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2018年(平成30年)10月
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2018年10月7日・10年14日(日)・2684号 ・ 2685号
来期総会は5月15日を予定
9月理事会を開催
静岡県管工機材商組合 年度後半の事業を審議

 静岡県管工機材商組合(理事長=一色哲巳氏・一色機材社長)は、9月7日午後3時より静岡市内のマイホテル竜宮において理事会を開いた。理事10名が出席して、一色理事長の挨拶の後、今年度後半の事業を中心に審議した。
 @愛知県管工機材商業協同組合主催の「第32回管工機材・設備総合展」(会期10月4日(木)〜6日(土)見学の件は、見学日を6日とし、当日はバスで静岡、掛川、浜松を経由して午前11時30分ごろ会場に到着予定であることなど、詳細について大河理事(大河機材社長)より説明された。
 A管機連理事会については、10月3日に名古屋で開かれ、一色理事長が出席する。翌4日は管工機材展の開会式にも出席の予定。
 B災害時の資材の件(西部地区)は、8月23日に開催された西部支部の納涼会にて報告済であることが和久田理事・西部支部長(浜松管材社長)より報告された。
 C静岡県管工事工業協会からの「ものづくりフェスタ2018 in しずおか」(9月22日にツインメッセ静岡で開催)協賛依頼について、鈴木副理事長(山田商工社長)より経過報告があり承認した。
 D秋季ゴルフコンペ(11月27日に静岡カントリー島田ゴルフコースで開催)について、金子理事(金子管材社長)より10組40名の参加を予定していると話された。
 E新入会について、小泉東海浜松営業所、同沼津営業所より加入の打診があり、入会申込書を送付することを確認した。
 F12月の研修旅行の件は、開催案内を配付し、その後の参加申し込み状況が一色理事長より報告された。
 G管機連デイリーニュース配信の件は、希望者のみに転送することとした。
 H来期総会について、開催日を来年5月15日とすることを確認した。
 【バルブ部会】
 同日は理事会の前にバルブ部会(担当=大河理事)が開催され、KVK関西支店名古屋営業所静岡出張所の柴田健二所長が講師を務め、今年同社の本店所在地を岐阜県岐阜市から岐阜県加茂郡富加町へ移転したことをはじめ、同社の取り組み、主要製品・新製品などを紹介した。

愛知の展示会を視察
2019年新年賀詞交歓会日程決まる
岐阜県管工機材商組 9月度理事会開催

 岐阜県管工機材商組合(理事長=渡部勝裕氏・大東社長)は9月3日、岐阜市長良の岐阜グランドホテルで9月度理事会を開催した。8名が参加した。
 渡部理事長は冒頭「これから先、若い人たちが減っていくことが予想され、どの業界でも言えることでしょうが、我々にとってこれは大変なことであり、人員の確保やレベルアップは当組合でも非常に重い課題だと思います。昔、3Kと言えばきつい∞汚い∞危険≠ナしたが、今の3Kは休暇∞給料∞希望≠ニ、以前とは逆の意味で使われ、最近の若い人たちは、この3Kが無いと寄り付かないそうです。休暇は週休2日、給料は世間並み、そして、その業界や会社に将来の希望が持てるか? そんな視点で先輩の後ろ姿を見ているそうです。そこで我が社でも、今、働いてくれている社員の働き方を改めて考え直し、残業・休日出勤を無くしていくよう進めてきたおかげで、社員の定着率が上がってきました。それと同時に、今、雇用の倍率が非常に高いようで、岐阜県は全国でも1、2位を争うほどだそうです。こうした要因もあり、業界の若い人たちへの教育方針などをしっかりしないと、若い人たちの業界離れにつながってしまうのかなと思います。これから私たちは教育≠ニ採用≠ノ力を入れていかなければと感じております」と挨拶し、以下の議題審議へと移行した。
 【前回議事録】7月5日に開催された前回理事会の議事録について内容確認を行った。
 【議題1】2019年新年賀詞交歓会の件▽2019年1月23日(水)18時30分より、岐阜グランドホテルにて開催することがこの場で決まった。その他、司会進行役、来賓代表挨拶の依頼などについて話し合われた。
 【議題2】その他、要協議事項▽特になし。
 【議題3】第32回管工機材・設備総合展(愛知県管工機材商業協同組合主催/以下、展示会)視察の件▽10月4日から3日間、名古屋市千種区の吹上ホールで開催される第32回管工機材・設備総合展視察について、担当の宮崎理事(西武管商)より報告があった。日時は10月4日(木)。バス1台をチャーターし、JR岐阜駅北口を出発。展示会の視察と昼食を経て、16時に岐阜駅に到着・解散というスケジュールを予定。この内容を本理事会で確認後、組合員に出欠確認が発信された(本紙発刊時、終了済み)。
 またこの日は、先述した展示会のPRのため成田幸隆展示会実行委員長(大成工機商会社長)と阪尾知治事務局長が名古屋から来場。議題審議終了後に理事の前で展示会の概要などを説明した。
 その後は成田氏、阪尾氏を交え、全員で意見交換、食事を楽しみ、散会となった。
 次回の理事会は12月3日(月)18時より。会場は追って連絡される。議題は2019年2月に予定されている全員例会についてなど、となっている。

JIMTOF2018の講演会・セミナー決定
日産自動車の坂本副社長が基調講演
「つなぐ」をキーワードに多彩な催し

 日本工作機械工業会と東京ビッグサイトが主催する、世界最大級の工作機械見本市「JIMTOF2018(第29回日本国際工作機械見本市)」が11月1日〓から6日〓までの6日間、東京ビッグサイトにて開催される。
 今回のJIMTOF2018は、東京ビッグサイト全館を使用し、会場面積約10万u、出展者数が約1000社に及ぶ過去最大規模での開催が予定されている。また、国内外からの来場者も前回の14万7602人を上回ることが期待されている。
 開催期間中に実施される、講演会やセミナー、トークセッション、企画展示などの主要なプログラムが8月23日発表された。
 開催初日の11月1日に日産自動車取締役副社長の坂本秀行氏が「EVの性能向上に求められる技術革新」と題した基調講演を行うのをはじめ、「つなぐ」をキーワードに、ものづくりの世界を様々な角度から紹介する多彩な併催イベントが予定されている。
 11月2日には元富士通取締役副会長の伊東千秋氏が「AIとIoTによる『ものづくり革新』」を、5日には国立情報学研究所教授の山田誠二氏が「人と機械の調度よい♀ヨ係を探る〜AI活用の現状と今後の可能性〜」を、6日にはダイヤ精機代表取締役の諏訪貴子氏が「町工場の娘〜ダイヤ精機 代表取締役 諏訪貴子氏に学ぶ2代目の事業継承〜」をテーマに、それぞれ特別講演を行う。
 企画展示では、すでに実用段階に入った各社のIoTプラットフォーム(基盤)を活用して、会場内の展示機と企画展示ブースを接続し、その稼働状況等の情報を大型モニターに表示するなど、IoTの一端が実感できる展示を実施する。
 また、今展では「未来に勝つために。〜革新と進化を続けるモータースポーツのものづくり〜」と題して、モータースポーツの現場で活躍しているHonda製のレーシングマシンとエンジンの特別展示を実施。会期を通して、その高い技術力を活かしてつくられた洗練された製品を展示する。
 さらに、毎回好評の「IMEC2018(第18回国際工作機械技術者会議)」、「学生向けセミナー」なども会期中に開催される。
 ■基調講演
 「EVの性能向上に求められる技術革新」
[講演者]日産自動車取締役副社長 坂本秀行氏
[日時/会場]11月1日(木)13時30分〜14時30分/会議棟7階国際会議場
[内容]自動車業界の電動化・知能化へのシフトを受け、モノづくり現場が変わろうとしている。既に世界中に30万台以上のEV販売実績のある日産自動車として、今後の量産EV性能向上に向けたコア技術と、想定される課題について講演する。
 ■特別講演
 @「AIとIoTによる『ものづくり革新』」
[講演者]元富士通取締役副会長 伊東千秋氏
[日時/会場]11月2日(金)13時30分〜14時30分/会議棟7階国際会議場
[内容]AIとIoTが、ものづくりのやり方を変える。根幹となる要素技術はソフトウエアで特にIoTの分野では、非中央集権型の自律分散型システム(DAO)が重要となり、エッジコンピューティング技術が注目される。本講演では、このDAOという概念における、FinTechと共通するブロックチェーン技術の革新性について講演する。
 A「人と機械の調度よい♀ヨ係を探る〜AI活用の現状と今後の可能性〜」
[講演者]国立情報学研究所教授/総合研究大学院大学教授/東京工業大学特定教授/人工知能学会前会長・顧問 山田誠二氏
[日時/会場]11月5日(月)13時〜14時/会議棟1階レセプションホールB
[内容]AI・人工知能について、HAI(ヒューマンエージェントインタラクション)、IIS(知的インタラクティブシステム)の開発状況、そして今後の人との協調を目指した利用等、これからのビジネスにおける可能性について講演する。
 B「町工場の娘〜ダイヤ精機 代表取締役 諏訪貴子氏に学ぶ2代目の事業継承〜」
[講演者]ダイヤ精機代表取締役 諏訪貴子氏
[日時/会場]11月6日(火)11時〜12時/会議棟1階レセプションホールA
[内容]急な事業引き継ぎにも関わらず、従業員の力を集結し危機を乗り越えた「経営改革」、若手採用に当たって自社の強みを効果的に伝える重要性や、きめ細やかな育成方針で退職を防止する「人財育成」等について、「町工場の娘」ご本人の経験に基づきわかりやすく講演する。
 ※講演会・セミナーは事前申込制。JIMTOF2018の事前入場登録や講演会・セミナーの事前申込は公式WEBサイト(www.jimtof.org)から行うことができる。

独バスラー社が独シリコン
・ソフトウェア社を買収
リンクス 日本総代理店としてサービス向上に努める

 IIoT(Industrial IoT)分野における最先端技術の技術商社リンクス(社長=村上慶氏、本社=横浜市青葉区)は、2009年より、世界トップシェアの産業用カメラメーカーである独バスラー社(Basler社)の日本総代理店として、同社製品を販売している。そのバスラー社が7月19日、産業用カメラ向けの画像入力ボードと画像処理開発環境ソフトウェアを提供する独シリコン・ソフトウェア社(Silicon Software社)の全株式を取得した。
 なお、リンクスは、シリコン・ソフトウェア社とも、2014年11月より日本国内における総代理店契約を締結し、同社製品も独占的に販売を展開している。 
 バスラー社のカメラとシリコン・ソフトウェア社の高機能な画像入力ボードを組み合わせることで、様々なソリューションをワンストップで提供可能に
 バスラー社は、今回の戦略的提携によって二大ブランドが協力することで、画像の撮影から分析に至るまでの各分野において高機能な製品を全世界に提供するとともに、エンベデッドシステムやインダストリー4・0の推進に貢献していく。
 リンクスは、今回の買収を受け、バスラー社のマシンビジョン製品がさらに拡充され、互いの製品の強みを活かすとともに無駄な機能を排することによって、より最適化されたコストパフォーマンスの高い画像処理システムを提供することが可能になると考えており、今後も両社製品に対する一層のサービス向上に努めていくとしている。
 この件に関する問い合わせは、リンクス(TEL045-979-0731、E-mail:info@linx.jp)まで。

