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2017年(平成29年)5月
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2017年5月7日(日)14日(日) 2633号 2634
支部再編は平成30年度を目処に
通常総会に諮る議案を集中審議
愛機工 4月理事会開催

 愛知県機械工具商業協同組合(理事長=伊藤高潤氏・春日鋼機会長)は4月13日、名古屋市中区の東京第一ホテル錦に理事・監事合わせて26名を集め4月理事会を開催した。本理事会では、5月16日開催の通常総会に諮る平成28年度決算や平成29年度事業計画案などについて審議されたほか、支部編成の見直しについての意見交換なども行われた。
 本理事会では、以下の議案について審議・報告が行われた。
 【議案1】会員の増強活動▽大島商会(熱田支部)の脱退が承認されたほか、旅行代理店JTBの賛助会員加入が満場一致で承認された。
 【議案2】中部ブロック会議報告▽2月15日、東京第一ホテル錦で中部ブロック会議が開催された。第1部では全機工連関連事業の報告ならびに各団体代表から業界状況が報告された。第2部では大庭三枝氏を講師に迎え「揺れる東アジア地域秩序とASEAN諸国」と題した講演会が開催された。
 【議案3】人材開発委員会報告▽3月16日、名古屋市中村区の安保ホールで全国若手交流会(仮称)を議題とした人材開発委員会が開催され、今後の全国若手交流会の位置づけなどについて議論された。決議事項は以下の通り。@これまで開催してきた東西青年部交流会や全国機工流通若手会の経緯を踏まえ、今後は全機工連が主催(冠)となり「全機工連若手交流会(仮称)」として東京、大阪、愛知を中心に企画設営する。A開催地については関東、関西、中部に範囲を広げる。B交流会開催は隔年とし、第1回交流会は11月18日(土)、東京の担当で開催される予定(本組合の担当は2019年)。C今後は運営委員会を設置して会の充実を図っていく。
 【議案4】第77回親善野球大会について▽4月15日、第77回親善野球大会が愛知県一宮市の一宮総合運動場で開幕。参加32社・33チーム(Aゾーン/16チーム、Bゾーン/17チーム)。トーナメント方式で行われ、予定通り試合を消化できれば10月に大会は閉幕する。3月24日に名古屋市中村区の愛知県産業労働センター(ウインクあいち)でキャプテン会議が開催され、大会要項などが説明されたほか、トーナメント抽選会が行われた。
 【議案5】社員教育事業報告▽4月10日・11日の2日間、名古屋市中区のオフィスパーク伏見で新入社員研修を開催。名南経営の渡邉圭蔵氏が講師を務め27名が受講した。研修は、挨拶や行動など社会人としての基本的なマナーと、学生から社会人への意識の切り替えを主旨に実施された。
 【議案6】平成29年度教育事業計画▽●ツール・エンジニア・スクール/前回のスクールで20名が受講できなかったため、今年度は6月15日(木)〜17日(土)と9月7日(木)〜9日(土)の2回開講する。●経営者・管理者セミナー(案)/@営業部門の生産性向上セミナーを6月に開催予定。労働時間の上限規制など、今後予定されている法改正の具体的内容や営業部門の生産性向上について「余地・阻む要因・進め方」などを学ぶ。A独自の戦略で業績を上げている異業種の経営者を講師に招いた経営者セミナーを開催予定。Bその他、業界の課題など時節に対応したセミナーを開催予定。●社員研修(案)/@切削工具の基礎および研磨などについて学ぶ技術研修を開催予定。AMBCの受講申込が多いテーマを、本組合主催として実施予定。
 【議案7】メカトロテックジャパン(MECT)2017について▽出展規模、本組合関連出展者および小間数は発表されている通り。今後は来場者の動員に注力していく。4月28日、ニュースダイジェスト(ND)社で小間配置の打合せ。6月9日(金)、名古屋市港区の名古屋市国際展示場(ポートメッセなごや)で出展者説明会を開催。
 【議案8】三役・常任理事会▽本理事会開催前に三役会、三役・常任理事会が開催され、平成28年度決算および同29年度予算案についての打合せが行われた。また、支部再編について水谷隆彦副理事長(ミズタニ機販社長)から改正案が提示された。
 【議案9】平成29年度通常総会について▽5月16日(火)午後5時から、名古屋市中区のホテル名古屋ガーデンパレスで開催される。本総会に諮られる以下の内容について本理事会で審議された。●平成28年度決算報告。●同29年度予算案。今年度支部補助金に関しては展示会収入があるため増額される。●同28年度事業報告および同29年度事業計画案、賦課金徴収方法案。なお、今年度より議案書事業報告の記載様式が愛知県中央会の指導により大幅に変更されている。●本総会の司会と議長について。●本総会案内は4月6日発送済み。議案書は4月28日発送。●総会・懇親会参加会費について。
 【議案10】部会報告▽●総務部=3月17日に部会を開き通常総会の進行など段取りを打合せた。●情報部=3月15日に部会を開き組合報春号の掲載項目を確認した。●経営対策部=3月10日に部会を開き平成28年度事業の検証と同29年度事業について検討した。●事業部=3月30日に部会を開き平成28年度事業実績の確認とMECT展の動員および新規取り組み事業について検討した。●青年部=3月11日、愛知県日進市の愛知ヤクルト工場と愛知県清須市のキリンビアパーク名古屋を訪問し、飲料工場の製造工程を見学した。参加者は10名。3月9日に合同委員会を開催し、平成29年度の組織編成および事業方針をまとめた。同29年度青年部総会は6月2日(金)に東京第一ホテル錦で開催する。●厚生部=3月9日に部会を開き野球大会キャプテン会議の段取りなどを確認した。また、本理事会でゴルフ大会の日程ならびに会場の要望を確認した。
 【議案11】新規保険事業(案)について▽企業の労働災害リスクに対応した賠償責任保険「業務災害補償プラン」への取り組み。同プランは愛知県中央会が推奨し、社員の労働災害や企業から社員への賠償責任が生じた際に保障されるものである。保険料は中央会(愛知県の助成)を通すことで割引があるが、企業の年商額で設定されており本業界では割高感がある。以前にも本理事会で損保会社の商品を紹介したが、掛金が高額なため周知のみで終わった。
 【議案12】支部編成の見直しについて▽本組合はこれまで長年にわたり9支部をベースに活動してきたが、組合員数の減少により、その活動に支障をきたす恐れが出てきた。そこで支部事業の活性化(事業参加人員の確保、合同事業時の人数差の解消)を図るため、以下の再編案が水谷副理事長から提案された。●再編案その1=中南支部(支部員数17社)と中北支部(同27社)を統合する(同44社へ)。●再編案その2=西支部(同30社)と北支部(同23社)を統合する(同53社へ)。●再編案その3=理事定数(支部規約第4条)を以下のように改定する。@支部員数49社以上…理事定数7名A48社以下…6名B40社以下…5名C32社以下…4名D24社以下…3名。なお、実施は平成30年度からとし、新支部名や理事選出については今年度中に各該当支部で協議する。この再編・改定により理事総数に増減はなく(34名)、組合定款を改定する必要はない。尾張支部、三河支部については、それぞれ広範囲にわたっていることと減少社数が少ないため現状維持とする。この件に関しては、今後も本理事会で審議を継続していく。
 【議案13】その他▽訃報=イワタ(東支部)の岩田良夫会長が昨年12月逝去。告別式は密葬にて執り行われた。
 次回の理事会は、6月6日(火)午後4時30分から東京第一ホテルでの開催が予定されている。

変化をチャンスと捉え
前向きな気持ちで頑張ろう
遠州機工会 第6期通常総会を開催

 遠州機工会(会長=前嶋孝行氏・前島商会社長)は、4月13日午後6時より浜松市中区のホテルコンコルド浜松において第6期通常総会を開催した。審議の結果、事業報告をはじめとする全議案を原案通り可決した。前嶋会長は、来賓・賛助会員を交えた懇親会で「変化を悪い方向に捉えるのではなく、チャンスと捉える気持ちで頑張りたい」と語った。
 総会は、鈴木大造総務(丸尾興商取締役総務部長)が司会進行を務め、立会者(賛助会役員)等の紹介に続いて、杉浦一暢副会長(三賀社長)の開会の辞により開会した。
 前嶋会長が「昨年のちょうど今頃、会長を仰せつかり、1年が経ちました。この間、色々な行事や勉強会を皆様のご協力をいただきスムーズに行うことができたと思っています。是非今年も、今日から新しい期が始まりますので、ご協力のほど宜しくお願いします」と挨拶。議長に前嶋会長を選出して議案審議に入った。
 司会者より、会則第13条に基づき、正会員数18名、出席16名と委任状が2名で本総会が成立すると報告された。
 第1号議案=第5期事業報告、第2号議案=第5期会計報告及び監査報告、第3号議案=第6期事業計画案、第4号議案=第6期予算案について審議し、いずれも原案通りに可決された。
 報告事項として会員名簿、委員会名簿、青年部名簿についての説明があり、杉浦副会長の閉会の辞により総会を終了した。
 この後、午後6時45分から開かれた懇親会には来賓・賛助会員を含め65名が参加した。引き続き司会を鈴木総務が務め、冒頭、前嶋会長が挨拶で「先ほど、皆様のご協力のもと総会が無事終了しました。大変ありがとうございました。今年の賀詞交歓会の折に、今年は色々と変化のある年ではないかと話しましたが、予想通りと言いますか、2月ぐらいから色々な変化があったと思います。それでも良い変化と言えば、ここ十数年、温暖化のせいなのか、3月の終わりに桜が満開になり、4月には散ってしまって入学式の時には何もないという寂しい光景がみられましたが、今年は気候の変動もあるのでしょうが、4月の頭の新しい期が始まるときに桜が満開になり、今年、遠州機工会も第6期を迎えますが、良い1年になるのではないかと期待をして総会を迎えました。変化を悪い方向に捉えるのではなく、チャンスと捉える気持ちで、これから1年間、頑張っていただければと思っています」と述べた。
 来賓の長谷川揚祐静岡県中小企業団体中央会西部事務所長は祝辞で「“やらまいか”ということで色々な方とお話しする中、私なりに解釈しますと、足し算、引き算、掛け算、割り算という算数ではないかと思っています。つまり、興味を持たす、目をひく、マーケットを追いかける、ものにこだわる。こういった気骨に溢れた方が遠州人ではないのかと思います。そういった先人の方々に敬意を表しつつ、本日お集まりの皆様のそれに負けない情熱とポテンシャルに対して、私どもで何かお役に立つことがあればということで、これからも色々とやっていければと思っています。また、昨年の12月に静岡県中小企業・小規模企業振興基本条例が制定されました。そこに、私ども中央会、中小企業組合の果たす役割が条文に明記をされました。これを絵に描いた餅にせずに、何とか具現化、形にしていきたいと思っています。皆様方には、現場の声を私どもにお聞かせいただきながら、その正しい声を行政等にお伝えして、何か中小企業の新たな支援策に提案していただければと思います。どうか引き続き、宜しくお願いします」と挨拶した。
 乾杯に際し、石川晃三浜松商工会議所副会頭(ソミック石川会長)が「平成23年に浜松市がイノベーション推進の10年間の計画を立て、昨年5年目で見直しがあり、残りの5年間で@オープン・イノベーションの推進A創業・ベンチャー支援など5項目を前よりも具体的に進めるということになりました。皆様のお仕事は色々なことをつなぐこと。皆様の行動力や色々な情報がこれらの推進を助けていただけると期待しています」と挨拶した後、力強く乾杯の音頭をとった。
 懇親の場となり、歓談が進む中、転勤・代表者の交代などで初参加した賛助会員が紹介された。また、青年部の紹介があり、佐山初男青年部部長(日研社長)から部員増強への協力が呼びかけられた。
 杉浦副会長が「時代の変化の中で色々なことがありますが、それを乗り越え、先に向かって、変化に対応して皆様と共に頑張っていきたい」と挨拶、同氏の中締めで終了した。
 遠州機工会は、静岡県浜松市とその周辺の機械工具商が会員となり、機械工具販売業をより良くしていくための活動を行っている。現在、正会員18社、賛助会員44社(商社24社、メーカー20社)が加盟。
 今年度の主な事業は次の通り。
 @広告宣伝事業…業界誌へ広告掲載を行い、本会を周知
 A教育情報事業…機械工具商のための研修会、講演会等▽全機工連中部ブロック会議
 B視察事業…モノづくりに関する視察見学会
 C福利厚生事業…会員企業の従業員と家族のための福利厚生事業
 D青年部事業…ビアパーティー▽機械工具商全国青年部交流会(東京)参加▽自己研鑽事業▽ボウリング大会
 E通常総会…平成29年4月13日(木)
 F賀詞交歓会…平成30年1月6日(土)予定
 Gその他…本会の目的達成のために必要な事項は役員会に諮り実施

