーパーG1チャックアドバンスを展示する。
 【スーパーG1チャックアドバンスの特長】
 @加工送り速度を上げられる…ホルダ外径部の特殊形状により、高速・重切削にも負けない高い剛性を持ち合わせている。これにより、エンドミルの高送りをすることで、サイクルタイムの短縮が可能となる。
 Aワークの加工面がきれいに仕上がる…高速・重切削が可能で、ワークの仕上がりが良好。荒加工用ホルダと仕上げ加工用ホルダがこれ1本で済む。
 B切削工具が長持ちする…同社のベストセラー商品であるスーパーG1チャックと同様、総合芯振れ精度5μm以内を保証。高い振れ精度で加工を行うことができるため、加工時の工具への負担が大幅に軽減し、工具寿命を延ばすことが可能。「高い振れ精度で加工を行うことにより工具交換時期も安定し、切削工具の管理がしやすくなった」とユーザーより喜びの声も届いている。

PBの防振エンドミルも出展
最新工具での最適加工を提案
大阪工機 小間番号2D02

 大阪工機(大阪市中央区安堂寺町1-6-7)は、海外の優れた商品を周辺機器類と切削工具に分けて展示する。
 周辺機器では、ドイツ製の回転工具ホルダーの展示を行う。EWS社は回転工具ホルダー専門メーカーで高剛性、高精度という最大の特徴がある。加工効率UPに寄与する商品となる。
 切削工具では、防振エンドミル「new century」(大阪工機オリジナル超硬エンドミル)を展示。同社初の完全プライベート商品で、第一弾として防振エンドミル9種類を出展する。製品のコンセプトは「ハイクオリティと低コストの高い次元での融合」。ラインナップとして、粗仕上げ兼用タイプ@ショートAレギュラーBセミロングCロングDエキストラロングの5種類の刃長違いと、深堀加工タイプとしてEレギュラーネック付きFロングネック付きの2種類、Gステンレス加工用Hコーナーラジアスタイプを揃えている。すべての種類で防振効果のある不等分割不等リードの刃形状を採用。防振エンドミルのパイオニアである同社が「ワンランク上の加工を目指すユーザー様に、取り組みやすい価格で販売し、喜んでいただける商品」と自信を持って市場に投入するエンドミルである。
 【主な出展製品】
 超硬エンドミル「new century」(韓国)▽超硬ねじ切り工具「VARGUS」(イスラエル)▽回転工具ホルダー「EWS TOOL」(ドイツ)▽ツールプリセッター「ALFA-SYS」(スイス)▽パワーグリップホルダー「REGO-FIX」(スイス)

バリ取りロボットシステム
斬新な動作を実演
NaITO 小間番号2B02

 NaITO(東京都北区昭和町2-1-11)は、ロボット・環境・計測の各コーナーに分類して分かりやすい展示を行う。
 ロボットコーナーでは、バリ取りロボットにATCを付けて斬新な動作を披露する。また、人気のあるハンドツールの実演を行う。
 環境コーナーでは、クーラント液の省力化に最適な自動ミキシングガン装置を浮上油回収装置とコラボして初展示する。
 計測(検査)コーナーでは、外観検査のLEDライトや疲労を和らげる検査メガネ、さらにハイスピードカメラで目視しにくい悩みを一挙に解決、最新提案で新しい世界を紹介する。
 【主な出展製品】
〇NR研磨材
〇NR自動ミキシングガン
〇バリ取りロボットシステム
〇検査用メガネ
〇デジタル式空気マイクロメータ

日本初出展の横形マシニングセンタ
NHX6300 2nd Generation 出展
DMG森精機 小間番号3C19

 DMG森精機(名古屋市中村区名駅2-35-16)は、DMG MORIが実現するコネクティッドインダストリーズ/インダストリー4・0をユーザーに説明する。インダストリー4・0に対応したCELOS・DMG MORI Messengerの活用による、生産システムや自動化ソリューションの統合・一元管理をブース内のステージにて紹介。ユーザーの生産性向上に貢献するため、@スマートファクトリーACELOS+センシングB自動化をセットで提案する。
 日本初出展となる横形マシニングセンタNHX6300 2nd Generationと5軸制御マシニングセンタDMU 50  3rd Generationを含む計12台の最新鋭の工作機械を出展し、全ての機械で実演加工を行う。専任スタッフが豊富な加工事例やデモ加工を交えた実践的な技術ノウハウを分かりやすく解説し、ユーザーの生産性向上に貢献するソリューションを提案する。
 10月20日(金)には出展者ワークショップとして、「DMG MORIの自動化提案」をテーマに、伊賀商品部室長・柏木悟氏による講演を行う。搬送方法と周辺装置の組み合わせによる課題解決について、導入によるメリットから稼働率を上げる運用のポイントまで、実例を交えて紹介する。
 また、主催者企画展示の「NEW FRONTIER宇宙 求められる加工技術」をテーマにしたコンセプトゾーンに由紀精密とともに出展し、MECT2017に合わせて新たに設計された部品を複合加工機NTX1000 2nd Generationにて実演加工する。

高強度だけでない縦刃カッタの登場
高能率多機能カッタVP]シリーズ
三菱マテリアル 小間番号2A29

 三菱マテリアル加工事業カンパニー(東京都千代田区大手町1-3-2)は、11月10日発売予定の、さまざまな加工形態に対応する多機能カッタに剛性が高い縦刃インサートを搭載した、高能率加工用多機能カッタ「VP]シリーズ」を展示する。
 VP]シリーズは、縦刃インサート搭載による高い剛性に加え、同一インサートでのランピング加工やヘリカル加工を可能にし、専用インサートに交換する必要のない、多機能性を高めた設計となっている。
 主な特長は、@インサートを縦に配置することで、高いホルダ剛性を確保し耐欠損性に優れ、高送り加工でも安定した切削加工が可能。A広い着座面を設け、インサートをより強固にクランプさせることで、切削加工中の振動による、インサートのブレを抑制。Bインサートの大R副さらい刃は、良好な仕上げ面を実現し、さらに凸切れ刃を設けることで、より高精度な立壁加工が可能。
 アイテムとしては、最大切込み量が8oのVP]2000と11oのVP]3000があり、シャンクタイプはφ16o〜φ50oの逆段シャンクやウエルドンシャンクを含めた55アイテム、アーバタイプはφ32o〜φ80oの18アイテム、スクリューインヘッドタイプはφ16o〜φ40oの23アイテム。インサートは8材種のコーナR展開を含め128アイテムを標準在庫し、さまざまな被削材の切削加工を可能にする。

回転センターメーカーが提案する
高剛性ビルトインセンター
二村機器 小間番号1D20

 EAGLE STARS、ワシ印でおなじみの二村機器(名古屋市中村区岩塚町九反所55)は、高剛性が要求される旋盤加工に対応可能な「アクティブビルトインセンター」を展示する。
 加工技術の刷新が進む中、スカイビング加工やシェービング加工といった焼入れ後のハードターニング加工も増えてきている。各々の加工には違いがあるが、高硬度の加工物を加工することに違いはない。高硬度の加工物を加工する際に、必要な条件は主に3点が挙げられる。
 第1に加工物を保持するための耐高ラジアル荷重であること。次に耐高ラジアル荷重を逃さない様にする、耐高スラスト荷重。最後に加工物の面粗度を向上させるための高速回転である。更にこの3条件を満たしたとしても、ベアリングの消耗は避けることができない。それを解決したのが、スマートアクセスシステム。短時間でベアリングユニットの交換を可能にした。同社は、これらの加工条件を満たすビルトインセンターを製品化した。
 その他、ドライビングセンターの新ラインナップや様々な問題を解決に導いた特殊品などの展示も行っている。

「ローダー×稼働監視」による
生産ラインの見える化
三栄商事 小間番号1C58

 三栄商事(名古屋市東区東桜2-17-6)は、今回、ガントリーローダーとローダー稼働監視システムを出展する。
 同社は、2013年4月に「ローダーメーカー」の浜名エンジニアリングを、2016年12月には「稼働監視システムメーカー」のプロキャストをグループ化した。
 今回の展示では、両社の強みを融合した「ローダー×稼働監視」により、ローダーによる生産ラインの見える化を実現。「誰でも分かる。いつでも見れる。どこでも見れる。」をコンセプトに、メーカー機能を備えた商社として目指す新たなる事業スタイルを披露する。