JIMTOF2018の講演会・セミナー決定
日産自動車の坂本副社長が基調講演
「つなぐ」をキーワードに多彩な催し

 日本工作機械工業会と東京ビッグサイトが主催する、世界最大級の工作機械見本市「JIMTOF2018(第29回日本国際工作機械見本市)」が11月1日(木)から6日(火)までの6日間、東京ビッグサイトにて開催される。
 今回のJIMTOF2018は、東京ビッグサイト全館を使用し、会場面積約10万u、出展者数が約1000社に及ぶ過去最大規模での開催が予定されている。また、国内外からの来場者も前回の14万7602人を上回ることが期待されている。
 開催期間中に実施される、講演会やセミナー、トークセッション、企画展示などの主要なプログラムが8月23日発表された。
 開催初日の11月1日に日産自動車取締役副社長の坂本秀行氏が「EVの性能向上に求められる技術革新」と題した基調講演を行うのをはじめ、「つなぐ」をキーワードに、ものづくりの世界を様々な角度から紹介する多彩な併催イベントが予定されている。
 11月2日には元富士通取締役副会長の伊東千秋氏が「AIとIoTによる『ものづくり革新』」を、5日には国立情報学研究所教授の山田誠二氏が「人と機械の調度よい♀ヨ係を探る〜AI活用の現状と今後の可能性〜」を、6日にはダイヤ精機代表取締役の諏訪貴子氏が「町工場の娘〜ダイヤ精機 代表取締役 諏訪貴子氏に学ぶ2代目の事業継承〜」をテーマに、それぞれ特別講演を行う。
 企画展示では、すでに実用段階に入った各社のIoTプラットフォーム(基盤)を活用して、会場内の展示機と企画展示ブースを接続し、その稼働状況等の情報を大型モニターに表示するなど、IoTの一端が実感できる展示を実施する。
 また、今展では「未来に勝つために。〜革新と進化を続けるモータースポーツのものづくり〜」と題して、モータースポーツの現場で活躍しているHonda製のレーシングマシンとエンジンの特別展示を実施。会期を通して、その高い技術力を活かしてつくられた洗練された製品を展示する。
 さらに、毎回好評の「IMEC2018(第18回国際工作機械技術者会議)」、「学生向けセミナー」なども会期中に開催される。
 ■基調講演
 「EVの性能向上に求められる技術革新」
[講演者]日産自動車取締役副社長 坂本秀行氏
[日時/会場]11月1日(木)13時30分〜14時30分/会議棟7階国際会議場
[内容]自動車業界の電動化・知能化へのシフトを受け、モノづくり現場が変わろうとしている。既に世界中に30万台以上のEV販売実績のある日産自動車として、今後の量産EV性能向上に向けたコア技術と、想定される課題について講演する。
 ■特別講演
 @「AIとIoTによる『ものづくり革新』」
[講演者]元富士通取締役副会長 伊東千秋氏
[日時/会場]11月2日(金)13時30分〜14時30分/会議棟7階国際会議場
[内容]AIとIoTが、ものづくりのやり方を変える。根幹となる要素技術はソフトウエアで特にIoTの分野では、非中央集権型の自律分散型システム(DAO)が重要となり、エッジコンピューティング技術が注目される。本講演では、このDAOという概念における、FinTechと共通するブロックチェーン技術の革新性について講演する。
 A「人と機械の調度よい♀ヨ係を探る〜AI活用の現状と今後の可能性〜」
[講演者]国立情報学研究所教授/総合研究大学院大学教授/東京工業大学特定教授/人工知能学会前会長・顧問 山田誠二氏
[日時/会場]11月5日(月)13時〜14時/会議棟1階レセプションホールB
[内容]AI・人工知能について、HAI(ヒューマンエージェントインタラクション)、IIS(知的インタラクティブシステム)の開発状況、そして今後の人との協調を目指した利用等、これからのビジネスにおける可能性について講演する。
 B「町工場の娘〜ダイヤ精機 代表取締役 諏訪貴子氏に学ぶ2代目の事業継承〜」
[講演者]ダイヤ精機代表取締役 諏訪貴子氏
[日時/会場]11月6日(火)11時〜12時/会議棟1階レセプションホールA
[内容]急な事業引き継ぎにも関わらず、従業員の力を集結し危機を乗り越えた「経営改革」、若手採用に当たって自社の強みを効果的に伝える重要性や、きめ細やかな育成方針で退職を防止する「人財育成」等について、「町工場の娘」ご本人の経験に基づきわかりやすく講演する。
 ※講演会・セミナーは事前申込制。JIMTOF2018の事前入場登録や講演会・セミナーの事前申込は公式WEBサイト(www.jimtof.org)から行うことができる。

独バスラー社が独シリコン
・ソフトウェア社を買収
リンクス 日本総代理店としてサービス向上に努める

 IIoT(Industrial IoT)分野における最先端技術の技術商社リンクス(社長=村上慶氏、本社=横浜市青葉区)は、2009年より、世界トップシェアの産業用カメラメーカーである独バスラー社(Basler社)の日本総代理店として、同社製品を販売している。そのバスラー社が7月19日、産業用カメラ向けの画像入力ボードと画像処理開発環境ソフトウェアを提供する独シリコン・ソフトウェア社(Silicon Software社)の全株式を取得した。
 なお、リンクスは、シリコン・ソフトウェア社とも、2014年11月より日本国内における総代理店契約を締結し、同社製品も独占的に販売を展開している。 
 バスラー社のカメラとシリコン・ソフトウェア社の高機能な画像入力ボードを組み合わせることで、様々なソリューションをワンストップで提供可能に
 バスラー社は、今回の戦略的提携によって二大ブランドが協力することで、画像の撮影から分析に至るまでの各分野において高機能な製品を全世界に提供するとともに、エンベデッドシステムやインダストリー4・0の推進に貢献していく。
 リンクスは、今回の買収を受け、バスラー社のマシンビジョン製品がさらに拡充され、互いの製品の強みを活かすとともに無駄な機能を排することによって、より最適化されたコストパフォーマンスの高い画像処理システムを提供することが可能になると考えており、今後も両社製品に対する一層のサービス向上に努めていくとしている。
 この件に関する問い合わせは、リンクス(TEL045-979-0731、E-mail:info@linx.jp)まで。

岡谷鋼機 今年度売上高9200億円目指す
目標達成に向け結束固める
岡谷管栄会 平成30年度総会を開催

 岡谷管栄会(会長=大藪淳一氏・大清社長、岡谷鋼機と販売店・メーカーの集い)は、7月25日午後5時より名古屋市中区のヒルトンホテル名古屋にて平成30年度総会を開催した。岡谷鋼機の馬場紀彰専務は、2020年を最終年度とする中期計画について「最終目標の売上高1兆円は、3度目の挑戦。今回は順調に来ているので達成したい」と述べた。
 総会は、梅村裕司岡谷鋼機名古屋本店配管建設本部名古屋配管建設部長が司会進行を務め、正会員21社、賛助会員18社の出席が報告され開会した。
 冒頭、大藪会長が「岡谷鋼機様はこの2月末(2018年2月期)の決算において連結ベースで8500億円の売上高、過去最高の利益を更新するという大変順調な状況であり、同慶の至りでございます。その中で、岡谷管栄会は岡谷鋼機様を通してメーカー様の商品を我々販社が売らせていただいているわけですが、やはり岡谷鋼機様に口座があるということは、我々1つのステータスと申しますか、信頼度のバロメーターとなっており、頼もしく思っています。その岡谷様がエノキアン協会(1981年に設立された経済団体で、家業歴200年以上の企業のみ加盟を許される老舗企業の国際組織。フランスのパリに本部がある。日本は8社加盟)のメンバーで、岡谷篤一社長が会長を務めておられます。名実ともに財界を代表するトップ、世界の老舗を代表する会社であるということになっています。順調な売上の中、我々の扱っている生活産業の部門は、他が余りにも良すぎるということもありますが、他と比べると若干伸びが少ないとも聞いています。これは我々販売する側にも責任があるわけでして、今日この機会を通じて、再度岡谷様との結束を固めメーカー様の商品を拡販していくという場にしていきたいと存じますので、何卒宜しくお願いいたします」と挨拶した。
 続いて挨拶に立った、馬場紀彰岡谷鋼機専務は「今年度、売上高は前年の8500億円から700億円アップの9200億円、純利益は150億円から20億円アップの170億円を目標としています。私どもの中期計画(Gih‐2020)は最終年度が2020年になりますが、最終目標は売上高1兆円、3度目の挑戦です。今回は順調に来ているので、目標の売上高と純利益200億円を達成したいと思っています」と抱負を語り、続いて同社の最近のトピックスを紹介した。
 ▽2017年4月…米国岡谷鋼機会社シリコンバレー事務所開設。世界のIТ企業がほとんど集約しているという地域。新しいベンチャー企業の技術導入を目指している。
 ▽同6月…名古屋大学オープンイノベーション拠点開設のための寄付。名古屋地区のベンチャー企業の育成を名古屋大学とともに行っていく。
 ▽同7月・11月…自律走行清掃ロボットおよびクローラー型搬送支援ロボットを開発。竹中工務店等と連携して開発し、販売を開始した。特に建設現場で使う搬送用のクローラーは、AGVにキャタピラがついたロボットで、建設現場、製造現場(物流など)から注文が入ってきている。
 ▽同8月・12月…アイサンテクノロジー、ティアフォーとの業務提携(8月)、「ワンマイルモビリティ」プロトタイプ初号機「マイリー(Milee)」の完成(12月)。自動運転については、名古屋にあるアイサンテクノロジー(3次元地図データベース作成)と名古屋大学発のティアフォー(自動運転システム開発)との3社で、限られたエリアで低速で自動運転するものを事業化しようと実証テスト等を繰り返している。
 配管関係では、昨年までの資材室、住設室を統合して「配管室」とし、従来と違った新たな商品やサービスも提供していく。馬場専務は「来年度(2019年度)、岡谷は350周年を迎えます。節目の年となりますので、我々も皆様のお役に立てるように頑張りたいと思います。今私どもが注力しているのが、製造業、ものづくり。従来の商品はもちろん今まで以上に頑張ってやりますが、できたら私どもが得意としている製造業、ものづくりを管栄会のメンバーさんと一緒に盛り上げていけたらと思っています」と話した。
 初参加の8名が紹介された後、議事に入り、第1号議案=平成29年度開催事業報告、第2号議案=平成29年度会計報告は原案通り承認された。続いて第3号議案=平成30年度事業計画(案)、第4号議案=平成30年度予算(案)を審議し、両議案は原案通り承認された。
 第5号議案=その他(入退会会員の件)は、2社(正会員・賛助会員ともに1社)の退会と賛助会員1社の入会が報告された。
 議事終了後は、業界動向について、賛助会員の日立金属、ベンカン機工の2社より説明があった。
 最後に、山田雄一岡谷鋼機配管建設本部長が「配管部門の2018年3月からの上半期の見込みは、部門全体で横ばい。卸は増えていますが、ガスの関連、西日本の水害等で出荷がストップしたことなどが影響している。名古屋地区に関しては、直需を含めて7・5%ほどの増収を見込んでいます。下半期に向けては、対前年比2桁増を目指して頑張っていきたい。来年350周年に向けたイベントも企画検討していますので、それも含めて下半期も宜しくお願いいたします」と挨拶し、総会を終了した。
 この後、会場を移して懇親会が催され、峰澤彰宏副会長(MINEZAWA社長)が挨拶で「今年の秋には、愛知県管工機材商業協同組合が主催する『第32回管工機材・設備総合展』があります。今回、成田幸隆実行委員長のもと、『いのちの水、流す技、未来につなげ』という素晴らしいテーマで、10月4日から3日間、吹上ホールで開催されます。ぜひ皆様方、お客様をご動員いただき、メーカー様には色々な形のご協力を、もちろん岡谷鋼機様には多大なご協力をいただきまして、何とか私たちも成功して2018年の締めくくりを迎えたいと存じます」と述べ、改めて展示会への協力をお願いした。
 乾杯の後は、情報交換などをしながら参加者相互の親睦が図られた。

懇親ゴルフ会を開催
峰澤彰宏氏が優勝

 翌日、中京ゴルフ倶楽部石野コースで開催された懇親ゴルフ会には正・賛助会員合わせて24名が参加し、峰澤彰宏氏(MINEZAWA社長)がネット70で優勝した。
 上位入賞者は次の通り。優勝=峰澤彰宏氏(MINEZAWA)N70・0H12・0▽2位=田野岡篤氏(積水化学工業)N74・4H15・6▽3位=大藪淳一氏(大清)N75・0H12・0▽ベストグロス=峰澤彰宏氏82

「メッセナゴヤ2018」 11月7日から
過去最多の1437社が出展し開催
国内初の「AIマッチング」で交流促進

 愛知県、名古屋市、名古屋商工会議所でつくるメッセナゴヤ実行委員会が主催する、日本最大級の異業種交流展示会「メッセナゴヤ2018」が11月7日(水)〜10日(土)の4日間、ポートメッセなごやで開催される。
 「メッセナゴヤ」は、愛・地球博の理念を継承する事業として、中小企業の販路拡大と異業種交流を目的に2006年秋から開催されている、国際総合見本市。昨年は、1432社・団体が出展し、期間中6万2831人が来場した。
 第13回目を迎える今年は、「商機融合〜交わり起こる相乗効果〜」をキャッチフレーズに、過去最大規模で実施された昨年をさらに上回る、1437社・団体が1738小間に出展(8月21日現在)。独自の固有技術の提案、機能・性能の高度化の提案、環境配慮・エネルギーの提案などを行う。出展者全体の77%が中小企業で、業種別では「製造業」が出展者の49・1%(前年比1・1%増)を占め最多。海外からは、韓国、台湾、中国、アメリカ、イギリスなど12か国・地域から65の企業・団体が出展する。
 今回は、展示会として日本で初めて、AI(人工知能)を用いたビジネスマッチングサービス「メッセナゴヤAIマッチング」を実施する。名古屋大学発のAIベンチャー企業「キスモ」と共同開発したシステムを導入し、AIが出展者とシステムを利用する来場者のデータを収集・分析、出展者・来場者の興味関心を機械学習し商談候補先を提案する。これまで気づかなかった相手との出会いをサポートし、新たな付加価値を創出するビジネス交流を促進させる。
 また、前回好評だったリンカーズとの共同企画による、大手・中堅企業への持ち込み提案商談会「メッセBIZ」を今年も実施。会期中、ものづくり系マッチングサービスを展開するリンカーズと連携し、大手・中堅企業の発注案件(ニーズ)とメッセナゴヤの出展者・来場者をマッチングする商談会を開催する。
 オープンイノベーション「ミライ製品開発!メッセラボ(メッセナゴヤ×具現化ソン)」は、主に中部地域を中心とする大学生の発想力と、企業の技術力の融合により新たな製品開発を目指すワークショップ。今年は「今までにない旅行アイテム」をテーマに展開する。
 その他、会期中には多彩な講師陣によるセミナーやイベントも多数開催される。
 入場は無料。スムーズに入場できる事前入場登録やセミナー・イベントの参加申込みは公式ホームページ(www.messenagoya.jp)から。「メッセナゴヤ」で検索。