ダイジェット工業新製品
QMミルに仕上げ用チップを
追加ラインナップ

 ダイジェット工業(社長=生悦住歩氏、本社=大阪市平野区加美東2-1-18)は、刃先交換式小径多刃工具「QMミル」に、仕上げに対応した「ミラーチップ」YOHW形を追加発売した。仕上げ専用の研削級チップにより高精度な加工が可能となり、炭素鋼、工具鋼、プリハードン鋼、焼入れ鋼、鋳鉄、ステンレス鋼などの底面および側面仕上げ加工に対応する。
 チップ材種は、一般鋼やステンレス鋼、鋳鉄と幅広く使用できる汎用PVDコーティング材種「JC8015」および高硬度材用には高速加工も可能な新PVDコーティング材種「DH102」をラインナップ。被削材SKD11(硬さ60HRC)の仕上げ加工において、加工面粗さは底面加工時Rz=0・7μm、側面加工時Rz=0・95μmを達成したという(チップ材種DH102使用時)。
 チップコーナRはR0・3、R0・5、R0・8の3型番を揃え、小さな隅Rの加工にも対応する。
 φ10(2枚刃)〜φ32(8枚刃)という超多刃仕様の「QMミル」で使用するため、ソリッド工具以上の加工能率で仕上げ加工が行えるうえ、刃先交換式のため工具コストの削減も可能となっている。
 標準価格は、YOHW0602**ZER‐12材種DH102が1240円、YOHW0602**ZER‐12材種JC8015が830円(いずれも税抜き)。初年度3000万円を販売目標としている。
「TAタイラードリル」に
0.1とびサイズ追加

 ダイジェット工業は、幅広い用途で使用できる先端角が180度フラットの刃先交換式座ぐり加工用ドリル「TAタイラードリル」TLZD形に、φ14〜φ20の0・1ミリとび48型番を追加し、発売中のφ14〜φ32の0・5ミリとびチップ37型番と合わせて全85型番に拡張した。有効加工深さは工具径×1・5倍まで、本体は発売中の1ミリとび19型番を共用する。
 「TAタイラードリル」TLZD形は、傾斜面や円筒面など不安定な被削材形状への座ぐり・穴加工や交差穴加工を下穴なしの状態からノンステップで行うことができる。TA EZドリルで定評のあるチップクランプ方式を採用し、工具交換はチップのみで行えるため、経済性にも優れている。
 タイラードリル専用に設計された本体は、高剛性「Gボディ」を採用することで本体剛性を向上させ、安定した加工を実現。チップ材種はPVDコーティング材種「JC7550」を採用、独自の内部給油方式でプリハードン鋼やステンレス鋼でも長寿命化を実現している。
 薄板の穴あけ加工において通常のドリルよりバリの発生が少ないのも特長のひとつと言える。
 主な用途は、炭素鋼、工具鋼、合金鋼、プリハードン鋼、ステンレス鋼、鋳鉄の座ぐり・穴あけ加工。
 標準価格は、チップφ14・1=1万円(税抜き)〜。初年度販売目標を3000万円(全サイズにて)としている。

鋼旋削加工用ブレーカシリーズ
「FPブレーカ」を発売
三菱マテ 幅広い領域で高い切りくず処理性

 三菱マテリアル加工事業カンパニー(カンパニープレジデント=鶴巻二三男氏、住所=東京都千代田区大手町1-3-2)は、鋼旋削加工用ブレーカシリーズ=uFPブレーカ」の販売を4月3日より開始した。
 同製品は、低炭素鋼から合金鋼までの幅広い領域に対応する仕上げ切削加工用ブレーカで、低切り込み量での切りくずの分断性を向上し、高送り加工での切りくず詰まりを抑制する。
 今回、鋼旋削加工用CVDコーテッド超硬材種MC6000シリーズ=uMC6015」「MC6025」と鋼・鋳鉄旋削加工用サーメット材種「MP3025」「NX2525」に追加することにより、ネガティブインサートのブレーカ選択範囲が拡大した。
 主な特長は次の通り。
 @最適化されたコーナ部の2段突起とぬすみ形状によって低切り込み量での切りくず分断性を向上し、高送り加工での切りくず詰まりを抑制。
 A高い突起形状と大きなすくい角により、軟らかい被削材の切りくず乗り上げを抑制。
 B20度の大きなポジティブすくい角で低剛性ワークの加工においてびびり振動や変形を抑制。
 型番は、「MC6015」20型番、「MC6025」20型番、「MP3025」20型番、「NX2525」20型番。
 標準価格は690円〜2310円。代表型番CNMG120402‐FP NX2525…760円、DNMG150404‐FP MP3025…1180円、TNMG160402‐FP MC6015…850円、VNMG160402‐FP MC6025…1300円(いずれも税抜価格)。
チタン合金加工用カッタ
VFXシリーズ
三菱マテ インサートを追加発売

 三菱マテリアル加工事業カンパニーは、チタン合金加工用カッタVFXシリーズ≠フインサートを追加し、4月3日より販売を開始した。
 チタン合金加工用として、低抵抗・高剛性・優れた冷却機能とφ63oの最大切りくず排出量400Cu/minを実現した高能率加工が可能なVFXシリーズ≠ヘ、航空機産業などで高い評価を得ている。
 今回、先に発売されているPVDコーテッド超硬材種「MP9130」に「MSブレーカ」「HSブレーカ」を追加し、ブレーカ選択範囲を拡大した。
 追加インサートの主な特長は次の通り。
 @チタン合金加工用の「MP9130」はAl‐Ti‐Cr‐N系積層コーティング≠採用し、優れた耐熱性と耐摩耗性を確保したほか、Ti合金に対し低摩擦係数であるため、優れた耐溶着性を発揮、積層構造の最適化により耐欠損性を向上。
 A「MSブレーカ」は汎用インサートとしてコーナR展開も豊富で、幅広い切削条件に対応。
 B「HSブレーカ」は切りくず離れがよく、刃先強度が高いため、切削幅の小さい条件で高能率加工が可能。
 型番は、「MSブレーカ」12型番、「HSブレーカ」2型番。
 標準価格は2000円〜2500円。代表型番XNMU160708R‐MS MP9130…2000円、XNMU160708R‐HS MP9130…2000円、XNMU190950R‐MS MP9130…2500円、XNMU190912R‐HS MP9130…2500円(いずれも税抜価格)。

行って 見て 買って良かった!
中部みらい市5月12日(金)・13日(土)吹上ホール
みらい市はみんなの市!
4位一体で事業拡大目指す2日間
主催 中部みらい会

 中部みらい会(会長=伊藤辰之氏・イトウ社長、橋本総業と販売店・メーカーの集い)今年度上期最大のイベントであり、2年に1度開催される『中部みらい市』は、管工機材、住設機器、空調設備、機械工具、IT関連、特選品の総合展示会だ。「7つのみらいをキーワードに、より快適な社会へ!」をテーマとする本展示会には、前回を大きく上回る243社・253小間が出展。女性や子供向けのイベントなども企画されており、“行って見て買って良かった!”2日間となることは間違いないだろう。
 2年に1度の展示会、“共に栄える”『中部みらい市2017』が間もなく開催される。中部エリアで7回目となる今回のテーマは「7つのみらいをキーワードに、より快適な社会へ!」だ。実際に商品を手にとって見ることのできる2日間、会場には3000名を超える来場者が訪れると予想される。オープニングセレモニーは12日(金)の14時から。開催日程は、12日(金)が15時〜18時、13日(土)が9時30分〜16時30分となっている。
 中部みらい会が提示する“みらい”とは@エネルギー商材へ取り組む「環境・エネルギー」A中古住宅の流通とリフォームに対応する「中古・リフォーム」B高齢化社会に対応する「健康・快適」C災害リスクに対応する「安全・安心」D地域活性化と自立を促す「地域活性化」E市場の情報を重視する「グローバル化」Fネット社会に対応する「IT技術活用」の7つ。出展メーカーは、それぞれが得意とする分野の“みらい”をテーマに「住設・空調コーナー」「管材コーナー」「ITコーナー/楽らくお仕事コーナー」「工具コーナー」「TOTOゾーン」「即売会場」に分かれ、新商品やイチオシ商品などを展示・販売する。
 今回、新たな取り組みとして主催店(34社)ごとに特価商品などをPRするオリジナルチラシが作製されたほか、メーカー名の記入された『プレミアム招待状』を該当ブースに持参すると豪華景品がプレゼントされるという。
 これだけではない。家族連れでも楽しめる女性や子供向けのイベントも多数用意されている。大人気の「似顔絵コーナー(13日(土)のみ)」や社会福祉法人くすの木福祉事業会「サポートくすの木」で手作りされた木細工・焼菓子の販売、女性による女性と子供の癒し空間「ラフde カフェ」ではドリンクやお菓子だけでなくキャップ作りも体験できる。また、2015年全日本テニス選手権女子ダブルスを制した、橋本総業所属の久見(ひさみ)香奈恵プロによる「テニススクール」(会場=東山公園テニスセンター・センターコート、日時=13日(土)12時30分〜14時30分)も開催されるなど、来場者を飽きさせない工夫が盛りだくさんだ。
 さらに、12日(金)16時から講演会「これからの建築設備業界の動向〜ZEH・ZEBの義務化の動きや新しい法規制の動き等〜」(講師・鎌田廣橋本総業教育研修部部長)が開催されるほか、愛知トヨタの協賛により、本展示会のテーマにもっとも相応しいセダンタイプの燃料電池自動車「MIRAI」や次世代環境車「プリウスPHV」の展示も決まっている。
 12日(金)18時から会場内特設ステージでは、名古屋を拠点に活躍中の女性バンド『マルベリーパープル』をスペシャルゲストに迎えてのビアパーティが開催される。彼女たちの演奏する懐かしの洋楽・邦楽にノリながら、冷たいビールで暑気払いをしよう。
 本展示会を主催する中部みらい会は先に行われた総会で「みらい市は商売の場です。事前活動として各県別に行った『製販懇談会』で共有した行動・目標を、展示会当日、さらに事後の活動へと繋げ、仕入先・販売店・橋本総業、そして工事店が4位一体となって売上目標である26億円に突き進み、中部みらい市への出展企業すべてが受注倍増につながることを目指します」と、本展示会開催に向けて語っていた。

【概要】
●開催日時▽平成29年5月12日(金)15時〜18時・13日(土)9時30分〜16時30分
●会場▽名古屋市中小企業振興会館(吹上ホール)1階大展示場(名古屋市千種区吹上2-6-3)
●出展社数▽243社・253小間
●主催店数▽34社(前回32社)
●目標動員数▽3000名(前回2644名)
●テーマ▽7つのみらいをキーワードに、より快適な社会へ!
●主催▽中部みらい会
●問合せ▽橋本総業中部支店・電話=052(269)3520
※掲載写真はすべて前回(2015年)の中部みらい市の様子である。

節水と適度な刺激感を両立した
新吐水方式「コンフォートウエーブ」
TOTO 搭載のシャワー15種発売

 TOTO(社長=喜多村円氏、本社=福岡県北九州市)は、新たな吐水方式「コンフォートウエーブ」を搭載したシャワー新商品15種を5月1日に発売した。
 コンフォートウエーブシャワーは、2010年4月に同社が発売したエアインシャワーと同じ約35%の節水で、「適度な刺激感のある浴び心地」を実現した。
 エアインシャワーは、水に空気を含ませることで水の一粒一粒を大粒化し、節水しながらもたっぷりのやさしい浴び心地なのに対して、コンフォートウエーブシャワーは、大粒の水玉をスイングしながら勢いよく吐水する新開発のウエーブ吐水と、従来シャワーの吐水を組み合わせることで、節水しながらも適度な刺激感のある浴び心地となっている。
 ウエーブ吐水は、ノズル内部の障害物に水をぶつけて流れに周期的な渦を生じさせることにより、高速(1秒間に約200回)で左右に振れながら勢いよく吐水する、TOTOの新技術。
 包みこむ水流で体を温める「ウォームピラー」も国内商品に初搭載
 また、国内商品に初搭載となる「ウォームピラー」は、とぎれのない柱状の湯が静かに流れ落ち、体に当たっても水はねが少なく、体に沿って流れる湯に柔らかく包まれるような新感覚のシャワー。高い温まり効果によって、湯船につかるようなリラックス感が得られる。3モード切替のハンドシャワーと、2モード切替のオーバーヘッドシャワーおよびシャワーバーに搭載される。
 さらに、3モード切替のハンドシャワーでは、「コンフォートウエーブ」「ウォームピラー」に加えて、爽快な刺激のある「アクティブウエーブ」を、手元のボタン操作で切り替えることができる。
 同社では、従来の「エアイン」「ワンダービート」に、3つの新吐水方式「コンフォートウエーブ」「ウォームピラー」「アクティブウエーブ」を加え、「浴び心地」のラインアップを一層充実させる。コンフォートウエーブシャワーは、戸建て住宅、集合住宅、ホテルなど、さまざまなシャワー環境に適している。
タイ・バンコクに750uの
テクニカルセンター開設
TOTO 建築専門家向け提案型施設