「ZMACアドバンストボーリングヘッド」など
新製品を多数展示
日研工作所 小間番号1D40

 日研工作所(大阪府大東市南新田1-5-1)は、剛性・操作性に優れた同社最強のボーリングヘッド「ZMACアドバンストボーリングヘッド」、φ200oまでの大径ボーリング加工が可能な「eMACWデジタルボーリングヘッド」を出展する。
 ■ZMACアドバンストボーリングヘッド(ZMAC-V)…φ16〜180oの仕上げ加工用。剛性アップで精度が更に向上。新型ロックフランジによりダイヤル操作性と視認性も向上した。全サイズクーラント仕様(ZMAC70-V以上は可変ノズル式)。
 ■eMACWデジタルボーリングヘッド…eMACシリーズに、1ヘッドでφ6〜φ200oのボーリング加工が可能なワイド(W)モデルを追加。スライド移動量を正確にデジタル表示し、狙った径へ、早く、簡単、正確にアジャストできる。Q42ベースホルダ、センタースルー対応。防水防塵設計(IP67相当)。
 その他、小径・深穴加工に定評のあるミニミニチャックが更に進化した「ミニミニチャックアドバンストα」、自動旋盤用の高精度ホルダとして「CNC自動旋盤用高精度スリーブ」、アングルヘッドの測定を可能にした新型ツールプリセッタ等の新製品を展示する。

樹脂成型など熱水用途に最適な
熱水用カプラHW型など展示
日東工器 小間番号1A53

 日東工器(東京都大田区仲池上2―9―4)は、樹脂成型などの安全性・作業性を高める迅速流体継手「熱水用カプラHW型」、1台のドライバで4台分のねじ締め設定が可能な電流制御ドライバ「デルボDLV04C/10Cシリーズ」、薬品や液体の吸引・搬送用途に最適な高流量圧電ポンプ「バイモルポンプBPHSシリーズ」を出展する。
 「熱水用カプラHW型」は、金型の温度調整配管の接続分離に最適な迅速流体継手。振動や衝撃などによる接続後の不意な分離を防止する「セーフティロック機構」を搭載し、ニッケルめっき処理を施すことで耐食性をアップ。さらに熱水用途に特化したシール材やダブルOリング仕様とすることでシール性能を高めるなど、成型や金型交換時の安全性・作業性に配慮した設計となっている。
 「デルボDLV04C/10Cシリーズ」は、コントローラにトルク値、回転速度を最大4条件設定できるため、4台分のドライバを1台に集約可能。コントローラからの電流制御でトルクを設定するため、ドライバ本体での調整は不要。コントローラをPLC等に接続し自動機にも搭載できる。ワークに応じて、SOFT締め、HARD締めの2通りのねじ締めタイプが選択可能。
 「バイモルポンプBPHSシリーズ」は、圧電振動素子の屈曲・屈伸運動をポンプの駆動源として利用した圧電ポンプ。独自のチャンバー室の形状により、流量が従来品より最大40%増加した。ハウジングやシール材質の組み合わせにより、さまざまな種類の液体や気体に対応できる。

独のMEGAドリルリーマーなど
欧米の即戦力ツールを紹介
ライノス 小間番号2A09

 ライノス(大阪市天王寺区空清町1―8)は、ヨーロッパやアメリカなどから輸入した特徴ある切削工具を、日本の生産現場の様々なニーズに対応可能な即戦力ツールとして紹介する。ドイツのMEGAドリルリーマーやアメリカのミシガンデバリングツールなど、刃の形状や加工性能はもちろん、サイズ揃えの豊富さにも注目したい。
 今回は『機械加工で効率的なバリ取りを』をテーマに、加工したワークも展示し、様々なバリ取りの問題に対し機械加工での工程改善を目指す。
 【主な出展製品】
 ミラー・MEGAドリルリーマー(ドイツ)▽ミシガン・デバリングツール(アメリカ)▽ブリクレー・バーレスリーマー(ドイツ)▽メイケスタッグエンドミル(オーストリア)▽ヒルトライン・クーラントホースシステム(スイス)

汎用性を追求したドリルの新機軸
「マルチドリルネクシオMDE型」
住友電気工業 小間番号2B14

 住友電気工業ハードメタル事業部(兵庫県伊丹市昆陽北1―1―1)は、独自の刃型で切削抵抗の低減と切りくず処理性を向上させるとともに、新開発の超硬母材とコーティングを採用することで幅広い被削材に対しても長寿命を実現する、超硬コーティングドリル「マルチドリルネクシオMDE型」をはじめ、鋼旋削において絶対的な安定加工を実現するコーティング材種「AC8000Pシリーズ」、SEC-スミデュアルミルDFC型に拡充した切りくず処理に優れた「GS型ブレーカ」等、最新の切削工具を展示する。
 自動車・航空機など産業別展示では目的・用途に応じた加工を提案。希少資源タングステンのリサイクルへの取り組みについても紹介する。
 【主な出展製品】
 超硬コーティングドリル「マルチドリルネクシオMDE型」▽鋼旋削用コーティング材種「AC8000Pシリーズ」▽鋳鉄旋削用コーティング材種「AC4000Kシリーズ」▽高能率汎用/隅削りカッタ「SEC-スミデュアルミルDFC型」

ワンランク上の高能率加工を実現
ハイドロチャックオメガPHC・H型
エヌティーツール 小間番号1D19

 エヌティーツール(愛知県高浜市芳川町1―7―10)は、ハイドロチャックオメガPHC・H型を出展し、焼入れ鋼の高送り加工や溝切削加工など、高負荷な加工での性能を来場者に実感してもらうためにブース内でデモ加工を実施する。
 ハイドロチャックオメガPHC・H型は、重切削加工において、高能率刃具の性能を最大限に発揮すべく高剛性、高把握力を追求。従来のミーリングチャック同等以上の能力を有する。独自のスリーブ全体収縮構造で、エンドミル側面切削時の加工面傾き(取り残し)を抑え、同社ハイドロチャックシリーズの特長である「高精度」「高い振動吸収効果」により加工面粗さを向上させる。加工後のゼロカットを低減し、次工程の負荷低減に寄与することでサイクルタイムの低減につながる。また他のハイドロチャックシリーズと同様に作業性を追求し、刃具のチャッキングはレンチによる締切で簡単に行えるので、作業者への負担や作業時間を低減する。
 【主な仕様】把握径=φ16、20、25、32、42▽対応シャンク=BT、AHO、HSK、UTS、CAT、SK▽芯ズレ精度=4d先端3μm以下▽繰り返し精度=1μm以下

『FA&ロボット』をテーマに
自動化・省人化を提案
ダイドー 小間番号1B35

 ダイドー(名古屋市中村区名駅南4-12-19)は、『FA&ロボット』をテーマに、メーカーとコラボレーションし出展する。最新の「協働ロボット」を含め、多種多様なロボットのデモンストレーションを通じて自動化・省人化を紹介し、ユーザーのニーズに合わせた「ものづくり」に役立つ提案をする。
 【出展メーカー・出展物】
〇IRONCAD=機械設計向け3次元CAD、ロボットシミュレーション
〇アイセル=マシンシャッター、ミリオンガイド、カップリング、メカロック
〇IDEC=セーフティレーザースキャナSE2Lシリーズ
〇エヌアイシ・オートテック=手軽で安心!ロボットの性能を支える、装置メーカーのロボット架台
〇セイコーエプソン=新商品AC100V稼働のスカラーロボット
〇加茂精工=ノンバックラッシ高精度位置決め(TCGランナー・リング、ボール減速機ほか)
〇三機工業=シャトルコンベヤ
〇シュマルツ=真空機器専門メーカーによるロボット搬送の省エネ&IoTソリューション
〇TAIYO=電動グリッパ…把持力・速度・位置検出などの制御可能なハンド
〇デンソーウェーブ=ロボットシステム
〇ナブテスコ=精密減速機RV、RD、RS
〇日本フェンス=安全柵
〇パナソニック=レーザーマーカー、ライトカーテン、小型PLC、通信+接触式変位センサ
〇ファナック=協働ロボットCR-7iA/L、ロボット*Panasonic Vision
〇富士機械製造=ティーチング不要な小型多関節ロボットSmart Wing
〇富士変速機=食品機械向けギヤードモータデモ機
〇三菱電機=産業用ロボットセル&ワイドモデル表示器、ビジョンセンサー、予防保全
〇妙徳=真空発生器コンバム、パット、CVZ(大排気量)、COPS(非接触パッド)
〇ヤマハ発動機=新型リニアコンベアモジュールLCM-]、統合コントローラYHX