【メッセナゴヤ
2018概要】

●主催=メッセナゴヤ実行委員会(構成=愛知県・名古屋市・名古屋商工会議所、委員長=三矢誠名古屋商工会議所副会頭)
●会期=2018年11月7日(水)〜10日(土)
●会場=ポートメッセなごや(名古屋市港区金城ふ頭2―2)
●開場時間=10時〜17時 (ただし、9日(金)は18時まで、10日(土)は16時まで)
●入場料=無料
●出展者数=1437社・団体(内訳=一般出展1402社・団体、東日本・熊本復興支援コーナー35社・団体)※8月21日現在
●提案分野=@独自の固有技術の提案A機能・性能の高度化の提案Bコスト低減・小型軽量化・効率化の提案C環境配慮・エネルギーの提案D信頼性・安全性の提案E営業支援・業務管理の提案Fデザイン性の提案G産学・企業連携、地域資源活用の提案Hメッセチャレンジ応援コーナーIポスターセッションコーナー
●目標入場者数=6万5000人(前回実績6万2831人)
●併催セミナー・イベント=ビジネスセミナー、グローバルセミナー、出展者プレゼンテーション、ミライ製品開発!
 ◆11月8日(木)13時〜14時/交流センター3階会議ホール/定員400名
 『メイド イン ジャパンを世界へ』/講師=ライフスタイルアクセント代表取締役 山田敏夫氏
 ◆11月9日(金)13時〜14時/交流センター3階会議ホール/定員400名
 『新幹線清掃チームのやる気革命』/講師=おもてなし創造カンパニー代表 矢部輝夫氏
 ◆11月10日(土)13時〜14時/交流センター3階会議ホール/定員400名
 『デジタル技術で変えるビジネス・変わるビジネス〜最新活用事例と今後の展望〜』/講師=スピード代表取締役・プロデューサー・ディレクター 岩木勇一郎氏
グローバルセミナー
 各国政府機関による投資環境・メリットに関するセミナー/交流センター3階第3会議室/定員各国100名
 ◆11月8日(木)11時40分〜12時40分「タイ」、14時20分〜15時20分「イスラエル」
 ◆11月9日(金)11時40分〜12時40分「ロシア」、14時20分〜15時20分「イギリス」、15時40分〜16時40分「韓国・昌原市」
セミナー・フォーラムイベント

 ◆11月7日(水)13時〜15時50分/交流センター3階会議ホール/定員300名
 『Nagoya AI × Robot Seminar』
 講演@「AI技術による新しい社会システムと実践研究開発事例」/講師=名古屋工業大学大学院情報工学専攻教授 伊藤孝行氏
 講演A「人工知能・ロボットが人と共生するための課題」/講師=慶應義塾大学大学院理工学研究科教授 栗原聡氏
 講演B「aiboのつくりかた」/講師=ソニーAIロボティクスビジネスグループSR事業室ソフトウェア2課統括課長 森田拓磨氏
 ◆11月8日(木)15時〜16時/イベント館2階ホール/定員300名
 『リニア特別セミナー』
 講演「新時代へのカウントダウン〜リニアで名古屋圏はどう変わる?」/講師=名古屋学院大学現代社会学部教授 江口忍氏
 ◆11月9日(金)10時30分〜12時45分/イベント館2階ホール/定員300名
 『新エネルギー情報発信シンポジウム2018〜新エネルギーの現状と未来〜』
 講演「低炭素エネルギーシステムを目指して」/講師=愛知工業大学工学部教授 鈴置保雄氏
 講演「脱炭素社会へ移行するための熱利用システムと要素技術」/講師=名古屋大学大学院工学研究科准教授 小林敬幸氏
 パネルディスカッション/コーディネーター=愛知工業大学工学部特任教授 架谷昌信氏/パネリスト=愛知工業大学工学部教授 鈴置保雄氏、ほか4名
 ◆11月9日(金)14時〜16時15分/イベント館2階ホール/定員300名
 『次世代自動車フォーラム2018〜自動車産業イノベーションセミナー』
 講演@「燃料電池自動車普及に向けた水素ステーション整備の加速」/講師=日本水素ステーションネットワーク社長 菅原英喜氏
 講演A「燃料電池フォークリフトの取り組み」/講師=豊田自動織機トヨタL&Fカンパニー産業用FCプロジェクト主査 吉川浩二氏
 講演B「トヨタ自動車の安全技術・自動運転への取組み」/講師=トヨタ自動車先進技術統括部主査 池田幸洋氏
 ※燃料電池自動車試乗会…11月8日(木)午後、9日(金)終日。当日受付。

素早く、滑らず穴あけできる
「磁器タイル用ドリル」新発売
ベッセル 高い耐久性と切削スピード

 ベッセル(社長=田口順一氏、本社=大阪市東成区)は、浴室・キッチン、屋根、外壁の磁器タイル等に素早く、滑らず穴あけできる「磁器タイル用ドリル APDシリーズ」全19アイテムを発売した。
 通常のドリルのような使い勝手はそのままに、専用設計された先端形状と材質により、磁器タイル、陶器タイル、カワラ、スレート、ALC、石膏ボードのほか、ブロック、レンガ、モルタル、プラスチックなどにも使用できる。
 同製品は、先端部に磁器タイル専用超硬チップを採用。非対称の刃先により切削抵抗を低減し、硬くて滑りやすい磁器タイルにも、低いトルクで、素早く穴をあけられるようにした。
 また、超硬チップと本体の接着に耐熱性の高いロウ材を使用しており、作業の際に水は不要。水を使えば、さらに耐久性は高まるという。
 さらに、同社独自のクッションリングで、チャック内でのガタツキを抑制。先端部の喰いつき性能と合わせて、狙った場所へ確実に穴あけできる。
 クッションリングはサイズ別に色分けし、欲しいサイズをすぐに探せるようにした。φ3・0、3・2、3・4、3・5、3・8oは赤、φ4・0、4・3、4・5、4・8oは黄、φ5・0、5・3、5・5oは緑、φ6・0、6・4、6・5oは黒。また、φ3・4、3・5、4・3、6・0oには3本組も用意した。
 六角軸6・35oインパクトドライバー用。オープン価格。

年商70億円超、仕入先と社員に感謝
3Cで更なる発展めざす
村松商店 第24回元浜会を開催

 管材・設備機器等の総合商社、村松商店(社長=村松尋代氏、本社=静岡県浜松市東区常光町188)は7月6日、浜松市中区のオークラアクトシティホテル浜松において「第24回元浜会」を開催した。仕入先81社197名と同社の幹部社員らを合わせて総勢240名が出席し盛会となった。村松社長は「Challenge(挑戦)、Change(変化)、Communication(人と人とのつながり)を掲げ、頑張っていきたい」と抱負を語った。
 元浜会は、村松孝一会長のピアノ演奏が流れる中、村松社長はじめスタッフ一同が会場入口で出席者を出迎え、午後4時30分に開会した。
 冒頭、村松会長が「本日は、本当に暑い中、また足元の悪い中、交通機関も乱れている中、大変な思いでご参加いただきまして誠にありがとうございます。私どもも数年間停滞していました売上が回復し、利益も改善してきました。これも皆様の日頃のご協力のおかげと感謝申し上げます。昨年度、村松尋代が社長に就任しました。今までにないような改革をしてきまして、会社が変わりました。営業政策は『1円でも安く、1円でも高く』を統括部長の三室昭彦から厳しく指導させて、やっとここに来て成果が出てきました。これを今後も続けていきたいと思いますので宜しくお願いします。この回も今回24回、干支で2まわりしました。今の私どもの会社の主力は40代。私がこの会を始めたのがそんな年代でした。皆様方の期待に応えられるように頑張ってまいりますので、今後とも宜しくお願いします」と挨拶。
 続いて、村松社長が「この会は24回、オークラホテルができたのも24年前であり、このホテルができてから会を始めさせていただきました。24年前と言うとたまたまですが、沼津の出張所ができた年です。そこから沼津営業所、そして7月2日に東部支店(支店長=大杉要二氏)となりました。日頃皆様には大変ご協力をいただき感謝の気持ちでいっぱいです。私は昨年代表になりまして、やっと低迷していた数字が70億円台を超えました。これも社員のおかげです。今やらなければ、いつやるのでしょうかという感じで、三室統括部長を筆頭に数字を上げていただきました。これを続けていけるように今期も頑張っていきたいと思います。『3つのC』ということで、Challenge(チャレンジ・挑戦)、Change(チェンジ・変化)、Communication(コミュニケーション・人と人とのつながり)を掲げ、頑張っていきたいと存じます」と述べた後、今年7月にオープンした東部支店の概況を映像などを交えて紹介。途中、大杉支店長の挨拶もあった。
 出席者を代表して藤本幸隆栗本鐵工所執行役員鉄管事業部長より祝辞が述べられ、永島康博カクダイ社長の力強い発声で乾杯した。
 各テーブルには様々な銘柄の日本酒や焼酎が並び、他に何種類ものワインも用意され、出席者はいろいろ飲み比べをして楽しんだ。
 歓談が進む中、村松社長が静岡エフエム放送でパーソナリティーを務める「お元気ですか?Hiro’s cafe」の元浜会特別バージョンとしてゲストに招かれた、パイフォトニクスの池田貴裕社長、モリロボの森啓史社長、トリイソースの鳥居大資社長がそれぞれプレゼンテーションを行った。
 この後、恒例となった稀少銘柄の焼酎などを景品としたジャンケン大会が行われた。社長賞として静岡県特産のマスクメロン、村松商店オリジナル焼酎なども用意された。
 会が盛り上がりを見せる中、渋谷宏明アカギ社長の中締め、三室村松商店営業統括部長の閉会の辞でお開きとした。

世界で一番ファンの多いメーカーに
第24回タンガロイビアパーティー
中部タンガロイ特約店会 第一線の営業マンらが集う

 中部タンガロイ特約店会(会長=水谷彰宏氏・東亜機工社長)は7月27日午後6時30分から約2時間にわたり、名古屋市中区にある名古屋クレストンホテル(名古屋パルコ西館9階)シルバークレストンにて「タンガロイビアパーティー」を開催した。毎年恒例の行事で今回が24回目。会員の特約店・代理店など約120名が参加し、多彩な催しで楽しく親睦を深めた。
 冒頭、和田健二タンガロイ中部支店長が挨拶に立ち「日頃はタンガロイ製品の拡販に多大なるご協力をいただき誠にありがとうございます。本日は24回となるビアパーティーを開催させていただきます。23年間連続で参加していただいていた丸正の伊藤社長様ですが、愛機工南支部の行事と重なり、連続記録が23回で途切れてしまいました」などと話した後、タンガロイの近況を主に次のように報告した。
 ◎同社は「倍速加工の提案」を行っており、昨年の11月よりソリッドエンドミルの販売を再開。「皆様と共にこの製品を育てて行きたい」と和田支店長が協力を呼びかけた。
 ◎日本機械工具工業会の平成29年度技術功績賞全14件のうち、2件を同社が受賞した。
 ◎昨年も30件の新製品を発売。新製品の数では8年連続でナンバーワンを達成している。「我々の使命は、皆様に武器(新製品)を提供することだと思っています。今年も30件を目指して開発し、発売をして行きたい」。
 ◎トラスコ中山提供の「知られざるガリバー(消費者の知らないエクセレントカンパニー)」に取り上げられ、タンガロイをより知ってもらうことができた。
 ◎昨年はタイの現地法人が創立20年の節目を迎えた。同国でもしっかりとした実績があり、しっかりサポートができる。
 ◎切削技術講習会を積極的に開催。地区講習会だけでなく、客先に出向いた個別の講習会にも力を注いでいる。これは、商品説明がほとんどなく、切削技術をエンドユーザーにより深く学んでもらうものとなっており、数名の小規模なものから対応する。ユーザーを招いての倍速切削セミナーも従来にも増して積極的に開催している。
 ◎キャラバンカーを日本全国で展開しているが、中部支店管轄での稼動回数が全国で一番多くなっている(東京、西部、九州を足しても中部が上回る57%)。
 ◎今年は大阪と名古屋でインターモールド、また11月1日よりJIMTOFと大きな国内の展示会がある。これに合わせてキャンペーンを実施する。
 ◎目に見える形で商品をPRすることを考え、ホームページにムービーを数多くアップしている。カタログだけでは伝えきれない部分を動画で見てもらうことを積極的に進めている。「皆様方の販売ツールとして活用していただけるのではないか」。
 最後に和田支店長は、木下聡タンガロイ社長の「世界中のタンガロイの商品を使うお客様にファンになっていただきたい。世界で一番ファンの多いメーカーになりたい」との言葉を紹介し、挨拶を締めくくった。
 乾杯に際し、賛助会員の加藤久佳井高取締役営業副本部長が「タンガロイ製品を販売していただく一線の方と、それを支えている方がここに集まっておられます。非常に多忙の中、また暑い中、皆さん頑張っていただいてタンガロイ製品の拡販に努力しておられますこと、本当にありがたいと存じます。世の中、ここから5年、10年の間に相当変わると思います。車の電動化ということが盛んに言われています。どのようになって行くかは別として、今のままで過ぎるということはありません。このような時こそ、皆さんの若い力、若い対応力で次の時代を築いて行っていただきたい。今日お集まりの皆さん一人ひとりがファンを多く作ることに心がけて、お客様に一人でも多くファンになっていただけるようにすることが、我々の責務ではないかと思っています」と挨拶し高らかに乾杯の音頭をとった。
 会員同士で、しばし食事をしながら歓談に花を咲かせた後、毎年恒例となっている「ドリンク早飲み大会」や豪華景品が当たる「大ビンゴゲーム」、一発勝負の「ジャンケン大会」が行われ、パーティーは大いに盛り上がりを見せた。
 最後に毎回好評の、野崎憲昭特約店会幹事(常磐精機社長)が趣向を凝らし、各代理店や販売店の若手営業マンも協力してのパフォーマンスが行われた。人気芸人「ひょっこりはん」に扮した野崎社長が登場し、タンガロイの営業ウーマンを引き込んで芸を披露すると、盛り上がりは最高潮に。野崎幹事は「私は皆さまの笑顔を見るために、今日この場所へやってまいりました。タンガロイさまを盛り上げるためにも、11月に開催されるJIMTOFに一人でも多く参加できるようにタンガロイ製品の販売をし、タンガロイのファンを一人でも多く作るように頑張りましょう」と述べて、三本締めでお開きとした。