TOTOは今年3月、タイ・バンコク市内に専門家向けショールーム「TOTOテクニカルセンターバンコク」を開設した。ショールームのあるバンコク市内の新興開発地域ラマナイン(Rama9)地区は、今後さらに開発が進み多くの商業施設が密集する地域とされている。
 旧ショールームから大幅増床し、技術展示をはじめ、トイレやシャワー、バスタブを実際に体感できるスペースを複数設けた同テクニカルセンターは、東南アジア地域の高級物件を手がけるデベロッパーや設計事務所など建築専門家に向けた提案型施設となる。
 館内は、目的にあわせて商品を選定、確認しやすいように、テクノロジーゾーン、トイレゾーン、バスタブゾーンなど、ゾーンに分けて展示され、各ゾーンでは実際に技術がもたらすベネフィットも体感できる。
 さらに実物大のトイレの中で、壁や器具を可動させて、通路幅や空間の広さ、器具と器具の間隔の違いによる使い勝手の変化を確認、体感できるスペースラボを設けた。公共施設を中心に、すべての利用者が安心・安全にTOTO商品を使えるための提案が可能となっている。

鍛圧機械受注額3か月連続で増加
前年同月比25.8%増の434億円
日鍛工 2017年3月度会員受注統計

 一般社団法人日本鍛圧機械工業会(日鍛工)が4月7日発表した月次会員受注統計によると、2017年3月度の鍛圧機械受注額は、前年同月比25・8%増の434億5600万円となり、3か月連続で増加し2003年来3番目に多い額となった。ロシア向けフォーミングマシンの大型案件受注に支えられて全体受注の底上げとなった。輸出の北米向けは好調を維持するものの、他の地域の回復に力強さが見られないとされた。
 機種別に見ると、プレス系機械は、前年同月比79・6%増の259億1900万円となり、国内・輸出ともに3か月連続して増加し好調を維持した。超大型が7・9%増、大型が48・8%増、中型が55・6%増、小型が38・6%増といずれも増加。油圧プレスが19・4%増、フォーミングは6・2倍増となったが、自動化・安全装置は1・4%減となった。
 これに対して板金系機械は前年同月比22・0%減の95億8800万円。輸出は2カ月連続で減少し、国内も減少に転じた。パンチングが43・1%減、プレスブレーキは2・8%減、レーザ・プラズマも8・5%減となった。
 その他、サービスは、前年同月比1・5%増の79億4900万円となり、4か月連続して増加した。
 内外別(機種計)では、国内が前年同月比15・6%増の179億8100万円、輸出が56・9%増の175億2600万円。国内は、自動車が70・2%増、一般機械が36・9%増、鉄鋼・非鉄金属も41・0%増となったが、金属製品製造業は16・5%減、電機も49・3%減となった。
 一方の輸出は、北米向けが3・7倍増となったが、中国向けは40・7%減、東南アジア向けが28・3%減、韓国・台湾向けが76・0%減、欧州向けが74・0%減、インド向けも66・6%減となった。
 2016年度累計は4年ぶりに減少
 同時に発表された、2016年度の鍛圧機械受注額(2016年4月〜2017年3月累計)は前年度比3・4%減の3299億4600万円で4年ぶりに前年割れとなった。2016年度受注修正見通しの3100億円は大幅に上回る結果となった。国内は各種補助金効果に一服感があり、自動車の安全技術・自動運転技術、電動化などが好調だが全体を牽引するまでには至らなかったと見られる。
 プレス系機械は前年度比5・8%増の1545億1900万円、板金系機械は18・4%減の986億8000万円、サービスは3・1%増の767億5000万円となった。
 国内向けは前年度比9・0%減の1442億2400万円、輸出向けは0・5%増の1089億7500万円。
 プレス系機械は国内外ともに順調な伸びを示しているが、板金系機械の特に国内の落ち込み傾向が続いている。同会の2017年度受注予想は3200億円。

目標を大幅に超える4500名が来場
2017中部機械加工システム展盛況
ジーネット名古屋支社 各種セミナーも好評

 ジーネット名古屋支社(取締役支社長=大谷秀典氏)傘下の有力販売店が主催する「2017中部機械加工システム展」が3月17日・18日の2日間、ポートメッセなごや第3展示館にて開催され、目標の3500名を大きく上回る4500名ほどが来場し活況を呈した。今回からバーコードによる来場者の管理システムが導入され、ニーズを持ったユーザーの情報が主催店とメーカーにタイムリーにフィードバックされる仕組みとなった。
 4年連続の開催となった中部機械加工システム展は、機械加工に関する最新機械・機器の展示を通してものづくり現場の問題解決を提案する展示会として定着し、関係者の期待も大きく今回は昨年を上回る、主催店182社、出品メーカー165社が参加、来場者数も約2割増加した。
 「生産性向上と省エネ・高精度加工のご提案」をテーマに、会場には各メーカーの最新鋭の工作機械をはじめ、切削工具を中心とした、ツーリング、治具、省力化機器等の周辺機器などが展示され、ユーザーの生産性向上によるコストダウン、高精度加工につながる幅広い提案が行われた。
 昨年好評だった「バリ取りコーナー」に加えて、今年は「機械保全特集コーナー」「ロボットシステムコーナー」の特設コーナーが新たに設けられ、注目を集めた。
 特にロボットシステムコーナーでは、省人化や人手不足解消のための自動化・ロボット化に高い関心が寄せられ、ロボットテクニカルセンターの丸正社長(丸工業社長)自ら来場者への説明を行うなど、メーカー側の説明にも熱が入っていた。
 また、会期中に開催された機械加工に関するセミナーも好評で、想定以上の受講者があり会場を交流センターの会議室からホールに移して実施されたものもあった。
 初日は午前9時30分から開会式が行われ、古里龍平ジーネット社長が「今回、出品メーカー様は機械、関連工具等を合わせて165社、前回よりも13社増えています。また主催店様は182社で、こちらも4社ほど増えています。私自身、17年前にこの業界に出会いましたが、大型展示会には極めて懐疑的でした。ただ、この機械加工システム展については、やってみたいという意見が強く、10年ほど前から大阪でスタート。今回も色々な取り組みを行っています。来場者の管理システムを取り入れ、ニーズを持ったユーザー様の情報がタイムリーに届く。3月初めに開催した大阪で試しましたが、3日ほどで主催店様、メーカー様にポテンシャルユーザー様の情報が届けられました。また特設コーナーとして、バリ取り、ロボットなど3つのブースを設営しています。ユーザー様の関心が高いテーマではないかと思っているので、是非皆様にもご覧いただきたい。この機械加工システム展の位置付けが確たるものになってきていると期待しています。ユーザー様もひっきりなしに来られると思います。是非ご協力をお願いします」と挨拶。
 メーカーを代表して挨拶に立った中西正純ヤマザキマザック常務は「今回は、機械加工はもちろんのこと、自動化のためのロボットへの取り組み、また簡単そうで難しいバリ取り技術の紹介、各種周辺機器など、生産現場での生産性向上、精度向上への提案に力を入れられている。特に日本の製造業は自動化をもっと進めるべきだと、個人的にも思っています。現在、国内の製造業は、悪くもないが良くもないという状態。そんな中で、この中部圏は元気のある地域だと思っています。日本の市場は、繁忙の企業と、そうでない企業が鮮明となった、設備投資意欲に格差が出ている状況です。他国頼り、他人頼りでは寂し過ぎるので、ここは日本の得意技術、技術力を生かした自動化を推進して、生産性向上と安定した高精度生産を実現することで、世界に競争力がある製造大国の復活となる絶好機であると思っています。それはまさに今回ジーネット様が掲げているテーマを実践することであり、今回の展示会が的を得た取り組みであることを来場者様に訴え、皆様と共に日本の製造業の復活に貢献したいと思っています」と述べた。

岡谷鋼機 平成29年2月期連結決算
7年ぶり減益 純利益116億円

 岡谷鋼機(社長=岡谷篤一氏、本社=名古屋市中区栄2-4-18)は3月31日、名古屋証券取引所において平成29年2月期連結決算の発表を行った。
 鉄鋼が上期の需要低迷や鋼材価格の回復の遅れもあり低調、海外も中国の鉄鋼供給過剰による価格の低迷などにより低調だったことなどから、売上高は前期比4・1%減の7533億1100万円と2年連続の減収となった。
 事業セグメント別では、鉄鋼が前期比6・7%減、情報・電機が同2・2%減、産業資材が同0・8%減、生活産業が同8・4%減だった。
 これに伴い、営業利益、経常利益も減益となり、純利益は前期比9・9%減の116億1100万円と7年ぶりの減益となった。
 平成30年2月期の連結業績予想については、世界的な先行き不透明感があるが、国内では輸出の拡大や設備投資の回復などが期待されるとして売上高8200億円(前期比8・9%増)▽営業利益160億円(同10・6%増)▽経常利益195億円(同8・0%増)▽純利益130億円(同12・0%増)とした。
 中期計画《Gih-2020》では2020年度連結売上高1兆円、純利益200億円を目指すとしており、「厳しい環境下ではあるが増収増益を目指していく」と岡谷社長は話した。

すべてはお客様の「成功」のために
2日間で4131名が来場し盛況
東 陽 E-mono MEGAMAX2017

 東陽(社長=羽賀象二郎氏、本社=愛知県刈谷市中山町3―38)のプライベートショー「E-mono MEGAMAX2017」が3月9、10日の2日間、刈谷市産業振興センターあいおいホールで開催され、目標の3400名を大幅に上回る4131名が来場し賑わいを見せた。商談も活発に行われ、成功裡に終了した。
 すべてはお客様の「成功」のために≠ニ題して行われた今回の展示会。会場には加工コーナー・Assyコーナー・測定コーナー・省エネコーナー・工作機械コーナーが設けられ、出展したメーカー約80社がユーザーの生産効率向上、省人化、品質向上などに役立つ最新の商品・技術を実演を交えて展示紹介した。各ブースでは熱心に商品の説明を聞くユーザーの姿が見られた。
 2日間にわたって開催された、出展メーカーによるセミナー▽アイエイアイ「生産コスト削減セミナー」▽ファナック「新型ロボドリルα-DiB Advancedのご案内」▽オヂヤセイキ「ゲージの校正、規格、特殊ゲージについて」▽住友電気工業「鋼旋削加工における安定加工のご提案」▽デンソーウェーブ「デンソーウェーブの産業ロボットとIoTへの取組み」はいずれも好評を博した。
 初日の午前9時から行われた開会式では、羽賀社長が「今、自動車業界はある意味空前の人手不足、それと団塊の世代が退職してしまったことによる技術の伝承が我々のお客様の課題となっています。それを解決して、未熟練の人たちでも確実に生産ができる、不良品を出さない、正確に作っていくことが求められています。そしてまた人類そのものが求めている自動車のために、そこからさらに発展していかないといけない。そのために、ここにおられるメーカー様の最新鋭の商品、最先端の商品を使って、自動化、省人化、そして不良率の低減、稼働率の向上、タクトアップなどにつなげて行っていただきたい。ここにおられる皆様の商品を使えば、我々のお客様がもっと儲けることができる、もっと余裕を出すことができる。そうなれば、さらに早く変化をしていくことができます。我々東陽社員がたくさんのお客様をお連れしますので、是非皆様の熱意あふれる説明をお願いいたします。2日間、宜しくお願いいたします」と挨拶。
 出展メーカーを代表して挨拶した内田裕之ファナック代表取締役副社長兼CTO(最高技術責任者)は「年初の各メーカー様、代理店様の言葉に、基本的には今年は良いと思われるが、アメリカの某大統領が懸念材料で、どうなるのかという話がありました。メキシコは今までばらばらで大統領の支持率も低かったが、アメリカ大統領のおかげで、一致団結し大統領の支持率も上がり、これから経済を盛り上げるぞ、アメリカなどに頼らなくてもいいと、むしろ活況が出ています。日本の自動車メーカー様もメキシコが1つの拠点となっています。ここが元気だと、日本も元気が続くのではないかと考えています。今回の展示会には最新鋭の機械が展示されています。昨年JIMTOF2016があり、弊社もIoT、ロボット化、AT化に取り組んでいますが、IoTやAT化は少しマスコミの先走りもあるかと思います。今回の展示会には80社が出展されていますが、各社各様のすぐに利益に結びつく製品の紹介があるものと期待しています。弊社も負けないように取り組んでいきたいと思います。この展示会が活況を呈して、成功裡に終了することを願っています」と述べた。
 この後、スローガンを唱和し士気を高めて開場した。