新製品エンドミルS50Iなど
多数の新製品を発表
曽根田工業 小間番号2B21

 曽根田工業(静岡県磐田市駒場1―12)は、ビビリを抑え高能率加工が可能な「S50I-4EDエンドミルシリーズ」をはじめとする、多数の新製品を発表する。
 その一部をここで紹介する。
 @S50I-4EDエンドミルシリーズ
 不等リード、不等ピッチを採用し、コストパフォーマンスに優れたナノアルミナコーティングにより、ビビリに強く、高い送りが可能。一般鋼、HRC50までの調質材など幅広い材質に対応する。
 Amaxvpoint溝入れシリーズ
 高能率加工と長寿命を誇るタングステンヘッドmaxvpointの新シリーズとして、内径溝入れ加工用超硬溝入れホルダーが仲間入り。各メーカー共通のインサートを採用、オイルホール付き。ヘッドにタングステンを採用しビビリに強く高能率加工が可能。
 B制振機能付き太径ボーリングホルダーMONKURA
 ボーリングホルダー内部に制振機能合金を入れた、制振機能付き太径ボーリングホルダー。突き出し量が最大12Dまで可能。
 その他、同社が取り組んでいる、『キレが蘇る』超硬ホルダー修理「ドクターシステム」も注目される。

倉庫など限られたスペースを有効活用
段積みリール ケーブルタイプ
ハタヤリミテッド 段積みできる角型フレームタイプ

 ハタヤリミテッド(社長=足立憲泰氏、本社=名古屋市中区大須4丁目)から好評発売中の『段積みリール ケーブルタイプ』は、発売以来、その使い勝手の良さから一般ユーザーはもちろん、プロユーザーからも高い人気を誇るコードリールだ。
 これまでのコードリールは、倉庫や車載時など限られた収納スペースでは扱いづらかった。そこで誕生したのが、段積みすることで省スペースにまとめて収納できる本製品だ。段積みできる角型フレームタイプだから立てても寝かせても使え、持ち運びも非常に便利。網パレット保管もキレイに行える。
 また、誰もが経験あるだろう円盤裏側への面倒な電線の巻き落ちを防ぐ専用リング金具や、雨中でも安心のコンセント防雨キャップ、電線の溶解・焼損事故を防ぐ自動復帰型温度センサー(DSBE型のみ)が付くなど、ユーザーの使い勝手をとことんまで追求した嬉しい機能が満載だ。
 標準タイプの『DSS-30』と『DSG-30K(接地付)』、漏電遮断器付タイプ(2P/2P接地・兼用防雨型コンセント付)の『DBE-30K』と『DSBE-30KC(温度センサー付)』の全4タイプが用意されている。価格は全てオープン価格だ。
 本製品に関する詳しい問い合わせなどは同社顧客サービスデスク▽0120(686)888(通話無料)、または同社ホームページ▽http://www.hataya.jpにアクセスを。


2017年10月15日(日)・2650
来年2月目処に支部再編の方向性を
11月開催全機工連若手交流会に15名参加予定
愛機工 10月理事会開催

 愛知県機械工具商業協同組合(理事長=伊藤高潤氏・春日鋼機会長。以下、愛機工)は10月3日、名古屋市中区の東京第一ホテル錦で10月理事会を開催。22名の理事が出席した。本理事会では、東京都機械工具商業協同組合青年部会の原忠夫部会長が、11月に開催される全日本機械工具商連合会(以下、全機工連)若手交流会幹事団体の代表として特別参加し同会の概要説明を行ったほか、メカトロテックジャパン(MECT)2017進捗状況の報告などが行われた。
 本理事会で審議された議案は以下の通り。
 【全機工連若手交流会について】第1回全機工連若手交流会が11月18日(土)、東京都機械工具商業協同組合青年部会の幹事で、東京都中央区のロイヤルパークホテルにて開催される。開会は午後1時30分。全国各地の組合・団体などから約100名の参加(10月3日現在、16団体・81名の参加確定)が見込まれており、愛機工からは15名が参加の予定。本理事会に幹事団体を代表して原部会長が特別参加。同会の開催概要など説明した。
 【業務災害補償プランについて】業務災害補償プランは愛知県中小企業団体中央会(以下、中央会)が推奨するもので、社員の労働災害や、企業から社員への賠償責任が生じた際に補償されるものだ。保険料は中央会(愛知県の助成)を通すことで割引を受けられ、紹介手数料は掛金の3%が毎年継続して愛機工の事業収入となる。保険料は企業の年商額で設定(社員数の設定もアリ)されており、この業界では割高感は否めないが、近年、労務トラブルにより多額の費用が発生する事例が増加しつつあり、労務トラブルに対応すべく業務災害補償の取組みを検討することが可決された。
 【MECT2017について】10月18日(水)〜同21日(土)までの4日間、名古屋市港区のポートメッセなごや1〜3号館で開催。9月26日、名古屋市中村区のウインクあいちで記者発表会が開催され新聞社・テレビ局など報道関係者23社が取材に集まった。愛機工からMECT副実行委員長の森田乾嗣会計理事(モリタ社長)が出席し来場者の積極的な取組みがアピールされた。会期中の周辺道路および駐車場の混雑については駐車スペースが拡大されたため多少緩和される見込みだが、最終日が土曜日ということで近隣レジャー施設への来場者と重なり混雑が予想されるため公共交通機関の利用を促している。平日の混雑状況については愛機工組合事務局へ問い合わせをとのこと。また同事務局は開会前日(17日)から準備のため会場入りするが、電話は事務局の番号で会場内臨時事務局(2号館西側)へ転送される。
 【教育事業報告および計画】@事業報告▽経営者・管理者セミナーを8月8日、午後6時10分より東京第一ホテル錦で開催。受講者は33名。講師に名南経営の大津章敬氏と渡邉圭蔵氏を招き「過重労働対策の最新情報と営業部門の生産性向上」をテーマに講演会が開かれた。近年、過重労働に関わるトラブルが頻発している。残業時間の制限など法改正の具体的な内容とそれに伴う企業の経営リスクをはじめ、増加する労働基準監督署調査のポイントや対応策が提言された。合わせて残業時間の短縮に対応した営業部門の生産性向上の余地や阻む原因、取組み方などが具体的に紹介された。A事業計画(案)▽●経営者・管理者セミナー=BCP(事業継続計画・緊急事態への対策、マニュアル策定)について、まずは基礎知識を認識し作成方法の基本フォームを解説するセミナーを開催。また、BCPマニュアルの策定を検討している受講者(組合員)には個別に専門家を派遣し、各社独自のマニュアル策定を支援(個別訪問は年度4回まで無料)。●営業社員を対象に、研削加工および切削工具(切削加工)の知識を主とした座学と実習(2日間)を計画。講師はビーティーティーの青木渉会長。定員10名。
 【支部再編について】三役・支部長会議を9月29日に開催。伊藤理事長は「支部の再編成は確定しているものではないが来年2月を目処に方向性をまとめたい」と挨拶し各支部長に意見を求めた。支部再編は、将来的な会員数の減少に伴い、各支部員数の格差是正を目的としたものである。当初案として中南支部と中北支部、そして西支部と北支部での統合案が課題となっていた。同会議では、中南支部は支部員数17社と少ないものの業界の中堅・大手で構成され安定し、まとまりもあるため現状でも問題ない。北支部は支部員数23社だが小規模の会員が多く、今後支部員減少が想定される。西支部と北支部は、これまでも合同事業を実施しており今後も相互交流を通し統合を模索する。などの意見が出された。また三河支部と尾張支部の見直し案も提案されたが、三河・尾張両地区は地域性や地域の範囲が広く(統合は)難しいとの結論に達した。また、支部の統合が難しい場合は支部の理事定数など規約の見直しも検討するなどの意見も出た。支部再編については、今後も各支部内で議論を継続し、平成30年2月に方針をまとめることで合意された。
 その他の議案については掲載略。次回理事会は12月5日(火)開催。