創業150周年を記念して
ゴルフコンペ盛大に開催
MINEZAWA 123名がプレー

 MINEZAWA(社長=峰澤彰宏氏、本社=岡崎市井田南町)は9月1日、創業150周年を記念して葵カントリークラブ(愛知県額田郡幸田町)でゴルフコンペを開催。主要取引先や同社社員123名が参加した。
 表彰式の場で峰澤社長は「150周年の記念に社史を作り、4月には創業100年から50年間使い慣れてきた『峰澤鋼機株式会社』という社名を『株式会社MINEZAWA』に変更させていただきました。その他に、社員から何かイベントの提案をということで本日のコンペと、11月2日・3日に岡崎市中央総合公園(武道館&体育館/岡崎市高隆寺町)で開催させていただきます『感謝祭』の企画提案がありました」とゴルフコンペならびに感謝祭開催の経緯を説明した。続けて「昨年、私どもは会社設立60年、第60期を終了いたしました。昨年8月に始まった第61期から『9年後に売上を倍増したい』という大きな目標を掲げております。そのための3カ年ということで昨年8月から第一次3カ年計画がスタートしています。人材の採用や収益など一部改善点はまだまだありますが第61期はほぼ順調に推移しました。また、計画のなかのひとつとして、今月から厚木に営業所を開設いたしました。いずれにせよ売上を倍増させるということは、頑張れ頑張れというだけでは決して成し得ることはできません。私を含め、会社の全員で知恵を出し合い、相談して、チャレンジして、取り組んでいきたいという思いを持って、敢えて売上倍増≠ニいう決意を発表いたしました。150年は当たり前ですが決してゴールではありません。155年、160年、200年を目指して、私どもMINEZAWAはこれからもしっかりと進んでまいりたいと思います」と、未来への決意と意気込みを語った。
 表彰式の最後には前田俊幸取締役が登壇し「本日ここにお集まりの皆さまに今まで助けていただき、この150年を迎えることができました。これから160年、170年を迎えるにあたって、改めて皆さまの商品でありサービスであり、そういったものを私どもにご提供、ご提案いただくことが、私どもが次の未来につなぐことができる唯一の方法だと考えております。これからも皆さんと一緒に次の世代に良い商品、良いサービスを提案できる会社となって、ここにいる皆さま、弊社社員、そして地域の皆さまに貢献できるような会社になっていきたいと思っております。」と、改めて参加者へ謝意を述べた。
 ゴルフコンペ上位入賞者は以下の通り。▽優勝=角田隆起氏(スーパーツール名古屋支店長)グロス92、HDCP21・6、NET70・4▽準優勝=今泉佑氏(アピステ・チーフ)グロス99、HDCP26・4、NET72・6▽3位=小出直哉氏(小出運送社長)グロス77(ベストグロス)、HDCP3・6、NET73・4▽4位=大島一弘氏(大島工業社長)グロス100、HDCP26・4、NET73・6▽5位=長尾茂氏(住友生命保険愛知東支社長)グロス87、HDCP13・2、NET73・8

愛機工組合 支部ビアパーティー
2019年新年賀詞交歓会担当支部
南支部 名古屋国際ホテルで

 南支部(支部長=森庸一氏・森哲社長)のビアパーティーは7月27日、名古屋市中区の名古屋国際ホテル「ガーデンサイド」で開催された。伊藤久輝氏(丸正社長)が幹事を務めた。
 冒頭、森支部長は「最近の景気は、皆さん顔色が良さそうに見えますし言うことはありません。強いて言えば、2020年にオリンピックが開催されますが、そこまでこの景気の良さがもつかどうか分かりませんが、落ちたとしてもリーマンショックのときのような落ち方はしないだろうというのが大方の見方のようです。南支部は現在40数社にまで減ってしまいましたが、最高で50数社の支部員が居ました。それくらい南支部は広くて大きいのですが、支部員の約70%が従業員10人以下です。数年後、支部員が減ってしまうかもしれませんが、皆さんのお力でこれを維持していければと思っております。また、来年の新年賀詞交歓会の担当支部は我々です。こちらも、皆さんのお力で、ぜひ成功させましょう」と挨拶し、乾杯の音頭をとった。
 連日猛暑の続くなか比較的過ごしやすい1日となった当日。宴もたけなわなったところで中川雅夫氏(ナカガワ社長)が「今日の最高気温は33度でしたが、これが涼しいと感じてしまうことは異常です。問題は、これが来年以降も続くということです。この暑さに対応した仕事の仕方というものを考えなければいけません。今日は多くの賛助会員の皆さんにご参加いただきましたが、次に南支部が集まるのは忘年会です。そのときは『非常に寒いなか…』という言葉で始まるでしょう。それまで皆さん、お身体をどうぞご自愛くださいませ」と挨拶。最後は1本締めでこの日はお開きとなった。
ビンゴ大会に大盛上り
西支部 スーパードライ名古屋で

 西支部(支部長=内藤和美氏・内藤商事社長)のビアパーティーは8月24日、名古屋市中村区のスーパードライ名古屋で開催された。矢野茂雄氏(滝川物産社長)が幹事を務めた。
 冒頭、内藤支部長が「本日は大変蒸し暑いなか、毎年恒例の当支部ビアパーティーにお集まりいただきありがとうございます。また、日頃より組合活動ならびに支部活動にご協力いただきまして誠にありがとうございます」と挨拶し、乾杯。ビアパーティーが始まった。
 参加者が冷えたビールや食事を楽しみ、ひとしきり会話に華を咲かせた後、西支部のビアパーティーでは恒例のビンゴ大会がスタート。上位入賞者に豪華景品が手渡されていった。
 宴もたけなわとなったところで梅村龍盛氏(梅村本店社長)が「本日は大変お疲れさまでした。毎年こうして皆さんと楽しくビアパーティーを開催でき、本当に嬉しく思っております。来年も、ここに居る皆さんとこういった楽しい時間を過ごしたいと思います。何卒ご出席を賜りますよう宜しくお願いいたします」と挨拶。最後に、参加者全員での3本締めで、この日はお開きとなった。

中部地域の当日納品や引き取りに対応
名古屋ロジスティクスセンター
Cominix 名古屋支店近くに開所

 生産性向上に貢献する工具の高度専門商社Cominix(社長=柳川重昌氏、本社=大阪市中央区)は7月20日、『Cominix名古屋ロジスティクスセンター』の開所式を開催した。
 式の冒頭、柳川社長は「7月初めから名古屋の新物流センターが稼働いたしました。12、3年前に東大阪に最初の大阪ロジスティクスセンター(東大阪市本庄西)を開設。これが大きな転機となり、色々なことが一気に変化しました。それから5年経ち、東北震災の少し前に北関東ロジスティクスセンター(群馬県邑楽郡大泉町朝日)を開設しました。名古屋、愛知県には日本の製造業の約3分の1が凝縮していますが、ここにロジスティクスセンターを作ろうと考え、当初は名古屋市郊外の一宮市などを予定していましたが、この地域には独特の販売方法があり販売店が問屋から集荷してそのままユーザーに届けることも多いということでしたので、名古屋の工具屋街の真ん中に作れということで色々探してまいりましたところ、名古屋支店の近くに良い物件がありました。ちょうど弊社では、卸、直需事業とも新しい責任者に代わりました。4月にはCominixと社名を変えました。新たな在庫センターも完成し、これから名古屋、愛知、中部の方々にもメーカーさんの力をお借りしながら攻勢をかけ、皆様のお役に立ちたいと存じます」と出席者に挨拶。テープカットを行い、名古屋ロジスティクスセンターの開所を祝った。
 倉庫内を内覧した後、会場を移して昼食会が行われた。その席で渡部哲郎Cominix第一営業本部長から「元々物流の拠点が多い小牧市に作ろうと思っていましたが名古屋市内でということで一生懸命探しました。昨年の6月初めにこの物件を見つけ、1年掛りで建物の改装工事を行い、設立運営となりました。見ていただいたようにまだスペースには余力があります。メインメーカーの皆様には我々が売るべき商材とか売らなければいけない商材をご提案いただいて、中部圏で成功できるロジにしていきたい」と決意を込めた挨拶があった。仕入先を代表して鍵谷夕住友電気工業ハードメタル事業部直需営業部長が祝辞を述べ、小宮信幸イスカルジャパン社長の力強い発声で乾杯し食事会がスタート。最後に渕上正秀Cominix専務取締役第二営業本部長が挨拶し、三本締めで締めくくった。
 『名古屋ロジスティクスセンター』は名古屋市のほぼ中央に位置する立地で、総敷地面積1024u、ロフトスペースのある建物の延床面積は777u。設備や改装工事など総投資額は約4000万円。作業者が商品をピッキングしやすい在庫棚の配置にしたほか、新基幹システムを活用することで出荷作業の効率化が図られている。業務委託する作業員を含め約10人で運営する。これまで中部地域の工具販売店やユーザーには北関東ロジスティクスセンターと大阪ロジスティクスセンターから商品を出荷していたが、受注日の納品や商品引き取りができず課題があった。これを踏まえ、新拠点には、北関東と大阪の両ロジスティクスセンターから全在庫の30%にあたる約4万点(6億円相当)を移管。立地を生かして、当日納品や引き取りに対応できるようになった。
【施設概要】
 ▽所在地=〒466-0064愛知県名古屋市昭和区鶴舞2丁目11-9
 ▽TEL=052(889)6570
 ▽FAX=052(889)6573
 ▽総敷地面積=1024u
 ▽延床面積=777u

新製品ニックネーム募集
OSG 締切迫る!

 切削工具メーカーのオーエスジー(社長=石川則男氏、本社=愛知県豊川市)は、東京ビックサイトで11月1日(木)から開催される日本国際工作機械見本市(JIMTOF2018)でAブランドに加わる新たな3枚刃油穴付き超硬ドリルを発表する。発売は2019年春を予定している。
 そこで同社は、この、既存の3枚刃油穴付き超硬ドリル『メガマッスルドリル』(TRS)から驚きの進化を遂げた新製品3枚刃油穴付き超硬ドリル=iADO-TRS)のニックネームを一般公募し、JIMTOF会場で発表するという同社初の試みを実施する。
 3枚刃ドリルは2枚刃に比べて切削抵抗が高く、切りくず排出性が悪いという印象を持つ利用者も少なくない。そのような問題から、加工環境や被削材によって3枚刃ドリルは使用が難しい場合が多くあった。
 新製品(ADO-TRS)は、力強い高速加工で多くのユーザが愛用している既存の3枚刃油穴付き超硬ドリル『メガマッスルドリル』(TRS)に最新技術を盛り込み大きく進化。2枚刃ドリルに匹敵する、こだわり抜いた低抵抗加工を実現している。細かい切りくずを生成する刃形状を採用することで通常の3枚刃ドリルでは不可能な切りくず排出レベルに達し、幅広い被削材で安定した高能率加工が可能となった。
 この新製品(ADOーTRS)にふさわしいニックネームの応募方法は同社WEBサイト▽URL=https://www.osg.co.jp/、もしくは公募チラシで。応募締切は10月10日(水)。

2018年10月21日(日)・2686号
The 29th JAPAN INTERNATIONAL MACHINE TOOL FAIR
JIMTOF2018特集号
第29回日本国際工作機械見本市
11月1日(木)から11月6日(火) 会場:東京ビックサイト
過去最大規模で開催
1085社が5524小間に出展
「未来へつなぐ、技術の大樹」
世界21か国・地域から1085社が出展
JIMTOF2018、11月1日開幕

 世界最大級の工作機械見本市「JIMTOF2018(第29回日本国際工作機械見本市)」(主催=日本工作機械工業会/東京ビッグサイト)が11月1日(木)〜6日(火)の6日間、東京ビッグサイト(東京都江東区有明)の全館を使用して開催される。日本をはじめ世界21か国・地域から1085社(直接出展832社、共同・内部出展253社)が5524小間に出展(9月30日現在)、過去最大規模での開催となる。テーマは「未来へつなぐ、技術の大樹」。最先端・最新技術が集まる2年に一度のモノづくりの祭典に、世界各国から15万人の来場者が見込まれている。
出展規模は過去最大
来場者数15万人を見込む