第40回の記念開催となった
2017岐阜どてらい市盛況
山善 受注・動員とも目標上回る

 工作機械・産業機器・機械工具・特選品フェアの総合展示会「2017(第40回)岐阜どてらい市」が3月11、12日の2日間、山善名古屋営業本部(本部長=吉村泰典氏)岐阜支店傘下の販売店の主催により、岐阜市六条南の岐阜産業会館で開催された。会期中は2628名の来場者で賑わい、活気ある商談・情報交換の場となった。
 2017岐阜どてらい市には主催店15社、出品メーカー141社が参加し、メーカー各社の新製品・新技術が展示紹介された。中でも生産性、作業効率の向上につながる製品やシステムなどに注目が集まった。
 主催店、事務局(山善)の熱心な集客活動が実り、来場者数は目標の2300名を上回る2628名を数え、会場は熱気にあふれた。商談も活発に行われ受注額は目標の13億円を上回る13億8507万円に達し成功裡に終了した。
 開催初日は午前9時30分より開会式が行われ、主催店を代表して渡辺宗晃三信商会社長が「私たちは、世界の変化や産業界の動きを見つめながら、日々の商売の足元をしっかりと固めて、時代の変化に対応していかなければならないと思っています。ものづくりが集積する中部地区においては、幅広い分野でものづくりに携わるお客様の現場で役立つ、機械や機工商品、技術を積極的に提案することで、地元経済の発展に貢献していきたいと思います。どてらい市は商売の場、情報交流の場、連帯と協調を図る場として、多くの先輩たちが手作りで引き継がれた業界の貴重な財産です。IoTなどインターネットの普及に伴い、ビジネス環境は大きく変化していますが、こうした時代だからこそ、『見て』『触れて』『確かめて』を基本に、フェイス・トゥ・フェイスを通じてものづくりに携わるお客様との絆を深める場として、どてらい市の役割はますます高まるものと思います。今年のテーマは『時代を超えて未来を築け!』。変化を恐れず自らを大胆に変革し、輝く未来を我々自身の手で築こうとの意味を込めたものと聞いています。目標を大幅に突破し、ともに未来を築いてまいりましょう。2日間、よろしくお願いいたします」と挨拶した。
 続いて出品メーカーを代表して岡本知彦ナベヤ社長が挨拶。「世界情勢が混沌とする中で、どのように転がっていくか分からない不透明な今年1年かと思われますが、足元を見ると、決して悪くないのではないか。現在、人手不足が深刻となっており、合理化投資の新しい提案をできる絶好の場ではないかと思っています。今年は第40回目の岐阜どてらい市。是非とも主催店様、山善様と一致団結して目標を達成しようではありませんか。実りのある2日間とするために、頑張って商売をしてまいりたい」と話した。
 事務局の山善・長尾雄次取締役専務執行役員(開催当時、現代表取締役社長)は「40回目の記念ということで、特別企画を用意させていただいています。どてらい市は、あの活気に満ちあふれた楽市楽座のような市です。皆様の現場力の集大成でもあります。見て、触って、生身の人間から説明を聞いて、実演を見る。これに勝るものはないと考えています。お客様のご期待に応えようとする我々の真摯な取り組みこそが感動を生みます。加えて、現場からの真の情報の獲得、新たな気づき、また新しい引き合いが、次の商品開発に強く結びついていくものと信じています。足元の景況感は、ややもたつき感が残っていますが、振り返りますと、いつの時代もそうだったように、努力を惜しまず、明るく一生懸命に取り組んでおられる人や企業に、必ず良い結果となって現れるように思います。2日間、真剣勝負となります。どうか体調管理にも留意して取り組んでいただきたいと存じます」と挨拶した。
 伊藤徳行山善岐阜支店長が決意表明で、厳しい環境のもと目標に向かって挑戦することを誓い、「我々社員、全力疾走で頑張りますので、ご支援をよろしくお願いいたします」と述べた。
 続いてスローガン隊によるどて市必勝スローガンの唱和、どて市シスターズの大手締め、主催店・メーカー・事務局の代表によるテープカットとくす玉割で華々しく開幕した。

橋本学校名古屋校、今年度4回開催
『中部みらい市』過去最大規模に!
中部みらい会総会・方針発表会

 橋本総業と販売店、メーカーでつくる「中部みらい会」(会長=伊藤辰之氏・イトウ社長)は4月18日、名古屋市中村区の名鉄ニューグランドホテルで中部みらい会総会ならびに静岡みらい会との合同による平成29年度方針発表会を開催した。
 方針発表会のなかで中部みらい会は、今回で7回目となる『中部みらい市』の開催概要などを発表した。前回を上回り過去最大規模となる模様で出展社数は243社・253小間、予想来場者数は3000名を超えると思われる。5月12日(金)・13日(土)の2日間、名古屋市千種区の名古屋市中小企業振興会館(吹上ホール)1階大展示場で開催される。
 総会は宇佐見徳秋橋本総業執行役員中部ブロック長が議事進行を務め、以下の議案審議ならびに報告がなされ、いずれも満場一致で承認可決された。
 【第1号議案】第11期(平成28年4月1日〜平成29年3月31日)事業報告ならびに会計報告
 【第2号議案】第12期(平成29年4月1日〜平成30年3月31日)事業計画案ならびに予算案▽第12期事業計画は以下の通り。●平成29年4月18日(当日)=中部みらい会総会、中部・静岡合同方針発表会(名鉄ニューグランドホテル)●同5月12日(木)・13日(金)=中部みらい市(吹上ホール1階大展示場)●同5月18日(木)=みらい会全国合同総会(シェラトングランデトーキョーベイホテル)●同5月19日(金)・20日(土)=東京みらい市(東京ビッグサイト)●同6月9日(金)=第2回橋本学校名古屋校研修会(名鉄ニューグランドホテルで17時30分〜19時)●同6月10日(土)ジャパン建材フェア(ポートメッセなごや第2展示館で9時〜16時)●同9月8日(金)=第3回橋本学校名古屋校研修会(名鉄ニューグランドホテルで17時30分〜19時)●同10月17日(火)=中部みらい会実務責任者会(名鉄ニューグランドホテル)●同11月=みらい会親睦ゴルフ会(名古屋ゴルフ倶楽部和合コース予定)●同12月8日(金)=第4回橋本学校名古屋校研修会(名鉄ニューグランドホテルで17時30分〜19時)●平成30年2月=みらい会「幹事会」(名鉄ニューグランドホテル)●同3月9日(金)=第5回橋本学校名古屋校研修会(名鉄ニューグランドホテルで17時30分〜19時)●平成29年度=ショールーム商談会・製販懇談会、商品研修会・現調研修会(各地区会場)、各メーカー工場で工場研修会(海外工場含む)。
 【第3号議案】平成29年度新入会員報告▽正会員2社と賛助会員1社の入会が報告された。新入会員は以下の通り。●正会員=一色商会(社長=一色活慶氏、所在地=三重県四日市市)、田中工具(社長=原野啓子氏、所在地=名古屋市瑞穂区)●賛助会員=オーケー器材名古屋営業所(所長=大石栄裕氏、所在地=名古屋市東区)。
 休憩を挟み、静岡みらい会との合同方針発表会が開催された。まず中部みらい会正会員を代表し伊藤会長が、同賛助会員を代表し鈴川賢一TOTO執行役員中部支社長がそれぞれ挨拶に登壇。次に、宇佐見中部ブロック長が中部みらい会の平成28年度下期活動状況、平成29年度活動計画、および、みらい会の方針・取り組みを発表した。また『中部みらい市』開催を間近に控えていることから、開催概要や目標が改めて会員らを前に確認された。
 その後は愛知・岐阜・三重・静岡の各支店長らが今年度の方針を発表。最後は、特別会員の橋本政昭橋本総業社長が登壇。取引先との今年度の取り組みを発表した。
 再度休憩を挟み、分野別代表発表会を開催。管材分野を代表して積水化学とキッツが、住設分野を代表してTOTOとリンナイが、空調分野を代表してダイキンとパナソニックが登壇し、各社の今年度の営業戦略などを発表した。
 会場を移し、竹内裕二中部みらい会副会長(丸金商会社長)の乾杯の挨拶で懇親会がスタート。恒例となった大抽選会や『中部みらい市』決起大会などで大いに盛り上がりをみせ、最後は舟橋洋夫リンナイ名古屋支店長の中締めの挨拶で散会となった。

岡谷鋼機、トラック隊列走行
ソリューションを提供する米企業に出資

 岡谷鋼機(社長=岡谷篤一氏、本社=名古屋市中区)は4月13日、シリコンバレーに拠点を置くトラック隊列走行ソリューションを提供するPeloton Technology社(米国カリフォルニア州マウンテンビュー市)に対し、今年3月に30万米ドルの出資をしたと発表した。
 日本における物流業界のドライバー不足問題は深刻であり、トラック隊列を実現する車両制御技術に加えIT・ビッグデータを活用した燃費削減・安全性向上・人手不足解消等の新たな価値提供が期待される中、同社はこの出資を通じ、子会社の米国岡谷鋼機会社が4月1日に開設したシリコンバレー事務所と協業しながらPeloton Technology社と緊密に協力し、日本および東南アジア地域でのトラック隊列走行実現に向けた取り組みを進めていくとしている。
 【Peloton Technology社の概要】所在地=1060 La Avenida St.,Mountain View,California▽設立=2011年▽代表者=Josh Switkes氏(創業者)▽事業内容=トラック隊列走行ソリューション提供▽人員=72名(2017年3月末時点)
 【米国岡谷鋼機会社の概要】本社所在地=64W.Seegers Road,Arlington Heights,Illinois▽支店=シカゴ、ヒューストン、レキシントン、サンディエゴ▽事務所=ウエスト バージニアなど9事務所▽設立=1964年1月9日▽代表者=平野隆裕氏▽資本金=14百万米ドル▽売上高=366億円(2016年12月期)▽事業内容=商社▽人員=55名(2016年12月末現在)