自動車産業の変革に対応すべく
挨拶する北川正樹支部長
ダイヤモンド工業協会 第32回中部支部総会・懇談会

 ダイヤモンド工業協会中部支部(支部長=北川正樹氏・北川ダイヤモンド工業社長)は、10月5日午後5時30分より名古屋市中区のアパホテル名古屋錦において、第32回総会・懇談会を開催した。会員のメーカー、商社ら28名が出席して情報交換などを行った。
 北川大輔北川ダイヤモンド工業製造管理部長の司会進行により、総会では北川支部長が会計報告ならびに監査報告を行い、全会一致で承認された。
 北川支部長は挨拶で、出席への御礼を述べた後、「この中部地区は、産業としては自動車関係が圧倒的で、残りがセラミックと航空機。航空機については、当地が日本の50%を占めており、尚且つ活性化している。唯一危惧するのは、国産ジェット旅客機MRJの開発が遅れている。当初は2013年に販売開始の予定が、現在まだ型式証明を得るためにアメリカにてテスト中であり、もう少し遅れるのではないかと思っています。車は、将来的にはEV(電気自動車)への移行が世界的な動き。そのようになった場合の対応も考慮していかなければならないと思っています。景況感は、各指標によるとアベノミクスで成長が続いていると言われますが、悪くはないが良いという実感はない。統計でも、一般の労働者の平均給与はここ4、5年変わっていない。リーマンショック前と比べると給与は年10万円ほど減っている。景気はいいと言いながら、実感が得られない」と述べた。
 続いて緒方誠也ノリタケカンパニーリミテド執行役員生産技術部長より業界動向などが報告され「中部地区は、ものづくりが国内で一番盛ん。この基盤を支えているのは、工作機械であり、我々のような工具に負うところが大きいのではないかと思っています。安定して供給する、あるいは、新しい提案をするというのが我々の使命だと考えています。自動車のEV化の流れは業界に大きな変革をもたらします。新しい事業に対して、ダイヤ、CBNの工具を色々な分野で我々は提案すべきだと考えています。この協会は我々工具メーカーと原材料の供給者様、代理店様の集まりです。会員同士の切磋琢磨で互いの発展に尽くしていきたい」と締めくくられた。
 武藤隆ダイヤモンド工業協会事務局長の音頭で乾杯、懇談の場となった。
 懇談会では中部地方を中心に活動しているジャズヴォーカリスト川鰭祐子(かわばた・ゆうこ)さんのミニライブが開かれたほか、初参加の人による自己紹介もあり親交を深め、花木永典旭ダイヤモンド工業執行役員名古屋支店長の中締めで終了した。

ボウリング大会、新年会について審議
愛鋲協 29年度第4回定例理事会
理事会後はセミナーを開催

 愛知鋲螺商協同組合(理事長=藤田守彦氏・藤田螺子工業常務)は、9月19日午後6時30分より名古屋駅前の安保ホールにおいて平成29年度第4回定例理事会を開催した。理事5名が出席した。
 藤田理事長が都合で遅れるため、小倉正嗣副理事長(小倉商店社長)が議長を務めて各議案の審議に入った。
 第1号議案=事業部委員会に関する件は、8月の収支報告が事務局より行われ、承認された。売上が昨年より減少しているため、共同購買事業においては仕入先と交渉してパンフレット等の配布を行うことを同委員会で検討する。
 第2号議案=セミナーの件は、同理事会終了後、引き続き午後7時より「ホームページ更新とマナー」をテーマに、組合ホームページを制作した東海共同印刷のWebデザイナーを講師に招聘して実施することを確認した。
 第3号議案=優良従業員表彰(名古屋商工協同組合協会主催)の件は、被表彰者11名(4社)を予定。表彰式は10月25日午後2時より名古屋ガーデンパレスにて開催され、被表彰者は全員出席予定と報告された。
 第4号議案=親善ボウリング大会の件は、12月3日午前10時より星が丘ボウルにて開催予定とし、60レーン180名分を予約済みであることが報告された。また昨年、応援に来た子どもにも菓子を配ったらとの提案があり、審議の結果、事前に人数を把握して菓子を準備することとした。
 第5号議案=新年会の件は、平成30年1月26日午後6時より名鉄ニューグランドホテル(予約済み)にて開催する。年々出席者が減少しているため、出席者を増やす方法を次回理事会までに考えることを全員が了承した。
 第6号議案=組合報「愛鋲協第48号」の件は、現在作成中で、9月30日付、10月初めに発送予定と報告された。
 第7号議案=第45期総会の件は、平成30年5月25日に名鉄ニューグランドホテルで開催予定とし、会場を予約済みであることが報告された。
 次回理事会は、11月8日午後7時より安保ホールにて開催される。
 理事会終了後は、昨年度大幅にリニューアルした、組合のホームページを更新するためのセミナーが開かれた。
 今回の大きな特徴として、特別なソフトを使用しなくても、パスワードの制限のみでホームページを更新することができるようになっており、各理事が担当する事業の最新情報を載せるための方法をはじめ、Web上のマナーなどについてもレクチャーされた。

『メッセラボ』『メッセBIZ』etc
新企画が盛りだくさん!
メッセナゴヤ2017 出展者説明会

 日本最大級の異業種交流展示会として、日本のみならず世界各国から多数の来場者を集める「メッセナゴヤ2017」が11月8日(水)〜同11日(土)までの4日間にわたって名古屋市港区のポートメッセなごやで開催される。その出展者向け説明会が9月1日、名古屋市中区の伏見ライフプラザ鯱城(こじょう)ホールで開催された。
 【ミライ製品開発! メッセラボ〜メッセナゴヤ2017×具現化ソン〜】▽『メッセラボ』とは、メッセナゴヤを通じて学生の発想力と企業の技術力を結び付け、新しいモノづくりの実現を目指すべく昨年からスタートした、アイデアをアイデアで終わらせないための製品開発ワークショップ(体験型講座)だ。今年のテーマは「世界を変えるモビリティ」。モビリティの新たな定義と、IoT、AI、ビッグデータなどさまざまな手法を組み合わせ、次世代のモビリティのアイデアを創出・提案し、学生と企業がともに製品化を目指していく。会期中、各出展者ブースへ「技術インタビュー」と題して、創出されたアイデアの技術背景を構築するためのインタビューが行われるほか、連絡通路では、学生と企業の連携によって生まれた製品アイデアやプロトタイプが展示・紹介されることとなっている。また「オープンイノベーションセミナー」では、単に技術的な方法による効率化、高機能化ではなく「共感」や「助け合い」といった人の心の働きを活用し、学生とともに行う「真に人のためのモノづくり」によって得られるオープンイノベーションの可能性について、名古屋大学工学部の宇治原徹教授が講演する。同セミナーは、11月10日(金)午後1時、交流センター1F特設ステージで開催される。定員100名。
 【新企画『メッセBIZ』大手・中堅メーカーへの持ち込み提案商談会】▽全国の大手・中堅メーカー案件を受注できる可能性を創出するための新企画『メッセBIZ』は、メッセナゴヤ会期中、会場内専用スペースで実際に商談できるため、打ち合わせをスムーズに行うことが可能だ。参加方法はとても簡単! @専用サイト(https://www.messenagoya.jp/messebiz)から参加申し込み。Aエントリーして自社のシーズ情報(技術力・アイデア・課題解決能力)をアピール。Bエントリーシートが精査され、商談できる出展者が決定。C当日の商談タイムスケジュール調整。※なお、来場者もエントリー可能だが、同展示会出展者が優先的に商談設定される。詳しくは前述のURLを確認。
 この日の出展者説明会では、そのほかにも展示会の概要(小間割り、搬入・搬出方法、展示方法、広報・宣伝)や『事前アポイントシステム』『まわれ! 学生・企業研究LIVE!』『メッセマッチ&ミート*「来交流ステーション』などについての説明も行われた。メッセナゴヤ2017の概要については、弊紙9月17日発行号4面に記載している。