 JIMTOFは、
工作機械やその周辺機器が一堂に会する、モノづくりの総合見本市。1962年に大阪で第1回が開催され今回で29回目となるJIMTOF2018は、出展者数が前回展のJIMTOF2016の実績を116社上回り過去最多となった。このうち海外からは135社が出展する。
 今回は、東新展示棟を含めた会場全体(会場面積9万8540u)で、国内外の出展者を類別展示(主な出展製品ごとに出展企業を配置)する会場構成とする。「東1〜3ホール」に工作機械、鍛圧機械、その他関連機器▽「東4〜6ホール」に工作機械、制御装置及び関連ソフトウェア(CAD/CAM等)、その他関連機器▽「東7〜8ホール」に工作機械、精密測定機器、光学測定機器、試験機器、制御装置および関連ソフトウェア、その他関連機器▽「西1ホール」に機械工具(切削工具、耐摩耗工具)▽「西2ホール」に工作機器▽「西アトリウム」に機械工具、工作機器、出版▽「西3〜4ホール」にダイヤモンド/CBN工具、研削砥石、油圧・空気圧・水圧機器、歯車・歯車装置、機械工具、工作機器、その他関連機器が展示される。
 出展者数の増加に伴い、来場者数も15万人(前回展実績14万7602人)を超えることが期待されている。JIMTOF2018では、来場者向けのサービスとして「JIMTOF公式アプリ」を開設し、出展者情報やブース位置、各セミナーの詳細な情報や実施場所の紹介など、来場者の利便性向上につながるアプリケーションを提供する。さらに、来場者に多くの商談機会を提供するため、出展者との「マッチングシステム」を用意している。来場者は、公式ウェブサイトから事前入場登録の上、来場者専用サイト(URL:https://www.jimtof.org/MyPage/jp)にログインし、マッチング用の情報を登録することで、出展者が提供する製品やサービスの詳細な情報を検索することが可能。ニーズに合致した出展者に対して、ウェブサイト上で商談のための予約を申し込むことができる。
「つなぐ」をキーワードに多彩な催し
 出展者による展示に加え、会期中には「つなぐ」をキーワードに、モノづくりの世界を様々な角度から紹介する併催イベントが開催される。
 開催初日の11月1日(木)には、日産自動車取締役副社長の坂本秀行氏が「EVの性能向上に求められる技術革新」と題した基調講演を行う。さらに、2日(金)には元富士通取締役副会長の伊東千秋氏が「AIとIoTによる『ものづくり革新』」を、5日(月)には国立情報学研究所教授の山田誠二氏が「人と機械の“調度よい”関係を探る〜AI活用の現状と今後の可能性〜」を、6日(火)にはダイヤ精機代表取締役の諏訪貴子氏が「町工場の娘〜ダイヤ精機 代表取締役 諏訪貴子氏に学ぶ2代目の事業継承〜」をテーマに、それぞれ特別講演を行う。
 学生向け企画として、「JIMTOF見学ツアー」をはじめ、ものづくりの魅力をわかりやすく紹介する「工作機械トップセミナー」(3日(土))や「“学生のための”ものづくり業界紹介セミナー」(4日(日))などを実施。会期中には、会場内にて「第18回国際工作機械技術者会議(IMEC2018)」や工作機械関連のソフトウェア・ワークショップ、出展各社が最先端の技術・ソリューションを発表するワークショップも同時開催される。
「つなぐ」を体感、企画展示
 主催者企画展示は、「Connected Industries SHOWCASE @JIMTOF2018〜ものづくり新時代 IoT+生産現場=“つながる”への挑戦!〜」と銘打ち、IoTプラットフォームを活用して会場内の展示機をつなぐ≠アとにより、東京ビッグサイトを1つの巨大な工場に見立てる。さらにドラマ仕立てのプレゼンテーションや、IoT導入事例の紹介コーナーなど、IoTの一端を実感できるプログラムを用意している。
 また、特別展示は、本田技研工業の協力により、技術の集大成であるレーシングカーの実機を見ることができる。加えて、過去から最新に至るまでのエンジンの実機を陳列展示し、その特徴的な技術の説明をパネルに表記して展示することで、過去から“つながる”技術の変遷・進化を感じてもらう。
 その他JIMTOF2018では、海外で稼ぐ力を身に付けたい中小企業向けに、東京都中小企業振興公社による「海外販路開拓支援コーナー」なども設けられる。
 JIMTOF2018の開場時間は午前9時〜午後5時。入場料は当日3000円(税込)、前売1000円(税込)、学生無料(いずれも完全登録制)。事前入場登録、聴講申込みは公式ウェブサイトwww.jimtof.orgから。

主催・協賛団体別見どころ
日本工作機械
工業会

 JIMTOF2018には、日工会会員から89社が出展し、その規模は全体展示スペースの約半分となる2552小間に達する。出展各社とも、「未来へつなぐ、技術の大樹」というテーマの下、第四次産業革命時代に対応した最新鋭の工作機械、最先端の技術をこのJIMTOFで発信することで、来場者と、ものづくりの未来をつなげていく。
 同会では最近の技術動向を踏まえ、JTMTOF2018の出展動向を以下のように予想する。
 (1)実用段階に入ったIoT技術
 あらゆるものがインターネットとつながるIoT(Internet of Things)は、製造業に大きな変革をもたらし、ものづくりと情報の融合化は、急速に進展しつつある。
 工場の生産ラインに設置されている工作機械やロボットがインターネットに接続され、稼働状況や加工プロセス等あらゆる情報を「見える化」し、データハンドリングを行い、設備と設備、設備と人が協力して製造工程を最適化する。
 今回のJIMTOFでは、IoTプラットホームを一堂に集め、展示紹介する企画を実施する。工作機械メーカーが開発しているIoTプラットホーム同士やプラットホームに加入していない工作機械をもつなげて、東エリアを中心に東京ビッグサイトを一つの工場と見立てて、稼働状況などの情報を一括で見られるシステムを第7ホールに展示する。
 既に実用化段階に入ったConnected Industriesを実感することができる。
 (2)Additive Manufacturing(AM)技術の高度化
 近年、積層造形技術の高度化は進み、その技術を用いた製品の対象が試作から実製品へと急速に拡大してきており、金型や医療部品などを中心に従来型のプロセスからAMにより高機能化・軽量化を実現するプロセスヘの切り替わりが現実のものとなって来た。
 金属製品の製造方法の革新にも繋がるAMの技術動向は、今後の製造業を見通す上でも極めて重要な要素となる。同会では、2017年5月から三次元積層造形装置を会員カテゴリーに加え、AMを積極的に普及・促進して行くこととなった。
 今回のJIMTOFにおいても、三次元積層造形装置とともに切削や研削とのハイブリッド械が展示され、高速で精密な加工デモを多数見ることができる。
 (3)進化し続ける工作機械技術
 工作機械は、機械部品を必要とされる形状や精度に効率よく加工することを目的としている。この目的を達成するために各工作機械メーカーは、高付加価値の製品を常に研究開発し、市場に提供している。
 代表的なもののひとつとして、5軸マシニングセンタやターニングセンタなどの複合加工機が挙げられる。これらの機械は、複雑な形状の部品加工のみならず、一回の段取りで全ての加工が行えるため、加工物の段取り替えに伴う精度誤差を防ぐことができ、高精度、高効率の加工を実現することができる。
 また、工作機械のソフトウェアの高度化も忘れてはならない。近年は、工作機械の特性や加工プロセスを理解した上での高度な制御(知能化)が進んでいる。
 工作機械が高い精度の加工を継続的に行うためには、使用環境の状態に応じて調整を行う必要がある。回転軸の心ずれや傾きなどの幾何誤差を適宜、補償する幾何誤差補正技術、工作機械精度に大きく影響する熱変形について、温度情報をもとに熱変位量を推定し、補正を行う熱変形抑制技術、工作機械の長期使用によって生じる機械精度劣化による変化に応じて自動的に最適加工するための経年変化補正技術、等々、JIMTOF2018では、更に高度化したソフトウェア技術と出会える。
 また近年、特に注目されているのが、ロボットと工作機械の連携。素材のセット作業をロボットで自動化することで、作業ロスを減らし、ハードタイムの短縮を実現することができる。
 既に自動車業界では、ロボットを活用した完全自動化が進んでいるが、ロボットを組み込むことを前提とした工作機械や人と協働するロボット等、生産工程にロボットを利用して各種作業を自動化する流れは、今後も深化され、各業界に広がって行くことだろう。
 (4)最新工作機械技術の発信 〜第18回国際工作機械技術者会議(IMEC)の開催〜
 工作機械は、ものづくりの中核となる機械である。工作機械技術の高度化が世界の製造業の発展に影響を及ぼす。このように重要な役割を担う工作機械の技術向上を目的として、世界中から工作機械関連の研究者、技術者が集い、第18回国際工作機械技術者会議(IMEC)が開催される。
 11月4日(日)、5日(月)に「見えてきた未来のものづくり」を総合テーマに、国内外の研究者・技術者から15の興味深いテーマについて講演が行われる。
 また、JIMTOF会期中、東7ホールで開催されるポスターセッションには、国内外の研究機関から70にのぼる最先端の工作機械関連研究成果が発表される。11月3日(土)、4日(日)の2日間は説明員が常駐し、研究内容について解説される。
日本工作機械
輸入協会

 今回のJIMTOF2018では、同協会の会員42社が474小間のスペースに最新の技術を導入した輸入工作機械・周辺機器・切削工具等を展示する。
 多様な輸入工作機械の中でも、いずれも環境・省資源・省エネルギーに配慮し、アプリケーション・ソフトに優れた機械、高精度・高能率な多機能複合加工機械、微細加工に適した高精密機械等は、主に自動車、建設機械、一般産業機械、電機、エネルギー、航空機業界等において、世界をリードする日本の「ものづくり」の基盤となっている。
 また、高精密加工をサポートする、ソフトが充実した各種測定器、世界的に広く用いられているCAD/CAMシステム、複雑な形状の精密加工において、高速切削で長時間の使用を可能にする各種切削工具と工具研削盤、及び多種多様な加工に対応した治具等、欧米の先端技術水準の高さを披露する。
 さらに、欧米一辺倒ではなく、工作機械分野においても急成長しているアジア諸国の製品も出展して、ユーザーの多様な要請にも応えられるようにしている。
 アフターサービスの強化、ユーザーの要望に適したソフトの開発など、海外のメーカーと一体となって製造・販売・サービスの協業体制を確立することにより、輸入工作機械を日本市場により一層浸透させて、日本の「ものづくり」業界の発展に貢献する。
 同協会では、スイス大使館、スイス・ビジネス・ハブ及びスイス機械・電機工業会(SWISSMEM)との共催により、スイス工作機械メーカーと同協会の会員企業及びその顧客との懇親を深めるために、11月2日(金)12時〜14時、東京ビッグサイト会議棟1階101会議室にて「スイス・デー」昼食会を開催する。一昨年は日本とスイスの国交樹立150年の節目を迎え、アルプホルンの演奏、鏡割り等を行い文化面での交流も深める年となった。
 その他、同協会の会員とその顧客及び海外メーカーからの出張者を対象とする懇親パーティーを、11月4日(日)18時よりJIMTOF会場東6ホールの日本工作機械輸入協会の事務室にて開催する予定。
日本鍛圧機械
工業会

 同会からは、18社85小間の規模で会員企業が出展する。各社とも時代に合致した機械や技術力を、来場する工作機械ユーザーに提案する。
 【出展企業】
 エステーリンク▽オーセンテック▽大峰工業▽オプトン▽キャドマック▽向洋技研▽小森安全機研究所▽澁谷工業▽大東スピニング▽ティーエスエイチインターナショナル▽トルンプ▽バイカルジャパン▽バイストロニックジャパン▽富士機工▽村田機械▽ユーロテック▽ユタニ▽ロス・アジア
 また、同会の主催により来年7月に開催される「MF-TOKYO2019 第6回プレス・板金・フォーミング展」は、「つながる技術、ひろがる未来」を副題とし、現在出展者の募集を行っている。11月13日まで早期出展割引も設けている。URL:https://mf-tokyo.jp

主催・協賛団体別見どころ
日本精密機械
工業会

 同工業会は、東1ホールに28社187小間、西2ホールに2社(1社、東と重複)12小間、合計29社199小間を出展する。
 「超精密ソリューショングループ」を目指すことを共通のテーマに掲げ、会員各社がそれぞれユーザーの要求を満たすべく、精度、効率、スペースなどを具体的に追求した多くの機械、機器を展示、実演する。
 また、「日本人の匠技」をテーマに開催した「モノづくりコンテスト」の優秀作品も同工業会主催者事務室前の東-1で展示し、新たに工業会の紹介もビデオで行う。
 【出展企業】アルプスツール▽育良精機▽イマハシ製作所▽エグロ▽エバ工業▽北井産業▽北村製作所▽キラ・コーポレーション▽グリーソンサイクニ▽近藤製作所▽三愛エコシステム▽サンシン▽進興製作所▽スギノマシン▽タカハシキカイ▽太陽工機▽高松機械工業▽ツガミ▽東京タッピングマシン▽東振テクニカル▽東洋機械製作所▽東洋精機工業▽ナカニシ▽ナガセインテグレックス▽ナーゲル・アオバプレシジョン▽日進製作所▽白山機工▽長谷川機械製作所▽富士ホーニング工業▽平和テクニカ▽牧野フライス精機▽松田精機▽丸栄機械製作所▽メクトロン▽吉川鐡工
日本工作機器
工業会