2017年5月21日(日) 2635号
門脇理事長体制2年目となり
さらに充実した活動内容に
三重県機械工具商組合 第7回通常総会を開催

 三重県機械工具商組合(理事長=門脇匡伸氏・門脇商店社長)は4月19日午後5時より四日市シティホテルにおいて第7回通常総会を開き、全議案を原案通り承認可決した。懇親会の挨拶で門脇理事長は「どのような状況であっても、ユーザーさんに対して前向きな姿勢で、足を運ぶということ、毎日の積み重ねや努力を惜しまず一生懸命アプローチすることが大切」と語った。
 総会は大津裕史理事(大津屋社長)の司会で進行され、門脇理事長の挨拶に続き、司会者より、出席状況について組合員総数74社中58社出席・委任状7社と報告があり、総会成立が宣言された。
 議長に門脇理事長を選任して議案審議を行い、第1号議案=平成28年度事業報告、第2議案=平成28年度会計報告及び監査報告、第3号議案=平成29年度事業計画(案)、第4号議案=平成29年度収支予算(案)を原案通り承認可決した。
 承認された今後の事業は次の通り。親睦ゴルフコンペ(9月16日)▽工場見学会又は勉強会▽平成30年賀詞交歓会▽全機工連中部ブロック会議▽理事会(2か月毎)▽青年部事業(納涼会等・7月27日予定)。
 以上で議事を終え、芦川弘樹副理事長(タイセー社長)の閉会の辞で総会を終了した。
 総会後は懇親会が催され、はじめに組合役員が紹介された後、門脇理事長が挨拶に立ち「先程の総会ではスムーズな進行にご協力をいただき、ありがとうございました。2年目ということで、昨年に増して頼もしいメンバーで今年1年やっていきたいと思っています。ただ、この頼もしい面々に囲まれていても、世界の情勢、景気の波というのは、我々で風を吹かすことはなかなかできません。この三重県という市場において、ここにいる皆さんが、ユーザーさんに向かい、日々足を運び、地域のものづくりに対し一生懸命サポートする側として物を売る努力を続けておられることと思います。外国の大統領がどうあろうが、どこかの国がミサイルを打とうが、毎日仕事をするということはずっと変わらないことです。毎日の積み重ねや努力を惜しまず、お客様に対して一生懸命アプローチすることが大切ではないかと、日頃より感じています。ここにいる皆さんは、そのような心をもってお客様のところで良いアプローチができる、頼もしい商いをされていると私は信じたいところであります。組合も、昨年は新しく会員になっていただいた所が数社ありまして、その前から比べると、社員数の多い販売店さんなどが会員となったことから随分賑やかになるのではと、私としてはワクワクしている状況です。総会の中で事業の計画を発表させていただきました。年会費は据え置きですし、予算の範囲で行うため限られてしまいますが、趣向を凝らした行事を理事皆で力を合わせてやっていきたいと思っていますので、皆さんには是非ご参加をいただき、今年1年、この組合が盛況な運営をできるようにお力添えをいただきますよう、この場を借りてお願い申し上げます。今年度もまた皆さんと楽しい活動ができればと思っています」と述べた。
 打田正憲理事(三重日立)の乾杯の発声により開宴。和やかに情報交換などをして親睦を深め、山田浩副理事長(コジマ・フジ通商社長)の中締めで盛会のうちにお開きとなった。

平成28年度会計監査報告と5月26日の総会議案を審議
愛鋲協 平成28年度第8回定例理事会

 愛知鋲螺商協同組合(理事長=馬場將嘉氏・メイナン会長)は、4月18日午後6時30分より名古屋駅前の安保ホール会議室にて理事会を開催した。理事6名、監事2名が出席した。
 冒頭、馬場理事長より挨拶があり、続いて議案の審議が行われた。
 〈第1号議案〉平成28年度会計決算報告に関する件は、事務局より決算報告書の内容と剰余金処分案について説明され、承認された。
 監査は、同日午後6時より同会議室において、馬場理事長ほか理事会出席者立ち会いのもと、監事の奥田一正氏(奥田商会社長)、伊藤嘉倫氏(伊藤螺子社長)により実施され、監査の結果、適正であると伊藤監事が報告した。総会当日の監査報告は、奥田監事が行うこととした。
 〈第2号議案〉平成29年度会計予算(案)に関する件は、事務局より予算案の内容が説明され、承認された。7月に横浜で開催されるねじ商連総会への参加費用の一部などが計上された。
 〈第3号議案〉平成29年度第44期通常総会準備に関する件は、馬場理事長より当日の流れ、議案が通常総会次第に沿って説明された。また、総会資料の内容を確認した。
 〈第4号議案〉事業部委員会に関する件は、事務局より3月度の収支報告があり、承認された。
 〈第5号議案〉平成29年度組合員実態調査のまとめに関する件は、事務局より集計結果が報告され、承認された。
 〈第6号議案〉組合員脱退の件は、組合員1社より廃業の通知があり、脱退が承認された。
 〈第7号議案〉その他(報告事項)は、事務局より広報誌「愛鋲協」47号を4月18日に発送したことが報告された。
 次回理事会は、5月26日午後4時30分より開催される。同日午後6時からは通常総会。会場はいずれも名鉄ニューグランドホテル。

今年度は役員改選期
通常総会の議案を慎重審議
愛知県管工機材商協組 4月理事会開催

 愛知県管工機材商業協同組合(理事長=大藪淳一氏・大清社長)は4月19日、名古屋市中村区の愛知県産業労働センター(ウインクあいち)で4月理事会を開催。定数23名中22名(委任状含む)が出席し、本理事会は成立した。主に5月23日(火)に開催される「第55回(平成29年度)通常総会」議案の審議等が行われ、これらはいずれも承認可決された。
 大藪理事長の挨拶に続き、以下の議案について審議・報告がなされた。
 【経過報告】●3月29日▽組合事務所にて三役・常任理事会を開催。●4月18日▽組合事務所にて会計監査会を開催。
 【議案1】第55回通常総会開催と議案項目について▽組合員らに送付される「第55回通常総会開催のご案内」「総会出欠届」ならびに「平成29年度組合員一覧」の内容について確認が行われ、いずれも満場一致で承認された。また、総会に諮(はか)る議案「平成28年度事業報告書、同収支決算報告書(財産目録、貸借対照表、損益計算書)ならびに剰余金処分案承認の件」「平成29年度賦課金および賛助会費徴収方法決定の件」「平成29年度事業計画案ならびに収支予算案承認の件」「役員改選の件」についての説明が大藪理事長からなされて、こちらも満場一致で承認可決された。
 【議案2】役員選考委員等の推薦について▽平成29年度は本組合の役員改選期であり、役員選考委員メンバーの案が大藪理事長より発表され、いずれの委員も満場一致で承認された。
 【議案3】平成28年度事業報告内容について▽総会に諮る「総会・役員会ならびに各部会・各委員会等、事業報告」について、峰澤彰宏副理事長(峰澤鋼機社長)から具体的な内容が資料をもとに説明・報告され、慎重審議の結果、いずれの内容も満場一致で承認可決された。
 【議案4】平成28年度決算報告ならびに平成29年度予算案について▽総会に諮る「会計監査資料(予算案を含む)」「監査報告書」について大藪理事長から具体的な内容が資料をもとに説明・報告され、慎重審議の結果、いずれの内容も満場一致で承認可決された。
 【議案5】平成29年度事業計画について▽総会に諮る「平成29年度事業計画書(案)」について小川誉之副理事長(小川管商社長)から具体的な内容が資料をもとに説明・報告され、慎重審議の結果、いずれの内容も満場一致で承認可決された。
 【議案6】総会懇親会の進行について▽在田忠之懇親会幹事長(在田商店社長)から、懇親会の進行についての説明や、当日のスピーチ予定者らへの承諾確認の件等が報告され、承認された。
 【議案7】組合加入促進委員会報告▽服部透加入促進委員長(オータケ中部営業部長)から、正会員の山彦ならびに伊藤商店の2社から脱退届が提出されていることが報告され、いずれも承認された。これにより本理事会当日現在、本組合は正会員数83社、賛助会員数129社となった。
 【議案8】全国管工機材商業連合会(管機連)理事会報告▽3月22日、東京都千代田区のホテルグランドアーク半蔵門で第3回理事会が開催され、本組合から大藪理事長、伊藤辰之管機連理事(イトウ社長)、阪尾知治事務局長の3名が出席した。主な議事内容は以下の通り。@第5回定時社員総会は、6月15日(木)に開催することが可決された。A休暇申し合わせの件=今年度の夏季休暇は8月12日(土)〜同15日(火)までの4日間、年末年始休暇は12月29日(金)〜平成30年1月3日(水)までの6日間とすることが可決された。B「第6回管工機材の将来を考える研究会」を開催。講師は、衆議院議員の牧原秀樹管機連名誉顧問、参議院議員の安達敏之元国土交通省技官、村上竜馬全国管工事業協同組合連合会青年部協議会事業部会長の3名。
 【議案9】その他▽組合事務所の移転について=昨年度より業者等に問い合わせているが良い物件が見つからず。今後は組合員らに「立地」「広さ」「家賃」等の条件を発信し、物件情報を集めることが了承された。
 次回の理事会は5月23日(火)午後2時(総会開催前)から、名古屋市中区の東京第一ホテル錦11階「チャーロ」にて開催される。

社会人としての心構えや
ビジネスマナーの基礎学ぶ
愛機工 2日間の新入社員研修を実施

 愛知県機械工具商業協同組合(理事長=伊藤高潤氏・春日鋼機会長)は、人材開発事業の一環として恒例の「新入社員研修」を4月10、11の2日間の日程で、名古屋市中区のオフィスパーク伏見第二昭和ビル会議室にて開催した。新入社員はじめ入社1年未満の社員を対象としたもので、組合員企業から27名が受講した。
 初日の冒頭、山崎組合事務局長が挨拶し、組合の概要や事業について紹介。「福利厚生事業では親善野球大会や、レクリエーションとして日帰りバスツアー、キャンプ等も開催していますので、積極的にご参加いただければと存じます」と呼びかけた。
 その後、名南経営コンサルティングの渡邉圭蔵氏が講師を務めて研修に入った。
 研修1日目は、はじめに社会人としての“ものの考え方”を学ぶための「幸せについて」「私にとって仕事とは」と題した講演が行われた。
 その後、2日間にわたって行われた職場での基本的な動作・マナーの研修では、ビジネスマナーとして『挨拶』『言葉遣い・身だしなみ』『電話応対』『応対・応接・名刺交換』『ビジネス文章』の項目ごとにVTRや講義、討議、ロールプレイングなどを通して学習した。
 その他、組織のルールとして企業組織の成り立ちや「報・連・相」についても学んだ。

新旧役員が一堂に集い審議
6月2日に青年部通常総会
愛機工青年部 4月度役員会を開催

 愛知県機械工具商業協同組合(理事長=伊藤高潤氏・春日鋼機会長)の青年部(部長=森庸一氏・森哲社長)は、4月12日午後7時より組合事務局(名古屋市熱田区)において役員会を開催した。17名が出席した。
 合同委員会について、近藤健志会合担当幹事(長村商店)が、3月9日にざぶん錦店で31名が出席して開催し、大きな問題なく終了したことを報告した。
 他産業視察については小笠原拓巳研修担当幹事(山善)が、3月11日に愛知ヤクルト工場とキリンビアパーク名古屋を視察、10名が参加し無事終了したことを報告した。
 4月15日開幕の第77回組合親善野球大会について、梅本陽史野球担当幹事(杉本商事)が説明。開幕当日は8時30分より一宮総合運動場にて開会式が行われる。今年は33チーム(Aゾーン16チーム、Bゾーン17チーム)が参加し、優勝をめざし各ゾーンで秋まで対戦が行われる。開会式には森部長、滝澤有一副部長(松本商店社長)も出席する。梅本幹事は「皆様のご協力があって運営ができますので、よろしくお願いします」と部員による手伝いを呼びかけた。
 青年部通常総会については東爪英彦総務幹事長(マルマン商事)が説明。総会を6月2日午後6時より東京第一ホテル錦(名古屋市中区)にて開催する。役員会は当日の午後5時30分を予定。総会資料の総務への提出締め切りは5月12日とすることを確認。会員名簿で一部に間違いがあったため、間違いを無くすように努力していきたいと話した。その他、卒業者への記念品、後任者などについての話もあった。
 この後、新旧役員の顔合わせとして、新役員から自己紹介と所信表明が行われた。
 その他、中央会担当の服部嘉高理事(服部商会社長)が、愛知県中小企業団体中央会の青年部(青年中央会)に関する報告を行った。青年中央会が40周年を迎えるにあたり、記念式典が平成30年2月9日に東京第一ホテル錦で開催される。9月21〜23日に宮城県仙台市で視察研修が計画されており、記念式典の幹事を務める服部理事の参加が承認された。今後のこともあるため費用を青年部である程度負担することや、記念誌への協賛広告掲載についても併せて承認された。
 また、秋に開催予定の青年部50周年記念視察(中国・大連)について検討を行った。