川本製作所を講師にポンプ部会
ゴルフ大会の申込状況など報告
静岡県管工機材商組合 10月理事会を開催

 静岡県管工機材商組合(理事長=一色哲巳氏・一色機材社長)は、10月3日午後3時より静岡市内のマイホテル竜宮において、理事7名が出席して理事会を開いた。一色理事長の挨拶の後、議事に入った。
 研修旅行について、現在16名が参加予定、保留が1名で最大17名となることが報告された。参加人数が当初の予定を上回ったため、1人当たりの参加費が若干増えると説明があり、承認された。
 管機連(全国管工機材商業連合会)理事会については、9月6日にホテル日航大阪にて開催され、一色理事長が出席。当日の議事録が回覧された。
 会費未納賛助会員については、各担当理事が再度確認し次回理事会にて報告することとした。
 ゴルフ大会について、担当の金子理事(金子管材社長)より現在の出席予定者は39名、10組で行うと報告された。一色理事長は怪我のためプレーに参加できない可能性があるが、プレー前の挨拶は行う予定。
 その他、東京管工機材商業協同組合設立70周年記念式典(11月8日開催)への出席依頼があり、一色理事長が出席することとした。
 議事終了後は、業界の動向をはじめ、経営者も含めた従業員の健康管理などについて意見交換した。
 次回理事会は11月2日午後3時より同会場にて開催予定。
 【ポンプ部会】
 同日は、理事会の前にポンプ部会(担当=金子理事)が開催され、川本製作所静岡営業所所長の吉原正巳氏と同マーケティング部開発技術課名古屋エリアグループリーダーの鈴木操氏が講師を務めた。同社が講師を務めるのは5年ぶり。
 今回は、15年ぶりにフルモデルチェンジした、家庭用ポンプ「ソフトカワエース」のインバーター搭載機種NF3形を紹介。ポンプ性能向上、低騒音化などを実現した。
 また、特定施設水道連結型スプリンクラー設備に使用する、給水補助加圧装置KJD形も紹介された。

屋内の快適性と環境に配慮した
本社新社屋の落成式を開催
シュマルツ バキュラボやショールーム完備

 ドイツの自動搬送用真空機器メーカー・シュマルツの日本法人「シュマルツ」(社長=ゲッテゲンス・アーネ氏)は9月13日、本社新社屋の落成式を行った。
 同社は2002年にアジア初の現地拠点として横浜市都筑区に設立された。工場の自動化部品の供給、さらには日本市場向けに設計された先駆的なロボットエンドエフェクタの提供により、毎年二桁成長を続けている。
 同区内に完成した新社屋は、延べ床面積約1500u、4階建ての自社ビル。テストルーム(通称バキュラボ=jやショールーム、事務所、商品出荷・検品設備などを備えている。
 また、ドイツと日本の融合をテーマに両国の建築の良い所を取り入れ、屋内の快適性と環境への配慮にこだわった建物となった。
 落成式は午前10時30分より来賓、代理店関係者、社員など100名ほどが出席して行われ、社長のゲッテゲンス・アーネ氏が「創業の地の近くに念願の新社屋を作ることができ感謝いたします」と挨拶。続いて、来日したドイツ本社のヴォルフガング・シュマルツ氏、クルト・シュマルツ氏両社長の挨拶、来賓の横浜市都筑区長などの祝辞があり、藤井総務部長が新社屋の特長を紹介した後、テープカットで完成を祝った。
 【新本社の主な特長】
 @太陽光発電システム(屋上、エントランスの庇)…再生可能エネルギーである太陽光発電を行い、社内で使用する電力を補う。
 A外断熱システム…建物の外側のコンクリート全体を覆う外断熱システムを採用し、建物の断熱性向上や空調エネルギーの大幅な削減が期待される。社内空調として、湿度交換設備や空調の風当りを軽減する設備を導入している。
 B真空窓ガラス…断熱や騒音軽減のために、複層真空仕様かつLow-Eコーティングを施した窓ガラスを採用している。
 C急速充電器…電気自動車で来社する客のバッテリーに対する不安を解消するために急速充電器を設置している。
 D車いす対応設備(エントランス、トイレ)…すべての人にアクセスしてもらいやすいよう、ユニバーサルデザインを取り入れた。エントランスにはスロープを設け、駐車場もエントランス近くに駐車することが可能。社屋3階には多目的トイレも設けている。
 E植栽(壁面、屋上)…CO2の吸収、遮熱、外壁の劣化防止のために植栽を行った。壁面の植物は、将来的に高さ2mに達する。
 ■新住所=〒224-0027 横浜市都筑区大棚町3001-7
 ■新電話/ファクス番号=電話045-565-5150/ファクス045-565-5151

役員人事
藤田螺子工業

 藤田螺子工業(社長=藤田眞氏、本社=名古屋市中村区名駅南3-9-3)は、8月29日開催の定時株主総会ならびに取締役会において、経営陣を次の通り決定した。
▽代表取締役会長=藤田徹氏
▽代表取締役社長=藤田眞氏
▽常務取締役(管理・調達担当)=藤田守彦氏
▽取締役(営業担当)=北宮伸浩氏
▽取締役(FujitaRashi(Thailand)CO.,LTD.President)=藤田尚大氏
▽取締役(技術・生産担当)=朝岡龍治氏
▽執行役員(品質保証担当)=東清彦氏
▽監査役(常勤)=原邦男氏《新任》
▽監査役(非常勤)=渡邉誠氏

関心事や疑問点などをテーマに
意見交換会を開催
名機工同友会 9月通常例会

 名機工同友会(会長=吉野栄一氏・吉野機械工具社長)は9月21日、名古屋市中区の東京第一ホテル錦で9月度通常例会を開催した。冒頭、野崎憲昭総務幹事(常磐精機社長)が司会進行を務め、今後の予定が話し合われた。同会の今後の予定は以下の通りだ。●10月17日(火)▽東京第一ホテル錦において全日本機械工具商連合会(全機工連)の坂井俊司会長(NaITO社長)を講師に招き、午後7時より講演会を開催(本紙発行時、終了済)。●11月28日(火)▽ビーティーティーの青木渉会長を講師に招き午後6時30分より講演会を開催。●12月14日(木)▽午後7時より忘年宴会を開催(場所は未定)。●平成30年1月16日(火)▽東京第一ホテル錦において午後5時30分より例会、引き続き午後6時より新年宴会を開催。
 続いて、会員らが今、興味や関心を抱いているテーマに沿って、会員各社の現状や取り組みなどを発表しあう意見交換会が開催された。
 まず【周年行事】について、行っていると答えた会員は「特別なことはしていないが記念品(ノベルティ)を作ってお客さまやお取り引き先さまにプレゼントさせていただいた」「社員やそのご家族も含めて何か還元したく、5年に1度だが海外旅行を行っている」などの意見が出された。また「周年≠改めて考えた結果、3年後、5年後、10年後の会社経営をどうするべきかとの考えに至り、経営計画書を作ることにした」という意見も出された。
 次に【残業代・休日出勤手当】について、会員各社ともに社員に還元しているが、2019年4月より施行される(見込みの)『改正労働基準法』を見越し「残業ができないよう午後6時30分には会社を閉めている」「限られた時間で効率良く仕事を進めてほしいという思いも込めて午後7時には終わろう!≠ニいう内容のポスターを社内に掲示して、社員の意識改革を促している」などの取り組みが発表された。また「(改正労働基準法の内容がある程度周知された今)例えば午後6時30分に電話してきて『商品を今すぐ持ってこい』とか、電話に出ないと『なぜ電話に出ないのか』と言われるお客さまも居なくなった。工事などの関係で休日出勤することは仕方ないが、残業時間の削減に関しては、かなり改善されてきていると思う」といった意見が出されていた。
 【60歳を迎えた社員さんへの処遇について】との問いには、概ね「年齢などの要因により仕事内容も変わってくることから60歳を迎えた段階で雇用形態を見直し、給料は若干下がることになるが65歳まで雇用を延長している」といった内容の意見だった。なかには『高年齢雇用継続給付』制度を利用している会員企業も見受けられた。
 6月例会に続いて2度目の意見交換会となった本例会も会員らはしっかりとした手応えを感じ、続いて行われた懇親会の場でも互いの取り組み事例などを交えながら意見を交わし合っていた。