 JIMTOF2018では、過去最大規模となる会員53社が西2ホールで最新の技術・製品を展示・実演する。
 ●部分品
 ボールねじ、直線運動用案内は、工作機械のみならず半導体製造装置やフラットパネルディスプレイ製造装置など多くの機械装置の位置決めにも広く使用されおり、近年の高速、高精度化の進展に伴い要求される機能も多様化している。これらの要求に対応した製品(メンテナンスフリー、省力化、高剛性化、高精度化、長寿命化、軽量化、コンパクト化、低騒音化、環境対応化など)が出品される。
 スピンドルは、小物加工に最適な小型高速回転のビルトインモータタイプのスピンドルなどが出品される。
 また、工作機械や各種産業機械向けの軸受、最新サーボモータ向けの軸継手(カップリング)、超薄型無励磁ブレーキ、高精度締結要素部品、ガイドを直接クランプし、ステージのブレーキ・位置保持を行う製品なども出品される。
 ●工作物保持具
 チャックは、多種類のワークの加工に対応し、治具交換を最大限に抑えた省段取り、あらゆる工作物を確実に把握する高把握性の製品、また、防塵対策により高耐久性を実現した製品、省メンテナンスに優れた製品、ユーザーの希望に沿って設計・開発される特殊仕様の製品などが出品される。その他にも、性能が進化した歪み取り加工用電磁チャック、アルミ・ステンレスなど非磁性ワークの吸着作業において容易なセッティングを可能にした真空チャックが出品される。
 回転センタは、高精度、コンパクトで多様な用途に合わせて選択可能なセンタ、ワーク穴着座感知式センタや交換頻度低減のエアーブローセンタ、各種用途に対応するカスタムメイドのセンタ類などが出品される。
 ●工具保
持具
 工作機械の高速化、高精度化、高剛性化、高能率化などの性能向上に対応するために、高把握力、高バランス、小型化、スリム化等を実現したNCツーリング、専用機用ツーリング、複合加工機用ツーリングなどの各種ツーリング、焼きばめホルダ及び焼きばめ装置等が出品される。
 また、省エネルギー・環境対応をはじめ様々なユーザーニーズに応じるために開発された製品、工作機械の主軸インターフェイスの多様化に向けたトータルツーリングシステム、難削材加工用に開発された製品、非接触、高機能ツールプリセッタなどが出品される。
 ●附属機器
 割出アタッチメントは、高精度、高速回転、高剛性、高クランプ力、コンパクト化など高度化、多様化するユーザーからの要求に対応できる各種CNC円テーブル、高精度、多機能化、高耐久性を実現した精密マシンバイス、ワーククランプ等が出品される。
 また、工作機械の温度管理に対する多様なニーズや、超精密加工ヘの対応や環境負荷の低減などに的確に応える液温自動調整機、機械が使用される環境と条件に適した給脂を実現し、メンテナンスフリーに貢献するオイル潤滑システム、クーラントユニットを集約したろ過機能付きクーラントポンプ、専用機からハンドツールまでマーキングに係る各種装置、専用治具から汎用治具まで対応できる治具パーツ、様々な用途や要求に対応可能な各種カバー、特殊強化プラスチックを採用し軽量化したツールポット、工場内の各種工程で発生する微細ミスト・粉塵等の対策に最適なミスト除去装置、集塵機等が出品される。
 ●講演会の開催
 JIMTOF2018工作機器最新技術講演会「工作機械の知能化のための要素技術」が11月5日(月)12時50分〜16時50分、東京ビッグサイト会議棟6階607+608会議室にて開催される。京都大学・松原厚教授、神戸大学・佐藤隆太准教授の講演や、三木プーリ、大昭和精機、THK、黒田精工、日研工作所による講演が予定されている。
日本機械工具
工業会

 同工業会は、西1ホールに69社(アトリウム1社含む)・445小間を出展する。
 ものづくりの原点である機械加工によるニーズは、ますます多岐にわたり、より高度なものとなっている。このニーズを実現する一翼を担うべく会員企業は特殊鋼から超硬合金、CBN/ダイヤモンド等での最適材質の選定、最適形状設計、最適コーティング技術を駆使して、世界最高レベルの機械工具の技術開発に努めている。
 今回の出展製品は、その技術開発の成果であり、ユーザーの加工現場の改善・進化に役立つものである。各社のブースでは切削工具の実演、大型画面を通じて一段と高精度、高能率化した出品物を間近に見ることで、大幅なコストダウンと加工製品の更なる高精密化を追求している機械工具メーカー各社のコンセプトを理解することができる。さらに、環境問題や安全対策、高齢化社会に対するソリューションを提案する。機械加工は省エネ、省資源化を推進するための優れた加工形態だが、さらにドライ、セミドライ加工や加工の高精度化により環境、安全対策の向上に大きな役割を担うことが可能な加工形態でもある。
 会員各社は国内外企業ともに刺激し合い技術開発を一段と活発化させている。自動車、工作機械、電子機器、鉄鋼、さらに医療機器、航空機、原子力などへと加工分野を広げている。同工業会が実施している『技術功績賞』への応募も大変多く、各社が新製品開発に注力していることを端的に示している。また、企業によっては新製品の売り上げ比率が50%近くに達するなど、製品開発競争が日本の機械工具産業の技術水準を著しく押し上げている。それらの新製品が今回も多数展示される。
 なお、同工業会は多忙な来場者の便宜に応えるため、出展社が特に注目してほしい機械工具製品や素材を網羅した冊子『機械工具の見どころ』を提供する。西1ホールのアトリウムに工業会事務局ブースを設け、無料配布する。また、『切削工具の手引書』(2015年5月発刊)、『全面改訂版超硬工具用語集』(2008年8月第2版発刊)をそれぞれ1500円で有償配布している。
日本精密測定
機器工業会
 今回は、東7ホールに移動し、会員27社より169小間の過去最大規模で、三次元座標測定機、表面粗さ測定機、輪郭形状測定機、真円度測定機、レーザートラッカー、ノギス、マイクロメータ、ダイヤルゲージ、プラグゲージ、その他ゲージ類、精密水準器などのスモールツールなど、最新の測定機器を多数展示する。
 また、同工業会では、精密測定機器が活用されていない領域に向けて、精密測定機器の有効性を示すことで更なる普及を図り、日本のものづくり産業の活性化に寄与するため、「精密測定機器活用セミナー」(第1部=精密計測の基本技術、第2部=計測技術動向と活用、第3部=三次元座標測定機の活用ヒント)を企画している。開催は11月5日(月)10時〜16時30分、東京ビッグサイト会議棟1階101会議室にて。定員120名(定員となり次第、締め切り)、参加費無料。受講は、同工業会HP(httpb://www.jpmia.gr.jp/information/)より案内書をダウンロードし申し込む。
ダイヤモンド
工業協会

 環境に優しく省エネと生産性向上に貢献するダイヤモンド/CBN工具。
 JIMTOF2018では、砥粒メーカー、工具メーカーなどの協会会員各社が最新の技術を駆使し被削材に対応したダイヤモンド/CBN砥粒及び工具を多数出品する。
 砥粒ではダイヤモンド/CBN工具の性能をより発揮させる製品等、また、工具では、自動車・軸受け、機械工具関連、電子・半導体関連向けの研削・切削・切断工具である部材加工工具、微細加工用工具等で鋸刃寿命向上、薄肉化等、様々な製品を見ることができる。
 ダイヤモンド/CBN工具は生産性の高い工具であることは勿論だが、環境に極めて優しくクリーンな工具という特徴がある。まさに、時代の要求に応える工具として注目される。
 【出展企業】アビコ技術研究所▽アライドマテリアル▽旭ダイヤモンド工業▽グローバルダイヤモンド▽イルジンジャパン▽インターナショナルダイヤモンド▽日本ダイヤモンド▽サンゴバン▽天龍製鋸▽豊田バンモップス
研削砥石工業

 同工業会からは、研削砥石の総合メーカー、専門メーカー13社が63小間に出展する。
■クレトイシ(4小間)
■ミズホ(4小間)
■タックス(2小間)
■ノリタケカンパニーリミテド(16小間)
■富士製砥(6小間)
■菅沼砥石製作所(2小間)
■エフエスケー(4小間)
■テイケン(6小間)
■チップトン(2小間)
■ニートレックス(9小間)
■ニューレジストン(2小間) 他
日本フルード
パワー工業会

 第29回JIMTOFには、同業界過去最大の出展社数となっており、新規出展社6社を含む以下の同会会員企業17社が最新の技術や製品等を実演・展示する。出展各社は、「環境対応」「省エネルギー化」「安全」「清潔」等をコンセプトに、ユーザーニーズに対応した各種の油空圧機器等及び同関連機製品並びに各種産業機械に使用される機械油・切削油・潤滑油等について需要業界へ広く広報・PR活動を行う。
 【出展企業名】ASK(新)▽出光興産(新)▽CKD▽正和▽住友精密工業(新)▽ダイキン工業▽大生工業▽千代田通商▽トリプルアール▽ニッタ(新)▽日東工器▽日本エンギス▽日本精器(新)▽日本ピスコ▽ハイダック▽廣瀬バルブ工業(新)▽油研工業〈50音順〉
 【同会取り扱い機器】
 ☆油圧機器…油圧ポンプ・モータ、油圧バルブ、油圧シリンダ、アキュームレータ、油圧ユニット等
 ☆油圧関連機器…油圧プレス、油圧継手、オイルチューナ、フイルタ、潤滑装置等
 ☆空気圧機器…空気圧バルブ、空気圧シリンダ、アクチュエータ、空気圧システム等
 ☆空気圧関連機器…コンプレッサー、空気冷却装置、空気圧継手、チューブ等
 ☆水圧機器…水圧バルブ、水圧ポンプ、水圧シリンダ、水圧継手、チューブ等
 ☆その他…作動油、切削油、擁動面油、潤滑油等
日本試験機工
業会

 同工業会は、試験機製造の専門家集団として試験機造りを通して社会の信頼に応えるべき活動を展開している。
 【今回の展示品について】
 ●山本科学工具研究社…高精度硬さ基準片、その他の標準工具(顕微鏡組織標準片、火花試験標準片、ハードネスター、シャルピー衝撃基準試験片)
 ●シグマ電子工業…釣合い試験機(立形釣合い試験機、横型釣合い試験機、一般回転体用フィールドバランサ、弾性ローター用フィールドバランサ、バッテリ駆動型フィールドバランサ、ワイヤレスフィールドバランサ、振動計、状態監視計)
 ●長浜製作所…横型ハードタイプバランシングマシン、立形二面測定バランシングマシン、小型ターボ用軸付きタービン専用バランシングマシン
 ●ユニパルス/ロボテック…世界最高レベルの回転トルクメータ「UTMU」、壊れにくい新発想ロードセル「Super Cell」、出力軸トルク測定機能付きギヤードサーボモータ「UNISERVO」、力を感知して吊り上げをアシストする電動バランサ「Moonlifter」

主催・協賛団体別見どころ
日本光学測定
機工業会

 ●非接触三次元測定機
 三次元測定機とは物体の形状を立体的に測定するもので接触方式と非接触に分けられる。同工業会会員が展示する製品は、光あるいは画像を利用して測定する非接触測定機である。
 測定方法には、測定物の大きさ、形状、要求精度により三角測量方式、同軸測定方式、レーザレンジファインダ方式、面計測方式があり、JIMTOFでは展示各社の展示品がどのような方式で測定しているかを比較することができる。
 ●表面粗さ測定機
 CD、DVD、ウエハなど身の回りの多くの機器の中に使われている部品は、高精密に加工された超精密な平面からできている。その超精密な平面を確保するために面精度を超精密に測定するのが表面粗さ測定機である。
 JIMTOFでは精度や測定方法を見ることができる。
 ●その他
 実際の測定物の形状を観察する各種の顕微鏡及び、その他エンコーダ等のいろいろな測定機器を展示する。
 【出展企業】オリンパス▽小坂研究所▽中央精機▽ニコン▽ニコンインステック▽アドコールファーイースト▽オーツカ光学▽コアーテック▽光コム▽日本ヴィジョン・エンジニアリング▽三鷹光器▽菱光社▽YKT▽SPIエンジニアリング▽フォトロン▽ポリテックジャパン▽丸紅情報システムズ
日本歯車工業

 今回のJIMTOF2018には、会員企業から5社が出展する。それぞれ歯車単体、歯車装置、歯車計測機、そして歯車工具等様々な製品の最新技術を見ることができる。
 【出展企業(50音順)・出展製品】
 ●大阪精密機械…ダイレクトドライブ方式歯車測定機CLP-85DDS、ダイレクトドライブ方式歯車測定機CLP-35DDS、全自動歯形・歯すじ・ピッチ測定機CLP-35S
 ●協育歯車工業…小型精密小径穴ギヤ、好評な小型精密ギヤBOXシリーズ、高精度で静粛性に優れた歯研スパイラルマイタ・ベベルギヤMG・BGシリーズ、歯面間の遊びがゼロのノーバックラッシギヤNS、NSU、NSG、ASGシリーズ、欧米市場の食品接触用途・規制適合の青POMギヤシリーズ
 ●小原歯車工業…KHK標準歯車、Jシリーズ、Fシリーズ、Rシリーズ、歯車工房、セミオーダー標準品、オーダー歯車
 ●DTR…ホブ、ブローチ、ピニオンカッター、マスターギヤ、超硬工具、研削機械
 ●東京テクニカル…CNC歯車試験機、CNC2歯面噛合試験機、CNCデジタルオーバーボール径測定機

JIMTOF2018  出展製品紹介
ナノマシニングセンタ「AZ275nano」
ソディック 小間番号E5004

 ソディック(神奈川県横浜市都筑区仲町台3―12-1)は、同社がこのほど開発した、ナノ領域での高品位加工をさらに向上する最上位機種ナノマシニングセンタ≠フ新製品「AZ275nano」を出展する。
 同製品は、ナノ加工13年の実績とノウハウを培った独自のアクティブ除振システムカウンタテーブル機構≠踏襲しつつ、その高加速度特性を最大限に活かす新型NC装置「LN4AZ」、および自社開発・製造の高周波アンプ「SAシリーズ」を新たに開発することにより、超微細・超精密領域における無振動での高速加工を可能にした。
 また、主軸に回転速度2万〜12万−1minの新・高速エアスピンドルを搭載することで、荒加工から仕上げ加工までの幅広い加工ニーズに対応し、XY軸ストロークアップによる加工領域の拡張と高効率化を実現する。
 近年、スマートフォンやタブレット端末機などのモバイルデバイスでは、より小型化・多機能化・高集積化が進んでいる。また、医療機器・バイオテクノロジ分野においても、構成部品の微細化・精密化が高度なレベルで要求されている。
 これらを構成する光学系・検査用の部品や超微細領域の特性を利用したデバイス、およびその部品の生産を支える金型の製造工程では、ナノ領域の加工精度が求められており、同製品は、このようなナノ領域での安定した超微細・超精密加工をさらに高速で実現し、次世代のナノテクノロジを支えるリニアモータ駆動ナノマシニングセンタである。2019年発売予定。
 【主な仕様】各軸移動距離(X軸×Y軸×Z軸)=300×250×100o▽加工領域(幅×奥行)=275×170o▽最大積載質量=5s▽主軸回転速度=2万〜12万−1min▽ツールホルダ形式=ダイレクトコレット▽最大切削送り速度=5000o/min▽最大加速度(X軸/Y軸/Z軸)=2G/1・5G/2G(加工時最大0・5G)▽工具収納本数=30本▽機械本体寸法(周辺機器含まず)=1350×2030×2050o
Aブランドの新製品と
航空機、自動車関連工具をメインに
オーエスジー 小間番号W1035