親睦と情報共有を図る
6月に恒例の家族会
一宮機鋼組合 平成29年度通常総会開く

 一宮機鋼組合(会長=片山政勝氏・片山機材社長)は4月15日、不動温泉・華菱(長野県下伊那郡阿智村)において平成29年度通常総会を開いた。同会場での総会開催は2年振り。
 当日は組合員12社中11社が出席した。組合員の油伝商店駐車場(愛知県一宮市)に集合して午後2時前にバスで出発、3時半に会場のホテルに到着した。
 総会は4時からホテルの会議室にて行われ、はじめに片山会長が、総会出席への御礼を述べた後、「昨年は熊本の震災のすぐ後に総会を開催したことを、昨日テレビを見ていて思い出しました。1年というのは、早いと感じます。色々ございまして、天皇陛下が退位されるとか、また日本のなかで一番信頼性の高かった東芝さんの不正会計、森友学園の問題、保護者会会長による少女殺人など、色々な事件も続いています。この組合でも、親睦が一番の目的ですが、皆様と情報を共有できるように色々な情報を発信していけたらと思っています。また、周りの方が多く入院されたりしています。皆様も健康に留意してご活躍ください」と挨拶。
 さらに片山会長は平成28年度、29年度のそれぞれの幹事に対して「伊藤工具さん、双葉機工さん本当に1年間、名幹事でありがとうございました。今年は石川工具さんと大富鋼材さん、運営を宜しくお願いします」と述べた。
 議事に入り、平成28年度会計報告並びに監査報告を満場一致で承認。続いて平成29年度事業計画案について審議し、原案通り承認した。
 今年度の主な事業は次の通り。
▽総会旅行…4月15・16日
▽家族会…6月
▽忘年会…12月
▽勉強会…年2回程度
▽献血…油伝商店駐車場にて一宮金物組合と合同で実施
 祝辞を弊紙岩田が述べ、総会を終了した。
 総会後は懇親の場となり、宿自慢の炉端会席を賞味。囲炉裏を囲んで和やかに歓談し親睦を深めた。この日はここで一泊し、翌日は観光を行った。

「2018中部パック」 テーマは
“包みたいものがきっとある”
来年4月18日からポートメッセで開催

 一般社団法人中部包装食品機械工業会(会長=梅森輝信氏・ゼネラルパッカー社長)は、4月21日午前11時より名古屋市中村区のホテルキャッスルプラザにおいて「2018中部パック」記者発表会を開いた。
 中部パックは中部地区で唯一の食と包装に関する総合展示会で、1979年に第1回を開催してから今回で21回目を迎える。2018中部パックは来年4月18〜21日の4日間、包みたいものがきっとある≠テーマにポートメッセなごやで開催される。3月より出品受付を開始し申込状況は順調という。締切りは今年の11月30日。
 記者発表会では梅森会長が「中部パックは2018年で21回目となります。2016中部パックは出品社数、来場者数ともに前回を上回り、盛況のうちに終了しています。今回の2018中部パックにおきましても、出品社様、また来場者様にも喜んでいただけるような展示会にしたい。来年の4月まで、1年間をかけて準備をしていきます。私どもの業界のユーザー様は、ほとんどが食品業界です。国内事業が堅調な企業様は増収増益となっていますが、海外に依存度の高い企業様は為替等の変動があるため業績も変動している。また、2019年(平成31年)に消費税率が8%から10%になる予定です。来年は、消費税増税前の駆け込み需要の影響もあるのではないかと思っています。ユーザー様は価格には非常に敏感で、消費者に考慮して同じ値段で内容量を少し減らしてみたり、パッケージを色々工夫して消費が下がらないように努力をし続けておられます。その上で、安全で安心な製品を生産することは当然のことであり、より厳しく今は求められています。このような中で、私たち包装機械メーカー、食品機械メーカーは、ユーザー様とともに日本の技術力を高めて、進化し続けていかなければなりません。その最先端技術をこの中部地区で見ていただけるような展示会にするために、各友好団体、日本包装機械工業会、日本食品機械工業会、日本製パン製菓機械工業会、日本粉体工業技術協会、日本包装技術協会等々のご協力をいただきまして幅広く出品を募ることも考えています。現在も続く政府の経済対策や働き方改革で人手不足となっています。これらが追い風となり、ユーザー様が設備投資に意欲を持っていただくことで、経済が活性化していくことが期待できます。このような時にこそ、当工業会会員全員で協力し知恵を出し合って、中部パックを通して業界発展のために努力したいと思っています。今後とも何卒よろしくお願いいたします」と挨拶。
 部谷政義2018中部パック実行委員長(東陽機械製作所社長)は「今回の2018中部パックでは、なんとか前回以上の成功を収められるよう、来年までの1年間をかけてじっくりと準備をしていきたいと思っています。今回のテーマは“包みたいものがきっとある”。私たち包装機械メーカー、それから食品機械メーカーは、ユーザーの皆様に消費者の方々が安心して口にできる製品を生み出していただくために、日々努力をしています。それぞれが技術力を高めていくということに尽力し続けなければいけないと思っています。そして各ユーザー様の効率的な生産に寄与していくことが、私どもの業界の使命でもあると考えています。今後もさらに出品社を多く集めるために、現在、実行委員会の方で鋭意広報活動中です」と展示会への意気込みを語った。
 吉田真宏実行委員(サンワ社長)は広報活動について報告する中で、今回の展示会の特徴を紹介。ポスターについて「本来の食品を包むというテーマが全面にイメージされ、しかもソフトに包む、人を思い、人のためにという優しさを感じられるポスターに仕上がりました。背景には中部地区ならではの食べ物をあしらい、本来の意味、そして中部のイメージの両方を全面的に出しています」と説明した。また、2018中部パックを「包装・食品・製パン製菓・物流機械、衛生・環境・検査機器、包装資材、食品材料など総合展」とするとした。
 最後に吉田氏は「原料から加工する、包装する、流通するという製造プロセス、パッケージについて日々努力し、最新技術の集大成を披露する場です。これからの食のためにユーザーの抱える問題を解決していけるか、これからの食品業界にとってどのようなものがヒットしていく製品になるのかなど、少しでも情報を入手できる展示会にしたい」と話した。
 毎回好評の「特別講演会」、時流にあったテーマの「セミナー」は今回も開催される予定。商品のPR・販売の場として2012年から実施している「チューピープラザ〜パックDEマルシェ〜」や、あらゆる質問に応える「包装相談コーナー」、6次産業化推進のためのブースなども期間中設置される。また、出品企業を対象に人材確保を手伝う「就職フェア」も開催の予定。
開催概要
▼名称=2018中部パック
▼テーマ=包みたいものがきっとある
▼目的=包装機械、食品機械、製パン製菓機械、物流機械、衛生・環境・検査機器、包装資材、食品材料など、原料から製造、包装、物流までを一貫して展示し、業界の発展とユーザーとの共存共栄の道を拓く
▼主催=(一社)中部包装食品機械工業会
▼後援(申請中)=愛知県・名古屋市・名古屋商工会議所・日本貿易振興機構名古屋貿易情報センター
▼協賛(申請中)=(一社)日本包装機械工業会/(公社)日本包装技術協会/(一社)日本食品機械工業会/(協)日本製パン製菓機械工業会/(一社)日本粉体工業技術協会/東京糧食機工業協同組合/(公社)日本ロジスティクスシステム協会/愛知県菓子工業組合/包装食品技術協会/愛知工研協会/(一社)日本豆腐機器連合会/(一社)日本厨房工業会/食品関連産業協会/全国醸造機器工業組合/(一社)日本冷凍空調工業会/日本自動販売機工業会/梱包機工業会/鞄本包装リース/セロファン工業会/中部包装資材協議会/日本粘着テープ工業会/全日本包装資材連合会/(一社)日本印刷産業機械工業会/愛知県印刷工業組合/東海北陸シーリング印刷協同組合/中日新聞社/日本経済新聞社/日刊工業新聞社/中部経済新聞社/日本工業新聞社/中部日本放送/東海ラジオ放送/東海テレビ放送/中京テレビ放送/メ〜テレ/テレビ愛知
▼会期=2018年4月18日(水)〜21日(土)の4日間
▼開催時間=午前10時〜午後5時
▼会場=ポートメッセなごや(名古屋市港区金城ふ頭2―2)
▼展示規模=2号館/展示面積6576u、3号館/展示面積1万3500u
▼入場料=1000円(ガイドブック、消費税込)
▼併催行事=出品社によるプレゼンテーションセミナー、事務局主催による特別講演会

役員改選で大幅な若返り
新会長に杉浦一暢氏(三賀社長)
中部ミツトヨ特約店会 第16回定時総会を開催

 中部ミツトヨ特約店会の第16回(2017年度)定時総会が3月22日、名古屋市中区のANAクラウンプラザホテルグランコート名古屋で開催され、会員をはじめ、代理店、ミツトヨから社長らが出席した。総会では役員改選、ミツトヨの現況報告などが行われた。総会後は、NPO法人ベースボールスピリッツ理事長奥村幸治氏の講演会が開かれた。
 総会の冒頭、水谷隆彦中部ミツトヨ特約店会会長(ミズタニ機販社長)の提案により、2月16日に逝去したミツトヨ相談役沼田智秀氏に対して黙祷が捧げられた。総会には会員112社中、78社が出席した。
 水谷会長は挨拶で今年の市況に触れ「AI、IoTの発展で半導体事業を中心に好調、自動車産業もEV、自動運転にシフトし好調になると聞いていますが、先が見通せない状況は変わらず、リスクにも注意して、変化に対応していける企業を目指していくことが必要」との考えを述べた。
 西野佳成ミツトヨ代理店会副会長(西野産業社長)は「ミツトヨさんにおかれては、中川社長から沼田社長へと社長交代され、益々新しい商品を開発していただいて、我々代理店、特約店とともに、しっかりとミツトヨ製品を売ってまいりたい」と挨拶した。
 中川徹ミツトヨ社長(当時、現会長)は挨拶で、沼田智秀相談役の葬儀の際に賜った弔意に対して御礼を述べた後、同社の2016年度決算(2016年12月期)について報告した。
 連結売上高は前年比8・5%減の1087億円。現地通貨ベースで、欧州、カナダ、メキシコ、中国がプラスとなる一方、日本、アメリカは前年を下回った。東南アジアは国によって様々で全体としてやや低迷した。
 「変革・挑戦2019(Change & Challenge 2019)」をキーワードとした新中期経営計画(2017〜2019年度)を発表。時代の変化を見据えた自己変革と新たな価値の創造に挑戦することを掲げ、数値目標として、2019年度に連結売上高1350億円、営業利益230億円をめざす。2017年度の目標は連結売上高1141億円。
 中川社長は「世界経済全体を見ても、足元は悪くないと感じる。新興国を含めて緩やかな景気回復を想定、日本も回復に向かうと予想している。次々と起こる様々な不確定要素、出来事に対し、素早く対応して、したたかに生きていくことが大切。絆を深めて頑張っていきたい」と話した。
 水谷会長が議長を務めて議事に入り、2016年度事業報告、同事業会計報告/会計監査報告、2017年度事業計画案、同事業予算案を原案通り承認可決。
 役員改選では、会長に杉浦一暢氏(三賀社長)、副会長に水野隆次氏(共栄商会社長)、大久保稔氏(大久保商事社長)、会計監事に渡辺宗晃氏(三信商会社長)、理事に伊藤照之氏(伊藤信産業会長)、野崎憲昭氏(常磐精機社長)、時津達也氏(新栄商會社長)、顧問に水谷前会長の就任を承認可決した。
 杉浦新会長が「新しい役員がほぼ同世代ということで、我々の世代が今後この業界を担っていかなければならないのかと改めて思い、そのような気持ちで頑張ってまいりたい。ミツトヨの新社長になられる沼田専務(3月29日社長就任)も同世代。皆様のお力を借りて、沼田新社長を支えていく特約店会でありたいと思いますので宜しくお願いします」と挨拶した。

 議事終了後、沼田恵明ミツトヨ専務(当時)が営業報告を行った。
 2016年度は全国で多くの展示会や個展を開催。呉工場内に新設した「M3Solution Center HIROSHIMA」に未来の測定のコンセプトを提供する「フューチャーソリューションゾーン」を設けたと報告した。
 2016年度の連結販売実績は前年比ほぼ横ばいとなり、今年度は6%の成長をめざす。単体では国内で10%、特に中部では13%、全体で3%の成長を目標としている。
 現況については、半導体検査装置向けの部品が伸長。自動車は車載部品が伸びており、新しい動きとして安全運転システムに使うカメラユニット、センサー関係、その周辺の測定、コネクタ―関係が増えている。直近ではロボット、工作機械との協業の必要に迫られていると報告した。
 沼田専務は「インライン、ラインサイドと測定機も生産に直結していく工具と同じ生産財として扱われていく中で、売り方、サービスの仕方、開発も変わっていく。新製品を中心に、重点拡販商品を拡販していただきたい」と協力を求めた。
 続いて、山口秀和執行役員営業本部副本部長がキャンペーン、4月以降の新体制、ビジネススクール等について説明。
 新商品紹介では白石昇浜松営業所長より、フューチャーソリューションズ、自動化・操作性を高める計測システムをコンセプトに開発された、てこ式ダイヤルゲージ「テストインジケータ」やCNC三次元測定機「マイクロコードMiSTAR555」などの新商品が紹介され、以上で総会を終了した。