LIXIL ショールーム名古屋で
同社商品の勉強会を開催
名古屋水栓販売協会 9月例会にて

 名古屋水栓販売協会(理事長=伊藤辰之氏・イトウ社長)は9月27日に行われた9月例会で、昨年4月に名古屋市中村区名駅南にオープンした「LIXILショールーム名古屋」を訪れ、LIXILシステムキッチン『リシェルシリーズ セラミック天板』をはじめとする多くの同社製品を体感した。当日は18名が参加した。
 栗田学例会担当理事(栗田商会)の司会進行で始まった本例会。冒頭、伊藤理事長は「LIXILの瀬戸欣哉社長は『ものづくり』のことをかなり考えておられる方だと伺っております。LIXILは、そんな瀬戸社長に変わられてからは更に勢いが出てこられたと感じています。このLIXILショールーム名古屋には、システムキッチンのセラミックカウンターなど、よそに無いものが数多く展示されているということですので、そうした商品をしっかり拝見させていただき、我々の為になるよう勉強させていただきたいと思います」と挨拶で述べた。
 LIXILの営業担当者からショールームの特長など簡単にレクチャーを受けた後、18名は2つのグループに分かれてショールーム内の見学へ。前述のシステムキッチンや、体験型入浴展示「スパージュ」など、同社商品の特長を営業担当者から聞きながらじっくりと見学していた。セミナールームへと移動した一行は、次に『みんなにトイレをプロジェクト』(9月30日を以って終了)など、LIXILの水≠ノ関するいくつかの取り組みについてレクチャーを受けていた。
 最後に、司会進行の栗田理事とともに本例会開催に尽力した粂内洋会計理事(名古屋機器社長)が挨拶に立ち「会員の皆さまの中には、まだまだ新しいLIXILショールームにご来館されたことの無い方もいらっしゃるのではないかと思い、栗田理事が今回の例会を企画されました。LIXILの商品を直に見ていただいていかがだったでしょうか? 皆さまのお仕事に少しでもお役に立つことができたのなら、今日の例会は成功だったと思います」と感想などを述べ、本例会はお開きとなった。

生産性向上と省エネ・高精度加工を提案
「2017駿河機械加工システム展」
引合多く手応え、成功裡に終了

 ジーネット名古屋支社(取締役支社長=大谷秀典氏)管轄の静岡地区における有力販売店56社が主催店となって9月22、23の両日、ツインメッセ静岡・北館大展示場にて「2017駿河機械加工システム展」が開催された。
 出品メーカー数は機工・機械合計で114社。来場者数は2日間で1519名と目標をやや下回ったが、「特に機械関係で有力引合が何十件もあり、今後の商売にはつながると思う」と展示会関係者は手応えを感じている様子だった。
 同展は機械加工に特化した展示会で、「生産性向上と省エネ・高精度加工のご提案」をテーマに、今回、3つの特設コーナーを設置。「バリ取りコーナー」では、悩みの尽きないバリ取り・面取り加工の困り事への解決策が提案された。また、「ロボットシステムコーナー」、「機械保全特集コーナー」でも、ものづくり現場の問題解決につながるさまざまな提案が行われていた。

新社長に加藤紘平氏
加藤製作所 丈人社長は会長に

 水道用素形材の専門メーカー、加藤製作所(本社=愛知県清須市清洲1668)では8月7日に開催された取締役会において、代表取締役社長の加藤丈人氏が代表権のある会長に就き、後任の社長に加藤紘平氏が就任した。
 選任された役員は次の通り。
▽代表取締役会長=加藤丈人氏
▽代表取締役社長=加藤紘平氏
▽専務取締役=加藤房也氏
▽取締役工場長=竹内弘樹氏
▽取締役=加藤由深氏

木工機械研究会WM会
50周年記念ゴルフ大会開く

 木工機械研究会WM会(会長=福本豊彦氏・フクモト会長)は、昭和43年10月に名古屋市吹上ホールで第16回名古屋国際木工機械展が開催された折に、業界の向上、会員相互の親睦と健康保持を目的に木工機械、刃物、工具を製作ならびに販売する関連業者の有志でコンペを行おうと話がまとまり、翌11月に第1回目のゴルフ大会(初代会長=故福本義一氏・当時福本商店代表)を岐阜県関市の関カントリー倶楽部で開催。以来、167回の開催を数えて今年で50周年を迎え、記念大会が10月1、2の両日、13名の参加を得て開かれた。
 今回は記念大会特別行事として福井県芦原温泉「清風荘」に前泊、英気を養った一行は翌2日8時、芦原ゴルフクラブ・海コースへと向かった。あいにく朝からの小雨の中、ダブルペリアで熱戦の末、坂入義久氏がネット75・7で見事に優勝し記念のカップを獲得した。上位入賞者は次の各氏(敬称略)。
▽優勝=坂入義久(代東)N75・7H30・3
▽1位=安塚公紀(全木機商)N78・4H15・6
▽2位=福本豊彦(フクモト)N79・6H26・4
▽3位=川瀬敏裕(中京)N79・6H26・4
▽4位=佐藤充(真誠)N79・6H25・4
▽5位=稲垣昌弘(稲垣)N82・4H21・6

高精度5軸制御マシニングセンタ
DMU 50  3rd Generation
DMG森精機 圧倒的な切削能力

 DMG森精機(社長=森雅彦氏、本社=名古屋市中村区名駅2―35―16)は、高性能主軸speedMASTERを搭載した高精度5軸制御マシニングセンタDMU50  3rd Generationの販売を開始した。 
 同社が開発した高性能主軸である最高回転速度15000 −1minのspeedMASTERを標準搭載し、111/85N・mの高トルクを実現。同社従来機比で切削能力を50%向上している。 
 さらに、フルクローズドループ制御(スケールフィードバック)を全軸標準装備することで、位置決め精度6μm以内を実現。X/Y/Z軸をモータ直結で駆動することで、早送り速度42m/minを達成し、高速・高精度な加工を実現する。
 設置面積6・7uとコンパクトでありながら、同社従来機比で78%増の広い加工エリアを確保することで、作業空間の見通しも良くなり、機内へのアクセスも良くなった。
 145度(マイナス35度〜プラス110度)の広いB軸旋回範囲を持つNC回転傾斜テーブルにより、複雑形状のワークも一回の段取りで加工が可能になった。
 価格(税抜き)は2850万円〜。販売予定台数は、全世界で1000台/年、国内で100台/年。
 10月18日より開催のメカトロテックジャパン2017で日本初披露される。
 主な特長は次の通り。
 @高速・高精度
・speedMASTER主軸の標準搭載…自社開発の高性能主軸である最高回転速度15000
−1minのspeedMASTERを標準搭載し、111/85N・mの高トルクを実現。切削能力を50%向上。
・高性能なリニアスケールを標準装備…フルクローズドループ制御(スケールフィードバック)を全軸標準装備することで、位置決め精度6μm以内を達成。
・X/Y/Z軸はモータ直結駆動設計で、早送り速度42m/minを達成。
 Aスペース効率
・6・7uというコンパクトな設置面積で78%増の広い加工エリア。
・145度(マイナス35度〜プラス110度)の広いB軸傾斜角度…移動量X軸=650o、Y軸=520o、Z軸=475o。
・最大工具収納本数が30本のツールマガジンを標準装備。
 B多数のテクノロジーサイクル
 ユーザーの要望に合わせて様々なテクノロジーサイクルを搭載可能。
・MPC(Machine Protection Control)を標準装備。
・3Dクイックセット、ATC(Application Tuning Cycle)などをオプションで搭載可能。
 Cインダストリー4・0/コネクテッドインダストリー対応
 同社独自のヒューマンマシンインタフェース(HMI)、CELOSが生産の課題を明らかにし、生産性向上に貢献。
・ネットワークでつながった機械の加工状況や工場全体の稼働状況を視覚化(DMG MORI Messenger)。
・各種センサで機械のデータを記録し、機械や加工状況の問題を早期発見(Condition Analyzer)。
 D自動化対応
 機械本体だけでなく、機械・搬送装置・周辺装置・生産管理システム、さらには加工技術・治具・工具・測定まで一体となった自動化システムを高品質、短納期で提供。
・標準オプションとして、最大150パレットまでの部品をハンドリング可能な自動化システム“PH150-8”を用意。