 オーエスジー(愛知県豊川市本野ケ原3-22)は、更なるマーケットシェア拡大を目指して「Aブランド」の充実をはかり、JIMTOF2018にてAブランドの新製品を多数お披露目する。また、航空機、自動車に関連したワークと工具を展示し、最先端加工技術をアピールする。ここでは、「Aブランド」の2製品を紹介する。
 ■Aブランド 超硬防振型エンドミルAE-VMSシリーズにロング刃長AE-VMLを新規追加
 AE-VMSシリーズは、多種多様な被削材・幅広い加工に対応し、高能率加工と作業時間短縮、コストダウン、加工面の仕上がりにこだわって開発された。潤滑性・耐摩耗性・高温耐酸化性に優れる新デュアライズコーティング≠施し、複合多層構造がサーマルクラックを抑制する。切れ味の良いポジ刃形で切削抵抗を低減、高剛性と切りくず排出性を両立した新溝形状により、バリ発生を抑制。不等リード・不等分割の採用でびびりを抑制し、安定した高能率加工を実現する。
 今回のAE-VMLロング形では、さらに進化し、大きな芯厚により高剛性を実現、高速側面切削を可能にする。また、刃先からシャンクにむけて芯厚が変化するウェブテーパにより、工具剛性を向上させ、加工面の倒れを防止する。さらに、強ねじれ仕様で、切削抵抗を低減し、安定加工を可能にし、従来の不等分割・不等リードに加えて、マイクロレリーフの採用で、びびり抑制効果をさらに高め、安定した高能率加工を実現している。
 ■Aブランド 高能率3枚刃超硬ドリルADO-TRSシリーズ 「高能率・低抵抗・高精度 すべてを叶える」
 ADO-TRSシリーズは、3枚刃の油穴付き超硬ドリルで、幅広い被削材で安定した高能率加工を可能にする。高い耐久性を有するEgiAs(イージアス)コーティングを採用し、広いチップポケットで、切りくずをスムーズに排出する。
 新開発のRギャッシュ(PAT.P.)を採用し、3枚刃ドリルでも、2枚刃に匹敵する低いスラスト抵抗と、抜群の切りくず分断性と切りくず形状安定性で、切りくずトラブルの低減を可能にした。
 3Dタイプと5Dタイプの2種類を用意し、軟鋼・低炭素鋼、炭素鋼、合金鋼、鋳鉄、ダクタイル鋳鉄と幅広い材料に対応し、安定した加工を実現する。
 直径・長さ違いの特殊品や、その他アルミニウム合金用の特殊品も要望に応じて対応する。発売は、2019年春を予定している。
世界最小のレーザーマーカーなど
各種刻印機をラインアップ
東 陽 小間番号E1080

 東陽(愛知県刈谷市中山町5-10)は、各種刻印機を出展する。世界最小のオールインワンレーザーマーカーの「NanoVIS」(オートメーター社製)や、ドット式刻印機「TMP1700/TMP4750」(テレシス社製)等の幅広いラインアップを揃えている。
 「NanoVIS」は、イタリア・オートメーター社が開発した全長30pを切る世界最小レーザーマーカーである。新技術e-Waveを搭載したコンパクトなレーザーユニット。機能を絞った低価格で、導入モデルとして最適である。@必要な機能のみに絞った低価格タイプAパワーサプライとマーキングソフトウェアを標準搭載Bオプションの専用遮光ボックスが特長。
 一方、「TMP1700」は@独自のエアリターン方式を採用したインパクトピンA高いコストパフォーマンスBPC不要、簡単操作のコントローラTMC470が特長。また、新製品として、タッチパネル方式で操作性・マーキング効率が格段に向上した新型専用コントローラTMC520も出展する。
 「TMP4750」は、深い刻印、広い刻印エリアを実現した新モデル。@より深い刻印を可能にしたダブルストライク機能ALEDライトを搭載して視認性向上B40o×140oの広範囲な刻印エリアが特長。
 ブースでは専門スタッフがスタンバイし、各ユーザーの刻印に関する悩み、課題に応じて、豊富なラインアップから最適な機種を推奨する。
 テストピースを持参すれば、その場で刻印サンプルを打つことも可能(限定機種)で、利用を呼び掛けている。
スリムハイドロチャックブラスターシリーズ
PHC・SA-C型/PHC・SA-NC型
エヌティーツール 小間番号W2006

 エヌティーツール(愛知県高浜市芳川町1-7-10)は、細身油圧チャックとして、効能率加工と刃具寿命の向上を追求した「スリムハイドロチャックブラスターシリーズ」を出展する。
 複雑な形状や深堀加工ではクーラント外掛けだけでは冷却が不十分になりがちという問題があるが、「PHC・SA-C型」はチャック先端と刃物シャンクとの隙間からクーラントを吐出することで刃先までの確実なクーラント供給を可能にした。
 「PHC・SA-NC型」は、先端キャップ部を交換することで、刃先の位置・形状に応じてクーラント吐出位置を変更可能。主軸回転の遠心力によるクーラントの拡散を抑制し、小径のテーパボールエンドミル加工でも切削部へピンポイントでクーラントを供給可能とした。

JIMTOF2018  出展製品紹介
ステンレス製クーラントホース
「ヒルトライン」
ライノス 小間番号 W1074

 ライノス(大阪市天王寺区空清町1―8)が出品するステンレス製クーラントホース「ヒルトライン」(スイス製)は、最高使用圧力(液体)が5MPaと、プラスチック製に比べて保持強度が非常に高い。
 金属への切削及び研削加工時の工具刃先や砥石への安定した冷却、ならびに給油・給水用として開発。耐久性に優れたステンレス素材SUS303を使用し、長寿命化を実現した。ホースの長さや形状を機上で自由自在に調整・操作可能。高圧クーラントや機械振動、切屑の干渉などによりホース形状が変化しないのも特徴だ。
 また、コネクターやジョイントホース、ジョイントアダプター、ノズルなどのパーツの形状や種類が豊富で、加工状況のさまざまな局面に対応できる。機械への取り付けやホースのジョイントも一般のレンチや専用レンチで簡単に行える。
 使用可能温度はマイナス30℃〜プラス100℃。最高使用圧力(液体)が725PSI(5MPa)で、最高使用流量は60g/min。新たに1/8〃ホースシステム0(ゼロ)が追加された。
世界をつなぐ
最先端ソリューション
住友電気工業 小間番号W1007

 住友電気工業(大阪市中央区北浜4―5―33)は、『世界をつなぐ最先端ソリューション』をテーマに、ターニング、ミリング、ドリリングの各種新製品に加えて、自動車、航空機、微細・新素材の用途別に革新的な加工法を展示する。
 見どころとなるのは、独自の素材や設計による切削工具やコーティング技術の紹介、また、プレゼン、各コーナーでの製品の加工映像も交えた最新製品の紹介など。
 主な出展製品は次の通り。
 ▽汎用性を追求したドリルの新機軸である超硬コーティングドリル「マルチドリル ネクシオ MDE型」。
 ▽高精度縦使いインサートで良好な加工面品位と優れた刃先強度を実現する、高能率&高精度チップ縦置き隅削りカッタ「SEC-スミデュアルミル TSX型」。
 ▽結合材を一切含まない究極のCBN工具で、高能率・高精度加工を実現するナノ多結晶CBN焼結体材種「スミボロンバインダレス NCB100」。
 また、海外展開サポートや超硬リサイクルについて、ツールエンジニアリングセンタ(国内外に12カ所)での研修やテスト加工、ライン診断などの取り組みや、超硬合金のリサイクル事業を紹介する。
 【問合せ先】ハードメタル事業部TEL072(772)4531、名古屋TEL052(589)3873
刃先交換式ボールエンドミル
「スウィングボールネオ」
ダイジェット工業 小間番号W1046

 ダイジェット工業(大阪市平野区加美東2―1―18)は、好評の刃先交換式ボールエンドミル「スウィングボール」の切削性能を向上させた、新製品「スウィングボールネオ」(SWBX/MSWX形)を出展する。
 同製品は、本体に独特な形状の凸キーを設けることにより、インサートを強固に固定でき、金型の総焼き材や肉盛り材などの高硬度材でも安定した加工が行える。取り付けインサートは、主刃・副刃形状であり、キー溝付きタイプ。
 インサートの動きを固定させることで、取り付け時の繰り返し精度を安定化。荒加工のみならず、タービンブレードなどの中仕上げ加工領域においても高精度な加工が行える。
 ブレーカー付き低抵抗形インサートは、耐欠損性と耐摩耗性のバランスに優れた鋼材加工用材種「JC5240」と、一般鋼、鋳鉄やプリハードン鋼が加工可能な汎用性材種「JC8118」を採用。刃先強化形インサートは、50〜60HRCの肉盛り材や焼き入れ鋼の加工が可能な材種「JC8118」及び「JC8015」を採用した。
 主な用途は、炭素鋼、工具鋼、プリハードン鋼、鋳鉄、ステンレス鋼等の、曲面加工、肩削り加工、溝加工等の荒〜中仕上げ加工。
 サイズは、本体モジュラーヘッドタイプがφ16、φ20、φ25、φ30(4形番)、本体エンドミルタイプがφ16、φ20、φ25、φ30(7形番)。
 標準価格は、本体が3万1300円〜、インサートが主刃3390円・副刃2500円〜(いずれも税抜き)。11月1日より発売開始。
東8ホール単独展示で見せる
デジタルファクトリー
DMG森精機
 小間番号E8001
 DMG森精機(名古屋市中村区名駅2-35-16)は、「DMG MORI デジタルファクトリー」をテーマに、東8ホールにて、出展企業中最大となる2160uのブースを単独出展する。
 主な見どころは次の通り。
 @5軸化/複合化
 5軸加工機による生産性向上、周辺機器を含む幅広い複合化を提案。日本初披露となる2台の大型5軸加工機「DMU 200 Gantry」と「DMU 340 Gantry」を出展。
 A自動化
 組合せ自在のモジュラーロボットシステムMATRISを紹介。ロボット、ローダ、パレットプールなどの自動化システムを多数展示。
 Bデジタル化
 DMG MORIの提案するコネクテッドインダストリーズを、ヒューマンマシンインタフェースCELOS、機械の稼働を監視するDMG MORIメッセンジャーで紹介。AIソリューション、デジタルツインの案内。
 Cテクノロジーエクセレンス
 自動車・航空宇宙・金型・医療の4つの業種のエキスパートによる加工ソリューションの提案。
 Dアディティブマニュファクチャリング
 パウダーノズル方式を採用した「LASERTEC 65  3D hybrid」とパウダーベッド方式を採用した「LASERTEC 30  SLM 2nd Generation」を出展。
 Eトレーニング/デジタルサービス
 各種スクール・トレーニングを用意し、加工技術者の育成を手厚くサポート。CELOS Clubや主軸3年保証などアフターサービスを紹介。
 FDMG森精機認定周辺機器
 世界中のパートナーと連携し、周辺機器を含めたトータルソリューションを提案。
 G第13回切削加工ドリームコンテスト表彰式/作品展示
 全応募作品を展示。11月1日(木)には、DMG MORIブースにて表彰式を開催。
 【同時開催】
 東京グローバルヘッドクォータ オープンハウス
 ソリューションセンタには最新機種を含む25台以上の工作機械を展示し、JIMTOF会場とは違ったデモ加工を見ることができる。
 ◎無料シャトルバスを20分おきに運行(JIMTOF会場との行き来に利用できる)◎リラックスできる空間(昼どきには美味しい弁当も用意。15時半以降はハッピーアワーも開催予定)◎「DMU 50  3rd Generation」を使用した5軸加工体験実施(要事前登録)
新潟県小千谷市から出展の6社が企画
「JIMTOF2018おぢや
スタンプラリー」開催