 第1部の総会前には2016年度優秀特約店表彰が行われ、各部門で上位にランクインした中部特約店会の会員が多数表彰された。
 第2部講演会は、NPO法人ベースボールスピリッツ理事長で、パーソナルトレーナーの奥村幸治氏が「夢を実現させるためのセルフマネジメント〜イチローの原点を知る男、田中将大を育てた男〜」と題して講演。イチローのオリックス時代の専属打撃投手を務めるなどの経験を持つ同氏が、メジャーリーグで活躍するイチローや田中将大選手の考え方や取り組みを通して、目標達成のための秘訣を語った>

「機工センター」を移転リニューアル
吉岡幸 顧客へのサービス向上はかる

 建設・産業資材のトータルサプライヤー、吉岡幸(社長=吉岡正盛氏、本社=福井市宝永3-22-5)の「機工センター」と「建材センター」が統合され、新たに「機工センター」として5月1日、移転リニューアルオープンした。
 新・機工センターは事務所棟と倉庫棟で構成され、機械・工具、伝導用品、ネジ類、ステンレス・アルミ等の非鉄金属製品など、幅広いアイテムを取り扱う。
 同社では昨年の鋼材センター3号倉庫新設を皮切りに、物流体制の見直し、顧客へのサービス向上、対外的なイメージアップを目指し準備を進めてきた。
 今回、機工センターと同時に、展示会などを行う「テクノセンター」もリニューアルし、同社の2017スプリングフェア(5月16日「まちづくり」編、25日「ものづくり」編)にて多くのユーザーや仕入先に披露される。
 【新・機工センター】
▽住所=〒910-0015 福井県福井市二の宮1-12-17
▽電話番号=0776-22-6211、0776-27-6011
▽FA]番号=0776-21-1956、0776-27-0090
※電話・FAX番号は従来通り。

日本赤十字レッドライトアッププロジェクト2017へ参加
 5月8日の世界赤十字デーを記念し「人道」への理解を深めるために、日本赤十字社が呼びかけたプロジェクトで、この日を中心に日本各地で実施されている。福井県では今回、同社が初めて参加。5月8日〜12日の5日間、テクノセンター正面のモザイク模様の壁面に赤十字がライトアップされた。

10周年特別展第2弾
『完成! 常滑ガウディ』
INAXライブミュージアムで5月30日まで

 LIXIL(社長=瀬戸欣哉氏、本社=東京都千代田区)が運営する、土とやきものの魅力を伝える文化施設「INAXライブミュージアム」(館長=住宮和夫氏、所在地=愛知県常滑市)ではグランドオープン10周年特別展『つくるガウディ』(2016年11月5日〜2017年3月31日まで開催)において建築家の日置拓人(ひきたくと)氏、左官職人の久住有生(くすみなおき)氏、タイル職人の白石普(しらいしあまね)氏の3名の手により公開制作を続け、完成したガウディへのオマージュ作品を公開。じっくりと鑑賞できる展覧会『完成! 常滑ガウディ』を5月30日(火)まで、同ミュージアム内にある「土・どろんこ館」の企画展示室で開催している。
 2006年のグランドオープン以来ものづくりの心を伝え続けてきた同ミュージアム。その10周年を記念した特別展『つくるガウディ』では「土とやきもの」「ものづくり」の視点からアプローチし、アントニオ・ガウディ(1852〜1926)未完の建築「コロニア・グエル教会」に着想した作品の制作を進めてきた。それは同時に、公開制作というスタイルでものづくりの現場とその制作過程を見ることができ、タイル職人と左官職人が半年近い会期にわたり対話を重ね協働するさまを通して、ガウディ建築を人の「手でつくる」視点から新たに読み解く試みでもあった。そしてこの3月、その作品がついに完成した。
 完成披露も兼ねた『完成! 常滑ガウディ』では、3名の制作者のガウディへのオマージュ作品を美しい照明演出により観覧することができる。5月30日までと会期は残り僅かだが、同ミュージアム内に出現した『常滑ガウディ』を通して、ものづくりの喜びと、土とタイルという素材の持つ魅力をぜひ感じていただきたい。
【開催概要】
●会期▽5月30日(火)まで
●会場▽愛知県常滑市奥栄町1-130 INAXライブミュージアム内「土・どろんこ館」企画展示室
●電話▽0569(34)8282
●休館日▽水曜日(但し祝日の場合は開館)
●観覧料▽共通入館料にて観覧可(一般600円、高・大学生400円、小・中学生200円)

住宅購入は「防災」を意識
生活環境を抑え「地盤の強さ」がトップに
全住品 住宅に関する調査報告書

 住宅業界全体の品質向上を目指す全国住宅技術品質協会(代表理事=斉藤武司氏、以下「全住品」)は、全国1300名の消費者(男女20〜69歳・800名)ならびに建築事業者(男女20〜79歳・500名)を対象とした、住宅の購入や地盤に関する意識等についてのWeb調査(調査期間=1月18日〜27日)を取りまとめ、このほど発表した。
 全住品は、住宅建築に起因する不具合の撲滅や安全衛生・品質確保に向けた研鑽(けんさん)・研究、行政や関連団体との連携等を通じて住宅の安全・安心を追求し、業界全体の発展に寄与することを目的に、2016年7月に設立された。今回の調査は、近年の大規模災害の多発により住宅購入を検討する消費者等の災害対策への意識が確実に高まっていることが想定されるなか、戸建て住宅の購入を具体的に検討または直近2年以内に戸建て住宅を購入した消費者と、建築事業者それぞれに対し、「防災に対する意識」を中心に「住宅購入時、地盤改良工事に意識すること」等を質問し、両者における情報ニーズ・ギャップを明らかにし、今後の適切な情報提供の推移を図るために実施された。この調査で明らかになった主なトピックは以下の通りだ。
 【直近1年の地震に関する意識の変化】「かなり高まった(28・0%)」や「やや高まった(40・6%)」等、約7割の消費者が「意識が高くなった」と回答。
 【戸建て住宅購入の際に気にすることは?(複数回答可)】消費者は「地耐力/地盤の強さ(71・5%)」や「地震時の揺れやすさ(41・4%)」「浸水の可能性、標高(41・3%)」と「防災」への意識が高く、建築事業者の想定以上に災害への備えを重視している結果となった。
 【直近1年の地盤・地盤改良工事に関する消費者の意識変化】建築事業者に対して、直近1年の消費者の「地盤・地盤改良工事に関する意識の変化」について質問したところ、5割以上の建築事業者が、地盤・地盤改良工事に対する消費者の意識の高まりを感じていると回答。
 【もし地盤改良工事を行うとしたら?】49・9%の消費者が「コスト」よりも「安心感」を重視と回答。そうしたなかで消費者は、住宅会社からの助言にも大きな期待を寄せている(42・1%)ようだ。

国内・海外受注ともに減少
総受注高3.3%減の384億円
中部経済産業局3月度金属工作機械受注状況

 中部経済産業局が4月27日に発表した平成29年3月度金属工作機械受注状況によると、管内金属工作機械メーカー主要8社(オークマ、アマダマシンツール、ジェイテクト、コマツNTC、富士機械製造、豊和工業、三菱電機名古屋製作所、ヤマザキマザック)の総受注高は、前年同月比3・3%減の384億4900万円となり、2か月ぶりに減少した。前月比は19・7%増。
 国内受注は、前年同月比3・1%減の138億1700万円となり、4か月ぶりに減少した。前月比は18・4%増。主力の一般機械工業向けが前年同月比10・5%減の70億3500万円と2か月ぶりに減少、自動車工業向けは同15・4%増の44億2400万円と3か月連続して増加した。
 海外受注は、前年同月比3・3%減の246億3200万円となり、4か月連続して減少した。前月比は20・5%増。海外受注比率は64・1%となった。
 北米向けが前年同月比2・6%増と2か月連続して増加したが、アジア向けが同5・7%減、ヨーロッパ向けも同12・5%減といずれも2か月連続して減少した。シェアは、北米向け39・9%、アジア(トルコを含む)向け33・4%、ヨーロッパ向け23・5%となっている。
 国別にみると、1位のアメリカが90億3100万円(前年同月比13・0%増)、以下、中国54億8100万円(同60・5%増)、ドイツ17億8900万円(同7・1%減)、イタリア9億8300万円(同5・0%増)、韓国6億9500万円(同59・4%減)の順となった。

村松商店 孝一社長は会長に
新社長に村松尋代氏

 管材・設備機器等の総合商社、村松商店(本社=静岡県浜松市東区常光町188)では、4月1日付で、村松孝一代表取締役社長が代表取締役会長に就き、後任の代表取締役社長に村松尋代(むらまつ・ひろよ)専務取締役が就任した。
 新社長の尋代氏は、昭和33年1月11日生まれ、静岡県出身。昭和55年、孝一氏との結婚を機に同社に入社。専務取締役(平成10年5月就任)を経て、今回社長に昇格した。
 社長就任にあたって、同氏は「目の前にあることに対して、常に学ぶ姿勢を持ち続けていきたい」と決意を新たにするとともに、「会社のこれまで歩んできた道のりを改めて振り返り、『変えるべきもの、変えてはいけないもの』をしっかりと見極め、常に前を向いて、社会に貢献できるような会社にしていきたい」と抱負を語っている。
 同社は今年3月、「浜松市ワーク・ライフ・バランス等推進事業所」に認定されており、従業員が働きやすい環境づくりにも一層取り組んでいく。
 現在、尋代氏は静岡県総合計画審議委員、静岡地方労働審議会委員、浜松市やらまいか¢麹戦略推進会議委員、浜松商工会議所金属機械商業部会副部会長、一般財団法人浜松まちづくり公社理事などを務める。昨年は浜松市政進展への貢献が認められ、市の『2016年市勢功労者』に選ばれた。
 また、静岡エフエム放送K-MIXで毎週日曜朝8時30分から放送の「お元気ですか?HIRO'S CAFE」のパーソナリティーとしても活躍中。昨年9月には番組300回を記念して番組内のコーナーを集約した著書「K-mixお元気ですか?HIRO'S CAFEドリームメッセージ」(静岡学術出版)を出版した。

第2回名古屋ものづくりワールド
1020社が出展 最先端技術を紹介
3日間で約3万5千人が来場し盛況

 リードエグジビションジャパン(社長=石積忠夫氏、本社=東京都新宿区)主催の「第2回名古屋ものづくりワールド」が4月12〜14日の3日間、ポートメッセなごやで開催され、日本の製造業を支える要素技術、加工技術、ITソリューションに、今回から航空・宇宙機器開発、工場設備関連を加えた、合計1020社が全国から出展し新製品や新技術を紹介した。期間中、3万4573人(重複なし)が来場し、活発な商談の場となった。
 日本最大の国際見本市主催会社リードエグジビションジャパンは、「日本ものづくりワールド」を東京で、「関西ものづくりワールド」を大阪でそれぞれ毎年開催してきたが、ものづくりの集積地、名古屋での開催を望む声が高まり、昨年、「設計・製造ソリューション展」と「機械要素技術展」で構成する「第1回名古屋ものづくりワールド」を開催し好評を博した。
 今回はこれに続く2回目の開催となり、昨年の2つのものづくり専門展に加えて、新たに、航空宇宙機器向けの加工技術、機械部品、制御技術、電子部品、素材・材料、ITソリューションが出展する「航空・宇宙機器開発展」と、製造業をはじめとしたあらゆる工場ユーザーに必要な工場向け設備・備品に特化した「工場設備・備品展」を同時開催することで、全体の出展社数は前回より320社増え、展示内容がさらに充実。期間中の来場者数は、前回展より約5000人多い、3万4573人を数えた。
 山根庸史本田技研工業取締役専務執行役員生産本部長の基調講演をはじめ、ものづくり業界の第一線で活躍する6人の講師による特別講演会、その他セミナーには3日間で合計8225人が聴講し、盛況だった。
 初日の12日は、河村たかし名古屋市長はじめ、中部地区の大手ものづくりメーカーのトップらが参列して開会式が行われた。
 石積リードエグジビションジャパン社長が「この名古屋ものづくりワールドは昨年、ここポートメッセで第1回を開催しました。いきなり700社が出展し、来場者も3万人を超えました。特筆すべきことは、来場者のうちの半分以上が、愛知県外の北陸、関西、中国、東京など、日本全国からだったことです。会場での商談金額は実に240億円にのぼりました。そして今回の第2回は、さらに大きく発展しました。出展社の数は、昨年から一挙に300社以上増えて、ついに1000社を超えました。また、来場者も大幅に増えて、ものづくり企業のトップ3万5000人が来場の予定です」と挨拶。
 今後の展開について石積社長は「この名古屋で今後5年間の内にさらに20本の新しい展示会を開催する予定です。そして、もっと大きな展示会場ができれば、毎年、何百本もの展示会が開催される。そうなれば、名古屋の経済、中部の経済、近畿の経済に大きな貢献ができるのではないかと、確信をしています」と述べた。
 河村名古屋市長は挨拶で「東京は消費地で、実際に日本で外貨を稼いでいるのは圧倒的にこの名古屋地区です。私も零細企業を経営していたので、産業がものすごく大切なものだということはよく分かっています。是非、名古屋で産業界の皆様を徹底的に応援する、どこにも負けない展示場を作りたい。愛知県の製造業の生産額は44兆円、第2位が神奈川県の17兆円、第3位が大阪府の16兆円。名古屋港の貿易黒字は毎年6兆円もあります。この産業界を名古屋市あげて全力で応援したいと思っています」と話した。
 次回、「第3回名古屋ものづくりワールド」は2018年4月11日(水)〜13日(金)に開催される予定。