計測・加工・制御に関する
研究17件に助成金
三豊科学技術振興協会 ミツトヨ本社で28日交付式

 公益財団法人三豊科学技術振興協会(理事長=水谷隆氏、所在地=川崎市高津区坂戸1-20-1)は、計測・加工・制御に関する研究を対象とした2017年度の研究助成、国際交流助成(第1期・2期)の2事業で助成する17人の研究者を決め、10月28日に研究助成の10人について川崎市のミツトヨ本社にて交付式を行う。
 今回の助成総額は2232万円。内訳は、研究助成が10件で1988万円、国際交流助成が7件で245万円となった。
 同財団は精密測定機メーカーのミツトヨと前代表理事・故沼田智秀氏(元ミツトヨ社長)をはじめとする5人の出捐により1999年に設立。これまでの19年間に計410件4億9191万円を助成してきた。
 本年の研究助成対象者とテーマは次の通り(敬称略)。
 大西修(宮崎大)「高精度・高能率マイクロ加工実現のための機上マイクロ電着工具製造システムの開発」▽夏鵬(産総研)「面内・面外の変形・変位を高精度に同時・動的計測する技術の開発」▽久保田章亀(熊本大)「オゾンガスを援用したドライ研磨法による難加工半導体基板の平坦化」▽久米達哉(高エネ研)「光周波数コムを用いたリアルタイム三次元座標導出」▽谷口浩成(大阪工大)「細径マッキベン型空気圧人工筋肉を用いた小児用前腕動力義手の試作と有用性検証」▽西田勇(神戸大)「微小時間および微小空間の切削現象が予測可能な切削シミュレータの開発」▽真下智昭(豊橋技大)「マイクロハンドの高速ビジュアルフィードバック制御の研究」▽的場修(神戸大)「ディジタルホログラフィックソノスコープによる超音波3次元イメージング」▽水野毅(埼玉大)「ゼロコンプライアンス機構を利用した多分力測定装置の開発」▽山野井慶徳(東京大)「シアノバクテリアの光合成ユニットを活用した1フォトン精密計測システムの開発」。
 国際交流助成は、「渡航」助成(第1期3件、第2期1件)及び、「会議」助成(3件)。
 三豊科学技術振興協会ホームページhttp://www.mast.or.jp

第19回東海イゲタロイ会ゴルフコンペ
鈴置一仁氏(大豊商会)が連覇

 東海イゲタロイ会(会長=前嶋孝行氏・前島商会社長)は10月5日、愛知県知多郡美浜町の新南愛知カントリークラブ美浜コースにおいて第19回目となるゴルフコンペを開催した。
 当日は、前嶋会長、牛島望住友電気工業専務をはじめとする8組31名が参加。和気藹々とラウンドし、鈴置一仁氏(大豊商会)がネット71・0の好スコアーで昨年に続き優勝した。
 上位入賞者は次の通り(敬称略)。
▽優勝=鈴置一仁(大豊商会)N71・0、H6・0
▽準優勝=加藤晴彦(新栄商會)N72・6、H20・4
▽第3位=森庸一(森哲)N75・6、H8・4
▽第4位=吉村泰典(山善)N75・6、H14・4
▽第5位=榊原茂太郎(大和商会)N76・0、H18・0

刃先交換式ドリル「MV]」
小径サイズを拡充
三菱マテリアル ドリル径φ14〜16・5o

 三菱マテリアル加工事業カンパニー(カンパニープレジデント=鶴巻二三男氏、住所=東京都千代田区大手町)は、完全4コーナ仕様により経済性が良く、外刃・内刃の材種を最適な配置とすることで高い切削性能と長寿命を実現した、刃先交換式ドリル「MV]」にドリル径φ14o〜φ16・5oを追加し、販売を開始した。
 「MV]」の主な特長は、切削速度の高い外刃に耐摩耗性の高いCVDコーテッド超硬材種、切削速度の低い内刃に安定性の高いPVDコーテッド超硬材種をそれぞれ配置することにより、摩耗バランスを最適化し、長寿命を実現。
 ボディは、表面の硬度を従来製品より高めることにより、切りくずとの耐擦過性を強め、長寿命を実現した。
 また、クーラントの勢いの損失が比較的少ない傾斜クーラント穴を採用することにより、従来品に比べて吐出量が20%アップ。深穴からの切りくず排出をサポートする。
 今回は、小径への展開として、ドリル径φ14o〜φ16・5o、加工穴深さL/D2〜5の24型番と、搭載インサート3型番を追加し、シリーズ拡大を図った。
 標準価格(税抜)は、代表型番「MV]1400X2F20」が4万3300円、「MV]1650X5F20」が5万6900円、「SOMX052704-UM MC5020」が1160円、「SOMX052704-UM VP15TF」が1160円。

人工知能を活用した
商品問合せシステムを導入
トラスコ中山 問合せ精度・速度の向上目指す

 機械工具卸売商社のトラスコ中山(社長=中山哲也氏、本社=東京都港区)は10月4日、人工知能を活用する「商品問合せシステム」を2018年春より導入し、継続拡張していくと発表した。
 同社の取扱商品情報を最大限に活用し、顧客の商品問合せ対応による満足度を向上させ、業務効率化を図る。
 「商品問合せシステム」は、膨大な商品情報から必要な商品を瞬時に検索することができるシステム。日本IBM社のIBM Watson Explorer(人工知能)を基盤として構築することにより、自然言語(口語)での問合せに対して、関連のあるデータを超高速で抽出できる。
 システムリリースは段階的に行い、2019年には同社ECサイト「トラスコ オレンジブック.Com」へ組み込む。さらに音声入力機能など機能拡張も継続して行い、社内外で活用できるシステムを目指す。初期構築費用は1億5千万円(保守費は別途発生予定)。
 今後の計画として、2018年春に社内向けリリース(取扱商品34万点対象)、同年秋に社内向けブラッシュアップ(取扱商品132万点に対象拡大)、2019年中に社外リリース(ECサイト「トラスコ オレンジブック.Com」へ組み込み、顧客にも利用してもらえるシステムに展開)を予定。
トラスコ オレンジブックAI課
11月1日新設

 同社は人工知能(AT)導入に伴い、現在「トラスコ オレンジブック課」と「トラスコ オレンジブック.Com課」からなるカタログメディア部に11月1日、「トラスコ オレンジブックAI課」を新設する。
 AT導入により実現可能な内容の研究、将来的なAT活用計画の策定を行うため。まずは「商品問合せシステム」で必要とされる商品データの辞書化、等価語登録を行い、自然言語(口語)での問合せに対して関連のあるデータを超高速で抽出し、短時間での商品提案を行う。
 人員構成は課長1名、スタッフ5名の計6名。駐在場所は同社大阪本社(大阪市西区新町1―34―15、トラスコグレンチェックビル11階)。

「朝日文左衛門の娘こん」
千田龍彦氏(読売新聞記者)が講演
月曜会 8月例会を開く

 異業種交流の月曜会(代表世話人=松田謙三氏・児玉興業会長)は、8月28日午後6時より名古屋市中村区の名鉄ニューグランドホテルにおいて例会(第273回)を開催した。
 今回は、読売新聞中部支社編集センター記者の千田龍彦氏を講師に招聘し「朝日文左衛門の娘こん」と題して講演が行われ、会員ら60名余が出席した。
 千田氏は、読売新聞の名古屋開府400年の取材で尾張藩御畳奉行の朝日文左衛門と出会い、日常見聞きした事柄を書き綴った文左衛門の日記『鸚鵡籠中記』(おうむろうちゅうき)などの文献を読む中で当時の様子を知り、文左衛門の娘のこんが朝鮮通信使が名古屋の城下町を訪れた際に見学したという記述などからさらに踏み込んだ取材をし、当時の武士やその家族の生活についてまとめた。
 講演では、文左衛門とこんの生涯を通じて、朝日家とこんの嫁ぎ先である水野家の中に見る武家の暮らしぶりなどが紹介された。
 講演終了後は、豊田バレエ学校(愛知県豊田市)の在校生で、今年から本場ロシアに留学する生徒2名の演技も披露された。