 新潟県小千谷市は、自社ブランドを持つ優れた工作機械、工作機器のメーカーが多く集まっており、11月1日から東京ビッグサイトで開かれるJIMTOF2018(第29回日本国際工作機械見本市)に、同市に本社を置く6社が出展する。同市の人口は3万6000名弱で、人口あたりのJIMTOF出展社数は日本一とされる。
 今回、この6社でつくる「JIMTOF2018おぢやスタンプラリー実行委員会」(実行委員長=酒巻弘和氏・ユキワ精工社長)の主催により、小千谷市が工作機械、工作機器のメーカー集積地であることを認識してもらうとともに、同市内のメーカー名を覚えてもらうことを目的として、JIMTOF2018会場で小千谷市から出展の6社をめぐる「JIMTOF2018おぢやスタンプラリー」を開催する。後援は小千谷鉄工電子協同組合(同組合創立50周年記念事業の一環)。
 実施期間は、JIMTOF2018開催期間中(11月1日(木)〜6日(火))。小千谷市から出展の6社すべての小間を訪問して応募ハガキにスタンプを集め、ハガキを投函すると応募者の中から抽選で“小千谷の名産品”が当たる。
 景品の“小千谷の名産品”は、特賞が魚沼産コシヒカリ新米60s(1名)、A賞が魚沼産コシヒカリ新米3s(30名)、B賞が小千谷そば・うどんセット(30名)、C賞があられ詰め合わせ(30名)。
 応募は一人1通とし、各社小間にて来場登録を行う。応募の締切は11月21日消印有効。当選は商品の発送をもって代えられる。発送先は日本国内に限り、特賞の新米60sは分割での発送となる。
 小千谷市からJIMTOF2018に出展する6社は次の通り(50音順)。
◆オヂヤセイキ(小間番号=東7ホールE7123)
◆第一測範製作所(同=東7ホールE7025)
◆タカハシキカイ(同=東1ホールE1051)
◆日本ベアリング(同=西2ホールW2015)
◆ユキワ精工(同=西2ホールW2028)
◆理研精機(同=西2ホールW2050) 

第8回バルブフォト
五七五コンテスト開催
日本バルブ工業会 バルブのイメージキャラクター「ばるちゃん」

 水道の蛇口から宇宙ロケットのエンジンにいたるまで、さまざまな場所で使われているバルブ。そのバルブと我々の暮らしや産業のつながりを、写真と川柳で表現するコンテストが今年も開催される。ユーモアあふれる作品、芸術的な作品、ほのぼのできる作品、切れ味鋭い作品を日本バルブ工業会(会長=中村善典氏、2018年9月1日現在正会員数=116社、賛助会員数=65社)が只今募集中だ。
 バルブの写真とそれに相応しい川柳、作品タイトルを添えて同工業会ホームページ(URL=https://j-valve.or.jp/)にある応募フォームまたは、応募用紙をダウンロードし必要事項を記入のうえ、写真(JPEG形式の写真データを収めたメディアも可)を同封して、以下宛へ送付すれば応募完了だ。〒105-0011 東京都港区芝公園3-5-8 機械振興会館510 (一社)日本バルブ工業会「バルブフォト五七五」コンテスト係まで。
 応募にあたっての重要な注意点が応募要項に記載されているほか、応募点数の制限や審査対象の範囲が前回コンテストから変更されているので、ぜひ目を通してほしい。
 最優秀作品賞(1名)に賞金10万円、広報委員長賞(1名)に賞金3万円、優秀作品賞(3名)に賞金各3万円、入選(10名)に賞金各1万円が贈られるほか、入賞者にはもれなくバルブのイメージキャラクター「ばるちゃん」のぬいぐるみ1個と記念の盾が贈られる。
 入賞者には、2019年3月上旬までに通知が届き、入賞作品は同工業会ホームページで公開される(2019年3月中旬予定)。また、刊行物等にも掲載する場合がある。入賞作品の著作権は写真・川柳ともに日本バルブ工業会に帰属する。

売上高前期比12・2%増
自動車・航空機向け増加
岡谷鋼機 19年2月期上期決算

 岡谷鋼機(社長=岡谷篤一氏、本社=名古屋市中区)は9月28日、平成31年2月期第2四半期(平成30年3月1日〜同8月31日)の決算を発表した。
 連結経営成績(累計)は、売上高4575億3400万円(前期比12・2%増)、営業利益100億6100万円(同19・0%増)、経常利益122億700万円(同12・1%増)、純利益82億6500万円(同10・5%増)と、売上を除き第2四半期としては過去最高を記録。営業利益は初めて100億円台に到達した。
 セグメント別売上高では、「鉄鋼」部門1898億円(前期比11・5%増)、「情報・電機」部門959億円(同9・1%増)、「産業資材」部門1424億円(同16・6%増)、「生活産業」部門292億円(同7・3%増)とすべてのセグメントで増加。なかでも「産業資材」部門は化成品の原材料価格の上昇に加え自動車関連や航空機向けが増加し、「鉄鋼」部門では国内・海外子会社で一部減益となったものの国内外での鋼材価格の上昇に加え鉄鋼、特殊鋼ともに数量が増加。こうした背景から両部門での売上高は2ケタ増となった。
 通期業績の上方修正は? との問いに岡谷社長は「正直、上方修正したいとは思っておりますが原材料のコスト上昇、金利の動向や為替が少しでも振れるとどうなるか分かりません。こうした先行き不透明感から、年初に発表した通りの業績予想でいきます」と慎重な姿勢を見せていた。
北海道胆振東部地震の
被災者に義援金
岡谷鋼機

 岡谷鋼機と同社国内グループ会社は、北海道全域に甚大な被害を及ぼした今年9月6日の北海道胆振東部地震により被災された方々に対し、社会福祉法人愛知県共同募金会を通して、100万円を義援金として寄付した。
 同社は「被災地の皆様に心よりお見舞い申し上げますとともに、1日も早い復旧をお祈り申し上げます」とコメントしている。

“予期せぬ出会い”を創出
異業種交流展示会「メッセナゴヤ2018」
事前入場登録・商談サービス受付中

 メッセナゴヤ実行委員会(構成団体=愛知県、名古屋市、名古屋商工会議所)は、愛・地球博の理念を継承する事業として、中小企業の販路拡大と異業種交流を目的に国際総合見本市「メッセナゴヤ2018」を11月7日(水)〜10日(土)の4日間、ポートメッセなごやにて開催する。現在、メッセナゴヤ公式ホームページ(https://www.messenagoya.jp/)より事前入場登録を受け付けている。
 併せて、今年の新サービス「メッセナゴヤAIマッチング」の来場者への公開を開始しているほか、昨年よりリンカーズとの共同企画として実施している大手・中堅企業への持ち込み提案商談会「メッセBIZ」における発注案件(ニーズ情報)も公式ホームページにて公開している。
 「メッセナゴヤAIマッチング」は、展示会として日本初の試みとなる、人工知能(AI)によるビジネスマッチングサービス。名古屋大学発のAIベンチャー企業「キスモ」と共同開発した、機械学習を用いたビジネスマッチングシステムを導入した。具体的には、企業・団体の出展者及び、システムを利用する来場者のデータを収集・分析し、出展者・来場者の興味関心を機械学習し、商談候補先を抽出して提案する。これにより、各社が既存の取引先や限られた範囲内における商取引に留まることなく、これまで気づかなかった相手との出会いをサポートし、新たな付加価値を創出するビジネス交流を促進する。
 【メッセナゴヤAIマッチング(来場者用)利用の流れ】@メッセナゴヤ公式ホームページより事前入場登録を行う。A登録後、「来場者マイページ」内の「メッセナゴヤAIマッチング」よりログイン。BAI(人工知能)が推奨する出展者をおすすめ順に提案。C気になる出展者を「お気に入りリスト」にチェック。※公式ホームページ内「出展者一覧」より「事前アポイントシステム」の併用も可能。Dメッセナゴヤ当日、もしくは前後にて商談可能。

 「メッセBIZ」は、ものづくり系マッチングサービスを展開するリンカーズとの共同企画で、大手・中堅企業の発注案件と、メッセナゴヤの出展者・来場者をマッチングする商談会。事前エントリーにてマッチングした企業は、専用ブースで直接商談を行うので、普段ではなかなか出会うことができない大手・中堅企業の発注担当者の生の声を直接聞くことができる。本年度はコニカミノルタ、大成建設、LIXILなどの大手企業からの案件のほか、様々な企業からのニーズ情報を提案し、ビジネスチャンスを訴求する。詳細については、公式ホームページにて順次発表する。
 【メッセBIZ利用の流れ】@メッセナゴヤ公式ホームページ内の専用サイト(https://www.messenagoya.jp/messebiz)より申込み。※申込み後、事務局よりエントリーシートを送付。A自社のシーズ情報や技術力などを記載したエントリーシートを事務局へ送付。※技術力などをアピールする効果的な書き方をリンカーズがサポート。B発注者及び事務局にて、エントリーシートを精査し、商談する出展者・来場者を決定。Cメッセナゴヤ当日、特設会場にて発注者と直接商談。

メッセナゴヤ2018
開催概要

▽主催=メッセナゴヤ実行委員会(構成=愛知県・名古屋市・名古屋商工会議所、委員長=三矢誠名古屋商工会議所副会頭)
▽会期=2018年11月7日(水)〜10日(土)
▽会場=ポートメッセなごや(名古屋港金城ふ頭)
▽開場時間=10時〜17時(但し、9日(金)は18時まで、10日(土)は16時まで)
▽入場料=無料
▽規模=1437社・団体/1728小間
▽目標入場者数=6万5000人(前回6万2831人)
▽事前入場登録=メッセナゴヤ2018公式サイト(https://www.messenagoya.jp/)より登録

優勝は相澤純氏(クボタケミックス)
節目の第50回名管会ゴルフ大会開催
愛知県管工機材商協組春日井カントリークラブで

 愛知県管工機材商業協同組合(理事長=大藪淳一氏・大清社長)の名管会(幹事長=北村憲正氏・龍玉精工社長)は9月11日、愛知県春日井市の春日井カントリークラブ東コースで、節目となる第50回名管会ゴルフ大会(競技方法/Wぺリア方式ほか、ローカルルールに準ず)を開催。組合員、賛助会員合わせて54名がゴルフの腕前を競い合った。
 この日はあいにくの天気だったが全組のラウンドが無事終了し、クラブハウス内では北村幹事長が司会進行を務め表彰式が執り行われた。成績発表の前に大藪理事長が挨拶に立ち参加者に労いの言葉をかけ、続いて「第32回管工機材・設備総合展」(10月4日〜6日開催済み)直前の今大会であったことから展示会実行委員長の成田幸隆氏(大成工機商会社長)がメーカー・賛助会員へ出品のお礼と来場者動員のお願いを兼ねて挨拶に立った。成績発表に移り各賞受賞者にそれぞれ盾や賞品などが手渡され、見事優勝を飾った相澤純氏(クボタケミックス)がその喜びをスピーチ。最後は村井善幸副理事長(オータケ社長)の挨拶で、この日の全日程が終了した。
 上位入賞者とスコアは以下の通り。◆優勝=相澤純氏(クボタケミックス)▽グロス82▽HDCP12・0▽NET70・0◆準優勝=鈴木則之氏(八幡ねじ)▽グロス93▽HDCP22・8▽NET70・2◆3位=原嘉輝氏(オンダ製作所)▽グロス87▽HDCP15・6▽NET71・4◆4位=安井文康氏(組合理事、錦興業社長)▽グロス99▽HDCP27・6▽NET71・4◆5位=畔柳富二男氏(武田機工)▽グロス89▽HDCP16・8▽NET72・2◆ベストグロス賞=北村幹事長▽グロス76▽HDCP3・6▽NET72・4(6位)。

炉端焼き所で盛大に盛り上がる
愛機工青年部 ビアパーティー開催

 愛知県機械工具商業協同組合(理事長=水谷隆彦氏・ミズタニ機販社長)の青年部(部長=滝澤有一理事・松本商店社長)は8月8日、名古屋市中区にある炉端焼き所「喰海(くうかい)名古屋栄錦本店」で加藤大樹青年部会合担当幹事補佐(マルマン商事)の司会進行によりビアパーティーを開催した。
 冒頭の滝澤部長の挨拶に続き、大矢誉宏理事(大矢伝動精機社長)の乾杯の音頭で会はスタート。参加した青年部員らは話に花が咲き、席を移動して全員で懇親を深めるなか宴もたけなわとなり、最後は服部嘉高青年部副部長(組合理事、服部商会社長)の中締めの挨拶と一丁締めで会はお開きとなった。
 ビアパーティーの前に青年部は役員会を開催。@7月14・15日に開催されたキャンプの集いに関する報告、A野球大会に関する報告、Bビアパーティーの件、C講演会の件、Dレクリエーションの件、E新入部員の配属先などの件、以上に関する報告などを行った。C講演会に関しては、ビアパーティー当日現在、講師の選定と日程を調整中とのこと。またDレクリエーションに関しては、2019年2月2日(土)に開催を予定しているとのことだ。

ビール片手に暑気払い!!
名機工同友会 名古屋国際ホテルで

 名機工同友会(会長=吉野栄一氏・吉野機械工具社長)は8月7日、名古屋市中区にある名古屋国際ホテル13階「ガーデンサイド」で、毎年恒例となっているビアパーティーを開催し20名が参加した。野崎憲昭総務幹事(常磐精機社長)が司会を務めた。
 喉がカラカラな参加者がお待ちかねということで、吉野会長の手短な挨拶と乾杯の音頭でビアパーティーは開幕した。
 冷えたビール、美味しい料理に舌鼓を打ち、あちこちで笑いの絶えない時間もあっという間に過ぎ去り宴もたけなわとなったところで、和久田修志副会長(三和商事社長)の提案により鈴木俊雄相談役(マルマン商事会長)と田中知之氏(ミユキ商會会長)が中締めの挨拶に。最後は三本締めで、約2時間の楽しいひとときは終了した。
 同会の今後の活動予定は、●10月30日(火)18時30分より東京第一ホテル錦(名古屋市中区)で10月例会開催、●11月26日(月)18時30分より東京第一ホテル錦で11月例会開催。●12月13日(木)19時より12月例会(忘年会)開催。●2019年1月16日(水)18時より東京第一ホテル錦で新年会開催。となっている。