総出荷台数 四半期ベースで過去最高に
総出荷額は16・2%増の1605億円
日本ロボット工業会 2017年1〜3月期

 一般社団法人日本ロボット工業会は4月27日、「ロボット統計受注・生産・出荷実績【会員ベース】2017年1〜3月期」を発表した。これによると、同会員対象企業33社の受注額は、前年同期比32・6%増の1762億円と3四半期連続のプラス成長となり、過去最高値を更新した。生産額は同13・7%増の1580億円、総出荷額は同16・2%増の1605億円とそれぞれ3四半期連続のプラス成長。受注・生産・総出荷台数はいずれも過去最高値となった。※サービスロボットは調査対象外。
 発表された概要は次の通り。
 1.受注について
 受注台数は、前年同期比29・3%増の4万9178台となり、6四半期連続でプラス成長。また、前期をさらに更新し、四半期ベースで過去最高値となった。
 受注額は、同32・6%増の1762億円と3四半期連続でプラス成長となり、2007年4〜6月期を超え、過去最高値となった。
 2.生産について
 生産台数は、前年同期比28・5%増の4万7438台となり、15四半期連続でプラス成長。また、前期をさらに更新し過去最高値となった。
 生産額では、同13・7%増の1580億円となり、3四半期連続でプラス成長となった。
 昨年2016年(会員+非会員)の年間生産額(出荷額)は、引き続き国内での需要増に加え、米国での更なる景気拡大と製造業回帰による堅調な伸び、中国での減速経済の中にあっても高い自動化投資意欲、さらに欧米におけるインダストリー4・0などIoTを通じた産業用ロボットへの関心の高まりなどがあり、前年比3%増の7000億円超となる見込みである。
 また、今年2017年は、前年比7%増の7500億円と過去最高値を目標に見据えている。現状のように為替が安定すれば、世界的な設備投資増加と人手不足の解消にロボット導入が不可欠である状況からロボット需要は益々高まると見られる。
 3.出荷について
 国内は引き続き好調で、2015年2月以降は100億円を下回る出荷月はなく、26ケ月連続で100億円を上回っている。自動車産業向けの下支えだけでなく、今年は電気機械産業向けも伸長している。
 海外市場は、欧米向けで伸び悩みが見られるが、中国向けは回復した。
 総出荷台数は、前年同期比26・7%増の4万6952台と、15四半期連続のプラス成長となった。また、前期をさらに更新して過去最高値となった。
 総出荷額では、同16・2%増の1605億円となり、3四半期連続でプラス成長となった。
 国内出荷台数は、同0・4%減の1万289台と、2013年7〜9月期以来となる、14四半期ぶりにマイナスとなった。
 国内出荷額は、同0・9%増の485億円となり、14四半期連続のプラス成長となった。
 輸出台数は、同37・2%増の3万6663台となり、15四半期連続でプラス成長になるとともに、前期を超えて過去最高値となった。
 輸出額では、同35・1%増の1121億円となり、2四半期連続でプラス成長となり、2007年4〜6月期を超え、過去最高値となった。
 @国内出荷内訳
 自動車産業向けは、前年同期比10・8%減の3698台となり、6四半期ぶりにマイナスに転じた。出荷額は、同9・3%減の159億円となり、7四半期ぶりにマイナスに転じた。
 電気機械産業向けは、前年同期比18・4%増の2897台となり、出荷額は、同11・2%増の140億円で、ともに2四半期ぶりにプラスに転じた。半導体用(ウェハ搬送)が伸びている。
 A輸出内訳
 溶接用は、前年同期比11・3%増の8966台となり、6四半期ぶりにプラスに転じた。出荷額は、同10・1%増の230億円となり、5四半期ぶりにプラスに転じた。欧米向けが伸び悩む中、中国向けが回復をみせた。
 電子部品実装用は、同27・1%増の2363台となり、3四半期連続でプラス成長となった。出荷額は、同23・1%増の366億円となり、2四半期連続でプラス成長となった。電機向けの主要用途である電子部品実装用は、中国向けの回復によって需要は増加した。これは来期以降も好調を維持するものと見込まれる。
 4.月別統計調査について
 2017年3月度の結果は、国内出荷を除く、受注、生産、海外生産、輸出、総出荷において、各々の台数、金額ともに過去最高値となった(海外生産は台数のみ)。受注は前年同月比で二桁増が5ケ月連続と高い水準であることから、出荷も益々増加していくと見込まれる。

LIXILグループ過去最高益達成
当期利益がV字回復

 LIXILグループ(社長=瀬戸欣哉氏、本社=東京都千代田区)は5月8日、2017年3月期通期の決算(国際会計基準IFRSに基づく)を発表した。売上高は、前年度に実施した事業売却やLIXIL Building Technology(LBT)で継続的に進めている選別受注などの影響を受け、前年比6%減の1兆7864億円。事業利益は、グループ内のシナジー創出と収益力向上施策により、前年比26%増の883億円と増益となった。
 当期利益(親会社の所有者に帰属する当期利益)は、一過性損失の減少により前年度から681億円改善して425億円と黒字化を達成。自己資本利益率(ROE)は前年比12・5ポイント改善し7・9%となった。なお配当については前年度と変わらず期末配当30円とし、通期の合計は60円となる。
 2017年3月期の売上高は、昨年10月に発表した業績予想とほぼ同じとなったものの、事業利益はLIXIL Water Technology(LWT)の順調な成長に加え、国内事業におけるコスト低減、全社的な販売管理費の抑制によって、業績予想を83億円上回る超過達成となった。また、2018年3月期の業績予想は、海外市場を中心にさらなる成長と国内事業の収益性改善を見込んでおり、売上高は4%増の1兆8500億円、事業利益は8%増の950億円と増収増益を予想している。
 瀬戸社長は会見で「我々は、事業効率の改善とグループ全体のシナジー最大化を目指してきましたが、こうした戦略の進展が収益力の強化につながっています。今後は新たな施策導入やマーケティングチャネルの活用を通じて顧客との距離を縮め、関係を深化させることに注力していきます。現在、新中期経営計画の策定を進めており、今期中に発表する予定です」とコメントしている。

三菱マテリアル新製品
高能率仕上げ正面削りカッタ
「FMAX」にインサートを追加

 三菱マテリアル加工事業カンパニー(カンパニープレジデント=鶴巻二三男氏、住所=東京都千代田区大手町1-3-2経団連会館11階)は、高能率アルミニウム合金仕上げ正面削りカッタ「FMAX」にカッタ用インサートを追加し、4月20日より販売を開始した。
 軽量化と高剛性を両立させた「FMAX」は、従来品以上の多刃設計により、アルミニウム合金などの非鉄金属を、工具径125o24枚刃にて、テーブル送り速度毎分20m以上の高能率で加工することが可能とされ、自動車部品などの加工の高能率化を実現する。
 「FMAX」の主な特長は次の通り。
 @インサートのすくい面上に設けたボディプロテクタと切れ刃に向かうクーラント効果により、理想的な切りくずの排出性を実現し、カッタボディへの擦過損傷を抑制。
 Aカッタ径φ80o以上のカッタボディは、アルミニウム合金と特殊スチール合金の組み合わせで、軽量化と高剛性を両立させ、ダブテイル拘束(逆テーパ溝形状)構造とすることにより、高速回転時にインサートの飛び出しを防止。
 Bインサートの振れ精度調整機能により、複数回の再研磨に対応した調整量を確保し、高精度なセッティングを容易に行うことが可能。
 今回、カッタ用インサートのコーナR0・4oを追加することにより適応範囲が広がった。〈型番〉ダイヤモンド焼結体材種「MD2030」コーナR0・4o(GOER1404PXFR2 MD2030)の標準価格は7500円(税込き)。
超硬エンドミル“MSplus
エンドミルシリーズ”を拡大

 三菱マテリアル加工事業カンパニーは、超硬エンドミルMSplusエンドミルシリーズ<Xクエアエンドミル「MPMHV」にスリムシャンクのサイズを追加し、4月20日より販売を開始した。
 一般鋼から50HRC程度までの高硬度鋼の金型材や部品加工の幅広い範囲で安定した寿命を発揮する「MPMHV」に、突き出し長さを自由に調整できるスリムシャンクのサイズを拡大し、シリーズの拡充を図った。
 「MPMHV」の主な特長は次の通り。
 @「MS+(エムエスプラス)コーティング」を採用することで、炭素鋼から50HRC程度の高硬度鋼まで幅広い被削材で優れた耐摩耗性を発揮。
 Aエンドミル外径の2・5倍の刃長と従来品より長い全長設定とすることで、使用範囲が拡大。
 B不等リード形状により、従来品と比較しびびり振動を抑制。
 今回、「MPMHV」スリムシャンクのエンドミル外径φ7・0o〜φ22・0o5型番を追加し全10型番とした。
 標準価格は1万4200円〜7万1000円(全型番)。代表型番MPMHVD0700S06が1万4300円、MPMHVD1400S12が3万4900円、MPMHVD1800S16が5万2000円、MPMHVD2200S20が7万1000円(いずれも税抜き)。
グラファイト加工用ダイヤモンドコーティングエンドミル
“DFエンドミルシリーズ”を拡大

 三菱マテリアル加工事業カンパニーは、グラファイト加工用ダイヤモンドコーティングエンドミルDFエンドミルシリーズ≠Q枚刃ロングネックボールエンドミル「DF2XLB」にサイズを追加し、4月20日より販売を開始した。
 DFエンドミルシリーズ≠ヘ、高信頼性かつ長寿命と高R精度を実現することから、ユーザーより高い評価を得ている。主な特長は次の通り。
 @天然ダイヤモンドに匹敵する結晶成分を有し、グラファイト加工において抜群の耐摩耗性を実現。
 A高精度シームレス刃形の採用により、良好な仕上げ面を実現。
 Bグラファイトから銅合金、CFRPやマシナブルセラミックなど幅広い被削材に対応。
 今回、2枚刃ロングネックボールエンドミル「DF2XLB」に2型番を追加、全54型番(エンドミル外径φ0・2o〜φ6・0o)とし使用範囲の拡大を図った。
 「DF2XLB」の標準価格は2万1800円〜2万6600円(全型番)。今回追加のDF2XLBR0050N160は2万2100円、DF2XLBR0075N200は2万2400円(いずれも税抜き)。

レッドドット・デザイン賞2017
『ベスト・オブ・ザ・ベスト』初受賞
TOTO 台付シングル混合水栓「GOシリーズ」

 TOTOの台付シングル混合水栓「GOシリーズ」が、世界3大デザイン賞の1つであるドイツの「レッドドット・デザイン賞」で最優秀賞の『ベスト・オブ・ザ・ベスト』を受賞した。
 GOシリーズは、たっぷりと水を吸い上げた植物のような、伸びやかなフォルムが特長の台付シングル混合水栓。くびれや曲面をバランスよく取り入れた形状は、上品で優雅な美しさとハンドルの握り易さを兼ね備え親しみ易くした。
 1954年設立のレッドドット・デザイン賞は毎年開催され、過去2年以内に製品化されたデザインを対象に、デザインの審美性、革新性など9つの基準から審査が行われる。今年は、54か国約5500点以上の商品のエントリーがあり、その中から、最優秀賞として102件にベスト・オブ・ザ・ベストが授与された。TOTO商品が同賞を受賞するのは初めて。