正・賛助会員企業が交流
過去最多の98人参加
福井県機工商組合 恒例の親睦ボウリング大会

 福井県機工商組合(理事長=吉岡正盛氏・吉岡幸社長)は、9月28日午後7時より福井市内のスポーツプラザWAVE40において「親睦ボウリング大会」を開催した。毎年90人前後が参加する人気の行事だが、今年は昨年を上回る過去最多の98人(29社)が参加。賛助会員の仕入商社からも多数の参加があり、レーンを挟んで楽しく交流した。
 今年は個人戦で1位と2位が同スコアとなり、当日の開会説明通り、順位の基準としては「2ゲームのアベレージ(ハンデ込み)」、同スコアの場合は@ノーハンデ優先↓A1ゲームと2ゲームとの差が少ない↓Bストライク数が多い…の順で決定された。
 スコアが200を超す参加者が2人いたが、どちらも他方のゲームが110点台とふるわず、安定したスコアの芝泰弘さん(大喜産業)が優勝、ハイゲーム(219)の池田孝幸さん(ハーモニー産業)が準優勝となった。同じく200を超した丹尾昭人さん(カラヤ)は後半大きく乱れて表彰台には上がれなかった。
 団体戦は、ハイゲームの池田さんを擁するハーモニー産業Bチームが優勝し、女性の部優勝の森則江さんを擁する南出キカイチームが準優勝、面屋謙丞さんをはじめ安定的なスコアでまとめ上げたツチハシAチームが3位という結果だった。
 上位入賞は次の通り(敬称略)。
 【団体戦】
▽1位=ハーモニー産業Bチーム(池田、松田、牧野)ave.151・67
▽2位=南出キカイチーム(高橋、竹林、森)ave.146・83
▽3位=ツチハシAチーム(面屋、出口、田賀)ave.141・50
 【個人戦】
▽優勝=芝泰弘(大喜産業)ave.168・0
▽準優勝=池田孝幸(ハーモニー産業)ave.168・0
▽3位=面屋謙丞(ツチハシ)ave.164・0
 【女子の部 優勝】
▽森則江(南出キカイ)ave.134・5
 【ハイゲーム】
▽池田孝幸(ハーモニー産業)219

初の親睦ゴルフコンペ
辻勝彦氏(三勝)が優勝
中部タンガロイ特約店会

 中部タンガロイ特約店会(会長=水谷彰宏氏・東亜機工社長)は9月26日、桑名カントリー倶楽部にて第1回ゴルフコンペを開催した。
 当日は7組28名が参加。好天に恵まれ、楽しくラウンドし交流を深めた。優勝は辻勝彦氏(三勝)。
 表彰式では冒頭、水谷会長が「皆さんの心掛けが良くて、このような良い天気となりました。ゴルフコンペを単独で行うのは今回が初めてのことです。過日の役員会に提案をさせていただき、本日開催の運びとなりました。今後、色々なご意見をいただきながら、親睦会などもできたらと思っています」と挨拶。
 続いて木下聡タンガロイ社長が「本日は、水谷会長のご紹介でこのような素晴らしいコースでゴルフを楽しむことができました。景況も非常に良いということで、選挙が始まると景気が落ちると懸念される方もいますが、12月までは頑張っていきたいと思っています。特に中部地域はタンガロイにとっても大変重要な地域ですので、もっと親睦が図れるのは良いことだと思っています。今後とも宜しくお願いいたします」と挨拶した。
 この後、順位発表と表彰が行われた。
 上位入賞者は次の通り(敬称略)。
▽優勝=辻勝彦(三勝)N71・8、H25・2
▽準優勝=高橋直正(澤商)N72・4、H9・6
▽3位=鈴置一仁(大豊商会)N74・0、H0・0
▽4位=菱田淳(菱田商事)N74・8、H13・2
▽5位=石原一範(石原商事)N75・0、H24・0
▽ベストグロス=鈴置一仁74

「RTC(ロボットテクニカルセンター)東京」
ジーネット東京支社ビル内に開設

 ジーネット(社長=古里龍平氏、本社=大阪市中央区)は9月25日、同社が共同出資するロボットテクニカルセンター(社長=丸正氏、本社=兵庫県西宮市)が2018年1月に「RTC東京」を開設すると発表した。開設場所はジーネット東京支社ビル内(住所=東京都大田区平和島3―1―7)を予定している。
 ロボットテクニカルセンターは、産業用ロボットと周辺装置を組み合わせて自動生産システムを企画・構築するロボットシステムインテグレーターである丸工業(社長=丸正氏、本社=兵庫県西宮市)とジーネットの共同出資会社で、現在、丸工業本社内において「RTC兵庫」を運営している。
 RTCは、製造業への産業用ロボットの導入促進を目的として、ロボットオペレート技術を提供する「ロボットスクール」、実際の導入前に様々なテストを行う「トライアル」、投資効果向上を図るための検証を行う「コンサルティング」を実施している。
 ロボットスクールは、厚生労働省令の労働安全衛生規則に基づく「産業用ロボット特別教育講習」を座学と実技で実施し、修了者には同規則に定められた「産業用ロボットの教示等および検査等の業務に係る特別教育修了証」を発行する。
 RTC東京には、国内主要メーカー7社のロボット12台を設置する予定で、実機を使用してスクール、トライアル、コンサルティングを行うとともに、ロボットのショールームの役割も担うという。
 現在、RTC兵庫で年間受講者600名(2017年推定)に対して講習を行っているが、関東での講習を望む声もあり、市場規模の大きな関東地区におけるRTC東京の開設により初年度1200名の受講を目指す。来年1月の開設に向けて、10月1日より受講申し込みの受け付けを開始している。詳細は、ロボットテクニカルセンターWebサイト(URL=https://www.robotec-center.com/)を参照。
 丸工業は機工商社であるジーネットと業務提携して事業の拡大を図り、一方のジーネットは、RTC受講者リストを元にロボット及び周辺機器等の販売を行うとともに、中小・中堅の製造業に自動生産システムの提案営業を展開していくとしている。

超高送りカッタ 『DoFeed』
高硬度材加工用MHブレーカ拡充
タンガロイ HRC50以上の掘り込み加工に

 タンガロイ(社長=木下聡氏、本社=福島県いわき市好間工業団地11―1)は、超高送りカッタ『DoFeed』(ドゥーフィード)高硬度材加工用MHブレーカを発売した。
 DoFeedは、多刃仕様の超高送りカッタで、炭素鋼やプリハードン鋼の金型掘り込み・形状加工など、様々なワークの高能率加工に対応している。
 新開発のMHブレーカは、特にHRC50以上の高硬度材の掘り込み加工をターゲットとして開発された。一般的に高硬度材加工では、切れ刃のチッピングや欠損が起こりやすく、工具寿命が安定しにくいという問題があるが、MHブレーカは主切刃にゆるやかなR形状を採用し、食いつき時の衝撃を緩和することに成功。また、すくい角を従来よりもネガにすることで切れ刃の剛性を向上させ、これらにより、高硬度材加工にて発生しやすい、チッピングと欠損を抑制している。
 材種には、耐欠損性に優れる高Al含有のAlTiN系多層膜と耐摩耗性に優れる専用母材を組み合わせた、「AH8015」と「AH8005」を採用。AH8015はHRC45-55の高硬度材に対応し、AH8005はHRC55以上の高硬度材に対応している。
 主な形番、標準価格(税抜き)は、インサート「LNGU0303ZER-MH AH8015」が1490円、「LNGU06X5ZER-MH AH8005」が2460円。インサートは計4形番。初年度6千万円の販売を見込む。

役員人事を発表
LIXILグループ

 LIXILグループ(社長=瀬戸欣哉氏、本社=東京都千代田区)は10月2日、同1日付で以下の役員人事を行ったと発表した。
     ◇
 ●潮田(うしおだ)洋一郎氏=【旧職】取締役(兼)取締役会議長(兼)指名委員会委員▽【新職】取締役(兼)取締役会議長(兼)指名委員会委員(兼)執行役特命担当。
     ◇
 今後の日本市場の先行きにおいて、グローバルに事業を展開する日本企業がどのようにあるべきかといった観点から、今後30年という超長期間における企業価値向上のために最適と考えられるガバナンス体制を模索する「特命」プロジェクトを取締役会議長である潮田氏が担うことが決定された。
 この取り組みを効果的に実行するため同氏はプロジェクト実施期間中、取締役会議長に加え、特命担当として執行役を兼務する。同プロジェクトは、2018年9月頃を目処として完了する見込みだ。